1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 18:47:09.143 ID:1+nMctL90
前夜


B「お前好きな人とかいんの?」ポチポチ

C「んー、秘密」

B「いいじゃん別に。どうせバレるよ」ポチポチ

C「えぇ、んー……実は、Aが好き」

B「マジで?まあ小学校同じだもんな」ポチポチ


現在


A「いや、そうなんだけどさ」

B「Cもたぶんお前のこと好きだぞ」

A「マジで?」

B「けっこう噂になってる」

A「考えてみるわ。サンキュー」

8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 18:51:39.857 ID:1+nMctL90



B「なあ、俺今日Aと話したんだけどさ」ポチポチ

C「うん?」

B「A、お前のこと好きらしいよ」ポチポチ

C「えっ!!」

C「嘘でしょ」

B「マジ。直接聞いた」ポチポチ

C「ええ、どうしよう」

B「大丈夫だって。がんばれ」ポチポチ


次の日

B「C、お前のこと好きらしいぜ」

A「マジで??ガチ??」

B「うん。マジ。部活もバレー部でクラスも同じだろ」

A「いや、そうやけど。マジでか」

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 18:55:04.392 ID:1+nMctL90
ある日

A「Cと付き合ったわ」

B「マジで?やったな。俺も彼女欲しいわ」

A「お前は無理だよ」

B「しねよ笑」




B「AとC、付き合ったらしいよ」ポチポチ

D「そうなの?お似合いだもんね」

B「まあ、そうね」ポチポチ

D「じゃあ夏祭りも二人で行くかな?」

B「そうだろ。多分」ポチポチ

D「Bも彼女作らないの?」

B「俺はゲームと友達と部活で忙しい」

D「ふーん」

16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 18:59:26.176 ID:1+nMctL90
B「Aと付き合ったらしいな。おめでとう」ポチポチ

C「ありがとう。Bが相談乗ってくれたおかげ」

B「いやいや。いいやつだから別れんなよ」ポチポチ

C「うん、大丈夫」


B「いいな~。彼女。」


ある日

A「C、  じゃなかった」

B「 ったんかい。まあ彼氏いたしな前」

A「まあそうなんだけど。性格も顔もかわいいけど、遊んでもあんまり話題ないんだよ」

B「普通のノリで話せばお前おもろいじゃん」

A「Cの前ではそうはいかん」

B「何してんの?」

A「ゲームとか、散歩とか」

B「まあそれもいいんじゃないの」

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 19:02:53.725 ID:1+nMctL90
ある日の夜

C「Aと遊んでも話しが持たない・・・」

B「んー、何話すの?」ポチポチ

C「色々。部活とか学校のこととか」

B「友達と恋人は違うってことなんじゃない。わからんけど」ポチポチ

C「Bと話すときみたいに話してほしいな~」


次の日


B「よう、何してんの」

C「恋愛相談」

D「乗ってあげてる」

B「ほー、仲良かったっけお前ら」

C「D面白いもん」

D「C面白いもん」

B「へえ笑」

23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 19:07:20.947 ID:1+nMctL90
別の休み時間


A「B彼女作らないの?」

B「そりゃ欲しいけど好きな人がおらん」

A「Eは?」

B「あー、仲いいけど好きまではいかんな。」

A「男友達多いけど、一途だぞ」

B「お前仲いいもんな。C妬かねえの?」

A「ちょっとな。でも友達だしほんとうに好きなのはCだけ」

B(ふーん)





C「Aのこと好きだけどEが邪魔する」

B「でもAはCが好きらしい。本当に」ポチポチ

C「そう言われても…」

B「まあ、わかるけどね」

25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 19:11:30.726 ID:1+nMctL90
A男「夏祭り一緒に行こうぜ」

B太「いいぞ。」

A男「夜はC子と行くけどいいか?」

B太「マジかよ、いいな。夜だれといこっかな」

A男「E恵とかD美は?」

B太「うーーん、いいわ。他の男友達と行く」

A男「そうか、まあ頑張るわ」

B太「何をだよ」

A男「男らしくデートするだけだよ」

B太「割とそーゆーとこ好き」

A男「かっけーだろ」

28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 19:15:31.630 ID:1+nMctL90



D美「B太祭り誰と行くの?」

B太「適当に男友達と」

D美「ふーん、女の子と行かないんだ」

B太「男とのほうが楽しいからな」

D美「じゃあいいけどッ」


夏祭りの後の日

A男「祭り楽しかったな」

B太「おもろかったな」

C子「ほんとにね」

D美「いいな~カップル」

A男「いいだろ」

B太「だりっ笑」

C子「ふふふ」

29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 19:19:04.512 ID:1+nMctL90
クリスマス前


A男「プレゼント選び手伝ってくれ」

B太「女に頼め」

A男「いいじゃん」

B太「いいけど」





B太「クリスマスって何もらったらうれしいもん?」ポチポチ

D美「なんでもうれしいけど、残るものとか」

E恵「なんでもうれしいよ! B太誰にあげるん?ワラ」

B太「女の子ってよくわからんな…」

31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 19:22:15.215 ID:1+nMctL90
プレゼント選び


A男「あそこ行ってみようぜ」

B太「まあ行くとしたらあそこしかないな」

SHOP [VIP]

B太「なんでもいいけど、食べ物とかより置物とかのほうがいんじゃね。アクセサリーは学校でつけられんし」

A男「なるほど」

1時間後

A男「これでいいや」

B太「優柔不断だな俺ら」

A男「間違いない」


クリスマス後


A男「成功した」

B太「これがC子からの?すごいセンス。他人と違うよなあの子」

A男「よくわからんけどC子らしい」

32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 19:25:45.984 ID:1+nMctL90



A男「受験めんどくせ~、B太どこ行くの?」

B太「俺VIP公立高校」

A男「じゃあ高校ちげえな」

B太「マジ?どこよ」

A男「VIP工業高校」

B太「そっか」

A男「まあ、今と大して変わらんよ」

B太「C子は?」

A男「VIP国際高校らしい」

B太「あったまいいなアイツ」

A男「ほんとにな」

B太「離れてもやっていけるんかい」

A男「どうにかなるって」

B太「そうか、そうだな。大丈夫だ」

33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 19:30:10.742 ID:1+nMctL90


B太「C子VIP国際いくらしいな」ポチポチ

C子「そう。B太は?」ピコン

B太「VIP公立」ポチポチ

C子「B太っぽい。校則ゆるいもんね」ピコン

B太「部活入らなくていいし、坊主もう嫌」ポチポチ

C子「D美もVIP公立みたいよ」ピコン

B太「マジで?へえ、受かるんかよあいつ」ポチポチ



B太「お前VIP公立受けるらしいな」ポチポチ

D美「今のとこね!B太もだよね!」ピコン

B太「せや」ポチポチ

B太「受験か~、めんどくせ~」

B太「変わらんよな。あそぼ。」

B太「A男遊ぼうぜ」ポチポチ

34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 19:32:42.088 ID:1+nMctL90



A男「部活終わっちゃったな」

B太「高校でもバレーやるの?」

A男「もちろん」

B太「じゃあ高校まで遊びまくろうぜ」

A男「もちろん!!」

B太「みんな受験忙しそうだな」

A男「俺らもだけどな」

B太「余裕でしょ」

D美「そんなこと言ってると落ちるぞ~!」

B太「いきなり入ってくんな!」

A男「余裕じゃ!」

先生「はよ教室入らんかいバカ共」

「「うぃす」」

36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 19:38:33.499 ID:1+nMctL90
暑い暑い夏の日

B太「最近どうよ」

C子「んー、ケンカしたりもするけど大丈夫」

B太「へえ、何かあったら言えよ」

C子「うん、ありがとう」

C子「ほんとに」


暑い暑い夏の日の夜

A男「ちょっと話そうぜ」ピコン

B太「おう、家行くわ」ポチポチ



B太「どうした」

A男「なんか最近あんまりよくない」

B太「部活も終わったし一緒に帰るだけじゃなくて遊んだりできるやん」

A男「いや、C子家厳しいから塾とか」

B太「ああ、そうか…」

37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 19:41:39.913 ID:1+nMctL90
A男「なんかそっけねえし、もともとよくわからん子やからどうしたらいいか」

B太「まあ、そうやな。好きなんでしょ?C子のこと」

A男「…」

A男「まあな」

B太「俺らがこんなんだから差を感じてるんだ」

A男「そうかな」

B太「知らんけど多分自分も遊びたいんじゃねえかな」

A男「考えるのめんどくせえよ」

B太「つらいんだろ。しょうがない。めんどくせえとか言うな」

A男「・・・」

A男「おう」

B太(メールしとくか)

B太「塾とか忙しいと思うけどA男はA男なりに考えてるよ」ポチポチ




B太(C子から返事来ねえな)

39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 19:45:25.720 ID:1+nMctL90
C子「話したい」ピコン

B太「え?」ポチポチ

C子「ちょっと話したい。相談」ピコン

B太「まいったな…」

B太「いいよ」ポチポチ

ピコン

B太(返事早いな)

D美「B太ー!VIP公立高校に決めたー!」ピコン

B太「おう、マジで?一緒だな。がんばろうぜ」ポチポチ

D美「うん!!」ピコン

B太(……)

A男「もう朝だし帰って登校するか」

B太「おう、そうだな」

A男「またな」

B太「おう。学校で」

41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 19:48:53.096 ID:1+nMctL90
次の日

A男「疲れた。一日寝てた」

B太「俺も給食しか起きてなかった」

E恵「寝すぎでしょワラ。A男はクラス違うし知らないけど、B太寝すぎなー!」

B太「おめーも寝とるやろうが」

E恵「んーん、ウチちゃんと勉強せなかんと思って最近頑張っとるもん」

B太「へえ」

A男「お前が勉強とか。アレだな。なんだっけ」

B太「絶対出て来んな」

A男「そう。まさにアレ。忘れた。」

E恵「頭わるっ!」

「「「くだらねー!」」」

42: 説明不足で分かりにくいだろうがわかってほしい 2015/04/10(金) 19:53:53.000 ID:1+nMctL90
ある日の夜

C子「E恵と仲いいのがつらい。私も遊びたい。」ピコン

B太「んー、まあ小学校からの仲だし。しょうがない」ポチポチ

C子「でも、つらい」ピコン

B太「わかるけど。ほんとにつらかったらA男に言えよ」ポチポチ

C子「うん。私が好きだったのは皆と楽しそうにするA男だったのかな」ピコン

D美「C子とA男なんかヤバいのかな?」ピコン

B太「今メールしてる。ちょっとヤバいかも」ポチポチ

D美「あ、そうなんっ!終わったら教えて!」ピコン

B太「はいよ」ポチポチ

B太「そうかもしれんけど、そんなA男が欲しいことには変わりないんじゃないの。
もし自分にもそうやって楽しく話してほしいならそう言わないとA男にはわからんぞ」

C子「うん…」

44: 最後の2行はメールのやりとりです。脱字すまん。 2015/04/10(金) 19:57:18.053 ID:1+nMctL90
夏休みのある日

A男「C子は塾で忙しいし、メールもしなくなった。」

B太「そうか、高校が高校だからな」

A男「まあな。でも一日くらい作ってくれてもよくね?」

B太「うーん、そうやな。でも無理なんやろう」

A男「はあー。俺のこと好きじゃねえのかな」

B太「そんなことねえよ」

A男「なんでわかる?」

B太「メールしててもお前らを見ててもそう思う」

A男「ふーん…」

B太「俺らも勉強せんとな」

A男「まあな。バイハやろうぜ」

B太「俺シェバな」

A男「俺ゴリスな」

48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 20:02:34.235 ID:1+nMctL90
夏休みの終わりごろのある日

B太「A男とどう?」ポチポチ

C子「たった今別れた」ピコン

B太「は???」

B太「マジで言ってる?一旦説明してくれ」ポチポチ

C子「もう無理だった。E恵とは校外活動でバレーしてて楽しそうだし、塾で遊べないし、なんか遊びたくもなくなっちゃった。」ピコン

B太「マジかよマジかよ」

B太「とりあえず分かった。落ち着け。A男はE恵のことも気にしてたし塾で遊べないことも気にしてた。
でもE恵のことは何も思ってないし、遊べるようにいつだって予定あけてたんだよ。」ピコピコ

C子「ごめん、また今度」ピコン

B太(………)

A男「別れた」ピコン

B太「何してんのお前」ポチポチ

A男「いいんだ。しょうがないことだった」ピコン

B太「お前何冷めてんの?」ポチポチ

A男「冷めてない。もういいって」ピコン

50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 20:06:58.814 ID:1+nMctL90
B太(おいおいおいマジでかなんでこうなるんだ。C子…)

B太「とりあえず泣いてるだろ。泣き止んだら連絡くれ」ポチポチ

B太(でも……)

B太(なんか……)



まだ少し暑い日


A男「二学期始まるな~」

B太「お前C子は?」

A男「もういいって。大丈夫。」

B太「いやいや、そうじゃないって」

A男「俺らにしかわからんことだってあるから」

B太「…いやそうだけど」

A男「もう別れたから」

B太(なんかなあ。俺なんで)

B太「こんなにお前らのこと好きなのにな」

51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 20:08:44.239 ID:1+nMctL90
A男「はっじい笑」

B太「うっせーよボケ」

A男「C子のことも好きなんだ」

B太(………)

A男「D美とかじゃなくて?」

B太「んー。んーーーー。」




B太「うん」




A男「やっぱね」

94: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 20:40:37.555 ID:1+nMctL90
夏祭り前の雨の日

A男「あー、やっぱB太…」

A男「普通気付くよな~」

A男「俺だから気付いたのか」

A男「バレーいこ」


B太「やっぱ好きなんだよな」

B太「いつからなんだろうな」

B太「最初からか」



C子「もう何もかもやめてしまいたい」

C子「でも高校受からなきゃ」


E恵「勉強めんどくさ!バレーいこ!」

97: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 20:44:12.769 ID:1+nMctL90
体育館

A男「おう、久々」

E恵「おうっ!久々!」

E恵「しんどそうだけど」

A男「そうか?最強だから気にすんな」

E恵「さすがだねワラ」

A男「あたんまえじゃん」



C子「会いたい」ポチポチ

B男「んー、じゃあ行くわ」ピコン

C子「……」



D美「え?!C子別れたの?」ピコン

B男「そうらしい。あんなに仲良かったのにな」ポチポチ

B男「仲良かったのにな。……。…服着替えていこ」

100: B太がB男になってる。すまない。 2015/04/10(金) 20:47:28.845 ID:1+nMctL90
B太「ちっす」

C子「ちっす」

B太「何がちっすだ何が」

C子「いいじゃん」

B太「…目腫れすぎでしょ」

C子「うっさいなあ。見ないで」

B太「やだ」

C子「ほんと無理」

B太「…。後悔してないの?」

C子「微妙」

B太「ふーん」

C子「ふーんって何よ」

B太「別に」

C子「夏終わるね」

B太「終わるな」

101: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 20:49:11.117 ID:1+nMctL90
C子「色々あったなあ」

B太「俺はA男とゲームしたり他のやつらと語りまくって終わったよ」

C子「誰と語るん?」

B太「んー、F也とか。仲いいよ」

C子「小学校一緒だもんね」

B太「あいつも彼女いるからな」

104: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 20:51:35.122 ID:1+nMctL90
C子「そうだったね。あそこはどうなの?」

B太「んー、彼女が大人すぎるっていうか大人ぶってる」

C子「そうなんだ」

B太「うん」

C子「A男なんか言ってた?」

B太「んー、あんまり話してないけど、考えたくなさそう」

C子「そっか」

B太「お前ら両想いには変わりないと思うんだけど」

C子「そうかな」

B太「そう思わないの?」

C子「E恵と仲いいじゃん」

B太「あいつらは友達じゃないの?」

C子「さあ…」

B太「俺はそう思うけどな」

C子「そうだといいけど」

108: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 20:55:11.034 ID:1+nMctL90
B太「夜ご飯食べなくていいの?」

C子「そうだね、そうしようかな」

B太「じゃ、またな」

C子「ありがとう」

B太「全然いいぞ」

C子「ありがとう…」

B太(……)

B太「お邪魔しました」

B太(めんどくさいな)


ピコン


A男「夜暇?」ピコン

B太「おう」ポチポチ

A男「ベリーハード行こうぜ」ピコン

B太「うげえ無理だろ。行くけど」ポチポチ

111: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 20:58:30.559 ID:1+nMctL90
ある日

先生「ここで本気を出さなきゃいつ出すんだ」

B太(出ねえ)

ざわざわ

「がんばろーね」  「マジでヤバい」
   「楽勝でしょ」    「ウチもヤバいかな?」
  「Bランクだった」  「あたしC…」   「推薦組はピリピリしてるね」

E恵「B太大丈夫なの?」

B太「何が」

E恵「受験」

B太「余裕」

E恵「何気に頭いいもんね」

B太「ココが違うんだよ」

E恵「E恵も余裕やもん」

B太「テスト見せろ」

E恵「絶対嫌」

113: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:02:03.800 ID:1+nMctL90
F也「よおB太」

B太「おう、受験やばい?」

F也「余裕」

B太「頭良いもんな」

F也「お前とあんまり変わらんでしょ」

B太「でもVIP工業でそれは良い方」

F也「やっぱ不良なら工業じゃね?」

B太「そうだな」

F也「モンハンどこまで行った?」

B太「村クエ終わった。二頭目のラージャンデカすぎだろ」

F也「俺もシルバーソル揃えたらいこっかな」

B太「ミラルーツでも一死はする」

F也「久々遊んじゃう?」

B太「いいぞ」

F也「じゃあ俺んちな」

117: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:04:11.470 ID:1+nMctL90



F也「久々じゃね?家くるの」

B太「そうか?キングダムハーツとかしてなかったっけ」

F也「そうかもしれんな」

B太「最近何してんの?」

F也「ゲームとかチャリパクったりしてる」

B太「わりいやつ」

F也「いいじゃん、D美とニケツしたりしてるぞ」

B太「仲よかったなそういや」

F也「おう。けっこう仲いい」

B太(………)

F也「意外でもないでしょ」

B太「まあ、そうだな。捕まるなよ」

F也「誰に言ってんの誰に」

119: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:06:32.717 ID:1+nMctL90
夏祭りの前


A男「B太、夏祭り誰と行く?」

B太「決まってないぞ」

A男「お、マジで?女の子は?」

B太「嫌味でしょそれ」

A男「一緒に行こうぜ」

B太「…いいぞ」

F也「俺も一緒に行きてえ」

A男「全然いいぞ」

B太「女いない3人でなんで遊ばなきゃいけないんだよ」

F也「いいじゃん」

A男「いいじゃん」

B太「いい」

F也「なんだそれ」

120: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:09:16.996 ID:1+nMctL90
夏祭り

A男「お前、C子に告らなくていいの?」

B太「んー…」

F也「やっぱC子のこと好きなんだ」

B太「あ、お前誰にも言うなよ」

F也「割と昔から仲良くない?」

B太「2年くらいからかな」

F也「小学校も違うのに」

B太「んー、フラれる気がする」

A男「当たって砕けろ」

D美「何してんのー!!」

A男「おう、D美」

B太「何もしてねえよ」

F也「まあ、のちのちわかるよ」

B太「おい何も言うなって」

123: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:11:52.180 ID:1+nMctL90
夏祭りの夜

F也「そろそろ暗くなってきたな」

B太「俺らの夏祭りってほぼ夏じゃないよな」

F也「わかる」

A男「最後に告らなくていいのか」

B太「……緊張するなー」

B太「…」

B太「行ってみるか」

A男「行こうぜ」

F也「公民館で待ってるから、結果伝えに来て」

B太「何すんの?」

F也「飲む!」

A男「まあ、行くか」

B太「何してんの?」ポチポチ

C子「D美と綿菓子食べてる!」ピコン

125: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:14:32.ウンコ ID:1+nMctL90
B太(俺やっぱC子好きなんだな)

B太(なんかA男とも気まずいしD美ともなんとな気まじい)

B太「ちょっと銀行の裏のでかい駐車場来て」ポチポチ

C子「え、なんで?」ピコン

B太「いいじゃん。もうA男とも気まずくないでしょ」ポチポチ

C子「うん、大丈夫だけど」ピコン

B太「オッケーくさい」

A男「行くか」

B太「緊張する」

A男「俺まで緊張する」

B太「なんでじゃい」

A男「わからん」



B太「あれじゃね?」

A男「っぽいな」

126: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:16:27.049 ID:1+nMctL90
B太「ああやべえ」

A男「チキン」

B太「うるせえ」

A男「まあ、気にするな」

B太「何が」

A男「…なんでもない」

B太「行くか」


ガッ


A男「オウッッ」

B太「いってえ!!」

A男「なんでこんなとこに」

B太(緊張して足が、いやもういいや)

C子「どしたの?」

A男「いやまあ、とりあえず、ちょっと来て」

128: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:18:06.473 ID:1+nMctL90
A男「ちょっと変な柵に気付かなくて転んじまった」

D美「バカじゃん!」

A男「うるせえ、ちょっとこい」

B太「あー、わりいな」

D美「何が?」

B太「なんでもない」

A男「まあ、ちょっとだけ。まあまあまあ。」

C子「えっ?えっ?」




B(やべえ。何言おうとしたか忘れた)




C子「え、どしたの?」




B太「好きです」

130: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:20:08.775 ID:1+nMctL90
B太(あー言ってしまった。もうやだ。)



C子「えっ…まじなやつ?」

B太「…うん」

C子「えー…」

B太(困ってるし)

B太「とりあえず、今は答えいいや。あとから返事ください」

C子「うん…」




B太「A男、行くぞ」

A男「お、どうだった?」

B太「んー、保留」

A男「マジかよ」

B太「マジ」

D美「え、どしたの?」

131: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:22:10.908 ID:1+nMctL90
B太「いや、なんもない。ありがと」

D美「え?C子は?」

B太「いるよ。さっきのとこに」

D美「そうなんだ」

B太「行ってもいいよ」

A男「行ってもいいよって笑」

B太「わりい」

D美「またね」

A男「おう」




A男「とりあえず、F也にメールするわ」

B太「おう」

B太(フラれるぽいな。あーあ。ずっと好きだったんだな。なのに。)

A男「F也帰ったって。」

B太「俺らも帰るか」

134: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:25:03.193 ID:1+nMctL90
祭りの少し後の日

B太「なあ、家行っていい?」ポチポチ

C子「いつ?」ピコン

B太「今」ポチポチ

C子「え、今は無理」ピコン

B太「いつならいい?」ポチポチ

C子「んー、夕方かな」ピコン

B太「わかった。じゃあ5時に行くわ」ポチポチ

C子「わかった。」ピコン

B太(なんか避けられてるな)

B太(あー…。)

B太「はあ」

B太(ノドらへんが詰まる)

B太(暑いな)

B太(夏、終わるな)

138: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:28:50.005 ID:1+nMctL90
夕方

B太「よ」

C子「ども」

B太「夜寒いな」

C子「さむいね」

B太「ごめんな」

C子「いいよ」

B太「…」

C子「……」

C子「なんかA太のこととか考えたりして、すごい好きとやきもちが混ざってしまって
ゴチャゴチャな気持ちのままB太に助けてもらったりして」

B太「おう」

C子「塾で遊びに行けないし、親からの目もきついし」

B太「まあ、そうだね」

C子「やっぱりB太はA男も私も味方してくれて、ほんとD美も話聞いてくれて、すごい大好きなんだって」

B太「俺もみんな大好きだよ」

141: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:31:33.392 ID:1+nMctL90
C子「うん、ほんとにありがと。やから今こんなに楽しく学校行けるし、付き合いだした夏から結構私の中で長く付き合って、それでもまた夏楽しく過ごせた」

B太「俺も楽しかったよ。緊張して死ぬかと思ったけどな。」

C子「……私も緊張した」

B太「うん」

B太「好きです、付き合ってください」

C子「……」

C子「今」

B太「うん」





C子「…う……」




C子「ごめんなさい。付き合えません」



C子「ごめんなさい…」

144: 子とか太とか抜けてる。すまない。 2015/04/10(金) 21:34:53.981 ID:1+nMctL90
B太「やっぱそうだよね」

B太「ありがとう」

C子「ごめん、でも、なんでいきなり?」

B太「いやあー、わかんね。実は好きだったのかもしれない」

B太「じゃあな!ありがと!」

C子「え、うん、ありがとう」




B太(あんまり話したくないな。なんとなくA男がずっといるのはわかってたし)

B太(俺らが知り合う前から、これからも好きなんだろうな)

B太(帰って泣こう)

B太「……」

B太(我慢できるほどじゃないな)

B太「……っ」

B太「だっせー」

B太「………うぇっ…」

147: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:38:12.917 ID:1+nMctL90
そのあと

D美「B太ー!暇ー?」ピコン

B太「んー、まあな」ポチポチ

D美「DVD見ない?」ピコン

B太「いいよ」ポチポチ

D美「家来れる?」ピコン

B太「おう」ポチポチ



B太(俺、全然話聞いてなかったしそもそも言うだけ言って終わったな)

B太(なんだかんだ俺もださいショボ男か)

ピコン

A男「おう、暇?」ピコン

B太「んーん、D美と遊ぶ」ポチポチ

A男「C子は?」ピコン

B太「フラれた」ポチポチ

150: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:41:47.839 ID:1+nMctL90
A男「まあ、ドンマイ」ピコン

B太「余裕」ポチポチ

B太「一気にみんな気まずいな」ポチポチ

A男「そんなもんだろ」ピコン

B太(そんなもんだな。ほんとに)

A男「さ~よな~らと~~~い~いっしょにい~」ピコン

B太「RADいいよね」ポチポチ

A男「泣きまくれ」ピコン

B太「枯れた」ポチポチ

D美「そろそろおいでー!」ポチポチ

B太「うっす」ピコン

B太(時間早いけど家抜け出せられるかな)

153: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:43:44.355 ID:1+nMctL90


D美「遠かった??」

B太「そんなもん」

D美「おつかれ!部屋いこ!」

B太「おう」

D美「赤い糸みよ!」

B太「何それ?」

D美「ケータイ小説のやつ!」

B太「興味なっ」

D美「何見たい?」

B太「ホルモンのライブDVDとか」

D美「あんなうるさいのきかん!」

B太「やろーね」

D美「さあ見るぞー!」

157: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:47:14.457 ID:1+nMctL90
B太(なんで失恋した日に見なきゃいかんのかな)

D美「……」

B太「……」

D美「高校受かるかなー?」

B太「もう秋やし授業もなくなってきそうじゃね?」

D美「自習みたいなやつばっかになるのかな?」

B太「そうじゃね」

D美「ラッキーだね!」

B太「寝るかラクガキするだけだな」

D美「手紙まわそ!」

B太「どうやって?」

D美「自習中に書いて、休み時間に回すだけ」

B太「そんなこと流行ってんの」

D美「うちのクラスじゃC子とA男とF也とウチとその他大勢で回しとるよ!」

B太「…ふーん。……ほーう」

160: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:49:20.165 ID:1+nMctL90
B太「面白かったな。見てねえけど。帰るわ」

D美「面白かったね!ありがと!てか見てないの!笑」

B太「内容は覚えてない」

D美「寝てたもんね]

B太「そうやっけ」

D美「かわいかった!」

B太「はずかしいわ」

D美「ふふ、気を付けて!」

B太「おう、またな」

B太(手紙かー、そんなんあったんだ)

164: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:52:30.213 ID:1+nMctL90
秋の日

E恵「B太ー!手紙あげる!」

B太「いらん」

E恵「ひっど!机おいとくから!」

B太「あざっす」

E恵「元気ないね」

B太「まあな」

E恵「色々あるよね!ほんとに!ウチも女子の悩みある!」

B太「友達関係か」

E恵「そう。ホントめんどい。男のほうが楽だなー」

B太「俺も男のほうが楽だと思う」

E恵「D美とか、あんまり仲好くない」

B太「そうなん?仲良さそうじゃね?」

E恵「そうかな、多分嫌われてる」

B太「へー、そうなんだ。意外。似てるよお前ら」

167: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:54:48.819 ID:1+nMctL90
ガラッ

D美「お邪魔しまーす…」

B太「おう」

E恵「…」

B太「どしたん?」

D美「一緒に勉強しようかなって」

B太「放課後あんなにすぐ帰ってたのに」

D美「うるさいわ!」

E恵「ウチも勉強しよかな」

B太「おう、しようぜ」

E恵「んーん、家でやる」

B太「なんで?」

E恵「友達とやると集中できないし!またね!」ガラッ

D美「社会マジで苦手、どうしよ」

B太「俺も苦手。国語しよ」

168: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:57:20.183 ID:1+nMctL90
D美「日曜日遊ぼ!」

B太「いいよ。」

B太「何する?」

D美「映画みよ!」

B太「いいぞ。俺のおすすめもっていく」

D美「やったー!!じゃあ帰ろ!」

B太「俺A男と帰るよ?」

D美「そうなんだ。じゃあまた日曜日ね!」

B太「おう。またな」

B太「全然勉強しないじゃん。」

D美「うるさい!またね!笑」ガラッ

B太(……)



日曜日

B太(なんとなく、キスされてしまった)

171: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:00:09.590 ID:1+nMctL90
B太「なあ、D美とキスしてしまった」ポチポチ

A男「マジで?なんで?」ピコン

B太「わからん。流れ」ポチポチ

A男「嘘やん」ピコン

B太「マジ」ポチポチ

B太(……。)



B太(好きなのかな、俺)

B太(好きなんだ)

B太(C子は…わかんね)

B太(………)

B太「好きです。付き合ってください」ポチポチ

D美「はい…!よろこんで!」ピコン

176: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:06:42.607 ID:1+nMctL90
年明けの寒い日

C子「D美と付き合ったらしいね。おめでとう」ピコン

B太「ありがとう」ポチポチ

B太(これでいいんだよなあ、でも。D美もかわいいし。    でっかいし)

B太(F也とも話さなきゃ)

B太「俺、D美と付き合った」ポチポチ

F也「おー、今本人から聞いたわ!」

B太(連絡とってたんだ)

B太(なんか、うぜーなー)

F也「D美のペン借りてたし返すわ!俺のも返してっていっといて!」ピコン

B太(……。だりっっ)

B太「なんかペン返せってさ。交換してたの?」ポチポチ

D美「うん、ごめんなさい」ピコン

B太「いや、ごめんなさいとかじゃなくて」ポチポチ

B太(うぜえ。俺だけじゃねえのかよ)

179: すまん、長い話なんだ 2015/04/10(金) 22:12:31.265 ID:1+nMctL90
D美「ごめんなさい」ピコン

B太「いいんだけど、俺と付き合ってるからそういうの無いと思ってた」ポチポチ

D美「うん、無いよ。心配しないで」ピコン

B太「わかった。でも俺こういうのあんまり好きじゃない」ポチポチ

B太(やきもちってつらいな)

B太(色んな事を考えてしまう)

B太(カッコ悪いな俺)

A男「バイハしようぜ」ピコン

B太「ウェスカー無理じゃん」ポチポチ

A男「どうせやることないじゃん」ピコン

B太「まあな」ポチポチ

180: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:15:13.883 ID:1+nMctL90


B太「なんかD美のこと好きだけどいつも男といるな」

A男「んー、面白いしみんなと仲いいしな」

B太「そうかもしれんね」

A男「俺は嫉妬があんまりわからん」

B太「うらやましいわ」

A男「悪いな」

B太「しね」

A男「しなぬ!」



B太「俺、あんまり男の子と話してほしくないかも」ピコピコ

D美「わかった、ごめんね」ピコン

B太(つらい…恋愛ってつらいな)

182: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:19:38.364 ID:1+nMctL90
雪もとけてきたある日

B太「A男と遊んでくるー」ポチポチ

D美「いってら」ピコン

B太「どした?なんかつめてーな笑」ポチポチ

D美「遊びすぎじゃない?受験大丈夫?」ピコン

B太「んー、合格範囲内やし大丈夫かなーって」ポチポチ

D美「いいね、B太頭いいもんね」ピコン

B太「まあ大丈夫だって。D美塾もいっとるし。またあそぼうよ」ポチポチ

D美「うん、じゃあ塾行ってくる」ピコン



B太「よお」

A男「三國無双やるか」

B太「おう。俺夏候惇」

A男「俺あえて孫堅」

B太「しっぶ」

185: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:23:25.637 ID:1+nMctL90
受験間近の日

D美「もう無理。ウチはB太と同じ高校行くのに必死だけどこれでいいのかわかんない。」ピコン

B太「よく言うよ。放課後F也と話したりしてるからじゃん。」ポチポチ

D美「B太だってE恵と話してるじゃん」ピコン

B太「俺は教えてるだけだから」ポチポチ

D美「あんなに距離近いのに?」ピコン

B太(ああああ。めんどくさい。うざってえ。)

B太「机が隣なだけだ馬鹿。ふざけんなよ」ポチポチ

D美「もう嫌。連絡したくない」ピコン

B太「こっちこそしたくない。消えろ」ポチポチ

B太「なんだよ。うざってえ。こっちの気持ちも知りやしないで。」

B太「好きなのに俺を相手しないのはお前じゃねえか」

B太(くそ…。くそ。くそくそくそ!)

187: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:27:47.625 ID:1+nMctL90
合格発表の日

プルルルル

D美「受かった!!番号あったよ!!B太のもあるよ!!」

B太「マジで!?やったな!!よっしゃー!!!」

D美「ほんとよかった…っっううっ…」

B太「泣くなって。ほんとごめんな。色々。高校からよろしくな」

D美「うん!ほんとよかったー安心した!明日遊ぼう!」

B太「おう!いいぜ。家行くわ」

D美「DVD見てごろごろしよ!」

B太「おっけー、モンスターズインク久々見たいし借りてくわ!」

D美「おっけー!またね!」

プツッ

B太(みんなも高校受かったみたいだ。A男とF也は近いけど、C子は遠いな。どうなるんだろ。
今はとりあえず、やきもちも妬かないで済む。大丈夫だ。なんかめちゃめちゃ安心したな)

189: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:30:15.588 ID:1+nMctL90
その日の夜

B太「よっ!」

D美「B太ー!」

B太「恥ずかしいから放して笑」

D美「    もまないで!」

B太「でけーな」

D美「あとからいくらでももんでいいから!」

B太「まじで?笑」

D美「うそだよ」

B太「はよ歩け」

D美「…はげ」

B太「お前の方がハゲじゃない?つむじ広いし」

D美「気にしてるからやめて」

B太「てかみんな受かったみたいね。」

D美「うん、友達できるかなー?」

191: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:32:48.340 ID:1+nMctL90
B太「余裕でしょう」

D美「余裕ですね!」






D美「あのさー」

B太「あー?」

D美「疲れたねー」

B太「うん、映画見飽きた」

D美「ねー」

B太「おう」

D美「制服着てみよっかな」

B太「なんで持ってんの?」

D美「親戚のおさがり!」

B太「おー、いいね。着てみて」

D美「じゃああっち向いてて!」

192: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:35:11.051 ID:1+nMctL90
B太「あいよ」

D美「絶対見たらダメだから!」

B太「みねーよデカ  」

D美「もー…」

B太(なんか緊張する)

D美「こっち向いちゃダメだよー」

B太「わかったって」



B太「わ」

D美「あったか」

B太「お前、服は?」

D美「ふふー」

B太「ちょっとマジかよ」

D美「おっきい?」

B太「……笑」

193: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:37:43.066 ID:1+nMctL90
D美「反応してんじゃん」

B太「うっせぼけ」

D美「ウチもだよ」

B太「え?お前」

D美「こっち向いて!」



B太(毛…うす…い?)

B太( でっか)

B太「なあ」

D美「はい」

B太「   していい?」

D美「えー」

D美「いいよ」

B太(やばいな)

198: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:41:31.821 ID:1+nMctL90
飛んで高校2年生の夏

B太「A男ー、今日暇?」

A男「おう。」

B太「麻雀しようぜ」

A男「F也とG人呼ぶか」

B太「おう。そうしようぜ」

A男「彼女は?」

B太「多分友達と遊ぶんじゃない?」

A男「ギャルばっかなのに友達できたの?D美」

B太「んー、ギャルにはなってないけどそれなりにできたっぽい」

B太「中学より目立たない感じにはなったけどな」

A男「お前といるときしか見ないしな」

B太「結構いつもいるかもしれんな」

A男「きっしょ」

B太「うるせえ彼女いねえくせに」

200: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:44:34.372 ID:1+nMctL90
A男「欲しいけどなー」

B太「え、そうなの?」

A男「そうだろ普通に」

B太「最近あんまり話してないしな」

A男「んー、そうだな。部活忙しすぎて遊べてないっていうのがあるな」

B太「帰宅部には関係のない話だな」

A男「バンドは?」

B太「今だにRAD好きだからやってるよ」

A男「へー、キャーキャー言われる?」

B太「ちょっと」

A男「いいなー女いて」

B太「工業行くからわりいんじゃん」

「おー!A男!B太!」

B太「おー!E恵!部活は?」

E恵「テスト休み!」

202: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:47:31.187 ID:1+nMctL90
E恵「お前ら相変わらず仲いいな。ゲイ疑惑あったし」

A男「マジで?」

B太「きたねえ」

E恵「マジ。中3とか理科室でなんかじゃれてなかった?」

A男「いや普通に遊んでただけじゃね?」

B太「んー、イケメンだけど好きではないな」

A男「ありがと」

B太「俺もイケメンだし」

A男「黙れブス」

E恵「F也は?A男といつもいるのに」

A男「タバコじゃない?」

E恵「またか!」

B太「またか」

A男「タバコはうまい」

E恵「またか!!」

204: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:52:51.351 ID:1+nMctL90
B太「無事ヤンキー化してるじゃん」

A男「ヤンキーではない」

E恵「いっかつーい」

B太「電車そろそろ来るぞ」

A男「同じだけどな電車」

B太「そうか」

B太「E恵彼氏は?」

E恵「え、最近別れたし聞かないでよ!」

B太「そうなの?悪い」

E恵「B太とD美長いな~」

B太「ケンカしすぎて俺10回くらい別れようって言われたけどね」

E恵「なんで続くの?」

B太「んー、わからん。長いからかな」

E恵「もう2年くらい経つもんね」

B太「そうだな。まあ、何回か冷めたっちゃあ冷めた」

206: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:55:35.211 ID:1+nMctL90
E恵「そうなんだ。中学のとき視線やばかったもん。D美からの」

A男「こえー」

B太「すまんな。確かに怖かったな」

E恵「でもB太もやきもちすごいって女子で噂だったからね」

A男「出たー」

B太「うるせーよ」

E恵「意外って感じだったけどねみんな」

A男「てかなんで別れたの?」

E恵「んー?秘密ー」

B太「彼氏のが小さかったか」

A男「ガバガバか?」

E恵「しねーおまえら!笑」

B太「E恵スケベそう」

A男「わかる」

E恵「ほんっとしね」

207: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:57:15.336 ID:1+nMctL90
その日の夜

A男「麻雀弱すぎお前ら」

B太「俺マジ弱いな」

F也「頭悪くないのに弱いなB太」

A男「俺が最強」

B太「寝ようぜ」

F也「帰って寝るわ」

A男「おう、じゃあな」

F也「またな」

A男「お前は?

B太「久々話したいなと思って」

A男「俺のこと好きだな~」

B太「まあな」

A男「きんも」

210: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 23:02:19.459 ID:1+nMctL90
A男「で?」

B太「D美とうまくいかないんだ」

A男「仲良くね?」

B太「んー、ケンカの繰り返し」

A男「それでも別れてないじゃん」

B太「好きだけど疲れた」

A男「てかD美のこと好きだったんだな。ほんとに」

B太「んー、なんかね」

A男「C子のすぐあとじゃなかった?」

B太「3週間後とかかな」

A男「なんで?」

B太「わかんね。なんでだろ」

A男「まあ、別れるときは別れるし大丈夫なときは大丈夫だって」

B太「なんだよそれ」

A男「どう考えたって転ぶときは転ぶんだよ」

212: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 23:05:16.398 ID:1+nMctL90
B太「ふーん。まあお前考えない派だったしな」

A男「うるせえ」

B太「お前は?」

A男「何が?」

B太「好きな人とか」

A男「あー、んー」

B太「いんの?え?マジ?」

A男「最近E恵と連絡とってる」

B太「おいおいマジかし」

A男「マジだし」

B太「まあお前らも仲良かったもんな小学校んときから」

A男「お前小学校ちげえじゃん」

B太「風の噂だよ」

A男「まあ、そういう感じなんだよ」

B太(E恵か………ふーん)

216: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 23:09:13.319 ID:1+nMctL90
文化祭前

B太「そういうわけで模擬店やっぞー」

「「「うぇーーーい」」」

B太「役割決めろ」

「「「うーす」」」

B太「俺誰とだ?」

B太「X香ちゃんか。よろしく」

X香「うん、よろしく」

B太「とりあえず看板作りだし頑張ってデザイン考えよ」

X香「そだね」

B太「なんか知らないけどX香ちゃんと席いつも隣だよね」

X香「やばいよね。こわっ」

B太「こわっ、て」

X香「放課後もできるから結構ゆっくりできそうだね」

B太「バンド練習の時間まではできるよ」

220: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 23:11:26.766 ID:1+nMctL90
X香「彼女と帰らなくていいの?」

B太「いいよ。多分あっちも忙しいでしょ」

X香「そっか。いいならいいです」

B太「そうですか」


ガラッ


D美「B太いますか」

B太「はい、いますよ」

D美「かえろっか」

B太「看板作りあるんだ、すまん」

D美「え、そうなんだ。じゃあ先帰るね」

B太「わりいな」

D美「うん、またねー!」

X香「かわいそうだな、ちょっと」

B太「まあ、文化祭だししょうがない

222: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 23:13:30.643 ID:1+nMctL90
文化祭前日

X香「つかれたー」

B太「お前がペンキ落とすからじゃねえか」

X香「ごめんてば」

B太「いやいいけど」

X香「ドジなのですー」

B太「なんとなくわかったよ」

X香「ひどっ」

B太「はよやるぞ」

X香「ハケとって」


ガラッ


B太「はいよ、お?」

D美「かえろ?」

B太「あー、わり、もう終わるから」

223: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 23:15:34.592 ID:1+nMctL90
X香「ごめんね、私が間違えちゃって」

D美「あ、そうなんですか。全然いいよー」

B太「なんか体調悪いの?」

D美「なんかおなか痛いだけ」

B太「そか、薬飲んではよ寝なよ文化祭なんだし」

D美「うん、そうする…」

D美「またね」

ガラッ

X香「いいのかなーこれで」

B太「なにがよ」

X香「いいのかなーこれでって」

B太「不思議なやつだな」

X香「んー」

B太「明日ライブだし早く練習したいんだけど」

X香「ごめんごめん」

225: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 23:19:11.047 ID:1+nMctL90


D美「ごめんなさい。もう無理です。別れてください」ライン!!

B太「なんで?どしたの?」ポン

D美「つらいです。他の人と話してるのを見るのが」ライン!!

B太「文化祭の準備だからどうしようもないよ」ポン

D美「でももう無理。そんなに仲いいならX香ちゃんと付き合えばいいじゃん」ライン!!

B太(……)

B太「いや、無理だよ。ごめんね」ポン

D美「こっちが無理。別れてほしい。つらいの」ライン!!

B太「二人で時間作ってはなそうよ」ポン

D美「さよなら」ライン!!

B太(なんでまたこんな日に…)

B太(はあ…)

B太「また連絡するから。明日文化祭一緒に回ろうよ」

B太(……既読もつかないな)

229: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 23:22:40.534 ID:1+nMctL90
文化祭

B太「ライブ緊張する」

X香「がんばってね、ライブ」

B太「おう、任せろ」

X香「クラスのみんな暇そうな人に代わってもらうってさ」

B太「マジで?恥ずかしいな」

X香「ふふふ、前の方で見るね」

B太「汗かくから嫌なんだけど」

X香「その方が頑張ってていいじゃん」

B太「そうかも知れんな」

X香「いってらっしゃいっ!」

B太(…D美いねえな…)

B太(こんなんでやりたくねえよ)

B太(なんでうまくいかないんだろう)

B太(俺、やっぱ好きじゃないのかな?)

233: 長いぞ 2015/04/10(金) 23:26:18.021 ID:1+nMctL90
ライブ

B太(D美いるけど…目見れねえ)

B太(嫌な汗ばっか)

B太(はあ……)

B太(どうにでもなれ)

ジャラーン

B太「ありがとうございました。最後の曲です」

B太「広い宇宙の 数あるひとつ」




B太「ありがとう」

パチパチパチパチ



B太(別れよう)

B太(音楽だけあればいいや)

236: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 23:29:32.496 ID:1+nMctL90
B太「別れてくれ」ポン

D美「え?」ライン!!

B太「ありがとう、今まで」ポン

D美「嫌だ」ライン!!

B太「は?」ポン

D美「やだよ」ライン!!

B太「もう俺はお前がわからん。ありがとう。ほんとに。すごく好きでした」ポン

B太(結局どうしたかったんだろな、俺もD美も)



ライン!!

A男「E恵と付き合った」

B太「おめでと。よかったな」ポン

A男「告白されたの初めてだ」ライン!!

B太「されたんだ?」ポン

A男「おう、中学の時から好きでしたって」ライン!!

241: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 23:33:32.721 ID:1+nMctL90
B太「なんでオッケーしたの?」ポン

A男「んー、C子のことももう忘れたし、あいつももう彼氏いるらしいしな」ライン!!

B太「マジで?誰?」ポン

A男「同じ高校のやつらしい」ライン!!

B太(へえ…)

B太(C子…)

B太(今何してんだろ)

B太「とりあえずおめでと。なんだかんだE恵と仲良かったしな。俺は別れたけど」ポン

A男「もう驚かん。」ライン!!

B太「まあ、でもほんとに別れた。疲れたし、多分途中から好きじゃなかったんだ」ポン

B太(一途に恋したけど、一途のつもりだったんだな。つもりはつもり、嘘に変わりない)

B太(申し訳ないな…)

B太(  って寝よ)

246: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 23:36:21.697 ID:1+nMctL90
高3の春

B太「受験か…。嫌な思い出しかねえな」

X香「受験だね。先生も怖い先生だし」

B太「全然考えてねーな」

X香「仕事は何するつもりだったの??」

B太「んー、教育系?」

X香「似合わなっ」

B太「マジ?」

X香「いや似合うかも」

B太「どっちなん」

X香「似合う」

B太「サンキュー、X香は?」

X香「考えてな~~い」

B太「地元の大学?」

X香「たぶんそうかな」

251: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 23:40:30.643 ID:1+nMctL90
B太(将来か…。音楽やりながらなんかできたらいいな)

B太(A男もF也も就職だろうし…)

B太(大学からは一人ぼっちか)

X香「B太県外とかでたいの?」

B太「んー、ちょっと出たいな」

X香「都会?」

B太「うん、都会。田舎飽きた」

X香「でも楽じゃん~」

B太「楽だけど楽じゃなくてもいいじゃん4年間くらい」

X香「まあ若いもんね」

B太「お前もな」

X香「わたしはゆっくりがいいのです~」

B太「ほんと天然な」

X香「そんなことないけど、B太も普通に天然じゃない?」

B太「そういうところ」

253: 登場人物の名前が見づらくてすまぬ 2015/04/10(金) 23:45:08.874 ID:1+nMctL90
高3の夏

A男「大会負けた…」ライン!!

B太「お疲れ」ポン

A男「部活人生も終わりか…」ライン!!

B太「長かったな」ポン

A男「あとは就職決定して遊ぶだけ」ライン!!

B太「そうか、就職試験か」ポン

A男「まあここらで有名なとこに行くつもり」ライン!!

B太「県内か」ポン

A男「そういうことになるな、お前受験は?」ライン!!

B太「だるい。でもさすがにやらないとな」ポン

A男「まあ勉強は苦手だからわからんけど、がんばれよ」

B太「おう、F也は?」

A男「多分俺と違う技術系の工場だと思う」

B太(…こいつら来年社会人か……無理だろ)

256: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 23:49:42.696 ID:1+nMctL90
B太「そうか、みんな離れ離れか」ライン!!

A男「G人と俺は近いよ」ポン

B太「最近G人遊んでないな」ライン!!

A男「また就職試験終わったら遊ぼうぜ」ポン




B太(高校最後の夏休みか…)

B太(入学して、友達も運よくたくさんできて、バンド始めて、でも彼女とはほんとにうまくいかなかったな)

B太(今考えると依存ってやつなんだろう。俺、クールなフリしてめちゃめちゃ感情的なんだ)

B太(もっと素直に生きたいなあ。そういうカッコイイ曲かけたらなあ。……俺になんかできるわけねえけど)


ライン!!


X香「友達からLINE聞いた」

B太「マジかよ。はじめまして」ポン

B太(今女の子はいらないな)

X香「はじめまして~。夏休みみんなで遊ぼうよ」

257: ライン!!忘れてた 2015/04/10(金) 23:54:05.004 ID:1+nMctL90
B太「いいぞ。何する?」ポン

X香「知らない」ライン!!

B太「おい笑」ポン

X香「暇だからいいでしょ?」ライン!!

B太「暇じゃねえし」ポン

X香「えっ、そうなの?」ライン!!

B太「将来のこと考えてた」ポン

X香「大学行くんでしょ?」ライン!!

B太「うん、県外の大学行って公務員めざしながら音楽やるわ」ポン

X香「公務員絶対無理でしょ。大ざっぱですし」ライン!!

B太「お前俺のことあんまりわかってなさそうだし、それでいいよ」ポン

X香「いじわるだな~」ライン!!

B太「お前はいじわるしたくなる顔してる」ポン

X香「ひどい~差別だ~!」

B太(ゆるいな~)

260: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/10(金) 23:57:50.842 ID:1+nMctL90
高3の秋のある日


A男「最近、なんかE恵と何してもつまらない」ライン!!

B太「なんで?工ッチは?」ポン

A男「するし感じてるけど、なんか好きじゃないかも知れん」ライン!!

B太「部活終わってやっと遊べるのになんでそんな」ポン

A男「んー、やっぱC子なのかなとか思う」ライン!!

B太「あいつ今彼氏は?」ポン

A男「わからん。LINEしてみようかな」ライン!!

B太「そうやな」ポン

A男「でも、ハッキリさせたいしな、E恵と」

B太(相変わらず男らしいな)

B太「相変わらず男らしいなお前」

A男「当たり前じゃん」

B太「くさいぞ」

A男「男くさいのはいいじゃん」

262: ライン付け忘れまくってる 2015/04/11(土) 00:04:08.574 ID:4AVLFsKa0
B太(久々C子とラインしてみるか)

B太「よ、久々だな」ライン!!

C子「久々だね。どうしたの?D美と別れるって相談してくれてたのに、いつの間にか知らない間に別れてるし。」ライン!!

B太「まあ、なんか色々あって」ポン

C子「そっか。まあD美から聞いてたんだけどね。どしたの?」ライン!!

B太「今彼氏いるんだっけ?」ポン

C子「うん、いるよ。同じ高校の」ライン!!

B太「どうよ?」ポン

C子「どうよって?」ライン!!

B太「仲いい?」ポン

C子「うーん、なんか付き合ってからあんまり進歩ないなあ」ライン!

B太「そうか…進学するの?」ポン

C子「うん、VIP学院大学かVIP女子大行くつもり」ライン!!

B太「相変わらず頭いいな」ポン

C子「全然。彼氏とは遠距離になりそうかな」ライン!!

264: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 00:07:37.719 ID:4AVLFsKa0
B太(遠距離か…無理だろ普通に)

B太「遠距離とかだいじょぶなもんなん?」ポン

C子「普通につらいし泣きそうだよ」ライン!!

B太「そうなんだ、今の彼氏はどんな人?」ポン

C子「A男とは全然違くて、その前の人とも違う。なんかすごいよわっちいよ」ライン!!

B太「へえ、そんな人タイプだったんだ」ポン

B太(絶対違うな)

C子「うーーん、微妙。けどなんかいいかな、って」ライン!!

B太(なんかいいかな…か。結構C子も芯ブレたりするもんなんだな)

B太「珍しいな。なんかいいかなって」ポン

C子「わたしでもそういうところはあるよ」ライン!!

B太「意外かな。でもなんか、悪くない気がする」ポン

C子「なに、悪くないって笑」ライン!!

B太「まあ、また話聞かせてよ」ポン

266: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 00:12:23.074 ID:4AVLFsKa0
B太(C子、A男のこと好きなもんだと思ってたけどな…)

B太(案外そういうもんでもないのかな)

B太(……俺も人のこと言えないか)

B太(ゴッチャゴチャだな)



ライン!!


A男「俺、とりあえずE恵と別れるのはやめた」

B太「どしたの?なんかあったん?まあよかったじゃん」ポン

A男「んー、なんか不安定だけど別れたくないって言われるし」ライン!!

B太「そうなんか、珍しいなそんな言い方」ポン

A男「C子とはまた違うな。全然違う。けど別れる必要もねえかなって」ライン!!

B太「そうか、よかったよかった。E恵も割と相談してくるけど、やっぱA男のこと好きみたいだしな」ポン


E恵「B太!別れなくて済んだ!よかったー…。あんまり自信ないしやっぱC子には負けるかもしれないけど、まけたくない!」ライン!!

B太「おう、よかったよ。人と比べないで自分らしくいったれよ」ポン

267: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 00:16:29.608 ID:4AVLFsKa0
B太(高校生にもなって、お互い連絡して、抜け出せてないな。俺ら。)

B太(いいとこなのか悪いとこなのか)

B太(A男はE恵と仲直り、俺はD美と別れるし、C子は彼氏いるし、F也は不良してるし)

B太(夏も終わっちゃったなあ)

B太「エルレ聴こ」




B太「~~♪」ジャカジャカ

269: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 00:19:41.330 ID:4AVLFsKa0
高3の年越しの日


B太「初詣行こうぜ」ポン

A男F也G人「オッケー」ララライン!!




F也「雪積もったな」

B太「寒すぎ」

A男「ケンカ売っとるね」

G人「早くあったかくなってくれないかな」

A男「はやく神社行こうぜ」

B太「誰かいるかな?」

F也「誰もこんな寒い日の深夜にいるか?」

A男「まあおらんやろうな」



G人「いやめっちゃ混んでますやん」

272: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 00:21:44.013 ID:4AVLFsKa0
B太「列なげえな」

A男「あれE恵じゃね?」

F也「ほんとだ」

E恵「おーい!!あけおめ!」

A男「ことよろ」

B太「ことよろ」

G人「ども」

E恵「C子とかD美もいるよ」

B太「気まず」

A男「俺の前でよく言ったな」

E恵「もう気にしてないもん笑」

B太「絶対会いたくない」

F也「まあそんなこと言うな」

G人「誰それ」

274: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 00:24:08.794 ID:4AVLFsKa0
おみくじ


C子「あ、ども」

A男「おう」

B太「ちーす」

D美「……」

C子「あけましておめでとう」

A男「ことよろ」

B太「ことよろ」

C子「久しぶりだね」

A男「元気?俺元気」

B太「なんかテンション高いな」

C子「元気。合格祈願しに来た」

A男「大学行くの?」

B太「らしいよ」

A男「偉いなー進学校は」

276: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 00:26:58.217 ID:4AVLFsKa0
A男「結局おみくじひけなかった」

B太「気まず過ぎて無理だったすまん」

F也「俺引いてきたけどな」

G人「俺も」

B太「俺もう一生話せないよD美と」

A男「お前あれはヤバいな」

F也「目つき怖すぎる」

B太「F也お前最近仲いいんじゃねえの?」

F也「うん、話したりするけどあんなのではない」

B太「つまり俺のせいね」

F也「たぶんな」

B太「何も言わんけど変なこと言うなよ」

F也「はーい」

G人「まあとりあえず、4人で年越しするのは最後かも知れないし。とりあえずことよろ」

「「「ことよろ」」」

277: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 00:29:29.436 ID:4AVLFsKa0
高3最後の春休みのある日

B太「あっけなく時間春休みも終わるな」

A男「そんなもんでしょ」

F也「就職か」

G人「鬱」

B太「がんばれ」

A男「余裕」

F也「多分余裕」

G人「無理。辞めたい」

B太「俺も頑張るよ大学」

A男「遊んでばっかりのくせに」

B太「いいじゃん」

G人「俺も大学行きたいな~」

B太「GW遊びに来いよ」

G人「行けたらね」

280: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 00:32:29.737 ID:4AVLFsKa0
B太「暇ならドライブとか行こうぜ」

A男「お、いいぞ。車出すわ」

B太「あざす」

G人「どこ行く?」

B太「綺麗な景色みたいな」

F也「クサいぞ」

B太「いいやんけ別に」

A男「行くか」




綺麗な丘

B太「お前らとお別れか。ライブしたり勉強したり麻雀したり、楽しかったな」

A男「ドライブも山ほど行ったしな」

G人「結局B太も県外か」

F也「友達できるんかよ」

B太「X香っていう高校の友達も同じ県だから大丈夫」

282: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 00:35:18.378 ID:4AVLFsKa0
A男「xxxxになるんでしょ」

B太「おう」

F也「才能ありけり」

B太「ねえよ」

G人「きったねえ」

A男「まあ、俺らと違う大変さだけど4年後は同じだ」

B太「だりい」

G人「そういうもんだからな」

B太「G人も受け入れるのか」

G人「まだ夢はあるけど今はしょうがないな」

B太「そうか、どうせならG人とバンドとかやりたかったな」

G人「まあ部活しながらバンドは無理だった」

B太「しょうがない」

F也「夜景結構きれいだな」

B太「ほんとにな。ほんとにきれい」

285: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 00:37:34.087 ID:4AVLFsKa0
A男「帰るか」

B太「ラーメン食いたい」

G人「わかる」

F也「探せ」

B太「よし、出せ」

A男「免許ねえくせに」


ラーメン屋


A男「これ食ったら絶対眠くなる」

B太「すまんな」

F也「音楽大音量で帰ろう」

G人「B太いつ行くの?」

B太「来週かな」

F也「俺見送りいくわ」

A男「俺も行けたらいくわ」

287: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 00:40:42.589 ID:4AVLFsKa0
B太のお見送りの日


B太「じゃ、またね」

B太母「またね」

B太父「がんばれ」


ライン!!


G人「丘通るでしょ?丘で待ってるぞ」ライン!!

B太「ちょっと寄り道してから帰るわ」

B母「気を付けて」

B太「3月もさみーな」ブーーーン

B太「丘ついた」ポン

G人「おう、後ろにおるよ」

B太「お前だけかい」

G人「笑った」

B太「薄情者ばっか」

290: もうちょっと続くぞすまんけど 2015/04/11(土) 00:43:25.226 ID:4AVLFsKa0
B太「またな、G人」

G人「おう、またな。すぐかえってこい」

ブオオオン

「よお!!」

B太「ビビった。何してんの」

ガチャッ

A男「またな」

F也「どうせ好きすぎてすぐ帰ってくるだろうけど」

A男「ちょっとビビらそうと思って」

B太「……」

F也「泣くな」

B太「無理」

A男「事故るぞ」

G人「ほんとに」

B太(マジで無理…)

292: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 00:45:55.526 ID:4AVLFsKa0
B太(なんだこいつら。ほんといい友達ばっかで困るわ)

B太「はずかしい」

A男「まあ、すぐ帰るけど」

B太「写メってから行くわ」




G人「無音かよ」

B太「はずかしいもん」

B太「じゃあな。夏帰る。」

A男「ラグジュアリーになって待ってる」

F也「同じく」

G人「ロックンローラーになって待ってる」

B太「同じく」




B太(あーあ。つれえ)

295: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 00:49:41.815 ID:4AVLFsKa0
大学1年 夏

B太「バンドばっかりしとります」

X香「単位とってよ」

B太「すみません」

X香「私フル単」

B太「らしくないな」

X香「どういうことなの」

B太「でも夏休み無事迎えられたし、どっかデートでも行く?」

X香「いいよ。水族館行こ」

B太「オッケー」

X香「じゃあ明日朝からバイトだから帰るね」

B太「おう。サンキュー」



B太(X香とデートか。なんだかんだ大学入ってメシ食ったりしたけど出かけるの初めてだな)

B太(緊張する。  って寝よ)

296: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 00:52:33.571 ID:4AVLFsKa0
ライン!!

B太「あちい…」

B太(誰だ朝から)

C子「おはよ。ちょっとデートでもしようよ」ライン!!

B太「マジで?デートとかいうキャラじゃなくない?」ポン

C子「まあ、いつも通り相談みたいな感じ。ダメ?」ライン!!

B太「いいよ。じゃあ明後日は?」ポン

C子「いいよ。どうする?」ライン!!

B太「行くわ。金あんまないけど許してね」ポン

C子「私もバイトしてないから無いけど許してね」ライン!!

B太(ほんとに金ないかも)

B太(頑張ってオゴろ。生活はいいや)

298: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 00:54:38.971 ID:4AVLFsKa0
水族館

X香「うわあ、でっかい」

B太「こええ」

X香「こわいんだ」

B太「こわくね?」

X香「こわい」

B太「なんだそれ」

X香「ビビらない人かと思ってた」

B太「普通にゾンビもビビるしデカイ魚にもビビるよ」

X香「へえ、意外」

B太「イルカとかは?」

X香「かわいい」

B太「ちがうって、怖くないの?」

X香「怖くなさそうじゃない?」

B太「…うーん。うん笑」

300: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 00:57:33.058 ID:4AVLFsKa0
帰り

X香「あの、あの」

B太「ん?」

X香「ここでいいよ、遅いし」

B太「いやいや今さら。家まで送るって危ないし」

X香「ありがとう」

B太「なんでそんな恥ずかしがってんの」

X香「そう?いつもこんなんなのになあ」

B太「天然って言われてたしなずっと」

X香「んー、でも意外と話成立してない?」

B太「お前がそう思うならそれでいいけど」

X香「はーーー…もしや思ってない」

B太「そのはーーーって何?息吸ってんの?」

X香「どうでもいいじゃん」

B太「いい」

301: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 01:00:40.859 ID:4AVLFsKa0
X香「あの」

B太「あー?」

X香「うわこわっ」

B太「気のせい」

X香「えっと、多分B太君のこと好きです」

B太「え?」

X香「好きです」

B太「マジなやつ?」

X香「ちょっとわかんないです、なんか…」

B太(ええ…)

X香「ごめんっ!!」

B太「待て」

X香「はい…」

B太「いいよ、付き合おう」

B太(俺も何となく好きだったと思うんだ。かわいいし。守らないといけない気がする)

303: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 01:03:20.547 ID:4AVLFsKa0
その日の夜

B太「終電逃したじゃねえか」

X香「ごめんなさい」

B太「泊まっていい?」

X香「部屋きたない…」

B太「まあ気にしないし」

X香「強引だな」

B太「お前の告白のほうが強引だ」

X香「いうタイミングがわからなくて」

B太「いつから好きでいてくれたの?」

X香「んー、ほんとさっき」

B太「マジで?」

B太(なんか…俺アホみたいだな。いやアホなんだけど、すぐ引っかかってるしな)

X香「ビリビリときました」

B太「そうか…どうも…)

306: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 01:07:06.701 ID:4AVLFsKa0
B太「彼女できたわー」ポン

A男「マジで?」ライン!!

B太「マジで。高校の友達」ポン

A男「よかったな。俺は今絶好調だぜ」ライン!!

B太「なんで?」ポン

A男「なんかわからん。いきなりいとおしく思えてきた」ライン!!

B太「マジかよ笑」

B太「よかったな。なんか心配したけど大丈夫そうだね」ポン

A男「おう、心配すんな。  まくり」ライン!!

B太「妊娠させんなよ」ポン

A男「   も余裕」ライン!!

B太「マジでやめとけ。マジで。」ポン

A男「まあ1回しかしてないけど。大丈夫。大切にする」ライン!!

B太(ちょっと歪んでる気がするけどな…)

309: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 01:10:25.346 ID:4AVLFsKa0
次の週

B太「よう」

C子「久々!」

B太(めっちゃオシャレ)

B太「なんかオシャレやな」

C子「私服とか見たことなかったからじゃない?」

B太「そうか…俺オシャレじゃないけどすまん」

C子「B太っぽくていいんじゃない?」

C子「どうする?ごはん食べにいこっか」

B太「そうするか」


なんだかオシャレなレストラン

B太「ふたりで」

C子「こんなオシャレなお店だとは」

B太「適当に入ったらオシャレだった」

C子「やるなあ」

311: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 01:14:01.665 ID:4AVLFsKa0
C子「何してるの?今」

B太「バンド」

C子「他は?」

B太「何もしてないな」

C子「へえ~、いいじゃんバンド。かっこいい」

B太「C子バンド好きなの?」

C子「中学の時好きだったまま音楽は止まってる」

B太「何聴いてたか知らないし」

C子「マキシマムザホルモンとか、アジカンとか」

B太(意外だ)

B太「何してんの?今」

C子「外国方面のお勉強」

B太「頭いいもんなお前」

C子「井の中の蛙だけどね」

B太「相変わらずそういう感じだ」

315: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 01:19:05.979 ID:4AVLFsKa0
C子「彼女出来たんでしょ?」

B太「あー、うん。なんでしってんの?」

C子「ひみつ」

B太「なんか大人っぽくなったな」

B太(この人も不思議な人だなあ)

B太「彼氏は?」

C子「結構前に別れたよ」

B太「そうなんだ、なんで?」

C子「なんか、やっぱり違うってなった。B太の言う通りなんか違ったのかな」

B太「そうか。まあそれでいいんじゃない。その方がC子らしい」

C子「C子らしいって何よ」

B太「なんでもいいじゃないのよ」

B太「料理冷めるぞ」

C子「冷たっ」

B太「ほらな」

317: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 01:23:29.226 ID:4AVLFsKa0
C子「楽しかったね」

B太「おう、また遊びに来る」

C子「そうして。話したいことも山積み」

B太「A男とか?」

C子「…うざっ」

B太「半笑いで言われても怖くねえよ」

C子「なんで出してくるかな~」

B太「俺の中のイメージ、C子はA男しか見てないかなと思って」

C子「そうなのかな~やっぱり」

B太「なんか、高校の時も気にかけたりしてなかった?」

C子「うん、彼氏と比べてたりしてたかもしれない」

B太「抜け出せないな」

C子「抜け出せないね」

B太「D美とは今も話さないよ」

C子「気まずそうだもんね。私もあんまり連絡とってない」

320: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 01:27:36.672 ID:4AVLFsKa0
B太「まあいいけどな。とりあえず、また遊びに来る」

C子「彼女と仲良くね」

B太「おう。またな」ブロロロ




B太(あー。抜け出せないなー。X香はかわいいけど、こっちはこっちでまた悩むもんだ)

B太(違うとこで悩んで、心配させないかな。ごめんな)

B太(夏なのに寒いなー、風)ブロロロ

B太(………)ブロォン、バババババッ



大学1年の冬

B太「メリクリ」

X香「メリクリ」

B太「これをやろう」

X香「わ、マフラーだ」

B太「欲しかったんだろう」

321: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 01:30:27.006 ID:4AVLFsKa0
X香「なぜわかったのだ」

B太「ネットで見てなかった?」

X香「ばれたか」

B太「ほれ、よこせケツデカサンタ」

X香「これをやろう」

B太「なんじゃこれは」

X香「ジャケットじゃ」

B太「好みわかってるじゃん」

X香「まあね」

B太「最近服かぶるもんな」

X香「影響を受けやすいみたいだね」

B太「Tシャツはやらんぞ」

X香「いらないよ~」

B太「でも今着てるやつダブルネームだよ?」

X香「ちょっと見てからにする」

323: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 01:35:01.757 ID:4AVLFsKa0
2年生の春のある日

B太「俺、そろそろ作曲しようかな」

X香「いいんじゃない?」

B太「やっぱり?」

X香「できると思う」

B太「頑張ってみる。学校全然行けてないけど」

X香「ちゃんと行ってよね」

B太「なんか真面目ちゃんばっかりなんだもん」

X香「それでも行くのだっ」

B太「えー、こもってギター弾いてたい」

X香「なんか話し方似てきたね」

B太「飼い主に似るっていうしお前が似てきたんじゃねえの」

X香「にゃー」

B太「かわいくな」

X香「おいっ!」

324: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 01:37:34.584 ID:4AVLFsKa0
1週間後

B太「曲出来た」

X香「はやっ」

B太「ギターと歌詞だけね」

X香「すごいすごい」

B太「歌ができないんだよな」

X香「どんな歌なの?」

B太「んー、恋人の歌だよ」

X香「へえ、どんな歌?」

B太「昔の人に届いたらいいなっていう歌」

X香「ってことは私じゃないな!」

B太「歌詞なんて想像だから気にすんな」

X香「はーい…」

B太「遠くからでもステージから歌うよって宣言したいんだ」

X香「かっけーな」

328: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 01:39:54.804 ID:4AVLFsKa0
B太「かっけーだろ」

X香「すごいね。私もやりたいこと見つからないかな」

B太「見つけようとしないと見つからないぜ」

X香「そうかもしれないね」

B太「色々やってみたらいいじゃん」

X香「…そうだね」

B太「なんかないかな?」

X香「なんかないかな~?」

B太「でも影響でロック聴くようにはなったな」

X香「ほんとに。こんな英語ばっかりの曲聴いたことなかった」

B太「よろしい」

X香「モテるでしょ君」

B太「全然。モテそう?」

X香「文化祭の時後輩にモテてたの知ってるんだから」

B太「え、マジで知らない」

330: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 01:43:22.199 ID:4AVLFsKa0
2年生の夏のある日

ライン!!

A男「相談したい」

B太「どしたん?」ポン

A男「E恵にフラれそう」ライン!!

B太「なんで?」ポン

A男「わかんない」ライン!!

B太「最近なんかあったの?」ポン

A男「んー、俺もあいつも仕事が忙しい」ライン!!

B太「メシとか食いに行ったり遊んだりしてる?」ポン

A男「割としてると思う」ライン!!

B太「それはお前が一番わかってることじゃないの?」ポン

A男「でも女ってわかんないもんじゃん」ライン!!

B太(間違いないな…)

B太「たしかに。とりあえず今週帰省するから待ってろ」

331: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 01:47:04.949 ID:4AVLFsKa0
帰省した日

A男「久々」

B太「おう。どしたんさ」

A男「わからん。別れようって言われた。でも俺、E恵のこと好きなんだ」

B太「それはわかるけど。なんで?ちょっと冷めてなかった?正直」

A男「うん、最初はな。けどなんか本当に愛されてるって気付いてからはずっと好きだぜ」

B太「なんかくっさいな」

A男「恥ずかしいのに頑張ってんだよ」

B太「すまん、それはE恵の気持ちが仕事でいっぱいいっぱいなんじゃない?」

A男「そうかもしれんな、接客だから絶対疲れてる」

B太「俺にはわからんところだからお前がしっかりしていかないと」

A男「そうだな、確かに。俺がゆっくり話し聞いてやらないとダメなのかな」

B太「多分な。いきなり何も理由なく別れることなんかないと思う」

A男「んー、俺も考えるようにはなったけど、やっぱりわからんもんだな」

333: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 01:51:24.983 ID:4AVLFsKa0
B太「俺も仲いいけどケンカするぜ。なんでかっていうとよく話すからだ」

A男「うーん…」

B太「話さないとわからないことばっかなんだよ。人の心ってもんは見えるもんじゃないし」

A男「まあね」

B太「だから、ちゃんと話せよ」

A男「…話してわかるといいんだけどな」


そのあと


ライン!!

A男「別れた」

B太「どういうことだよ」

A男「突っぱねられた。シカトだよ」

B太「話もさせてもらえなかったのか?」

A男「一点張り。もう今は何もできない。またな」

B太(なんでこう、見えないところですれ違うんだろう。言わないとわかんないことばっかり。考えてるだけじゃどうにもならないのに)

335: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 01:54:35.038 ID:4AVLFsKa0
2年の秋

ライン!!

C子「久々。ちょっと遊びに行っていい?」

B太「おう、いいよ」ポン

C子「来週は?」ライン!!

B太「おう、オッケー。場所わかる?」ポン

C子「迎えに来て」ライン!!

B太「図々しくなったな」ポン



次の週

C子「やっほ。久々」

B太「おう。連絡とれてなかったな」

C子「日本にいなかったからね」

B太「そうなの?」

C子「うん、オーストラリア行ってた」

336: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 01:57:12.028 ID:4AVLFsKa0
B太「すげえな」

C子「語学と色々見に行きたくて」

B太「へえ、俺は特に何もしてないけど」

C子「そういえば、彼氏できたの」

B太「え、マジ?」

C子「うん、ちょっと年上だけど尊敬できる人」

B太「どんな人なの?」

C子「頭良くて、私は到底勝てない人だよ」

B太「A男が好きなのかと思ってた」

C子「んー、E恵とゴチャゴチャしてるし、今は惹かれなかった」

B太「そっか…」

B太(なんか…いいのかな。そういうので)

C子「でも、前と違ってほんとに尊敬できるし、好きだよちゃんと」

B太「へえ、じゃあいいけどさ」

338: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 01:59:58.963 ID:4AVLFsKa0
C子「私、留学することにした」

B太「え、マジで?」

C子「うん」

B太(……)

B太「どれくらい?」

C子「わかんない」

B太「どこ行くの?」

C子「アジアのどこかかなあ」

B太「ふーーん…」

C子「何さ」

B太「別に。いいな外国。」

C子「日本と違ってキツいよ」

B太「でもそういうの好きそうだし」

C子「もっと知るべきなんだと思うんだよね」

C子「色々と、広い世界とか」

339: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:03:40.772 ID:4AVLFsKa0
B太「広い世界か」

C子「そういうやつ」

B太「いいやつじゃん」

C子「いいやつだね」

B太「いつから行くの?」

C子「年明けから行くよ」

B太「じゃあもう会えないな」

C子「そうだね。また成人式に会おう」

B太「成人式かー。はええ。こえーな年とるってのは」

C子「さっきまで中学生だったのにね」

B太(ほんとにそうだよ)

C子「全然忘れられない」

B太「むしろそこしか覚えてねえよ」

C子「濃いね。D美とかA男とか」

B太「濃すぎて他は目に入るかどうか…」

340: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:05:27.011 ID:4AVLFsKa0
C子「ていうか、彼氏すっごい束縛激しいからツイッターとかダメだよ」

B太「そうなの?まあしないけどさ」

C子「彼女に秘密できた?」

B太「秘密っていうか、話してない」

C子「大丈夫なの?」

B太「んーーーー、大丈夫じゃね?」

C子「大切にしなきゃ」

B太(んーーーー。そうだなあ。)

C子「なんか考えてるね」

B太「うん」

C子「ちょっと卑怯」

B太「ん?」

C子「んーん」

B太「どういうことだよ」

C子「なんもないよ」

341: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:07:49.892 ID:4AVLFsKa0
正月

F也「ひっさびさ!」

B太「やべーななつかしい」

G人「久々だな」

A男「俺はそうでもねえけど笑」

B太「大丈夫かよ」

A男「んーまあな」

F也「まあとりあえず飲もうぜ」

G人「ビールまずい」

A男「会社で飲み飽きた」

B太「久々に集合したんだからいいじゃん。乾杯」

「「「かんぱーい」」」

B太「成人かー」

G人「時間が経つのは早いな」

B太「あっという間にジジイ」

343: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:11:31.501 ID:4AVLFsKa0
F也「zzz」

G人「zzz」

B太「コンビニ行くか」

A男「おう」



コンビニ


B太「おとなか」

A男「そうだな」

B太「おとななんて、こどもが大きくなっただけだな」

A男「そうかもしれんな」

B太「おとななんてほんとはいないんだよ」

A男「でも、俺らみたいに仕事するとわかるんじゃないか」

B太「何が?」

A男「何かしらの大変さが」

B太「いうねえ」

344: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:13:25.267 ID:4AVLFsKa0
A男「夢があっていいじゃん」

B太「俺?」

A男「うん」

B太「金があるじゃん」

A男「何に使うかもわからない」

B太「そうかもね」

A男「俺、まだ引きずってる」

B太「…E恵?」

A男「うん」

345: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:15:42.855 ID:4AVLFsKa0
B太「結構さっぱりしてたと思ってた」

A男「なんだかんだ結構経ったな」

B太「C子が永遠に不滅かと思ってた」

A男「そうかな」

B太「E恵なのか」

A男「C子は…お前はそう思うかもしれないけど俺自身微妙なところがある」

B太「嘘つけよ」

A男「んー、結構マジで」

B太「ふーん」

A男「割とD美から連絡くるぞ」

B太「マジで?もうとってないよ連絡」

A男「だろうな。そんな口ぶりだった」

B太「アイツ何してんの今」

A男「短期大学卒業するんじゃない?」

B太「もう就職か」

348: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:17:41.591 ID:4AVLFsKa0
A男「そうなるな」

B太「ふーん…あんなに仲良かったのにな」

A男「人の気持ちなんてどうなるかわかったもんじゃないな」

B太「間違いない」

B太(ほんとに間違いないな…。自分の気持ちやらテンションに振り回されて)

B太(俺の体が可哀想だわ)

A男「まあ、そんだけ」

B太「そうか。成人式で何か変わるかもね」

A男「そうかもしれんな」

B太「不思議な関係だ」

A男「ふっ」

B太「鼻で笑うな」

A男「帰るぞ」

349: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:19:28.149 ID:4AVLFsKa0
成人式

F也「迎えに来たぞ」

B太「悪いな」

A男「いいぞ」

F也「お前運転してねえくせに」

G人「袴邪魔」

B太「なんでお前袴なの」

G人「かっけえかなって」

F也「行くぞ」

A男「なつかしいな」

B太「別にまだあってないのにな」

F也「みんなきれいかな?」

B太「……」

A男「きれいなんじゃね」

B太「そうね」

350: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:21:39.539 ID:4AVLFsKa0
D美「久々やね」

C子「D美久々!何年ぶりかな」

D美「覚えてないね、あっちにみんないるよ」

A男「しょっぱなからなつかしいメンツ」

F也「なつかしいな~」

B太「お前らもなつかしいの?」

A男「夏以来?」

B太「そんなもんじゃねえか」

F也「まあまあ。行こうぜ」



同窓会

B太「成人式って面白くないな」

A男「式典だし」

F也「G人と写真撮ってない…」

「「あ」」

352: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:23:25.110 ID:4AVLFsKa0
B太「ミスった、中学違うじゃん」

A男「そうだった。やべえ」

F也「まあいっか」

B太「いっか」

F也「E恵いなくね?」

B太「いないな」

A男「まあ…」

B太「落ち込むな」

A男「落ち込んでねえわ」

B太「飲もうぜ今日は」

A男「久々に飲むかー」

B太「D美と話せたらいいけどな」

F也「聞こえるぞ」

B太「心の中で言えばよかった」

353: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:25:44.507 ID:4AVLFsKa0
2次会

B太(やべえ、目合っただけで話せてねえ)

B太(C子とも話せてないしなあ)

A男「ムサいなこの席」

B太「俺は女の子いる方行くからな」

A男「後から助けて」

F也「俺も」

B太「自力でこい」

A男「これだから共学は」

B太「これだから工業は」




B太「よ」

C子「お、B太」

B太「何話してたの」

C子「何してんの今ってはなし」

355: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:27:53.731 ID:4AVLFsKa0
B太「アジアどうだった?」

C子「ほんとヤバい」

B太「でしょうね」

C子「アジア人のアタックがすごい」

B太「モテるの?」

C子「うーん、まあまあ」

B太「彼氏おこんないの?」

C子「遠距離になると同時に別れた!」

B太「え?」

C子「でも、なんか帰ってきたら付き合うだろうなって思う」

B太「そうなんだ」

C子「うん、だから今はいないだけ」

B太「そっかそっか、楽しそうだな」

C子「B太バンドは?」

B太「今滞ってる。でも色々と周りに話したよ。バンドしたいって」

356: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:29:15.620 ID:4AVLFsKa0
C子「そうなんだ、あ、D美と話した?」

B太「んーん」

C子「話しておいでよ」

B太「…そうだな」




B太「久しぶり…」

D美「あ、久しぶりです」

B太「よそよそしいな笑」

D美「いいじゃんか~」

B太「仕事すんの?」

D美「うん」

B太「どこに住むつもり?」

D美「地元」

B太「そっか」

357: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:31:40.999 ID:4AVLFsKa0
D美「うん」

B太(気まずい。俺も何が言いたいんだろう)

B太(仲直りしたいんだけど、でも復縁とかじゃなくて)

B太「ごめん」

D美「え?」

B太「なんか気まずくしてごめん。別れてからも上手く話せなかったし」

D美「……」

B太「それがずっと言えなかったんだ」

D美「うん、またね」




B太「……」

B太(なんだよ)

B太(伝えたって変わらないのか)

B太(……クソ。……なんなんだろう、やっぱり俺のことを本気で好きだったわけじゃないのかな」

B太(そんな昔のこと、もう……いいか)

358: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:33:50.491 ID:4AVLFsKa0
そのあとの夜

C子「どうだった?」ライン!!

B太「微妙」ポン

B太「A男とは?」ポン

C子「話してないけど今度遊ぶことになった」ライン!!

B太「マジで?よかったじゃん」ポン

C子「よかったってなによ」ライン!!

B太「別に何もないよ」

C子「周りの人もなんか動いてるみたいだね」

B太「何が?」

C子「告白とかあったらしいよ」

B太「うっそん」

C子「ほんと」

B太「そういうもんなのかな」

C子「そうかもしれないね」

361: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:36:51.958 ID:4AVLFsKa0
C子「X香ちゃんと写真とかとれた?」ライン!!

B太「一応な」ポン

C子「D美とは?」ライン!!

B太「気まずかった。ちゃんと話してもわかってくれなさそうだったよ」ポン

C子「そんなことないと思う。意識しちゃうんだ」ライン!!

B太「そうかな」ポン

C子「うん、多分そう」ライン!!

B太「なんか中学のときみたいだな」ポン

C子「ほんとにね」ライン!!

C子「4人で会いたいね」ライン!!

B太「もう戻るから無理だ」ポン

C子「そうなんだ、残念だな」ライン!!

B太「学校があるしな」ポン

C子「私はもう1回アジアに戻るよ」

B太「いいじゃん、自分の夢追いかけてくれよ。C子も」

362: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:40:41.148 ID:4AVLFsKa0
B太「A男とやり直したりしないの?」ポン

C子「んー、なんで?」ライン!!

B太「俺、ずっと思うんだ。C子はA男のこと、A男はC子のことが好きなんじゃないかって」ポン

C子「んー……」ライン!!

B太(……やっぱりな)

C子「正直、微妙」ライン!!

B太「なんで?」ポン

C子「ちゃんと話すともう1度好きになってしまいそう」ライン!!

B太「ダメなの?」ポン

C子「ダメでしょ。夢もあるし、結婚もしなきゃいけないし」ライン!!

B太「そうだけど」ポン

C子「純粋な恋愛をしてしまいそうな気がする」ライン!!

B太「それがいいじゃん。自分の感情に素直にならないと自分である意味なんかないぜ」ポン

C子「B太っぽい」ライン!!

B太「俺だし」ポン

363: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:44:35.636 ID:4AVLFsKa0
C子「そっか、いいね。B太とLINEすると笑ってしまう」ライン!!

B太「俺もだよ」ポン

B太(俺、やっぱどっかでこいつのこと好きなんだ)

B太(ダメだ)

B太(どうしよう。彼女いるのにデート繰り返して)

B太(バカだ俺、何してんだろ)

C子「揺らぐね~。なんかやばいよね」ライン!!

B太「わかるよ。なんかやばい」ポン

C子「抜け出せないね」ライン!!

B太「抜け出せる気がしない」ポン

C子「変な図形だ」ライン!!

B太「丁度いい」ポン

C子「ずっとこうやっていようよ」ライン!!

B太「そうだな」ポン

B太(それが一番いいんだ)

364: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:46:54.352 ID:4AVLFsKa0
ずっと後の話

F也「B太、ちょっとドライブ行こうぜ」

B太「どしたの?」

F也「ちょっと買い物を」

B太「何のさ」

F也「んー、結婚指輪とか?」

B太「え、今の彼女と結婚すんの?」

F也「たぶんね」

B太「俺全然お前の彼女のこと知らないけど」

F也「まあセンスはお前の方があるからな」

B太「でもお前が選ばなきゃ意味ないじゃん」

F也「そうするわ。途中までついてきて。」

B太「アホだな」

B太「出せ」

F也「免許ねーくせに」

366: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:50:54.124 ID:4AVLFsKa0
もっと後の話

B太「お前が結婚なんてな」

B太「普通に無理だろ」

B太「金だけはあるもんな」

B太「子ども作りすぎんなよ」




A男「うっせーわ」

E恵「うっせーわ!」

B太「気持ちいいわお前ら」

A男「お前はもっと稼げ」

B太「稼ぐとかじゃないんだって」

E恵「稼ぐのも必要だぞっ」

B太「だりーなー」

A男「だりーだろ」

368: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:54:03.003 ID:4AVLFsKa0
同じ時期くらいの話

G人「やっぱ結局、ロックやりたいよね」

B太「わかる」

G人「仕事やめるわ」

B太「いいね」

G人「めっちゃまよったけどね」

B太「遠回りしてもいいんじゃない」

B太「俺は似合うと思うよそっちのほうが」

G人「そうかもしれんな」

B太「まけんぞ」

G人「お前はやめんなよ」

B太「任せろ」

G人「とりあえず、どこの国行くか決めるか」

B太「俺イギリス行きたいな」

G人「根暗だもんな」

371: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 02:58:10.081 ID:4AVLFsKa0
もうちょっとだけ後の話

X香「いらっしゃいませー!」

B太「なんかオシャレな店なっとんな」

X香「やっぱり?かっこいい?」

B太「かっけー」

X香「何食べる?」

X香「私が作ったらなんでもおいしい」

B太「知ってるけど一応カルボナーラ食いたい」

X香「それはそうとちゃんと頑張ってる?」

B太「うん、頑張ってる」

X香「それならいいけど。またデートしてよね」

B太「俺が惚れたらな」

X香「ちゃんと迎えに来てくれないといやです」

B太「待ってろ」

X香「はーーーっ、そうやって言うのは卑怯だぞ。ばかだなあ」

373: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 03:01:52.346 ID:4AVLFsKa0
ごくごく近いある日

C子「宅飲みだなんて」

B太「いいじゃん」

C子「いいよ」

B太「何のもっかな」

C子「迷うね」

B太「な」

B太「ビール飲めるようになった?」

C子「まずいからやだ」

B太「だっせ」

C子「うざっ」

B太「買ってきたのほぼビールだよ」

C子「アメリカのビールは薄いからまだましだ」

B太「バドワイザーとハイネケンしかないぞ」

C子「うう、まあこれでいっか」

374: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 03:05:07.506 ID:4AVLFsKa0
B太「ちゃんと仕事してんの?」

C子「ばんばん書いてる」

B太「最近は?」

C子「んー、差別問題とか」

B太「白人黒人みんなラブアンドピースだよ」

C子「早くそれを歌ってよ」

B太「いやそれもいいんだけどちゃんとWe are the worldとか歌えるレベルになりたいじゃん」

C子「テングだ」

B太「うっせーわ」

C子「ただの内気風なロック好きだったのにな」

B太「うっせーわ」

C子「CD聞き飽きた」

B太「ほいこれ」

C子「何このCD」

B太「めちゃめちゃ最初の方に作ったお前への曲」

376: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 03:10:32.576 ID:4AVLFsKa0
B太「結局思ったんだよ」

C子「何が?」

B太「俺は臆病だし、感情的だし」

C子「一番知ってる自信があるよ」

B太「お前にも告白したかったんだけどな、ほんとは」

C子「卑怯だなあ」

B太「でも、恋人になっちゃうとダメなんだ」

C子「ちょっと好きだったのに」

B太「そういうの言うな」

C子「少しくらいズルしてもいいじゃん」

B太「…まあね」

C子「こうやって二人とも夢かなえられてるのがすごいね」

B太「夢の途中だからな」

C子「詩人か」

B太「歌手な」

377: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/11(土) 03:19:12.780 ID:4AVLFsKa0
B太(たくさんの女の子と恋をして、たくさんのいい友達と一緒に成長してきた)

B太(そのお陰で俺は伝えたいことが山積みで、今もまだ止まらない)

B太(年齢を重ねた今だっておとなだとは思わない)

B太(結局こどもが大きくなっただけなんだからさ)

B太(あと、X香とC子のこと。俺に選ぶ権利なんてない)

B太(ふたりとも俺のことを好きでいる保証はない)

B太(X香はなんとなく好きでいてくれる気がするけど)

B太(俺はこうやって詩を書きながら一生頭にこいつらのことを刻んだままにしたい)

B太(自分が思うことは実行して、傷ついたらたまに後ろを気にしながら、頭を抱えて、カサブタをはがす)

B太(そうやって今まで生きてきた)

B太(だからこうやって、たまにはカサブタをはがして、どこかに残して、大きな大きな傷にしていかないといけない)


終わり

引用元: A「Cってかわいいよな」B「マジで?告ればいいじゃん」