1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 01:13:33.870 ID:2skXWUniM
唯「>>3する能力に」

3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 01:15:51.218 ID:eQJWAUlha
体の色を変える

6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 01:23:03.763 ID:nWdV7RlrM
担任「平沢さん! 今何時だと思って……」

唯「すいませぇん……。少し体調が悪くて……」

担任「ええ……。少し、って……、顔が真っ青だけど大丈夫?」

唯「はい……。朝起きたら顔が真っ青になってて……」

担任「そ、そう。体調管理には気を付けてね」

唯「はい……」(にしし。うまくいった)

担任「じゃあ、授業を続けるわよ」(本当に平気かしら……。ブルーマンみたいになってるけど……)

7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 01:26:18.218 ID:lNw9jnavM
律「ええっ!? 体の色を自由に変えられるようになっただって!?」

唯「しーっ! 声が大きいよ、律ちゃん」

律「お、おお。悪い。……で、なんでそんなことが」

唯「分かんないんだけど、憂が言うには悪と戦うためだとかなんとか」

律「……憂ちゃんもしっかりしてる割りには変なこと言い出すよなぁ」
    ザ・カメレオン
唯「”変幻自在の皮膚”」

律「ん?」

唯「私の考えた能力名だよ!」

律「そうか。ダサいな」

9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 01:29:39.076 ID:0bC8NZqKM
~放課後・部室~

梓「ええっ!? 唯先輩も!?」

律「”も”ってなんだよ、”も”って」

梓「実は……」

唯「あずにゃんも”チカラ”に目覚めたって!?」

律「どうでもいいけど”チカラ”とか言うな。厨二病か」

梓「はい……。>>11する能力みたいです……」

12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 01:36:44.801 ID:0bC8NZqKM
律「やべーじゃん! 近寄るなよ、梓!」

唯「……」ジリジリ

梓「ええ……。その距離感、いささかショックなんですけど」

律「そりゃこうなるわ! 触ったら死ぬんだろ!?」

梓「はい。今日一日で3人くらい殺しましたし」

唯「ナムアミダブツナムアミダブツ……」

律「……そ、そうですか。今まで調子乗っててすいません。中野さん」

梓「いや……、今のは軽い冗談なんですけど」

律「重すぎるわっ!」

14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 01:39:40.795 ID:0bC8NZqKM
ゴキブリ『ガサガサ』

梓「まぁこんな感じですよ」パッ

ゴキブリ『』パタッ

律「おお……」

唯「……よくゴキブリに素手で触れるね、あずにゃん」

梓「普段は触りませんけど……」

律「で、なんでお前らはこんな能力に目覚めたんだ」
    スラッピングデッドポイント
梓「”稼働と停止の境界線”」

律「……ん?」

梓「私の能力名です」

律「なるほど。ダサい」

16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 01:43:03.824 ID:iUn6mQ4/M
梓「憂が言うには世界の巨悪を倒すためだとか」

律「なんでお前らは困ったことがあるとすぐ憂に意見を求めるんだよ」

唯「憂は間違ったこと言わないしね」

梓「そうですよね」

律「……そうか。そりゃ良かったな」

ドア『ガチャンッ!』

紬「大変なの!」

律「な、なんだよムギ。どうした」

紬「私達、学校に閉じ込められちゃったのよ!」

律「……はぁ?」

17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 01:45:52.333 ID:SQk+VgnRM
紬「外に出る扉が全部開かなくなってるのよ。窓も」

律「……なんだそりゃ。オカルト的なあれか?」

唯「きっと、私たちと同じ”チカラ”を持つ者の仕業だろうね」

梓「おそらくは」

律「なんか腹立つなぁ、こいつら」

紬「まさか……、唯ちゃんたちも”チカラ”を……?」

唯「っ!?」

律「おい……! ムギもなのか……!?」

18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 01:49:20.664 ID:EkShFjm4M
紬「あ、いえ。私は持ってないけど。……ただ乗っただけ」

律「紛らわしいことすんな!」

梓「つまり。私たちを閉じ込めている”何か”を倒さないといけないわけですね」
  アンノウン
唯「”何か”をね……」

律「そのいちいちルビ振るのやめねーか」

紬「……私、心当たりがあるわ」

唯「心当たり?」

紬「ええ。私、聞いちゃったのよ」

梓「何を……、ですか」

紬「さわ子先生がね、”チカラを持った者たちの楽園を作る”って言っていたのよ」

律「なるほど。そのまんまだな」

21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 01:53:20.358 ID:ZztmongWM
唯「さわちゃん先生がなんで……」

紬「さぁ。……でも、はっきりしているのは」

律「さわちゃんを倒さないと私たちは家に帰れないってことか」

梓「……そういうことですね」

紬「ええ」

律「まぁ、そりゃ簡単なんじゃないか。梓が触れば一発だろ」

梓「はい。私が触れたら相手は死にますから」

紬「それが、そうもいかないのよ」

唯「なんで?」

紬「さわ子先生は>>21の能力を持っているから」

27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:01:14.498 ID:UQlAjAmRM
律「全知全能て……。勝ち目ねーだろ」

唯「諦めよう!」

梓「何を言ってるんですか! 学校に閉じ込められたままでいいんですか!? 頑張りましょう!」

紬「そうね……。何か策を練れば……」

律「無理無理ムリムリカタツムリだろ。こっちの手の内も読めてんじゃねーのか」

唯「うむ」

梓「まだです! こっちには、まだ澪先輩がいますから!」

紬「澪ちゃんならさっきやられてたけど」

梓「諦めましょう」

28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:05:28.294 ID:3/tocrRMM
律「澪がやられたって……。何したんだよ、あいつは」

紬「1年生の子が能力に目覚めていたらしいんだけど……」

唯「さわ子先生の差し金で?」

紬「いえ、その子が純粋に澪ちゃんが好きだったみたいで。
 能力で倒して体育倉庫に拉致したみたいなの」

梓「……随分と積極的ですね」

律「ふざけんな! なんでムギは見殺しにしたんだよ!? 仲間だろ!」

紬「……ごめんなさい。私も、怖かったのよ」

唯「ム、ムギちゃんを責めるのはやめようよ。だって、”チカラ”を持たざる者なんだから……」

律「なんでお前はドヤ顔してんだよ! 腹立つな!」

29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:08:09.109 ID:gDeDnlgjM
梓「澪先輩がいなきゃ話にならないですね。こっちには能力者は私と唯先輩だけなので」

唯「そうだね。もう部室に棲み付こう」

律「そんなことはどうでもいい!」

紬「……」

律「澪がさらわれてんだぞ! そっちを助けるのが先だろうが!」

唯「いいよぉ。もうさわちゃんに全部まかせようよ」

律「私は澪を助けに行く! お前らは勝手にしろ!」

紬「ひ、一人じゃ危険よぉ」

30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:10:32.854 ID:yyZ682qtM
唯「そうだよぉ。相手は”チカラ”に選ばれし、闇の眷属だよ?」

律「いちいち肩書を増やすんじゃねぇ!」

梓「り、律先輩まで捕まるのは嫌ですよ」

紬「私もよ!」

律「……それなら、選べ」

唯「ほえ」

律「私は澪を助けに行く。お前らが付いてくるか、選べ」

梓「>>32
唯「>>33
紬「>>34
 

33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:15:18.812 ID:Bc4bKTaKa
壁とかの色になって潜入

34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:15:39.255 ID:B1ztiefv0
はい

36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:18:30.583 ID:yAkJfDhiM
梓「>>31
唯「>>33
紬「>>34」で

律「……そうか。じゃあ、梓以外で行くぞ」

梓「すいません……。私も、怖いんですよ」

紬「……分かるわよ」

梓「人を殺してしまうんじゃないかとか、いろいろ考えてしまって……」

律「……そうだったな。悪い。じゃあ梓はここで待機しててくれ」

梓「……はい。分かりました。……すいません」

唯「あずにゃん……」

37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:21:41.860 ID:YlO2ExLyM
~体育倉庫~

1年生「ふふふふふふふひひひひひひひひひひひ………………」

澪「ひっ……。ひぃ……っ!」

1年生「逃げようとしても無駄ですよぅ……。ぎっちぎちに縛ってありますからぁ……。
  くひっ……! くひひひひひひっ…………っ!」

澪「うううう……っ! 律ぅ……。律ぅ……っ!」

1年生「……私の前で、その名前を呼ばないでください」

澪「ううううううう…………っ」

38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:24:58.430 ID:++GIBqvyM
~体育倉庫前~

唯「じゃあ、私が先に行ってくるからね」

律「……澪の声がする。私が先に」

紬「っ!」ガッ

律「……放せ」

紬「唯ちゃんに、任せましょう。相手は能力者なのよ」

律「……ちっ。分かったよ」バッ
    ザ・カメレオン
唯「”変幻自在の皮膚”」

スゥゥゥゥゥゥ……

唯「じゃあ、行ってくるね」

律(マジでほとんど見えなくなったな)

39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:28:15.250 ID:i0oRdYybM
~体育倉庫~

1年生「くひひひひっ! 澪せんぱぁい……っ!」ガバッ

澪「ひぃ……!」

1年生「んふふっ! いい匂い……」ズチュッ……クチッ……

澪「や……! 嫌だぁ……っ!」ジタバタ

1年生「抵抗しても無駄ですってぇ……」チュッ……

澪「律ぅ……」

1年生「……やめろってのが聞こえなかったんですか。澪先輩?」ガゴッ!

澪「うぐぅっ!!!!!」

40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:30:23.492 ID:i0oRdYybM
~部室~

梓(みんな頑張ってるのに、留守番だけしてるってのは気が引けますね……)

梓「そうだ!」ガタッ!

梓(唯先輩たちが澪先輩を助けている間に、私はさわ子先生を倒しておきましょう)

梓「そうと決まれば即行動です! さわ子先生がいる校長室へ向かいましょう!」

41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:32:20.591 ID:Qvl3lQNPM
~体育倉庫~

唯「澪ちゃんっ!」ダダッ!

1年生「んん……?」

澪「げほっ……! ゆ、唯か……?」

唯「うん! 大丈夫……!? 澪ちゃん……!」

澪「……ろ」

唯「何……?」

澪「逃げろ……。こいつは……、やばい……」ガクッ

唯「え……」

42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:32:43.410 ID:SOyKEMqJ0
1年生「もう! 暴れるなら腕を切るわ!」ガスッ!

澪「ひぃ……!」

1年生「うふふふ! 血も美味しい……」ズチュッ……クチッ……

澪「や……! 嫌だぁ……っ!」ジタバタ

1年生「次は足を切ろうかしら……」グチャッ……

澪「律ぅ……」

1年生「……まだ言うの?処女も卒業ね!」ズブッ!

澪「いやあぁぁぁ!!!!!」

43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:34:59.800 ID:xRYO6yQaM
1年生「まったく、やってくれますね」

唯(いつの間に後ろに……っ!)ゾクッ!

1年生「平沢先輩、でしたっけ。お噂は、かねがね」

唯「……澪ちゃんにひどいことして。私、怒ってるよ」

1年生「そうですか。それは奇遇です」ダッ!

唯「え」

ガゴォォォオオオッ!

1年生「……私も、怒ってますから」

唯「……ッ!」ザザッ

44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:38:53.235 ID:n2PsTzg5M
1年生「……私たちの愛の営みを邪魔しておいて、ただで済むなんて思っていませんよね?」

唯「……ッ!」(律ちゃんとムギちゃんは戦力にならない……)

1年生「覚悟してくださいねッ! 先輩ッ!」ダッ!

唯(この子は、私が仕留めるッ!)

1年生「くらってさっさと死んでください! 私の>>46する能力をねッ!」

46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:40:49.256 ID:IJsquDIu0
絶対殺す

47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:46:26.117 ID:O5RDZqCnM
唯「……!」(何……ッ!? 声が出ない……!)
     レイニーデイズ
1年生「”必殺必中”」

唯「ごぷ……っ!?」

1年生「私は終わらせることができます。人の人生をね」

唯「……」ドサッ!

1年生「それは命であったり、心であったり。
  あなたにとってそれは、この世との別れを意味するようです」

澪「唯……。唯ぃ……っ!」ポロポロ

1年生「さようなら。私に歯向かった、馬鹿な人」

48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:48:59.664 ID:WyWv8z4jM
~体育倉庫前~

律「……随分と、静かじゃねぇか」

紬「そうね。最初は言い争う声が聞こえてきてただけど」

律「勝負はついたのかな」

紬「……そう、かしら。だったら」

律「ムギは、唯が勝ったと思う?」

紬「そう思ってたら、すぐにでもこの扉を開けているわよ」

律「……」

49: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:51:10.852 ID:ymjUvw1/M
~校長室前~

梓(ここに、さわ子先生が)

さわ子「梓ちゃん」

梓「はっ……!?」

さわ子「どうしてここに?」

梓「ええ、っと……。その」

さわ子「私を殺しに来たの?」

梓「>>51

52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:55:17.253 ID:9WyOIZA2M
さわ子「説得?」

梓「そうです。さわ子先生は、人が死ぬことを楽しむような、ひどい悪人ではありませんよね」

さわ子「当たり前じゃない。私はみんなと幸せに暮らしたいのよ」

梓「このままだと死にますよ」

さわ子「……何」

梓「言った通りです。このままなら死にます。さわ子先生、あなたの大切な人たちが」

さわ子「……梓ちゃんは、私を脅しに来たの?」

梓「脅しにじゃありません。説得しに来たんです」

53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 02:57:59.375 ID:9WyOIZA2M
~体育倉庫~

律「唯!」

紬「唯ちゃん!」

1年生「……何しに来たんですか、あなた達」

澪「二人とも……!」

律「……てめぇ。唯に何しやがった」

1年生「払っただけですよ。降りかかった火の粉をね」

律「……そうか」

澪「やめろ! こいつは確実に人を……ッ!」

1年生「分かっているなら黙っていてください。澪先輩から”殺”しますよ?」

54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 03:01:29.607 ID:oTFz3Fy+M
~校長室~

梓「……」ズズズッ

さわ子「部室でのティータイムより落ち着くでしょう? ふかふかのソファで飲むコーヒーは」

梓「いえ。全然落ち着きませんね」

さわ子「……そう。梓ちゃんはもっと素直な子だと思っていたけど」

梓「ちなみに」スッ

さわ子「……何かしら」

梓「私がこの手を数十cm伸ばしたら、さわ子先生は死にます」

さわ子「知ってるわよ」ズズッ……

梓「……」

さわ子「あなたが私の能力を知っていることも知っているから。なんせ、全知全能ですものね」

55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 03:04:36.694 ID:NAypHJWBM
~体育倉庫~

律「てめっ……!」

1年生「動かないでください」

紬「ぐう……っ!」グググッ

1年生「後ろのあなたもね」

澪「二人とも……」

1年生「私の”チカラ”は私を中心にして及びます。
  先輩たちが何を企もうと、同じ室内にいる限り無駄なことです」

律「くそぉ……っ」

56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 03:08:12.966 ID:7TI221SOM
1年生「私はね、澪先輩が欲しいだけなんです」

澪「……」

1年生「澪先輩さえ手中にあれば、先輩方の命なんて毛ほどの興味もありません。
   どうです? 分かっていただけますか?」

律「……このやろう」

1年生「簡単な二択ですよ。自分が死ぬか。澪先輩を私に献上するか。
   答えなんて決まっているでしょう?」

紬「……」

1年生「先輩方が自殺志願者でないことを祈ります。私も極力人は殺したくありませんから。
   では、選んでください」

律「>>58

紬「>>59

58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 03:12:56.011 ID:i56Akycz0
さっさと殺せよ

59: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 03:13:02.467 ID:ARkTXJZn0
どうぞどうぞ

60: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 03:16:15.206 ID:HQ3rAuftM
澪「お前ら……ッ!」

1年生「……へえ。随分と、おバカな人たちみたいですね」

律「澪を見殺しにするくらいなら、私は死ぬことを選ぶ」

紬「ええ。私も同じ気持ちよ」

1年生「……そうですか。それじゃあ」

律「だけどなッ! 抵抗だけはさせてもらうぞ!」ガバッ!

紬「ええ! 私もよ!」ガバッ!

1年生「……」

61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 03:18:45.587 ID:ot6Fwp/DM
澪「……っ!」ポロポロ
     レイニーデイズ
1年生「”必殺必中”。残念ですが、無駄な抵抗でしたね」

律「……」

紬「……」

澪「そんな……」

1年生「じゃあ、澪先輩は私のモノということで」

澪「……ッ! んうう……ッ!」ガリィッ!

1年生「澪先輩ッ!!?」

62: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 03:22:02.960 ID:o9aH+mAdM
~校長室~

梓「……だったら、この手を止めないんですか」

さわ子「止める必要が無いもの。……だって」ガッ

梓「!?」

さわ子「この通り、あなたに触れても私は死なないから」

梓「どう……して……」

さわ子「全能が全能たる所以、あなたには分かる?」

梓「……」ガタガタ

さわ子「不可能を可能にする……、なんでもできるから”全能”なのよ」

63: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 03:24:42.952 ID:OQuq/7XTM
~体育倉庫~

1年生「そんな……。舌を噛み切るなんて……」

澪「……」

1年生「澪先輩……。あなたがいない世界で……、私はどうしたら……」

澪「……」

1年生「……」ポロポロ

律「じゃあ、死ぬ気になったか?」

1年生「え」

律「ふんっ!」ドガァッ!

64: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 03:26:48.161 ID:OQuq/7XTM
~校長室~

梓「そうですか。だったら、全能なんて虚しいものですね」

さわ子「……何ですって?」

梓「私たちはそんなものなくても楽しかったですよ」

さわ子「……」

梓「けいおん部さえあれば良かった。……さわ子先生も、そう思ってるんじゃないですか」

さわ子「……」

梓「だからみんなを閉じ込めた。そうですよね」

さわ子「……どうかしら、ね」

65: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 03:29:17.167 ID:OQuq/7XTM
~体育倉庫~

1年生「……どうして、律先輩が」

律「一種の賭けだったけどな。唯が時間を稼いでいる間に、梓に説得を任せてたんだ」

1年生「説得……? いったい何の……」

さわ子「全知全能。その能力の行使を、よ」

梓「お待たせしました!」

唯「もーう。遅いよー、あずにゃーん」

1年生「なっ……」

66: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 03:33:10.445 ID:mETI77oMM
唯「本当に死んじゃうかと思ったー」

さわ子「ごめんね、唯ちゃん」

梓「ギリギリでしたね。1年生の子の能力とさわ子先生の能力の発動のタイミング」

律「まぁ唯が勝ってりゃそんなこと気にすることも無かったんだが」

紬「そうねぇ」

1年生「……待ってください」

67: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 03:35:22.355 ID:4BbC5zlyM
さわ子「何かしら?」

1年生「いつから、こうなると」

さわ子「最初からよ」

1年生「……」

さわ子「なんたって、全知全能だからねぇ」

1年生「……くだらないですね。そんな言葉遊びを聞きたかったわけじゃないですが」

さわ子「あらぁ。ごめんねぇ」

律「あ」

唯「なぁに?」

律「澪は……」

一同「あ」

68: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/18(土) 03:38:18.962 ID:ZVFo7jSzM
さわ子「全知全能って言ってもねぇ……。自殺した人はどうにも……」

律「ええー……」

唯「まぁ、いいんじゃない?」

紬「そうねぇ」

梓「仕方ないですしね」

1年生「そうですね」

さわ子「よしっ! じゃあ、これで一件落着ってことで」

澪「いいわけあるかぁーーー!!!」

一同「って、生きてる!?」

終わり

引用元: 唯「ある日目が覚めた私は、とある能力に目覚めていました」