1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/20(月) 02:24:59.071 ID:R5q5nY/r0
男「ん、なんで真っ暗なんだ?明かりはないのか」キョロキョロ
男「暗くて何も見えないな・・そもそも俺は何でここにいるんだろう」
男「おーい!誰か、誰かいないのか!?おーーーーい!!」
扉「586054」
男「暗くて何も見えないな・・そもそも俺は何でここにいるんだろう」
男「おーい!誰か、誰かいないのか!?おーーーーい!!」
扉「586054」
2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/20(月) 02:25:42.967 ID:R5q5nY/r0
パッ
男「あっ、ついたぞ」
男「誰か・・だれか・・あっ、そこの君!」
キモオタ「ん?どうしたんですかな、男君」
男「??なぜ俺の名前を?それに君は・・?」
キモオタ「何故って拙者のことを忘れたでござるか??キモオタでござるよ、キ・モ・オ・タ」
男「・・???すまん、何か混乱しているのかもしれない」
男「あっ、ついたぞ」
男「誰か・・だれか・・あっ、そこの君!」
キモオタ「ん?どうしたんですかな、男君」
男「??なぜ俺の名前を?それに君は・・?」
キモオタ「何故って拙者のことを忘れたでござるか??キモオタでござるよ、キ・モ・オ・タ」
男「・・???すまん、何か混乱しているのかもしれない」
3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/20(月) 02:26:35.984 ID:R5q5nY/r0
男(もしかして俺、記憶喪失か・・?ならば俺がおかしいのかもしれない)
男「他に誰かいないのか?」
キモオタ「おかしな男君でござるね」
キモオタ「ほら、そこにギャルちゃんと天才君がいるじゃないですかな?デュフッ」
ギャル「どしたの男?」
男「あ、すまん・・・何か記憶があやふやなんだ・・・」
男「他に誰かいないのか?」
キモオタ「おかしな男君でござるね」
キモオタ「ほら、そこにギャルちゃんと天才君がいるじゃないですかな?デュフッ」
ギャル「どしたの男?」
男「あ、すまん・・・何か記憶があやふやなんだ・・・」
4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/20(月) 02:27:24.782 ID:R5q5nY/r0
ギャル「アハハハ、男らしいねww私はギャルじゃんっ!」
ギャル「あとほら、そこに」首クイッ
天才「天才ですよ」
男「あ、どうも・・」ペコリ
天才「どうも」
ギャル「あとほら、そこに」首クイッ
天才「天才ですよ」
男「あ、どうも・・」ペコリ
天才「どうも」
5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/20(月) 02:27:59.771 ID:R5q5nY/r0
男「・・・あ、そうじゃなくて!!ここはどこなんだ?」
天才「ここは部屋じゃないですか」
男「まあ、そうだな・・いや、この部屋の場所が知りたいんだ!!」
天才「そんなに気になることですか?ギャルさんどう思います?」
ギャル「えー、どうでもいいんじゃない~??」お化粧ナオシー
キモオタ「拙者はこのPSPがあるからそんなに気にならないのだ」ピコピコ
男「うーむ」
天才「ここは部屋じゃないですか」
男「まあ、そうだな・・いや、この部屋の場所が知りたいんだ!!」
天才「そんなに気になることですか?ギャルさんどう思います?」
ギャル「えー、どうでもいいんじゃない~??」お化粧ナオシー
キモオタ「拙者はこのPSPがあるからそんなに気にならないのだ」ピコピコ
男「うーむ」
7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/20(月) 02:28:41.137 ID:R5q5nY/r0
男「俺は何か大切なことを忘れているような・・・」
男「あ、そうだ・・思い出した!俺はここから、で・・・」
男「で・・・で・・・」
男「くそっ、その先が思い出せん!!」
ギャル「『で』?」
キモオタ「『で』、で始まる言葉?」
天才「『で』、ですか」
ギャル「『デコメ』?」
男「メールじゃない!」
天才「『電子工学』ですね?」
男「違う!!!」
キモオタ「『デュラララ』ですかな?」
男「違う違う違う!!!!!」
男「あ、そうだ・・思い出した!俺はここから、で・・・」
男「で・・・で・・・」
男「くそっ、その先が思い出せん!!」
ギャル「『で』?」
キモオタ「『で』、で始まる言葉?」
天才「『で』、ですか」
ギャル「『デコメ』?」
男「メールじゃない!」
天才「『電子工学』ですね?」
男「違う!!!」
キモオタ「『デュラララ』ですかな?」
男「違う違う違う!!!!!」
8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/20(月) 02:29:23.108 ID:R5q5nY/r0
天才「『デカルト座標』」
キモオタ「『電撃ストライカー』」
ギャル「『デート』!」
男「・・・」
天才「『デヴィッド・リンドリー『ボルツマンの原子』』」
キモオタ「『デレマス』」
ギャル「『ディズニーランド』」
男「いい加減にせい!」頭パシー
3人「あいたっ!」
キモオタ「『電撃ストライカー』」
ギャル「『デート』!」
男「・・・」
天才「『デヴィッド・リンドリー『ボルツマンの原子』』」
キモオタ「『デレマス』」
ギャル「『ディズニーランド』」
男「いい加減にせい!」頭パシー
3人「あいたっ!」
9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/20(月) 02:30:01.543 ID:R5q5nY/r0
男「さて、こんなところに用事もないし、さっさと出てしまうか」
男「!!!」
男「そうだ・・俺はここから『出』ないといけないんだ」
男「よし、それじゃ・・・あれ??扉が、開かない・・?」
扉「出られないよ」
男「ん!?」
扉「出られないよ」
男「お前は・・・?」
男「!!!」
男「そうだ・・俺はここから『出』ないといけないんだ」
男「よし、それじゃ・・・あれ??扉が、開かない・・?」
扉「出られないよ」
男「ん!?」
扉「出られないよ」
男「お前は・・・?」
10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/20(月) 02:30:23.857 ID:R5q5nY/r0
扉「ふふっ」スタッ
男「えっ!?なんで少女の姿をして・・」
扉「出られないよ」
男「いやいや、ここから出してくれ!!!」
扉「どうして出たいの?」
男「出たいに決まってるだろ!」
扉「ふーん?」
男「えっ!?なんで少女の姿をして・・」
扉「出られないよ」
男「いやいや、ここから出してくれ!!!」
扉「どうして出たいの?」
男「出たいに決まってるだろ!」
扉「ふーん?」
11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/20(月) 02:30:52.829 ID:R5q5nY/r0
男「俺はどうしても帰らないといけないんだ。会社もあるし家族が待ってるんだ」
男「・・!!!」
男(そうだ・・俺は普通の会社員で仕事もあるし家庭も持っていた・・・なぜ俺はこんなところに)
扉「そんなに出たいの?」
男「ああ、一刻も早く元の日常に戻りたい。早くここから出してくれ」
扉「ふーん」
男「・・!!!」
男(そうだ・・俺は普通の会社員で仕事もあるし家庭も持っていた・・・なぜ俺はこんなところに)
扉「そんなに出たいの?」
男「ああ、一刻も早く元の日常に戻りたい。早くここから出してくれ」
扉「ふーん」
12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/20(月) 02:31:24.225 ID:R5q5nY/r0
ギャル「てかさっきから男、一人でブツブツ何言ってんの?」
男「え?」
天才「会社がどうとか、家庭がどうとかおっしゃってましたよ」
男「お前ら・・・こいつが、こいつが見えないのか!?」
キモオタ「男君・・本気でおかしくなっちゃったのですか?」
男「っ!!」
扉「あははっ」
男「え?」
天才「会社がどうとか、家庭がどうとかおっしゃってましたよ」
男「お前ら・・・こいつが、こいつが見えないのか!?」
キモオタ「男君・・本気でおかしくなっちゃったのですか?」
男「っ!!」
扉「あははっ」
14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/20(月) 02:32:29.307 ID:R5q5nY/r0
男「早く出してくれ!ここにいたら気が狂いそうだ」
扉「そっかあ~あの日々に戻りたいんだ」
扉「あんな日々だったのに?」
扉「会社ではずっとヒラ。何をやっても新人に遅れをとって若い者に頭をペコペコ」
扉「家族とは別居。妻は夜な夜な別の男と遊んで帰ってくる。息子は暴走族の仲間入りをして家には帰ってこない」
扉「もう鬱になりかけだった貴方に戻る意味はあるの?」
男「・・・」
扉「そっかあ~あの日々に戻りたいんだ」
扉「あんな日々だったのに?」
扉「会社ではずっとヒラ。何をやっても新人に遅れをとって若い者に頭をペコペコ」
扉「家族とは別居。妻は夜な夜な別の男と遊んで帰ってくる。息子は暴走族の仲間入りをして家には帰ってこない」
扉「もう鬱になりかけだった貴方に戻る意味はあるの?」
男「・・・」
15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/20(月) 02:33:29.711 ID:R5q5nY/r0
扉「だから私がここに連れてきたんだよ」
扉「それよりここにいたら私がずっと面倒を見てあげられるよ」
扉「だから・・ここから出たいなんて言わないで」
男「・・いや、それでも俺は戻りたい、戻りたいんだ」
男「ここにいる俺は本当の俺じゃない。現実と向き合わなければならいんだ」
男「だから俺はここを出る」
扉「・・・そっか残念」
扉「『また』同じ答えなんだね」
扉「それじゃあ」
扉「586055回目、行ってみようか」
男「・・・ハッ?ここは・・・?」
終わり
扉「それよりここにいたら私がずっと面倒を見てあげられるよ」
扉「だから・・ここから出たいなんて言わないで」
男「・・いや、それでも俺は戻りたい、戻りたいんだ」
男「ここにいる俺は本当の俺じゃない。現実と向き合わなければならいんだ」
男「だから俺はここを出る」
扉「・・・そっか残念」
扉「『また』同じ答えなんだね」
扉「それじゃあ」
扉「586055回目、行ってみようか」
男「・・・ハッ?ここは・・・?」
終わり
引用元: ・男「・・・ハッ?ここは・・・?」
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