1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 16:50:39.449 ID:yOW8T/K90
女勇者「女騎士ー!!遅くなってすまん!!非道なオークめ!!死ねええ!!!」

オーク「なにいいいい!!?ぐわああああ!!」

ずしゃあああ

女勇者「女騎士!大丈夫か!?」

女騎士「…あ、あぁ…ちっ…」

女勇者「ん?」

6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 16:56:12.431 ID:yOW8T/K90
女勇者「時に女騎士よ!先ほどのオークはそれほど強い相手ではなかったぞ!!」

女勇者「お前ほどの実力でなら片腕だけでも勝てたのではないか!!?」

女騎士「…あぁ…そうだな…」

女勇者「ん!?どうした!さっきから元気がないぞ!!?」

女騎士「…別になんでもない…」

女勇者「えぇ!?そうか!!ならいいがな!!!」

10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 17:06:47.564 ID:yOW8T/K90
女騎士「次のダンジョン行く前に少し街に寄って装備整えてくる。女勇者は先に帰っててくれ」

女勇者「おぉ!?そうなのか!!よしわかった!なら一緒に」

女騎士「いやいい。1人で見たいとこもあるから」

女勇者「そうか!!あいわかった!!!じゃあ先に帰るぜ!!!夜道気をつけろよ!!!!!!」

女騎士「…ああ」

女勇者「ってそんな心配必要ないかあ!!!!」

女騎士(うるせえ…)

女騎士「やっと1人になれた…少しそこの茂みで休もう」

ガサガサ

女騎士「ん?何かいるのか?」

にゅるにゅる

11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 17:11:14.716 ID:yOW8T/K90
女騎士「!?なぜこんな街の近くにモンスター…触手だけ…?」ゴクリ

にゅるにゅるにゅるにゅる

女騎士「はっ…!こ、こいつ腕を!!や、やめろ離せ!!」

にゅるにゅるにゅるにゅる

女騎士「くそ!力が入らない…!力が奪われるのか…!?」ワクワクドキドキ

にゅるにゅる

女騎士「くそっ…足まで…これじゃ身動き取れない…こ、この後は…?///」

女勇者「女騎士ー!!!!!大丈夫かあああ!!!?」

ずしゃあああ

女騎士「あ」

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 17:17:39.632 ID:yOW8T/K90
女勇者「すまない女騎士!!!先ほどのダンジョンで殺っとかなかったモンスターの触手だけが我らについてきたのだろう!!!」

女騎士「…」

女勇者「それにしても危なかったなあ!!!どうやら力を奪う魔力も持ち合わせていたようだったな!!」

女騎士「…あぁ、そうだな…というか女勇者先に帰ったんじゃ…」

女勇者「いやぁなんとなくな!!!モンスターの気配がしたもんでな!!!」

女騎士「あぁそう…」

女勇者「それにしてもこれくらいの触手でもお前になら片足だけでも倒せそうだがなあ!!!」

女騎士「…」

18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 17:23:11.398 ID:yOW8T/K90
女勇者「今日はどうした!!調子悪いのか!!?」

女騎士「いや別に…少し油断してただけだ…」

女勇者「そうか!!!なら仕方ないなあ!!!」

女勇者「私は帰るぞ!!!女騎士!!あまり遅くならないようにな!!!!」

女騎士「…」

女騎士「頭に響くな…さぁ街に入ろう…」

女騎士「夜だってのにここは随分賑やかで栄えてるな」

商人「そこのお嬢さん!!どうだい!買ってかないかい!?」

女騎士「え、私…?私が…お嬢さん?」

商人「えらいベッピンさんじゃないかあ!!ささ!買ってってよ!」

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 17:30:27.089 ID:yOW8T/K90
女騎士「それなら…」

ドン!

女騎士「痛…ん?」

若い男「うわああああ!た、助けて~!」

借金取り「おい待てよガキィ…さっさと1000万ゴールド払ってもらわねえと」

若い男「あ!あ、あの…助けてください!!!」

女騎士「な、なに!?」

借金取り「ふはっ女に助け求めるとは情けない男だな!」

若い男「すいません!助けてください!じゃないと僕…僕…!」

女騎士「お、おい…」

借金取り「おい姉ちゃん、その男助けるのかぁ?」

23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 17:35:40.538 ID:yOW8T/K90
若い男「お姉さぁん…」

女騎士(か、かわいい…///)

借金取り「ならしょうがねえ!この姉ちゃんが払ってくれるってんなら逃がしてやろう」

女騎士「なに!?」

借金取り「ただし、体でなぁ!!!!」

女騎士「か、体だと!?」ドキドキ

若い男「…ごめんなさい!!」

ダダダダダッ

女騎士「お、おい!!」

借金取り「はは!逃げやがった!まあいい!この女が払ってくれるってんだからよお!お前たち!連れてけ!」

子分達「へいっ」

女騎士「や、やめろ!離せ!!!」ドキドキワクワク

28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 17:40:50.873 ID:yOW8T/K90
女騎士「ど、どこへ連れて行くんだ…」

借金取り「まぁ着いてのお楽しみだ、大丈夫だ殺しはしねえ。安心しな」

女騎士「く…」ドキドキ

借金取り(それにしてもこの女やけに素直だな…)


一方そのころ勇者宅では

女勇者「ぐごぁぁあぁああ!!!ぐぁあぁあ!!!」

どん、

女勇者「…はっ!!ここは…床!!!!また、落ちてしまったというのか!!!ベッドから!!!」

女勇者「ん…?なんだか胸騒ぎが…」

32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 17:48:32.130 ID:yOW8T/K90
借金取り「くくく…さあついたぞ」

がやがや

女騎士「こ、ここは…?こいつらは…?」

借金取り「やつら相当溜まっててなあ、こうやってここに女放り込むだけで金を落としていきやがる」

女騎士「わ、私を売るというのか…!?」ヌギヌギ

借金取り「…ん?なに脱いでんの?」

女騎士「あ、いやこれは、暑くて…」

やらせろーやらせろー

借金取り「ま、まぁいい、やつらも待ちくたびれてるぜ」

女騎士「こ、こいつらの好きにさせるわけにはいかない!」

借金取り(言いながらなんで脱いでんだろうこの人)

わー!わー!腕を抑えろー

女騎士「や、やめろ!離せ!!あ、脚を!脚を広げるな!」

借金取り(まだ誰も脚掴んでないじゃん…)

34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 17:53:24.466 ID:yOW8T/K90
借金取り「なんだか…なぁ…金入るからいいけどさ…」

女騎士「くそ!なんて力だこいつら!動けん!このままでは!このままでは!!」ワクワクドキドキ

借金取り「お前ら!人前に出られなくなるまで可愛がってやれ!!!」

女騎士「ひっ人前に出られなくなるまで…!!?」ドキドキワクワク

借金取り(え、いまこいつ笑った…?)

わーわー

うわー

借金取り「ん?」

女騎士「?」

女勇者「女騎士ー!!!!待たせた!!!私が来たからにはもう安心だああああああああ!!!!」

借金取り「だ、誰だお前!」

女騎士「…くそが…」

42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 18:01:22.935 ID:yOW8T/K90
女勇者「くらえ!!風塵電雷滅却氷華風烈斬!!!!」

うわーうわー

借金取り「なんだと!?この人数を一撃で…!!」

女勇者「大丈夫か!!女騎士!!!!なにもされなかったか!!!?」

女騎士「…」

女勇者「お、おい!女騎士!!…くっそー!!!声まで出せなくなるほどまで…許さん!!!」

借金取り「え、いや喋ってたよさっきまで…」

女勇者「問答無用!!!斬る!!!」

ずしゃあああ

借金取り「ぐわああああ!!!」

女勇者「女騎士!!!すまない!もう少し早く来ていれば…こんな事には!!」

子分「いや何もされてないですよ」

女勇者「うるさい!!!!」

ずしゃあああ

44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 18:06:26.517 ID:yOW8T/K90
女騎士「…」

女勇者「大丈夫だ!女騎士!!きっといつか、声を出せるようにな」

女騎士「出せるわ」

女勇者「なんだとお!!!?良かった!良かったなあ!!」

女勇者「それにしてもここはなんなんだ!!!?」

スタスタ

女勇者「あれ?あ、女勇者先に行くな!!!体は大丈夫なのか!!?」

女騎士「…ちっ…」

女勇者「え!?なんか怒ってない!!?なんで?!!え!?」

女騎士「もういいよ…もう帰ろう…」

女勇者「そうだな!!!帰ろう!!!」

若い男「…」

53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 18:16:34.565 ID:yOW8T/K90
若い男「…オークも、あの触手も、借金取りも、全部やられた…あんなあっさりと…」

若い男「何モンなんだあの女勇者とやら…」

若い男「まあいい…いつかかならず女騎士を…俺のものに…」



女騎士「…ん?なんだか誰かに見られてる気が…」

女勇者「それにしても女騎士!!!あいつらも大した事なかったぞ!!!お前くらいの」

女騎士「もうわかったって…」

女勇者「え!?あれ!?やっぱ怒ってる!?怒ってるのか!!!?なぜだ!!!」

女騎士「怒ってないから…」

女勇者「そうか!!!!ならいいか!!!」

女騎士(さっきの視線…なにか嫌な予感が…)

58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 18:25:13.733 ID:yOW8T/K90
女勇者宅

女勇者「さあ明日も早い!!!寝るか!!!ぐぁあぁあぐごぁああぁあ!!!」

女騎士「早っ」

女騎士「私も寝よう…ん…?外でなにか気配が…」

がちゃ

女騎士「…何もない…気のせいだったか…?」

ガシッ

女騎士「!?」

パタン

若い男「女騎士…少し眠っててもらうよ…」

65: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 18:34:46.320 ID:yOW8T/K90
女騎士「…はっ!ここは、勇者宅…誰かに眠らされて…!女勇者!!」

女騎士「女勇者!!どこだ!女勇者…いない…」

女騎士「ん?置き手紙…?」

女騎士「女勇者を返して欲しければここへ来い」

女騎士「なんだと…」

女騎士「…まぁ…いいかな…行かなくて」

人気のない洞窟

若い男「ふははは!!さすがの女勇者でもここまでされれば身動きも取れない!」

オークLv85「さすが若、これでこの女勇者を操り世界の征服への道具にするのですね」

若い男「ふふ…違う…俺の目的は…女騎士d」

女勇者「ぐごぁああぁあ!!!ぐぐぅぅあああ!!」

若い男「うるさい!!!というか何故寝てられるこの状況で!!!」

女勇者「ぐごああぁ!!ぐごっ」

若い男「!?お、起きたか…?」

女勇者「…ぐごああぁぐぐごああああ!!!」

70: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 18:43:06.474 ID:yOW8T/K90
女騎士「しかし、私が無銭で暮らして野宿していたのを助けてくれのはあの女勇者…」

女騎士「やはり…行かないと…」

女騎士「助けに行こう…」


若い男「…遅くないか?え、まさか来ない?」

オークLv85「さすがに仲間を助けに来ないわけには…騎士ですし…」

女勇者「ぐごああぁぐぐごああああ!!!」

若い男「…早く来てくれよ…耳痛いよ…」

がさっ

若い男「ん?きたか!?」

72: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 18:45:36.697 ID:yOW8T/K90
女騎士「ここか…?」

若い男「ほらやっときたー!!」

女騎士「は!き、貴様は!!!」

若い男「覚えててくれた?お姉さん!僕嬉しいよ!なんてなあ!」

女騎士「…かわいい…い、いや、女勇者!女勇者は!」

女勇者「ぐごぁああぁあ!!!」

女騎士「無事だな」

若い男&オーク「ああ」

女騎士「女勇者を離してもらう」

若い男「そうはさせない、オーク、まずはあいつと遊んでやれ」

オーク「はっ」

77: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 18:52:14.276 ID:yOW8T/K90
女騎士「この前のオークと少し似ている…」

オーク「あいつら俺の弟だ。命令も聞かず自由過ぎるところがあったからな、やられて良かった」

女騎士(あの時のオークと随分レベルが違う…  るか…?  れる…え…  れ…///)

オーク「ん?なにぶつぶつ言ってるんだ。来ないならこちらからいくぞ!」

女騎士「い、いかん、うおおお!」

ガギーン!ガジャーン!

オーク「女騎士!こんなもんか!!」

女騎士(くそっ…押されてる…)

若い男「いいねいいねオーク勝ってるねー」

オーク「くらえ!」

カキーーン

女騎士「うわあ!!くっ…くそ…」

オーク「なんだもう終わりか」

女騎士(くそう…ここまでか…すまない女勇者…)

女騎士「くっ…殺せ!!」

81: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 18:58:12.208 ID:yOW8T/K90
若い男「ダメだよーオーク殺しちゃ。いっぱい楽しませて貰わないと」

オーク「そうですね、ではどういたぶってやりましょう」

女騎士(く、くそ、こんな奴らに…でも…なんだか…)

オーク「ん?若、こいつ少し顔が赤くなってませんか?」

女騎士「な、何を言っている!!や、やるなら早くやれ!!」

若い男「ふっ潔いな。オーク、動けないよう縛っておけ」

オーク「はっ」

女騎士「くそ!やめろ!い、痛い!」

オーク(なんで抵抗しないんだ…)

女勇者「ぐごぁああぁあ!!!ぐう…んん…ん?」

85: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 19:02:29.074 ID:yOW8T/K90
女勇者「こ、ここは!!!!?」

若い男「今頃お目覚めか女勇者よ」

女騎士「女勇者!すまない!」

オーク「これで手も足も出まい…」

女勇者「女騎士ー!!!!お前らーー!!!ん!?う、動けん!!!」

若い男「無駄だ!そのロープは強い魔術によっていくら強い力をもってしても解くことはできん!!!」

女勇者「おーまーえーらー!!!!」

若い男「貴様の仲間がオークにめちゃめちゃにされるのをそこで見ているが良い」

女騎士「め、めちゃめちゃに…///」

91: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 19:07:27.680 ID:yOW8T/K90
女勇者「…こんな魔術…私に通用するとでも思ったか!!!」

若い男「…なに…?」

オーク「なんだと?」

女騎士「!?」

女勇者「こんなもの初歩中の初歩!!!私の手にかかれば!!!」

女騎士(はっ!)

女勇者「…!!!は、外れない…!!!?」

若い男「ふ、ふはは!だから言ったろう!そう簡単には外れないのさ!!!」

オーク(あのロープの魔術のオーラ…若の魔術とは少し違う…)

若い男(どういう事だ…明らかに俺の力じゃない…)

女騎士(ぐぐぐ…)

96: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 19:12:59.580 ID:yOW8T/K90
女勇者「くそ!!!こんな力を持っていたなんて!!!」

若い男「なははは!!!思い知ったか!!オーク!続けろ!!!」

オーク「は、はっ!女騎士覚悟し…なんて顔だ女騎士!」

女騎士「…ぐっ」

女勇者「女騎士ー!!!もう少し待て!!!こんなロープー!!!!」

女騎士「ぐぐぐぐ…」

オーク「え?」

若い男「え?」

女勇者「うおおおおおお!!!!!」

女騎士「うわあああああ!!!!!」

オーク「お、女騎士、なのか?この力…」

若い男「な、なにが起こっているんだ…?」

女騎士「うおおおお!!!!!!!」

女勇者「うおおおおああああ!!!」

101: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 19:17:20.397 ID:yOW8T/K90
女勇者「うおおおおああああ!!!」

女騎士「うわあああああああああ!!!」

ごごごごごごご

若い男「や、やめろお前ら!!洞窟が!!」

オーク「若!ここは一旦逃げましょう!!!」

ごごごごごごごごご

若い男「女騎士…お前、どうしてそこまで…」

女騎士「はああああああああああああ!!!!」

女勇者「かああああああああああああっ!!!」

オーク「こいつら…なんて力だ…二人とも縛られたままだというのに…」

ガラガラガラガラ

103: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 19:23:40.098 ID:yOW8T/K90
若い男「はぁ、はぁ…なんとか逃げ切ったが…洞窟はもう跡形もない…」

オーク「やつら…無事ではすまないな…」

ガラっ

若い男「?」

女勇者「はぁ、はぁ、はぁ…なんとか…ロープは解けた…」バタッ

女騎士「はぁ…はぁ…何故…こんな事に…」

若い男「!?」

女騎士「あ、お、お前、続きは…」

若い男「ひ、ひいー!!!」ダダダ

女騎士「また逃げられた…」

オーク「…そこまでして、お前は一体何をしたいんだ…」

女騎士「…え?わ、私は…」

107: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 19:28:29.853 ID:yOW8T/K90
女騎士(…気づいたら洞窟は崩れ女勇者は倒れている…)

女騎士(私も縛られていたはずだが解けている…)

女騎士「ど、どういう事なんだ!」

オーク「知らぬ!貴様、一体そこまでして何を求めているんだ」

女騎士「…!?求める…?私が…何を…?」

女勇者「…ついに、この時がきたか…全てを話す時が…」

女騎士「…女勇者?」

112: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 19:34:03.534 ID:yOW8T/K90
女勇者「女騎士、お前はもともと体で稼ぎ食を繋いでいた」

女勇者「そこで私はお前を助けたのだが、体が覚えてしまったのだろう、 の快楽に」

オーク(シリアスムードだ)

女勇者「そうなってしまえば手の施しようがない、最後の手段としてお前の記憶を消す事にした」

女騎士「!?」

女勇者「しかし の快楽で生きていた過去を完全に消す事はできない」

女勇者「さらにそれを阻むものまで現れる。過去の記憶を呼び戻し、更に女騎士に体で稼がせようとする輩が…」

116: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 19:39:24.615 ID:yOW8T/K90
女勇者「私はそいつらをお前に近づけさせないよう戦った…勇者と偽ってな!」

女騎士「え!?」

オーク「まじでか」

女勇者「先ほどの若い男も上から女騎士を捕らえるよう指示を出されていたのだろう」

オーク「それは知らなかった」

女騎士「…でも、女勇者…お前はなぜ、そこまで私を…?」

女勇者「…お前を体で稼がせるようにしてしまったのは私の責任でもあるからだ…」

女騎士「…え?」

女勇者「実は私は…」

120: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 19:45:07.856 ID:yOW8T/K90
ずびゅん!!

謎の男「そこまでだ」

女勇者「…うっ…!?」

女騎士「!?お、女勇者!!」

オーク「あ、あなた様は!」

謎の男「ここまでこいつらを弱らせたのは評価に値しよう」

女勇者「…ぐ…お前…」

女騎士「女騎士!!もう喋るな!!きさまー!!」

女勇者「…私はね、あなたを救いたかったの…」

女騎士「え…?性格が…」

女勇者「私、不器用だから…こんな下手な芝居しかできなかったけど…それでも守りたかった…」

謎の男「ご苦労だったな」

123: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 19:50:07.080 ID:yOW8T/K90
女勇者「私は…あなたの…母なのよ…」

女騎士「!?!?え!?」

謎の男「もういいだろうさあ女騎士よ、こちらへくるんだ」

女勇者「そして…あの男…魔界族の大魔王…こと…あなたの……父よ…」

女騎士「!?!?」

オーク「!?」

オーク(女騎士は…魔王様の…娘…?)

魔王「ふははははは!!」

女騎士「…」

127: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 19:54:15.ウンコ ID:yOW8T/K90
女勇者「あなたと…本当の暮らしを…したかっ…た…」

女騎士「お、女勇者ー!!!」

魔王「逝ったか…さあ来い女騎士」

女騎士「許さない…」

ゴゴゴゴゴゴ

魔王「ん…?なんだ…?」

女騎士「あんたが魔王だか謎の男だか父だか知らない。そしてこの人も私にとっては女勇者…」

魔王「ははは…しかしそれは違った…貴様の母親が作り上げた芝居の中でのこと」

女騎士「ならば私はそれでいい。女勇者と共に歩んでいた女騎士として貴様を殺す!!!」

129: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 19:58:17.016 ID:yOW8T/K90
魔王「何を抜かす!貴様ごときにこの私が…!?」

女騎士「まずは腕…」

オーク(あの魔王様の腕をこうも簡単に…)

魔王「うぐ…ぐぐぐぐっ…なんという力だ…」

女騎士「…」

バッ!

魔王「うおおおああああ!!!」

女騎士「そして足…次で最後だ」

魔王「ま、待て!わかった!お、お前を魔界の王にしてやる!!そ、それで…」

女騎士「死ねええええ!!!」

魔王「うおおおああああああ!!!」

ぼんっ!

131: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 20:03:08.133 ID:yOW8T/K90
女騎士「…はぁ…はぁ…これで…よかったのかな…」

女勇者「終わったのか!?」

女騎士「え?!」

女勇者「そしてここまでが芝居!!私は本当の母では無い!!!」

女騎士「!?!?」

女勇者「最近の女騎士は随分敵に捕まりやすく鈍っているようだったからな!!!」

女勇者「本来の力を戻すために芝居を打たせてもらった!!!!」

女騎士「!?!?」

オーク「え?え?え?じゃあ魔王様が父って言うのは…」

133: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/26(日) 20:07:16.944 ID:yOW8T/K90
魔王「そして私も父でも魔王でもない!!」

女騎士「え?え??」

オーク「え???いやあんた魔王でしょ?」

謎の男「私は女勇者の知人だ!!」

オーク「あれ…?よく見ると…魔王様にそっくりー!!!」

女勇者「こいつは私の協力者だ!!!」

女騎士「…」

オーク「…えええ」

女勇者「何はともあれ元の力に戻れてよかったぞ女騎士!!!!」

女勇者「さあ次のダンジョンへ出発だ!!!!」

女騎士「やめさせてもらうわ」


終わり

引用元: 女騎士「くっ…殺せ…!!」オーク「くくく…そう簡単に殺しはしないさ…」女騎士「なに!?」ワクワク