7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 21:31:11.31 ID:fJrd4b1hP
蛍「センパイのアルバム~♪」パラパラ
このみ「ああっ!この写真!」
蛍「もしかして、パンツとか映ってたんですか!?」
小鞠「そんなの映ってるわけないでしょ!」
蛍「…そうなんですか…はぁ…」
このみ「ああっ!この写真!」
蛍「もしかして、パンツとか映ってたんですか!?」
小鞠「そんなの映ってるわけないでしょ!」
蛍「…そうなんですか…はぁ…」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 21:33:26.04 ID:fJrd4b1hP
このみ「これって楓ちゃんが分校を卒業した時の写真だ」
小鞠「あっ、本当だ!懐かしい~♪」
蛍「センパイがぬいぐるみ抱いてる…可愛いですね」
小鞠「もぉー。ぬいぐるみ大好きっこの蛍に言われたくないよ」
蛍「えへへ」
このみ(あっ、楓ちゃんのお別れ会の時の写真もある)
このみ(…)
小鞠「あっ、本当だ!懐かしい~♪」
蛍「センパイがぬいぐるみ抱いてる…可愛いですね」
小鞠「もぉー。ぬいぐるみ大好きっこの蛍に言われたくないよ」
蛍「えへへ」
このみ(あっ、楓ちゃんのお別れ会の時の写真もある)
このみ(…)
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 21:37:32.50 ID:fJrd4b1hP
■5年前 卒業おめでとうパーティー
\パーン/
\パーン/
\パーン/
このみ(中学1年)「楓ちゃん卒業おめでとう~♪」
ひかげ(小学5年)「おめでと」
夏海(小学2年)「あっー!ご馳走だ!」
小鞠(小学3年)「ほら夏海。ちゃんと頂きますしなきゃダメだよ」
兄(小学4年)「…」モグモグ
れんげ(赤ちゃん)「なうーっ♪」もきゅもきゅ
楓(中学3年)「半分くらい祝ってくれてない気がするが…まぁ、礼は言っておくよ」
\パーン/
\パーン/
\パーン/
このみ(中学1年)「楓ちゃん卒業おめでとう~♪」
ひかげ(小学5年)「おめでと」
夏海(小学2年)「あっー!ご馳走だ!」
小鞠(小学3年)「ほら夏海。ちゃんと頂きますしなきゃダメだよ」
兄(小学4年)「…」モグモグ
れんげ(赤ちゃん)「なうーっ♪」もきゅもきゅ
楓(中学3年)「半分くらい祝ってくれてない気がするが…まぁ、礼は言っておくよ」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 21:41:39.66 ID:fJrd4b1hP
このみ「あーっ!みかんジャムのサンドウィッチは私が狙ってたのにー」
夏海「夏海ちゃん悪くないもーん。勝手に口に入ってくるサンドウィッチが悪いもーん」
れんげ「ギャオーーーー!」
ひかげ「れんげ、ほらよしよし。泣くな泣くな。駄菓子屋に面倒見て貰うんだぞ…な?」
小鞠「小吉さんも一緒にご飯食べようね~♪」
兄「…」モグモグ
楓「やっぱり礼は言わん。お前ら騒ぎたいだけだろ」
夏海「夏海ちゃん悪くないもーん。勝手に口に入ってくるサンドウィッチが悪いもーん」
れんげ「ギャオーーーー!」
ひかげ「れんげ、ほらよしよし。泣くな泣くな。駄菓子屋に面倒見て貰うんだぞ…な?」
小鞠「小吉さんも一緒にご飯食べようね~♪」
兄「…」モグモグ
楓「やっぱり礼は言わん。お前ら騒ぎたいだけだろ」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 21:46:39.49 ID:fJrd4b1hP
れんげ「ムン!」
このみ「れんげちゃんが立った!?」
スタスタ
ボフッ
ひかげ「へぇ~」
楓「…なんだよ…」
ひかげ「れんげはそこがお気に入りだもんね~」ニヤニヤ
楓「うっせえ!ニヤニヤすんな!」
このみ「れんげちゃんは楓ちゃんの膝の上が好きなんだよねー」
れんげ「~♪」
このみ「れんげちゃんが立った!?」
スタスタ
ボフッ
ひかげ「へぇ~」
楓「…なんだよ…」
ひかげ「れんげはそこがお気に入りだもんね~」ニヤニヤ
楓「うっせえ!ニヤニヤすんな!」
このみ「れんげちゃんは楓ちゃんの膝の上が好きなんだよねー」
れんげ「~♪」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 21:51:43.35 ID:fJrd4b1hP
夏海「あーっ駄菓子屋が赤ちゃんと一緒だー」
楓「うっせえ、向こうで飯食べてろ」
夏海「でも、 出ないよねー。このみちゃんの方が大きいもんねー」
楓「うっせえ!年相応だ!それにアホは大きくなりやすいんだよ!」
このみ「ちょっと!アホって私の事!?」
ひかげ「ああー、なるほどー」
このみ「ひかげちゃん!?」
ひかげ「いやいや、中1でこのスタイルはおかしいって」
このみ「そんな事ないってば!」
楓「うっせえ、向こうで飯食べてろ」
夏海「でも、 出ないよねー。このみちゃんの方が大きいもんねー」
楓「うっせえ!年相応だ!それにアホは大きくなりやすいんだよ!」
このみ「ちょっと!アホって私の事!?」
ひかげ「ああー、なるほどー」
このみ「ひかげちゃん!?」
ひかげ「いやいや、中1でこのスタイルはおかしいって」
このみ「そんな事ないってば!」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 21:57:11.11 ID:fJrd4b1hP
ギュウウ
楓「って、れんげどうした?急に抱きついて」
れんげ「なっなう~♪」
夏海「あー、赤ちゃんは駄菓子屋がいいって言ってるー」
楓「そ、そうなのか…」
ひかげ「あらあら、まぁまぁ」ニヤニヤ
楓「…文句あんのか?」
ひかげ「べっつにー」
このみ「楓ちゃん?ひかげちゃんはね、妙に嬉しそうな楓ちゃんを見て…」
楓「うっせえ!わかってるから言うな!桜の木の下に埋めるぞ!」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 22:01:54.99 ID:fJrd4b1hP
このみ「ねえねえ、楓ちゃん」
楓「今度は何だ?」
このみ「ほら、この辺の学生で髪が短いのって私だけでしょ?」
楓「ほら、卓がいるだろ。卓」
このみ「もうっ!女の子でって意味。どうかな?伸ばした方が似合うと思う?」
楓「そうだな…」
楓「今度は何だ?」
このみ「ほら、この辺の学生で髪が短いのって私だけでしょ?」
楓「ほら、卓がいるだろ。卓」
このみ「もうっ!女の子でって意味。どうかな?伸ばした方が似合うと思う?」
楓「そうだな…」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 22:06:52.82 ID:fJrd4b1hP
小鞠「このみちゃん!髪伸ばすの!?」
このみ「どうしようかなーって、どっちがモテると思う?」
小鞠「お兄ちゃんはね、髪が短くて猫みたいなお人形さんたくさん持ってるよ」
小鞠「たまに小吉さんと一緒に遊ぶんだよ。ねー小吉さーん?」
小吉(ぬいぐるみ)「」
楓「…」
このみ「…」
楓「うん、まぁ、伸ばしておさげにするのもありなんじゃないか?」
このみ「そうだね。そうしようかな」
このみ「どうしようかなーって、どっちがモテると思う?」
小鞠「お兄ちゃんはね、髪が短くて猫みたいなお人形さんたくさん持ってるよ」
小鞠「たまに小吉さんと一緒に遊ぶんだよ。ねー小吉さーん?」
小吉(ぬいぐるみ)「」
楓「…」
このみ「…」
楓「うん、まぁ、伸ばしておさげにするのもありなんじゃないか?」
このみ「そうだね。そうしようかな」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 22:10:15.40 ID:fJrd4b1hP
兄「…」
楓「ん?どうした?」
兄「」
楓「は?ショートカットが無理なら猫耳でも?知るか!向こうに行け」
兄「…」トボトボ
楓「ん?どうした?」
兄「」
楓「は?ショートカットが無理なら猫耳でも?知るか!向こうに行け」
兄「…」トボトボ
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 22:14:51.20 ID:fJrd4b1hP
ひかげ「それにしても駄菓子屋が高校生かー」
楓「ん?何だ急に」
ひかげ「私も早く大人になりたいなー」
楓「いや、高校生も子供だろ」
ひかげ「でも高校生は憧れるよ。高校の帰りに買い食いしたり、カラオケ行ったり」
楓「いやいや、買い食いって言っても…………ここら辺じゃうち…しかないか?」
ひかげ「そ、そういえば、高校の帰り道でも駄菓子屋しか…?」
楓「そうだな。カラオケとかそんなのないしな」
楓「ん?何だ急に」
ひかげ「私も早く大人になりたいなー」
楓「いや、高校生も子供だろ」
ひかげ「でも高校生は憧れるよ。高校の帰りに買い食いしたり、カラオケ行ったり」
楓「いやいや、買い食いって言っても…………ここら辺じゃうち…しかないか?」
ひかげ「そ、そういえば、高校の帰り道でも駄菓子屋しか…?」
楓「そうだな。カラオケとかそんなのないしな」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 22:19:32.48 ID:fJrd4b1hP
ひかげ「はぁ~いいよね。都会は。買い食いとかオシャレとかいっぱいできるからねー」
楓「へぇ~。お前がオシャレに興味があったなんてなー」
ひかげ「将来の話。高校生になったらオシャレもするし」
楓「まぁ、田舎なんてそんなもんだ。いいじゃんか制服で」
ひかげ「はぁ…田舎より、都会が良かったなー」
楓「じゃあ、高校生になったら都会に行けばいいだろ」
ひかげ「へ?」
楓「まぁ、どうせ無理だろうが」
ひかげ「おぉ!その手があったか!そうだよ!姉ちゃんだって東京の大学に行ってるんだし」
楓「え?いや、センパイは大学生だから」
ひかげ「よし!私も東京に行く!そして…ふふふふふふふふ」
楓「…まぁ、夢を見るだけなら勝手だしな」
楓「へぇ~。お前がオシャレに興味があったなんてなー」
ひかげ「将来の話。高校生になったらオシャレもするし」
楓「まぁ、田舎なんてそんなもんだ。いいじゃんか制服で」
ひかげ「はぁ…田舎より、都会が良かったなー」
楓「じゃあ、高校生になったら都会に行けばいいだろ」
ひかげ「へ?」
楓「まぁ、どうせ無理だろうが」
ひかげ「おぉ!その手があったか!そうだよ!姉ちゃんだって東京の大学に行ってるんだし」
楓「え?いや、センパイは大学生だから」
ひかげ「よし!私も東京に行く!そして…ふふふふふふふふ」
楓「…まぁ、夢を見るだけなら勝手だしな」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 22:26:59.78 ID:fJrd4b1hP
このみ「あれー?楓ちゃん。全然食べてないよ?」
楓「そうか?普通に食べたぞ?」
このみ「はい、これ食べてみて?…あーん」
楓「は?皿に乗せろ。普通に食べる」
このみ「いいから。いいから。はい、あーん」
楓「ああ、もうっ。わかったよ。食べればいいんだろう。食べれば…ほら」
このみ「あーん」
楓「あ、あーん」
パクッ
楓「…」モグモグ
このみ「美味しい?」
楓「…ああ、このバナナケーキ美味しいぞ」
楓「そうか?普通に食べたぞ?」
このみ「はい、これ食べてみて?…あーん」
楓「は?皿に乗せろ。普通に食べる」
このみ「いいから。いいから。はい、あーん」
楓「ああ、もうっ。わかったよ。食べればいいんだろう。食べれば…ほら」
このみ「あーん」
楓「あ、あーん」
パクッ
楓「…」モグモグ
このみ「美味しい?」
楓「…ああ、このバナナケーキ美味しいぞ」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 22:29:22.50 ID:fJrd4b1hP
楓「って、変な物を食べさせるのかと思った」
このみ「あははは。これ私が作ったんだよ?」
楓「おぉっ、また料理の腕を上げたな。うちの店に並べてもいいレベルだ」
このみ「…ありがとう」
楓「ん?どうした?いつもだったら『もー、駄菓子屋さんに並べても売れないでしょ?』ぐらい言うのに…」
このみ「あははは。これ私が作ったんだよ?」
楓「おぉっ、また料理の腕を上げたな。うちの店に並べてもいいレベルだ」
このみ「…ありがとう」
楓「ん?どうした?いつもだったら『もー、駄菓子屋さんに並べても売れないでしょ?』ぐらい言うのに…」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 22:34:23.35 ID:fJrd4b1hP
このみ「…うん、えーと…その…ね?」
楓「なんだ、モジモジと。お前らしくないぞ?」
このみ「本当にやめちゃうの?」
楓「は?何をだ?」
このみ「もー。分校だよ。分校。本当にもう卒業しちゃうの?」
楓「卒業式やったろ?」
このみ「やったよ。で、でも…その実感がわかなくて…」
楓「なんだ、モジモジと。お前らしくないぞ?」
このみ「本当にやめちゃうの?」
楓「は?何をだ?」
このみ「もー。分校だよ。分校。本当にもう卒業しちゃうの?」
楓「卒業式やったろ?」
このみ「やったよ。で、でも…その実感がわかなくて…」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 22:39:33.72 ID:fJrd4b1hP
楓「ん?ははぁーん。さては急に寂しくなったのか?」
楓「って、お前に限ってそれはないよな」
ギュウウ
楓(なっ…このみが後ろから抱きしめてきて…)
このみ「そうだよ。寂しくなったの。急に実感が出て…」
楓「お、おい」
楓「って、お前に限ってそれはないよな」
ギュウウ
楓(なっ…このみが後ろから抱きしめてきて…)
このみ「そうだよ。寂しくなったの。急に実感が出て…」
楓「お、おい」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 22:42:38.29 ID:fJrd4b1hP
このみ「ねえ、本当に最後なの?学校来ないの?」
楓「…ああ、もう最後だ。卒業式やったからな」
このみ「ねえ、楽しくないの?学校楽しくないの?」
楓「あのな。子供みたいな事言うなよ」
楓「…ああ、もう最後だ。卒業式やったからな」
このみ「ねえ、楽しくないの?学校楽しくないの?」
楓「あのな。子供みたいな事言うなよ」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 22:47:56.51 ID:fJrd4b1hP
このみ「私はね。すっごく楽しかったよ。楓ちゃんがいて…みんながいて…」
楓「私が卒業しても、みんながいるだろ?」
このみ「ダメだよ。それじゃ…ダメ。私は楓ちゃんにもいて欲しいの。楓ちゃんがいて『みんな』なんだよ」
楓「このみ…」
このみ「それに来月からは私が一番年上なんだよ?」
このみ「私じゃ頼りないよ…楓ちゃんじゃないとダメだよ」
このみ「だから…お願いだから…行かないでよ…」
このみ「私達の面倒を見てよ…」
楓「…」
このみ「うぅ…」ポロポロ
楓「私が卒業しても、みんながいるだろ?」
このみ「ダメだよ。それじゃ…ダメ。私は楓ちゃんにもいて欲しいの。楓ちゃんがいて『みんな』なんだよ」
楓「このみ…」
このみ「それに来月からは私が一番年上なんだよ?」
このみ「私じゃ頼りないよ…楓ちゃんじゃないとダメだよ」
このみ「だから…お願いだから…行かないでよ…」
このみ「私達の面倒を見てよ…」
楓「…」
このみ「うぅ…」ポロポロ
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 22:52:30.22 ID:fJrd4b1hP
夏海「てやー!夏海ちゃんパーンチ!!」
楓「ぐっ…いってえええ!夏海!何をする!」
夏海「このみちゃんを泣かせたな!このみちゃんを泣かせるな!このみちゃんはウチが守る!」ポカポカ
楓「やめろっ!私は何もしてない!だから殴るな」
夏海「ウチが…ウチが…うぅ…わああああん」
楓「ぐっ…いってえええ!夏海!何をする!」
夏海「このみちゃんを泣かせたな!このみちゃんを泣かせるな!このみちゃんはウチが守る!」ポカポカ
楓「やめろっ!私は何もしてない!だから殴るな」
夏海「ウチが…ウチが…うぅ…わああああん」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 22:57:50.98 ID:fJrd4b1hP
小鞠「夏海!?何で泣いてるの?」
夏海「駄菓子屋がー駄菓子屋がーこのみちゃんをー」
小鞠「え?このみちゃ…………」
このみ「え?あっ、ちょっと目にゴミが……ね?」グシグシ
小鞠「…」ジー
楓「いや、あのこれはな?」
小鞠「うわああああああああん。このみちゃんがーーーーー」
楓「おい、ちょっと待ってくれ」
夏海「駄菓子屋がー駄菓子屋がーこのみちゃんをー」
小鞠「え?このみちゃ…………」
このみ「え?あっ、ちょっと目にゴミが……ね?」グシグシ
小鞠「…」ジー
楓「いや、あのこれはな?」
小鞠「うわああああああああん。このみちゃんがーーーーー」
楓「おい、ちょっと待ってくれ」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 23:02:47.87 ID:fJrd4b1hP
れんげ「ギャオーーーー!」
楓「今度はれんげが泣きだした!?」
兄「…」
楓「お前は男だろ!泣くな!」
ひかげ「ちょっとトイレに行ってたら…なんだこれ?」
楓「ひかげ!れんげをパスだ」
ひかげ「へ?」
楓「れんげは任せた」
ひかげ「う、うん」
楓「今度はれんげが泣きだした!?」
兄「…」
楓「お前は男だろ!泣くな!」
ひかげ「ちょっとトイレに行ってたら…なんだこれ?」
楓「ひかげ!れんげをパスだ」
ひかげ「へ?」
楓「れんげは任せた」
ひかげ「う、うん」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 23:08:39.36 ID:fJrd4b1hP
楓「なあ、このみ」
このみ「うぅ……なに?」
楓「さっきさ、『私じゃ頼りないよ…楓ちゃんじゃないとダメだよ』って言っただろ?」
このみ「う、うん…」
楓「ほら、見てみろ」
このみ「え?」
夏海「うわあああん」
小鞠「わあああん」
兄「…」
れんげ「ギャオーーーー!」
ひかげ「れんげ泣きやんでくれよ。こっちが泣きたくなってくるわ」
楓「な?」
このみ「?」
楓「みんなお前を慕って、そしてお前の為に泣いてるんだよ」
このみ「え?」
このみ「うぅ……なに?」
楓「さっきさ、『私じゃ頼りないよ…楓ちゃんじゃないとダメだよ』って言っただろ?」
このみ「う、うん…」
楓「ほら、見てみろ」
このみ「え?」
夏海「うわあああん」
小鞠「わあああん」
兄「…」
れんげ「ギャオーーーー!」
ひかげ「れんげ泣きやんでくれよ。こっちが泣きたくなってくるわ」
楓「な?」
このみ「?」
楓「みんなお前を慕って、そしてお前の為に泣いてるんだよ」
このみ「え?」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 23:13:02.47 ID:fJrd4b1hP
楓「そんなお前なら大丈夫だ。ああ、私が保障してやるよ。お前なら大丈夫。やれるさ」
このみ「そうかな…」
楓「今まで通り、みんなの面倒を見てやれ」
このみ「うん…」
楓「それに、もし大変な事があったとしても…」
夏海「うー駄菓子屋のバカー」ポカポカ
楓「ほら、このアホとかが助けてくれるさ。何でも一人でやる必要なんてないんだ」
このみ「…」
このみ「そうかな…」
楓「今まで通り、みんなの面倒を見てやれ」
このみ「うん…」
楓「それに、もし大変な事があったとしても…」
夏海「うー駄菓子屋のバカー」ポカポカ
楓「ほら、このアホとかが助けてくれるさ。何でも一人でやる必要なんてないんだ」
このみ「…」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 23:18:01.64 ID:fJrd4b1hP
楓「それに、私はいつでもずっと駄菓子屋にいる。ほら、みんなを連れていつでも遊びに来い」
このみ「…」
楓「…な?」
このみ「…」
楓「このみ?」
このみ「そっか…」
このみ「私バカだね。何でも一人でやる必要はないんだね」
楓「ああ」
このみ「…」
楓「…な?」
このみ「…」
楓「このみ?」
このみ「そっか…」
このみ「私バカだね。何でも一人でやる必要はないんだね」
楓「ああ」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 23:23:10.87 ID:fJrd4b1hP
このみ「そうだよね。楓ちゃんは今日いっぱいで死ぬわけでもないし、いつでも会えるよね」
楓「物騒な事を言うな」
このみ「えへへ♪」
楓「ったく、ようやく調子が戻ったか?」
このみ「ありがとう楓ちゃん」
楓「はいはい、どういたしまして」
楓「物騒な事を言うな」
このみ「えへへ♪」
楓「ったく、ようやく調子が戻ったか?」
このみ「ありがとう楓ちゃん」
楓「はいはい、どういたしまして」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 23:28:14.88 ID:fJrd4b1hP
ひかげ「あのー」
楓「ん?なんだ?」
ひかげ「いい雰囲気の所悪いけど、こいつらどうにかしてくれない?」
夏海「うわあああん」
小鞠「わあああん」
兄「…」
れんげ「ギャオーーーー!」
楓「はぁ…最後まで迷惑をかけるやつらだな…」
このみ「って言いながらも、嬉しそうだよ。楓ちゃん」
楓「バーカ。最後だから嬉しんだよ」
楓「これでこいつらの面倒を見なくて済むと思うとさ」
このみ「…最後…か…」
楓「ん?なんだ?」
ひかげ「いい雰囲気の所悪いけど、こいつらどうにかしてくれない?」
夏海「うわあああん」
小鞠「わあああん」
兄「…」
れんげ「ギャオーーーー!」
楓「はぁ…最後まで迷惑をかけるやつらだな…」
このみ「って言いながらも、嬉しそうだよ。楓ちゃん」
楓「バーカ。最後だから嬉しんだよ」
楓「これでこいつらの面倒を見なくて済むと思うとさ」
このみ「…最後…か…」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 23:33:25.88 ID:fJrd4b1hP
このみ「…うん。楓ちゃん!卒業おめでとう」
楓「『おめでとう』って、今日何回目だよ」
このみ「今度は本当の本当のおめでとうなんだよ」
楓「…」
楓「そうか。ありがとう。このみ」
楓「『おめでとう』って、今日何回目だよ」
このみ「今度は本当の本当のおめでとうなんだよ」
楓「…」
楓「そうか。ありがとう。このみ」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 23:38:27.01 ID:fJrd4b1hP
■現在
このみ(そういえば…あの時の楓ちゃん…)
このみ(すっごい笑顔のようで悲しそうな目してたな…)
このみ(あの時はよくわからなかったけど…)
このみ(やっぱり楓ちゃんも寂しかったのかな…)
小鞠「もぉー!このみちゃん聞いてる!?」
このみ「え?え?何?」
小鞠「やっぱり聞いてない!」
このみ「え?」
このみ(そういえば…あの時の楓ちゃん…)
このみ(すっごい笑顔のようで悲しそうな目してたな…)
このみ(あの時はよくわからなかったけど…)
このみ(やっぱり楓ちゃんも寂しかったのかな…)
小鞠「もぉー!このみちゃん聞いてる!?」
このみ「え?え?何?」
小鞠「やっぱり聞いてない!」
このみ「え?」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 23:43:41.39 ID:fJrd4b1hP
蛍「今からコンビニ行きません?バスだと30分くらいですし」
このみ「うーん」
このみ「…」
このみ「あっそうだ。それより、駄菓子屋に行かない?」
小鞠「えぇー駄菓子屋って子供っぽいよー」
このみ「いいでしょ。コンビニだと高くてあまりお菓子買えないし」
蛍「バス代も必要ありませんし、私もそっちの方が…」
小鞠「蛍も行きたいなら…まぁ、駄菓子屋でもいいかなー」
このみ「それにたまには、ずっと待っててくれる寂しがり屋さんに顔を見せないとね」
蛍「え?」
このみ「うーん」
このみ「…」
このみ「あっそうだ。それより、駄菓子屋に行かない?」
小鞠「えぇー駄菓子屋って子供っぽいよー」
このみ「いいでしょ。コンビニだと高くてあまりお菓子買えないし」
蛍「バス代も必要ありませんし、私もそっちの方が…」
小鞠「蛍も行きたいなら…まぁ、駄菓子屋でもいいかなー」
このみ「それにたまには、ずっと待っててくれる寂しがり屋さんに顔を見せないとね」
蛍「え?」
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 23:48:38.33 ID:fJrd4b1hP
このみ「さっそく行こっか。そうだ。お姉さんが100円まで奢ってあげるねー」
小鞠「おぉーこのみちゃん太っ腹ー」
このみ「あははは。乙女に向かって太っ腹って言わないの」
蛍「微妙に顔が笑ってないような…」
このみ「じゃあ、早く行こっか」
小鞠「うん」
蛍「はい!」
小鞠「おぉーこのみちゃん太っ腹ー」
このみ「あははは。乙女に向かって太っ腹って言わないの」
蛍「微妙に顔が笑ってないような…」
このみ「じゃあ、早く行こっか」
小鞠「うん」
蛍「はい!」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 23:53:29.08 ID:fJrd4b1hP
………
このみ「えへへ。来ちゃった」
楓「げっ…ウザいのが来ちゃったな」
ギュウウ
楓「って、何で抱きつくんだよ!」
このみ「えへへ。楓ちゃん暖か~い」
楓「やめろ!お前外から来たから冷たいんだよ!寒い!死ぬ!」
このみ「えへへ~」スリスリ
楓「おい!小鞠!蛍!このアホをどうにかしてくれ!」
蛍「センパイ、奥の棚にサンタのコスプレが!」
小鞠「へぇ~…って、スカート短っ」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/21(土) 23:56:57.09 ID:fJrd4b1hP
蛍「センパイ!センパイにはサンタさんが似合うと思うのですが!」
小鞠「『思うのですが』って、着ないよ!こんなの!」
蛍「しょ、しょんな…」
小鞠「はぁ~、泣いてもこれは着ないからね」
蛍「…うぅ…」
小鞠「わかったてば!ただし誰にも言わないでね。蛍にしか見せないんだから」
蛍「わぁい♪」
小鞠「はぁ…やっぱり嘘泣きか…クリスマスが憂鬱になってきた…」
蛍「クリスマスが楽しみになってきました♪」
楓「おいコラ!聞け!」
このみ「えへへ~」スリスリ
楓「もう何なんだよ…これ…」
終わり
小鞠「『思うのですが』って、着ないよ!こんなの!」
蛍「しょ、しょんな…」
小鞠「はぁ~、泣いてもこれは着ないからね」
蛍「…うぅ…」
小鞠「わかったてば!ただし誰にも言わないでね。蛍にしか見せないんだから」
蛍「わぁい♪」
小鞠「はぁ…やっぱり嘘泣きか…クリスマスが憂鬱になってきた…」
蛍「クリスマスが楽しみになってきました♪」
楓「おいコラ!聞け!」
このみ「えへへ~」スリスリ
楓「もう何なんだよ…これ…」
終わり
引用元: ・このみ「5年前か~。懐かしいな~」
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