1: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 20:23:17.79 ID:8HqYtJ9x
フリーザ「なんですって!」

ザーボン「バカな!」

ドドリア「ありえねぇ! 何かの間違いだぜ!」

ギニュー「そういえば、最近スペシャルファイティングポーズにも乱れが・・・」

ベジータ「ふん! バカめ・・・どうせ数え間違いだろう」

バータ「6、7、8、9・・・10!」

リクーム「おいおい、マジかよ・・・」

ジース「誰だ! 俺たちμ'sにちゃっかり隠れてる10人目は!」

グルド「お、俺じゃないぞ・・・」

希「一体これはどういうことなんや・・・」

2: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 20:28:36.16 ID:8HqYtJ9x
フリーザ「みなさん、少し落ち着きましょう・・・まだ勘違いということも有り得ます」

フリーザ「ここは一つ、学年ごとに点呼をとって確かめてみる、というのはどうでしょう」

希「そうやね・・・まずは一年生!」

リクーム「はい」ジース「はい」グルド「はい」バータ「はい」

フリーザ「まず四名、次に二年生は?」

ベジータ「俺だ」ドドリア「俺もだ」ザーボン「私です」

希「3人やね、これで7人・・・そして、三年生が、ウチと」

フリーザ「私と」

ギニュー「俺だ」

希「3人、合計10人・・・おかしい! μ'sは9人のハズや!」

8: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 20:36:13.53 ID:8HqYtJ9x
バータ「まったくフザケやがって・・・おい! 紛れ込んでるファンは名乗りやがれ!」

ジース「そうだ! サインが欲しいならくれてやるぞ!」

リクーム「バカバカしい、さっさと終わらせてパフェ食いに行こうぜ! なぁベジちゃんよぉ!」

ベジータ「っち! どうせまた奢らせる気だろう? その手には乗らんぞ!」

ドドリア「弱ったな・・・この後バイトがあるのに」

ザーボン「妙ですね、普通、部外者が紛れていたらわかるはずです」

希「全員に全く違和感がないなんて・・・スピリチュアルや」

グルド「なんでもスピリチュアルですますんじゃねぇよ!」

フリーザ「しかし、このままでは腑に落ちませんね、なんとかして10人目を突き止めないと・・・」

11: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 20:43:51.45 ID:8HqYtJ9x
希「そうや、最初から考えてみよう! μ'sの結成から振り返って見ればなにかわかるかもしれへん!」

ジース「流石! いい案です希隊長!」

希「確か、μ'sは結成された時、3人やったハズや!」

ザーボン「ええ、仰る通りです。そもそもμ'sは、フリーザ様のご提案で生まれたアイドルグループでした」

フリーザ「ザーボンさん、先輩禁止ですよ?」

ザーボン「す、すみませ……いえ、ごめん、フリーザさん」

フリーザ「いえいえ結構です・・・話を続けましょう」

フリーザ「この音の木坂学園の廃校を阻止したいがために、私はスクールアイドルを始めることにしました」

フリーザ「スーパー幼馴染である、ザーボンさん、ドドリアさんの二人と」

ザーボン「ええ・・・」

ドドリア「ああ・・・そうだったな」

16: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 20:49:59.55 ID:8HqYtJ9x
フリーザ「最初の講堂ライブでは一人の観客もいませんでしたねぇ・・・」ウル

ドドリア「あんなに頑張ったのに・・・思い出すと今でも悔しいぜ」

ザーボン「しかし、あの敗北の記憶があるからこそ、今のμ'sがあるのです」

希「そうや、フリーザちゃんが始めてくれへんかったら、μ'sは有り得んかった・・・」

希「それに、ザーボンちゃんの作ったカワイイ衣装と、ドドリアちゃんのピュアな歌詞はμ'sにかかせないんよ」

リクーム「その通りだ! その三人がいなきゃμ'sは有り得ねぇぜ!」

ベジータ「ということは、フリーザ、ドドリア、ザーボンはまず10人目じゃないってことか・・・」

 

19: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 20:55:02.14 ID:8HqYtJ9x
フリーザ「続けましょう・・・その後、μ'sに加入したのは、1年生組でしたね?」

リクーム「ああ! その通り!」

希「アイドルになりたいけど、一歩踏み出せないグルドちゃんを3人で後押ししてくれたんやね」

グルド「お、俺は別に・・・」

ジース「いい加減に自信を持てよグルド」

バータ「そうだ! お前の歌唱力は宇宙一だぜ! スピードは俺だけどな!」

グルド「お、お前ら・・・」

希「そして、μ'sは7人になった・・・次に入ったのは確か・・・」

ギニュー「俺だ!」

22: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 20:58:42.74 ID:8HqYtJ9x
フリーザ「そう、ギニューさんでした・・・」

ザーボン「すでにアイドル研究会として活動していたギニューさんを部長として招き入れることで」

ドドリア「俺たちμ'sは、正式な部活動として認められることが出来た・・・」

希「生徒会の書類にも、部長はギニューっちで登録されてるんよ」

ジース「これでμ'sは8人になった・・・」

リクーム「10人目はギニュー副隊長でもないってことか」

フリーザ「そして、次に入ったのが・・・」

ベジータ「俺だ」

フリーザ「そう、ベジータさん、あなたでしたね?」

希「え?」

23: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 21:04:48.83 ID:8HqYtJ9x
フリーザ「スクールアイドルとしての実力不足を痛感した私たちは、貴方を誘いました」

ドドリア「この音の木坂学園の生徒会長にして、ダンスの経験者」

ザーボン「ベジータの加入で我々の技術は飛躍的に向上しました」

ベジータ「ふ、ふん! 俺様のシゴキについてきたお前らの努力の結果だ!」

ジース「これで、μ'sは9人!」

希「ちょ、ちょ・・・」

リクーム「おいおい、ってことは・・・」

ギニュー「し、信じられん! こんなことは有り得ん!」

バータ「だが、まさか・・・」

グルド「10人目は・・・」

希「・・・ウチ?」

25: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 21:08:56.30 ID:8HqYtJ9x
ジース「の、希隊長が10人目だと!」

ギニュー「こ、これは何かの間違いだ! もう一度検討を!」

ザーボン「しかし、どう考えてもこれは・・・」

ドドリア「希隊長以外に考えられねぇ・・・」

グルド「・・・ッケ! 決まりだな」

バータ「いや、だが待てよ・・・」

リクーム「あ~ん? もう決まりでいいんじゃね?」

ベジータ「おい! さっさと白状したらどうだ! トリックを使いやがって!」

希「ち、ちがっ・・・う、ウチは! ウチはぁ!」

フリーザ「みなさん! お待ちなさい!」

28: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 21:14:42.75 ID:8HqYtJ9x
希「ふ、フリーザちゃん・・・」

ベジータ「なんだフリーザ・・・もう10人目のファンは希で決定だろう?」

リクーム「そうだぜ! 俺たちは練習の後のパフェ食いに行きたいんだ!」

フリーザ「皆さん、落ち着いてよく思い出してください・・・このセリフに聞き覚えはありませんか?」

フリーザ「『ウチを入れて9人や』という、希さんのセリフを」

全員『!!!』

ザーボン「そ、そういえば覚えているぞ!!」

バータ「ああ、確かに聞いた覚えがある」

ジース「そう! そうだ! 俺も覚えているぞ! 希隊長は9人目だ!」

ドドリア「俺も確かに、耳に残っている・・・」

ベジータ「な、何故だ、全員がこれほど鮮明に記憶しているってことは・・・」

リクーム「希隊長は10人目じゃないってこと?」

希「み、みんなぁ・・・」ウル

29: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 21:20:38.20 ID:8HqYtJ9x
リクーム「しかし困ったことになったぜ! じゃぁ10人目は誰なんだ!」

グルド「っち、頭がこんがらがってきやがった・・・」

ギニュー「むぅ、なんと不可解な・・・」

ジース「おいベジータ、お前じゃないのか?」

ベジータ「ち、違うぞ! 俺が入った時は、確かにμ'sは9人だった! 俺を含めてだ!」

バータ「だが、ここまで来たら希隊長かベジータ、どっちかってことだな」

希「う、ウチは10人目やないで! そやったら自分で言う訳ないやん!」

ドドリア「た、確かに! ということはベジータか!」

ベジータ「バカめ! 違うと言っているだろ! 誰のおかげでダンスが上手くなったと思ってやがる!」

31: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 21:24:00.90 ID:8HqYtJ9x
ザーボン「フリーザさ・・・ん、どう思いますか?」

フリーザ「・・・」

フリーザ「みなさん、聞いて下さい。ひとまず今日は解散にしましょう」

ベジータ「なんだと!!」

グルド「おいおい、いいのか?」

フリーザ「ええ、もう今日はやめにしましょう。下校時間も迫っていることです」

ドドリア「ふ、フリーザさん、だけどよ・・・」

フリーザ「皆、練習で疲れているだけかもしれません」

フリーザ「明日になって、改めて数えてみれば、以外と9人に戻っているかもしれませんよ」

リクーム「またフリーザさんはムチャクチャなことを・・・」

33: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 21:30:04.80 ID:8HqYtJ9x
フリーザ「私からのお願いです、皆さん・・・どうかお願いします」

ザーボン「フリーザさんがそう言うなら・・・」

ドドリア「仕方ねぇな・・・気持ち悪いが、バイトもあるし」

リクーム「ベジちゃん! パフェ食って帰ろうぜ!」

ベジータ「っち、貴様はそればっかりだな」

ギニュー「パフェか・・・俺もお前らに付き合うとしよう」

ジース「俺たちは、ドドリアのバイト先に寄って帰るか」

バータ「げ、またメイド喫茶行くのかよ・・・」

グルド「あの変なストローは二度と使わねぇからな」

希「・・・」

フリーザ「それでは皆さん、また明日、よろしくお願いします」

34: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 21:35:38.67 ID:8HqYtJ9x
~~ その夜 ~~

希「どういうことなんや・・・μ'sは9人のハズやのに・・・」

希「・・・ん? 電話? フリーザちゃん?」

フリーザ『もしもし? こんばんは、希さん。まだ起きていましたか』

希「うん、どないしたん? やっぱり、10人目のこと?」

フリーザ『ええ、実は思うところがありまして・・・今からお会いできませんか?』

希「もちろんええよ、ほな、どこで会お? いつものハンバーガー屋さん?」

フリーザ『いいですね。では、そこで・・・お待ちしております。道中、お気を付けて』

35: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 21:40:12.45 ID:8HqYtJ9x
~~ ファーストフード店 ~~

希「どういうことなんや・・・10人目なんて」

フリーザ「そうですね・・・全員に違和感がないなんて、おかしいですねぇ」

希「μ'sは9人やないとアカンねん・・・なんとかせんと」

フリーザ「・・・」

フリーザ「以前から思っていたのですが、貴方が9人という数字にこだわるのは何故なんですか?」

フリーザ「10人ではダメなんですか?」

希「もちろんや! μ'sって名前は9人の女神のコトなんやで! 10人いたらおかしいやん!」

フリーザ「それは、そうですが・・・」

希「『μ's』は、ウチがカードのお告げに従ってつけた名前や・・・」

希「μ'sは9人やないとアカンねん・・・カードがそうゆうてる」

フリーザ「・・・カードが、そうですか」

39: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 21:44:45.53 ID:8HqYtJ9x
希「フリーザちゃんは、誰が怪しいと思ってる? やっぱりベジっち?」

フリーザ「・・・」

フリーザ「希さん、私は、今後一切、10人目探しをしたくないんです」

希「!!」

フリーザ「明らかな部外者がいるわけではありません・・・皆仲良しなんです」

フリーザ「10人目がチームの輪を乱している訳でも、足を引っ張っているわけでもありません」

フリーザ「なら、いいじゃないですか。10人目探しでギスギスするくらいなら、もう探さない方が・・・」

希「で、でもカードが・・・」

フリーザ「希さん、あなた、自分の友達とカード、どちらを信じるんですか?」

希「・・・」

フリーザ「私は自分の友達を、仲間を信じます」

46: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 21:51:10.60 ID:8HqYtJ9x
フリーザ「ドドリアさんとザーボンさんは、常に私を、そしてμ'sを前へ前へと引っ張ってくれています」

フリーザ「グルドさんの歌唱力、ベジータさんのダンス技術、どちらもμ'sに欠かせません」

フリーザ「リクームさんはお調子者ですが、誰とも仲良くできる良い子です」

フリーザ「ジースさんはよく気が回り、影でみんなを支えてくれています」

フリーザ「バータさんのスピードにはいつも助けられています」

フリーザ「そして、ギニューさんの心の強さが、いつもみんなの背を押してくれるのです」

希「・・・」

フリーザ「誰ひとりとして、欠けていい人などいません。もちろん、貴方もです」

48: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 21:55:31.33 ID:8HqYtJ9x
フリーザ「いいではありませんか・、10人でも、μ'sはこのまま10人で活動を続けます」

フリーザ「皆さんには明日、私から伝えることにします。きっと分かってくれますよ」ニコッ

希「で、でも・・・カードが・・・」

フリーザ「希さん」

フリーザ「これ以上、私の仲間を悪く言うつもりなら、いくらあなたでも容赦しませんよ?」

希「・・・」

希「わ、分かった。フリーザちゃんがそこまで言うなら、ウチももう、何も言わへんよ」

希「もともと、フリーザちゃんが始めたμ'sや。ウチにはどうこうする権限はない」

フリーザ「・・・わかって頂いて、ありがとうございます」

50: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 22:00:05.57 ID:8HqYtJ9x
希「でもフリーザちゃん、いっこだけ聞いていい?」

フリーザ「はい、なんでしょうか?」

希「どうしてウチだけは、こうして先に説得することにしたん?」

フリーザ「貴方が一番、10人という状況になっとくしかねているようでしたから」

フリーザ「それに・・・」

希「それに?」

フリーザ「・・・いえ、ただ、夜中にこっそり、希さんに会いたかっただけですよ」ニコッ

希「な、なに言うてるんッ///」

52: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 22:04:22.02 ID:8HqYtJ9x
フリーザ「オーホッホッホ! 赤くなっていますよ希さん」

希「こ、ココア飲んで火照っただけやん!」

フリーザ「おや、こんな時間にココアですか? 太ってしまいますよ?」

希「もぉ! うるさい! 余計なこと言う子はこうや! ワシワシぃ!!」ワシワシ

フリーザ「ぁひゃん! こ、こら希さん! お店でふざけては他の方に迷惑が!」ビクビク

希「えぇい! ごまかそうとしてもムダや! ウチがなんやってぇ?///」ワシワシ

フリーザ「お、おやめなさい! 怒りますよ! あひゃん!」

55: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 22:09:54.65 ID:8HqYtJ9x
~~ 翌朝 ~~

フリーザ「そういう訳で、今後ともμ'sは10人で活動します。10人目は探しません」

ドドリア「まぁ、フリーザさんがそう言うなら・・・」

ザーボン「私はフリーザさんについてどこまでも」

リクーム「俺もかまわないぜ! 今更一人減っても寂しいしな!」

ギニュー「しかし、スペシャルファイティングポーズが改良せねば・・・」

ジース「希隊長! 疑いをかけられたときはどうなることかと・・・」

希「うん! 安心したまえジース隊員!」

カカロット「いや~オラもハラハラしちまったぞ!」

バータ「まぁ、これで一件落着か」

グルド「ッケ! ムダに騒いだだけじゃねぇか・・・」

ベジータ「ふん、いつものことだ」

フリーザ「それでは皆さん! 練習を始めましょう!」

61: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/05/25(月) 22:16:17.60 ID:8HqYtJ9x
希「!! ま、待って!」

フリーザ「? どうしましたか?」

ドドリア「今度はなんだ?」

ザーボン「早く練習を始めましょう、大会も近いんです」

ギニュー「いや、違うぞ! 先にファイティングポーズを・・・」

ベジータ「お前は黙っていろうっとうしい!」

ジース「どうしたんですか希隊長?」

グルド「おい、とっとと始めようぜ」

カカロット「オラもウズウズして仕方ねぇぞ!」

リクーム「なんだ、ひょっとして   か?」

バータ「一体なんなんだ・・・」

希「・・・」

希「・・・じゅ、『11人』、いる!!!」ドン!


終わる

引用元: 希「μ'sが10人いる・・・一人多いやん!」