真「ったく・・・どうすれば元に戻るんですか？」

女々「タイムアップするか、ゴールの旗を掴ませるしかないわね」

真「何それ！？」

エリオ「おーきどーきー」

女々「緑色のキノコを拾うとエリちゃんが増えるから」

女々「頑張ればエリちゃんでハーレムが出来るわね♥」

真「ご、ごくり・・・」

女々「すまん今のは嘘だ」

真「なんでそこだけ嘘なんだよ！」

真「もういいや！エリオ、旗を探しに行くぞ！」

エリオ「いえーす、れっつごー」

真「旗って・・・そうか！学校なら旗があるじゃないか！」

エリオ「おーう・・・」

真「ま、まあ学校には行きたくないだろうけどさ」

真「元に戻るにはそれしかないんだってから」

エリオ「うーむ」

真「行こうよ」

エリオ「おーけぃ」

真「自転車に乗ってく？」

エリオ「No, thanks」

真「なんで急に流暢になったんだよ」

エリオ「やっ、はっ、ふっふー」

真「凄いジャンプ力だな」

真「でも　　　見えてるぞ」

エリオ「おーうまいみーす///」

真「全くけしからん」

流子「あれ、丹羽君じゃない。どったの？」ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ

真「リューシさん、自転車に乗って部活？」

流子「リューコやっちゅうに。まあねん」

エリオ「えい」

ﾎﾟｺﾝ

真「こ、こら！流子さんを踏むなよ！」

流子「・・・」

真「流子・・・さん？」

真「き、消えた！？」

流子「ここだよぉ～」

真「ど、どこ？」

流子「へ、ヘルメットの中」

真「そんな馬鹿な」ﾁﾗｯ

真(そこにはヘルメットの中にぎゅうぎゅう詰めにされているリューシさんがいた)

流子「一体どういうことよー」

真「あ、多分だけど少し震えたら出てこれると思う」

流子「どういう理屈なのさ」

真「考えるんじゃない、感じるんだ」

流子「んんーよく分からないけど」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

すぽん

流子「ほんとに出れちゃったよ」

真「注意して、エリオが無限1UP狙ってるっぽいから」

エリオ「ふゅ－ひゅーひゅひゅー」(口笛)

流子「あっ、あからさまに知らないフリしてるわこの子」

前川「やあ、転校生。どうだいこのナメコのコスプレは」

真「なんで出会っちゃうかな」

エリオ「えい」

ﾎﾟｺﾝ

真「また踏むー」

真「分かってますよどうせ潰れるんでしょー」

すっぽん

前川「いてて、何するんだよ。藤和・・・」

前川「って、うわあああ！」

流子「こ、こらー！丹羽君は見ちゃ駄目だかんね！」

真「み、見てない見てない！あーもうゴミが入ったから見てない！」

エリオ「ふっふー(興奮)」

真「よし、なんだかんだで学校に着いたぞ」

真「前川さんを送ってった後、エリオが野花を食べて火を吐いたり
　　野草を食べてたぬきになって空を飛んだしたくだりは省くとして」

真「よーし、旗をつかんでこーい」

エリオ「おういえ」

てててててててーてーてててててててーてーてててててててーててててーん♪

エリオ「イトコ、私どうして学校にいる？」

真「記憶がないのか」

エリオ「無い」

真「そっか、じゃあ仕方ねえわ・・・帰ろうか」

エリオ「うん」

真「結局なんだったんだろうな・・・」

エリオ「？」

真「ただいま」

エリオ「た、ただいま」

シーン

真「・・・」

真「女々さん？出かけてるのか？でも・・・鍵は空いてたよな」

真「女々さーん！？居るんですかーっ！？」

がたんがたん

真「なんだ！？女々さん大丈夫ですか！？」

エリオ「お、お母さん？」

女々「オーイェー！イッツミーめめちゅわーん！」

真「お前もかよ」

おわり