1: ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY 2010/07/03(土) 16:49:00.21 ID:zIdJbyYD0
キョン「……」

ハルヒ「すごいの」

キョン「どれぐらいすごいんだ」

ハルヒ「りーだら病並み」

キョン「そいつぁ、やばい」

ハルヒ「看病疲れですー。責任とってくださいー」モッフモッフ

キョン「布団を叩くな、傷が疼く」

ハルヒ「っていうかどんだけ入院してるのよ。階段から落ちたぐらいでー」モッフモッフ

キョン「俺が聞きたい」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 16:52:53.63 ID:zIdJbyYD0
ハルヒ「もがが、もが~。ももっ? ふも~」フモフモ

キョン「何言ってるのか全然わからん。人の布団に顔を押し付けるなよ」

ハルヒ「ぷはっ、あんたの布団じゃなくて病院の布団じゃない」

キョン「そこはわりとどうでもいい」

ハルヒ「どうでもいいかぁ」シャリシャリ

キョン「あーん」

ハルヒ「…」シャリシャリ

キョン「あーん!」

ハルヒ「あげないわよ! なにそれ気持ち悪い」

キョン「俺のりんごなんですけど!? 俺のお見舞いの品なんですけど!?」

ハルヒ「剥いたのはあたしよ。だからあたしのりんごよ」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 16:58:41.27 ID:zIdJbyYD0
キョン「きったねぇ、剥いたっていうか毟りとったっていうか」

ハルヒ「食べれれればいいのよ!」

キョン「れが多いぞ。あぁ、お前より古泉のがりんご剥き上手いってのもなぁ……」シャクッ

ハルヒ「むむむっ、じゃあ古泉君のりんご食べればいいじゃない! 吐け、吐けーっ」ビシバシ

キョン「男の剥いたりんごなんて食えるかよ……しかもあいつ、ほっといたら延々と剥き続けるんだぞ……」

ハルヒ「えっ、怖っ……」

キョン「俺が入院してる間、俺が意識取り戻してる間にな……数えてみたら、五十四個剥いてたぞ」

ハルヒ「誰がそんなにりんご持ってきたのよ? 業者?」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 17:02:13.93 ID:zIdJbyYD0
キョン「目標をセンターに入れてスイッチ……目標をセンターに入れてスイッチ……」

ハルヒ「?」

キョン「とな、ブツブツとそんなことを呟きながら剥いてた」

ハルヒ「なにそれ……古泉君こそ入院すべきなんじゃ……」

キョン「俺もそう思います」

ハルヒ「で、そのりんごは?」

キョン「親が持って帰って、見事にジャムになりました」

ハルヒ「これかー。食べるラー油かと思ってた」

キョン「どんな目してんだお前」

ハルヒ「こんな目!」ヒョコ

キョン「近い、近いっ」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 17:07:41.61 ID:zIdJbyYD0
ハルヒ「でもそんなにりんご剥いたら、皮がめっちゃ余っちゃうでしょ」

キョン「し、失礼な! なんて下品な女なんだお前は!」

ハルヒ「意味わかんないから殴る~」ボゴォ

キョン「うっ」

ハルヒ「その皮はどこにいったの? 捨てた?」

キョン「…」

ハルヒ「あっ、マズイ。金剛が決まっちゃったのね、キョンがピクリともしない」

キョン「…」

ハルヒ「蘇生!」グッ

キョン「はっ! な、なんだ!? 今のは……川の向こうに、綺麗なお花畑が……」

ハルヒ「気にしない気にしない」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 17:11:46.14 ID:zIdJbyYD0
キョン「アバラが痛いよハルにゃん」

ハルヒ「薬の副作用よキョンキョン」

キョン「そうか? ならいけどさ……えへへっ」

ハルヒ「…」(思いのほかハイなところに入っちゃったわね)

キョン「まあ、ボケはこの辺にして」

ハルヒ「演技かぁ」

キョン「カーテンあるじゃん」

ハルヒ「うん」

キョン「そのカーテン、長門がリンゴの皮で編んだカーテンなのさ」

ハルヒ「言っている意味がわかりません」

キョン「匂い嗅いでみ。リンゴ臭するから」

ハルヒ「えー……うっわ、ほんとだ! リンゴくさい! くっさい!」ケホケホ

キョン「……そんなにか……」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 17:17:48.06 ID:zIdJbyYD0
ハルヒ「すごいわね、有希はなんでも出来る子ね」

キョン「あぁ、九九だって二の段までは言えるらしいぞ」

ハルヒ「優秀じゃない!」

キョン「インド人もびっくりだな」

ハルヒ「まあでも、それとこれとは別ね。気持ち悪いからカーテン剥ぐわよ」ベリベリ

キョン「ぎゃー! 肌が焼けるー! 太陽光が俺を焦がすー!」

ハルヒ「夜なんですけど」

キョン「帰れよ」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 17:24:45.69 ID:zIdJbyYD0
ハルヒ「あれがデネブ、アルタイル、ベガ……」

キョン「…」

ハルヒ「サガット、ダッドリー、タン・フー・ルー……」

キョン「空曇ってるし途中からおかしいだろ。しかも今、冬だぞ」

ハルヒ「空よ晴れろー」

ゴォォォ

ハルヒ「……晴れた……なにこれ」

キョン「!? あっ、ハルヒ! おいしいクッキーがあるんだ、食べるか!?」

ハルヒ「えっ、食べる、食べゆ~っ」トテテテ

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 17:31:26.00 ID:zIdJbyYD0
ハルヒ「それでー、片手片足からの煉獄が見事に決まって~」

キョン「すごいな朝比奈さんは。護身術ってレベルじゃないな」

ハルヒ「そんなわけでおイタしちゃった谷口が、違う病院で入院してるのよ」

キョン「それは仕方ない。俺が入院してる間にいろいろあったんだな……」

ハルヒ「いろいろあったのよ」ポロポロ

キョン「あの、布団の上に食べかすこぼすのやめてもらえないかね」

ハルヒ「食べていいわよ」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 17:37:58.13 ID:zIdJbyYD0
ハルヒ「とにかく、あんたが意識不明って言われてどれだけ心配したか」

キョン「うむ……」

ハルヒ「心配しすぎで、六十年までしかプレイ出来なかったわよ、桃鉄」

キョン「充実してるじゃないか。ちょっとキュンってなったのに」

ハルヒ「あたし意外のプレイヤー全部赤鬼だけどね」

キョン「みんなでやれよ」

ハルヒ「……あたし……友達いないし」ボソボソ

キョン「そんなことないよ!? SOS団の皆ってことだよハルヒさん!?」

ハルヒ「喉乾いたー」

キョン「ほら、アンバサ飲め」

ハルヒ「えー、カルピスがいーいー、でもあーん」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 17:42:08.13 ID:zIdJbyYD0
ハルヒ「枕投げしましょうよ」

キョン「一個しかないぞ」

ハルヒ「何あんた、キャッチボールを複数個でやるバカがいる?」

キョン「ま・く・ら・な・げ」ムィムィ

ハルヒ「いふぁい、いふぁい!」

キョン「お前ほっぺもっちもちだな」

ハルヒ「六花亭のバターサンドいっぱい食べたらこうなるわよ」

キョン「なんだと……もしかしてそれ、俺の見舞いの……」

ハルヒ「ちょー美味しかったわ!」

キョン「もうおまえきらい。おれねる。おまえかえれ」

ハルヒ「あっ、うそうそ! 冷蔵庫に冷やしたのあるから! 二個だけ! 二個だけっ!」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 17:49:55.61 ID:zIdJbyYD0
キョン「フッホホ……ウマスウマス……テラウマスゥ」モグモグ

ハルヒ「…」(キョンは六花亭のバターサンド食べるとキモくなるのよね……)

キョン「ヌホホッ……ポリリズム……ポリリズムッ……」

ハルヒ「もーだめ! もー見てられない!」

キョン「あっ、返せよ!」

ハルヒ「あたしとバターサンドどっちが好きなの!?」

キョン「バターサンド!」

ハルヒ「ハルヒ!」

キョン「バターサンド!」

ハルヒ「バターサンド!」

キョン「ハルヒ!」

ハルヒ「そーよねー。よしよし、温かいお茶淹れてあげるわー」コポポ

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 17:55:29.98 ID:zIdJbyYD0
ヨーセヨー ツヨガリハーオレノーマエデー

キョン「ハルヒ、携帯鳴ってるぞ」

ハルヒ「あっ、メールだ」メルメル

キョン「なんで着信音が羽賀研二なんだよ」

ハルヒ「声がカッコいいじゃない」

キョン「チョイスがおかしい」

パッチョンボーモーイノイノイ キャカレタパットン パンコラケットントーン

キョン「あっ、メールだ」

ハルヒ「何、今の」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 18:02:47.32 ID:zIdJbyYD0
ハルヒ「テレビ面白くなーいー」バタバタ

キョン「知らん。ベッド狭いんだから暴れるなよ。むしろ降りろよ」

ハルヒ「床冷たいもん」

キョン「イスを使えよ」

ハルヒ「ずるい! あんたばっかベッド使うのはずるい!」

キョン「俺は患者だぞ、当然の権利だ!」

ハルヒ「あたしは部長よ!? 団長よ!」

キョン「関係ないから」

ハルヒ「あーそーゆーこというんだー。へー、キョンのくせにー」モゾモゾ

キョン「ちょっ、やめ、やめ、やめて! くすぐらない、ひょほほっ!」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 18:18:26.94 ID:zIdJbyYD0
ハルヒ「しりとりしましょ」

キョン「いいぞ」

ハルヒ「ネタバレしりとり」

キョン「知ってる遊びのはずが全然知らない遊びだ」

ハルヒ「真ん中の人が死んでない」

キョン「えっ」

ハルヒ「娘になったんじゃなくて娘のふりしたお嫁さん」

キョン「えっ」

ハルヒ「実は事故で宇宙に行ったことがない主人公」

キョン「やめてハルヒさん! それしりとりじゃないし色んな人がキレちゃう!」

ハルヒ「えっ? 今はあたしとあんたしかいないわよ? ナニイッテルノ?」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 18:21:41.96 ID:zIdJbyYD0
ハルヒ「犯人はヤスって言うじゃない」

キョン「あぁ」

ハルヒ「誰が犯人か知ってても、どういうトリックで動機はどういうのでって」

キョン「それを考えて楽しめと」

ハルヒ「えぇ。そういうわけでこれ」

キョン「? 何これ。まだ途中までしか読んで――」

ハルヒ「犯人は千家君」

キョン「!? お、おまっ! えー! あー! うわー!」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 18:33:55.07 ID:zIdJbyYD0
キョン「ちょっとここに座りなさいハルヒさん」

ハルヒ「もう座ってるけど」

キョン「そういうのはやっちゃだめだ。ネタバレはだめ」

ハルヒ「ネタバレはだめ」

キョン「なんでそういうことするかな」

ハルヒ「暇だもん」

キョン「帰れよ。っていうか、もう別に俺大丈夫だから」

ハルヒ「えー。夜道を女の子に一人で帰れっていうのー」

キョン「そうですがなにか」

ハルヒ「あぐっ」ガブ

キョン「ギャー! なぜかみつく! なぜかみつく!?」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 19:26:38.95 ID:zIdJbyYD0
ハルヒ「あたしは謝罪をせいきゅーするわ!」

キョン「はぁ」

ハルヒ「あんたが目を覚まさなかったせいで、あたしの背中がやばいのよ!」

キョン「意味がわかりません」

ハルヒ「いくら寝袋とはいえ! かったい床で、直に寝ると痛いの!」

キョン「じゃあ帰って寝ればよかったじゃないか」

ハルヒ「だってあんた、いつ目を覚ますかわかんなかったもん」

キョン「……ごめん」

ハルヒ「目を覚ました瞬間、ワンパン食らわせてやろうとさ」

キョン「うそつけー。涙目で言葉失ってたじゃないか」

ハルヒ「しりませんー」

キョン「うそつけー」

ハルヒ「しーりーまーせーんー」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 19:34:55.81 ID:zIdJbyYD0
ハルヒ「触ってみ? 背中触ってみ?」

キョン「ぷにぷにだ」プニプニ

ハルヒ「うそだー。かっちかちよー」

キョン「ぽわんぽわんだってば」

ハルヒ「むー。あんたがもっと早く目を覚ませばこんなことにはならかったわよ」

キョン「そんなこと言われてもな」

ハルヒ「アホ。階段から落ちるなんて、今時しょーがくせーでもやらないわよ、アホ」

キョン「はい。反省してます」

ハルヒ「だからー、そうね。一ヶ月はあたしの奴隷ね」

キョン「えっ、なにそれ話が見えてこない」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 19:43:10.08 ID:zIdJbyYD0
キョン「本当にずっとここに居たのか」

ハルヒ「うん。寝て起きて遊んで大変だったわ」

キョン「大変って意味知ってる?」

ハルヒ「ほんとーにやることなくなったら、あんたの頭から白髪発掘したり」

キョン「えっ」

ハルヒ「濡れティッシュ被せたり、おもいっきり内ももつねったりとか」

キョン「なんですかあなた、ぼくになにかうらみでもあったんですか」

ハルヒ「このまま目を覚まさなきゃ……爪切りとかしてあげなきゃなぁって」

キョン「…」

ハルヒ「思いながら3DOで遊んだり」

キョン「なぜそんなレトロハードが……俺もやりたいそれ」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 20:09:39.67 ID:zIdJbyYD0
ハルヒ「ベッドの下にね」

キョン「ななな、なにもないぞ!?」

ハルヒ「なにを慌ててるのよ。すごいつりざおがあるの」スッ

キョン「釣竿?」

ハルヒ「すごいつりざおよ! で、これを窓からしゅーっと」シュー

キョン「……何が釣れるんだよ」

ハルヒ「あんたで三人目よ」

キョン「なにがしたいんだおまえ」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 20:59:05.56 ID:zIdJbyYD0
キョン「バーコードバトラーじゃないか……なんでこんなものまで」

ハルヒ「暇だったもん」

キョン「ちょっと楽しんでただろお前」

ハルヒ「むー、そんなことありませんー」

キョン「楽しそうだな」

ハルヒ「あたしが感じたストレスに対する謝罪と賠償を請求します」

キョン「そう言われてもなぁ」

ハルヒ「まずは頭をなでなさい」

キョン「なんだそれ」

ハルヒ「いいからいいから~」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 21:08:19.56 ID:zIdJbyYD0
ハルヒ「……よかったぁ……ほんとに」

キョン「なんだって?」

ハルヒ「なんでもないわよ」

キョン「…」(皆に言われたからな……しばらくはこいつの言うとおりにしてやってくれって)

ハルヒ「キョンねぇ……んっとに、もうこんなの許さないからね」モゾモゾ

キョン「はい、すいません。気をつけますよ」ポンポン

ハルヒ「次同じようなことがあったら……起きたときアフロになってると思いなさいよ」

キョン「そっ、それは勘弁願いたいな」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 21:16:11.04 ID:zIdJbyYD0
ハルヒ「ちなみにこの寝袋」

キョン「…」

ハルヒ「リバーシブルよ!」メクリッ

キョン「うわぁ、無駄」

ハルヒ「しかもペアルック」

キョン「何故二枚」

ハルヒ「それでいて三千円」

キョン「やっすい」

ハルヒ「いい買い物をしたわ……」

キョン「俺のおかげだな」

ハルヒ「そうね……しかしいい寝袋だわ……」

キョン「ツッコミはなしかー」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 21:20:57.81 ID:zIdJbyYD0
ハルヒ「救急車にも初めて乗ったわ」

キョン「お前も乗ったのかよ」

ハルヒ「団長だもん」

キョン「理由になってると思うかそれ」

ハルヒ「すごいわねあれ。めっちゃ早いの」

キョン「そうなのか」

ハルヒ「しかも変形するし」

キョン「うそつけー」

ハルヒ「0.05秒で」

キョン「蒸着かよ。俺が燃え尽きるわ」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 21:23:57.69 ID:zIdJbyYD0
ハルヒ「あとあんた、なんか寝言みたいなの言ってた」

キョン「寝言?」

ハルヒ「うん。夜中にね、たまーに」

キョン「なんでお前夜中に」

ハルヒ「なっ、なな、なんでもいいでしょ!」バシバシ

キョン「痛い! なにそれどういうこと!?」

ハルヒ「苦しそうに……はよせな……はよせなって」

キョン「ほんとうに何があったんだ俺に」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 22:15:26.77 ID:zIdJbyYD0
ウメゲーム観ながらまったりと

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 22:52:43.03 ID:zIdJbyYD0
ハルヒ「それはそうとあんた、明日退院できるってね」

キョン「えっ、そうなのか」

ハルヒ「っていうか一回気絶したぐらいで入院とか大げさよ」

キョン「そのセリフを今言うか」

ハルヒ「もうちょっと遊んでいたかったかなぁ」

キョン「かんべんしてくれ」

ハルヒ「残念ながらバリアフリー化はできなかったけど、ちゃんと登校しなさいよ」

キョン「歩けるに決まってるだろ」

ハルヒ「えっ……でもあんた、足……」

キョン「!? なっ、あ、あるぞ! 動くよな足、よし動く! 怖いこと言うなよ!」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 23:32:33.53 ID:zIdJbyYD0
ハルヒ「なんだ、動けるんだ」

キョン「当たり前だ!」

ハルヒ「動かし方覚えてるの? あんたバカなんだし」

キョン「ここをこーしてこーだ」

ハルヒ「うわ、動いてる」

キョン「あっ、そうだトイレ行こうっと」

ハルヒ「し、しびん! ここにあるわよ!」

キョン「いらない! なんであるんだよ!」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 23:37:14.69 ID:zIdJbyYD0
キョン「何故ついてくる」トボトボ

ハルヒ「夜の病院って面白いじゃない」ペタンペタン

キョン「というか、何故帰らせられなかったんだろうなハルヒ」

ハルヒ「あー、なんでかなぁ? 別に何も言われなかったわね」

キョン「……帰りたくなかったってか」

ハルヒ「はぁ?」

キョン「しかしほんと……なんか面白いな、夜の病院」

ハルヒ「やっぱ地下に死体置き場みたいなのがあるのかしら。棒でぐいぐいっと」

キョン「あれ迷信だろ……だよな?」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/03(土) 23:56:04.46 ID:zIdJbyYD0
キョン「よし、もう寝る」

ハルヒ「うん」モゾモゾ

キョン「……すっげぇ邪魔なんだが」

ハルヒ「いいじゃん最後ぐらい。なんなら寝袋貸しましょうか?」

キョン「病人に床で寝れと」

ハルヒ「あー、キョンのせいでストレスがー、あー」

キョン「わかった、わかったわかったよ。でも頼むから、大人しく寝てくれよ」

ハルヒ「うふふ、男と女がひとつのベッドで、大人しく寝るですって? こっどもー」

キョン「お前な」

ハルヒ「あー……なんか一気に疲れがでてきちゃった……ふぅ」

キョン「…」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/04(日) 00:00:38.09 ID:ueJgMwQb0
ハルヒ「あたしがストレス溜めすぎるとどうなるか知ってる?」

キョン「世界が終わる」

ハルヒ「なにそれすごい……まあ確かに、そうなればいいんだけど」

キョン「勘弁してください」

ハルヒ「ものっすごい不機嫌になるわよ」

キョン「うわ普通」

ハルヒ「……心臓に痛いの食らいたくなかったら……心配かけさせないでよね」

キョン「まあ、うん。もう二度とこんなことは起こさせないさ」

ハルヒ「おやすみ」

キョン「はい、おやすみなさい」

67: ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY 2010/07/04(日) 00:01:13.00 ID:ueJgMwQb0
おしまい
オチなどありません

喧嘩商売読めよ、面白いから

おやすみ

引用元: ハルヒ「キョンのせいであたしのストレスがすごい」