1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/14(木) 06:19:08.36 ID:01Uw9g1c0
八幡「うっす」ガラッ
由比ヶ浜「ゆきのん、やっはろー!」
雪ノ下「やっは…ゴホン、こんにちは由比ヶ浜さん」
雪ノ下「それと…なんだったかしら、この部活にゾンビはいなかったと思うのだけれど」
八幡「挨拶もまともに出来ないのかお前は」
雪ノ下「これは失礼したわ、ゾンビに対する挨拶は心得ていないもので」
八幡「スリラーでも踊っときゃいいんじゃねーの」
由比ヶ浜「ところでゆきのん、明日の放課後あいてる?」
雪ノ下「なにかしら、特に用事はないのだけれど」
八幡(よし、ガールズトークに入ったな、ここからはぼっちタイムだ)
由比ヶ浜「ゆきのん、やっはろー!」
雪ノ下「やっは…ゴホン、こんにちは由比ヶ浜さん」
雪ノ下「それと…なんだったかしら、この部活にゾンビはいなかったと思うのだけれど」
八幡「挨拶もまともに出来ないのかお前は」
雪ノ下「これは失礼したわ、ゾンビに対する挨拶は心得ていないもので」
八幡「スリラーでも踊っときゃいいんじゃねーの」
由比ヶ浜「ところでゆきのん、明日の放課後あいてる?」
雪ノ下「なにかしら、特に用事はないのだけれど」
八幡(よし、ガールズトークに入ったな、ここからはぼっちタイムだ)
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/14(木) 06:26:25.87 ID:01Uw9g1c0
小町「あ゛ー、なんか暇だなー」
大志「そ、そうなの?じゃあこれから…」
小町「え?あー、ごめん大志くん、小町ちょーっと用事あるんだよねー」
大志「今暇だって…」
小町(暇だしお兄ちゃんにイタズラメールでも送っちゃえ)
To お兄ちゃん
From 小町
件名:ビッグニュース!
本文:なんと小町に彼氏が出来ちゃいました!!
でも安心して!ちゃんとお兄ちゃんのことも大好きだよ
あ、今の小町的にポイント高い☆
八幡「」ボキッ
大志「そ、そうなの?じゃあこれから…」
小町「え?あー、ごめん大志くん、小町ちょーっと用事あるんだよねー」
大志「今暇だって…」
小町(暇だしお兄ちゃんにイタズラメールでも送っちゃえ)
To お兄ちゃん
From 小町
件名:ビッグニュース!
本文:なんと小町に彼氏が出来ちゃいました!!
でも安心して!ちゃんとお兄ちゃんのことも大好きだよ
あ、今の小町的にポイント高い☆
八幡「」ボキッ
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/14(木) 06:38:41.39 ID:01Uw9g1c0
由比ヶ浜「ヒ、ヒッキー!?ケータイ折れちゃってるよ!?」
八幡「コマチニカレシ…?コマチニ…コマチニカレ…カレシ…コマ…」
由比ヶ浜「大丈夫?どうしたの?」
八幡「悪い由比ヶ浜、ちょっと携帯貸してくれ」
由比ヶ浜「え?さ、さすがにヒッキーの頼みでもそれは無理だし」
由比ヶ浜(ヒッキーが壁紙になってるのバレちゃうじゃん!」
八幡「い い か ら 貸 せ」
雪ノ下「なにがあったかは知らないけれど一度冷静になったらどうかしら」
八幡「雪ノ下でもいい、頼むから携帯を貸してくれ」
由比ヶ浜(そんなに大事な用なのかな…うぅ…ちょ、ちょっとだけなら…)
由比ヶ浜「ヒッキー、ちょっとだけだよ!絶対電話以外のとこ見ちゃダメだよ!」
八幡「サンキュー由比ヶ浜!」バッ
八幡「コマチニカレシ…?コマチニ…コマチニカレ…カレシ…コマ…」
由比ヶ浜「大丈夫?どうしたの?」
八幡「悪い由比ヶ浜、ちょっと携帯貸してくれ」
由比ヶ浜「え?さ、さすがにヒッキーの頼みでもそれは無理だし」
由比ヶ浜(ヒッキーが壁紙になってるのバレちゃうじゃん!」
八幡「い い か ら 貸 せ」
雪ノ下「なにがあったかは知らないけれど一度冷静になったらどうかしら」
八幡「雪ノ下でもいい、頼むから携帯を貸してくれ」
由比ヶ浜(そんなに大事な用なのかな…うぅ…ちょ、ちょっとだけなら…)
由比ヶ浜「ヒッキー、ちょっとだけだよ!絶対電話以外のとこ見ちゃダメだよ!」
八幡「サンキュー由比ヶ浜!」バッ
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/14(木) 06:48:20.65 ID:01Uw9g1c0
小町(ありゃ?結衣さんから電話?)prrrr
小町「はいはいどもどもー!結衣さんやっはろー!」
八幡『小町…』
小町「え゛、お兄ちゃん?」
八幡『相手は…相手はどこのどいつだ…?』
小町「え、えーっと…さっきのメール実は」
大志「小町ちゃん、駅前に美味しいクレープ屋が出来たんだって」
八幡『その声、大志か?』
大志「あ、お兄さんと電話してるの?どもっすー」
小町「ちょぉ!大志くん!」
八幡『』バキッ
\ あ゛あ゛あ゛!私のケータイィ!! /
ツー…ツー…ツー…
大志「なんか凄い声聞こえたけど…」
小町「うわちゃー…大志くん、早く逃げた方がいいよ…」
小町「はいはいどもどもー!結衣さんやっはろー!」
八幡『小町…』
小町「え゛、お兄ちゃん?」
八幡『相手は…相手はどこのどいつだ…?』
小町「え、えーっと…さっきのメール実は」
大志「小町ちゃん、駅前に美味しいクレープ屋が出来たんだって」
八幡『その声、大志か?』
大志「あ、お兄さんと電話してるの?どもっすー」
小町「ちょぉ!大志くん!」
八幡『』バキッ
\ あ゛あ゛あ゛!私のケータイィ!! /
ツー…ツー…ツー…
大志「なんか凄い声聞こえたけど…」
小町「うわちゃー…大志くん、早く逃げた方がいいよ…」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/14(木) 07:05:27.77 ID:01Uw9g1c0
八幡「ふ…ふふ…」
由比ヶ浜「うううぅ…私のケータイ…」
雪ノ下「比企谷くん、惨めでみっともないからやめてほしいのだけれど」
八幡「は?」
雪ノ下「察するに妹さんに恋人ができたようだけれどその程度のことで動揺しすぎよ」
八幡「その程度…?」ブチッ
雪ノ下「妹さんの幸せを踏みにじるなんて人間としてどうかと思うわ」
八幡「雪ノ下、お前にそんな偉そうに言える権利があるのか?」
八幡「初対面の相手を持たざる者なんて評価をして見下し」
八幡「あたかも自分は正しいかのような価値観の押し付け」
八幡「そして毎日のように吐き出る罵詈雑言」
八幡「人間としてどうかしてんのはどっちだろうな雪ノ下」
由比ヶ浜「ヒ、ヒッキー…ゆきのん…」
由比ヶ浜「うううぅ…私のケータイ…」
雪ノ下「比企谷くん、惨めでみっともないからやめてほしいのだけれど」
八幡「は?」
雪ノ下「察するに妹さんに恋人ができたようだけれどその程度のことで動揺しすぎよ」
八幡「その程度…?」ブチッ
雪ノ下「妹さんの幸せを踏みにじるなんて人間としてどうかと思うわ」
八幡「雪ノ下、お前にそんな偉そうに言える権利があるのか?」
八幡「初対面の相手を持たざる者なんて評価をして見下し」
八幡「あたかも自分は正しいかのような価値観の押し付け」
八幡「そして毎日のように吐き出る罵詈雑言」
八幡「人間としてどうかしてんのはどっちだろうな雪ノ下」
由比ヶ浜「ヒ、ヒッキー…ゆきのん…」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/14(木) 07:16:48.84 ID:01Uw9g1c0
由比ヶ浜「ヒッキー、小町ちゃんに彼氏が出来てショックなのはわかるけど八つ当たりはダメだよ!」
八幡「八つ当たりね、確かにそうだが俺が今言ったことに身に覚えはないのか?」
雪ノ下「…今の話とは関係ないと思うのだけれど」
八幡「なら俺と小町のことはお前らには関係ないよな、じゃあそういうことで」
由比ヶ浜「関係ないわけないじゃん!いつもの優しいヒッキーならそんなこと言わない…」
八幡「優しい?」
八幡「お前らにとって毎日暴言を受け流すことを優しさっていうのか?」
八幡「毎日いいように付き従っていればそれは優しさか?」
八幡「優しいの意味を履き違えてんじゃねーの」
八幡「むしろ雪ノ下の自分の愚かさを指摘してやったんだ、これこそ優しさだと思うね俺は」
八幡「八つ当たりね、確かにそうだが俺が今言ったことに身に覚えはないのか?」
雪ノ下「…今の話とは関係ないと思うのだけれど」
八幡「なら俺と小町のことはお前らには関係ないよな、じゃあそういうことで」
由比ヶ浜「関係ないわけないじゃん!いつもの優しいヒッキーならそんなこと言わない…」
八幡「優しい?」
八幡「お前らにとって毎日暴言を受け流すことを優しさっていうのか?」
八幡「毎日いいように付き従っていればそれは優しさか?」
八幡「優しいの意味を履き違えてんじゃねーの」
八幡「むしろ雪ノ下の自分の愚かさを指摘してやったんだ、これこそ優しさだと思うね俺は」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/14(木) 07:29:33.89 ID:01Uw9g1c0
雪ノ下「…」
由比ヶ浜「違う…ヒッキーは優しいよ…」グイッ
八幡「あーはいはい、わかったから離せよ」
雪ノ下「…私が悪かったわ」
八幡「このタイミングでそんな取って付けたような謝罪いらねえよ」
雪ノ下「では、どうすれば許してもらえるのかしら」
八幡「なに言ってんのお前」
八幡「毎回毎回、奉仕部の依頼を解決してるのは誰だろうな」
八幡「自虐的?斜め下すぎる解決法?それでもなんとか解決に導いてる俺に対してお前なんて言った?」
八幡「『あなたのやり方は好きじゃない』?自分では何の策も示さないくせにか?」
八幡「で、今お前は俺に謝罪のやり方を聞いてるわけだ」
八幡「どうしようもねえな、お前」
由比ヶ浜「違う…ヒッキーは優しいよ…」グイッ
八幡「あーはいはい、わかったから離せよ」
雪ノ下「…私が悪かったわ」
八幡「このタイミングでそんな取って付けたような謝罪いらねえよ」
雪ノ下「では、どうすれば許してもらえるのかしら」
八幡「なに言ってんのお前」
八幡「毎回毎回、奉仕部の依頼を解決してるのは誰だろうな」
八幡「自虐的?斜め下すぎる解決法?それでもなんとか解決に導いてる俺に対してお前なんて言った?」
八幡「『あなたのやり方は好きじゃない』?自分では何の策も示さないくせにか?」
八幡「で、今お前は俺に謝罪のやり方を聞いてるわけだ」
八幡「どうしようもねえな、お前」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/14(木) 07:44:08.35 ID:01Uw9g1c0
平塚「一体なんの騒ぎだこれは」ガラッ
由比ヶ浜「平塚先生!ヒッキーが…」
八幡「…ちっす」
平塚「ふむ、修羅場というやつか?」
八幡「いや、もう終わったんで」
雪ノ下「…」
平塚「まぁ待て」ガシッ
八幡「なんすか…急いでるんすけど…」イラッ
平塚「いやなに、この状況じゃお前が悪役にしか見えんのでな」
八幡「実際そうでしょうね、そういうわけだから悪役は悪役らしく惨めに退散させてもらえないっすか」
平塚「そう慌てるな比企谷、私はこう見えて正義のヒーローに憧れていたんだ」
由比ヶ浜「平塚先生!ヒッキーが…」
八幡「…ちっす」
平塚「ふむ、修羅場というやつか?」
八幡「いや、もう終わったんで」
雪ノ下「…」
平塚「まぁ待て」ガシッ
八幡「なんすか…急いでるんすけど…」イラッ
平塚「いやなに、この状況じゃお前が悪役にしか見えんのでな」
八幡「実際そうでしょうね、そういうわけだから悪役は悪役らしく惨めに退散させてもらえないっすか」
平塚「そう慌てるな比企谷、私はこう見えて正義のヒーローに憧れていたんだ」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/14(木) 08:02:35.68 ID:01Uw9g1c0
八幡「はぁ…正義のヒーローねえ…」
平塚「なんだ?言いたいことがあるならはっきり言いたまえ」
八幡「じゃあお言葉に甘えて言わせてもらいますけど」
八幡「正義ってなんなんすかね」
八幡「例えば学校に一人も友達がいない男子生徒を引きずり出して厚生を強いるのは果たして正義なんすかね」
八幡「例えば強制的に部活に縛り付け無理に生徒が望んでもいない活動をさせることは果たして正義なんすかね」
八幡「しかもその生徒は部内で毎日のように暴言を浴びせられていたらしいっすよ?」
八幡「先生はそれを知っていて止めもせずあろうことか先生も暴言を吐く始末」
八幡「先生の正義の在りどころがいったいどこなのか俺にはさっぱりわからないっすね」
八幡「先生は自分の正義を他人に押し付けて自己満足してるだけじゃないすか?」
平塚「…比企谷」
平塚「なんだ?言いたいことがあるならはっきり言いたまえ」
八幡「じゃあお言葉に甘えて言わせてもらいますけど」
八幡「正義ってなんなんすかね」
八幡「例えば学校に一人も友達がいない男子生徒を引きずり出して厚生を強いるのは果たして正義なんすかね」
八幡「例えば強制的に部活に縛り付け無理に生徒が望んでもいない活動をさせることは果たして正義なんすかね」
八幡「しかもその生徒は部内で毎日のように暴言を浴びせられていたらしいっすよ?」
八幡「先生はそれを知っていて止めもせずあろうことか先生も暴言を吐く始末」
八幡「先生の正義の在りどころがいったいどこなのか俺にはさっぱりわからないっすね」
八幡「先生は自分の正義を他人に押し付けて自己満足してるだけじゃないすか?」
平塚「…比企谷」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/14(木) 08:13:19.01 ID:01Uw9g1c0
平塚「私はお前のことを思ってだな」
八幡「だからそれが押し付けだってまだわからないんすか?」
八幡「こんな部活も、そもそも自分を変えること自体、俺は望んでないって何回も言いましたよね」
平塚「…」
八幡「先生もだんまりっすか、じゃあ俺は殺ることがあるんで」ガラッ
由比ヶ浜「ヒ、ヒッキー…」
雪ノ下「…」
平塚「…」
八幡「だからそれが押し付けだってまだわからないんすか?」
八幡「こんな部活も、そもそも自分を変えること自体、俺は望んでないって何回も言いましたよね」
平塚「…」
八幡「先生もだんまりっすか、じゃあ俺は殺ることがあるんで」ガラッ
由比ヶ浜「ヒ、ヒッキー…」
雪ノ下「…」
平塚「…」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/14(木) 08:20:55.87 ID:01Uw9g1c0
その後、大志を見た者はいなかった
引用元: ・由比ヶ浜「ヒッキーがキレた!?」
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