1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/16(木) 19:10:16.934 ID:XHEecfhn0
てくてく

蛍「きょうはあついねペチ」

ペチ「わん」

てくてく

蛍「あ、こっちの道いったことがないや?」

蛍「ペチちょっとお山散歩してみようか?」

ペチ「わん」

蛍「このまえは迷子になっちゃったから気をつけなきゃね」

ペチ「わん」

てくてく

3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/16(木) 19:11:05.749 ID:XHEecfhn0
てくてく

蛍「はー、けっこうのぼったねー ペチそろそろ帰ろうか?」

ペチ「わん!」

蛍「えーっとまっすぐ登ってきたからー」

蛍「って!三つ又に分かれてる!!」

蛍「はーーぁ!!ど、どうしようペチまた迷子になっちゃったよぉぉぉぉ」

ペチ「わん」

6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/16(木) 19:12:22.030 ID:XHEecfhn0
てくてく

蛍「あぁぁ…さっきこんな大きな木あったっけー…」

蛍「ひっく…どうしよう…」

てくてく

(がさがさ)

蛍「ひっ!?な、なに?ヘビ?いのしし?」

(がさがさ)

蛍「そーっ…」

れんげ「あ、ほたるん…こんなところで何やってるのん?」

8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/16(木) 19:13:22.670 ID:XHEecfhn0
蛍「うわぁ!れんちゃん!れんちゃんこそ そんな草の間に座ってなにやってるの!?」

蛍「よかったー!山にペチとお散歩にきたら迷子になっちゃって…でも助かったよ」

れんげ「ほたるん…さっそくですが非常に残念なお知らせがありますのん…」

蛍「へぇ?残念なおしらせ?」

れんげ「じつは…ウチも迷子なのです…」

蛍「えええええええええええええええっっ!!!!!!!!」

10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/16(木) 19:14:50.170 ID:XHEecfhn0
蛍「でもでも!れんちゃん草の間で座ってたよね!?本当はかくれんぼしてるんだよね!?」

れんげ「これはちがうん…
    こうして草の間に身をひそめて体温があがらないように日差しから身を守ってるん」

れんげ「迷子になって無駄に歩いたら体力も奪われるん…しかもこの日差しだと熱中症も考えられるん」

蛍「れ、れんちゃんすごく冷静な判断できるんだね…」

れんげ「山登りの基本なん!!」

11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/16(木) 19:15:55.756 ID:XHEecfhn0
蛍「けっこう時間たっちゃったね…」

れんげ「そろそろ気温が下がったんで行動するん!お日様が沈むまえに行けるとこまでいくん!」

蛍「れんちゃん帰り道わかるの?」

れんげ「これなん!」

蛍「えっ?」

れんげ「この道のクボミ!これはクルマが通ったあとなん!これにそって歩けばどこかにでるのん!」

蛍「はっ!そうだね!れんちゃん頭いい!!」

れんげ「いくのん!」

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/16(木) 19:16:41.237 ID:XHEecfhn0
てくてく

蛍「け、けっこう歩いたね…」

れんげ「ちょっとまつん!これなん!」

蛍「水筒?」

れんげ「そろそろ水分補給なん!すこしずつ飲んで脱水症状防止なん!」

蛍「ぐびぐび」

れんげ「ぐびぐび」

ペチ「ペロペロ」

14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/16(木) 19:17:41.731 ID:XHEecfhn0
蛍「でも、日が暮れちゃったらどうするの?」

れんげ「そのときは…野宿なん!」

蛍「えぇぇぇ!!野宿!!お腹すいて死んじゃうよー!!」

れんげ「そのときは心配ないのん…非常食もあるん…(ちら)」

ペチ「びくん!?」

蛍「非常食ってなに?」

れんげ「あれとかあの木の実とか食べられるん!だから飢え死にはないのん!」

ペチ「ふーっ…」

蛍「へぇーすごいんだね…れんちゃん」

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/16(木) 19:18:34.747 ID:XHEecfhn0
れんげ「もうすこし歩くん!」

蛍「う、うん」

てくてく

れんげ「はっ!道路なん!道路にでたん!!!!」

蛍「あっ!本当だ!た、助かったぁぁぁ!!!!」

16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/16(木) 19:19:58.495 ID:XHEecfhn0
(ぶーん)

れんげ「あ!ねぇーねぇーの軽トラなん!」

一穂「おやーキミたちこんな所でなにしてんのー?」(キーッ)

れんげ「ほたるんと遭難ごっこしてた――――ん!!」

蛍「へぇ?」

一穂「まぁ~た変な遊びしてたんだー…」

蛍「え、え、え…れんちゃん迷子だったんじゃないの?」

れんげ「ほたるん、実はこの山、ウチの家の山なんです!!!!」

蛍「え、うそ…ひっ…ひっく…うわぁぁぁぁぁ…」

一穂・れんげ「・・・・・」

一穂「とりあえず家まで送っていくから乗りなぁ…」

蛍「ふぁ…ふぁい…ひっく…ひっく…」



引用元: 蛍「ペチーペチーお散歩いくよー」ペチ「わんわん」