1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:20:40.763 ID:9FHBEQE10
梓「こんにちはー」

唯「あれれ?なんであずにゃんが私の家に?」

梓「憂に会いに来たんです」

梓「私たち、付き合ってるんです」

2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:21:54.809 ID:9FHBEQE10
唯「そうなんだー」

梓「なんか反応薄いですね」

唯「あずにゃんいっつも憂のことしか話さないんだもん。わかっちゃうよ」

3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:22:14.181 ID:9FHBEQE10
憂「梓ちゃんいらっしゃい」

憂「お姉ちゃん、私たち部屋にいるけど…」

憂「入って来ちゃダメだよ」

4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:22:41.075 ID:9FHBEQE10
唯「えー…私もあずにゃんと触れ合いたいのに」

梓「人を動物園の動物みたいに言わないでください」

梓「恋人と2人きりになりたいんです。察してくださいよ」

5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:23:07.444 ID:9FHBEQE10
唯「とは言ったものの…」

キャッキャッ

唯「部屋隣だから聞こえるんだよなぁ…」

6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:23:30.052 ID:9FHBEQE10
平沢唯は隣の部屋から響く嬌声に耐えられず、気付けば街に繰り出していた!

唯「ゲーセン行ってみようかな」

7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:24:10.329 ID:9FHBEQE10
律「お、唯じゃん!珍しいな」

唯「なんだりっちゃんか」

律「なんだとはなんだ。ちょうどいいや、1人なら一緒に遊ばない?」

唯「いいよ!私も暇だったし!」

和(困ったわね)

8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:24:33.139 ID:9FHBEQE10
和(唯を独占したくて、邪魔になる憂に恋人を作らせてはみたけど…)

和(いえ、焦ってはダメよ…私はどんと構えて唯を待つのみ!)

9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:24:54.610 ID:9FHBEQE10
律「なぁ、あそこにいるの和じゃないか?」

唯「え~和ちゃんはゲーセンなんて来ないよ…」

唯「確かに和ちゃんだ…」

10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:25:19.422 ID:9FHBEQE10
律「おい和!」

和「あら、奇遇ねこんなところで会うなんて」

唯「珍しいね、和ちゃんがゲーセンにいるなんて…なんか意外だな」

和「たまたま唯を見かけて追いかけてきたのよ。たまたまね」

律「なんだそうだったのか」

11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:25:51.822 ID:9FHBEQE10
唯「ただいま~」

ガタンゴトン!

憂「お、お姉ちゃん!おかえりなさい!」

唯「憂…私の部屋で何してたの」

憂「な…なんでもないの!これは!」

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:26:24.943 ID:9FHBEQE10
梓「すいません唯先輩!私が悪いんです!」

唯「あずにゃん…」

梓「私が、『唯先輩の部屋で、唯先輩の匂いに包まれながらしたら、とっても興奮するよ』って憂をそそのかして…」

唯「うわぁ…」

唯「さすがの私もこれは受け入れられないよ…」

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:26:54.469 ID:9FHBEQE10
梓「唯先輩…」

唯「出かけてくる」

憂「お姉ちゃん!」

唯「部屋、ちゃんと片付けといてね」

16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:27:27.944 ID:9FHBEQE10
唯(あずにゃんがガチ  だったなんて…)

唯(憂も憂だよ!あずにゃんに手篭めにされちゃって!)

不良1「あれれ~?かわいい女の子発見!」

唯「!」

不良2「マジでかわいいじゃん。君今暇?よかったら俺らと遊ばない?」

17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:28:12.119 ID:9FHBEQE10
紳士「失礼、彼女は私の大切な方なので、お引き取り願えますか?」

不良1「あ?なんだよこのおっさん」

不良2「わけわかんねぇこと言ってんじゃねえぞ!オラ!」

殴りかかる不良を、紳士は一瞬で組み伏せた!

18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:28:46.099 ID:9FHBEQE10
不良2「ぐぁっ!」

不良1「なんかこいつ、やべぇぞ」

紳士「お引き取り願えますか?」

不良2「ひっ!わかりましたすみません!」

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:29:10.403 ID:9FHBEQE10
唯「あの…」

紳士「大丈夫ですか?平沢さん」

唯「どうして私の名前を…」

紬「私よ」

唯「ムギちゃん!」

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:29:41.275 ID:9FHBEQE10
紬「彼は斉藤…私の家の執事なの。唯ちゃんが悪い人たちに声をかけられてるのを見て、助けてもらったの」

唯「ありがとうございます!」

斉藤「いえ、仕事を遂行したまでです」

紬「よかったら私の家に寄っていかない?」

21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:30:09.561 ID:9FHBEQE10
唯「すごいお屋敷だねぇ…」

紬「来るのは初めてだったわね」

紬「唯ちゃん…どうしてこんな時間に出歩いていたの?」

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:30:37.007 ID:9FHBEQE10
唯「実はかくかくしかじかで…」

紬「まぁ!憂ちゃんと梓ちゃんがそんなことを…」

唯「おかしいよね…女の子同士なのに」

紬「おかしくなんてないわ!」

唯「!」ビクッ

23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:31:17.128 ID:9FHBEQE10
紬「唯ちゃん…」

唯「な…なんでしょうか?」

紬「特訓よ!」

24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:31:42.803 ID:9FHBEQE10
平沢唯はそれから1ヶ月の間、紬により百合の特訓を受けることとなった。

紬「まずは桜Trickを観てもらうわ!」

25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:32:12.872 ID:9FHBEQE10
唯「女の子同士でキスしてるね…」

紬「これは普通のことなのよ」

紬「このあと少女革命ウテナと舞-Hime、キディグレイドとぶっ通しで行くわよ!」

唯「もう帰りたいよぉ…」

26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:32:50.384 ID:9FHBEQE10
1ヶ月後!

唯(百合)「ようやく特訓が終わりましたのね、お姉さま」

紬「完璧だわ…唯ちゃん、今のあなたなら憂ちゃんも梓ちゃんも、全てを手に入れることができるはずよ」

唯(百合)「私たちは美しき百合の花…見事に咲き乱れてみせますわ」

28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:33:27.107 ID:9FHBEQE10
唯「ただいまー」

憂「お姉ちゃん!1ヶ月もどこに行ってたの!心配したんだよ!」

唯「…」

憂「お姉ちゃん!答えて!」

唯「憂、心配させてごめんね」チュッ

29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:33:50.780 ID:9FHBEQE10
憂「えっ?!」カーッ

唯「私の大切な妹、愛してるよ」

憂「お姉ちゃん…」

憂「すぐご飯にするね!」

唯(ちょろいね!)

30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:34:20.716 ID:9FHBEQE10
和(どういうことなの…?)

和(唯が1ヶ月も行方をくらましたと思ったら、百合になって戻ってきたですって?!)

和(いけない!このままでは…)

31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:34:41.827 ID:9FHBEQE10
紬「そういうことだったのね」

和「ムギ!あなた…」

紬「薄々感づいてはいたのだけど、あなたが唯ちゃんを独占するために、憂ちゃんと梓ちゃんをけしかけたのね」

32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:35:18.770 ID:9FHBEQE10
和「そうよ…唯は私のもの…誰にも渡さないわ」

紬「百合は美しくあれ」

和「!」

紬「あなたはさわ子先生から何を学んでいたの?」

和「よして!あの人のことは聞きたくない!」

紬「まだ許してはいないようね」

紬「さわ子先生が私を愛してしまったこと」

33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:35:50.871 ID:9FHBEQE10
紬と和は、山中さわ子から百合の全てを教わった!二人にとって、さわ子は世界のすべてであった!

和「なのに…あなたは先生を奪ってしまった…」

和「私から唯まで奪うつもりなの?!」

34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:36:56.750 ID:9FHBEQE10
紬「美しくないわ」

和「…っ!」

紬「私は美しく、いつも冷静なあなたを好きだった」

和「なによそれ…」

紬「私が愛したのは、和ちゃん、あなただけなの」

35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:37:30.745 ID:9FHBEQE10
和「そんな…私は愛してくれるムギを憎んで…」

紬「もういいのよ…これから、2人で愛を深めあいましょう」

和「えぇ…」

36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:37:55.632 ID:9FHBEQE10
憂「お姉ちゃんお姉ちゃん!」

唯「もぉ~憂、甘えん坊さんだね」

唯(憂は籠絡したが…)

唯(私はさらに高みを目指す!)

唯(どこまでも登り続けるよ!この、女坂を!)

37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:38:43.859 ID:9FHBEQE10
唯「あずにゃーん!」

梓「唯先輩!1ヶ月もどこにいたんですか!」

唯「特訓だよ~」

梓「特訓?」

唯「あずにゃんを愛してあげるために、ね」キリッ

梓「あ、すいません」

梓「私彼氏ができたんで」

お わ り

引用元: 唯「憂があずにゃんに取られた…」