1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 00:03:11.85 ID:dZTWkqr30
冷たくて甘いアイスクリーム

食べてるみたい あいつと居ると

側に居たくて 寄り添ってみるけど

そっけなく離れてしまう

アイスクリームも甘いだけならいいのに

冷たいから少し食べ辛い

あいつみたいに 近寄り難いの


2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 00:05:36.90 ID:dZTWkqr30
溢れ出す思いが溶け出して

あいつに届いたら 少しは近くに来てくれるかな?

甘い甘い2人の世界を作り出したいから

少し頑張ってみるの スプーンひとさじの勇気で


3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 00:09:53.24 ID:dZTWkqr30
冷たくて甘いアイスクリーム

2人で食べれば 温まる気がする

アイスクリームは冷たくて甘いからきっと

すぐにあいつを思い出す

不思議な位に 溶け出していく

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 00:13:34.10 ID:dZTWkqr30
溢れ出す思いは溶ける前に

溶ける意味を無くしてた 原因はあいつなの!

甘い甘い2人の世界は作れないけど

思い出の中で固めたい 大きなカップに詰め込んで


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 00:16:11.59 ID:dZTWkqr30
アイスクリームは溶けてなくなった

元には戻らないけど

甘い風味が残るように

私の胸に刻み込まれてる

あいつの面影

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 00:20:25.55 ID:dZTWkqr30
溢れ出す思いは溶け出すわ

どこまでもどこまでも 例えあいつが居なくても

甘い甘い2人の世界はきっとまた作り出せる

だから私は上を向く コーンに乗せたアイスクリームのように

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 00:24:15.13 ID:dZTWkqr30


澪「詩を書いてみたんだ」

律「アイスクリームなあいつ?」

澪「今度、ムギに曲を付けてもらわなきゃな」

律(うわー…またかわいい詞ですこと…)

澪「?何かおかしなとこでもあるのか?」

律「なにもありましぇーん」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 00:28:09.11 ID:dZTWkqr30
ーーーーーー

ーーー

ーー

唯「ん~!アイスが食べたくなるね!」

梓「そういうと思いました」

紬「張り切って、曲作るわね!」フンス

澪「う、うん」///

律(照れてる照れてる)

律「よーし!アイス食べに行こう!」

梓「えっ?れ、練習は…?」

律「明日集中的にやろう!」キリッ

梓(昨日もそんなこと言ってたような…)




19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 00:31:27.91 ID:dZTWkqr30
律「なんだー、中野はアイス食べたくないのかよー」

梓「食べたくないと言ったら嘘になりますけど…」

紬「はい!私も食べたいです!」

梓「ムギ先輩まで…」

澪「私も何だか食べたくなってきた…」

梓「澪先輩にそう言われたら、賛成するしかないじゃないですか!」

唯「よしよし!あずにゃんや」スリスリ

梓「にゃっ!?や、やめてください!突然!」

唯「皆で食べに行こう!」


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 00:34:22.21 ID:dZTWkqr30
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ーー

唯「やっぱりアイスは二段だよ!」

澪「わ、私は一段で…」

唯「ぇえ~!もったいないよぉ!今お安いのにぃ!」

澪(…また増えたの忘れてたんだ!)

紬「澪ちゃん…わかるわ…」

律「私はお金がないから一段だ!」

梓「そこ、別に威張るとこじゃないです」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 00:39:49.95 ID:dZTWkqr30
唯「美味し~!」

律「うまー」

澪「唯!バランス崩れてる!」

唯「や、やばいよ!だ、誰か助けてー!」

紬「す、スプーンで支えられないかしら!」

梓「や、私取って来ます!」

律「だから、一段でいいと言ったのに…」

澪「お金足りなくて、一段でも私にお金を借りたくせに…」

律「…それは言わない約束でちゅよーみおちゅわん」

澪「ったく…ちゃんと返せよ」

律「出世払いでいい?」ウィンク

澪「殴るぞ?」ゴチン

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 00:43:13.93 ID:dZTWkqr30
律「って言いながら殴るなよ!」サスサス

紬「も、もう落ちそう!」アタフタ

澪「そもそも、何で二段でバランス崩すんだ?!」

梓「お、お待たせしました!」ハァハァ

唯「あ、あずにゃんナイス!」グッ

梓・紬・澪・律「あ」

ベチャ

唯「あ~!!」ガーン


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 00:46:10.69 ID:dZTWkqr30
律「だからさ、程々がいいんだよ、程々」

唯「…」グスン

澪「唯は本当にベタだな~」

紬「唯ちゃん…」

梓「唯先輩…私の食べていいですから、そんなに落ち込まないでください」

唯「いいの?!」バッ

律「そして元気になる唯…」

澪「本当にベタだなぁ…」

紬「唯ちゃん、可愛い」ホワホワ


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 00:48:56.17 ID:dZTWkqr30
唯「…い、いらないよ!」

梓「えっ?いいんですか…?」

唯「う、うん…こ、これはその…みからでたたねだよ!」

澪「身から出た錆…な?」

唯「そう!それ!」ビシッ

律「受験生がそんなんで大丈夫かぁ?」

澪「…律も咄嗟には出てこなかったくせに…」

律「み、澪が早すぎるんだ!」


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 00:52:05.71 ID:dZTWkqr30
紬「また皆で食べにきましょうね!」

唯「そうだね!」

澪「つ、次は夏にしよう!うん!それがいい!」

律「夏って言ったら、まだ先じゃんかー」

紬「!」(澪ちゃん…)

澪「!」(ムギはわかってくれた!)

律「なんで手を握りあってんだ…?」

梓「わかってあげましょうよ…」

唯「あ~ずにゃん!」ダキッ

梓「にゃっ!?」

唯「くれようとしたご褒美だよ~」スリスリ

梓「こ、こんなご褒美、いりません!」

律「相変わらずだな~」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 00:57:34.62 ID:dZTWkqr30
澪「アイスクリームなあいつ…」

律「ん?」

澪「なんか、唯に合うなって思って…」

律「あの歌詞が?」

澪「歌詞というかアイスクリーム…が?」

律「プフッ…!確かにな」

澪「だろ?」アハハ


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 01:00:17.86 ID:dZTWkqr30
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ーー

唯「ただいま~うい~」

憂「おかえり!お姉ちゃん!」

唯「うい~…」

憂「…めっ!」

唯「えっ?!なにも言ってないよ!?」

憂「アイスクリームでしょ?だめだよーご飯もうすぐなんだから!」

唯「ういはエスパーだね…」

憂(お姉ちゃんのことなら、何でもわかるよ!)

fin

引用元: 澪「アイスクリームなあいつ」