1: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 13:47:36.29 ID:dfFdnStP
海未「皆さん、初めまして。園田海未です」
海未「皆さんは私にとっての初めての大事な教え子です」
海未「このかけがえのない出会いを心からうれしく思います」
海未「小さいころからの夢を叶えられて今は本当に嬉しいです」
海未「皆さんから信頼してもらえる先生になりたいと思っています」
海未「これからよろしくお願いします」
海未「皆さんは私にとっての初めての大事な教え子です」
海未「このかけがえのない出会いを心からうれしく思います」
海未「小さいころからの夢を叶えられて今は本当に嬉しいです」
海未「皆さんから信頼してもらえる先生になりたいと思っています」
海未「これからよろしくお願いします」
6: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 13:54:10.83 ID:dfFdnStP
海未「…ふう。大体自己紹介はこんな感じですかね」
真姫「お嬢、いよいよ明日からですね」
海未「はい、今日は緊張して眠れないかもしれません」
花陽「海未ちゃんなら大丈夫だよ!私の作ったおにぎり食べて明日に備えてください」
海未「ありがとうございます花陽。いただきます」
真姫「ところでお嬢、先ほどおやっさんが呼んでましたが」
海未「分かりました。ありがとうございます真姫」
真姫「いえいえ」
真姫「お嬢、いよいよ明日からですね」
海未「はい、今日は緊張して眠れないかもしれません」
花陽「海未ちゃんなら大丈夫だよ!私の作ったおにぎり食べて明日に備えてください」
海未「ありがとうございます花陽。いただきます」
真姫「ところでお嬢、先ほどおやっさんが呼んでましたが」
海未「分かりました。ありがとうございます真姫」
真姫「いえいえ」
13: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 14:00:05.31 ID:dfFdnStP
海未「なんでしょうかおじいさま」
海未祖父「いよいよ明日からだな。お前の夢だった教師生活が始まるのは」
海未「ええ、とても緊張しています」
祖父「きっと今頃、天国にいるお前の両親も喜んでいるだろうな」
海未「ええ、だといいんですが…」
祖父「あれからもう15年だもんな…早いもんだ全く」
海未「もう15年もたったんですね」
祖父「さて、今日はもう遅い。あまり夜更かししてると寝坊しちまうぞ」
海未「そうですね。今日はもう休ませてもらいます。おやすみなさい」
祖父「おお、お休み」
海未祖父「いよいよ明日からだな。お前の夢だった教師生活が始まるのは」
海未「ええ、とても緊張しています」
祖父「きっと今頃、天国にいるお前の両親も喜んでいるだろうな」
海未「ええ、だといいんですが…」
祖父「あれからもう15年だもんな…早いもんだ全く」
海未「もう15年もたったんですね」
祖父「さて、今日はもう遅い。あまり夜更かししてると寝坊しちまうぞ」
海未「そうですね。今日はもう休ませてもらいます。おやすみなさい」
祖父「おお、お休み」
17: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 14:10:35.50 ID:dfFdnStP
翌日
海未「ここが今日からお世話になる音ノ木坂学園…よろしくお願いします」
職員室
教頭「ええ、というわけで今日からお世話になる園田海未先生です」
海未「どうも初めまして、園田海未と申します。よろしくお願いします!」
教頭「園田先生には3年D組の担任と国語の担当をしていただきます」
ええっ…
海未「えっ?」
男性教員「3年D組って…本当ですか?」
教頭「いや、私も最初は冗談かと思ったんですけど南校長のご判断のもとで」
海未「ここが今日からお世話になる音ノ木坂学園…よろしくお願いします」
職員室
教頭「ええ、というわけで今日からお世話になる園田海未先生です」
海未「どうも初めまして、園田海未と申します。よろしくお願いします!」
教頭「園田先生には3年D組の担任と国語の担当をしていただきます」
ええっ…
海未「えっ?」
男性教員「3年D組って…本当ですか?」
教頭「いや、私も最初は冗談かと思ったんですけど南校長のご判断のもとで」
18: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 14:16:39.64 ID:dfFdnStP
女性教員「一体何を考えてるのかしら…」
教頭「では他に3年D組を受け持ってくれる先生はいますか?」
シーン…
教頭「では本日もよろしくお願いします」
お願いしますー
海未「一体どういうことなんでしょうか…」
希「園田先生よろしくねー」
海未「あ、えっとあなたは…」
希「保健室の東條希や」
海未「東條先生、よろしくお願いします」
希「ふふ。さて、早速やけどジャージとスニーカーにきがえたほうがええで」
海未「え、何でですか?」
教頭「では他に3年D組を受け持ってくれる先生はいますか?」
シーン…
教頭「では本日もよろしくお願いします」
お願いしますー
海未「一体どういうことなんでしょうか…」
希「園田先生よろしくねー」
海未「あ、えっとあなたは…」
希「保健室の東條希や」
海未「東條先生、よろしくお願いします」
希「ふふ。さて、早速やけどジャージとスニーカーにきがえたほうがええで」
海未「え、何でですか?」
21: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 14:21:56.31 ID:dfFdnStP
希「スーツなんてきたたらいざって時逃げられへんよ」
海未「逃げる?あの、先ほどから皆さん一体…」
希「まあ行けば分かるで」
海未「は、はあ…」
南校長「園田先生、おはようございます」
海未「南校長!おはようございます!」
南校長「はりきってますね。では、あなたが受け持つ3年D組の教室に案内するわ」
海未「はい、お願いします」
南校長「でもそのまに、東條先生の言った通りジャージに着替えてください」
海未「あの、それは一体」
南校長「行けば分かりますよ」
海未「逃げる?あの、先ほどから皆さん一体…」
希「まあ行けば分かるで」
海未「は、はあ…」
南校長「園田先生、おはようございます」
海未「南校長!おはようございます!」
南校長「はりきってますね。では、あなたが受け持つ3年D組の教室に案内するわ」
海未「はい、お願いします」
南校長「でもそのまに、東條先生の言った通りジャージに着替えてください」
海未「あの、それは一体」
南校長「行けば分かりますよ」
22: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 14:29:04.79 ID:dfFdnStP
海未「あの、そろそろいい加減教えてください。一体どういうことなんですか?」
南校長「あなたが受け持つ3年D組は、少し問題ばかりある生徒でして…」
海未「な、なるほど…」
南校長「ここは女子高なので女子しかいませんが油断はしないでくださいね」
海未「わ、分かりました」
南校長「あと、くれぐれも実家のことは絶対にほかの人には話してはいけませんよ」
南校長「そうなると…ヘタするとクビになってしまいますので…」
海未「そ、そうですよね。気を付けます」
南校長「では、ここがD組の教室です。頑張ってください」
海未「はい、ありがとうございまた!」
南校長「あなたが受け持つ3年D組は、少し問題ばかりある生徒でして…」
海未「な、なるほど…」
南校長「ここは女子高なので女子しかいませんが油断はしないでくださいね」
海未「わ、分かりました」
南校長「あと、くれぐれも実家のことは絶対にほかの人には話してはいけませんよ」
南校長「そうなると…ヘタするとクビになってしまいますので…」
海未「そ、そうですよね。気を付けます」
南校長「では、ここがD組の教室です。頑張ってください」
海未「はい、ありがとうございまた!」
23: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 14:35:36.22 ID:dfFdnStP
ワイワイガヤガヤ
海未「教室の外にいても喚き声が聞こえます…」
海未「では…入ります!」
がちゃ
海未「おはようございます」
シーン…
海未「え、えっと…」
にこ「ちょっと、アンタだれよ」
海未「えー、今日からこのクラスの担任になる園田海未です。よろしくお願いします」
凛「なんだ先公だにゃー」
ワイワイガヤガヤ
海未「えっと皆さん、静かにしてください」
ワイワイガヤガヤ
海未「教室の外にいても喚き声が聞こえます…」
海未「では…入ります!」
がちゃ
海未「おはようございます」
シーン…
海未「え、えっと…」
にこ「ちょっと、アンタだれよ」
海未「えー、今日からこのクラスの担任になる園田海未です。よろしくお願いします」
凛「なんだ先公だにゃー」
ワイワイガヤガヤ
海未「えっと皆さん、静かにしてください」
ワイワイガヤガヤ
24: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 14:41:14.79 ID:dfFdnStP
海未「…静かにしてくださいっていうのが聞こえなんですか!?」
ことり「さっきからうるさいんだよ!!そっちが黙れよ!!」
ことり「今、凄い大事な話してるんだけど?邪魔しないでくれる?」
海未「大事な話、ですか?…もしかして恋バナってやつですか?」
ことり「舐めたこといってんじゃねえよ!あんまりガタガタ抜かしてるとしばくぞ!!」
穂乃果「うわー!ことりちゃんこわーい!!ビビってるビビってるwww」
凛「ことりちゃんやっちゃえー!!www」
にこ「しーばけ!しーばけ!!」
ことり「さっきからうるさいんだよ!!そっちが黙れよ!!」
ことり「今、凄い大事な話してるんだけど?邪魔しないでくれる?」
海未「大事な話、ですか?…もしかして恋バナってやつですか?」
ことり「舐めたこといってんじゃねえよ!あんまりガタガタ抜かしてるとしばくぞ!!」
穂乃果「うわー!ことりちゃんこわーい!!ビビってるビビってるwww」
凛「ことりちゃんやっちゃえー!!www」
にこ「しーばけ!しーばけ!!」
25: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 14:49:36.28 ID:dfFdnStP
がちゃ
絵里「…」
にこ「あら、絵里じゃない。また遅刻?」
穂乃果「絵里ちゃんおはよう」
海未(おや、あの子は…)
絵里「なんか騒がしいけど何事かしら?」
凛「凛たちの新しい先公だって」
絵里「先公…あれが?」
海未「遅刻はいけませんよ。早く席に座ってください」
絵里「…ふん」
海未「あなたも早く席につきなさい」
ことり「ちっ…」
海未「では、改めて私の名前を黒板に書いていこうと思います」
かきかき
ことり「凛ちゃん、その野球ボール貸して」
凛「いいけどどうするにゃ?」
ことり「あの先公におもいきり当てる」
穂乃果「え、それ本気?やめた方が…」
にこ「いいのよやっちゃいなさいことり」
絵里「…」
絵里「…」
にこ「あら、絵里じゃない。また遅刻?」
穂乃果「絵里ちゃんおはよう」
海未(おや、あの子は…)
絵里「なんか騒がしいけど何事かしら?」
凛「凛たちの新しい先公だって」
絵里「先公…あれが?」
海未「遅刻はいけませんよ。早く席に座ってください」
絵里「…ふん」
海未「あなたも早く席につきなさい」
ことり「ちっ…」
海未「では、改めて私の名前を黒板に書いていこうと思います」
かきかき
ことり「凛ちゃん、その野球ボール貸して」
凛「いいけどどうするにゃ?」
ことり「あの先公におもいきり当てる」
穂乃果「え、それ本気?やめた方が…」
にこ「いいのよやっちゃいなさいことり」
絵里「…」
26: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 14:56:16.31 ID:dfFdnStP
ことり「ふふ、死んじゃえ!www」ビュン
絵里「!」
海未「…」パシッ
凛「え」
穂乃果「とった…」
海未「…あれ、なんだ野球ボールでしたか!た、たまたまですよ」
ことり「あいつ、一体何者…」
絵里(…ただ者じゃなさそうね…)
海未「全く、だめですよこんな危ないものを教室で投げては」
かきかき
海未「ふう、書き終わりました。では、改めまして園田…おや?」
シン…
海未「誰もいませんね」
絵里「!」
海未「…」パシッ
凛「え」
穂乃果「とった…」
海未「…あれ、なんだ野球ボールでしたか!た、たまたまですよ」
ことり「あいつ、一体何者…」
絵里(…ただ者じゃなさそうね…)
海未「全く、だめですよこんな危ないものを教室で投げては」
かきかき
海未「ふう、書き終わりました。では、改めまして園田…おや?」
シン…
海未「誰もいませんね」
29: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 15:07:13.95 ID:dfFdnStP
放課後
穂乃果「えっとさ、なんだっけ今日の先公の名前」
にこ「ああ、園田ね」
凛「もう明日からびびってこないだろうね!!」
にこ「ことり見て凄いビビってたわよねwww」
ことり「私来ないに200円!」
凛「じゃあ凛は500円にゃー」
穂乃果「絵里ちゃんは?」
絵里(あれは偶然ではないよう気がする…考え過ぎかしら)
穂乃果「絵里ちゃん?」
絵里「え、なに?」
穂乃果「考え事?」
絵里「まあ、そんなところかしら」
穂乃果「えっとさ、なんだっけ今日の先公の名前」
にこ「ああ、園田ね」
凛「もう明日からびびってこないだろうね!!」
にこ「ことり見て凄いビビってたわよねwww」
ことり「私来ないに200円!」
凛「じゃあ凛は500円にゃー」
穂乃果「絵里ちゃんは?」
絵里(あれは偶然ではないよう気がする…考え過ぎかしら)
穂乃果「絵里ちゃん?」
絵里「え、なに?」
穂乃果「考え事?」
絵里「まあ、そんなところかしら」
30: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 15:13:53.86 ID:dfFdnStP
海未「ただいま」
真姫「あ、おかえりなさいお嬢!」
花陽「お帰りなさい海未ちゃん」
祖父「おお、海未。今帰ったか」
海未「はい、ただいまもどりました」
花陽「海未ちゃんお腹減ったよね?もう夕飯の支度できてるから皆で食べよう!」
海未「そうですね。花陽の作ったものはどれもおいしいものばかりなので楽しみです」
花陽「えへへ…」
真姫「あ、おかえりなさいお嬢!」
花陽「お帰りなさい海未ちゃん」
祖父「おお、海未。今帰ったか」
海未「はい、ただいまもどりました」
花陽「海未ちゃんお腹減ったよね?もう夕飯の支度できてるから皆で食べよう!」
海未「そうですね。花陽の作ったものはどれもおいしいものばかりなので楽しみです」
花陽「えへへ…」
31: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 15:22:55.34 ID:dfFdnStP
祖父「さて、それでどうだった学校は?」
海未「生徒に黙れって言われました」
真姫「何ですって!?どこのどいつですかそんなこと言ったやつは!?」
祖父「真姫、座れ」
真姫「はい」
海未「あとは、しばくぞって言われました」
花陽「しばくぞ…?ちょいと痛い目にあわせてやる!!」
海未「花陽、食事中ですよ。座ってください」
花陽「…ごめん…」
海未「生徒に黙れって言われました」
真姫「何ですって!?どこのどいつですかそんなこと言ったやつは!?」
祖父「真姫、座れ」
真姫「はい」
海未「あとは、しばくぞって言われました」
花陽「しばくぞ…?ちょいと痛い目にあわせてやる!!」
海未「花陽、食事中ですよ。座ってください」
花陽「…ごめん…」
32: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 15:29:58.69 ID:dfFdnStP
海未「ふう、いい湯でした…」
海未(…お父様、お母様。私、ついに学校の先生になりました)
海未(お父様と同じ学校の先生…)
海未(今日は私にとって一生忘れられない日になると思います)
海未(これからも私のことを温かい目で見守っていてください…)
海未(…お父様、お母様。私、ついに学校の先生になりました)
海未(お父様と同じ学校の先生…)
海未(今日は私にとって一生忘れられない日になると思います)
海未(これからも私のことを温かい目で見守っていてください…)
33: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 15:37:24.03 ID:dfFdnStP
翌日
海未「さあ、今日もはりきっていきますよ!」
希「あ、おはようさん」
海未「おはようございます東條先生」
希「東條じゃなくて希でええで」
海未「いや、ですが…」
希「ええやん別に。そのかわりウチも海未ちゃんて呼ぶね」
海未「わ、分かりました希先生」
希「ふふ。にしても見込みあるやん。あの子らの相手したら泣いて帰ってこないかと思った」
海未「ま、まあ…」
希「もしあの子たちに殴られてけがしたら保健室おいで」
希「希パワーで手当てしてあげるで」
海未「ありがとうございます」
希「ほな、今日もがんばってこうな」
海未「はい」
海未「さあ、今日もはりきっていきますよ!」
希「あ、おはようさん」
海未「おはようございます東條先生」
希「東條じゃなくて希でええで」
海未「いや、ですが…」
希「ええやん別に。そのかわりウチも海未ちゃんて呼ぶね」
海未「わ、分かりました希先生」
希「ふふ。にしても見込みあるやん。あの子らの相手したら泣いて帰ってこないかと思った」
海未「ま、まあ…」
希「もしあの子たちに殴られてけがしたら保健室おいで」
希「希パワーで手当てしてあげるで」
海未「ありがとうございます」
希「ほな、今日もがんばってこうな」
海未「はい」
35: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 15:43:53.82 ID:dfFdnStP
海未「では、ここの問題分かる人いますか?」
ワイワイガヤガヤ
海未「皆さん聞いてますか?」
ワイワイガヤガヤ
海未「聞こえてますか~?」
ワイワイガヤガヤ
海未「…聞いてるのかって言ってるんですよ!!」
海未「人が話しているときは相手の顔を見る。あなた方はそんな常識も知らないんですか!?」
シン…
絵里「…」
海未「あ、えっと…ここの問題、高坂穂乃果さんわかりますか?」
穂乃果「だったら頭さげてよ」
海未「へ?」
ワイワイガヤガヤ
海未「皆さん聞いてますか?」
ワイワイガヤガヤ
海未「聞こえてますか~?」
ワイワイガヤガヤ
海未「…聞いてるのかって言ってるんですよ!!」
海未「人が話しているときは相手の顔を見る。あなた方はそんな常識も知らないんですか!?」
シン…
絵里「…」
海未「あ、えっと…ここの問題、高坂穂乃果さんわかりますか?」
穂乃果「だったら頭さげてよ」
海未「へ?」
36: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 15:51:12.13 ID:dfFdnStP
ことり「人にもの頼むときは頭下げる。そんな常識も知らないの?」
にこ「だっさ」
凛「常識常識~www」
海未「頼んでいるのではなく命令しているのです」
ことり「んだとコラァ!!」
にこ「調子にのんじゃないわよ!」
海未「はあ、全く…」
凛「頭きたにゃ。一発ぶん殴ってやる」
穂乃果「凛ちゃんやっちゃえ~」
やーれやーれ!!
にこ「だっさ」
凛「常識常識~www」
海未「頼んでいるのではなく命令しているのです」
ことり「んだとコラァ!!」
にこ「調子にのんじゃないわよ!」
海未「はあ、全く…」
凛「頭きたにゃ。一発ぶん殴ってやる」
穂乃果「凛ちゃんやっちゃえ~」
やーれやーれ!!
38: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 15:55:56.10 ID:dfFdnStP
ガタン
海未「!」
絵里「…」スタスタ
海未「あ、こらあなた!どこに行くんですか?」
穂乃果「あ、そっか。もうそんな時間か。絵里ちゃん待って~」スタスタ
にこ「あ、抜け駆けはよくないわよ!」スタスタ
ことり「いいところだったのに」スタスタ
凛「後で覚えてろにゃ」スタスタ
海未「あなたたち待ちなさい!!えっと…絢瀬絵里さん!」
絵里「…何よ」
海未「どこに行くんですか?」
絵里「もうお昼の時間よ」
海未「!」
絵里「…」スタスタ
海未「あ、こらあなた!どこに行くんですか?」
穂乃果「あ、そっか。もうそんな時間か。絵里ちゃん待って~」スタスタ
にこ「あ、抜け駆けはよくないわよ!」スタスタ
ことり「いいところだったのに」スタスタ
凛「後で覚えてろにゃ」スタスタ
海未「あなたたち待ちなさい!!えっと…絢瀬絵里さん!」
絵里「…何よ」
海未「どこに行くんですか?」
絵里「もうお昼の時間よ」
39: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 16:02:00.96 ID:dfFdnStP
海未「お昼?」
キーンコーンカーンコーン
穂乃果「じゃあそういうわけだから!!」
凛「ご飯にゃご飯にゃ~」
にこ「今日は何にしようかしら」
ことり「昨日A組の内田から貰ったお金使おう」
海未「絢瀬絵里…気になりますね…」
放課後
希「お疲れ~」
海未「あ、お疲れ様です希先生」
希「海未ちゃんこの後暇?~暇だったら少し飲みに行かへん?」
キーンコーンカーンコーン
穂乃果「じゃあそういうわけだから!!」
凛「ご飯にゃご飯にゃ~」
にこ「今日は何にしようかしら」
ことり「昨日A組の内田から貰ったお金使おう」
海未「絢瀬絵里…気になりますね…」
放課後
希「お疲れ~」
海未「あ、お疲れ様です希先生」
希「海未ちゃんこの後暇?~暇だったら少し飲みに行かへん?」
40: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 16:07:20.14 ID:dfFdnStP
海未「いいですね。待っててください。これ終われば今日は帰れるので」
希「了解。終わったら保健室来て」
海未「はい」
居酒屋
希「かんぱーい!」
海未「今日は誘っていただいてありがとうございます」
希「いいっていいって。今日はどうやった、D組?」
海未「そうですね…まだあまり言うことは聞いてくれません」
希「そっかそっか」
海未「そういえば一人、気になる生徒がいるんです」
希「名前は?」
海未「絢瀬絵里さんです」
希「了解。終わったら保健室来て」
海未「はい」
居酒屋
希「かんぱーい!」
海未「今日は誘っていただいてありがとうございます」
希「いいっていいって。今日はどうやった、D組?」
海未「そうですね…まだあまり言うことは聞いてくれません」
希「そっかそっか」
海未「そういえば一人、気になる生徒がいるんです」
希「名前は?」
海未「絢瀬絵里さんです」
41: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 16:13:21.62 ID:dfFdnStP
希「絢瀬絵里ちゃんか…あの子には気を付けたほうがええで」
海未「どういうことですか?」
希「絵里ちゃんは2年の1学期に転校してきたんだけど前の女子高で担任をボコボコにしたらしいで」
希「そして退学になった」
海未「ボコボコに…?」
希「うん。そのせいか、絵里ちゃんには皆一目置いてるんや」
海未「そうだったんですか…ということは絵里は皆のリーダーってことですね」
希「恐らくそうやろうな。それに成績優秀、スポーツ万能、おまけに美人。ロシア人のクォーターらしいで」
海未「完璧なスペックですね」
希「ふふ、そうやな」
海未「どういうことですか?」
希「絵里ちゃんは2年の1学期に転校してきたんだけど前の女子高で担任をボコボコにしたらしいで」
希「そして退学になった」
海未「ボコボコに…?」
希「うん。そのせいか、絵里ちゃんには皆一目置いてるんや」
海未「そうだったんですか…ということは絵里は皆のリーダーってことですね」
希「恐らくそうやろうな。それに成績優秀、スポーツ万能、おまけに美人。ロシア人のクォーターらしいで」
海未「完璧なスペックですね」
希「ふふ、そうやな」
43: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 16:19:13.67 ID:dfFdnStP
その頃
穂乃果「皆と遊んでたらこんな時間になっちゃたー!!」
ドン!
DQN女「いってーテメェどこ見て歩いてんだよボケ!」
穂乃果「それはこっちのセリフだよ!」
DQN女「テメェがぶつかってきたせいで骨折れちまったよ」
穂乃果「そんぐらいで折れるわけないじゃん!」
DQN男「おい、俺の彼女が骨折れたって言ってんだよ。慰謝料よこせ」
穂乃果「そんなの誰も払うわけないじゃん」
DQN女「…おい。お前音ノ木坂高校か?」
穂乃果「だ、だったら何さ!」
穂乃果「皆と遊んでたらこんな時間になっちゃたー!!」
ドン!
DQN女「いってーテメェどこ見て歩いてんだよボケ!」
穂乃果「それはこっちのセリフだよ!」
DQN女「テメェがぶつかってきたせいで骨折れちまったよ」
穂乃果「そんぐらいで折れるわけないじゃん!」
DQN男「おい、俺の彼女が骨折れたって言ってんだよ。慰謝料よこせ」
穂乃果「そんなの誰も払うわけないじゃん」
DQN女「…おい。お前音ノ木坂高校か?」
穂乃果「だ、だったら何さ!」
44: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 16:26:01.51 ID:dfFdnStP
DQN女「ウチさ、そこの卒業生なんだけどさ、先輩のいうことも聞けねーのかよ」
穂乃果「知らないよそんなの!じゃあね!」
DQN男「待てこのクソアマ!」バキッ
穂乃果「痛!何するのさ!」
DQN男「お前さ、礼儀ってもんを知らねえようだな?」
DQN女「年上には敬意を払う、これ常識。あんまり舐めてんじゃねえぞ?」グイ
穂乃果「っ!…」
DQN女「どうする?このままウチら2人いボコボコにされる?それとも慰謝料払う?」
DQN男「もし前者を選んだ場合、テメエの大事なもんまで奪ってやるぞ!?」
DQN女「早く答えろよ!」
穂乃果「…」
穂乃果「知らないよそんなの!じゃあね!」
DQN男「待てこのクソアマ!」バキッ
穂乃果「痛!何するのさ!」
DQN男「お前さ、礼儀ってもんを知らねえようだな?」
DQN女「年上には敬意を払う、これ常識。あんまり舐めてんじゃねえぞ?」グイ
穂乃果「っ!…」
DQN女「どうする?このままウチら2人いボコボコにされる?それとも慰謝料払う?」
DQN男「もし前者を選んだ場合、テメエの大事なもんまで奪ってやるぞ!?」
DQN女「早く答えろよ!」
穂乃果「…」
47: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 16:34:02.09 ID:dfFdnStP
翌日
海未「今日は少し早めに家を出たので早く着きました」
穂乃果「…」チラチラ
海未「あそこにいるのは…」
穂乃果「」スタスタ
海未「うちの生徒の高坂穂乃果さん…一体何をしていたのでしょうか…何かを隠し持っているように見えましたが…」
数十分後 朝の朝礼
教頭「ない!集金袋がないぞ!」
男性教員「え!?よく探しましたか!?」
教頭「探したがない!不味いぞこれは!」
女性教員「この間の模擬試験のやつですか?」
教頭「そうです…ここにしまっておいたはずなんですが…」
海未「その袋、いくら入ってたんですか?」
教頭「150万は入ってました…」
海未「150万!?」
海未「今日は少し早めに家を出たので早く着きました」
穂乃果「…」チラチラ
海未「あそこにいるのは…」
穂乃果「」スタスタ
海未「うちの生徒の高坂穂乃果さん…一体何をしていたのでしょうか…何かを隠し持っているように見えましたが…」
数十分後 朝の朝礼
教頭「ない!集金袋がないぞ!」
男性教員「え!?よく探しましたか!?」
教頭「探したがない!不味いぞこれは!」
女性教員「この間の模擬試験のやつですか?」
教頭「そうです…ここにしまっておいたはずなんですが…」
海未「その袋、いくら入ってたんですか?」
教頭「150万は入ってました…」
海未「150万!?」
48: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 16:42:35.72 ID:dfFdnStP
教頭「皆さん探しますよ!!」
南校長「騒がしいですよ。一体何事ですか?」
教頭「校長!実は保管しておいた集金袋が…なくなってしまいまして…」
南校長「集金袋が?まあ、それは困りましたね」
女性教員「本当に困ってますか校長…」
希「そもそも本当にしまったんやろうか」
教頭「も、もちろんですよ!ちゃんと鍵だってかけておきました!」
海未「忘れたというのは…」
教頭「それも絶対にない。何度も確認したがしまっておいたところのカギが今朝きたら壊れていたんだ」
男性教員「それってまさか…」
教頭「ええ…これは盗難ですね。うちの生徒がやったに違いない」
海未「生徒がやっただなんて決めつけるのは…」
南校長「騒がしいですよ。一体何事ですか?」
教頭「校長!実は保管しておいた集金袋が…なくなってしまいまして…」
南校長「集金袋が?まあ、それは困りましたね」
女性教員「本当に困ってますか校長…」
希「そもそも本当にしまったんやろうか」
教頭「も、もちろんですよ!ちゃんと鍵だってかけておきました!」
海未「忘れたというのは…」
教頭「それも絶対にない。何度も確認したがしまっておいたところのカギが今朝きたら壊れていたんだ」
男性教員「それってまさか…」
教頭「ええ…これは盗難ですね。うちの生徒がやったに違いない」
海未「生徒がやっただなんて決めつけるのは…」
49: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 16:46:56.60 ID:dfFdnStP
教頭「いいやわかっている。犯人は3年D組の誰かだ!」
海未「そ、そんな!私のクラスの子たちがそんなこと…」
教頭「日ごろの行いを見てれば分かる。間違いなくD組の誰かだ」
海未「待ってください」
教頭「園田先生、とりあえず事情聴取お願いします」
海未「そんな…はあ…全く…聞くだけ聞いてみましょう…」
海未「そ、そんな!私のクラスの子たちがそんなこと…」
教頭「日ごろの行いを見てれば分かる。間違いなくD組の誰かだ」
海未「待ってください」
教頭「園田先生、とりあえず事情聴取お願いします」
海未「そんな…はあ…全く…聞くだけ聞いてみましょう…」
51: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 16:53:06.52 ID:dfFdnStP
昼休み
海未「あ、皆さん。少しお時間いいですか?」
にこ「なによ」
海未「実は、教頭先生が保管していたお金が無くなってしまったみたいで…」
穂乃果「…」
絵里(穂乃果?)
ことり「何、私たちのこと疑ってんの?」
海未「いえ、そういうわけでは」
凛「それは人を疑っている目だにゃ~」
海未「だからそういうわけでは」
ことり「いや、完全に疑ってんじゃん。だからここに来たんでしょ?」
海未「あ、皆さん。少しお時間いいですか?」
にこ「なによ」
海未「実は、教頭先生が保管していたお金が無くなってしまったみたいで…」
穂乃果「…」
絵里(穂乃果?)
ことり「何、私たちのこと疑ってんの?」
海未「いえ、そういうわけでは」
凛「それは人を疑っている目だにゃ~」
海未「だからそういうわけでは」
ことり「いや、完全に疑ってんじゃん。だからここに来たんでしょ?」
52: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 16:59:37.70 ID:dfFdnStP
海未「では、何もしらないんですね?」
にこ「知らないわよ」
海未「あなたたちではなくほかの誰かが」
穂乃果「み、皆知らないって言ってるじゃん!」
絵里「…たとえ知ってたとしても言わないわよ。友達を売るような真似はしないわ」
海未「そうですか…すみません疑ってしまって。私はこれで失礼します」
にこ「全くなんなのよあいつ」
ことり「ホントうぜえなあいつ」
凛「いつか凛の顔面パンチ食らわせてやるにゃ」
穂乃果「…」
にこ「知らないわよ」
海未「あなたたちではなくほかの誰かが」
穂乃果「み、皆知らないって言ってるじゃん!」
絵里「…たとえ知ってたとしても言わないわよ。友達を売るような真似はしないわ」
海未「そうですか…すみません疑ってしまって。私はこれで失礼します」
にこ「全くなんなのよあいつ」
ことり「ホントうぜえなあいつ」
凛「いつか凛の顔面パンチ食らわせてやるにゃ」
穂乃果「…」
53: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 17:08:51.39 ID:dfFdnStP
海未「はあ、全く犯人は誰なんでしょうか…」
真姫「いるんですね。まだそんなことするやつが」
花陽「窃盗は立派な犯罪です!!」
海未「それだけではなく、私のクラスの生徒は話は聞けないし言葉使いも悪い子たちばかりで…」
海未「あの子たちのことがさっぱりわかりません」
真姫「お嬢、苦労されているようで…」
海未「ですが、私は絶対に諦めませんよ!いつか必ずあの子たちと通じ合って見せます!」
花陽「さすが海未ちゃん!何があったえも私と真姫ちゃんは海未ちゃんの味方だよ」
真姫「花陽のいうとおりですお嬢」
海未「真姫、花陽…ありがとうございます」
祖父(頑張れよ、海未)
真姫「いるんですね。まだそんなことするやつが」
花陽「窃盗は立派な犯罪です!!」
海未「それだけではなく、私のクラスの生徒は話は聞けないし言葉使いも悪い子たちばかりで…」
海未「あの子たちのことがさっぱりわかりません」
真姫「お嬢、苦労されているようで…」
海未「ですが、私は絶対に諦めませんよ!いつか必ずあの子たちと通じ合って見せます!」
花陽「さすが海未ちゃん!何があったえも私と真姫ちゃんは海未ちゃんの味方だよ」
真姫「花陽のいうとおりですお嬢」
海未「真姫、花陽…ありがとうございます」
祖父(頑張れよ、海未)
54: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 17:13:46.87 ID:dfFdnStP
その頃…
穂乃果「えっと…これ…約束のものです…」
DQN女「うわマジで盗ってきたのかよ!やるじゃんwww」
DQN男「しかも150万!やっべぇ~まじぱねぇwww」
穂乃果「…」
穂乃果(どうしよう…もしこんなことばれたら絶対に退学になっちゃう…)
DQN女「お前まじ最高wwwまた今度頼むわwww」
DQN男「ぎゃはははwww」
穂乃果「…」
絵里「穂乃果」
穂乃果「絵、絵里ちゃん!?」
絵里「今の、どういうことかしら…」
穂乃果「えっと…これ…約束のものです…」
DQN女「うわマジで盗ってきたのかよ!やるじゃんwww」
DQN男「しかも150万!やっべぇ~まじぱねぇwww」
穂乃果「…」
穂乃果(どうしよう…もしこんなことばれたら絶対に退学になっちゃう…)
DQN女「お前まじ最高wwwまた今度頼むわwww」
DQN男「ぎゃはははwww」
穂乃果「…」
絵里「穂乃果」
穂乃果「絵、絵里ちゃん!?」
絵里「今の、どういうことかしら…」
55: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 17:18:01.74 ID:dfFdnStP
翌日 昼休み
海未「あ、いました!」
にこ「またアンタ?」
ことり「今度は何?」
海未「今日は皆と一緒に食べようと思いまして」
凛「じゃまだからどっか行けにゃ~」
海未「そういわずに、ほら、これあげます」
凛「いらないにゃ~」
海未「そうですか…あ、あとですね、もっと皆と一緒に話したいんですよ」
にこ「あほくさ」
ことり「頭おかしんじゃないの?」
海未「あ、いました!」
にこ「またアンタ?」
ことり「今度は何?」
海未「今日は皆と一緒に食べようと思いまして」
凛「じゃまだからどっか行けにゃ~」
海未「そういわずに、ほら、これあげます」
凛「いらないにゃ~」
海未「そうですか…あ、あとですね、もっと皆と一緒に話したいんですよ」
にこ「あほくさ」
ことり「頭おかしんじゃないの?」
57: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 17:21:54.96 ID:dfFdnStP
穂乃果「…」
絵里「…」
海未「2人とも、なに黙り込んでるんですか?一緒にお話ししませんか?」
絵里「…教頭…」
海未「えっ?」
教頭「お、いたいた。おい高坂!ちょっとこい」
穂乃果「何?」
教頭「園田先生も一緒に来てください」
海未「え、私もですか?わかりました」
絵里(まさか…!!)
絵里「…」
海未「2人とも、なに黙り込んでるんですか?一緒にお話ししませんか?」
絵里「…教頭…」
海未「えっ?」
教頭「お、いたいた。おい高坂!ちょっとこい」
穂乃果「何?」
教頭「園田先生も一緒に来てください」
海未「え、私もですか?わかりました」
絵里(まさか…!!)
59: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 17:28:43.82 ID:dfFdnStP
職員室
教頭「ほら早く歩け!」
穂乃果「離してよ!!」
海未「教頭先生、一体どういうことですか?」
教頭「いやねえ、こいつが犯人だったんですよ。昨日の集金袋の件」
穂乃果「そ、そんなの知らないよ!」
海未「なにか証拠でもあるのでしょうか?」
教頭「昨日の朝、高坂が集金袋をこそこそ持ち出しているところを見たという生徒がいましてね」
海未(そ、そういえば…)
穂乃果「知らないよそんなの!!」
教頭「おい、お前退学になってもいいのか?正直に話したら許してやる」
穂乃果「だから知らないよ!」
教頭「ほら早く歩け!」
穂乃果「離してよ!!」
海未「教頭先生、一体どういうことですか?」
教頭「いやねえ、こいつが犯人だったんですよ。昨日の集金袋の件」
穂乃果「そ、そんなの知らないよ!」
海未「なにか証拠でもあるのでしょうか?」
教頭「昨日の朝、高坂が集金袋をこそこそ持ち出しているところを見たという生徒がいましてね」
海未(そ、そういえば…)
穂乃果「知らないよそんなの!!」
教頭「おい、お前退学になってもいいのか?正直に話したら許してやる」
穂乃果「だから知らないよ!」
60: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 17:41:20.66 ID:dfFdnStP
南校長「教頭先生、まだ彼女が犯人だと決まったわけではありません」
南校長「ですのでもう少し情報を集めてからでも」
教頭「そういう甘いこといってる場合じゃないんですよ。こういう生徒がいるから我が校の評判もおちるんじゃないですか!」
教頭「こういうゴミを放置してたら虫が湧くでしょ?つまりそういうことですよ!」
海未「何もそこまで言わなくても…」
穂乃果「…」
教頭「さっさとこいつを退学にして警察に突き出すべきですね」
海未「待ってください!高坂さんは知らないと言ってるんですよ?」
海未「証拠もないのに退学って…あんまりですよ!」
教頭「じゃああなたはこいつの言うことを信じるんですか?」
教頭「このゴミのいうことをですか?あはははwww」
南校長「ですのでもう少し情報を集めてからでも」
教頭「そういう甘いこといってる場合じゃないんですよ。こういう生徒がいるから我が校の評判もおちるんじゃないですか!」
教頭「こういうゴミを放置してたら虫が湧くでしょ?つまりそういうことですよ!」
海未「何もそこまで言わなくても…」
穂乃果「…」
教頭「さっさとこいつを退学にして警察に突き出すべきですね」
海未「待ってください!高坂さんは知らないと言ってるんですよ?」
海未「証拠もないのに退学って…あんまりですよ!」
教頭「じゃああなたはこいつの言うことを信じるんですか?」
教頭「このゴミのいうことをですか?あはははwww」
61: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 17:48:42.24 ID:dfFdnStP
穂乃果「いいよ…辞めてやる…こんな学校辞めてやる!!」
海未「高坂さん!」
穂乃果「何?」
海未「本当に…あなたは何もやってないんですね…」
穂乃果「そうやっていってるのに…誰も信じてくれないじゃん!!」
海未「私は、あなたを信じますよ」
穂乃果「…そんなのただの口から出たでまかせだよ!!」
海未「信じるったら信じます!!」
穂乃果「…!」
教頭「ほう、一体何を根拠に信じるんですか?」
海未「生徒を信じるのが、教師の役目だからです」
教頭「ほう、話になりませんね!」
穂乃果「…なんなのさ一体!」タッタッタ
海未「高坂さん!」
穂乃果「何?」
海未「本当に…あなたは何もやってないんですね…」
穂乃果「そうやっていってるのに…誰も信じてくれないじゃん!!」
海未「私は、あなたを信じますよ」
穂乃果「…そんなのただの口から出たでまかせだよ!!」
海未「信じるったら信じます!!」
穂乃果「…!」
教頭「ほう、一体何を根拠に信じるんですか?」
海未「生徒を信じるのが、教師の役目だからです」
教頭「ほう、話になりませんね!」
穂乃果「…なんなのさ一体!」タッタッタ
62: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 17:56:09.86 ID:dfFdnStP
海未「あ、高坂さん待ってください!!」
穂乃果(もう、なんでこんなことになっちゃったんだろう…)
絵里「穂乃果!」
穂乃果「!…絵里ちゃん…」
絵里「…大丈夫よ。心配ないわ…」
海未「高坂さん!」
穂乃果「うるさい!早く退学にしたら?」
海未「言ったじゃないですか!私はあなたを信じるって!」
絵里「そういう甘いこと言って汚い手を使うのよ大人は!私たちはもう、騙されないわよ」
海未「絢瀬さん…」
絵里「行くわよ穂乃果」
穂乃果「うん…」
海未「…」
穂乃果(もう、なんでこんなことになっちゃったんだろう…)
絵里「穂乃果!」
穂乃果「!…絵里ちゃん…」
絵里「…大丈夫よ。心配ないわ…」
海未「高坂さん!」
穂乃果「うるさい!早く退学にしたら?」
海未「言ったじゃないですか!私はあなたを信じるって!」
絵里「そういう甘いこと言って汚い手を使うのよ大人は!私たちはもう、騙されないわよ」
海未「絢瀬さん…」
絵里「行くわよ穂乃果」
穂乃果「うん…」
海未「…」
65: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 18:06:38.75 ID:dfFdnStP
帰り道
海未「教頭先生は少し言い過ぎです。ゴミはいくらなんでもいいすぎですよ全く!」
海未「犯人は一体誰なんでしょうか…おや、何やら甘い匂いがしますね」
海未「匂いの正体はここですね。和菓子屋穂むら…入ってみましょう」
ガラガラ
雪穂「いらっしゃいませー!」
海未「おや、随分と若い店員ですね。おいくつですか?」
雪穂「15歳です」
海未「15歳ですか。まだ中学生くらいでしょうか?」
雪穂「はい、今中学3年生です」
海未「ご両親はいないんですか?」
雪穂「お父さんは今厨房で仕込みしていてお母さんが買い物にいってるので代わりに私が店番しているんです」
海未「そうでしたか。偉いですね」
雪穂「いえいえ。たまにお姉ちゃんとも店番をすることもあるんです」
海未「教頭先生は少し言い過ぎです。ゴミはいくらなんでもいいすぎですよ全く!」
海未「犯人は一体誰なんでしょうか…おや、何やら甘い匂いがしますね」
海未「匂いの正体はここですね。和菓子屋穂むら…入ってみましょう」
ガラガラ
雪穂「いらっしゃいませー!」
海未「おや、随分と若い店員ですね。おいくつですか?」
雪穂「15歳です」
海未「15歳ですか。まだ中学生くらいでしょうか?」
雪穂「はい、今中学3年生です」
海未「ご両親はいないんですか?」
雪穂「お父さんは今厨房で仕込みしていてお母さんが買い物にいってるので代わりに私が店番しているんです」
海未「そうでしたか。偉いですね」
雪穂「いえいえ。たまにお姉ちゃんとも店番をすることもあるんです」
66: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 18:14:57.99 ID:dfFdnStP
海未「お姉さんがいるんですか」
雪穂「はい、今高3なんです。凄く優しくていいお姉ちゃんです」
海未「きっといいお姉さまなんですね」
雪穂「はい!」
穂乃果「ただいまー」ガラガラ
海未「え」
雪穂「あ、お姉ちゃんいつも裏から入ってって言ってるじゃん!お母さんに怒られるよ?」
穂乃果「いいのいいの!あれ?何だ。全く、来てるなら来てるって…って、ええ!?」
穂乃果「なんでここにいるの!?は、え、意味わかんない!!」
海未「お姉さんって高坂さん!?」
雪穂「え、お姉ちゃん知り合い?」
穂乃果「あ、えっとその…」
海未「私、高坂穂乃果さんの担任の園田海未です!よろしくお願いします!」
雪穂「はい、今高3なんです。凄く優しくていいお姉ちゃんです」
海未「きっといいお姉さまなんですね」
雪穂「はい!」
穂乃果「ただいまー」ガラガラ
海未「え」
雪穂「あ、お姉ちゃんいつも裏から入ってって言ってるじゃん!お母さんに怒られるよ?」
穂乃果「いいのいいの!あれ?何だ。全く、来てるなら来てるって…って、ええ!?」
穂乃果「なんでここにいるの!?は、え、意味わかんない!!」
海未「お姉さんって高坂さん!?」
雪穂「え、お姉ちゃん知り合い?」
穂乃果「あ、えっとその…」
海未「私、高坂穂乃果さんの担任の園田海未です!よろしくお願いします!」
67: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/19(日) 18:19:14.62 ID:dfFdnStP
雪穂「お姉ちゃんの先生だったの!?い、いつも姉がお世話になっています!」
海未「いえいえ、穂乃果さんはとてもいい生徒ですよ!」
穂乃果「…」
雪穂「お姉ちゃんよかったねこんな美人が担任だなんて」
海未「美人だなんて…やめてくださいよ」
雪穂「いえいえはじめ見たときからきれいな人だなと」
穂乃果「ねえ」
海未「はい?」
穂乃果「ちょっと…外で話さない?」
海未「…分かりました」
海未「いえいえ、穂乃果さんはとてもいい生徒ですよ!」
穂乃果「…」
雪穂「お姉ちゃんよかったねこんな美人が担任だなんて」
海未「美人だなんて…やめてくださいよ」
雪穂「いえいえはじめ見たときからきれいな人だなと」
穂乃果「ねえ」
海未「はい?」
穂乃果「ちょっと…外で話さない?」
海未「…分かりました」
79: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 11:59:30.56 ID:uBasR5zo
公園
穂乃果「あのさ、今日学校でさ、私を信じるって言ってくれた時は本当は凄く嬉しかった…」
海未「高坂さん…いいんですよ、そういっていただけると私も嬉しいです」
海未「それに、教頭だって言い過ぎです!ゴミは言い過ぎですよ全く」
穂乃果「だからこそ、謝らなきゃいけないことがあるんだ…」
海未「…何のことですか?」
穂乃果「集金袋盗んだの、私なんだ…」
海未「…」
絵里「穂乃果!!」
穂乃果「絵里ちゃん?なんでここに…」
絵里「あなたの家に行ったら雪穂がここにいるって聞いてきたのよ!」
絵里「そんなことよりあなた、何言ってるのよ!!」
絵里「先公なんかにこんなこと言ったらあなた、どうなるかわかってるの!?」
絵里「退学になるのよ!?」
穂乃果「あのさ、今日学校でさ、私を信じるって言ってくれた時は本当は凄く嬉しかった…」
海未「高坂さん…いいんですよ、そういっていただけると私も嬉しいです」
海未「それに、教頭だって言い過ぎです!ゴミは言い過ぎですよ全く」
穂乃果「だからこそ、謝らなきゃいけないことがあるんだ…」
海未「…何のことですか?」
穂乃果「集金袋盗んだの、私なんだ…」
海未「…」
絵里「穂乃果!!」
穂乃果「絵里ちゃん?なんでここに…」
絵里「あなたの家に行ったら雪穂がここにいるって聞いてきたのよ!」
絵里「そんなことよりあなた、何言ってるのよ!!」
絵里「先公なんかにこんなこと言ったらあなた、どうなるかわかってるの!?」
絵里「退学になるのよ!?」
80: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 12:06:56.60 ID:uBasR5zo
穂乃果「分かってるよ…」
絵里「分かってないわよ!」
絵里「それにあなた、何が先生だからよ、何が信じるからよ?笑わせんじゃないわよ!!」
海未「…」
絵里「あんな見え透いた嘘ついて穂乃果に自分から言わせるように仕向けて…」
絵里「どうせ警察に突き出すんでしょ?」
絵里「そうやって厄介払いして学校の体裁守って終わりじゃない!!」
海未「…」
絵里「何か言いなさいよ!!」
絵里「分かってないわよ!」
絵里「それにあなた、何が先生だからよ、何が信じるからよ?笑わせんじゃないわよ!!」
海未「…」
絵里「あんな見え透いた嘘ついて穂乃果に自分から言わせるように仕向けて…」
絵里「どうせ警察に突き出すんでしょ?」
絵里「そうやって厄介払いして学校の体裁守って終わりじゃない!!」
海未「…」
絵里「何か言いなさいよ!!」
82: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 12:18:36.70 ID:uBasR5zo
海未「高坂さん…本当にあなたがやったんですね?」
絵里「穂乃果!」
穂乃果「…うん。実は一昨日の夜、皆と遊んで帰る途中、うちの学校のOGだっていう2人組に絡まれて…」
DQN女『そうだな…ただ金払うっていうのもつまんねえし…』
DQN女『いいこと思いついた、お前さ、学校の金盗って来いよ。それで勘弁してやるよ』
DQN女『あの学校にいた先公はどいつもうぜえヤツばっかだったからな』
穂乃果『そ、そんなの無理だよ!』
DQN女『無理じゃねえよテメェが決めたことなんだからきっちり落とし前つけろよ!』
DQN男『そうだよ』
穂乃果『学校のお金って…バレたら退学だよ…』
DQN女『ごちゃごちゃ言ってんじゃねえよ!ボコされてえのか!?』
DQN男『明日までに2号倉庫に持って来いよ?絶対に逃げんじゃねえぞ?』
DQN女『もし逃げたりしたら…テメエの学校に乗り込んで皆殺しにしてやるからな!』
穂乃果『…』
絵里「穂乃果!」
穂乃果「…うん。実は一昨日の夜、皆と遊んで帰る途中、うちの学校のOGだっていう2人組に絡まれて…」
DQN女『そうだな…ただ金払うっていうのもつまんねえし…』
DQN女『いいこと思いついた、お前さ、学校の金盗って来いよ。それで勘弁してやるよ』
DQN女『あの学校にいた先公はどいつもうぜえヤツばっかだったからな』
穂乃果『そ、そんなの無理だよ!』
DQN女『無理じゃねえよテメェが決めたことなんだからきっちり落とし前つけろよ!』
DQN男『そうだよ』
穂乃果『学校のお金って…バレたら退学だよ…』
DQN女『ごちゃごちゃ言ってんじゃねえよ!ボコされてえのか!?』
DQN男『明日までに2号倉庫に持って来いよ?絶対に逃げんじゃねえぞ?』
DQN女『もし逃げたりしたら…テメエの学校に乗り込んで皆殺しにしてやるからな!』
穂乃果『…』
83: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 12:24:40.66 ID:uBasR5zo
穂乃果「それで私、どうしても怖くて…もともと喧嘩だって強くないし。どうすることも出来なくて…」
海未「…」
穂乃果「そのおまけに、私のこと信じてくれるって人まで騙して…私、本当に最低だよ…」
穂乃果「ごめんなさい…本当にごめんなさい…」
海未「高坂さん…」
絵里「…お金はもうないわ。このまま穂乃果を警察に売る気?そんなことしたら絶対に許さなわいわよ?」
海未「お金は、その人たちから取り返します」
絵里「は?」
穂乃果「む、無理だよ!一人であいつらに勝てるわけないよ!!」
海未「取り返すって言っているのです!!」
穂乃果「…」
海未「…」
穂乃果「そのおまけに、私のこと信じてくれるって人まで騙して…私、本当に最低だよ…」
穂乃果「ごめんなさい…本当にごめんなさい…」
海未「高坂さん…」
絵里「…お金はもうないわ。このまま穂乃果を警察に売る気?そんなことしたら絶対に許さなわいわよ?」
海未「お金は、その人たちから取り返します」
絵里「は?」
穂乃果「む、無理だよ!一人であいつらに勝てるわけないよ!!」
海未「取り返すって言っているのです!!」
穂乃果「…」
85: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 12:36:26.48 ID:uBasR5zo
海未「その前に、高坂さん。私は今、あなたに怒っています。なぜだか分かりますか?」
穂乃果「嘘ついたから…だよね…」
海未「もちろんそれもあります。けど…」
海未「なんでそんなことがあったにも関わらず私に話してくれなかったんですか!?」
海未「私はあなたの先生なんですよ!?なんで頼ってくれないんですか!?」
穂乃果「そんなこと、先公に話せれるわけ…」
海未「なぜですか?私じゃそんなに頼りないですか!?」
穂乃果「…」
海未「私、悔しいですよ…情けないですよ…」
絵里「…」
海未「今回の件は、後は私に任せください。また明日学校で会いましょう」
海未「2人はもう家に帰っててください。では」
穂乃果「…」
絵里「…」
穂乃果「嘘ついたから…だよね…」
海未「もちろんそれもあります。けど…」
海未「なんでそんなことがあったにも関わらず私に話してくれなかったんですか!?」
海未「私はあなたの先生なんですよ!?なんで頼ってくれないんですか!?」
穂乃果「そんなこと、先公に話せれるわけ…」
海未「なぜですか?私じゃそんなに頼りないですか!?」
穂乃果「…」
海未「私、悔しいですよ…情けないですよ…」
絵里「…」
海未「今回の件は、後は私に任せください。また明日学校で会いましょう」
海未「2人はもう家に帰っててください。では」
穂乃果「…」
絵里「…」
86: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 12:40:49.32 ID:uBasR5zo
海未「お父様、お母様。私は決めました。あの子たちととことん付き合っていくと…」
海未「あの子たちみたいなはみ出してしまった子たちの先生になるって…」
穂乃果「…」
絵里「…穂乃果」
穂乃果「何?」
絵里「先帰っててちょうだい」
穂乃果「絵里ちゃん?どこ行くの!?」
海未「あの子たちみたいなはみ出してしまった子たちの先生になるって…」
穂乃果「…」
絵里「…穂乃果」
穂乃果「何?」
絵里「先帰っててちょうだい」
穂乃果「絵里ちゃん?どこ行くの!?」
87: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 12:50:13.02 ID:uBasR5zo
2号倉庫
DQN女「いやーにしても本当あいつ傑作www」
DQN男「ホントだぜwww本当に学校から盗ってきてやがんのwww」
DQN女2「150万もあんでしょwww最高www」
DQN男2「せっかく大金ですし、じっくりつかっていきましょうかwww」
モブ「ぎゃはははwww」
海未「なるほど、あなたたちですか。私の大事な生徒を利用した薄汚い連中は…」
DQN男「あ?誰だテメェ?」
DQN女「何勝手に入ってきてんだよババア!」
海未「返してもらいましょうか、150万円」
海未「音ノ木坂学院の高坂穂乃果という子から巻き上げましたよね?」
DQN女「ああ、あの頭の悪いクソガキね」
DQN女「いやーにしても本当あいつ傑作www」
DQN男「ホントだぜwww本当に学校から盗ってきてやがんのwww」
DQN女2「150万もあんでしょwww最高www」
DQN男2「せっかく大金ですし、じっくりつかっていきましょうかwww」
モブ「ぎゃはははwww」
海未「なるほど、あなたたちですか。私の大事な生徒を利用した薄汚い連中は…」
DQN男「あ?誰だテメェ?」
DQN女「何勝手に入ってきてんだよババア!」
海未「返してもらいましょうか、150万円」
海未「音ノ木坂学院の高坂穂乃果という子から巻き上げましたよね?」
DQN女「ああ、あの頭の悪いクソガキね」
88: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 12:57:29.99 ID:uBasR5zo
海未「あなたたち、こんなことして恥ずかしくないのですか?」
DQN男2「うるせんだよこのクソババア!」ブン!
海未「…」
ヒョイ
ドスッ
DQN男2「うぐっ!…」
DQN男「こ、この野郎!!」ブン
海未「全く…」
ヒョイ
バキ
DQN男「ッ!…」
DQN男2「うるせんだよこのクソババア!」ブン!
海未「…」
ヒョイ
ドスッ
DQN男2「うぐっ!…」
DQN男「こ、この野郎!!」ブン
海未「全く…」
ヒョイ
バキ
DQN男「ッ!…」
89: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 13:06:07.24 ID:uBasR5zo
DQN女「テメェ…何もんだ!?」
海未「私ですか?私は、あなたたちがお金を巻き上げた子の…」
海未「担任の先生ですよ」
絵里「確かここって言ったわよね…」
絵里「あの先公は…って、これは一体…!?」
DQN女「くそ…あの女…」
DQN男「うぅ…」
絵里「…どういうこと…」
海未「私ですか?私は、あなたたちがお金を巻き上げた子の…」
海未「担任の先生ですよ」
絵里「確かここって言ったわよね…」
絵里「あの先公は…って、これは一体…!?」
DQN女「くそ…あの女…」
DQN男「うぅ…」
絵里「…どういうこと…」
90: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 13:17:02.25 ID:uBasR5zo
翌日
穂乃果「あっ…」
海未「高坂さんではないですか。おはようございます」
穂乃果「おはよう…えっとその…」
海未「大丈夫ですよ昨日の件は。ほら、このとおり取り返してきましたよ」
穂乃果「え、嘘!?なんで、どうやって?」
海未「ま、まあそれは別にいいじゃないですか」
海未「それに、運よくまだ1円も使ってなかったのが不幸中の幸いですね」
穂乃果「そっか…あのさ、本当に今回はすみませんでした…」
海未「そんな気にしないでください。そのかわりというのもなんですが」
海未「このことは絶対に他の人には内緒にしていてください。いいですね?」
穂乃果「うん、分かったよ」
海未「ありがとうございます。ではまた後で教室で会いましょう」
穂乃果「あっ…」
海未「高坂さんではないですか。おはようございます」
穂乃果「おはよう…えっとその…」
海未「大丈夫ですよ昨日の件は。ほら、このとおり取り返してきましたよ」
穂乃果「え、嘘!?なんで、どうやって?」
海未「ま、まあそれは別にいいじゃないですか」
海未「それに、運よくまだ1円も使ってなかったのが不幸中の幸いですね」
穂乃果「そっか…あのさ、本当に今回はすみませんでした…」
海未「そんな気にしないでください。そのかわりというのもなんですが」
海未「このことは絶対に他の人には内緒にしていてください。いいですね?」
穂乃果「うん、分かったよ」
海未「ありがとうございます。ではまた後で教室で会いましょう」
91: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 13:22:46.75 ID:uBasR5zo
職員室
教頭「あ、園田先生やっと来ましたか」
海未「教頭先生おはようございます」
教頭「今ちょうど高坂の処分について話していたんですよ」
海未「ああ、その件ならもう心配ないですよ。集金袋ありましたので」
教頭「な、なんだと?どこにあったんだ?」
海未「教員用トイレの前に落ちてましたよ」
教頭「なんでそんなところに…私はちゃんとしまったはずなのに…」
女性教員「もう、ご自身が落としていただなんて…」
男性教員「まあ、無事見つかってよかったな」
教頭「おかしいな確かにしまったはずなんだが…」ぶつぶつ…
教頭「あ、園田先生やっと来ましたか」
海未「教頭先生おはようございます」
教頭「今ちょうど高坂の処分について話していたんですよ」
海未「ああ、その件ならもう心配ないですよ。集金袋ありましたので」
教頭「な、なんだと?どこにあったんだ?」
海未「教員用トイレの前に落ちてましたよ」
教頭「なんでそんなところに…私はちゃんとしまったはずなのに…」
女性教員「もう、ご自身が落としていただなんて…」
男性教員「まあ、無事見つかってよかったな」
教頭「おかしいな確かにしまったはずなんだが…」ぶつぶつ…
94: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 13:28:10.88 ID:uBasR5zo
希「おはよう海未ちゃん」
海未「おはようございます希先生」
希「よかったね穂乃果ちゃんの疑い晴れて」
海未「はい」
希「けど、トイレの前に落ちてたって本当なん?」
海未「も、もちろんですよ!私は嘘なんてついてませんよ!」
希「…顔、ひきつっとるで」
海未「き、気のせいですよ。多分…」
希「ふーん。まあいいや、今日も頑張ってこうな」
海未「はい、はりきっていきましょう!」
海未「おはようございます希先生」
希「よかったね穂乃果ちゃんの疑い晴れて」
海未「はい」
希「けど、トイレの前に落ちてたって本当なん?」
海未「も、もちろんですよ!私は嘘なんてついてませんよ!」
希「…顔、ひきつっとるで」
海未「き、気のせいですよ。多分…」
希「ふーん。まあいいや、今日も頑張ってこうな」
海未「はい、はりきっていきましょう!」
96: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 13:32:42.34 ID:uBasR5zo
ワイワイガヤガヤ
ガチャ
海未「皆さんおはようございます!」
シン…
海未「今日は皆さんに私から話があります。いいですか、よく聞いてくださいね」
海未「あなたたちは確かに少し問題ばかりある生徒です」
海未「けど、私はそんなあなたたちの担任になりました」
海未「これもきっと何かの縁です。あなたたちのめんどうをとことん見ていきたいと思います!」
穂乃果(先生…)
絵里「…」
ガチャ
海未「皆さんおはようございます!」
シン…
海未「今日は皆さんに私から話があります。いいですか、よく聞いてくださいね」
海未「あなたたちは確かに少し問題ばかりある生徒です」
海未「けど、私はそんなあなたたちの担任になりました」
海未「これもきっと何かの縁です。あなたたちのめんどうをとことん見ていきたいと思います!」
穂乃果(先生…)
絵里「…」
97: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 13:36:05.81 ID:uBasR5zo
海未「何が何でも絶対にあなたたちを引っ張っていきますよ!」
海未「きっちり全員そろって卒業させます!」
海未「皆さん、改めてこの一年間、一緒に頑張っていきますよ!」
絵里「…」
つづく…
海未「きっちり全員そろって卒業させます!」
海未「皆さん、改めてこの一年間、一緒に頑張っていきますよ!」
絵里「…」
つづく…
121: 名無しで叶える物語(もんじゃ【18:17 震度1】)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 18:34:57.43 ID:kGgR6PaW
ジリリリリリ!!
海未「ん、もう朝ですか…」
カチ
海未「ふわー…」
真姫「お嬢、やっと起きましたか。おはようございます」
海未「はい、おはようございます真姫」
真姫「すでに朝食の準備は出来ているのでお召し上がりください」
海未「わかりました。ありがとうございます」
花陽「あ、海未ちゃんおはよう!」
祖父「おう、起きたか海未」
海未「おはようございます2人とも」
祖父「さ、では全員そろったことだし飯にするか」
海未「そうですね。いただきます」
海未「ん、もう朝ですか…」
カチ
海未「ふわー…」
真姫「お嬢、やっと起きましたか。おはようございます」
海未「はい、おはようございます真姫」
真姫「すでに朝食の準備は出来ているのでお召し上がりください」
海未「わかりました。ありがとうございます」
花陽「あ、海未ちゃんおはよう!」
祖父「おう、起きたか海未」
海未「おはようございます2人とも」
祖父「さ、では全員そろったことだし飯にするか」
海未「そうですね。いただきます」
122: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 18:39:45.69 ID:kGgR6PaW
海未「では、いってきます」
祖父「気をつけて行って来いよ」
真姫「お気を付けて」
花陽「いってらっしゃい!」
海未「毎朝毎朝ありがとうございます。では」
スタスタ
海未「早いものでもう一週間ですね。大分慣れてきました」
海未「クラスの子たちはあいかわらずですが…」
祖父「気をつけて行って来いよ」
真姫「お気を付けて」
花陽「いってらっしゃい!」
海未「毎朝毎朝ありがとうございます。では」
スタスタ
海未「早いものでもう一週間ですね。大分慣れてきました」
海未「クラスの子たちはあいかわらずですが…」
123: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 18:46:08.78 ID:kGgR6PaW
学校
ワイワイガヤガヤ
モブ「なにこれwww」
海未「おや、何やら騒がしいですね」
にこ「あははは、本当にあれは傑作ね!」
ことり「いい気味って感じwww」
海未「おはようございます皆さん」
凛「うわ、でたにゃ」
穂乃果「お、おはよう…」
にこ「ちっ…」
海未「これは一体なんの騒ぎですか?」
ことり「知らないよ」
スタスタ
海未「あ、行かないでくださいよ!全く…」
ワイワイガヤガヤ
モブ「なにこれwww」
海未「おや、何やら騒がしいですね」
にこ「あははは、本当にあれは傑作ね!」
ことり「いい気味って感じwww」
海未「おはようございます皆さん」
凛「うわ、でたにゃ」
穂乃果「お、おはよう…」
にこ「ちっ…」
海未「これは一体なんの騒ぎですか?」
ことり「知らないよ」
スタスタ
海未「あ、行かないでくださいよ!全く…」
124: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 18:53:19.26 ID:kGgR6PaW
希「あ、おはよう海未ちゃん」
海未「おはようございます。あの、これは一体何の騒ぎですか?」
希「ああ、この騒ぎの正体はこれやね」ピラッ
海未「こ、これは…」
希「今朝きたら教頭先生のコラ画像が印刷されてるビラが学校中のあちこちに貼られてたんよ」
海未「よく出来てますね…」
教頭「そんな呑気なこと言ってる場合じゃないですよ園田先生」
海未「きょ、教頭先生!」
教頭「どうせやったのはあなたのクラスの3年D組の誰かですよ全く!!」
海未「しょ、証拠もないのに疑うのはよくないですよ!」
海未「おはようございます。あの、これは一体何の騒ぎですか?」
希「ああ、この騒ぎの正体はこれやね」ピラッ
海未「こ、これは…」
希「今朝きたら教頭先生のコラ画像が印刷されてるビラが学校中のあちこちに貼られてたんよ」
海未「よく出来てますね…」
教頭「そんな呑気なこと言ってる場合じゃないですよ園田先生」
海未「きょ、教頭先生!」
教頭「どうせやったのはあなたのクラスの3年D組の誰かですよ全く!!」
海未「しょ、証拠もないのに疑うのはよくないですよ!」
127: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 19:05:43.07 ID:kGgR6PaW
希「そういえばね海未ちゃん、こんなものも貼られてたんよ」ピラッ
海未「な、ななな!なんて破廉恥な!!なんですかこれは!?」
希「どっかから持ってきた卑 な女性の写真に海未ちゃんの顔をくっつけたんやな」
海未「…一生の恥です…!!もう許しませんよ…!!」
教室
海未「あなたたち!なんですかこれは!!」
クスクス
海未「あと、ここにかいてある『うみみちゃん』ってなんですか?」
にこ「あなたのあだ名よ!」
海未「あだ名ですか?」
凛「園田海未の海未って『うみみ』って読めるじゃん?」
ことり「よって『うみみ』ちゃんに決定~www」
海未「な、ななな!なんて破廉恥な!!なんですかこれは!?」
希「どっかから持ってきた卑 な女性の写真に海未ちゃんの顔をくっつけたんやな」
海未「…一生の恥です…!!もう許しませんよ…!!」
教室
海未「あなたたち!なんですかこれは!!」
クスクス
海未「あと、ここにかいてある『うみみちゃん』ってなんですか?」
にこ「あなたのあだ名よ!」
海未「あだ名ですか?」
凛「園田海未の海未って『うみみ』って読めるじゃん?」
ことり「よって『うみみ』ちゃんに決定~www」
128: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 19:14:35.67 ID:kGgR6PaW
海未「な、なるほど…可愛いじゃないですか。気に入りましたよ」
凛「あははは、あいつ気に入っちゃってるにゃ~www」
穂乃果「皆、ちょっとやりすぎだよー…」
にこ「なによ穂乃果あんたあいつの味方?」
穂乃果「いや、そういう訳じゃ…」
海未「まあとにかく、あまり教頭を怒らせるようなことはしないでください」
海未「過度ないたずらをして処分にでもなってしまったらどうするんですか?」
ことり「いつも私たちのこと目の敵にしてきて…」
凛「いつか仕返ししてやるにゃ!」
海未「何をバカなことを言ってるんですか。もう…」
海未「そういえば、ひとつ皆に話しておきたいことがあります」
凛「あははは、あいつ気に入っちゃってるにゃ~www」
穂乃果「皆、ちょっとやりすぎだよー…」
にこ「なによ穂乃果あんたあいつの味方?」
穂乃果「いや、そういう訳じゃ…」
海未「まあとにかく、あまり教頭を怒らせるようなことはしないでください」
海未「過度ないたずらをして処分にでもなってしまったらどうするんですか?」
ことり「いつも私たちのこと目の敵にしてきて…」
凛「いつか仕返ししてやるにゃ!」
海未「何をバカなことを言ってるんですか。もう…」
海未「そういえば、ひとつ皆に話しておきたいことがあります」
129: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 19:20:53.76 ID:kGgR6PaW
にこ「何よ?」
海未「せっかく皆さん親しみやすように私に可愛いあだ名をつけてくれたので」
海未「私も親しみを込めて皆さんのことをこれから下の名前で呼んでいきたいと思います」
にこ「べ、別にあんたなんかと親しくなりたからあだ名なんてつけたわけじゃないんだけど!」
凛「そうにゃそうにゃ!それに馴れ馴れしくしたの名前で呼ばれる筋合いはないにゃ!」
海未「にこ!凛!大声で話してはいけませんよ!」
にこ「ぐ、ぐぬぬ…」
ことり「なんだか逆効果だったみたいだね…」
凛「なんでこんなことに…」
海未「では、授業はじめますよ。静かにしてくださいね」
海未「せっかく皆さん親しみやすように私に可愛いあだ名をつけてくれたので」
海未「私も親しみを込めて皆さんのことをこれから下の名前で呼んでいきたいと思います」
にこ「べ、別にあんたなんかと親しくなりたからあだ名なんてつけたわけじゃないんだけど!」
凛「そうにゃそうにゃ!それに馴れ馴れしくしたの名前で呼ばれる筋合いはないにゃ!」
海未「にこ!凛!大声で話してはいけませんよ!」
にこ「ぐ、ぐぬぬ…」
ことり「なんだか逆効果だったみたいだね…」
凛「なんでこんなことに…」
海未「では、授業はじめますよ。静かにしてくださいね」
131: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 19:26:44.14 ID:kGgR6PaW
がちゃ
絵里「…」
海未「絵里、また遅刻ですか?いつもいってるじゃないですか」
絵里「絵里…?」
穂乃果「おはよう絵里ちゃん」
絵里「おはよう…今、あの人私のこと下の名前で呼んだ?」
にこ「ええ。なんか親しくなりたいからこれからは私たちのこと下の名前で呼ぶんだって」
絵里「ふーん…」
凛「教頭といいうみみといいホントむかつくにゃ!」
ことり「…そういえば教頭、最近新しい車買ったって言ってた」
にこ「…ちょっと、いいこと思いついたわよ」
凛「もうにこちゃんの言いたいことはわかったにゃwww」
ことり「では、思いしらせちゃおっかwww」
絵里「…」
海未「絵里、また遅刻ですか?いつもいってるじゃないですか」
絵里「絵里…?」
穂乃果「おはよう絵里ちゃん」
絵里「おはよう…今、あの人私のこと下の名前で呼んだ?」
にこ「ええ。なんか親しくなりたいからこれからは私たちのこと下の名前で呼ぶんだって」
絵里「ふーん…」
凛「教頭といいうみみといいホントむかつくにゃ!」
ことり「…そういえば教頭、最近新しい車買ったって言ってた」
にこ「…ちょっと、いいこと思いついたわよ」
凛「もうにこちゃんの言いたいことはわかったにゃwww」
ことり「では、思いしらせちゃおっかwww」
132: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 19:38:13.89 ID:kGgR6PaW
昼休み
教頭「全く3Dのやつらはそろいもそろって問題ばかり起こして…」
教頭「まあ、こういうときは新しく買った新車を見て心を…」
教頭「ってなんじゃこりゃ!!私の新車が落書きされている…!!」
希「でさ、そん時な…お?なんか教頭が一人で叫んどるで?」
海未「本当ですね。教頭先生、どうかなされたのですか?」
教頭「これを見よ…」
希「うわ、これはめっちゃひどいな」
海未「派手に落書きされてますね…確か最近買ったばかりの新車とのことでしたが…」
教頭「くそあいつら!!3Dのやつらまたやりやがったな!」
海未「え、ええ!?」
教頭「全く3Dのやつらはそろいもそろって問題ばかり起こして…」
教頭「まあ、こういうときは新しく買った新車を見て心を…」
教頭「ってなんじゃこりゃ!!私の新車が落書きされている…!!」
希「でさ、そん時な…お?なんか教頭が一人で叫んどるで?」
海未「本当ですね。教頭先生、どうかなされたのですか?」
教頭「これを見よ…」
希「うわ、これはめっちゃひどいな」
海未「派手に落書きされてますね…確か最近買ったばかりの新車とのことでしたが…」
教頭「くそあいつら!!3Dのやつらまたやりやがったな!」
海未「え、ええ!?」
133: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 19:45:21.70 ID:kGgR6PaW
教室
教頭「誰だ!!私の車に落書きなんてしたのは!?」
ワイワイガヤガヤ
にこ「www」
ことり「お腹痛いwww」
教頭「園田先生!あなたが担任なんですからあなたがなんとかしてくださいよ!」
海未「け、けど、この子達がやったという証拠は…」
凛「そうにゃそうにゃ!www」
ワーワー
教頭「証拠はな…星空、矢澤、お前ら顔にペンキついてるぞ!」
凛・にこ「え?…あっ…」
凛『あはは、にこちゃん何するにゃ~』ぺちゃ
にこ『凛~!!待ちなさ~い!!』
にこ「あの時だ…」
教頭「誰だ!!私の車に落書きなんてしたのは!?」
ワイワイガヤガヤ
にこ「www」
ことり「お腹痛いwww」
教頭「園田先生!あなたが担任なんですからあなたがなんとかしてくださいよ!」
海未「け、けど、この子達がやったという証拠は…」
凛「そうにゃそうにゃ!www」
ワーワー
教頭「証拠はな…星空、矢澤、お前ら顔にペンキついてるぞ!」
凛・にこ「え?…あっ…」
凛『あはは、にこちゃん何するにゃ~』ぺちゃ
にこ『凛~!!待ちなさ~い!!』
にこ「あの時だ…」
134: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 19:52:08.56 ID:kGgR6PaW
穂乃果「あちゃ~…ばれちゃったね…」ぼそり
絵里「ふふ」
凛「け、けどだからって凛たちがやっとは限らないじゃん!!」
ことり「皆でペンキで遊んでただけだし!」
海未「あなたたち、もう少し上手い嘘はつけないのですか…」
教頭「嘘をつくな!お前らだろ!?」
にこ「だ、だからやってないって言ってるでしょ!?」
凛「仮に知ってたとしても、仲間をチクったりしないよ!」
海未「ほう…」
モブ「そうだよ(便乗)」
そうだよそうだよー
絵里「ふふ」
凛「け、けどだからって凛たちがやっとは限らないじゃん!!」
ことり「皆でペンキで遊んでただけだし!」
海未「あなたたち、もう少し上手い嘘はつけないのですか…」
教頭「嘘をつくな!お前らだろ!?」
にこ「だ、だからやってないって言ってるでしょ!?」
凛「仮に知ってたとしても、仲間をチクったりしないよ!」
海未「ほう…」
モブ「そうだよ(便乗)」
そうだよそうだよー
138: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 20:00:03.70 ID:kGgR6PaW
海未「あなたたち、仲間をちゃんと思いやられること出来たんですね」
にこ「あったりまえじゃない!私たち仲間なんだから!」
海未「いいところあるじゃないですか」
教頭「園田先生褒めてどうするんですか?」
海未「ま、まあまあ落ち着いてください」
海未「確かに、皆さんの言うとおり仲間を売るような真似はよくありません」
海未「けど、やった本人は潔く名乗り出てください」
シン…
教頭「じゃあもう分かりました。今日はもう全員帰さない!絶対にだ!」
教頭「犯人が名乗り出るまで!!はい、連帯責任。仲間なんだからいいよな?」
にこ「あったりまえじゃない!私たち仲間なんだから!」
海未「いいところあるじゃないですか」
教頭「園田先生褒めてどうするんですか?」
海未「ま、まあまあ落ち着いてください」
海未「確かに、皆さんの言うとおり仲間を売るような真似はよくありません」
海未「けど、やった本人は潔く名乗り出てください」
シン…
教頭「じゃあもう分かりました。今日はもう全員帰さない!絶対にだ!」
教頭「犯人が名乗り出るまで!!はい、連帯責任。仲間なんだからいいよな?」
139: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 20:15:39.44 ID:kGgR6PaW
にこ「は?ふざけんじゃないわよ!!」
ことり「ざけんな!!」
ワーワー
海未「あの…返さないって私もですか?」
教頭「あたりまえじゃないですか」
教頭「あなたはこのクラスの担任なんですから」
教頭「あいつらが勝手に帰らないように見張っててくださいよ」
教頭「では、よろしくお願いします」
海未「そ、そんな…はあ…」
ことり「ざけんな!!」
ワーワー
海未「あの…返さないって私もですか?」
教頭「あたりまえじゃないですか」
教頭「あなたはこのクラスの担任なんですから」
教頭「あいつらが勝手に帰らないように見張っててくださいよ」
教頭「では、よろしくお願いします」
海未「そ、そんな…はあ…」
140: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 20:21:00.32 ID:kGgR6PaW
海未「…しょうがないですね…あなたたちは仲間ですもんね」
ワーワー
絵里「…」
ガタン!!
海未「?」
絵里「仲間仲間って簡単に言わないでくれる?」
海未「絵里?」
穂乃果「絵里ちゃん…」
スタスタ
海未「絵里!どこに行くんですか!待ちなさい!」
ワーワー
絵里「…」
ガタン!!
海未「?」
絵里「仲間仲間って簡単に言わないでくれる?」
海未「絵里?」
穂乃果「絵里ちゃん…」
スタスタ
海未「絵里!どこに行くんですか!待ちなさい!」
141: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 20:27:10.70 ID:kGgR6PaW
放課後
ワイワイガヤガヤ
海未「あなたたち根性ありますね…放課後になっても誰も名乗り出ないなんて…」
凛「よーし!!今から彼に会いに行くにゃ!!」
にこ「あら、そういえばそうだったわね」
ことり「いってらっしゃい凛ちゃん」
穂乃果「また明日ねー」
海未「あ、ちょっと凛!待ちなさい!連帯責任ですよ!?」
にこ「まあまあいいじゃない別に」
穂乃果「凛ちゃん、最近できた彼と会うんだってさ」
海未「彼…そうですよね…皆さんそういうお年頃ですもんね…」
ことり「そういうこと!」
ワイワイガヤガヤ
海未「あなたたち根性ありますね…放課後になっても誰も名乗り出ないなんて…」
凛「よーし!!今から彼に会いに行くにゃ!!」
にこ「あら、そういえばそうだったわね」
ことり「いってらっしゃい凛ちゃん」
穂乃果「また明日ねー」
海未「あ、ちょっと凛!待ちなさい!連帯責任ですよ!?」
にこ「まあまあいいじゃない別に」
穂乃果「凛ちゃん、最近できた彼と会うんだってさ」
海未「彼…そうですよね…皆さんそういうお年頃ですもんね…」
ことり「そういうこと!」
143: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 20:33:12.97 ID:kGgR6PaW
海未「あなたたち、いい人たちですね」
海未「では!今日はあなたたちの仲間を思いやる気持ちに免じて勘弁してあげます」
にこ「勘弁するって…帰っていいってこと!?」
海未「はい、許可します」
ワーワー
モブ「いいゾーコレー」
にこ「やったわ!!」
海未「ただし、全員で教頭先生の車を綺麗にすること」
海未「皆さん、ジャージに着替えて駐車場に集合です!」
海未「いいですね?」
ことり「はーいwww」
海未「ふふ」
海未「では!今日はあなたたちの仲間を思いやる気持ちに免じて勘弁してあげます」
にこ「勘弁するって…帰っていいってこと!?」
海未「はい、許可します」
ワーワー
モブ「いいゾーコレー」
にこ「やったわ!!」
海未「ただし、全員で教頭先生の車を綺麗にすること」
海未「皆さん、ジャージに着替えて駐車場に集合です!」
海未「いいですね?」
ことり「はーいwww」
海未「ふふ」
144: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 20:38:02.84 ID:kGgR6PaW
駐車場
海未「…おかしいですね…誰もいません…」
海未「皆帰ってしまったのでしょうか…」
海未「仕方ありません。一人でやりましょう」
穂乃果「うみみちゃん!」
海未「おや、その声は…穂乃果!来てくれたんですね!?」
穂乃果「べ、別に…この間助けてくれたお礼だよ…」
海未「穂乃果…ありがとうございます。では始めましょうか」
穂乃果「うん」
海未「…おかしいですね…誰もいません…」
海未「皆帰ってしまったのでしょうか…」
海未「仕方ありません。一人でやりましょう」
穂乃果「うみみちゃん!」
海未「おや、その声は…穂乃果!来てくれたんですね!?」
穂乃果「べ、別に…この間助けてくれたお礼だよ…」
海未「穂乃果…ありがとうございます。では始めましょうか」
穂乃果「うん」
145: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 20:44:36.67 ID:kGgR6PaW
絵里「で、結局穂乃果はあの先公の手伝いして帰っちゃったの?」
にこ「そーなのよ。なんか最近やたらあの先公の肩を持つのよね~」
ことり「何かあったのかな~」
絵里「…」
にこ「そんなことよりもさ~…」
ことり「うんうん…」
絵里「…あら、あれは…」
凛「わーありがとにゃ~」
絵里「凛?と…」
男子高校生「別にいいってwww」
絵里「…!あの男…!…」
にこ「そーなのよ。なんか最近やたらあの先公の肩を持つのよね~」
ことり「何かあったのかな~」
絵里「…」
にこ「そんなことよりもさ~…」
ことり「うんうん…」
絵里「…あら、あれは…」
凛「わーありがとにゃ~」
絵里「凛?と…」
男子高校生「別にいいってwww」
絵里「…!あの男…!…」
147: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 20:51:06.48 ID:kGgR6PaW
居酒屋
希「ふーんそれは大変やったな」
海未「はい。結局私と穂乃果の2人で教頭の車を綺麗にしたんです」
希「そっかそっか。にしても穂乃果ちゃん、手伝ってくれるなんていい子やね」
海未「ええ、穂乃果が来てくれたおかげで早く終わらせることが出来ました」
希「あのD組の生徒が先生の手伝いするだなんて…海未ちゃんが来たことによって少しずつ変わってきてるんやろうな…」
海未「だといいのですが…」
ガチャン!
ケンカダー!
海未「!?」
希「喧嘩やって!ちょっと行ってみようや!」
海未「はい!」
希「ふーんそれは大変やったな」
海未「はい。結局私と穂乃果の2人で教頭の車を綺麗にしたんです」
希「そっかそっか。にしても穂乃果ちゃん、手伝ってくれるなんていい子やね」
海未「ええ、穂乃果が来てくれたおかげで早く終わらせることが出来ました」
希「あのD組の生徒が先生の手伝いするだなんて…海未ちゃんが来たことによって少しずつ変わってきてるんやろうな…」
海未「だといいのですが…」
ガチャン!
ケンカダー!
海未「!?」
希「喧嘩やって!ちょっと行ってみようや!」
海未「はい!」
148: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 20:58:12.90 ID:kGgR6PaW
ドカッ!
凛「にゃっ!」
英玲奈「貴様、なんのつもりだ!!」
凛「な、なんのことだにゃ…」
英玲奈「とぼけるな!やれ!」
取り巻き1「オラァ!」バキッ
取り巻き2「この野郎」ベキッ
凛「うっ…!」
オイオイアレヤバクネーカ?
海未「あなたたち、何をやっているのですか!?」
英玲奈「めんどくさいことになってきたな…行くぞ!」
取り巻き1「はい!」
凛「にゃっ!」
英玲奈「貴様、なんのつもりだ!!」
凛「な、なんのことだにゃ…」
英玲奈「とぼけるな!やれ!」
取り巻き1「オラァ!」バキッ
取り巻き2「この野郎」ベキッ
凛「うっ…!」
オイオイアレヤバクネーカ?
海未「あなたたち、何をやっているのですか!?」
英玲奈「めんどくさいことになってきたな…行くぞ!」
取り巻き1「はい!」
150: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 21:04:02.76 ID:kGgR6PaW
海未「あ、待ちなさい!…全く…こんな公共の場で…」
凛「その声は…うみみちゃん?」
海未「凛!?あなた、どうしてこんなことに…」
希「あちゃーこれはまた派手にやられたなー」
海未「大丈夫ですか凛?」
凛「大丈夫だよ…余計なお世話だよ…」
海未「けど」
凛「うるさい!どいて!」フラフラ
海未「凛…」
凛「その声は…うみみちゃん?」
海未「凛!?あなた、どうしてこんなことに…」
希「あちゃーこれはまた派手にやられたなー」
海未「大丈夫ですか凛?」
凛「大丈夫だよ…余計なお世話だよ…」
海未「けど」
凛「うるさい!どいて!」フラフラ
海未「凛…」
152: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 21:44:19.67 ID:kGgR6PaW
翌日
海未「おはようございます」
ワイワイガヤガヤ
海未(おや、絵里と凛がいませんね…)
海未「絵里と凛はどこですか?」
ことり「さあね」
海未「…」
海未「おはようございます」
ワイワイガヤガヤ
海未(おや、絵里と凛がいませんね…)
海未「絵里と凛はどこですか?」
ことり「さあね」
海未「…」
153: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 21:49:21.21 ID:kGgR6PaW
校舎裏
絵里「凛、あの男はやめときなさい」
凛「え?」
絵里「いいわね、分かった?」
凛「なんで絵里ちゃんにそんなこと言われなきゃいけないの?」
絵里「…」
凛「二度と凛に命令すんな!」
バキッ
絵里「痛っ…何すんのよ…」
凛「分かった?分かったのかって聞いてるんだけど!?」
教頭「おい!お前ら何やってるんだ!」
絵里「…」
絵里「凛、あの男はやめときなさい」
凛「え?」
絵里「いいわね、分かった?」
凛「なんで絵里ちゃんにそんなこと言われなきゃいけないの?」
絵里「…」
凛「二度と凛に命令すんな!」
バキッ
絵里「痛っ…何すんのよ…」
凛「分かった?分かったのかって聞いてるんだけど!?」
教頭「おい!お前ら何やってるんだ!」
絵里「…」
154: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 21:54:13.69 ID:kGgR6PaW
職員室
教頭「喧嘩の理由はなんだ?どっちが先に手出したんだ?」
海未「まあ待ってください。2人とも、何か理由があるんですよね?」
絵里「…」
凛「…」
教頭「よし、分かった。絢瀬、お前反省文書け」
教頭「退学になりたくなかったら進路指導室で反省文書け」
海未「そ、そんな…」
絵里「…」スタスタ
教頭「喧嘩の理由はなんだ?どっちが先に手出したんだ?」
海未「まあ待ってください。2人とも、何か理由があるんですよね?」
絵里「…」
凛「…」
教頭「よし、分かった。絢瀬、お前反省文書け」
教頭「退学になりたくなかったら進路指導室で反省文書け」
海未「そ、そんな…」
絵里「…」スタスタ
155: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 22:02:11.83 ID:kGgR6PaW
海未「絵里!…どうして絢瀬さんだけなんですか?」
教頭「星空の顔を見れば分かるじゃないですかこんなにけがの跡が」
教頭「絢瀬が一方的に殴った証拠ですよ」
海未「え、えっとこれは…」
凛「…!」
海未「いや、なんでもないです…」
教頭「ほら、早く保健室行きなさい」
凛「うるさい…」
海未「…」
教頭「星空の顔を見れば分かるじゃないですかこんなにけがの跡が」
教頭「絢瀬が一方的に殴った証拠ですよ」
海未「え、えっとこれは…」
凛「…!」
海未「いや、なんでもないです…」
教頭「ほら、早く保健室行きなさい」
凛「うるさい…」
海未「…」
156: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 22:09:02.01 ID:kGgR6PaW
教室
海未「絵里!」
絵里「何よ」
海未「帰るつもりですか?」
絵里「反省文なんて書けるわけないでしょ?」
海未「退学になってもいいのですか?」
穂乃果「退学?」
絵里「別に構わないわよ?」
海未「構わないってあなたですね…それに皆さんだって仲間が退学になったら嫌ですよね?」
シン…
絵里「仲間仲間って簡単に言わないでくれる?」
海未「簡単も何もないじゃないですか。仲間は仲間です」
海未「絵里!」
絵里「何よ」
海未「帰るつもりですか?」
絵里「反省文なんて書けるわけないでしょ?」
海未「退学になってもいいのですか?」
穂乃果「退学?」
絵里「別に構わないわよ?」
海未「構わないってあなたですね…それに皆さんだって仲間が退学になったら嫌ですよね?」
シン…
絵里「仲間仲間って簡単に言わないでくれる?」
海未「簡単も何もないじゃないですか。仲間は仲間です」
157: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 22:13:11.44 ID:kGgR6PaW
絵里「お友達同士仲良くしましょうって?」
絵里「ふん、子供じゃないのよ?笑わせないでくれる?」
絵里「…」チラ
凛「…」
海未「凛…」
絵里「…」スタスタ
海未「絵里!」
穂乃果「絵里ちゃん!」
凛「ほっとけばいいんだよあんな人」
海未「え?」
絵里「ふん、子供じゃないのよ?笑わせないでくれる?」
絵里「…」チラ
凛「…」
海未「凛…」
絵里「…」スタスタ
海未「絵里!」
穂乃果「絵里ちゃん!」
凛「ほっとけばいいんだよあんな人」
海未「え?」
158: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/21(火) 22:16:24.96 ID:kGgR6PaW
凛「どうせ絵里ちゃんは退学になったって他の学校行けるんだし」
凛「頭だっていいんだし。ね?心配ないよね…?」
穂乃果「…」
凛「はあ~あ、ホント絵里ちゃんむかつく」
ワイワイガヤガヤ
海未「…」
凛「頭だっていいんだし。ね?心配ないよね…?」
穂乃果「…」
凛「はあ~あ、ホント絵里ちゃんむかつく」
ワイワイガヤガヤ
海未「…」
165: 名無しで叶える物語(もんじゃ【13:44 震度1】)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 13:50:19.98 ID:2YBiEw1z
海未「…」トボトボ
絵里『仲間仲間って簡単に言わないでくれる?』
凛『ほっとけばいいんだよあんな人』
海未「…ただいま帰りました」
真姫「あ、お嬢!お帰りなさいませ!」
花陽「おかえり海未ちゃん…」
海未「おや、真姫、その手どうしたんですか?怪我でもしたのですか?」
花陽「ごめんなさい…私のせいなんだよ…」
真姫「花陽?もういいって言ってるじゃない」
絵里『仲間仲間って簡単に言わないでくれる?』
凛『ほっとけばいいんだよあんな人』
海未「…ただいま帰りました」
真姫「あ、お嬢!お帰りなさいませ!」
花陽「おかえり海未ちゃん…」
海未「おや、真姫、その手どうしたんですか?怪我でもしたのですか?」
花陽「ごめんなさい…私のせいなんだよ…」
真姫「花陽?もういいって言ってるじゃない」
167: 名無しで叶える物語(もんじゃ【13:51 震度1】)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 13:57:44.24 ID:2YBiEw1z
祖父「花陽が庭で掃除してる時に上から家の屋根の瓦が落ちてきてよ」
花陽「気づいた真姫ちゃんが私をかばって…」
真姫「全く、あなたは動きが鈍いんだから…」
花陽「ごめんなさい…」
海未「そうですか…そんなことがあったんですか…そうですよね…」
祖父「どうしたんだ海未?」
海未「いえ、これが仲間ってもんなんですね…」
海未「例えいつもは厳しいことを言っていても…いざって時には後先考えずに体が動く…」
真姫「お嬢…」
祖父「そうだな。最近の若いもんはそんな当たり前のことも出来なくなってきている…」
花陽「気づいた真姫ちゃんが私をかばって…」
真姫「全く、あなたは動きが鈍いんだから…」
花陽「ごめんなさい…」
海未「そうですか…そんなことがあったんですか…そうですよね…」
祖父「どうしたんだ海未?」
海未「いえ、これが仲間ってもんなんですね…」
海未「例えいつもは厳しいことを言っていても…いざって時には後先考えずに体が動く…」
真姫「お嬢…」
祖父「そうだな。最近の若いもんはそんな当たり前のことも出来なくなってきている…」
168: 名無しで叶える物語(もんじゃ【13:51 震度1】)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 14:03:31.18 ID:2YBiEw1z
祖父「人間の価値は、人様の為にどれだけ自分を投げ出せるかで決まる、と俺は思っている」
海未「おじいさま…そうですね。おじいさまの言うとおりですね」
花陽「えへへ…改めてありがとう真姫ちゃん」
真姫「ナ、ナニヨ。全く///」
海未「ふふ、お顔が真っ赤ですよ真姫」
真姫「お、お嬢!?///」
祖父「ははは!さ、飯にするぞお前ら!」
海未「はい!」
海未「おじいさま…そうですね。おじいさまの言うとおりですね」
花陽「えへへ…改めてありがとう真姫ちゃん」
真姫「ナ、ナニヨ。全く///」
海未「ふふ、お顔が真っ赤ですよ真姫」
真姫「お、お嬢!?///」
祖父「ははは!さ、飯にするぞお前ら!」
海未「はい!」
169: 名無しで叶える物語(もんじゃ【13:51 震度1】)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 14:09:26.71 ID:2YBiEw1z
翌日
穂乃果「さ、ほら入って。退学にならないようにさ」
絵里「…」
海未「あれは…穂乃果と絵里?」
穂乃果「さ、入って…」
絵里「…分かったわ…」がちゃ
海未「穂乃果…」
穂乃果「はあ…ん?」
海未「穂乃果…絵里を連れてきてくれたのですね?」
穂乃果「絵里ちゃん…退学になんかならないよね…?」
海未「穂乃果は、絵里の事が心配なんですか?」
穂乃果「心配も何も…絵里ちゃんは理由もなく喧嘩なんてしない人だから…」
穂乃果「さ、ほら入って。退学にならないようにさ」
絵里「…」
海未「あれは…穂乃果と絵里?」
穂乃果「さ、入って…」
絵里「…分かったわ…」がちゃ
海未「穂乃果…」
穂乃果「はあ…ん?」
海未「穂乃果…絵里を連れてきてくれたのですね?」
穂乃果「絵里ちゃん…退学になんかならないよね…?」
海未「穂乃果は、絵里の事が心配なんですか?」
穂乃果「心配も何も…絵里ちゃんは理由もなく喧嘩なんてしない人だから…」
170: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 14:16:25.84 ID:2YBiEw1z
穂乃果「絵里ちゃんが前の学校退学になったのも…友達のためなんだよ…」
海未「友達のため?」
穂乃果「クラスの友達が 交してたって学校に疑われてさ…」
穂乃果「さんざん先公たちにボコボコにされたんだって…」
穂乃果「でも、結局それは先公たちの勘違いだったんだよね…」
穂乃果「なのに、先公たちは謝らなかったらしい…普段の行いが悪いから疑われるんだって…」
海未「絵里はそれで先生をボコボコにしてしまったのですね…」
穂乃果「絵里ちゃんは、仲間なんて馬鹿馬鹿しいって言ってるけど…」
穂乃果「一番仲間のこと思ってるのは絵里ちゃんだよきっと…」
海未「友達のため?」
穂乃果「クラスの友達が 交してたって学校に疑われてさ…」
穂乃果「さんざん先公たちにボコボコにされたんだって…」
穂乃果「でも、結局それは先公たちの勘違いだったんだよね…」
穂乃果「なのに、先公たちは謝らなかったらしい…普段の行いが悪いから疑われるんだって…」
海未「絵里はそれで先生をボコボコにしてしまったのですね…」
穂乃果「絵里ちゃんは、仲間なんて馬鹿馬鹿しいって言ってるけど…」
穂乃果「一番仲間のこと思ってるのは絵里ちゃんだよきっと…」
171: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 14:21:29.89 ID:2YBiEw1z
海未「穂乃果」
穂乃果「ん?」
海未「あなたはやっぱりとてもいい子ですね」
穂乃果「そんなことないよ…」スタスタ
海未「ふふ。さて、絵里の様子を見てましょう」
がちゃ
絵里「…何かしら?」
海未「さ、ちゃんと書きましょう反省文」
絵里「そんなもの書けないっていってるじゃない…」
海未「穂乃果が心配しているの、分かっているんですよね?」
絵里「…」
穂乃果「ん?」
海未「あなたはやっぱりとてもいい子ですね」
穂乃果「そんなことないよ…」スタスタ
海未「ふふ。さて、絵里の様子を見てましょう」
がちゃ
絵里「…何かしら?」
海未「さ、ちゃんと書きましょう反省文」
絵里「そんなもの書けないっていってるじゃない…」
海未「穂乃果が心配しているの、分かっているんですよね?」
絵里「…」
173: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 14:27:48.33 ID:2YBiEw1z
海未「穂乃果のためにも書いてください…」
絵里「…」
海未「では、私はこれでしつれいします」スタスタ
学校校門前
凛「あ!いたにゃ!どうしたのこんな時間に?」
男子高校生「あwww実はさ、俺他にも付き合ってる女いてさwww」
凛「え」
男子高校生「そっちの彼女に怒られちまってよwwwというわけで別れてwww」
凛「ちょ、ちょっとどういう…」
男子高校生「バイバイwww」
凛「ちょ、ちょっと…あ、お前は…」
絵里「…」
海未「では、私はこれでしつれいします」スタスタ
学校校門前
凛「あ!いたにゃ!どうしたのこんな時間に?」
男子高校生「あwww実はさ、俺他にも付き合ってる女いてさwww」
凛「え」
男子高校生「そっちの彼女に怒られちまってよwwwというわけで別れてwww」
凛「ちょ、ちょっとどういう…」
男子高校生「バイバイwww」
凛「ちょ、ちょっと…あ、お前は…」
175: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 14:36:40.13 ID:2YBiEw1z
英玲奈「昨日はどうも」
ぞろぞろ
取り巻き達「…」
凛「夕べの…なるほどそうことだったんだ」
英玲奈「貴様、人の男に手を出すとはいい度胸しているな」
凛「なんだと?」
希「ちょっと、あなたたち何やってんの?」
英玲奈「…後で川沿いの礎置き場に来い。逃げるんじゃないぞ?」
スタスタ
凛「…」
ぞろぞろ
取り巻き達「…」
凛「夕べの…なるほどそうことだったんだ」
英玲奈「貴様、人の男に手を出すとはいい度胸しているな」
凛「なんだと?」
希「ちょっと、あなたたち何やってんの?」
英玲奈「…後で川沿いの礎置き場に来い。逃げるんじゃないぞ?」
スタスタ
凛「…」
176: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 14:42:15.04 ID:2YBiEw1z
にこ「え、隣の女子高の統堂英玲奈に呼び出された!?」
モブ1「え、マジで?」
モブ「ちょっと不味くない?」
穂乃果「やばいってそれ!統堂英玲奈って隣の女子高の頭でしょ?」
ことり「やめといたほうがいいよ…行かない方がいいって…」
凛「…」
スタスタ
にこ「ちょ、ちょっと待ちなさい凛!」
穂乃果「凛ちゃん!!」
モブ1「え、マジで?」
モブ「ちょっと不味くない?」
穂乃果「やばいってそれ!統堂英玲奈って隣の女子高の頭でしょ?」
ことり「やめといたほうがいいよ…行かない方がいいって…」
凛「…」
スタスタ
にこ「ちょ、ちょっと待ちなさい凛!」
穂乃果「凛ちゃん!!」
177: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 14:47:57.43 ID:2YBiEw1z
希「海未ちゃん!」
海未「希先生、どうかしましたか?」
希「さっき校門前で凛ちゃんと他校の生徒が話してたけど…なんかアカン雰囲気やったで?」
海未「…嫌な予感がしますね…」
ブーブー
絵里「電話?…もしもし?」
凛「絵里ちゃん?絵里ちゃんが言ってた意味がやっと分かったんだ…」
凛「昨日は殴っちゃってごめん…それが言いたかったんだ。じゃあ」
ピッ
絵里「…」
海未「希先生、どうかしましたか?」
希「さっき校門前で凛ちゃんと他校の生徒が話してたけど…なんかアカン雰囲気やったで?」
海未「…嫌な予感がしますね…」
ブーブー
絵里「電話?…もしもし?」
凛「絵里ちゃん?絵里ちゃんが言ってた意味がやっと分かったんだ…」
凛「昨日は殴っちゃってごめん…それが言いたかったんだ。じゃあ」
ピッ
絵里「…」
178: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 14:54:44.72 ID:2YBiEw1z
教室
海未「凛?」
シーン…
海未「凛はどこですか?」
シーン…
海未「誰も知らないのですか?」
穂乃果「隣の女子高の統堂英玲奈に呼び出されて…行っちゃったんだよ…」
海未「呼び出された?」
ことり「凛ちゃんの彼氏、統堂英玲奈とも付き合ってたんだって…」
海未「話をつけに行った…ということですか?」
にこ「っていうか、頭に来たやつに焼きいれるってことよ…」
海未「焼きいれる?」
海未「凛?」
シーン…
海未「凛はどこですか?」
シーン…
海未「誰も知らないのですか?」
穂乃果「隣の女子高の統堂英玲奈に呼び出されて…行っちゃったんだよ…」
海未「呼び出された?」
ことり「凛ちゃんの彼氏、統堂英玲奈とも付き合ってたんだって…」
海未「話をつけに行った…ということですか?」
にこ「っていうか、頭に来たやつに焼きいれるってことよ…」
海未「焼きいれる?」
179: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 15:00:50.45 ID:2YBiEw1z
海未「…凛はどこに行ったんですか?」
にこ「知らないわよ」
海未「知らない?」
穂乃果「不味いよ…絶対にやられちゃうよ…」
ことり「けど、どうしようもないよ…本人が行くって言ったんだから…」
にこ「そうよね…しょうがないわよ…」
ショウガナイショウガナイ
海未「…なんですかそれは…しょうがないしょうがないって…」
海未「あなたたちそんな言葉で片付けるんですか?」
海未「それでも仲間なんですか!?」
にこ「知らないわよ」
海未「知らない?」
穂乃果「不味いよ…絶対にやられちゃうよ…」
ことり「けど、どうしようもないよ…本人が行くって言ったんだから…」
にこ「そうよね…しょうがないわよ…」
ショウガナイショウガナイ
海未「…なんですかそれは…しょうがないしょうがないって…」
海未「あなたたちそんな言葉で片付けるんですか?」
海未「それでも仲間なんですか!?」
180: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 15:09:03.27 ID:2YBiEw1z
海未「なんで誰も凛についていかなかったんですか!?」
海未「なんで一人で行かせたんですか!?」
にこ「じゃあうみみは統堂の事知ってるの!?」
ことり「その人さ、隣の女子高の頭はっててさ…」
穂乃果「そんな相手に…勝てるわけないよ!」
海未「勝つとか負けるとかそういう問題ではありません!」
海未「凛がボコボコにされてもいいのですか!?」
海未「あなたたち仲間なんですよね!?」
海未「穂乃果、ことり、にこ!あなたたちいつも一緒にいるのにどうして…」
穂乃果・ことり・にこ「…」
海未「一人になりたくないだけなんですか!?」
海未「なんで一人で行かせたんですか!?」
にこ「じゃあうみみは統堂の事知ってるの!?」
ことり「その人さ、隣の女子高の頭はっててさ…」
穂乃果「そんな相手に…勝てるわけないよ!」
海未「勝つとか負けるとかそういう問題ではありません!」
海未「凛がボコボコにされてもいいのですか!?」
海未「あなたたち仲間なんですよね!?」
海未「穂乃果、ことり、にこ!あなたたちいつも一緒にいるのにどうして…」
穂乃果・ことり・にこ「…」
海未「一人になりたくないだけなんですか!?」
181: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 15:17:07.47 ID:2YBiEw1z
海未「あなたたち、一人じゃ何も出来ないのですか!?」
にこ「そうよ!悪い!?」
海未「悪くないですよ!人というのは、一人じゃ何も出来ない生き物なんです…だからいつも一緒にいるんじゃないですか!?」
海未「けど、だったらどんなことがあっても最後まで一緒にいる、それが仲間っていうものじゃないんですか!?」
海未「仲間を見捨てないでくださいよ!!」
海未「殴られて…痛い目にあったっていいじゃないですか…」
海未「あなたたちは、仲間を思う気持ちは他の人よりもあると思っていたのに…なんですかこのざまは…」
海未「あなたたちは…最低です!!」
にこ「そうよ!悪い!?」
海未「悪くないですよ!人というのは、一人じゃ何も出来ない生き物なんです…だからいつも一緒にいるんじゃないですか!?」
海未「けど、だったらどんなことがあっても最後まで一緒にいる、それが仲間っていうものじゃないんですか!?」
海未「仲間を見捨てないでくださいよ!!」
海未「殴られて…痛い目にあったっていいじゃないですか…」
海未「あなたたちは、仲間を思う気持ちは他の人よりもあると思っていたのに…なんですかこのざまは…」
海未「あなたたちは…最低です!!」
182: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 15:19:45.53 ID:2YBiEw1z
スタスタ
にこ「ちょ、うみみどこ行くのよ!!」
海未「決まってるじゃないですか…」
スタスタ
穂乃果「…」
ことり「…どうする?」
にこ「どうするって言われても…」
にこ「ちょ、うみみどこ行くのよ!!」
海未「決まってるじゃないですか…」
スタスタ
穂乃果「…」
ことり「…どうする?」
にこ「どうするって言われても…」
183: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 15:26:33.49 ID:2YBiEw1z
海未「凛ー!凛ー!!」
海未「凛!どこですか!?」
川沿い
英玲奈「逃げずによく来たな」
凛「…」
英玲奈「人の男に手を出した落とし前、つけさせてもらうぞ。お前たち、やれ」
取り巻き達「おらー!」
凛「くっ!お前ら邪魔だにゃ!どけにゃ!!」
取り巻き1「うるせー!」バキッ!
凛「うっ…ど、どけ…」
取り巻き2「おらぁ!」
バキ ベキ!
海未「凛ー!いたら返事してください!」
海未「凛!どこですか!?」
川沿い
英玲奈「逃げずによく来たな」
凛「…」
英玲奈「人の男に手を出した落とし前、つけさせてもらうぞ。お前たち、やれ」
取り巻き達「おらー!」
凛「くっ!お前ら邪魔だにゃ!どけにゃ!!」
取り巻き1「うるせー!」バキッ!
凛「うっ…ど、どけ…」
取り巻き2「おらぁ!」
バキ ベキ!
海未「凛ー!いたら返事してください!」
184: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 15:33:10.21 ID:2YBiEw1z
凛「くっ…」
取り巻き達「おらおらー!!」
バキ!
凛「にゃ!!…うぅ…統堂英玲奈…!」
英玲奈「ほう、まだしゃべれる余裕があるのか?」ドスッ!
凛「っ!…」
英玲奈「おっとまだくたばるでない。楽しみはこれからなのだからな」
バキ!
海未「凛!凛ー!!」
海未「はあ…凛は一体どこにいるのでしょうか…」
海未「おや、あそこの川沿いで喧嘩が起こってますね。…まさか凛!?」
海未「もう少し近くまで行ってみましょう!」
取り巻き達「おらおらー!!」
バキ!
凛「にゃ!!…うぅ…統堂英玲奈…!」
英玲奈「ほう、まだしゃべれる余裕があるのか?」ドスッ!
凛「っ!…」
英玲奈「おっとまだくたばるでない。楽しみはこれからなのだからな」
バキ!
海未「凛!凛ー!!」
海未「はあ…凛は一体どこにいるのでしょうか…」
海未「おや、あそこの川沿いで喧嘩が起こってますね。…まさか凛!?」
海未「もう少し近くまで行ってみましょう!」
185: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 15:44:26.42 ID:2YBiEw1z
海未「あれは…凛!!間違いなく凛です!!」
英玲奈「ふん!」バキッ!
凛「」
取り巻き達「ぎゃはははwww」
海未「凛…今行きますよ…待っ」
絵里「私の友達に手出すんじゃないわよ!!」
英玲奈「!?貴様、誰だ?」
海未「絵里!?」
絵里「よくもやってくれたわね…」
取り巻き1「誰だよコイツ」
取り巻き2「仲間かよwww」
絵里「あなたたちの相手は私よ」
英玲奈「ふん!」バキッ!
凛「」
取り巻き達「ぎゃはははwww」
海未「凛…今行きますよ…待っ」
絵里「私の友達に手出すんじゃないわよ!!」
英玲奈「!?貴様、誰だ?」
海未「絵里!?」
絵里「よくもやってくれたわね…」
取り巻き1「誰だよコイツ」
取り巻き2「仲間かよwww」
絵里「あなたたちの相手は私よ」
186: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 15:50:23.83 ID:2YBiEw1z
取り巻き1「うぜえんだよ!」バキッ!
絵里「うっ…この!!」
取り巻き1「そんなひょろひょろパンチ当たんねえよ!」ドスッ
絵里「くっ…」
海未「絵里…」
取り巻き2「おらおらどうした!?」バキ!
絵里「っ!…」
英玲奈「仲間を助けに来たつもりだろうが…相手が悪かったようだな…」
絵里「う、うるさい!!」
ヒョイ
英玲奈「…哀れなものだ…」
絵里「この!」
英玲奈「無駄だ!」
ドガッ
絵里「く、こんな…」
絵里「うっ…この!!」
取り巻き1「そんなひょろひょろパンチ当たんねえよ!」ドスッ
絵里「くっ…」
海未「絵里…」
取り巻き2「おらおらどうした!?」バキ!
絵里「っ!…」
英玲奈「仲間を助けに来たつもりだろうが…相手が悪かったようだな…」
絵里「う、うるさい!!」
ヒョイ
英玲奈「…哀れなものだ…」
絵里「この!」
英玲奈「無駄だ!」
ドガッ
絵里「く、こんな…」
187: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 15:58:24.10 ID:2YBiEw1z
英玲奈「2人まとめて片づけてやる」
海未「絵里…おのれ…!!」
英玲奈「さあ、これでとどめだ」
海未「あなたたち、そこまでです」
取り巻き1「うわ、またなんか出てきたんだけど」
英玲奈「今度はなんだ?」
取り巻き2「誰だよアンタ」
海未「私ですか?私は、その子たちの担任の先生ですけど?」
凛「う、うみみちゃん…」
絵里「…」
海未「絵里…おのれ…!!」
英玲奈「さあ、これでとどめだ」
海未「あなたたち、そこまでです」
取り巻き1「うわ、またなんか出てきたんだけど」
英玲奈「今度はなんだ?」
取り巻き2「誰だよアンタ」
海未「私ですか?私は、その子たちの担任の先生ですけど?」
凛「う、うみみちゃん…」
絵里「…」
188: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 16:08:27.33 ID:2YBiEw1z
取り巻き1「先公だってよ?あははwww」
取り巻き達「ぎゃはははwww」
英玲奈「先公だかなんだか知らないが邪魔だ。消えろ」
海未「絵里!凛!早く行ってください!さあ早く!」
絵里「か、体動かないのよ…」
取り巻き1「ごちゃごちゃうっせーんだよ!!」
海未「うるさい!私は今…ものすごく頭にきているのです…」
英玲奈「…いい感じにむかつくやつだ…やれ」
取り巻き1「先公は引っ込んでんな!」ブン!
海未「…」ヒョイ
ドス!
取り巻き1「あ…ぐぐ…」バタリ
英玲奈「!?」
取り巻き2「て、てめえ!」
海未「ふん!」バシッ!
取り巻き2「何…だと…」バタリ
取り巻き達「ぎゃはははwww」
英玲奈「先公だかなんだか知らないが邪魔だ。消えろ」
海未「絵里!凛!早く行ってください!さあ早く!」
絵里「か、体動かないのよ…」
取り巻き1「ごちゃごちゃうっせーんだよ!!」
海未「うるさい!私は今…ものすごく頭にきているのです…」
英玲奈「…いい感じにむかつくやつだ…やれ」
取り巻き1「先公は引っ込んでんな!」ブン!
海未「…」ヒョイ
ドス!
取り巻き1「あ…ぐぐ…」バタリ
英玲奈「!?」
取り巻き2「て、てめえ!」
海未「ふん!」バシッ!
取り巻き2「何…だと…」バタリ
191: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 16:13:48.55 ID:2YBiEw1z
取り巻き達「な、なんだよあいつ…」
英玲奈「貴様…私とやるつもりか?」
海未「私は…生徒を守るためでしたら、なんだってしますよ!」
英玲奈「…!」
海未「覚悟は出来てますか?」
英玲奈「…お前ら、帰るぞ…」
スタスタ
取り巻き達「お、覚えてろよ!」
タッタッタ…
海未「はあ、全く…」
絵里・凛「…」
英玲奈「貴様…私とやるつもりか?」
海未「私は…生徒を守るためでしたら、なんだってしますよ!」
英玲奈「…!」
海未「覚悟は出来てますか?」
英玲奈「…お前ら、帰るぞ…」
スタスタ
取り巻き達「お、覚えてろよ!」
タッタッタ…
海未「はあ、全く…」
絵里・凛「…」
194: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 16:23:09.10 ID:2YBiEw1z
海未「大丈夫ですか2人とも。立てますか?」
絵里「ええ、私は大丈夫よ…けど凛が…」
凛「凛もだいじょ…」フラフラ
絵里「凛…無理しないで。あなたはしばらく寝てなさい…」
凛「絵里ちゃん…ごめん…凛のせいでこんな目にあわせちゃって…」
絵里「…別にいいわよ…私たち、友達でしょ?」
凛「絵里ちゃん…」グスッ
海未「絵里は知っていたのですね、凛の彼氏が二股かけてたことを」
海未「喧嘩の理由はそれなんですよね?」
絵里「…だったら何よ…」
海未「あなた、いい人ですね」
絵里「…」
絵里「ええ、私は大丈夫よ…けど凛が…」
凛「凛もだいじょ…」フラフラ
絵里「凛…無理しないで。あなたはしばらく寝てなさい…」
凛「絵里ちゃん…ごめん…凛のせいでこんな目にあわせちゃって…」
絵里「…別にいいわよ…私たち、友達でしょ?」
凛「絵里ちゃん…」グスッ
海未「絵里は知っていたのですね、凛の彼氏が二股かけてたことを」
海未「喧嘩の理由はそれなんですよね?」
絵里「…だったら何よ…」
海未「あなた、いい人ですね」
絵里「…」
195: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 16:27:46.14 ID:2YBiEw1z
にこ「うみみー!!」
ことり「凛ちゃーん!!」
穂乃果「絵里ちゃん!!」
海未「おや、この声は…あなたたち!」
にこ「凛!」
ことり「絵里ちゃん!」
穂乃果「うみみちゃん!」
絵里「皆…」
穂乃果「はあ、やっと見つけたよ…」
ことり「凛ちゃーん!!」
穂乃果「絵里ちゃん!!」
海未「おや、この声は…あなたたち!」
にこ「凛!」
ことり「絵里ちゃん!」
穂乃果「うみみちゃん!」
絵里「皆…」
穂乃果「はあ、やっと見つけたよ…」
196: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 16:32:57.23 ID:2YBiEw1z
にこ「ほんっとにバッカじゃないのうみみ!?」
ことり「一人で…あいつらに勝てるとでも思ったの!?」
海未「あなたたち…遅いですよ!!何をしていたのですか!」
にこ「うっさいわねー!」
穂乃果「絵里ちゃん、不味いんじゃないの?謹慎中なのに…」
絵里「そんなのどうでもいいわよ」
凛「どうでもよくないにゃ…絵里ちゃん、退学になったらどうするにゃ…」
絵里「…」
ことり「一人で…あいつらに勝てるとでも思ったの!?」
海未「あなたたち…遅いですよ!!何をしていたのですか!」
にこ「うっさいわねー!」
穂乃果「絵里ちゃん、不味いんじゃないの?謹慎中なのに…」
絵里「そんなのどうでもいいわよ」
凛「どうでもよくないにゃ…絵里ちゃん、退学になったらどうするにゃ…」
絵里「…」
197: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 16:35:43.31 ID:2YBiEw1z
海未「心配しないでください!そんなこと、絶対にさせません!!」
海未「何が何でも、あなたたちのことは私が守ります!」
海未「私は…あなたたちの担任の先生ですから!」
穂乃果「うみみちゃん…」
絵里「…」
海未「何が何でも、あなたたちのことは私が守ります!」
海未「私は…あなたたちの担任の先生ですから!」
穂乃果「うみみちゃん…」
絵里「…」
198: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 16:42:28.18 ID:2YBiEw1z
翌日
教頭「一体どういう事ですか!絢瀬は反省文を書かずにいなくなり」
教頭「あなたは授業を放棄していなくなるなんて!!」
海未「えっと…実は絢瀬さんが昨日急に腹痛を起こして…」
教頭「腹痛?」
希「教頭先生、昨日ウチいったやないですか。病院に行った方がええって」
希「ウチが指示しました」
海未「希先生…」
教頭「では園田先生、絢瀬は反省文を書いたんですね?」
海未「えっと…それは…ですね…」
教頭「それは?」
教頭「一体どういう事ですか!絢瀬は反省文を書かずにいなくなり」
教頭「あなたは授業を放棄していなくなるなんて!!」
海未「えっと…実は絢瀬さんが昨日急に腹痛を起こして…」
教頭「腹痛?」
希「教頭先生、昨日ウチいったやないですか。病院に行った方がええって」
希「ウチが指示しました」
海未「希先生…」
教頭「では園田先生、絢瀬は反省文を書いたんですね?」
海未「えっと…それは…ですね…」
教頭「それは?」
199: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 16:47:30.70 ID:2YBiEw1z
がちゃ
絵里「…」
教頭「本人来ましたね。園田先生が答えられないんだったら本人に聞きますかね」
教頭「おい絢瀬、お前反省文書いてきたのか!?」
絵里「これでいいかしら?」パサッ
教頭「こ、これは…随分とたくさん書いてきたね~…」
絵里「ふん」スタスタ
海未「絵里…」
絵里「…」
教頭「本人来ましたね。園田先生が答えられないんだったら本人に聞きますかね」
教頭「おい絢瀬、お前反省文書いてきたのか!?」
絵里「これでいいかしら?」パサッ
教頭「こ、これは…随分とたくさん書いてきたね~…」
絵里「ふん」スタスタ
海未「絵里…」
200: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 16:51:46.82 ID:2YBiEw1z
教室
ワイワイガヤガヤ
海未「皆さん、おはようございます」
シン…
海未「もう一度言いますよ?おはようございます」
凛「お、おはよう」
にこ「おはよう…」
ことり「おはよう」
穂乃果「おはよううみみちゃん!」
絵里「…」
海未「ふふ。では、今日もはりきって授業はじめますよ!」
つづく…
ワイワイガヤガヤ
海未「皆さん、おはようございます」
シン…
海未「もう一度言いますよ?おはようございます」
凛「お、おはよう」
にこ「おはよう…」
ことり「おはよう」
穂乃果「おはよううみみちゃん!」
絵里「…」
海未「ふふ。では、今日もはりきって授業はじめますよ!」
つづく…
238: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 18:15:50.36 ID:uDqetwkY
海未「ふう…さて、この間皆さんに書いていただいた進路希望調査書を見てみますか」ピラ
海未「えっと…志望校…アメリカンミッションバカ大学…」
海未「なんですかこれは…ふざけて書いたのでしょうか…」ピラ
海未「次は…ナンバーワンキャバ嬢…」ピラ
海未「…えっと次は…総理大臣…」
海未「この子たちは一体なにになるおつもりなのでしょうか…」ピラ
海未「次は…凛ですね。えっと…社長になる…」
海未「…皆さん…もう少し真面目に書いてくださいよ…」
海未「先が思いやられます…次は…」ピラ
海未「にこですね。えっと…学校辞めて働く?」
海未「…ダメですね…。明日、もう一度皆さんにちゃんと書いてもらいましょう…」
海未「えっと…志望校…アメリカンミッションバカ大学…」
海未「なんですかこれは…ふざけて書いたのでしょうか…」ピラ
海未「次は…ナンバーワンキャバ嬢…」ピラ
海未「…えっと次は…総理大臣…」
海未「この子たちは一体なにになるおつもりなのでしょうか…」ピラ
海未「次は…凛ですね。えっと…社長になる…」
海未「…皆さん…もう少し真面目に書いてくださいよ…」
海未「先が思いやられます…次は…」ピラ
海未「にこですね。えっと…学校辞めて働く?」
海未「…ダメですね…。明日、もう一度皆さんにちゃんと書いてもらいましょう…」
240: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 18:19:16.93 ID:uDqetwkY
その頃…
女性「…」
?「…」ガバッ!
女性「きゃあ!離して!!」
バッ!
?「…」
女性「や、やめてください!誰か助けてください!!」
?「…」
女性「ま、待ってください!!私のカバン返してください!!」
女性「…」
?「…」ガバッ!
女性「きゃあ!離して!!」
バッ!
?「…」
女性「や、やめてください!誰か助けてください!!」
?「…」
女性「ま、待ってください!!私のカバン返してください!!」
241: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 18:31:02.69 ID:uDqetwkY
翌日
海未「おはようございます」
希「おはよう海未ちゃん。海未ちゃんさ、昨日、ここの近くで起こったひったくり事件の話知ってる?」
海未「ひったくり?何ですかそれ?」
希「昨日だけじゃなくて、最近ずっと起こってるらしいで。犯人は女子高生の恰好してたって聞いたけど…」
海未「女子高生?それはおだやかじゃないですね…」
教頭「まさかだとは思いますが…あなたのクラスの3Dの連中ではないでしょうね?」
海未「きょ、教頭先生!やめてください!すぐそうやって私の生徒を疑うのは…」
教頭「普段の行いが悪いから疑われるんです!きちんと指導の方お願いしますよ?」
海未「わ、分かってます!」
海未「おはようございます」
希「おはよう海未ちゃん。海未ちゃんさ、昨日、ここの近くで起こったひったくり事件の話知ってる?」
海未「ひったくり?何ですかそれ?」
希「昨日だけじゃなくて、最近ずっと起こってるらしいで。犯人は女子高生の恰好してたって聞いたけど…」
海未「女子高生?それはおだやかじゃないですね…」
教頭「まさかだとは思いますが…あなたのクラスの3Dの連中ではないでしょうね?」
海未「きょ、教頭先生!やめてください!すぐそうやって私の生徒を疑うのは…」
教頭「普段の行いが悪いから疑われるんです!きちんと指導の方お願いしますよ?」
海未「わ、分かってます!」
242: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 18:40:20.86 ID:uDqetwkY
希「そういえば海未ちゃん、さっき事務所の人から呼び出しあったで」
海未「呼び出しですか?分かりました」
教室
凛「ホンっとむかつくにゃ!」
穂乃果「凛ちゃんどうしたの?」
凛「仲良かった売店のおばちゃんに万引きしてないか疑われたんだよ…」
凛「きっと最近話題のひったくり女子高生のせいだにゃ…」
ことり「そういえば私も…最近コンビニとか入るとなんかマークされてる気がする…」
絵里「迷惑な話よね。何もしてない私たちまで被害があるんだから…」
穂乃果「にこちゃんもそう思うよね?」
にこ「…」
絵里「にこ?」
にこ「え、ええ、そうよね」
絵里「…」
海未「呼び出しですか?分かりました」
教室
凛「ホンっとむかつくにゃ!」
穂乃果「凛ちゃんどうしたの?」
凛「仲良かった売店のおばちゃんに万引きしてないか疑われたんだよ…」
凛「きっと最近話題のひったくり女子高生のせいだにゃ…」
ことり「そういえば私も…最近コンビニとか入るとなんかマークされてる気がする…」
絵里「迷惑な話よね。何もしてない私たちまで被害があるんだから…」
穂乃果「にこちゃんもそう思うよね?」
にこ「…」
絵里「にこ?」
にこ「え、ええ、そうよね」
絵里「…」
243: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 18:47:06.77 ID:uDqetwkY
にこ「私、今日はもう帰るわ。授業出る気しない…」スタスタ
穂乃果「え、帰っちゃうの!?」
ことり「にこちゃん?」
絵里「…」
事務所
海未「矢澤さんって私のクラスの矢澤にこさんのことですか?」
女性「はい。半期分の授業料がまだ…」
海未「そう…ですか…」
穂乃果「え、帰っちゃうの!?」
ことり「にこちゃん?」
絵里「…」
事務所
海未「矢澤さんって私のクラスの矢澤にこさんのことですか?」
女性「はい。半期分の授業料がまだ…」
海未「そう…ですか…」
244: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 18:57:30.87 ID:uDqetwkY
職員室
海未「にこの名簿は…ありました」
海未「えっと…父親は死別…現在は母親がキャリアウーマン…」
海未「にこの家はお父様がいないのですか…?」
希「にこちゃんのお父さんはにこっちが中学の頃亡くなったんや」
海未「希先生…」
希「今はお母さんが頑張って働いて生計を立ててるらしいで」
希「大変やな…まだ幼い妹たちもいるというのに…」
海未「そうだったのですか…」
希「けど、どうしたん。そんなもの見て」
海未「実は…にこの家、半期分の授業料を払っていないらしいのです…」
希「そうやったんか…やっぱり大変なんやろうな…」
海未「にこの名簿は…ありました」
海未「えっと…父親は死別…現在は母親がキャリアウーマン…」
海未「にこの家はお父様がいないのですか…?」
希「にこちゃんのお父さんはにこっちが中学の頃亡くなったんや」
海未「希先生…」
希「今はお母さんが頑張って働いて生計を立ててるらしいで」
希「大変やな…まだ幼い妹たちもいるというのに…」
海未「そうだったのですか…」
希「けど、どうしたん。そんなもの見て」
海未「実は…にこの家、半期分の授業料を払っていないらしいのです…」
希「そうやったんか…やっぱり大変なんやろうな…」
245: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 19:03:23.15 ID:uDqetwkY
道端
にこ「はあ…全く私ったら何やってるのよ…」トボトボ
子犬「わんわん!」
にこ「あら、こんなところに子犬が…」
にこ「段ボールに入ってるってことは捨てられちゃったのかしら…」
にこ「本当は拾って飼ってあげたいところだけど…」
にこ「ごめんね…私の家、あなたを飼えるほどのお金ないのよ…ごめん…」
子犬「わんわん!」
にこ「…」
にこ「はあ…全く私ったら何やってるのよ…」トボトボ
子犬「わんわん!」
にこ「あら、こんなところに子犬が…」
にこ「段ボールに入ってるってことは捨てられちゃったのかしら…」
にこ「本当は拾って飼ってあげたいところだけど…」
にこ「ごめんね…私の家、あなたを飼えるほどのお金ないのよ…ごめん…」
子犬「わんわん!」
にこ「…」
246: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 19:16:04.37 ID:uDqetwkY
放課後
海未「何も断りもなくにこの家に来てしまいました…大丈夫でしょうか…」
海未「けど、授業料のこともありますしお母様ともお話したいこともあります」
海未「いや、でもお母様はもうお帰りになってるのでしょうか?」
海未「…ダメです。こんなこと考えてたらきりがありません…」
こころ「あの…」
海未「園田海未!迷わず進むべきです!」
こころ「あの!」
海未「え、にこ?いや、そんなわけありません…にこに似てはいますがこんな小さくは…」
こころ「にこ?…もしかして私のお姉さまのお知り合いの方ですか?」
海未「お姉さま?」
こころ「私、矢澤にこの妹の矢澤こころです。お姉さまに何か御用があってお訪ねになられたんですよね?」
海未「い、妹でしたか!えっと、私は矢澤にこさんの担任の園田海未と申します」
海未「何も断りもなくにこの家に来てしまいました…大丈夫でしょうか…」
海未「けど、授業料のこともありますしお母様ともお話したいこともあります」
海未「いや、でもお母様はもうお帰りになってるのでしょうか?」
海未「…ダメです。こんなこと考えてたらきりがありません…」
こころ「あの…」
海未「園田海未!迷わず進むべきです!」
こころ「あの!」
海未「え、にこ?いや、そんなわけありません…にこに似てはいますがこんな小さくは…」
こころ「にこ?…もしかして私のお姉さまのお知り合いの方ですか?」
海未「お姉さま?」
こころ「私、矢澤にこの妹の矢澤こころです。お姉さまに何か御用があってお訪ねになられたんですよね?」
海未「い、妹でしたか!えっと、私は矢澤にこさんの担任の園田海未と申します」
247: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 19:22:46.72 ID:uDqetwkY
こころ「お姉さまの担任の先生でしたか。いつもお姉さまがお世話になってます!」
海未「い、いえ!(にこの妹は随分と礼儀正しいのですね…)」
こころ「ところで、今日はどのようなご用件で?」
海未「じ、実は、あなたたちのお母様と話がありまして…」
こころ「お母様とですか…あいにくですがまだお母様はお仕事から帰ってきてないんです」
海未「そうでしたか…」
こころ「もしよければお母様が帰ってくるまで家に上がっていてください!」
海未「え、そういうわけには…」
こころ「いえいえそんなお気になさらずに。狭いですがどうぞ!」
海未「では、…お言葉に甘えさせていただきます」
海未「い、いえ!(にこの妹は随分と礼儀正しいのですね…)」
こころ「ところで、今日はどのようなご用件で?」
海未「じ、実は、あなたたちのお母様と話がありまして…」
こころ「お母様とですか…あいにくですがまだお母様はお仕事から帰ってきてないんです」
海未「そうでしたか…」
こころ「もしよければお母様が帰ってくるまで家に上がっていてください!」
海未「え、そういうわけには…」
こころ「いえいえそんなお気になさらずに。狭いですがどうぞ!」
海未「では、…お言葉に甘えさせていただきます」
250: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 19:58:28.00 ID:uDqetwkY
海未「ここがにこの家…」
虎太郎「だれー?」
こころ「弟の虎太郎です」
海未「初めまして、にこさんの学校の先生の園田海未です」
虎太郎「にこおねーちゃんのせんせー?」
海未「はい、虎太郎君は今何をしていたのですか?」
虎太郎「モグラたたきー…」
海未「モグラたたきですか。モグラたたきは楽しいですか?」
虎太郎「楽しー」
海未「そうですか。それはよかったですね」
こころ「はい、よければお茶どうぞ」
海未「まあ、ありがとうございます。こころちゃんは凄いしっかりしていますね」
こころ「いえ、そんなことありませんよ」
海未「まだ幼いのにとてもしっかりなされていて」
こころ「そんなこと言われると照れちゃいます…///」
海未(お顔が真っ赤です。あのにこの妹とは思えません…)
虎太郎「だれー?」
こころ「弟の虎太郎です」
海未「初めまして、にこさんの学校の先生の園田海未です」
虎太郎「にこおねーちゃんのせんせー?」
海未「はい、虎太郎君は今何をしていたのですか?」
虎太郎「モグラたたきー…」
海未「モグラたたきですか。モグラたたきは楽しいですか?」
虎太郎「楽しー」
海未「そうですか。それはよかったですね」
こころ「はい、よければお茶どうぞ」
海未「まあ、ありがとうございます。こころちゃんは凄いしっかりしていますね」
こころ「いえ、そんなことありませんよ」
海未「まだ幼いのにとてもしっかりなされていて」
こころ「そんなこと言われると照れちゃいます…///」
海未(お顔が真っ赤です。あのにこの妹とは思えません…)
251: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 20:06:45.60 ID:uDqetwkY
にこ母「ただいまー!」
ここあ「お姉ちゃん、虎太郎ただいまー!」
こころ「あ、お母様とここあが帰ってきたみたいです!」
海未「え?」
にこ母「こころ、虎太郎ただい…あら、あなた、どなたですか?」
ここあ「知らない人がいる…」
海未「と、突然お邪魔してしまい申し訳ございません!!」
海未「私、矢澤にこさんの担任の園田海未と申します!何も連絡もなくすみません!」
こころ「お母様にお話しがあるとのことなので上がっててもらってました」
にこ母「お話…?」
海未「はい、今日は少しにこさんのお母様にお話が…」
ここあ「お姉ちゃん、虎太郎ただいまー!」
こころ「あ、お母様とここあが帰ってきたみたいです!」
海未「え?」
にこ母「こころ、虎太郎ただい…あら、あなた、どなたですか?」
ここあ「知らない人がいる…」
海未「と、突然お邪魔してしまい申し訳ございません!!」
海未「私、矢澤にこさんの担任の園田海未と申します!何も連絡もなくすみません!」
こころ「お母様にお話しがあるとのことなので上がっててもらってました」
にこ母「お話…?」
海未「はい、今日は少しにこさんのお母様にお話が…」
252: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 20:13:02.78 ID:uDqetwkY
にこ母「すみません!あの…うちの娘…また何かやらかしたのでしょうか?」
海未「いや、あの…」
にこ母「ご迷惑をおかけしてしまい本当にごめんなさい…」
にこ母「もうわざわざおいでいただいて…」
海未「…」
253: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 20:20:33.04 ID:uDqetwkY
こころ「虎太郎そこ!」
モグラ「」
虎太郎「あー」ぽこ
ここあ「あーおしかったね」
にこ母「実は私…先月体壊して働けてなかったんです…」
にこ母「会社の上の人たちに前借頼んだんですけど断られてしまって…」
にこ母「私…娘や息子たちにはちゃんと学校を卒業してもらいたいんです…」
にこ母「お願いします…授業料はもう少しだけ待っていただけないでしょうか?」
にこ母「月末にはちゃんとお支払いしますので…お願いします…」
モグラ「」
虎太郎「あー」ぽこ
ここあ「あーおしかったね」
にこ母「実は私…先月体壊して働けてなかったんです…」
にこ母「会社の上の人たちに前借頼んだんですけど断られてしまって…」
にこ母「私…娘や息子たちにはちゃんと学校を卒業してもらいたいんです…」
にこ母「お願いします…授業料はもう少しだけ待っていただけないでしょうか?」
にこ母「月末にはちゃんとお支払いしますので…お願いします…」
254: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 20:31:24.28 ID:uDqetwkY
海未「そ、そんなやめてください。頭をあげてくださいお母様…」
にこ母「それに…うちの娘きっと迷惑ばかりかけてますよね…すみません…」
海未「…」
にこ母「何か悪いことしたら遠慮なくしかってやってください」
にこ母「にこは頭は悪いですけど…決して根性の曲がった娘ではないんです」
にこ母「善悪の区別はちゃんとつく娘なんです」
にこ母「それに、いつもまだ幼い妹たちの面倒も見てもらっていて…実はすごい面倒見いいんですよ」
にこ母「うちではほとんどの家事はにこがやっていてくれていて…ご飯作るのも洗濯するのもあの娘がやってくれているんです…」
海未「そうだったのですか…」
にこ母「それに…うちの娘きっと迷惑ばかりかけてますよね…すみません…」
海未「…」
にこ母「何か悪いことしたら遠慮なくしかってやってください」
にこ母「にこは頭は悪いですけど…決して根性の曲がった娘ではないんです」
にこ母「善悪の区別はちゃんとつく娘なんです」
にこ母「それに、いつもまだ幼い妹たちの面倒も見てもらっていて…実はすごい面倒見いいんですよ」
にこ母「うちではほとんどの家事はにこがやっていてくれていて…ご飯作るのも洗濯するのもあの娘がやってくれているんです…」
海未「そうだったのですか…」
255: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 20:40:39.02 ID:uDqetwkY
にこ母「どんなに遅くても8時には帰ってきて妹や私の夕飯を作ってくれるんです…」
にこ母「私がやろうとすると疲れてるんだから休んでてって…」
海未(にこ…)
海未「安心してください!にこさんの事は私に任せてください!」
海未「ですのでお母様はお仕事を頑張ってください!」
にこ母「ありがとうございます…あなたみたいな先生、初めてです…」
にこ母「今までの先生方はどの人もにこの事を見捨てていってて…」
にこ母「これからもどうかにこの事よろしくお願いします」
海未「はい、任せてください」
にこ母「私がやろうとすると疲れてるんだから休んでてって…」
海未(にこ…)
海未「安心してください!にこさんの事は私に任せてください!」
海未「ですのでお母様はお仕事を頑張ってください!」
にこ母「ありがとうございます…あなたみたいな先生、初めてです…」
にこ母「今までの先生方はどの人もにこの事を見捨てていってて…」
にこ母「これからもどうかにこの事よろしくお願いします」
海未「はい、任せてください」
256: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 20:47:18.35 ID:uDqetwkY
にこ「ただいまー」
海未「この声は…」
にこ母「どうやら、帰ってきたみたいですね」
こころ「お姉さまお帰りなさい!」
ここあ「お帰りーお姉ちゃん!私もうお腹ぺこぺこー」
虎太郎「ぺこぺこー」
にこ「ごめんね少し帰るの遅くなっちゃって。ママももう帰ってきてるわよね?」
こころ「はい!あ、あとお姉さまの学校の先生が来てらっしゃいますよ!」
にこ「…は?」
にこ母「おかえりにこ」
海未「お邪魔しています、にこ」
海未「この声は…」
にこ母「どうやら、帰ってきたみたいですね」
こころ「お姉さまお帰りなさい!」
ここあ「お帰りーお姉ちゃん!私もうお腹ぺこぺこー」
虎太郎「ぺこぺこー」
にこ「ごめんね少し帰るの遅くなっちゃって。ママももう帰ってきてるわよね?」
こころ「はい!あ、あとお姉さまの学校の先生が来てらっしゃいますよ!」
にこ「…は?」
にこ母「おかえりにこ」
海未「お邪魔しています、にこ」
257: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 20:56:06.16 ID:uDqetwkY
にこ「は、なんであんたがうちに来てんのよ!」
にこ母「こら!先生に向かってあんたって言わないの!」
にこ「うぅぅ…」
海未「にこ、あなた今日学校途中でさぼって帰りましたよね…?」
にこ「げっ…そういえばそうだった…」
にこ母「にこ?」
にこ「…」
海未「全く…明日は途中で帰らないでくださいよ?」
にこ「わ、わかったわよ…」
にこ母「すみません先生…そのかわりと言うのもなんですが良かったらウチで夕飯食べていってください」
海未「え、いいのですか?」
にこ「ちょ、勝手に決めないでよ!」
にこ母「こら!先生に向かってあんたって言わないの!」
にこ「うぅぅ…」
海未「にこ、あなた今日学校途中でさぼって帰りましたよね…?」
にこ「げっ…そういえばそうだった…」
にこ母「にこ?」
にこ「…」
海未「全く…明日は途中で帰らないでくださいよ?」
にこ「わ、わかったわよ…」
にこ母「すみません先生…そのかわりと言うのもなんですが良かったらウチで夕飯食べていってください」
海未「え、いいのですか?」
にこ「ちょ、勝手に決めないでよ!」
258: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 21:00:28.94 ID:uDqetwkY
にこ母「この娘の作った料理、本当においしいんですよ!」
にこ「ママ!」
にこ母「…いいわよね?」
にこ「…分かったわよ…今回だけよ!!」
海未「ありがとうございます、にこ。いただきます」
にこ「ふん!…」
にこ母「ふふ。今晩の夕食は賑やかになりそうね」
にこ「ママ!」
にこ母「…いいわよね?」
にこ「…分かったわよ…今回だけよ!!」
海未「ありがとうございます、にこ。いただきます」
にこ「ふん!…」
にこ母「ふふ。今晩の夕食は賑やかになりそうね」
259: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 21:10:45.45 ID:uDqetwkY
園田家
真姫「それで、今日は生徒さん方の家で夕飯をお召し上がりなったのですね」
海未「はい、にこの料理はどれもおいしいものばかりでした」
花陽「私が作ったのとどっちがおいしい?」
真姫「花陽、そういう変な質問しないの」
花陽「ごめん…」
祖父「まあけど、その年でほとんどの家事をやってるなんて立派な娘さんじゃねえか」
海未「はい。そもそも、親はいて当たり前だって思っている人は親のありがたみってものをわかっていないのですよ」
真姫「近頃の若い子たちは、親を親とも思ってないような子もいますし」
花陽「逆に、子供を子供と思わない親もいるし…」
真姫「それで、今日は生徒さん方の家で夕飯をお召し上がりなったのですね」
海未「はい、にこの料理はどれもおいしいものばかりでした」
花陽「私が作ったのとどっちがおいしい?」
真姫「花陽、そういう変な質問しないの」
花陽「ごめん…」
祖父「まあけど、その年でほとんどの家事をやってるなんて立派な娘さんじゃねえか」
海未「はい。そもそも、親はいて当たり前だって思っている人は親のありがたみってものをわかっていないのですよ」
真姫「近頃の若い子たちは、親を親とも思ってないような子もいますし」
花陽「逆に、子供を子供と思わない親もいるし…」
260: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 21:17:42.03 ID:uDqetwkY
海未「自分の子供を捨てるような親もいれば、子供の為に必死で働く親だっています」
海未「私のお父様とお母様は15年前に亡くなってしまいましたが、いい思い出をたくさん残してくださいました」
海未「にこの母親は、にこたちのためにいつも一生懸命に働いています」
祖父「すばらしい家族じゃねえか。お前も将来はこういう幸せな家庭を築けよ海未」
海未「はい、そうですね」
海未「私のお父様とお母様は15年前に亡くなってしまいましたが、いい思い出をたくさん残してくださいました」
海未「にこの母親は、にこたちのためにいつも一生懸命に働いています」
祖父「すばらしい家族じゃねえか。お前も将来はこういう幸せな家庭を築けよ海未」
海未「はい、そうですね」
261: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 21:22:03.50 ID:uDqetwkY
その頃…
おばあさん「…」
?「…」
バッ!!
おばあさん「な、なにするの離して!!」
おばあさん「誰か助けて!」
?「!」ドンッ!
おばあさん「きゃ!ちょ、ちょっと待ちなさい!」
……
おばあさん「…」
?「…」
バッ!!
おばあさん「な、なにするの離して!!」
おばあさん「誰か助けて!」
?「!」ドンッ!
おばあさん「きゃ!ちょ、ちょっと待ちなさい!」
……
262: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 21:25:24.95 ID:uDqetwkY
翌日
希「おはよう海未ちゃん」
海未「おはようございます希先生」
希「昨日もあったらしいで、ひったくり」
海未「またですか?」
希「困ったもんやな全く…」
希「おはよう海未ちゃん」
海未「おはようございます希先生」
希「昨日もあったらしいで、ひったくり」
海未「またですか?」
希「困ったもんやな全く…」
263: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 21:33:22.91 ID:uDqetwkY
教室
穂乃果「にこちゃん、今日来てないね…」
ことり「風邪かな?」
凛「昨日途中で帰っちゃったもんね。具合悪かったのかな…」
絵里「何も聞いていないの?」
穂乃果「うん…連絡なしだよ…」
ことり「そういえばさ、話変わるんだけどさっき教室来るとき教頭とすれ違って」
ことり「その時『ひったくり犯お前じゃないだろうな?』って言われて…」
凛「凛も社会の山田に怪しい目で見られたよ…」
穂乃果「なんかもう疑われてばっかでむかつくから私たちで犯人捕まえようよ!」
穂乃果「そして教頭の鼻を明かそうよ!!」
穂乃果「にこちゃん、今日来てないね…」
ことり「風邪かな?」
凛「昨日途中で帰っちゃったもんね。具合悪かったのかな…」
絵里「何も聞いていないの?」
穂乃果「うん…連絡なしだよ…」
ことり「そういえばさ、話変わるんだけどさっき教室来るとき教頭とすれ違って」
ことり「その時『ひったくり犯お前じゃないだろうな?』って言われて…」
凛「凛も社会の山田に怪しい目で見られたよ…」
穂乃果「なんかもう疑われてばっかでむかつくから私たちで犯人捕まえようよ!」
穂乃果「そして教頭の鼻を明かそうよ!!」
264: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 21:39:26.43 ID:uDqetwkY
凛「いいけど…どうやって捕まえるにゃ?」
穂乃果「えっと…その…張り込みなんて…どうかな…?」
ことり「ちょっとそれは難しいような…ねえ、絵里ちゃん?」
絵里「いいんじゃないかしら。暇つぶしにはなりそうね」
凛「おお!珍しく乗る気だね絵里ちゃん!どうしたの?」
絵里「ひったくりはだいだい同じ時間帯で狭い範囲で起こってるわ」
絵里「警察よりも先に現場を押さえて犯人引き渡したら気分いいんじゃない?」
ことり「なるほど…」
凛「それは確かに」
穂乃果「気分最高だね!!」
穂乃果「えっと…その…張り込みなんて…どうかな…?」
ことり「ちょっとそれは難しいような…ねえ、絵里ちゃん?」
絵里「いいんじゃないかしら。暇つぶしにはなりそうね」
凛「おお!珍しく乗る気だね絵里ちゃん!どうしたの?」
絵里「ひったくりはだいだい同じ時間帯で狭い範囲で起こってるわ」
絵里「警察よりも先に現場を押さえて犯人引き渡したら気分いいんじゃない?」
ことり「なるほど…」
凛「それは確かに」
穂乃果「気分最高だね!!」
265: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 21:44:08.48 ID:uDqetwkY
海未「それはいい考えですね」
穂乃果「うんうん…って」
凛「うみみちゃん!」
ことり「こんなところで何やってるの?」
海未「話は全て聞かせていただきました…」
海未「いい話ではないですか!感動しました!」
海未「その話、私も協力します!」
穂乃果「うんうん…って」
凛「うみみちゃん!」
ことり「こんなところで何やってるの?」
海未「話は全て聞かせていただきました…」
海未「いい話ではないですか!感動しました!」
海未「その話、私も協力します!」
267: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 21:48:59.40 ID:uDqetwkY
海未「皆さんで真犯人を捕まえすよ!」
海未「犯人アタックです!!」
穂乃果「あの…うみみちゃん?」
海未「犯人捕まえますよ?おー!」
穂乃果・ことり・凛「お、おおー…」
海未「声が小さいですよ!?おー!」
穂乃果・ことり・凛「お、おー!!」
海未「いいですねー。その調子です!」
絵里「…本当に大丈夫かしら…」
海未「犯人アタックです!!」
穂乃果「あの…うみみちゃん?」
海未「犯人捕まえますよ?おー!」
穂乃果・ことり・凛「お、おおー…」
海未「声が小さいですよ!?おー!」
穂乃果・ことり・凛「お、おー!!」
海未「いいですねー。その調子です!」
絵里「…本当に大丈夫かしら…」
268: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 21:56:10.97 ID:uDqetwkY
その頃
公園
にこ「ふふ、可愛いわね。さあ、たべなさい」
子犬「わん!」むしゃむしゃ
にこ「はあ、こんな可愛い子犬捨てたのどこの誰よ全く…」
こころ「お姉さまー!」
ここあ「おねえちゃん!」
にこ「こころ、ここあ、虎太郎。やっと来たわね」
こころ「これが拾った子犬ですか?」
ここあ「可愛い!よしよし!」
虎太郎「いぬー」
公園
にこ「ふふ、可愛いわね。さあ、たべなさい」
子犬「わん!」むしゃむしゃ
にこ「はあ、こんな可愛い子犬捨てたのどこの誰よ全く…」
こころ「お姉さまー!」
ここあ「おねえちゃん!」
にこ「こころ、ここあ、虎太郎。やっと来たわね」
こころ「これが拾った子犬ですか?」
ここあ「可愛い!よしよし!」
虎太郎「いぬー」
269: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 22:00:59.45 ID:uDqetwkY
にこ「こころ、あれ持ってきてくれた?」
こころ「はい、牛乳ですよね?」
にこ「そうよ、ありがとう。良い子ね」なでなで
こころ「お姉さま…///」
ここあ「お姉ちゃん私もよしよししてー」
虎太郎「あー」
にこ「はいはい」なでなで
ここあ「えへへー」
虎太郎「ねーちゃん」
にこ「こころ」
こころ「はい?」
にこ「今日ちょっと…帰るの遅くなっちゃうかも…」
こころ「お姉さま?」
こころ「はい、牛乳ですよね?」
にこ「そうよ、ありがとう。良い子ね」なでなで
こころ「お姉さま…///」
ここあ「お姉ちゃん私もよしよししてー」
虎太郎「あー」
にこ「はいはい」なでなで
ここあ「えへへー」
虎太郎「ねーちゃん」
にこ「こころ」
こころ「はい?」
にこ「今日ちょっと…帰るの遅くなっちゃうかも…」
こころ「お姉さま?」
270: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 22:07:32.56 ID:uDqetwkY
夜
海未「皆来ましたね?集まってください!」
穂乃果「な、なんかうみみちゃんいつもと違くない?」
凛「穂乃果ちゃんもそう思ってた?実は凛も…」
海未「そこ、話さない!!」
穂乃果・凛「は、はい!」
海未「ことり、絵里は?」
ことり「そこにいるよ」
絵里「…」
凛「ねえ、うみみちゃん。本当にやるの?」
海未「当たり前じゃないですか!!あなたたちが教頭の鼻を明かしたいといったので手伝っているのです!」
海未「皆来ましたね?集まってください!」
穂乃果「な、なんかうみみちゃんいつもと違くない?」
凛「穂乃果ちゃんもそう思ってた?実は凛も…」
海未「そこ、話さない!!」
穂乃果・凛「は、はい!」
海未「ことり、絵里は?」
ことり「そこにいるよ」
絵里「…」
凛「ねえ、うみみちゃん。本当にやるの?」
海未「当たり前じゃないですか!!あなたたちが教頭の鼻を明かしたいといったので手伝っているのです!」
271: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 22:16:30.67 ID:uDqetwkY
海未「では、作戦会議です。分かりやすいようにこの辺りの地図を持ってきました」
海未「最初に起こったのはここ、次がここ、3度目に起こったのが神田明神付近です」
絵里「どれも飲み屋街から住宅地に向かうまでに起こってるわね」
海未「その通りです絵里!あなたは賢いですね」
絵里「とりあえず2手に分かれて近くを回ってみましょう」
海未「そうですね。では行きましょう」
凛「ねえ、あれ…」
穂乃果「ん?あれは…」
海未「最初に起こったのはここ、次がここ、3度目に起こったのが神田明神付近です」
絵里「どれも飲み屋街から住宅地に向かうまでに起こってるわね」
海未「その通りです絵里!あなたは賢いですね」
絵里「とりあえず2手に分かれて近くを回ってみましょう」
海未「そうですね。では行きましょう」
凛「ねえ、あれ…」
穂乃果「ん?あれは…」
273: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 22:24:10.10 ID:uDqetwkY
教頭「やだやだ俺はまだ帰りたくない!」
男性教員1「教頭、もう帰りますよ!」
男性教員2「ほら、立ってください!」
教頭「おれはえみつんともっと飲むの!離せ!」
教頭「えみつーん!」ダキッ
えみつん「は、離してください!」ドンッ
教頭「えーなんでそんな冷たいの~?」
ことり「あれは…」
凛「教頭…気持ち悪いにゃ~…」
絵里「呆れたわ…」
穂乃果「皆、見なかったことにしよう…」
海未「そうですね…行きますよ皆さん…」
男性教員1「教頭、もう帰りますよ!」
男性教員2「ほら、立ってください!」
教頭「おれはえみつんともっと飲むの!離せ!」
教頭「えみつーん!」ダキッ
えみつん「は、離してください!」ドンッ
教頭「えーなんでそんな冷たいの~?」
ことり「あれは…」
凛「教頭…気持ち悪いにゃ~…」
絵里「呆れたわ…」
穂乃果「皆、見なかったことにしよう…」
海未「そうですね…行きますよ皆さん…」
276: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 22:31:48.99 ID:uDqetwkY
海未「絵里、穂乃果。そちらはどうでしたか?」
絵里「何もなかったわ」
海未「収穫なし、ですか…」
凛「こんなことだろうかと思ってたにゃ~…」
海未「今日はもうここまでにしましょう。明日もありますし」
穂乃果「え、明日もやるの!?」
海未「当たり前です!あなたたちが言い出したことです!」
ことり「うみみちゃん、私たち…そんなに真面目にやるつもりじゃ…」
海未「何を甘ったれたこと言っているのですか!犯人捕まえるんでとことんやりますよ!」
穂乃果「そんな~」
絵里「ふふ」
絵里「何もなかったわ」
海未「収穫なし、ですか…」
凛「こんなことだろうかと思ってたにゃ~…」
海未「今日はもうここまでにしましょう。明日もありますし」
穂乃果「え、明日もやるの!?」
海未「当たり前です!あなたたちが言い出したことです!」
ことり「うみみちゃん、私たち…そんなに真面目にやるつもりじゃ…」
海未「何を甘ったれたこと言っているのですか!犯人捕まえるんでとことんやりますよ!」
穂乃果「そんな~」
絵里「ふふ」
277: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 22:41:04.15 ID:uDqetwkY
にこ「あ、あんたち、こんなところで何してるの?」
絵里「にこ」
穂乃果「にこちゃん!」
海未「にこ、学校はどうしたのですか?」
にこ「…ごめん、しばらくは休むかも…」
凛「何でにゃ!?」
ことり「やっぱりどこか具合でも悪いの?」
にこ「別に、どこも悪くないわよ…ただ行く気がしないだけだから行かないだけよ…」
海未「あなた…お母様が一生懸命働いているというのに何をしているのですか?」
にこ「親は関係ないわよ…じゃあ…」スタスタ
海未「にこ!」
絵里「…」
絵里「にこ」
穂乃果「にこちゃん!」
海未「にこ、学校はどうしたのですか?」
にこ「…ごめん、しばらくは休むかも…」
凛「何でにゃ!?」
ことり「やっぱりどこか具合でも悪いの?」
にこ「別に、どこも悪くないわよ…ただ行く気がしないだけだから行かないだけよ…」
海未「あなた…お母様が一生懸命働いているというのに何をしているのですか?」
にこ「親は関係ないわよ…じゃあ…」スタスタ
海未「にこ!」
絵里「…」
288: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 14:39:44.97 ID:OBzdeC8n
翌日 職員室
教頭「いやー優木あんじゅさんは我が校の誇りです!おめでとう!」
あんじゅ「ありがとうございます!」
海未「何かあったのですか?」
希「3年A組の優木あんじゅさんが全国作文コンクールで入賞したらしいで」
海未「それは素晴らしいことですね」
女性教員「じゃあ、今度の学校便りに写真載せたいので撮りますねー」
あんじゅ「はい、ありがとうございます!」
女性教員「はい、チーズ」パシャ
教頭「いやー実に素晴らしい。これからも頑張るんだよ?」
あんじゅ「ありがとうございます!失礼します」スタスタ
教頭「いやー優木あんじゅさんは我が校の誇りです!おめでとう!」
あんじゅ「ありがとうございます!」
海未「何かあったのですか?」
希「3年A組の優木あんじゅさんが全国作文コンクールで入賞したらしいで」
海未「それは素晴らしいことですね」
女性教員「じゃあ、今度の学校便りに写真載せたいので撮りますねー」
あんじゅ「はい、ありがとうございます!」
女性教員「はい、チーズ」パシャ
教頭「いやー実に素晴らしい。これからも頑張るんだよ?」
あんじゅ「ありがとうございます!失礼します」スタスタ
291: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 14:47:02.96 ID:OBzdeC8n
教頭「さすが、我が校ならではの優秀な生徒ですよ」
教頭「それに比べて…生徒の非行を助長するような教師もいらっしゃいますね~園田先生?」
海未「なっ!…」
教頭「生徒の機嫌をとるためにどうしても甘くなってしまうのでしょうが…」
教頭「教育の堕落はそこから始まるんですよ」
海未「…」
教頭「聞いてますか、園田先生?」
海未「…えみつん…」ぼそり
教頭「!!!!!…」
海未「では、失礼します」スタスタ
教頭「…」
希「教頭先生固まってるやん…」
教頭「それに比べて…生徒の非行を助長するような教師もいらっしゃいますね~園田先生?」
海未「なっ!…」
教頭「生徒の機嫌をとるためにどうしても甘くなってしまうのでしょうが…」
教頭「教育の堕落はそこから始まるんですよ」
海未「…」
教頭「聞いてますか、園田先生?」
海未「…えみつん…」ぼそり
教頭「!!!!!…」
海未「では、失礼します」スタスタ
教頭「…」
希「教頭先生固まってるやん…」
294: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 14:54:33.16 ID:OBzdeC8n
教室
凛「あ~あ、またにこちゃん休みだにゃ~…」
ことり「最近なんだか様子おかしかったよね~そういえば…何を言っても上の空…」
穂乃果「まさか…例のひったくり事件の犯人ってにこちゃ」
絵里「穂乃果?冗談でもそんなこと言っちゃだめよ?」
穂乃果「ご、ごめん…」
海未「絵里の言うとおりですよ穂乃果」
海未「全くにこは…親の気も知らないで…」
凛「うんうん…ってうみみちゃんいつからそこにいたにゃ!?」
ことり「いるならいるって言ってよ」
海未「まあそんな怒らないでください」
凛「あ~あ、またにこちゃん休みだにゃ~…」
ことり「最近なんだか様子おかしかったよね~そういえば…何を言っても上の空…」
穂乃果「まさか…例のひったくり事件の犯人ってにこちゃ」
絵里「穂乃果?冗談でもそんなこと言っちゃだめよ?」
穂乃果「ご、ごめん…」
海未「絵里の言うとおりですよ穂乃果」
海未「全くにこは…親の気も知らないで…」
凛「うんうん…ってうみみちゃんいつからそこにいたにゃ!?」
ことり「いるならいるって言ってよ」
海未「まあそんな怒らないでください」
295: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 15:02:15.95 ID:OBzdeC8n
海未「皆さん、いい考えを思いつきました」
海未「犯人が次の犯行を起こすまでじっと待つのは時間の無駄です…」
海未「ですのでこっちから仕掛けていこうと思います」
穂乃果「おお!なんかいよいよ本格的になってきたね!」
絵里「で、どうやって仕掛けるのよ?」
海未「おとり作戦です」
ことり「おとり作戦?誰がおとりに…」
海未「私がやります。あなたたち生徒に危険な役割をさせるわけにもいきませんので」
凛「本当に大丈夫かにゃ?」
絵里「まあ、やるだけやってみましょう」
海未「では、今日も昨日と同じところに集合です!」
海未「犯人が次の犯行を起こすまでじっと待つのは時間の無駄です…」
海未「ですのでこっちから仕掛けていこうと思います」
穂乃果「おお!なんかいよいよ本格的になってきたね!」
絵里「で、どうやって仕掛けるのよ?」
海未「おとり作戦です」
ことり「おとり作戦?誰がおとりに…」
海未「私がやります。あなたたち生徒に危険な役割をさせるわけにもいきませんので」
凛「本当に大丈夫かにゃ?」
絵里「まあ、やるだけやってみましょう」
海未「では、今日も昨日と同じところに集合です!」
296: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 15:08:59.64 ID:OBzdeC8n
少し前の矢澤家
にこ母「あなた、最近学校行かないで何やってるのよ?」
にこ「…仕事探しよ…学校辞めて働くのよ…」
にこ母「あなた何言ってるの?仕事するなとは言わないけど…学校卒業してからでも…」
にこ母「それまで頑張って働くから…」
にこ「あまりお金ないのに無理してんじゃないわよ!」スタスタ
にこ母「にこ…」
にこ母「あなた、最近学校行かないで何やってるのよ?」
にこ「…仕事探しよ…学校辞めて働くのよ…」
にこ母「あなた何言ってるの?仕事するなとは言わないけど…学校卒業してからでも…」
にこ母「それまで頑張って働くから…」
にこ「あまりお金ないのに無理してんじゃないわよ!」スタスタ
にこ母「にこ…」
297: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 15:15:13.82 ID:OBzdeC8n
夜
海未「はあ…もう2時間ですか…なぜ現れないのでしょうか…」
絵里「おとりっていってもあなたただ突っ立ってるだけじゃない…」
穂乃果「犯人全然現れないね…」
ことり「おとり作戦も失敗かな…」
凛「もう諦めるにゃ…」
海未「そ、そういうわけには」
ガシャン!!
女性「だ、誰か助けて!!誰か!」
?「…」
海未「で、出ました!」
海未「はあ…もう2時間ですか…なぜ現れないのでしょうか…」
絵里「おとりっていってもあなたただ突っ立ってるだけじゃない…」
穂乃果「犯人全然現れないね…」
ことり「おとり作戦も失敗かな…」
凛「もう諦めるにゃ…」
海未「そ、そういうわけには」
ガシャン!!
女性「だ、誰か助けて!!誰か!」
?「…」
海未「で、出ました!」
298: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 15:20:32.22 ID:OBzdeC8n
穂乃果「え、嘘!?」
絵里「皆、行くわよ!」
ことり「うん!」
凛「捕まえるにゃー!!」
?「…」タッタッタ
絵里「待ちなさい!く、早い…!」
?「…」
海未「はい、あなた。そこまでです」
?「…」
海未「ここから先は通しませんよ」
?「!」ブン!
海未「甘いです!」ドスッ
?「…」バタリ…
海未「ふう…」
絵里「皆、行くわよ!」
ことり「うん!」
凛「捕まえるにゃー!!」
?「…」タッタッタ
絵里「待ちなさい!く、早い…!」
?「…」
海未「はい、あなた。そこまでです」
?「…」
海未「ここから先は通しませんよ」
?「!」ブン!
海未「甘いです!」ドスッ
?「…」バタリ…
海未「ふう…」
299: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 15:27:25.61 ID:OBzdeC8n
穂乃果「うみみちゃん!」
ことり「犯人は?」
海未「無事捕えましたよ」
?「…」グッタリ
凛「なんで倒れてるにゃ?」
海未「さ、さっき転んでそのまま気を失ったみたいです!」
ことり「なんか嘘くさいような…」
絵里「…」ジー
穂乃果「絵里ちゃんどうしたの?」
絵里「この人…よくよく見たら女子高生じゃないじゃない…」
海未「え?」
凛「あ、よくよく見たら顔があきらかにおじさんだよ」
ことり「犯人は?」
海未「無事捕えましたよ」
?「…」グッタリ
凛「なんで倒れてるにゃ?」
海未「さ、さっき転んでそのまま気を失ったみたいです!」
ことり「なんか嘘くさいような…」
絵里「…」ジー
穂乃果「絵里ちゃんどうしたの?」
絵里「この人…よくよく見たら女子高生じゃないじゃない…」
海未「え?」
凛「あ、よくよく見たら顔があきらかにおじさんだよ」
300: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 15:32:51.84 ID:OBzdeC8n
穂乃果「ほ、ほんとだ!」
ことり「それに…髪もよーく見るとズラだね」スポッ
海未「まあ、全然気づきませんでした…」
凛「女子高生に扮してたってこと?気持ち悪いにゃー」
絵里「あまりいい趣味とは言えないわね…」
穂乃果「今回の事件、女子高生じゃなくて女子高生の恰好をしたおじさんが犯人だったなんて…」
海未「とりあえず通報ですね…」
ことり「それに…髪もよーく見るとズラだね」スポッ
海未「まあ、全然気づきませんでした…」
凛「女子高生に扮してたってこと?気持ち悪いにゃー」
絵里「あまりいい趣味とは言えないわね…」
穂乃果「今回の事件、女子高生じゃなくて女子高生の恰好をしたおじさんが犯人だったなんて…」
海未「とりあえず通報ですね…」
301: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 15:39:08.60 ID:OBzdeC8n
翌日 職員室
南校長「警察署からあなたたちにと感謝状が来ているわ」
南校長「あなたたちは我が校の誇りです。これからも頑張ってくださいね」
穂乃果「ありがとうございます!」
凛「やったにゃー!」
海未「素晴らしい活躍でしたよ皆さん」
教頭「はあ、明日雪でも降るんじゃないだろうか…」
希「皆、記念に写真撮ってあげるで」
海未「ありがとうございます希先生!さあ撮りますよ!」
ことり「はーい」
絵里「ふふ」
南校長「警察署からあなたたちにと感謝状が来ているわ」
南校長「あなたたちは我が校の誇りです。これからも頑張ってくださいね」
穂乃果「ありがとうございます!」
凛「やったにゃー!」
海未「素晴らしい活躍でしたよ皆さん」
教頭「はあ、明日雪でも降るんじゃないだろうか…」
希「皆、記念に写真撮ってあげるで」
海未「ありがとうございます希先生!さあ撮りますよ!」
ことり「はーい」
絵里「ふふ」
302: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 15:44:17.39 ID:OBzdeC8n
希「はい、チーズ!」
カシャ
希「はい、オッケーやで」
海未「ありがとうございます」
穂乃果「これで間違いなく教頭の鼻を明かすこと出来たよね!」
海未「そうですね。よし、記念に皆さんに食事をおごります」
凛「え、ホント!?」
ことり「やった~」
カシャ
希「はい、オッケーやで」
海未「ありがとうございます」
穂乃果「これで間違いなく教頭の鼻を明かすこと出来たよね!」
海未「そうですね。よし、記念に皆さんに食事をおごります」
凛「え、ホント!?」
ことり「やった~」
303: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 15:50:11.05 ID:OBzdeC8n
昼休み 学食
海未「さあ、私からのおごりです。どうぞ!」
「…」
海未「どうしたのですか?さ、遠慮なさらずに!」
穂乃果「おごりって学食…?」
凛「てっきりファミレスとかレストランかと思ったよ…」
ことり「なんか期待外れ…」
絵里「…」
海未「何を言っているのですか。文句はなしですよ皆さん」
穂乃果「ちぇっ…」パクパク
海未「さあ、私からのおごりです。どうぞ!」
「…」
海未「どうしたのですか?さ、遠慮なさらずに!」
穂乃果「おごりって学食…?」
凛「てっきりファミレスとかレストランかと思ったよ…」
ことり「なんか期待外れ…」
絵里「…」
海未「何を言っているのですか。文句はなしですよ皆さん」
穂乃果「ちぇっ…」パクパク
304: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 15:53:40.57 ID:OBzdeC8n
絵里「…」
海未「絵里、あなたも不満ですか?」
絵里「いや、ひったくりの事件は解決したけど…まだにこの件があるから…」
海未「…そうですね。最近ずっと休みがちですからね…」
希「あ、いたいた。海未ちゃん!」
海未「希先生どうしたのですか?」
希「にこちゃんが大変なことになっとるで!」
海未「え?」
海未「絵里、あなたも不満ですか?」
絵里「いや、ひったくりの事件は解決したけど…まだにこの件があるから…」
海未「…そうですね。最近ずっと休みがちですからね…」
希「あ、いたいた。海未ちゃん!」
海未「希先生どうしたのですか?」
希「にこちゃんが大変なことになっとるで!」
海未「え?」
306: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 15:58:16.75 ID:OBzdeC8n
職員室
海未「にこ?」
にこ「…」
にこ母「先生…」
海未「一体、何があったのですか?」
教頭「いやー矢澤がな、3年A組の優木あんじゅさんを殴って怪我させたんだ」
海未「え?」
絵里「にこ?」
穂乃果「にこちゃん?」
男性教員「こら、お前たちは出ていろ!」
教頭「全治1週間の怪我だそうだ」
海未「にこ?」
にこ「…」
にこ母「先生…」
海未「一体、何があったのですか?」
教頭「いやー矢澤がな、3年A組の優木あんじゅさんを殴って怪我させたんだ」
海未「え?」
絵里「にこ?」
穂乃果「にこちゃん?」
男性教員「こら、お前たちは出ていろ!」
教頭「全治1週間の怪我だそうだ」
307: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 16:05:50.24 ID:OBzdeC8n
海未「にこ…なぜ殴ったのですか?」
にこ「…」
海未「にこ、ちゃんと答えなさい」
にこ母「にこ…」
にこ「…」
教頭「せっかく他の生徒がいい事しても何にもならない!!それ相応の処分は覚悟しておくんだな」
にこ「…学校辞めるわ…」
海未「!?」
にこ母「にこ?あなた何言ってるの?」
にこ「前からそのつもりだったのよ。お世話になりました」スタスタ
海未「にこ、待ちなさい!」
凛「にこちゃん!」
にこ「…」
海未「にこ、ちゃんと答えなさい」
にこ母「にこ…」
にこ「…」
教頭「せっかく他の生徒がいい事しても何にもならない!!それ相応の処分は覚悟しておくんだな」
にこ「…学校辞めるわ…」
海未「!?」
にこ母「にこ?あなた何言ってるの?」
にこ「前からそのつもりだったのよ。お世話になりました」スタスタ
海未「にこ、待ちなさい!」
凛「にこちゃん!」
308: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 16:10:08.06 ID:OBzdeC8n
海未「にこ、あなた本気で言っているのですか?」
にこ「…」スタスタ
ことり「にこちゃんちょっと待ってよ!」
穂乃果「にこちゃん…」
海未「にこ…一体何があったのですか…」
絵里「…」
にこ母「にこ…」
海未「お母様…」
にこ母「すみませんうちの娘が…しつれします…」
海未「…」
にこ「…」スタスタ
ことり「にこちゃんちょっと待ってよ!」
穂乃果「にこちゃん…」
海未「にこ…一体何があったのですか…」
絵里「…」
にこ母「にこ…」
海未「お母様…」
にこ母「すみませんうちの娘が…しつれします…」
海未「…」
309: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 16:14:05.57 ID:OBzdeC8n
放課後
凛「絶対何かあったんだよにこちゃん…」
穂乃果「何で何も言ってくれないんだろう…」
海未「…」
ことり「皆!分かったよ!にこちゃんの喧嘩の理由!」
海未「本当ですかことり?」
ことり「うん。皆とりあえず一緒に来て」
凛「絶対何かあったんだよにこちゃん…」
穂乃果「何で何も言ってくれないんだろう…」
海未「…」
ことり「皆!分かったよ!にこちゃんの喧嘩の理由!」
海未「本当ですかことり?」
ことり「うん。皆とりあえず一緒に来て」
310: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 16:23:15.33 ID:OBzdeC8n
公園
こころ「あ、お姉さまの先生…」
海未「こころちゃん…」
凛「にこちゃんの妹たちだにゃ」
海未「一体、何があったのですか?」
こころ「実は…私たち、数日前からこの子犬をずっと可愛がっていたのです」
穂乃果「子犬?」
ここあ「お姉ちゃんがこの子犬捨てられてたのを見て拾ったんだって」
こころ「家では飼えない、とのことなのでお姉さまは昼も夜も一日中ずっとこの子犬を見守っていたんです」
こころ「野良猫や近所の犬に襲われないようにと…」
こころ「あ、お姉さまの先生…」
海未「こころちゃん…」
凛「にこちゃんの妹たちだにゃ」
海未「一体、何があったのですか?」
こころ「実は…私たち、数日前からこの子犬をずっと可愛がっていたのです」
穂乃果「子犬?」
ここあ「お姉ちゃんがこの子犬捨てられてたのを見て拾ったんだって」
こころ「家では飼えない、とのことなのでお姉さまは昼も夜も一日中ずっとこの子犬を見守っていたんです」
こころ「野良猫や近所の犬に襲われないようにと…」
312: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 16:33:53.34 ID:OBzdeC8n
こころ「そして…お姉さまが子犬にあげるためのお菓子を買いにスーパーに行ったとき…」
ここあ「悪いお姉ちゃんが急に現れて子犬に石投げたり蹴ったりして…」
虎太郎「いぬーかわいそうだった・・・」
こころ「そして、スーパーから戻ってきたお姉さまは子犬を悪い人から助けてくれたのです」
海未「そうだったのですか…」
穂乃果「にこちゃん…」
ことり「何で言ってくれなかったんだろう…」
凛「A組の優木あんじゅ…許せない…」
海未「…皆さんはにこの妹たちを家に送っといてください」
穂乃果「え、うみみちゃん?どこ行くの!?」
ここあ「悪いお姉ちゃんが急に現れて子犬に石投げたり蹴ったりして…」
虎太郎「いぬーかわいそうだった・・・」
こころ「そして、スーパーから戻ってきたお姉さまは子犬を悪い人から助けてくれたのです」
海未「そうだったのですか…」
穂乃果「にこちゃん…」
ことり「何で言ってくれなかったんだろう…」
凛「A組の優木あんじゅ…許せない…」
海未「…皆さんはにこの妹たちを家に送っといてください」
穂乃果「え、うみみちゃん?どこ行くの!?」
313: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 16:41:41.86 ID:OBzdeC8n
にこ「はあ…どこも今は求人募集してないのか…」
絵里「にこ」
にこ「絵里…どうしたのよ?」
絵里「ちょっといいかしら?」
-------
絵里「学校、本当に辞めるの?」
にこ「ええ、もう決めたのよ」
絵里「そう…私も、学校なんていつ辞めてもいいって思ってたのよ」
絵里「けど最近、何でわからないけど学校が面白いのよね。あの変な先公が来てからよね」
にこ「うみみか…」
絵里「うん」
絵里「にこ」
にこ「絵里…どうしたのよ?」
絵里「ちょっといいかしら?」
-------
絵里「学校、本当に辞めるの?」
にこ「ええ、もう決めたのよ」
絵里「そう…私も、学校なんていつ辞めてもいいって思ってたのよ」
絵里「けど最近、何でわからないけど学校が面白いのよね。あの変な先公が来てからよね」
にこ「うみみか…」
絵里「うん」
314: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 16:47:55.32 ID:OBzdeC8n
海未「あ、いました!にこ!」
にこ「…何よ…」
海未「聞きましたよ。優木さん、あなたや妹さんたちが可愛がってた子犬をいじめてたっていうのを…」
海未「優木さんを殴ったのはそういうわけなんですよね?」
にこ「…」
海未「にこ、相手に怪我を負わせたのは確かによくありません」
海未「ですが、あなたが学校を辞める必要はありませんよ!」
にこ「そんなこともうどうでもいいのよ」
海未「あなたのお母様、優木さんの家に謝りに行くって言ってましたよ?」
にこ「だから何よ?」
にこ「…何よ…」
海未「聞きましたよ。優木さん、あなたや妹さんたちが可愛がってた子犬をいじめてたっていうのを…」
海未「優木さんを殴ったのはそういうわけなんですよね?」
にこ「…」
海未「にこ、相手に怪我を負わせたのは確かによくありません」
海未「ですが、あなたが学校を辞める必要はありませんよ!」
にこ「そんなこともうどうでもいいのよ」
海未「あなたのお母様、優木さんの家に謝りに行くって言ってましたよ?」
にこ「だから何よ?」
315: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 16:55:54.04 ID:OBzdeC8n
海未「あなた…お母様の気持ちを考えたことあるのですか!?」
にこ「うるっさいわねー!あの人だって…私なんかいなくなった方が楽になるに決まってるじゃない!」
にこ「昔っから学校に呼び出されるたびに頭下げて…もうこれ以上高いお金払って学校行く意味なんてないのよ!」
にこ「仕事だって決まったしこれからは自分で稼いで生きていくわよ」
にこ「もう、親の世話になんなくても生きていけるから」
海未「あなた…何甘ったれたことを言っているのですか!?」
にこ「…」
絵里「…」
海未「一人で生きていくなんて偉そうなこと言わないでください!」
海未「誰のおかげでそこまで大きくなったと思っているのですか!?」
にこ「うるっさいわねー!あの人だって…私なんかいなくなった方が楽になるに決まってるじゃない!」
にこ「昔っから学校に呼び出されるたびに頭下げて…もうこれ以上高いお金払って学校行く意味なんてないのよ!」
にこ「仕事だって決まったしこれからは自分で稼いで生きていくわよ」
にこ「もう、親の世話になんなくても生きていけるから」
海未「あなた…何甘ったれたことを言っているのですか!?」
にこ「…」
絵里「…」
海未「一人で生きていくなんて偉そうなこと言わないでください!」
海未「誰のおかげでそこまで大きくなったと思っているのですか!?」
316: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 17:02:25.23 ID:OBzdeC8n
海未「あなたが今来ている服、履いてる靴も、あなたのお母様が必死で働いて稼いだお金で買ったものですよね?」
海未「あなたの母親が、今まであなたや妹さんたちのことから逃げたことはありましたか?」
海未「学校から呼び出されて…知らないふりをして逃げだしたことありましたか?」
海未「少しは親の気持ちを分かってあげたらどうなんですか!?」
にこ「…」
海未「にこ!」
絵里「分かってるわ」
海未「絵里?」
絵里「にこはちゃんと分かってるわ」
海未「あなたの母親が、今まであなたや妹さんたちのことから逃げたことはありましたか?」
海未「学校から呼び出されて…知らないふりをして逃げだしたことありましたか?」
海未「少しは親の気持ちを分かってあげたらどうなんですか!?」
にこ「…」
海未「にこ!」
絵里「分かってるわ」
海未「絵里?」
絵里「にこはちゃんと分かってるわ」
317: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 17:09:20.20 ID:OBzdeC8n
絵里「にこのお母様、先月倒れたのよ。だからもう、無理させたくないのよ」
絵里「学校辞めるといったのは、お母様のためよ。そうよね、にこ?」
にこ「…全く…余計なこと言ってんじゃないわよ…」
海未「…すみません…怒鳴ってしまって…」
にこ「別に…」
絵里「さ、行くわよ」
にこ「え、行くってどこによ?」
絵里「優木あんじゅの家よ。お母様一人だけに頭を下げさせるつもり?いいのそれで?」
海未「絵里…」
にこ「…」
絵里「学校辞めるといったのは、お母様のためよ。そうよね、にこ?」
にこ「…全く…余計なこと言ってんじゃないわよ…」
海未「…すみません…怒鳴ってしまって…」
にこ「別に…」
絵里「さ、行くわよ」
にこ「え、行くってどこによ?」
絵里「優木あんじゅの家よ。お母様一人だけに頭を下げさせるつもり?いいのそれで?」
海未「絵里…」
にこ「…」
318: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 17:18:25.00 ID:OBzdeC8n
優木家
にこ母「娘さんに大けがをさせてしまい本当に申し訳ございませんでした」
あんじゅ母「お宅の娘さんは普段から素行が良くないらしいですね」
にこ母「すみません…」
にこ「ママ…」
海未「にこのお母様、私にあなたたちが生きがいって言ってましたよ…」
海未「どんなに苦労しても、どんなに泣かされても…それが、母親の原動力なんですね…」
にこ「…」
海未「いいお母様ですね…」
あんじゅ母「はっきり言って、お宅の娘さんは性根が腐っているんです!」
にこ母「…確かに、私の娘は世間から見たらどうしようもない娘かもしれません」
にこ母「けど私は、理由もなく人を殴るような娘ではないと思っています…」
にこ母「娘さんに大けがをさせてしまい本当に申し訳ございませんでした」
あんじゅ母「お宅の娘さんは普段から素行が良くないらしいですね」
にこ母「すみません…」
にこ「ママ…」
海未「にこのお母様、私にあなたたちが生きがいって言ってましたよ…」
海未「どんなに苦労しても、どんなに泣かされても…それが、母親の原動力なんですね…」
にこ「…」
海未「いいお母様ですね…」
あんじゅ母「はっきり言って、お宅の娘さんは性根が腐っているんです!」
にこ母「…確かに、私の娘は世間から見たらどうしようもない娘かもしれません」
にこ母「けど私は、理由もなく人を殴るような娘ではないと思っています…」
319: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 17:23:39.92 ID:OBzdeC8n
あんじゅ母「なんですって?」
にこ母「そのことは、母親である私が一番分かっています!」
にこ「…」
あんじゅ「あなた…開き直る気?うちの娘に怪我を負わせておきながら!?」
にこ母「怪我をさせたことは本当に申し訳なく思っています…お詫びします…」
にこ「…」スタスタ
あんじゅ母「あ、あなた?」
にこ母「にこ…」
にこ「すみませんでした!本当に申し訳ございません!」
海未「にこ…」
絵里「…」
にこ母「そのことは、母親である私が一番分かっています!」
にこ「…」
あんじゅ「あなた…開き直る気?うちの娘に怪我を負わせておきながら!?」
にこ母「怪我をさせたことは本当に申し訳なく思っています…お詫びします…」
にこ「…」スタスタ
あんじゅ母「あ、あなた?」
にこ母「にこ…」
にこ「すみませんでした!本当に申し訳ございません!」
海未「にこ…」
絵里「…」
320: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 17:32:44.12 ID:OBzdeC8n
道端
にこ「ママ…ごめん…ごめん!」
にこ母「にこ…」
にこ「私、もうママにはこれ以上無理してほしくなかったのよ…」
にこ「ママまでいなくなっちゃったら…嫌だから…」
にこ母「にこ…ありがとね。私は大丈夫だからあなたはちゃんと学校に通って卒業して」
にこ「うん…ごめん…」
にこ母「全くこの子は。さ、帰るよ!園田先生、失礼します。お友達もありがとね」
海未「はい、お気を付けてお帰りください」
絵里「にこ、また明日学校で会いましょ」
にこ「ママ…ごめん…ごめん!」
にこ母「にこ…」
にこ「私、もうママにはこれ以上無理してほしくなかったのよ…」
にこ「ママまでいなくなっちゃったら…嫌だから…」
にこ母「にこ…ありがとね。私は大丈夫だからあなたはちゃんと学校に通って卒業して」
にこ「うん…ごめん…」
にこ母「全くこの子は。さ、帰るよ!園田先生、失礼します。お友達もありがとね」
海未「はい、お気を付けてお帰りください」
絵里「にこ、また明日学校で会いましょ」
321: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 17:38:17.78 ID:OBzdeC8n
にこ母「こころたちが待ってるだろうし早く帰るよ」
にこ「うん…」
スタスタ
海未「いいものですね…母親って…」グスッ
絵里「何泣いてるのよ?」
海未「いえ、やっぱり親子っていいものですね…」
絵里「あなたが勝手に勘違いして大騒ぎしてたんでしょ?」
絵里「でも、そんなに悪くなかったわ」
海未「絵里…あなた、やっぱりいい人ですね」
絵里「あなたに言われたくないわ」
スタスタ
にこ「うん…」
スタスタ
海未「いいものですね…母親って…」グスッ
絵里「何泣いてるのよ?」
海未「いえ、やっぱり親子っていいものですね…」
絵里「あなたが勝手に勘違いして大騒ぎしてたんでしょ?」
絵里「でも、そんなに悪くなかったわ」
海未「絵里…あなた、やっぱりいい人ですね」
絵里「あなたに言われたくないわ」
スタスタ
322: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 17:45:24.55 ID:OBzdeC8n
翌日 優木家
あんじゅ「何の用ですか?」
海未「…この人ですか?」
こころ「あ、この人です!子犬をいじめたのは!」
あんじゅ「あ、あなた…!」
海未「優木さん…動物虐待は立派な犯罪ですよ?」
あんじゅ「!…」
あんじゅ「何の用ですか?」
海未「…この人ですか?」
こころ「あ、この人です!子犬をいじめたのは!」
あんじゅ「あ、あなた…!」
海未「優木さん…動物虐待は立派な犯罪ですよ?」
あんじゅ「!…」
323: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 17:53:48.07 ID:OBzdeC8n
職員室
教頭「一体どういうことなんだ…矢澤の処分をなしにしてくれというのは…」
教頭「全く、訳が分からん…」
教頭「何を考えているんだ優木さんのお宅は…」
希「海未ちゃんよかったね、にこちゃんの処分無くなって」
海未「はい。本当にどうなるかと思いましたよ」
海未「それに、にこの意外なところも知ることが出来ましたし」
希「ふーんそっか」
教頭「一体どういうことなんだ…矢澤の処分をなしにしてくれというのは…」
教頭「全く、訳が分からん…」
教頭「何を考えているんだ優木さんのお宅は…」
希「海未ちゃんよかったね、にこちゃんの処分無くなって」
海未「はい。本当にどうなるかと思いましたよ」
海未「それに、にこの意外なところも知ることが出来ましたし」
希「ふーんそっか」
324: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 18:01:32.56 ID:OBzdeC8n
学食
穂乃果「あ、にこちゃんのお弁当おいしそう!」
凛「玉子焼きほしいにゃ」
にこ「ダメ!ダメダメ!絶対にダメ!」
凛「え~いつもはくれるのに…」
にこ「今日はママが作ってくれたのよ。だからあげないわ」
ことり「にこちゃん、お母さん大好きだもんね」
にこ「ちょ、それじゃあまるで私がマザコンみたいじゃない…」
海未「元気にお食事中ですか?」
穂乃果「あ、うみみちゃんだ」
穂乃果「あ、にこちゃんのお弁当おいしそう!」
凛「玉子焼きほしいにゃ」
にこ「ダメ!ダメダメ!絶対にダメ!」
凛「え~いつもはくれるのに…」
にこ「今日はママが作ってくれたのよ。だからあげないわ」
ことり「にこちゃん、お母さん大好きだもんね」
にこ「ちょ、それじゃあまるで私がマザコンみたいじゃない…」
海未「元気にお食事中ですか?」
穂乃果「あ、うみみちゃんだ」
325: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 18:07:55.98 ID:OBzdeC8n
凛「あ、そうだうみみちゃん!にこちゃんの分も含めてもう一度奢りなおしだよ!」
海未「え?」
穂乃果「そうだそうだそうだそうだー!学食なんかで済ませようなんてそうはいかないよ!」
穂乃果「私、高級ステーキ!」
ことり「私はマカロンがいいな~」
凛「凛はラーメンがいいにゃ~」
にこ「ちょ、ちょっと何の話よ?」
海未「えっと…その話はまた後日ということで…」スタスタ
穂乃果「あ、逃げた!!」
凛「ちょっと待つにゃ!」
にこ「だから何の話よ!」
海未「え?」
穂乃果「そうだそうだそうだそうだー!学食なんかで済ませようなんてそうはいかないよ!」
穂乃果「私、高級ステーキ!」
ことり「私はマカロンがいいな~」
凛「凛はラーメンがいいにゃ~」
にこ「ちょ、ちょっと何の話よ?」
海未「えっと…その話はまた後日ということで…」スタスタ
穂乃果「あ、逃げた!!」
凛「ちょっと待つにゃ!」
にこ「だから何の話よ!」
326: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 18:13:42.83 ID:OBzdeC8n
海未「全くあの子たちは奢れ奢れって…」
絵里「…」スタスタ
海未「あ、絵里ではないですか。あの子たちに言っておいてください、奢るのは一回きりと」
絵里「自分で言いなさいようみみ」
海未「おや、あなた、今初めて私の事うみみって呼びましたね?」
絵里「よ、呼んでないわよ…」
海未「そんな照れないでください」
絵里「照れてないわよ…」スタスタ
海未「絵里は恥ずかしがり屋なんですね」
海未「さて、午後も授業がんばりますよ!」
絵里「…」スタスタ
海未「あ、絵里ではないですか。あの子たちに言っておいてください、奢るのは一回きりと」
絵里「自分で言いなさいようみみ」
海未「おや、あなた、今初めて私の事うみみって呼びましたね?」
絵里「よ、呼んでないわよ…」
海未「そんな照れないでください」
絵里「照れてないわよ…」スタスタ
海未「絵里は恥ずかしがり屋なんですね」
海未「さて、午後も授業がんばりますよ!」
365: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 13:12:46.19 ID:PQxKIPR8
職員室
南校長「皆さんおはようございます」
おはようございますー
南校長「えー、いよいよ明日は年に一度の神田女子中学の方たちが我が校を見学に来る日です」
教頭「いやー今年もやってまいりましたねー」
海未「見学?」
希「あ、そっか。海未ちゃんは知らないんやな」
希「ここ音ノ木坂学院と親交が深い神田女子中学が年に一度授業の一環で見学に来るんよ」
希「一人でも多く入学希望者を増やすために毎年やっとるんや」
海未「なるほど…」
南校長「明日から数日、私は出張に行かないとならないので教頭先生、宜しくお願いしますね」
教頭「分かりました。見学会は我々にお任せください」
368: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 13:20:02.37 ID:PQxKIPR8
教室
海未「というわけで明日は学校に中学生が来るそうです」
穂乃果「そういえばもうそんな季節かー」
凛「今年はどんなイタズラしちゃおっか?」
ことり「去年の理科の実験のやつは傑作だったよね~」
海未「イタズラって、あなたたちは何馬鹿なことを考えているのですか!?」
にこ「今年はついにあの、伝説のプランD実行しちゃう?」
凛「いいねそれー!!」
絵里「あなたたち…」
ワイワイガヤガヤ
海未「皆さん静かにしてください!」
海未「というわけで明日は学校に中学生が来るそうです」
穂乃果「そういえばもうそんな季節かー」
凛「今年はどんなイタズラしちゃおっか?」
ことり「去年の理科の実験のやつは傑作だったよね~」
海未「イタズラって、あなたたちは何馬鹿なことを考えているのですか!?」
にこ「今年はついにあの、伝説のプランD実行しちゃう?」
凛「いいねそれー!!」
絵里「あなたたち…」
ワイワイガヤガヤ
海未「皆さん静かにしてください!」
369: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 13:31:09.62 ID:PQxKIPR8
がちゃ!
教頭「おいお前たちうるさいぞ!!廊下まで響いてるぞ!」
海未「教頭先生!」
教頭「お前ら、何がイタズラだ。お前たちを放っておくと今年も余計な事をしでかす予感がして来てみたが…」
教頭「いいか、よく聞け!明日の学校見学会は我が校に一人でも多くの入学希望者を増やすために行うものだ!」
教頭「イメージダウンに繋がるものは全て排除する!!」
教頭「よってお前たちは明日学校に来るな!家でおとなしくしていろ!一歩も外に出んじゃないぞ!」
海未「教頭先生いくらなんでもそれは…」
にこ「ふざけんじゃないわよ教頭!」
ワーワー
教頭「絶対に来るんじゃないぞ!絶対にだ!ぜーったいにだ!!」
凛「そこまでいうんだったら上等だよ!明日思いっきりエンジョイしてやるにゃ!」
海未「皆さんも落ち着いて…」
教頭「園田先生。宜しくお願いしますよ!?」
海未「うっ…」
教頭「おいお前たちうるさいぞ!!廊下まで響いてるぞ!」
海未「教頭先生!」
教頭「お前ら、何がイタズラだ。お前たちを放っておくと今年も余計な事をしでかす予感がして来てみたが…」
教頭「いいか、よく聞け!明日の学校見学会は我が校に一人でも多くの入学希望者を増やすために行うものだ!」
教頭「イメージダウンに繋がるものは全て排除する!!」
教頭「よってお前たちは明日学校に来るな!家でおとなしくしていろ!一歩も外に出んじゃないぞ!」
海未「教頭先生いくらなんでもそれは…」
にこ「ふざけんじゃないわよ教頭!」
ワーワー
教頭「絶対に来るんじゃないぞ!絶対にだ!ぜーったいにだ!!」
凛「そこまでいうんだったら上等だよ!明日思いっきりエンジョイしてやるにゃ!」
海未「皆さんも落ち着いて…」
教頭「園田先生。宜しくお願いしますよ!?」
海未「うっ…」
370: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 13:37:37.95 ID:PQxKIPR8
園田家
海未「問題の多い生徒は学校に来させないなんて…ひどすぎます…」
海未「クラスの子たちも明日の休みを思い切り楽しむとか言って休む気満々でしたし…」
真姫「ひどい話ですね」
花陽「私だったら絶対に許さないよ」
祖父「問題の多いやつほど、腹割ってしっかり向き合えば、よく分かりあえるんもんだけどな」
海未「そうですね。まあ、あの子たちもあの子たちですが…」
海未「問題の多い生徒は学校に来させないなんて…ひどすぎます…」
海未「クラスの子たちも明日の休みを思い切り楽しむとか言って休む気満々でしたし…」
真姫「ひどい話ですね」
花陽「私だったら絶対に許さないよ」
祖父「問題の多いやつほど、腹割ってしっかり向き合えば、よく分かりあえるんもんだけどな」
海未「そうですね。まあ、あの子たちもあの子たちですが…」
371: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 13:44:54.23 ID:PQxKIPR8
翌日
教頭「皆さん、ようこそ音ノ木坂学園へ」
教頭「今日の見学会で我が校の魅力を実感していただき一人でも多くの入学希望者が増えることを願っております」
北村「神田女子中学の北村と申します。今日は宜しくお願い致します」
教頭「こちらこそ。では、こちらへどうぞ」
希「皆さんーこちらへお歩きくださーい」
ワイワイガヤガヤ
海未「はあ…あの子たちは今頃何をしているのでしょう…」
教頭「皆さん、ようこそ音ノ木坂学園へ」
教頭「今日の見学会で我が校の魅力を実感していただき一人でも多くの入学希望者が増えることを願っております」
北村「神田女子中学の北村と申します。今日は宜しくお願い致します」
教頭「こちらこそ。では、こちらへどうぞ」
希「皆さんーこちらへお歩きくださーい」
ワイワイガヤガヤ
海未「はあ…あの子たちは今頃何をしているのでしょう…」
372: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 13:51:50.50 ID:PQxKIPR8
学食
教頭「ここは学生食堂です。我が校の食堂は常に清潔に保っておりメニューも豊富で学生たちからも評判がいいんですよ」
北村「ほう…」
女子中学生たち「きれいだねー」ガヤガヤ
希「あかん、食堂来たらお腹減ってきたな…」
海未「あと5分でお昼休憩の時間ですのでもう少しですよ」
教頭「さて、せっかくなので今日は皆さんには食堂でお昼ご飯を…」
かっらーーーーーいい!!
教頭「…なんだ?」
教頭「ここは学生食堂です。我が校の食堂は常に清潔に保っておりメニューも豊富で学生たちからも評判がいいんですよ」
北村「ほう…」
女子中学生たち「きれいだねー」ガヤガヤ
希「あかん、食堂来たらお腹減ってきたな…」
海未「あと5分でお昼休憩の時間ですのでもう少しですよ」
教頭「さて、せっかくなので今日は皆さんには食堂でお昼ご飯を…」
かっらーーーーーいい!!
教頭「…なんだ?」
373: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 13:59:44.48 ID:PQxKIPR8
凛「やばいよこれすっごく辛いよ…」
ことり「私のはそこまで辛くないよ」
穂乃果「盛り付けのおばちゃんたちの気まぐれで辛さが変わる地獄味噌ラーメン」
にこ「私は怖くて食べれないわ」
絵里「早く食べなさい。教頭とかに見つかったら厄介でしょ?」
凛「でもー…」
教頭「お前ら…なんでここにいるんだー!!」
北村「…」
女子中学生たち「…」
穂乃果「げ!噂をすれば見つかっちゃったよ…」
海未「あなたたち、どうしてここに?」
にこ「あら、うみみもいたの?」
絵里「凛がどうしても今日から追加される新メニューの地獄味噌ラーメンが食べたいって言うから来たのよ」
海未「そうだったのですか…」
ことり「私のはそこまで辛くないよ」
穂乃果「盛り付けのおばちゃんたちの気まぐれで辛さが変わる地獄味噌ラーメン」
にこ「私は怖くて食べれないわ」
絵里「早く食べなさい。教頭とかに見つかったら厄介でしょ?」
凛「でもー…」
教頭「お前ら…なんでここにいるんだー!!」
北村「…」
女子中学生たち「…」
穂乃果「げ!噂をすれば見つかっちゃったよ…」
海未「あなたたち、どうしてここに?」
にこ「あら、うみみもいたの?」
絵里「凛がどうしても今日から追加される新メニューの地獄味噌ラーメンが食べたいって言うから来たのよ」
海未「そうだったのですか…」
374: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 14:07:35.64 ID:PQxKIPR8
教頭「そうだったのですか…じゃないですよ園田先生!何納得しているんですか!」
海未「いや…その…」
教頭「早くこいつらをなんとかしてください!」
北村「…おい、お前、南ことりか?」
ことり「え?」
北村「やっぱりお前じゃないか」
ことり「北村…」
海未「ことり、お知り合いなのですか?」
ことり「中学の頃の先公だよ…ふーん…神田女子中学に移動してたんだ…」
教頭「こら!なんていう口の聞き方をしているんだ!」
北村「教頭先生も大変ですな」
北村「こんな南みたいな箸にも棒にもかからんようなやつらを相手にするのは」
教頭「おわかりでございますかー…」
海未「いや…その…」
教頭「早くこいつらをなんとかしてください!」
北村「…おい、お前、南ことりか?」
ことり「え?」
北村「やっぱりお前じゃないか」
ことり「北村…」
海未「ことり、お知り合いなのですか?」
ことり「中学の頃の先公だよ…ふーん…神田女子中学に移動してたんだ…」
教頭「こら!なんていう口の聞き方をしているんだ!」
北村「教頭先生も大変ですな」
北村「こんな南みたいな箸にも棒にもかからんようなやつらを相手にするのは」
教頭「おわかりでございますかー…」
375: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 14:13:35.32 ID:PQxKIPR8
北村「私もですね、こいつが中学の時は本当に手を焼きましたよ」
ことり「…」
北村「なんだ、その目は?大体お前らみたいなやつらは…」
ことり「説教なんかしてんじゃねえよ!」
にこ「っていうかあんたさ、私たちの先公じゃないでしょ?」
絵里「…」
海未「あなたたち!」
北村「あなたが南たちの担任ですか?」
海未「園田海未と申します…」
北村「あなたのような若い女性に指導力を期待するのは…ま、無理でしょうな」
海未「なっ…!」
ことり「…」
北村「なんだ、その目は?大体お前らみたいなやつらは…」
ことり「説教なんかしてんじゃねえよ!」
にこ「っていうかあんたさ、私たちの先公じゃないでしょ?」
絵里「…」
海未「あなたたち!」
北村「あなたが南たちの担任ですか?」
海未「園田海未と申します…」
北村「あなたのような若い女性に指導力を期待するのは…ま、無理でしょうな」
海未「なっ…!」
376: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 14:22:36.08 ID:PQxKIPR8
教頭「まあご安心ください!こいつらは今年で卒業ですから!」
北村「まあね、こういうのもなんですが…」
北村「こちらの学校はあくまでも、滑り止めの候補として考えております」
教頭「ありゃ…」
北村「まあね、特にこの、国木田花丸という生徒は大変優秀でね」
花丸「…」
北村「第一希望高は…UTX学院ですよ」
希「UTX!?名門中の名門の超お嬢様学校やん!」
北村「では、私たちもうここで帰らせてもらいます」
教頭「え、えっとお昼は…」
北村「結構です。さ、帰るぞ」スタスタ
女子中学生たち「ありがとうございました」ぞろぞろ
北村「まあね、こういうのもなんですが…」
北村「こちらの学校はあくまでも、滑り止めの候補として考えております」
教頭「ありゃ…」
北村「まあね、特にこの、国木田花丸という生徒は大変優秀でね」
花丸「…」
北村「第一希望高は…UTX学院ですよ」
希「UTX!?名門中の名門の超お嬢様学校やん!」
北村「では、私たちもうここで帰らせてもらいます」
教頭「え、えっとお昼は…」
北村「結構です。さ、帰るぞ」スタスタ
女子中学生たち「ありがとうございました」ぞろぞろ
378: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 14:34:32.21 ID:PQxKIPR8
教頭「あーこれでもう見学も失敗だー…」
教頭「もうだめだ…おしまいだぁ…南校長になんて言えば…」
ことり「あいつ…」
海未「…」
放課後
真姫「なるほど、それで学校見学会は失敗に終わったと…」
海未「はい。きっと教頭先生は罰が当たったんです。私のクラスの生徒にあんなことするから…」
花陽「海未ちゃんどうぞ」
海未「ありがとうございます。もぐもぐ…花陽の作ったおにぎりはやっぱりおいしいですね」
花陽「えへへ、ありがとう」
海未「にしても驚きましたよ。真姫と花陽が屋台のおにぎり屋をやっていただなんて」
真姫「最近始めたんですよ。花陽がどうしても言うので…」
花陽「ごめんね真姫ちゃん付き合ってもらっちゃって…」
真姫「べ、別に…」
海未「お二人は本当に仲良しですね」
教頭「もうだめだ…おしまいだぁ…南校長になんて言えば…」
ことり「あいつ…」
海未「…」
放課後
真姫「なるほど、それで学校見学会は失敗に終わったと…」
海未「はい。きっと教頭先生は罰が当たったんです。私のクラスの生徒にあんなことするから…」
花陽「海未ちゃんどうぞ」
海未「ありがとうございます。もぐもぐ…花陽の作ったおにぎりはやっぱりおいしいですね」
花陽「えへへ、ありがとう」
海未「にしても驚きましたよ。真姫と花陽が屋台のおにぎり屋をやっていただなんて」
真姫「最近始めたんですよ。花陽がどうしても言うので…」
花陽「ごめんね真姫ちゃん付き合ってもらっちゃって…」
真姫「べ、別に…」
海未「お二人は本当に仲良しですね」
379: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 14:44:53.73 ID:PQxKIPR8
海未「にしても、まさか初対面の方に『指導なんて無理だ』なんていわるとは…」
真姫「そういうことでしたら…私が少し締めてきます!」
海未「締めなくていいですよ、真姫」
真姫「はい」
花陽「ならせめて…焼きいれてやる!」
海未「花陽?」
花陽「…ごめん…」しょぼん
真姫「そういうことでしたら…私が少し締めてきます!」
海未「締めなくていいですよ、真姫」
真姫「はい」
花陽「ならせめて…焼きいれてやる!」
海未「花陽?」
花陽「…ごめん…」しょぼん
380: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 14:56:34.89 ID:PQxKIPR8
本屋
ことり「あ、あった!ずっとこの漫画の続き気になってたんだよね」
花丸「…」きょろきょろ
ことり「あれ?あの子…今日学校見学会に来てた…何であんなに周りを気にしてるんだろう…」
花丸「…」きょろきょろ
ことり「…あの子、もしかして…」
花丸「…」そー
がしっ!
花丸「!」
ことり「ダメだよ。何してるの?」
花丸「…」
ことり「…とりあえず出よっか」
ことり「あ、あった!ずっとこの漫画の続き気になってたんだよね」
花丸「…」きょろきょろ
ことり「あれ?あの子…今日学校見学会に来てた…何であんなに周りを気にしてるんだろう…」
花丸「…」きょろきょろ
ことり「…あの子、もしかして…」
花丸「…」そー
がしっ!
花丸「!」
ことり「ダメだよ。何してるの?」
花丸「…」
ことり「…とりあえず出よっか」
381: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 15:05:55.06 ID:PQxKIPR8
ことり「お金がないってわけじゃないよね?」
花丸「…自分でもよくわからなくて…」
ことり「優等生っていうのも、なんか大変みたいだね…」
花丸「…」
ことり「もう二度と万引きなんてやろうなんて思っちゃだめだよ?じゃあね、気を付けて帰ってね」
花丸「まだ…帰れないずら…」
ことり(ずら?)
ことり「なんで?」
花丸「塾…さぼっちゃったから…です…」
花丸「…自分でもよくわからなくて…」
ことり「優等生っていうのも、なんか大変みたいだね…」
花丸「…」
ことり「もう二度と万引きなんてやろうなんて思っちゃだめだよ?じゃあね、気を付けて帰ってね」
花丸「まだ…帰れないずら…」
ことり(ずら?)
ことり「なんで?」
花丸「塾…さぼっちゃったから…です…」
382: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 15:12:02.04 ID:PQxKIPR8
ことり「じゃあ…ファミレスとか入って時間をつぶしたりするのは?」
花丸「入ったことないずら…」
ことり「え?友達とかと入ってドリンクバーだけ頼んで話したりとか…私はよくするけど…」
花丸「毎日塾があるので…」
ことり「そ、そうなんだ…」
花丸「それじゃあ…」スタスタ
ことり「…」
花丸「…」とぼとぼ
酔っ払い1「あははwwww」
ドンっ!
花丸「きゃっ!」ドサッ
ことり「あっ…」
花丸「入ったことないずら…」
ことり「え?友達とかと入ってドリンクバーだけ頼んで話したりとか…私はよくするけど…」
花丸「毎日塾があるので…」
ことり「そ、そうなんだ…」
花丸「それじゃあ…」スタスタ
ことり「…」
花丸「…」とぼとぼ
酔っ払い1「あははwwww」
ドンっ!
花丸「きゃっ!」ドサッ
ことり「あっ…」
383: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 15:17:53.90 ID:PQxKIPR8
花丸「ほ、本が…」
酔っ払い2「おい嬢ちゃんどこ見てんだよ」
花丸「…ごめんなさい…」
酔っ払い1「ったく…」
花丸(本…拾わないと…)
ことり「はい。大事な本なんでしょ?」
花丸「あ…」
ことり「塾終わるまで時間まで一緒に時間つぶそう?」
花丸「い、いいんですか?」
ことり「うん。どこか行ってみたいところある?」
花丸「えっと…」
酔っ払い2「おい嬢ちゃんどこ見てんだよ」
花丸「…ごめんなさい…」
酔っ払い1「ったく…」
花丸(本…拾わないと…)
ことり「はい。大事な本なんでしょ?」
花丸「あ…」
ことり「塾終わるまで時間まで一緒に時間つぶそう?」
花丸「い、いいんですか?」
ことり「うん。どこか行ってみたいところある?」
花丸「えっと…」
384: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 15:23:21.41 ID:PQxKIPR8
服屋
花丸「か、可愛い服がたくさんあるずら…!」
ことり「服とかどういうの買うの?」
花丸「服は…いつもお母さんが買ってくるやつを着てるずら…」
ことり「え?自分で買いに行ったりとかは…」
花丸「ないです…」
ことり「そ、そっか…あ!この服可愛い!これなんて似合いそうだよ!」
花丸「え、こんな可愛い服…おらには似合わないずら…」
ことり「そんなことないよほらぁ~」
花丸「///」
ことり(どことなく表情が和らいできてるような気がする…)
花丸「か、可愛い服がたくさんあるずら…!」
ことり「服とかどういうの買うの?」
花丸「服は…いつもお母さんが買ってくるやつを着てるずら…」
ことり「え?自分で買いに行ったりとかは…」
花丸「ないです…」
ことり「そ、そっか…あ!この服可愛い!これなんて似合いそうだよ!」
花丸「え、こんな可愛い服…おらには似合わないずら…」
ことり「そんなことないよほらぁ~」
花丸「///」
ことり(どことなく表情が和らいできてるような気がする…)
385: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 15:26:31.15 ID:PQxKIPR8
ゲームセンター
ことり「もしかしてゲームセンターも初めて?」
花丸「はい。一度入ってみたかったんです」
ことり「そっかそっか。何かやってみたいのとかある?」
花丸「おら…ずっとUFOキャッチャーってやつやってみたかったずら…」
ことり「いいね~UFOキャッチャー。やろっか!」
花丸「うん」
ことり「もしかしてゲームセンターも初めて?」
花丸「はい。一度入ってみたかったんです」
ことり「そっかそっか。何かやってみたいのとかある?」
花丸「おら…ずっとUFOキャッチャーってやつやってみたかったずら…」
ことり「いいね~UFOキャッチャー。やろっか!」
花丸「うん」
386: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 15:32:58.63 ID:PQxKIPR8
穂乃果「あーまた負けた~絵里ちゃん強すぎだよ~」
絵里「ふふ、もっと強くなりなさい。…あら、あそこでUFOキャッチャーやってるの…ことりじゃない?」
穂乃果「あ、ホントだ。それに今日学校見学に来てた子も一緒にいるね」
絵里「何やってるのかしら?」
ことり「あ、そこもうちょっと右!はいストップ!」
花丸「…」
ウィーン…ポトッ
ことり「やったぁ!景品ゲットしたね!」
花丸「お、おもしろいずら…!」
ことり「初めてなのにとれちゃうなんてすごいね!」
花丸「えへへ…///」
絵里「ふふ、もっと強くなりなさい。…あら、あそこでUFOキャッチャーやってるの…ことりじゃない?」
穂乃果「あ、ホントだ。それに今日学校見学に来てた子も一緒にいるね」
絵里「何やってるのかしら?」
ことり「あ、そこもうちょっと右!はいストップ!」
花丸「…」
ウィーン…ポトッ
ことり「やったぁ!景品ゲットしたね!」
花丸「お、おもしろいずら…!」
ことり「初めてなのにとれちゃうなんてすごいね!」
花丸「えへへ…///」
387: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 15:36:34.15 ID:PQxKIPR8
ことり「やっと笑ってくれたね」
花丸「え?」
ことり「今日、学校で会った時からずっと表情暗かったから」
ことり「笑ってる顔、すっごくかわいいよ!」
花丸「///…」
ことり「ちょっとここで待っててね!飲み物買ってくるから!」
花丸「は、はい」
花丸「え?」
ことり「今日、学校で会った時からずっと表情暗かったから」
ことり「笑ってる顔、すっごくかわいいよ!」
花丸「///…」
ことり「ちょっとここで待っててね!飲み物買ってくるから!」
花丸「は、はい」
388: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 15:43:08.83 ID:PQxKIPR8
ことり「ふんふんふ~ん♪笑った時のあの子、すっごく可愛かったな~」
北村「あ、いた!おい国木田!!」
ことり「北村?」
北村「おい!こんなところで何やってるんだよ!!塾にも行ってないってお母さんから電話あって。ずっと探してたんだぞ!」
花丸「あ、あの先生…」
北村「お前は…もう受験生なんだぞ!?今がどんなに大切な時期かわかってるんじゃないのか!?」
花丸「…はい…けど…」
北村「こうやってさぼっているうちに他の奴らにどんどん追いぬかれていくんだぞ!」
ことり「頭ごなしに怒鳴ってんじゃねえよ!」
北村「み、南!」
北村「あ、いた!おい国木田!!」
ことり「北村?」
北村「おい!こんなところで何やってるんだよ!!塾にも行ってないってお母さんから電話あって。ずっと探してたんだぞ!」
花丸「あ、あの先生…」
北村「お前は…もう受験生なんだぞ!?今がどんなに大切な時期かわかってるんじゃないのか!?」
花丸「…はい…けど…」
北村「こうやってさぼっているうちに他の奴らにどんどん追いぬかれていくんだぞ!」
ことり「頭ごなしに怒鳴ってんじゃねえよ!」
北村「み、南!」
389: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 15:52:03.07 ID:PQxKIPR8
ことり「少しはこの子の話聞いてあげたらどうなの?」
北村「は?…まさか、お前が唆したのか!?」
ことり「え?」
花丸「あ、あの…」
北村「この子は、お前とは違うんだよ!!お前の将来なんてたかが知れてるけどな…」
北村「この子は優秀で周りからも期待されててどんな可能性も持ってるんだよ!お前はそれをつぶす気か!」
ことり「…」
北村「お前もな、こんな奴に関わってなにかトラブルにでも巻き込まれたらどうするんだ!?」
花丸「…」
北村「どうなんだ!おいどうなんだよ!!」
ことり「この子を責めるな!責めるんだったら私を責めてよ。私が連れまわしたんだから…」
花丸「!…」
北村「貴様…」
ことり「…」
北村「は?…まさか、お前が唆したのか!?」
ことり「え?」
花丸「あ、あの…」
北村「この子は、お前とは違うんだよ!!お前の将来なんてたかが知れてるけどな…」
北村「この子は優秀で周りからも期待されててどんな可能性も持ってるんだよ!お前はそれをつぶす気か!」
ことり「…」
北村「お前もな、こんな奴に関わってなにかトラブルにでも巻き込まれたらどうするんだ!?」
花丸「…」
北村「どうなんだ!おいどうなんだよ!!」
ことり「この子を責めるな!責めるんだったら私を責めてよ。私が連れまわしたんだから…」
花丸「!…」
北村「貴様…」
ことり「…」
391: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 16:03:47.89 ID:PQxKIPR8
学校 職員室
海未「ことり!」
ことり「…」
海未「一体、何があったのですか?」
北村「南がな、うちの生徒をこんな時間まで強引に連れまわしたんだ!しかもゲームセンターですよゲームセンター!」
北村「まあ私も心配のあまり国木田を怒鳴ってしまいましたが…よくよく考えたらこの子は塾をさぼってそんなところで遊ぶような子じゃない!」
北村「南に逆らえなかったんですよ南に!!そうだよな国木田?」
花丸「…」
北村「ちゃんと答えろ!」
花丸「…」チラ
ことり「…」コクリ
花丸「…はい…」
海未「ことり!」
ことり「…」
海未「一体、何があったのですか?」
北村「南がな、うちの生徒をこんな時間まで強引に連れまわしたんだ!しかもゲームセンターですよゲームセンター!」
北村「まあ私も心配のあまり国木田を怒鳴ってしまいましたが…よくよく考えたらこの子は塾をさぼってそんなところで遊ぶような子じゃない!」
北村「南に逆らえなかったんですよ南に!!そうだよな国木田?」
花丸「…」
北村「ちゃんと答えろ!」
花丸「…」チラ
ことり「…」コクリ
花丸「…はい…」
392: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 16:10:29.58 ID:PQxKIPR8
海未「!?」
北村「ふふん、やっぱりな…」
教頭「誠に申し訳ございません…」
海未「ことり…今の話、本当なのですか?」
ことり「うん…そうだよ…」
北村「南、二度とこの子に近づくんじゃないぞ!!いいな!?」
ことり「…分かってるよ…」
北村「教頭先生、厳正な処分を頼みますよ?」
教頭「分かっております…」
北村「あなたも担任なら、もうちょっとしっかり指導したらどうなんだ!?」
海未「…」
北村「ふふん、やっぱりな…」
教頭「誠に申し訳ございません…」
海未「ことり…今の話、本当なのですか?」
ことり「うん…そうだよ…」
北村「南、二度とこの子に近づくんじゃないぞ!!いいな!?」
ことり「…分かってるよ…」
北村「教頭先生、厳正な処分を頼みますよ?」
教頭「分かっております…」
北村「あなたも担任なら、もうちょっとしっかり指導したらどうなんだ!?」
海未「…」
393: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 16:14:54.59 ID:PQxKIPR8
北村「帰るぞ国木田」
花丸「…はい…」
スタスタ
教頭「処分に関しては、南校長がお帰りになってから検討するが、退学も覚悟しておくんだな」
海未「退学!?待ってください教頭先生!」
教頭「処分が決まるまでは自宅謹慎だ。分かったな?」
ことり「…勝手にしてよ…」スタスタ
海未「ことり、待ってください!」
花丸「…はい…」
スタスタ
教頭「処分に関しては、南校長がお帰りになってから検討するが、退学も覚悟しておくんだな」
海未「退学!?待ってください教頭先生!」
教頭「処分が決まるまでは自宅謹慎だ。分かったな?」
ことり「…勝手にしてよ…」スタスタ
海未「ことり、待ってください!」
394: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 16:22:13.93 ID:PQxKIPR8
海未「何か理由があったのですよね?」
海未「あなたは、嫌がる子を強引に連れまわすような人じゃないですよね?
ことり「私はそういう人だよ」
海未「ことり、何があったのですか?ちゃんと話してください!」
ことり「先公に話すことなんて何もないよ!」
海未「退学になるかもしれないのですよ?いいのですかそれでも?」
ことり「別に構わないよ…じゃあ…」スタスタ
海未「ことり…」
海未「あなたは、嫌がる子を強引に連れまわすような人じゃないですよね?
ことり「私はそういう人だよ」
海未「ことり、何があったのですか?ちゃんと話してください!」
ことり「先公に話すことなんて何もないよ!」
海未「退学になるかもしれないのですよ?いいのですかそれでも?」
ことり「別に構わないよ…じゃあ…」スタスタ
海未「ことり…」
395: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 16:41:36.78 ID:PQxKIPR8
園田家
海未「ことりは、あんなことするような人ではありません…」
海未「私はそう信じています…けど、あの子の心を開かせられなきゃ意味ないですよね…」
海未「やっと最近、クラスの子たちと打ち解けてきてると思っていたのですが…」
祖父「海未、人というのはな、笑っているから楽しいとは限らん」
祖父「涙を流しているから悲しいとは限らん」
祖父「相手のことをよく見てみろ。他の人が見落としてるようなことをしっかり見てみるんだ」
祖父「そうすれば、お前の気持ちはちゃんと相手に伝わる」
海未「おじいさま…」
祖父「お前ならちゃんとできるはずだ海未」
海未「…ありがとうございます。明日ことりと会ってもう一回よく話してみます」
海未「ことりは、あんなことするような人ではありません…」
海未「私はそう信じています…けど、あの子の心を開かせられなきゃ意味ないですよね…」
海未「やっと最近、クラスの子たちと打ち解けてきてると思っていたのですが…」
祖父「海未、人というのはな、笑っているから楽しいとは限らん」
祖父「涙を流しているから悲しいとは限らん」
祖父「相手のことをよく見てみろ。他の人が見落としてるようなことをしっかり見てみるんだ」
祖父「そうすれば、お前の気持ちはちゃんと相手に伝わる」
海未「おじいさま…」
祖父「お前ならちゃんとできるはずだ海未」
海未「…ありがとうございます。明日ことりと会ってもう一回よく話してみます」
396: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 16:46:20.25 ID:PQxKIPR8
翌日 教室
凛「ことりちゃんが自宅謹慎?」
海未「正式な処分が決まるのは校長先生が帰ってきてからだそうです」
穂乃果「処分?」
にこ「まさか…退学とかじゃないわよね?中学生の女の子と遊んでただけでしょ?」
モブ「そうだよ(便乗)」
そうだよそうだよー
絵里「…」
穂乃果「…」
凛「ことりちゃんが自宅謹慎?」
海未「正式な処分が決まるのは校長先生が帰ってきてからだそうです」
穂乃果「処分?」
にこ「まさか…退学とかじゃないわよね?中学生の女の子と遊んでただけでしょ?」
モブ「そうだよ(便乗)」
そうだよそうだよー
絵里「…」
穂乃果「…」
397: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 16:53:01.44 ID:PQxKIPR8
昼休み
絵里「うみみ、ちょっといいかしら?」
海未「絵里、穂乃果。どうしたのですか?」
絵里「実は昨日、私と穂乃果、ことりのことゲームセンターで見かけたのよ」
海未「え?」
穂乃果「あの子、すっごい楽しそうに笑ってたよ…」
穂乃果「ことりちゃんがおどしたなんて絶対にありえないよ!」
海未「そうだったのですか…ありがとうございます2人とも」
絵里「うみみ、ちょっといいかしら?」
海未「絵里、穂乃果。どうしたのですか?」
絵里「実は昨日、私と穂乃果、ことりのことゲームセンターで見かけたのよ」
海未「え?」
穂乃果「あの子、すっごい楽しそうに笑ってたよ…」
穂乃果「ことりちゃんがおどしたなんて絶対にありえないよ!」
海未「そうだったのですか…ありがとうございます2人とも」
408: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 17:47:20.83 ID:uho8zTAc
放課後 公園
ことり「…」
海未「自宅謹慎中なのにこんな所で何をしているのですか?」
ことり「!」
海未「ことりの家に言ったら留守だったので。駄目ではないですか、ちゃんと家にいなくては」
ことり「…うるさいな…」
海未「ことり、一体あなたは何を隠しているのですか?」
ことり「何も隠してないよ!北村に…中学の頃の仕返しをしようとしただけだよ…」
ことり「あの人、中学の頃はずっと私を目の敵にして…いつも頭ごなしに叱ってきて…」
ことり「私の話なんて聞こうともしない…今も昔と同じだよ。何も変わってないよ」
海未「…」
409: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 17:54:20.54 ID:uho8zTAc
ことり「昨日だって、あの子の話を聞こうともせず怒鳴りつけて…」
ことり「なんか私さ、あの子の気持ちが分かったような気がして…」
海未「…ことり、あなたはもしかしてあの子のことを庇っているのでは?」
ことり「そ、そんなんじゃ…」
海未「退学になってもいいのですか?」
ことり「どうせ私は!あの子と違って落ちこぼれだし…将来の夢も希望もないし…」
ことり「停学になろうが退学になろうが別に構わないよ…」
ことり「なんか私さ、あの子の気持ちが分かったような気がして…」
海未「…ことり、あなたはもしかしてあの子のことを庇っているのでは?」
ことり「そ、そんなんじゃ…」
海未「退学になってもいいのですか?」
ことり「どうせ私は!あの子と違って落ちこぼれだし…将来の夢も希望もないし…」
ことり「停学になろうが退学になろうが別に構わないよ…」
410: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 18:03:47.69 ID:uho8zTAc
海未「…あの子には将来があってあなたにはないからどうなったっていいということですか?」
ことり「そうだよ。悪い?」
海未「悪いに決まってるじゃないですか!そんなのは、自分の人生を見つけようとしないただの言い訳です!」
ことり「…」
海未「今は夢も希望もないからって、これから先も同じだって決めつけないでください!」
海未「あの子に将来があるように、あなたにもあるんですよ!」
ことり「そんなのたかが知れてるよ…」
海未「たかがじゃないです!」
ことり「あの子と比べたらたかがだよ!」
海未「なぜあなたはそうやって人と比べるのですか!?」
ことり「…」
ことり「そうだよ。悪い?」
海未「悪いに決まってるじゃないですか!そんなのは、自分の人生を見つけようとしないただの言い訳です!」
ことり「…」
海未「今は夢も希望もないからって、これから先も同じだって決めつけないでください!」
海未「あの子に将来があるように、あなたにもあるんですよ!」
ことり「そんなのたかが知れてるよ…」
海未「たかがじゃないです!」
ことり「あの子と比べたらたかがだよ!」
海未「なぜあなたはそうやって人と比べるのですか!?」
ことり「…」
411: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 18:10:21.11 ID:uho8zTAc
海未「ことりの将来もあの子の将来も同じだけの価値があるんです」
海未「同じだけの可能性があります!」
ことり「そんなの…ただのきれいごとだよ…」
スタスタ
海未「ことり、絶対に退学なんかにさせませんからね…」
国木田花丸家
海未「ここですか…」
がちゃ
北村「じゃあな国木田。勉強頑張るんだぞ」
花丸「はい…あっ…」
北村「ん?…あ、あんたは!」
海未「どうも…」
北村「一体何の用なんですか!こんなところまで来て…」
海未「同じだけの可能性があります!」
ことり「そんなの…ただのきれいごとだよ…」
スタスタ
海未「ことり、絶対に退学なんかにさせませんからね…」
国木田花丸家
海未「ここですか…」
がちゃ
北村「じゃあな国木田。勉強頑張るんだぞ」
花丸「はい…あっ…」
北村「ん?…あ、あんたは!」
海未「どうも…」
北村「一体何の用なんですか!こんなところまで来て…」
412: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 18:17:36.82 ID:uho8zTAc
海未「国木田さんに、お詫びとお願いがあって来ました」
北村「お願い?」
海未「実は、南ことりさんが退学になるかもしれないのです」
北村「そんなの当然だろ」
海未「あの子がそれだけの事をしたのであれば仕方ありません」
海未「けど私はそうとは思えないのです。南さんは、彼女を庇っているのではないかと…」
北村「庇う?南はそんなこと出来るようなやつじゃないですよ」
海未「なぜそうやって決めつけるのですか?」
北村「私はあいつをずっと中学の時見てきたんだ」
海未「ですが私が見ている今の南さんは、あなたが知っている南さんとは違います!」
北村「話にならん…今日はもうお引き取りください」
北村「お願い?」
海未「実は、南ことりさんが退学になるかもしれないのです」
北村「そんなの当然だろ」
海未「あの子がそれだけの事をしたのであれば仕方ありません」
海未「けど私はそうとは思えないのです。南さんは、彼女を庇っているのではないかと…」
北村「庇う?南はそんなこと出来るようなやつじゃないですよ」
海未「なぜそうやって決めつけるのですか?」
北村「私はあいつをずっと中学の時見てきたんだ」
海未「ですが私が見ている今の南さんは、あなたが知っている南さんとは違います!」
北村「話にならん…今日はもうお引き取りください」
413: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 18:23:47.16 ID:uho8zTAc
海未「そういうわけにはいきません。私は彼女とお話がしたいのです!」
海未「国木田さん!ことりは、嫌がるような子を強引に連れまわす人ではないですよね!?」
北村「こ、こら!近所迷惑に…」
海未「そうですよね国木田さん!?お願いします!あなたの口からちゃんと聞かせてください!」
花丸「…」
海未「お願いします!国木田さん!」
北村「いい加減にしろ!!一体なんなんだあなたは!?」
海未「…」
海未「国木田さん!ことりは、嫌がるような子を強引に連れまわす人ではないですよね!?」
北村「こ、こら!近所迷惑に…」
海未「そうですよね国木田さん!?お願いします!あなたの口からちゃんと聞かせてください!」
花丸「…」
海未「お願いします!国木田さん!」
北村「いい加減にしろ!!一体なんなんだあなたは!?」
海未「…」
414: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 18:31:22.70 ID:uho8zTAc
河川敷
ことり「…」
絵里「こんなところで何してるのことり?」
ことり「絵里ちゃん…皆…」
穂乃果「うみみちゃん、凄い心配してたよ?」
にこ「うみみだけじゃないわ。私たちも皆、同じ気持ちよ…」
ことり「余計なお世話だよ…どうせもうすぐ退学だし…」
凛「やけになっちゃだめだよことりちゃん。まだ決まってないんだからさ…」
ことり「…どうせ私なんて…」スタスタ
穂乃果「ことりちゃん…」
絵里「…」
ことり「…」
絵里「こんなところで何してるのことり?」
ことり「絵里ちゃん…皆…」
穂乃果「うみみちゃん、凄い心配してたよ?」
にこ「うみみだけじゃないわ。私たちも皆、同じ気持ちよ…」
ことり「余計なお世話だよ…どうせもうすぐ退学だし…」
凛「やけになっちゃだめだよことりちゃん。まだ決まってないんだからさ…」
ことり「…どうせ私なんて…」スタスタ
穂乃果「ことりちゃん…」
絵里「…」
415: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 18:34:30.57 ID:uho8zTAc
翌日 国木田花丸家
海未「…」
がちゃ
花丸「…あっ…」
海未「お、おはようございます!あの少しでいいのでお話を…」
花丸「…」スタスタ
海未「…」
海未「…」
がちゃ
花丸「…あっ…」
海未「お、おはようございます!あの少しでいいのでお話を…」
花丸「…」スタスタ
海未「…」
416: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 18:40:38.47 ID:uho8zTAc
放課後
凛「明日だよね…ことりちゃんの処分決まるの…」
にこ「なんとかならないのかしら…」
絵里「…」
穂乃果「あれ、あそこにいるのってうみみちゃん?」
凛「ホントだ。それと一緒にいる子って…」
海未「国木田さん!お願いします!ことりを助けたいのです!」
海未「話を聞かせてください!このままではことりが…」
花丸「ごめんなさい…」スタスタ
海未「国木田さん…」
穂乃果「うみみちゃん…」
絵里「…」
凛「明日だよね…ことりちゃんの処分決まるの…」
にこ「なんとかならないのかしら…」
絵里「…」
穂乃果「あれ、あそこにいるのってうみみちゃん?」
凛「ホントだ。それと一緒にいる子って…」
海未「国木田さん!お願いします!ことりを助けたいのです!」
海未「話を聞かせてください!このままではことりが…」
花丸「ごめんなさい…」スタスタ
海未「国木田さん…」
穂乃果「うみみちゃん…」
絵里「…」
417: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 18:45:01.15 ID:uho8zTAc
翌日
ことり(今日で退学になっちゃうのか…)
絵里「おはようことり」
穂乃果「おはようことりちゃん」
ことり「皆…どうしたの?」
凛「ことりちゃんに見せたいものがあるんだ」
にこ「ちょっといいかしら?」
ことり「…」
ことり(今日で退学になっちゃうのか…)
絵里「おはようことり」
穂乃果「おはようことりちゃん」
ことり「皆…どうしたの?」
凛「ことりちゃんに見せたいものがあるんだ」
にこ「ちょっといいかしら?」
ことり「…」
418: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 18:52:12.07 ID:uho8zTAc
国木田花丸家
絵里「ことり、あれ…」
ことり「…え…?」
海未「お願いします!娘さんとお話をさせてください!」
ことり「…」
凛「朝からよくやるよね」
にこ「ホント…変な先公よね…」
穂乃果「ちょっと変わってるところもあるけど…」
絵里「けど…悪くないじゃない」
花丸母「もういい加減にしてください…」スタスタ
海未「…」
ことり「…」
絵里「ことり、あれ…」
ことり「…え…?」
海未「お願いします!娘さんとお話をさせてください!」
ことり「…」
凛「朝からよくやるよね」
にこ「ホント…変な先公よね…」
穂乃果「ちょっと変わってるところもあるけど…」
絵里「けど…悪くないじゃない」
花丸母「もういい加減にしてください…」スタスタ
海未「…」
ことり「…」
419: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 19:02:23.92 ID:uho8zTAc
音ノ木坂学院 会議室
教頭「では、早速ですが、3年D組南ことりの処分について検討したいと思います」
ことり「…」
海未「…」
教頭「そして、今回は被害者でもある神田女子中学の北村先生にもおいでいただきました」
南校長「校長の南です。宜しくお願い致します」
北村「よろしくお願いします」
教頭「では、始めていきます」
北村「まずですね、世の中にはルールというものがある。そのルールを破れば痛い目にあうというのを彼女に教えるべきです」
希「それは南ことりさんを退学にしてほしいということですか?」
男性教員「それはいくらなんでも厳しいような…」
教頭「では、早速ですが、3年D組南ことりの処分について検討したいと思います」
ことり「…」
海未「…」
教頭「そして、今回は被害者でもある神田女子中学の北村先生にもおいでいただきました」
南校長「校長の南です。宜しくお願い致します」
北村「よろしくお願いします」
教頭「では、始めていきます」
北村「まずですね、世の中にはルールというものがある。そのルールを破れば痛い目にあうというのを彼女に教えるべきです」
希「それは南ことりさんを退学にしてほしいということですか?」
男性教員「それはいくらなんでも厳しいような…」
420: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 19:09:10.63 ID:uho8zTAc
女性教員「自宅謹慎だけでは甘すぎると思うので停学というのは?」
教頭「まあまずは校長の意見をお伺いするべきだ。校長、お願いします」
南校長「…南ことりさん、あなたから何か言いたいことはありますか?」
ことり「…」
教頭「おい!校長がお前の話を聞いてやるとおっしゃってるんだ!」
海未「ことり…」
ことり「…私は…今まで学校なんてどうでもいいと思ってた…勉強も出来ないし…いつも説教ばかりで…」
教頭「まあまずは校長の意見をお伺いするべきだ。校長、お願いします」
南校長「…南ことりさん、あなたから何か言いたいことはありますか?」
ことり「…」
教頭「おい!校長がお前の話を聞いてやるとおっしゃってるんだ!」
海未「ことり…」
ことり「…私は…今まで学校なんてどうでもいいと思ってた…勉強も出来ないし…いつも説教ばかりで…」
421: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 19:17:12.19 ID:uho8zTAc
ことり「けど…最近何でか学校が楽しくて…」
ことり「私、学校辞めたくないです!お願いします!」
海未「ことり…」
南校長「そうですか…」
教頭「けどな、お前のような我が校を汚すようなやつを放置するわけにはいかないんだ!」
教頭「よって、南ことりは退学にするべきだ」
海未「!?…」
南校長「まあお待ちください教頭先生…」
北村「決まりですね。いいですよね校長先生?」
南校長「北村先生ももう少し…」
ことり「私、学校辞めたくないです!お願いします!」
海未「ことり…」
南校長「そうですか…」
教頭「けどな、お前のような我が校を汚すようなやつを放置するわけにはいかないんだ!」
教頭「よって、南ことりは退学にするべきだ」
海未「!?…」
南校長「まあお待ちください教頭先生…」
北村「決まりですね。いいですよね校長先生?」
南校長「北村先生ももう少し…」
424: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 19:51:41.23 ID:uho8zTAc
海未「ちょっと待ってください!」
教頭「なんですか園田先生?」
海未「確かにことりは、問題を起こしました」
海未「けど、この子は今色々なことを学んでいる途中なんです!」
海未「悪い事や間違ったことだってしてしまいます…」
海未「けど私たち教師は、そんな彼女たちの成長を見守るのが務めなんですよ!」
北村「見守る価値がないやつもいますけどね」
海未「ことりは見守る価値もないような子ではありません!」
海未「お願いします!ことりにもう一度チャンスを与えてください!」
ことり「…」
教頭「なんですか園田先生?」
海未「確かにことりは、問題を起こしました」
海未「けど、この子は今色々なことを学んでいる途中なんです!」
海未「悪い事や間違ったことだってしてしまいます…」
海未「けど私たち教師は、そんな彼女たちの成長を見守るのが務めなんですよ!」
北村「見守る価値がないやつもいますけどね」
海未「ことりは見守る価値もないような子ではありません!」
海未「お願いします!ことりにもう一度チャンスを与えてください!」
ことり「…」
425: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 19:56:50.66 ID:uho8zTAc
がちゃ
絵里「ごめんなさい。失礼するわ」
海未「絵里!それに穂乃果、にこ、凛!」
ことり「皆…」
教頭「お前たち何やってるんだ!早く出ていけ!」
にこ「悪いけどそういうわけに行かないわ」
穂乃果「この子が話したいことがあるって言ったから連れてきたんだ」
凛「さあ、入って」
花丸「…」
北村「国木田…お前学校行かないで何やってるんだ?」
絵里「ごめんなさい。失礼するわ」
海未「絵里!それに穂乃果、にこ、凛!」
ことり「皆…」
教頭「お前たち何やってるんだ!早く出ていけ!」
にこ「悪いけどそういうわけに行かないわ」
穂乃果「この子が話したいことがあるって言ったから連れてきたんだ」
凛「さあ、入って」
花丸「…」
北村「国木田…お前学校行かないで何やってるんだ?」
426: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 20:02:44.52 ID:uho8zTAc
海未「国木田さん…」
花丸「あの…ごめんなさい。南さんは何も悪くないんです…」
花丸「おら…本屋で万引きしようとしたんです…」
海未「…」
花丸「もう勉強なんてしたくない…高校受験なんてどうだっていい…」
花丸「そんなことを考えていたら…南さんが止めてくれなかったらやってました…」
ことり「…」
北村「南が止めた?なんでそんな嘘つくんだ!」
花丸「嘘じゃないずら!」
北村「南にそういえと言われたのか!?」
花丸「あの…ごめんなさい。南さんは何も悪くないんです…」
花丸「おら…本屋で万引きしようとしたんです…」
海未「…」
花丸「もう勉強なんてしたくない…高校受験なんてどうだっていい…」
花丸「そんなことを考えていたら…南さんが止めてくれなかったらやってました…」
ことり「…」
北村「南が止めた?なんでそんな嘘つくんだ!」
花丸「嘘じゃないずら!」
北村「南にそういえと言われたのか!?」
427: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 20:12:20.24 ID:uho8zTAc
海未「まだわからないのですか!?」
北村「!?」
海未「この子がどんな思いで本当のことを話したのかわからないのですか!?」
海未「ご自分の生徒さんをもう少しよく見たらどうなんですか!?」
海未「もっとよく話をしたらどうなんですか!?」
北村「あんたこそ、南をどれだけ見てきてるというんだ?担任になってまだ日も浅いくせに!何が分かるんだ!」
海未「時間じゃありません…一時間でも…生徒のことを見ようと思えば分かります…」
海未「ことりは…自分のやったことに一切言い訳もしないで…」
海未「責任を潔く持つような子です」
ことり「…」
北村「!?」
海未「この子がどんな思いで本当のことを話したのかわからないのですか!?」
海未「ご自分の生徒さんをもう少しよく見たらどうなんですか!?」
海未「もっとよく話をしたらどうなんですか!?」
北村「あんたこそ、南をどれだけ見てきてるというんだ?担任になってまだ日も浅いくせに!何が分かるんだ!」
海未「時間じゃありません…一時間でも…生徒のことを見ようと思えば分かります…」
海未「ことりは…自分のやったことに一切言い訳もしないで…」
海未「責任を潔く持つような子です」
ことり「…」
428: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 20:25:30.72 ID:uho8zTAc
海未「この子には…まだまだ私が知らないような良い所や悪いところがあると思います…」
海未「ここにいる4人の子たちもそうです。ずるい所、優しい所…皆色んな面を持っています」
絵里・穂乃果・にこ・凛「…」
海未「私は、この子達のことをもっともっと知っていきたいです…」
海未「私はこれからもずっと見続けていきたいと思います」
希「…ということは、ことりちゃんの処分はなしってことやね。むしろ褒めてあげないとな」
女性教員「そ、それもそうですね!」
教頭「え、えっとそれは…」
南校長「そういうことになりますね。南ことりさん、あなたは我が校の誇りです。これからも学校生活を楽しんでくださいね」
海未「あ、ありがとうございます!」
海未「ここにいる4人の子たちもそうです。ずるい所、優しい所…皆色んな面を持っています」
絵里・穂乃果・にこ・凛「…」
海未「私は、この子達のことをもっともっと知っていきたいです…」
海未「私はこれからもずっと見続けていきたいと思います」
希「…ということは、ことりちゃんの処分はなしってことやね。むしろ褒めてあげないとな」
女性教員「そ、それもそうですね!」
教頭「え、えっとそれは…」
南校長「そういうことになりますね。南ことりさん、あなたは我が校の誇りです。これからも学校生活を楽しんでくださいね」
海未「あ、ありがとうございます!」
430: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 20:32:29.59 ID:uho8zTAc
穂乃果「やったー!!」
凛「ことりちゃーん!」ダキッ
ことり「り、凛ちゃん…苦しいよ…」
にこ「一件落着ね」
絵里「そうね」
海未「国木田さん、わざわざ来てくれてありがとうございます。よく話してくれましたね」
花丸「い、いえ…」
にこ「うみみ、絵里に感謝しなさい。絵里がこの子を連れてきてくれたのよ」
海未「絵里が?」
絵里「別にあなたのためじゃないわ。ことりのためよ…」
海未「絵里…本当にあなたって人は…ありがとうございます絵里」
凛「ことりちゃーん!」ダキッ
ことり「り、凛ちゃん…苦しいよ…」
にこ「一件落着ね」
絵里「そうね」
海未「国木田さん、わざわざ来てくれてありがとうございます。よく話してくれましたね」
花丸「い、いえ…」
にこ「うみみ、絵里に感謝しなさい。絵里がこの子を連れてきてくれたのよ」
海未「絵里が?」
絵里「別にあなたのためじゃないわ。ことりのためよ…」
海未「絵里…本当にあなたって人は…ありがとうございます絵里」
431: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 20:38:23.96 ID:uho8zTAc
北村「…はあ…」
海未「北村先生…」
北村「…先学校に戻ってる。国木田も早く学校に戻れよ。事情は私が説明しておくから」
スタスタ
花丸「あの、南さん…本当にすみませんでした…」
ことり「ううん。大丈夫だよ。でもそのかわりというのも何だけど…」
花丸「?」
海未「北村先生…」
北村「…先学校に戻ってる。国木田も早く学校に戻れよ。事情は私が説明しておくから」
スタスタ
花丸「あの、南さん…本当にすみませんでした…」
ことり「ううん。大丈夫だよ。でもそのかわりというのも何だけど…」
花丸「?」
432: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 20:41:42.72 ID:uho8zTAc
ことり「今度また2人で出かけよう?可愛い服と買いにさ!」
花丸「い、いいんですか?」
ことり「うん。私、この間すっごく楽しかったからさ。約束だよ?」
花丸「は、はい!」
海未「さ、では皆さん、校門まで国木田さんを送りますよ」
穂乃果「はーい!」
花丸「い、いいんですか?」
ことり「うん。私、この間すっごく楽しかったからさ。約束だよ?」
花丸「は、はい!」
海未「さ、では皆さん、校門まで国木田さんを送りますよ」
穂乃果「はーい!」
433: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 20:49:18.37 ID:uho8zTAc
放課後 帰り道
希「海未ちゃん、今日すっごいかっこよかったで」
海未「いえ、そんな…」
希「そんな海未ちゃんに今日はうちがおごったるで!」
海未「え、いいのですか?」
希「うん!さ、いこいこ!」
海未「あ、待ってください希先生!」
ポトッ
海未スマホ「」
絵里「あら、この携帯…誰のかしら…」
希「海未ちゃん、今日すっごいかっこよかったで」
海未「いえ、そんな…」
希「そんな海未ちゃんに今日はうちがおごったるで!」
海未「え、いいのですか?」
希「うん!さ、いこいこ!」
海未「あ、待ってください希先生!」
ポトッ
海未スマホ「」
絵里「あら、この携帯…誰のかしら…」
434: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 20:54:11.08 ID:uho8zTAc
ブーブー
絵里「電話?…出たほうがいいのかしら?」ピッ
真姫『あ、もしもし?お嬢、真姫です。今よろしいですか?』
絵里(え、お嬢?)
真姫『もしもし、聞こえてますか?』
絵里「…」
つづく…
絵里「電話?…出たほうがいいのかしら?」ピッ
真姫『あ、もしもし?お嬢、真姫です。今よろしいですか?』
絵里(え、お嬢?)
真姫『もしもし、聞こえてますか?』
絵里「…」
つづく…
470: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 20:16:29.60 ID:LeyvQJf3
1話>>1
2話>>121
3話>>238
4話>>365
希「うん!さ、いこいこ!」
海未「あ、待ってください希先生!」
ポトッ
海未スマホ「」
絵里「あら、この携帯…誰のかしら…」
ブーブー
絵里「電話?…出たほうがいいのかしら?」ピッ
真姫『あ、もしもし?お嬢、真姫です。今よろしいですか?』
絵里(え、お嬢?)
真姫『もしもし、聞こえてますか?』
絵里「…」
2話>>121
3話>>238
4話>>365
希「うん!さ、いこいこ!」
海未「あ、待ってください希先生!」
ポトッ
海未スマホ「」
絵里「あら、この携帯…誰のかしら…」
ブーブー
絵里「電話?…出たほうがいいのかしら?」ピッ
真姫『あ、もしもし?お嬢、真姫です。今よろしいですか?』
絵里(え、お嬢?)
真姫『もしもし、聞こえてますか?』
絵里「…」
471: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 20:22:23.23 ID:LeyvQJf3
居酒屋
海未「でも、本当に私はお金出さなくていいのですか?」
希「もちろん!今日はウチからのおごりやで!」
希「だから今日はたくさん飲むでー!」
海未「今日は帰るのが遅くなりそうですね…一応家に連絡しておきましょう…」ごそごそ
海未「…ん?」ごそごそ
海未「そ、そんな…ない!」
希「どうしたん?」
海未「ないんです!私の携帯がないのです!」
希「ええ!」
海未「でも、本当に私はお金出さなくていいのですか?」
希「もちろん!今日はウチからのおごりやで!」
希「だから今日はたくさん飲むでー!」
海未「今日は帰るのが遅くなりそうですね…一応家に連絡しておきましょう…」ごそごそ
海未「…ん?」ごそごそ
海未「そ、そんな…ない!」
希「どうしたん?」
海未「ないんです!私の携帯がないのです!」
希「ええ!」
472: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 20:29:28.05 ID:LeyvQJf3
園田家
絵里「なんで私が届けなくちゃいけないのよ…」スタスタ
絵里「…ここよね…随分と大きくて立派な家ね…」
ブーブー
絵里「電話ね…」ピッ
真姫『あ、もしもし?すいませんわざわざ』
絵里「あの、今もうお宅の前まで来てるんですが…」
真姫『そうですか、ありがとうございます。ではそのまま入ってきてください。今そちらに行きますので』
絵里「わかりました」ピッ
絵里「では…おじゃまします…」スタスタ
絵里「なんで私が届けなくちゃいけないのよ…」スタスタ
絵里「…ここよね…随分と大きくて立派な家ね…」
ブーブー
絵里「電話ね…」ピッ
真姫『あ、もしもし?すいませんわざわざ』
絵里「あの、今もうお宅の前まで来てるんですが…」
真姫『そうですか、ありがとうございます。ではそのまま入ってきてください。今そちらに行きますので』
絵里「わかりました」ピッ
絵里「では…おじゃまします…」スタスタ
473: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 20:37:55.87 ID:LeyvQJf3
絵里「中も立派ね…」チラッ
絵里「…え…園田組…?」
真姫「どうもすみませんわざわざ」
真姫(あら、この子…お嬢の学校の制服着てる…ってことはもしかして)
花陽「…あれ、この子海未ちゃんの学校の生徒さんじゃない?」
真姫「は、花陽!?」
絵里「海未ちゃん?…園田組…海未ちゃん…園田海未…」
真姫「花陽!何言ってるのよ!」
花陽「あ…えと、そのぉ…」
絵里「…」
絵里「…え…園田組…?」
真姫「どうもすみませんわざわざ」
真姫(あら、この子…お嬢の学校の制服着てる…ってことはもしかして)
花陽「…あれ、この子海未ちゃんの学校の生徒さんじゃない?」
真姫「は、花陽!?」
絵里「海未ちゃん?…園田組…海未ちゃん…園田海未…」
真姫「花陽!何言ってるのよ!」
花陽「あ…えと、そのぉ…」
絵里「…」
474: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 20:44:40.93 ID:LeyvQJf3
居間
絵里「…」
真姫「えっとその…改めてありがとうございます…わざわざ届けてもらって…」
絵里「いえ…」
花陽「真姫ちゃん、これでいいかな?」
真姫「そうね。つまらないものですがお礼に。とてもおいしいお酒なので是非」
絵里「あの…お気持ちは嬉しいんですが未成年なので…」
真姫「…バカ!なんでこんなもの持ってくるのよ!」
花陽「うぅ…ごめん…」
絵里「あの」
真姫・花陽「はいぃ!?」
絵里「…」
真姫「えっとその…改めてありがとうございます…わざわざ届けてもらって…」
絵里「いえ…」
花陽「真姫ちゃん、これでいいかな?」
真姫「そうね。つまらないものですがお礼に。とてもおいしいお酒なので是非」
絵里「あの…お気持ちは嬉しいんですが未成年なので…」
真姫「…バカ!なんでこんなもの持ってくるのよ!」
花陽「うぅ…ごめん…」
絵里「あの」
真姫・花陽「はいぃ!?」
476: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 20:53:07.39 ID:LeyvQJf3
絵里「先ほど私の事見て海未ちゃんの生徒って言ってましたよね…?」
花陽「はい、言いました!」
真姫「バカ!…き、聞き間違いではないかと…」
祖父「お前たちもう止めろ。みっともねえぞ」
真姫「おやっさん…」
祖父「このお嬢さんはもうお見通しだ」
絵里(随分と威厳のある人ね。誰かしら…)
祖父「初めまして。園田海未の祖父です。唐突で申し訳ないがひとつお願いがある」
絵里「…」
花陽「はい、言いました!」
真姫「バカ!…き、聞き間違いではないかと…」
祖父「お前たちもう止めろ。みっともねえぞ」
真姫「おやっさん…」
祖父「このお嬢さんはもうお見通しだ」
絵里(随分と威厳のある人ね。誰かしら…)
祖父「初めまして。園田海未の祖父です。唐突で申し訳ないがひとつお願いがある」
絵里「…」
477: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 21:04:34.82 ID:LeyvQJf3
海未「はあ…全く。携帯をなくしてしまうとは…」とぼとぼ
海未「ただいま」
真姫・花陽「お、おかえりなさいませ!」
海未「?…どうしたのですか2人とも?」
真姫「いえ!今日も1日お勤めご苦労様です!!」
海未「はい、ありがとうございます。…おや、これは私の携帯ではありませんか!」
海未「どこにありましたか?」
真姫「お、お嬢が落とされたのを親切な方が拾ってくれたんですよ!」
海未「そうだったのですが。ではお礼をしなくてはいけませんね。どこの方ですか?」
花陽「いや、お礼は私たちが十分しておいたから大丈夫です!!」
海未「本当ですか?失礼な真似はしてませんよね?」
真姫・花陽「滅相もない!」
海未「そうですか。分かりました、ありがとうございます」スタスタ
真姫・花陽「…はあーーー…」
海未「ただいま」
真姫・花陽「お、おかえりなさいませ!」
海未「?…どうしたのですか2人とも?」
真姫「いえ!今日も1日お勤めご苦労様です!!」
海未「はい、ありがとうございます。…おや、これは私の携帯ではありませんか!」
海未「どこにありましたか?」
真姫「お、お嬢が落とされたのを親切な方が拾ってくれたんですよ!」
海未「そうだったのですが。ではお礼をしなくてはいけませんね。どこの方ですか?」
花陽「いや、お礼は私たちが十分しておいたから大丈夫です!!」
海未「本当ですか?失礼な真似はしてませんよね?」
真姫・花陽「滅相もない!」
海未「そうですか。分かりました、ありがとうございます」スタスタ
真姫・花陽「…はあーーー…」
479: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 21:09:28.80 ID:LeyvQJf3
その夜
おじさん「ひ、ひい!頼む!見逃してくれ!」
?「そういうわけにはいかないのよおじ様。ねえ皆?」
クスクス
?「逃がすわけにはいかないのよ。覚悟しな!」
ガンッ ガンッ
おじさん「」
?「あっははははは!」
ガンッ ガンッ
……
おじさん「ひ、ひい!頼む!見逃してくれ!」
?「そういうわけにはいかないのよおじ様。ねえ皆?」
クスクス
?「逃がすわけにはいかないのよ。覚悟しな!」
ガンッ ガンッ
おじさん「」
?「あっははははは!」
ガンッ ガンッ
……
480: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 21:16:22.66 ID:LeyvQJf3
翌日 職員室
教頭「集団暴行事件がここ数日立て続けに起こっています」
教頭「犯人はフードで顔を隠している5、6人の若いグループという事しかわかっておらず無差別に人々を襲っているとのことです」
希「怖い話やな…」
海未「そうですね…物騒な世の中になったものです…」
教頭「まあくれぐれも、皆さんもお気を付けてくださいね」チラッ
海未「…なぜ私の方を見るのですか…」
教頭「集団暴行事件がここ数日立て続けに起こっています」
教頭「犯人はフードで顔を隠している5、6人の若いグループという事しかわかっておらず無差別に人々を襲っているとのことです」
希「怖い話やな…」
海未「そうですね…物騒な世の中になったものです…」
教頭「まあくれぐれも、皆さんもお気を付けてくださいね」チラッ
海未「…なぜ私の方を見るのですか…」
481: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 21:22:40.33 ID:LeyvQJf3
教室
絵里「…」
ヒデコ「なんだやんのか!」
ミカ「それはこっちのセリフだぞ!」
ヒデコ「くるならこいやこの野郎!」
凛「うおー喧嘩だ喧嘩だにゃー!」
にこ「よーし皆どいたどいたー!」
ワイワイガヤガヤ
ことり「私はミカちゃんに200円!」
穂乃果「じゃあ私はヒデコに300円!」
絵里「…」
ヒデコ「なんだやんのか!」
ミカ「それはこっちのセリフだぞ!」
ヒデコ「くるならこいやこの野郎!」
凛「うおー喧嘩だ喧嘩だにゃー!」
にこ「よーし皆どいたどいたー!」
ワイワイガヤガヤ
ことり「私はミカちゃんに200円!」
穂乃果「じゃあ私はヒデコに300円!」
483: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 21:31:45.83 ID:LeyvQJf3
ヒデコ「ミカ…お前とはいずれ決着をつけたいと思っていた…」
ミカ「奇遇じゃん…私もだよ…」
にこ「誰か先公が来ないように見張ってて!」
海未「では…私が見張り役をしますね」
にこ「よし、頼んだわよ…ってうみみ!?なんでこんなところにいんのよ!」
凛「急に湧いてくるの止めろって言ってるにゃ」
海未「あなたたち…喧嘩をするなとはいいませんが怪我でもしたらどうするのですか?」
にこ「それはその…ねえ…」
海未「あなたたちも、だめですよ?」
ヒデコ「いいとこだったのに…」
ミカ「また今度よヒデコ…」
海未「さて、授業はじめますよ。席についてください」
絵里「…」
ミカ「奇遇じゃん…私もだよ…」
にこ「誰か先公が来ないように見張ってて!」
海未「では…私が見張り役をしますね」
にこ「よし、頼んだわよ…ってうみみ!?なんでこんなところにいんのよ!」
凛「急に湧いてくるの止めろって言ってるにゃ」
海未「あなたたち…喧嘩をするなとはいいませんが怪我でもしたらどうするのですか?」
にこ「それはその…ねえ…」
海未「あなたたちも、だめですよ?」
ヒデコ「いいとこだったのに…」
ミカ「また今度よヒデコ…」
海未「さて、授業はじめますよ。席についてください」
絵里「…」
484: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 21:39:23.88 ID:LeyvQJf3
放課後
ことり「やっぱり変な人だよね~うみみちゃんって」
凛「いっつもいっつも急に湧いてくるし」
にこ「しかも別に喧嘩はしてもいいとか言ってたし。そんな先公見たことないわよ」
絵里「…」
穂乃果「絵里ちゃんどうしたの?」
絵里「いえ、何も…」チラッ
絵里(…あれって…)
花陽「おばあちゃんいつもありがとうございます」
おばあちゃん「いえいえ。あなたたちがつくるおにぎりはどれもおいしくてね~」
真姫「一つサービスよ」
おばあちゃん「まあまあ、ありがとね~」
真姫「いえ、また来てください」
おばあちゃん「もちろんだよ。じゃあまたね」スタスタ
ことり「やっぱり変な人だよね~うみみちゃんって」
凛「いっつもいっつも急に湧いてくるし」
にこ「しかも別に喧嘩はしてもいいとか言ってたし。そんな先公見たことないわよ」
絵里「…」
穂乃果「絵里ちゃんどうしたの?」
絵里「いえ、何も…」チラッ
絵里(…あれって…)
花陽「おばあちゃんいつもありがとうございます」
おばあちゃん「いえいえ。あなたたちがつくるおにぎりはどれもおいしくてね~」
真姫「一つサービスよ」
おばあちゃん「まあまあ、ありがとね~」
真姫「いえ、また来てください」
おばあちゃん「もちろんだよ。じゃあまたね」スタスタ
485: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 21:48:51.29 ID:LeyvQJf3
絵里「…」
祖父『唐突で申し訳ないが一つお願いがある』
祖父『海未は、お嬢さんたちの先生になるって毎日必死にやっている』
祖父『けど、この家業のことをばれるとあいつはクビになっちまう…』
祖父『あいつのために黙ってろとは言わないが、お嬢さん方があいつのことを先生と認めてやっていいと思われるのであれば』
祖父『このことはどうか、お嬢さんの胸の中にしまっておいていただきたい…』
絵里「…ねえ、ちょっと先帰ってもらっててもいいかしら?」
穂乃果「え、どうしたの?」
絵里「用事を思い出したの。じゃあまた明日学校で」スタスタ
にこ「…どうしたのかしら絵里」
祖父『唐突で申し訳ないが一つお願いがある』
祖父『海未は、お嬢さんたちの先生になるって毎日必死にやっている』
祖父『けど、この家業のことをばれるとあいつはクビになっちまう…』
祖父『あいつのために黙ってろとは言わないが、お嬢さん方があいつのことを先生と認めてやっていいと思われるのであれば』
祖父『このことはどうか、お嬢さんの胸の中にしまっておいていただきたい…』
絵里「…ねえ、ちょっと先帰ってもらっててもいいかしら?」
穂乃果「え、どうしたの?」
絵里「用事を思い出したの。じゃあまた明日学校で」スタスタ
にこ「…どうしたのかしら絵里」
487: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 21:59:49.28 ID:LeyvQJf3
花陽「いらっしゃいま…あれ?あなたは…」
真姫「花陽、どうしたの?…って…」
絵里「昨日はどうも」
真姫「ええ、こちらこそ。で、何の用?その顔だとこれを買いに来たってわけじゃなさそうね」
絵里「聞きたいことがあるんです」
真姫「聞きたいこと?」
絵里「はい。園田海未先生は、いずれは学校を辞めて家業を継ぐつもりなんですか?」
真姫「多分それは絶対にないわ」
花陽「学校の先生になるのは海未ちゃんの夢だったからね」
絵里「そうだったんですか…」
真姫「おやっさんも、きっとお嬢の好きなようにやらせたいと思ってるわ」
花陽「絵里ちゃん、これからも海未ちゃんのこと宜しくね。はい、おにぎり♪サービスです♪」
絵里「あ、ありがとうございます」
真姫「花陽、どうしたの?…って…」
絵里「昨日はどうも」
真姫「ええ、こちらこそ。で、何の用?その顔だとこれを買いに来たってわけじゃなさそうね」
絵里「聞きたいことがあるんです」
真姫「聞きたいこと?」
絵里「はい。園田海未先生は、いずれは学校を辞めて家業を継ぐつもりなんですか?」
真姫「多分それは絶対にないわ」
花陽「学校の先生になるのは海未ちゃんの夢だったからね」
絵里「そうだったんですか…」
真姫「おやっさんも、きっとお嬢の好きなようにやらせたいと思ってるわ」
花陽「絵里ちゃん、これからも海未ちゃんのこと宜しくね。はい、おにぎり♪サービスです♪」
絵里「あ、ありがとうございます」
488: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 22:13:29.36 ID:LeyvQJf3
夜
男「えーいいじゃん別にさ。頼むよ」
?「うるさいなあ目障りなんだよ」
男「あ?なんだお前ら」
?「この輩が!」
ガンッ!
男「ぐわっ!」
?「おら!おら!」
ガンッ ガンッ!
?「ぎゃはははは!」
……
男「えーいいじゃん別にさ。頼むよ」
?「うるさいなあ目障りなんだよ」
男「あ?なんだお前ら」
?「この輩が!」
ガンッ!
男「ぐわっ!」
?「おら!おら!」
ガンッ ガンッ!
?「ぎゃはははは!」
……
489: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 22:19:30.00 ID:LeyvQJf3
翌日 園田家
真姫「全く、訳の分からない事件が続くものね」
花陽「そうだね…」
海未「おはようございます。どうしたのですか?」
真姫「お嬢、おはようございます。実は、昨夜また例の集団暴行事件があったそうなんです」
花陽「たった一人の人を鈍器で殴りまくったとか…」
真姫「近頃のお子ちゃまは素手でやる度胸もないのかしら…」
海未「…穏やかじゃないですね…」
真姫「全く、訳の分からない事件が続くものね」
花陽「そうだね…」
海未「おはようございます。どうしたのですか?」
真姫「お嬢、おはようございます。実は、昨夜また例の集団暴行事件があったそうなんです」
花陽「たった一人の人を鈍器で殴りまくったとか…」
真姫「近頃のお子ちゃまは素手でやる度胸もないのかしら…」
海未「…穏やかじゃないですね…」
490: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 22:26:01.53 ID:LeyvQJf3
学校
海未「さて、今日も頑張りますよ!」
がちゃ
海未「おは」
にこ「この!」
凛「おらぁ!」
バキッ!
モブ生徒「う…」
穂乃果「み、皆…止めなって…」
ことり「ふん!」
ミカ「おら!おら!」
ドカッ バキッ
海未「あなたたち!何をしているのですか!?」
フミコ「はなせよ!」
海未「さて、今日も頑張りますよ!」
がちゃ
海未「おは」
にこ「この!」
凛「おらぁ!」
バキッ!
モブ生徒「う…」
穂乃果「み、皆…止めなって…」
ことり「ふん!」
ミカ「おら!おら!」
ドカッ バキッ
海未「あなたたち!何をしているのですか!?」
フミコ「はなせよ!」
493: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 23:00:10.47 ID:LeyvQJf3
海未「止めなさい!何をしているのですか!?」
凛「んだよ止めるな!!」
海未「あなた、B組の子ですよね?大丈夫ですか?」
モブ生徒「は、はい…」
海未「一応ケガはなさそうですが保健室へ行ってください」
モブ生徒「すみません…」
ことり「おい!」
海未「…あなたたち、一体これはどういう事ですか?」
「…」
海未「聞こえないのですか?どういう事か説明してくださいと言っているのです」
ミカ「あいつが私らのことチクりやがったんだよ!!」
フミコ「ゲーセンであたしらがタバコ吸ってたの教頭にチクったんだよあいつ!」
凛「んだよ止めるな!!」
海未「あなた、B組の子ですよね?大丈夫ですか?」
モブ生徒「は、はい…」
海未「一応ケガはなさそうですが保健室へ行ってください」
モブ生徒「すみません…」
ことり「おい!」
海未「…あなたたち、一体これはどういう事ですか?」
「…」
海未「聞こえないのですか?どういう事か説明してくださいと言っているのです」
ミカ「あいつが私らのことチクりやがったんだよ!!」
フミコ「ゲーセンであたしらがタバコ吸ってたの教頭にチクったんだよあいつ!」
494: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 23:09:51.25 ID:LeyvQJf3
海未「だから、大勢で一人を袋にしたということですか…大した理屈ですね…」
凛「あのさ、昨日は別に喧嘩はしてもいいみたいなこと言ってたよね?何態度ころころ変えてんの?」
ことり「なーんだ。結局喧嘩反対派なんじゃん」
海未「私が怒っているのはそういう事ではありません」
海未「自分たちがなぜ怒られているのか分からないのですか!?」
海未「あなたたちがやったのは喧嘩ではなくただの暴力です!」
海未「私はそういう卑怯な真似が一番嫌いなんです!」
海未「あなたたちがやったのは今、騒ぎになっている薄汚い暴行集団と一緒じゃないですか!」
海未「止めないで黙って見てたあなたたちも一緒です!!」
穂乃果「…」
凛「あのさ、昨日は別に喧嘩はしてもいいみたいなこと言ってたよね?何態度ころころ変えてんの?」
ことり「なーんだ。結局喧嘩反対派なんじゃん」
海未「私が怒っているのはそういう事ではありません」
海未「自分たちがなぜ怒られているのか分からないのですか!?」
海未「あなたたちがやったのは喧嘩ではなくただの暴力です!」
海未「私はそういう卑怯な真似が一番嫌いなんです!」
海未「あなたたちがやったのは今、騒ぎになっている薄汚い暴行集団と一緒じゃないですか!」
海未「止めないで黙って見てたあなたたちも一緒です!!」
穂乃果「…」
495: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/03(月) 23:14:52.11 ID:LeyvQJf3
にこ「ねえ、喧嘩と暴力って何が違うのよ」
海未「にこ、あなた本気で言っているのですか?」
にこ「分かんないわよそんなこと!!」
ことり「はあ、もう行こう」スタスタ
ヒデコ「そうだね」スタスタ
凛「クソ!」ドカッ
ミカ「やってらんない…」
フミコ「あーうぜー…」
にこ「…」
スタスタ
穂乃果「皆!!」
海未「…」
海未「にこ、あなた本気で言っているのですか?」
にこ「分かんないわよそんなこと!!」
ことり「はあ、もう行こう」スタスタ
ヒデコ「そうだね」スタスタ
凛「クソ!」ドカッ
ミカ「やってらんない…」
フミコ「あーうぜー…」
にこ「…」
スタスタ
穂乃果「皆!!」
海未「…」
498: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 14:21:39.46 ID:HSSU7Fn+
ファミレス
ぞろぞろ
にこ「あーホントむかつくわねー…」
凛「いいところで邪魔してきて…」
ツバサ「でね、それが…あっ…あれって…」
モブ1「音ノ木坂の人たちじゃん…」
モブ2「出よっか…」
スタスタ
ミカ「なんだよお前ら感じ悪いなー?」
フミコ「あいつらUTX学院のやつらじゃん」
ヒデコ「頭良いからってすかしやがって…」
ことり「ここで勉強とか…」
ぞろぞろ
にこ「あーホントむかつくわねー…」
凛「いいところで邪魔してきて…」
ツバサ「でね、それが…あっ…あれって…」
モブ1「音ノ木坂の人たちじゃん…」
モブ2「出よっか…」
スタスタ
ミカ「なんだよお前ら感じ悪いなー?」
フミコ「あいつらUTX学院のやつらじゃん」
ヒデコ「頭良いからってすかしやがって…」
ことり「ここで勉強とか…」
499: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 14:28:49.29 ID:HSSU7Fn+
にこ「うみみのやつ、きれいごと並べてえらそうに…」
凛「何が喧嘩と暴力は違うにゃ、勝たなきゃ意味ないんだよ!」
絵里「皆、ここにいたのね」
穂乃果「…」
ことり「あ、絵里ちゃんと穂乃果ちゃん」
絵里「穂乃果から聞いたわ。あなたたち、うみみと言いあいなったそうね」
凛「凛は全然納得してないけどね!!あいつの言ってることは…」
ミカ「一人を袋にするぐらい…そこらじゅう皆やってんじゃん!」
ヒデコ「そうだよ」
凛「何が喧嘩と暴力は違うにゃ、勝たなきゃ意味ないんだよ!」
絵里「皆、ここにいたのね」
穂乃果「…」
ことり「あ、絵里ちゃんと穂乃果ちゃん」
絵里「穂乃果から聞いたわ。あなたたち、うみみと言いあいなったそうね」
凛「凛は全然納得してないけどね!!あいつの言ってることは…」
ミカ「一人を袋にするぐらい…そこらじゅう皆やってんじゃん!」
ヒデコ「そうだよ」
500: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 14:32:34.00 ID:HSSU7Fn+
ことり「絵里ちゃんだってそう思うでしょ?」
絵里「悪いけど、私はうみみに一票ね」
穂乃果「私も…うみみちゃんの言うとおりだと思う…」
にこ「え?ちょっとあんたたち正気?」
凛「なんでうみみちゃんの肩を持つにゃ」
絵里「…」
絵里「悪いけど、私はうみみに一票ね」
穂乃果「私も…うみみちゃんの言うとおりだと思う…」
にこ「え?ちょっとあんたたち正気?」
凛「なんでうみみちゃんの肩を持つにゃ」
絵里「…」
501: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 14:42:38.54 ID:HSSU7Fn+
園田家
海未「はあ…」
祖父「どうしたんだ。何かあったのか」
海未「いえ…実は私のクラスの子たちが他クラスの子を集団で殴ったり蹴ったりしていて…」
海未「私がこれは喧嘩ではなくただの暴力だって言ったら喧嘩と暴力の違いはなんだと言ってきたんです…」
海未「あの子たちにはその辺の区別ついてると思っていたのですが…」
祖父「なるほどな…俺はおまえのやり方は間違ってないと思うぞ」
祖父「若いやつでも見てるやつはちゃんと見てるもんだ」
祖父「まあ何が言いたいかっていうと、お前のやり方を理解している人が一人ぐらいはいるんじゃないかってことだ」
海未「そうだといいのですが…」
海未「はあ…」
祖父「どうしたんだ。何かあったのか」
海未「いえ…実は私のクラスの子たちが他クラスの子を集団で殴ったり蹴ったりしていて…」
海未「私がこれは喧嘩ではなくただの暴力だって言ったら喧嘩と暴力の違いはなんだと言ってきたんです…」
海未「あの子たちにはその辺の区別ついてると思っていたのですが…」
祖父「なるほどな…俺はおまえのやり方は間違ってないと思うぞ」
祖父「若いやつでも見てるやつはちゃんと見てるもんだ」
祖父「まあ何が言いたいかっていうと、お前のやり方を理解している人が一人ぐらいはいるんじゃないかってことだ」
海未「そうだといいのですが…」
502: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 14:51:41.95 ID:HSSU7Fn+
その頃
ミカ「じゃあ私そろそろ帰るね」
ヒデコ「んーまた明日ね」
フミコ「じゃあねー」
ミカ「はあ…」スタスタ
ぞろぞろ
ミカ「なんだあの集団?」
ツバサ「次の獲物発見~」
ミカ「…お前、今日ファミレスにいた…」
ツバサ「あら、覚えててくれたのね…お礼にこれで可愛がってあげるわ!」ガンッ!
ミカ「うっ!…ず、ずるいぞ…武器を使うなんて…」
ツバサ「うるさいなーほら!」ガンッ
モブたち「この!この!」
ガンッ ガンッ!
……
ミカ「じゃあ私そろそろ帰るね」
ヒデコ「んーまた明日ね」
フミコ「じゃあねー」
ミカ「はあ…」スタスタ
ぞろぞろ
ミカ「なんだあの集団?」
ツバサ「次の獲物発見~」
ミカ「…お前、今日ファミレスにいた…」
ツバサ「あら、覚えててくれたのね…お礼にこれで可愛がってあげるわ!」ガンッ!
ミカ「うっ!…ず、ずるいぞ…武器を使うなんて…」
ツバサ「うるさいなーほら!」ガンッ
モブたち「この!この!」
ガンッ ガンッ!
……
503: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 14:59:31.31 ID:HSSU7Fn+
翌日
ミカ「…」
にこ「ちょ、ちょっとどうしたのよミカ!」
凛「なんでそんな怪我をしてるにゃ!?」
ミカ「昨日やられたんだよ…」
ことり「どこの連中に!?」
ミカ「昨日ファミレスにいたUTXの奴らだよ…」
凛「なんだと?あのお嬢様学校のUTXのやつらか…」
ことり「UTXめ…舐めた真似を…!!」
ミカ「ここ最近ずっと起こってる集団暴行事件も全部あいつらだったんだよ…」
ミカ「…」
にこ「ちょ、ちょっとどうしたのよミカ!」
凛「なんでそんな怪我をしてるにゃ!?」
ミカ「昨日やられたんだよ…」
ことり「どこの連中に!?」
ミカ「昨日ファミレスにいたUTXの奴らだよ…」
凛「なんだと?あのお嬢様学校のUTXのやつらか…」
ことり「UTXめ…舐めた真似を…!!」
ミカ「ここ最近ずっと起こってる集団暴行事件も全部あいつらだったんだよ…」
504: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 15:05:53.12 ID:HSSU7Fn+
にこ「…そのこと警察に話したの?」
ミカ「いや、まだだよ…」
凛「じゃあ、凛たちで仕返ししてやるにゃ!!」
ことり「仲間やられて黙ってる私たちじゃないよ!!」
にこ「こうなったら…全員まとめてきっちり落とし前つけさせてやるわ…いいわね皆!?」
オー!
にこ「あいつらが行きそうなところ片っ端から探すわよ!」
ズドドドドド
凛「全員まとめて血祭りにしてやるにゃ!!」
ミカ「いや、まだだよ…」
凛「じゃあ、凛たちで仕返ししてやるにゃ!!」
ことり「仲間やられて黙ってる私たちじゃないよ!!」
にこ「こうなったら…全員まとめてきっちり落とし前つけさせてやるわ…いいわね皆!?」
オー!
にこ「あいつらが行きそうなところ片っ端から探すわよ!」
ズドドドドド
凛「全員まとめて血祭りにしてやるにゃ!!」
505: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 15:15:32.44 ID:HSSU7Fn+
ファミレス
穂乃果「えへへー絵里ちゃんが奢ってくれるなんて♪」
絵里「まあ約束を破るわけにもいかないから」
穂乃果「どれにしようかな~」
絵里「…ちょっとお手洗い行ってくるわ」
穂乃果「分かった~。あーこれもおいしそう!」
ツバサ「いや~にしても昨日は本当に傑作だったわねwww」
穂乃果(ん?)
モブ1「漏らしそうなくらいビビってたよねwww」
モブ2「昨日の人、音ノ木坂でしょ?いい気味だよwww」
ツバサ「あの人たち、物凄く頭悪いから仕方ないわよwww」
モブ1「にしても、誰も私たちが例の事件の犯人だなんて思ってもないだろうね」
ツバサ「当たり前じゃない。私たちはどこかのお馬鹿さんと違って優秀なんだから」
穂乃果(え…どういうこと…。あの人たちが集団暴行事件の犯人なの…?)
穂乃果「えへへー絵里ちゃんが奢ってくれるなんて♪」
絵里「まあ約束を破るわけにもいかないから」
穂乃果「どれにしようかな~」
絵里「…ちょっとお手洗い行ってくるわ」
穂乃果「分かった~。あーこれもおいしそう!」
ツバサ「いや~にしても昨日は本当に傑作だったわねwww」
穂乃果(ん?)
モブ1「漏らしそうなくらいビビってたよねwww」
モブ2「昨日の人、音ノ木坂でしょ?いい気味だよwww」
ツバサ「あの人たち、物凄く頭悪いから仕方ないわよwww」
モブ1「にしても、誰も私たちが例の事件の犯人だなんて思ってもないだろうね」
ツバサ「当たり前じゃない。私たちはどこかのお馬鹿さんと違って優秀なんだから」
穂乃果(え…どういうこと…。あの人たちが集団暴行事件の犯人なの…?)
506: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 15:19:34.26 ID:HSSU7Fn+
穂乃果(それに…私の学校の誰かがやられた…?)
穂乃果(許せない…絶対に許せない!)
ツバサ「そろそろ行きましょうか」
モブ1「そうだねー」
スタスタ
穂乃果「…」
穂乃果(許せない…絶対に許せない!)
ツバサ「そろそろ行きましょうか」
モブ1「そうだねー」
スタスタ
穂乃果「…」
507: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 15:26:30.30 ID:HSSU7Fn+
絵里「…あら…穂乃果がいない…どこにいったのかしら…」
絵里「こういう時は電話ね」ピッ
プルルルル
絵里「穂乃果?あなた今どこにいるのよ?」
穂乃果『絵里ちゃん…ごめん…私、例の集団暴行事件の犯人たちと話しつけてくる』
穂乃果『どうしても許せないの…あの人たちは…』ピッ
絵里「え、穂乃果?ちょっと穂乃果!?」
絵里「…なんだか嫌な予感がするわね…」
絵里「…」
ピッ プルルルル
絵里「こういう時は電話ね」ピッ
プルルルル
絵里「穂乃果?あなた今どこにいるのよ?」
穂乃果『絵里ちゃん…ごめん…私、例の集団暴行事件の犯人たちと話しつけてくる』
穂乃果『どうしても許せないの…あの人たちは…』ピッ
絵里「え、穂乃果?ちょっと穂乃果!?」
絵里「…なんだか嫌な予感がするわね…」
絵里「…」
ピッ プルルルル
508: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 15:29:49.88 ID:HSSU7Fn+
学校
教頭「園田先生、一体これはどういうことなんですか!?」
教頭「なぜD組の教室に誰もいないのですか!?」
海未「そ、そんな…あの子たち一体どこへ…」
海未「…私、あの子たちを探してきます!!」
教頭「ちょ、ちょっとどこへ行くんですか園田先生!待ちなさい!」
教頭「園田先生、一体これはどういうことなんですか!?」
教頭「なぜD組の教室に誰もいないのですか!?」
海未「そ、そんな…あの子たち一体どこへ…」
海未「…私、あの子たちを探してきます!!」
教頭「ちょ、ちょっとどこへ行くんですか園田先生!待ちなさい!」
509: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 15:38:13.61 ID:HSSU7Fn+
ツバサ「で、その時ね…」
モブ1「えーそうなんだ」
キャッキャッ
穂乃果「ねえ」
ツバサ「?…どなたですか?」
穂乃果「そんなことより、ちょっと話があるんだけど」
ツバサ「…」
路地裏
穂乃果「ねえ、集団暴行事件の犯人ってあなたたちだったんだね」
ツバサ「…何のことですか?」
穂乃果「とぼけないでよ!さっきファミレスで話してたの全部聞いてたんだけど」
ツバサ「…そうですか…」
モブ1「えーそうなんだ」
キャッキャッ
穂乃果「ねえ」
ツバサ「?…どなたですか?」
穂乃果「そんなことより、ちょっと話があるんだけど」
ツバサ「…」
路地裏
穂乃果「ねえ、集団暴行事件の犯人ってあなたたちだったんだね」
ツバサ「…何のことですか?」
穂乃果「とぼけないでよ!さっきファミレスで話してたの全部聞いてたんだけど」
ツバサ「…そうですか…」
510: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 15:44:30.92 ID:HSSU7Fn+
ツバサ「で、それがどうしたんですか?」
穂乃果「あなたたちを警察に突き出す」
ツバサ「…ねえ、今の聞いた?」
モブ1「超うけるんだけどwww」
モブ2「あははははwww」
穂乃果「何笑ってんの?」
ツバサ「バレちゃったらしょうがないわね…あなたたち、出てきなさい」
ぞろぞろ
「…」
穂乃果「!?…いつの間にこんな数…!」
モブ2「やっぱり音ノ木坂の子って馬鹿だねwww」
ツバサ「バレた以上…ただじゃ返さないわよ…」
穂乃果「ッ!…」
穂乃果「あなたたちを警察に突き出す」
ツバサ「…ねえ、今の聞いた?」
モブ1「超うけるんだけどwww」
モブ2「あははははwww」
穂乃果「何笑ってんの?」
ツバサ「バレちゃったらしょうがないわね…あなたたち、出てきなさい」
ぞろぞろ
「…」
穂乃果「!?…いつの間にこんな数…!」
モブ2「やっぱり音ノ木坂の子って馬鹿だねwww」
ツバサ「バレた以上…ただじゃ返さないわよ…」
穂乃果「ッ!…」
511: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 15:51:39.87 ID:HSSU7Fn+
海未「全く…あの子たちは一体どこへ…」
ブーブー
海未「携帯が鳴ってますね、はいもしもし」
絵里『うみみ?』
海未「絵里!あなたたち一体どこへ…」
絵里『実は穂乃果が…』
海未「…なるほど…わかりました。絵里、あなたは今どこにいるのですか?」
絵里『学校の近くのファミレスの前よ』
海未「分かりました。そこにいてください。すぐに行くので。では」
ピッ
海未「待っていてください…」
ブーブー
海未「携帯が鳴ってますね、はいもしもし」
絵里『うみみ?』
海未「絵里!あなたたち一体どこへ…」
絵里『実は穂乃果が…』
海未「…なるほど…わかりました。絵里、あなたは今どこにいるのですか?」
絵里『学校の近くのファミレスの前よ』
海未「分かりました。そこにいてください。すぐに行くので。では」
ピッ
海未「待っていてください…」
512: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 16:04:03.43 ID:HSSU7Fn+
凛「おーい!」
にこ「凛!」
ことり「そっちはどうだった?」
凛「分かったにゃ!UTX学院の裏にある第一倉庫だにゃ!」
にこ「よし、行くわよ!」
オー!
ズドドドド
第一倉庫
ツバサ「おら!」ガンッ
穂乃果「うぐ…」
ツバサ「これで少しは懲りたかしら?」
穂乃果「あ、あなたたちのせいで傷ついた人がいるんだ…」
ツバサ「だったら何よ?」
穂乃果「絶対にあなたたちを…警察に突き出す…!」
ツバサ「ふざけんじゃねえよ!」ガンッ
穂乃果「!…」
にこ「凛!」
ことり「そっちはどうだった?」
凛「分かったにゃ!UTX学院の裏にある第一倉庫だにゃ!」
にこ「よし、行くわよ!」
オー!
ズドドドド
第一倉庫
ツバサ「おら!」ガンッ
穂乃果「うぐ…」
ツバサ「これで少しは懲りたかしら?」
穂乃果「あ、あなたたちのせいで傷ついた人がいるんだ…」
ツバサ「だったら何よ?」
穂乃果「絶対にあなたたちを…警察に突き出す…!」
ツバサ「ふざけんじゃねえよ!」ガンッ
穂乃果「!…」
513: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 16:07:51.42 ID:HSSU7Fn+
ファミレス前
絵里「うみみ!」
海未「絵里!すみません、お待たせしました」
絵里「そんなことより不味いわ!D組の皆も仕返しに行ったらしいわ」
海未「仕返し?…あの子たち…。急ぎましょう絵里!」
絵里「ええ」
絵里「うみみ!」
海未「絵里!すみません、お待たせしました」
絵里「そんなことより不味いわ!D組の皆も仕返しに行ったらしいわ」
海未「仕返し?…あの子たち…。急ぎましょう絵里!」
絵里「ええ」
514: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 16:13:13.40 ID:HSSU7Fn+
第一倉庫
穂乃果「」
モブ1「こいつもうくたばってんじゃないの?www」
ツバサ「それじゃあそろそろとどめと行こうかしら」
にこ「見つけたわよ、あんたたち」
ツバサ「!?」
ぞろぞろ
ツバサ「え、あいつら…まさか…」
ミカ「…」
モブ2「あいつ…昨日やったやつだ…」
ことり「ねえ、あそこに倒れてるのって…」
凛「穂乃果ちゃん!?」
穂乃果「」
穂乃果「」
モブ1「こいつもうくたばってんじゃないの?www」
ツバサ「それじゃあそろそろとどめと行こうかしら」
にこ「見つけたわよ、あんたたち」
ツバサ「!?」
ぞろぞろ
ツバサ「え、あいつら…まさか…」
ミカ「…」
モブ2「あいつ…昨日やったやつだ…」
ことり「ねえ、あそこに倒れてるのって…」
凛「穂乃果ちゃん!?」
穂乃果「」
515: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 16:19:55.78 ID:HSSU7Fn+
凛「…テメエらよ!!」
にこ「私たちの仲間を…よくもやってくれたわね…ああ!?」
ことり「ただで済むと思うんじゃねえぞ!!」
ツバサ「ッ…」
海未「お待ちなさいあなたたち!!」
絵里「皆!」
にこ「うみみ、絵里…」
海未「穂乃果…穂乃果!!大丈夫ですか!?」
絵里「穂乃果!しっかりして!」
穂乃果「」
絵里「穂乃果…」
にこ「私たちの仲間を…よくもやってくれたわね…ああ!?」
ことり「ただで済むと思うんじゃねえぞ!!」
ツバサ「ッ…」
海未「お待ちなさいあなたたち!!」
絵里「皆!」
にこ「うみみ、絵里…」
海未「穂乃果…穂乃果!!大丈夫ですか!?」
絵里「穂乃果!しっかりして!」
穂乃果「」
絵里「穂乃果…」
516: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 16:29:30.46 ID:HSSU7Fn+
海未「…あなたたち…ここで何をしようとしていたのですか?」
にこ「…邪魔よ、どきなさい」
ことり「今までの集団暴行事件も…全部この人たちの仕業なんだよ」
海未「え?」
凛「穂乃果ちゃんもミカちゃんも、こいつらにやられたんだよ!」
海未「いいからあなたたちは手を絶対に出してはいけません!」
にこ「仲間やられて黙ってろっていうの!?」
海未「分からないのですか?」
海未「ここであなたたちが手を出したら…この子達と同じレベルになってしまうんですよ!!」
海未「あなたたちが仕返しをしたら、今度はこの子たちがまた仕返しをしてきます…」
海未「これでは…キリがないじゃないですか…」
「…」
にこ「…邪魔よ、どきなさい」
ことり「今までの集団暴行事件も…全部この人たちの仕業なんだよ」
海未「え?」
凛「穂乃果ちゃんもミカちゃんも、こいつらにやられたんだよ!」
海未「いいからあなたたちは手を絶対に出してはいけません!」
にこ「仲間やられて黙ってろっていうの!?」
海未「分からないのですか?」
海未「ここであなたたちが手を出したら…この子達と同じレベルになってしまうんですよ!!」
海未「あなたたちが仕返しをしたら、今度はこの子たちがまた仕返しをしてきます…」
海未「これでは…キリがないじゃないですか…」
「…」
517: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 16:38:45.01 ID:HSSU7Fn+
海未「…あなたたち…私の大事な生徒を随分と可愛がってくれたようですね…」
ツバサ「教師!?」
海未「あなたたち、恥ずかしくないのですか?楽しいですか?こんなことして…」
ツバサ「うるさい!どうせこいつらは、社会の何の役にも立たない人達でしょ!!」
モブ1「こんなやつら痛めつけたって誰も何とも思わないよ!」
海未「何調子にのったことを言っているのですか!?あなたたちは可愛そうな人たちですね?」
モブ2「うるさい!!」ブンッ!
海未「こんなもの持ってると怪我しますよ?」
ヒョイ ドスッ
モブ2「うっ…」
モブ1「うあー!」
海未「…」
ドスッ
モブ1「ァ…」
ツバサ「教師!?」
海未「あなたたち、恥ずかしくないのですか?楽しいですか?こんなことして…」
ツバサ「うるさい!どうせこいつらは、社会の何の役にも立たない人達でしょ!!」
モブ1「こんなやつら痛めつけたって誰も何とも思わないよ!」
海未「何調子にのったことを言っているのですか!?あなたたちは可愛そうな人たちですね?」
モブ2「うるさい!!」ブンッ!
海未「こんなもの持ってると怪我しますよ?」
ヒョイ ドスッ
モブ2「うっ…」
モブ1「うあー!」
海未「…」
ドスッ
モブ1「ァ…」
518: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 16:45:30.88 ID:HSSU7Fn+
にこ「うみみ…?」
ことり「つ、強い…!」
絵里「…」
ツバサ「く、くそがー!!」
海未「…」
絵里「うみみ!」
ツバサ「うあー!」バキッ
海未「ッ…」
凛「あっ…」
ツバサ「…」
海未「あなた…今、私を殴りましたよね?私を殴った手、痛いですよね?」
ことり「つ、強い…!」
絵里「…」
ツバサ「く、くそがー!!」
海未「…」
絵里「うみみ!」
ツバサ「うあー!」バキッ
海未「ッ…」
凛「あっ…」
ツバサ「…」
海未「あなた…今、私を殴りましたよね?私を殴った手、痛いですよね?」
519: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 16:57:48.57 ID:HSSU7Fn+
海未「素手で殴れば痛いのは当たり前です…。痛いのは手だけじゃないはずです…」
海未「色んな重さがズシンときたはずです…。生身の人間を殴るというのはそういうことなんです…」
海未「そんな当たり前のことも分からないで…くだらないおもちゃを振り回すなんて最低です」
ツバサ「う、うう…」
穂乃果「う、ううん…」
絵里「穂乃果!?大丈夫?」
海未「穂乃果!」
穂乃果「絵里ちゃん、うみみちゃん…それに皆…」
海未「穂乃果…無茶をしないでください」
海未「たったひとりでこんな人たちの相手をしようだなんて…」
穂乃果「ごめん…けど…私どうしても許せなかったんだよ…」
海未「色んな重さがズシンときたはずです…。生身の人間を殴るというのはそういうことなんです…」
海未「そんな当たり前のことも分からないで…くだらないおもちゃを振り回すなんて最低です」
ツバサ「う、うう…」
穂乃果「う、ううん…」
絵里「穂乃果!?大丈夫?」
海未「穂乃果!」
穂乃果「絵里ちゃん、うみみちゃん…それに皆…」
海未「穂乃果…無茶をしないでください」
海未「たったひとりでこんな人たちの相手をしようだなんて…」
穂乃果「ごめん…けど…私どうしても許せなかったんだよ…」
520: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 17:13:03.23 ID:HSSU7Fn+
穂乃果「これ以上傷つく人たちがでてくるのは嫌だったから…」
穂乃果「私、バカだから…これしか方法が思いつかなかった…」
海未「穂乃果…あなたは間違ってませんよ。それでいいんです」
海未「あなたは、もうこれ以上犠牲を出したくなかったから一人で戦ったんですよね?」
海未「それが、本当の喧嘩なんです」
絵里「…」
海未「いいですか皆さん。喧嘩というのは大切なものを守りたいという気持ちでするんです」
海未「薄汚い暴力なんかと一緒にしないでください」
にこ「…悪かったわね…昨日は…ごめん」
海未「にこ…」
凛「もう今日は帰るにゃ」
そーだなー
海未「皆さん…」
穂乃果「私、バカだから…これしか方法が思いつかなかった…」
海未「穂乃果…あなたは間違ってませんよ。それでいいんです」
海未「あなたは、もうこれ以上犠牲を出したくなかったから一人で戦ったんですよね?」
海未「それが、本当の喧嘩なんです」
絵里「…」
海未「いいですか皆さん。喧嘩というのは大切なものを守りたいという気持ちでするんです」
海未「薄汚い暴力なんかと一緒にしないでください」
にこ「…悪かったわね…昨日は…ごめん」
海未「にこ…」
凛「もう今日は帰るにゃ」
そーだなー
海未「皆さん…」
522: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 17:19:13.19 ID:HSSU7Fn+
絵里「さ、穂乃果立てる?」
ことり「私も手伝うよ!」
穂乃果「ありがとう2人とも…」
にこ「で、こいつらどうすんのようみみ?」
凛「警察には突き出さないのかにゃ?」
ツバサ「…」
海未「この子たちもここまで言ってわからないほど馬鹿ではないはずです」
海未「あなたたちがやったことは、ちゃんとあなたたちでけじめをつけてください。いいですね?」
ツバサ「…」
海未「さ、では皆さん。帰りますよ」
はーい
ことり「私も手伝うよ!」
穂乃果「ありがとう2人とも…」
にこ「で、こいつらどうすんのようみみ?」
凛「警察には突き出さないのかにゃ?」
ツバサ「…」
海未「この子たちもここまで言ってわからないほど馬鹿ではないはずです」
海未「あなたたちがやったことは、ちゃんとあなたたちでけじめをつけてください。いいですね?」
ツバサ「…」
海未「さ、では皆さん。帰りますよ」
はーい
523: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 17:29:05.29 ID:HSSU7Fn+
にこ「いやーにしてもうみみにはホントぶったまげたわ!」
凛「前も思ったけどなんでそんなに強いのかにゃ?」
ことり「どこで鍛えたの?」
海未「え?えっと…その…実は家が合気道の道場をやっていまして…」
にこ「合気道?どうりでそんなに強いわけね」
凛「今度凛にも教えてほしいにゃ!」
海未「そ、そうですね!機会があれば…」
絵里「…」
海未「あ、あの…今日の事は学校には内緒にしていてください…」
海未「教頭先生とかにばれるとまずいので…」
にこ「言うわけないでしょ?」
ことり「当たり前だよ!」
海未「皆さん…」うるっ
凛「前も思ったけどなんでそんなに強いのかにゃ?」
ことり「どこで鍛えたの?」
海未「え?えっと…その…実は家が合気道の道場をやっていまして…」
にこ「合気道?どうりでそんなに強いわけね」
凛「今度凛にも教えてほしいにゃ!」
海未「そ、そうですね!機会があれば…」
絵里「…」
海未「あ、あの…今日の事は学校には内緒にしていてください…」
海未「教頭先生とかにばれるとまずいので…」
にこ「言うわけないでしょ?」
ことり「当たり前だよ!」
海未「皆さん…」うるっ
524: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 17:34:54.00 ID:HSSU7Fn+
凛「くらえにゃ!」ぽこっ
穂乃果「い、痛いよ~凛ちゃん…」
にこ「凛~?穂乃果は怪我してるんだからおふざけはやめなさい?」
凛「えへへ~ごめんにゃ~」
ことり「怪我したところは私が治してあげます!…なんてね♪」
ワイワイガヤガヤ
絵里「うみみ」
海未「どうしましたか絵里?」
絵里「どうしてごまかすのかしら?」
海未「何をですか?」
絵里「やっぱり、家が園田組だってばれると不味いのかしら?」
穂乃果「い、痛いよ~凛ちゃん…」
にこ「凛~?穂乃果は怪我してるんだからおふざけはやめなさい?」
凛「えへへ~ごめんにゃ~」
ことり「怪我したところは私が治してあげます!…なんてね♪」
ワイワイガヤガヤ
絵里「うみみ」
海未「どうしましたか絵里?」
絵里「どうしてごまかすのかしら?」
海未「何をですか?」
絵里「やっぱり、家が園田組だってばれると不味いのかしら?」
526: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 17:40:23.53 ID:HSSU7Fn+
海未「当たり前じゃないですか…ってなんであなた知っているのですか!?」
絵里「あなたの携帯届けたの、私よ」
海未「え!?」
絵里「大丈夫よ、言わないわよ。それであなたがクビになったら」
絵里「学校つまらなくなるじゃない…」
海未「絵里…」グスッ
海未「あなたたち!!」
にこ「何よ急に大声で?」
穂乃果「どうしたの?」
絵里「あなたの携帯届けたの、私よ」
海未「え!?」
絵里「大丈夫よ、言わないわよ。それであなたがクビになったら」
絵里「学校つまらなくなるじゃない…」
海未「絵里…」グスッ
海未「あなたたち!!」
にこ「何よ急に大声で?」
穂乃果「どうしたの?」
528: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 17:51:49.99 ID:HSSU7Fn+
海未「あなたたちは、私の最高の生徒たちです!!」
海未「皆さん!私と一緒にあの大きな太陽に向かって競争です!太陽アタックです!」
海未「行きますよ!?おーー!!」タッタッタ
にこ「あいつアホね」
ことり「けど面白いよね~」
凛「穂乃果ちゃん怪我してて走れないって」
穂乃果「ホントだよ全く」
絵里「ふふ」
海未「皆さん!なぜベストを尽くさないのですか!?」
海未「さあ早く!あの太陽に向かってダッシュです!」
海未「おー!」
おしまい
海未「皆さん!私と一緒にあの大きな太陽に向かって競争です!太陽アタックです!」
海未「行きますよ!?おーー!!」タッタッタ
にこ「あいつアホね」
ことり「けど面白いよね~」
凛「穂乃果ちゃん怪我してて走れないって」
穂乃果「ホントだよ全く」
絵里「ふふ」
海未「皆さん!なぜベストを尽くさないのですか!?」
海未「さあ早く!あの太陽に向かってダッシュです!」
海未「おー!」
おしまい
引用元: ・海未「今日から私も教師です」
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