1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 17:29:40.198 ID:IDLWcC0ad
唯「どこなんだろここ…」

梓「唯先輩!なにしてるんですか?!」

唯「…誰?先輩って、私まだ1年生だよ」

梓「もう!とにかく部活に行きますよ!」

2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 17:30:24.007 ID:IDLWcC0ad
澪「遅かったな2人とも」

律「もしかして逢いびきでもしてたのか~?」

紬「あらあらまぁまぁ」

梓「唯先輩?どうしたんですか?」

唯「もしかして私、この部活の一員なの?」

律「当たり前だろ、新手のボケか?」

澪「くだらないこと言ってないで練習するぞ!」

4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 17:30:49.161 ID:IDLWcC0ad
紬「その前にお茶にしましょ~」

律「おっ、待ってました!」

唯「軽音部なのにお茶??」

梓「なんだか今日の唯先輩おかしくないですか?」

5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 17:31:12.842 ID:IDLWcC0ad
澪「たしかに…梓に抱きついてないな」

唯「えっ?!私そんなことしてるの?」

紬「そりゃあもう毎日」

唯「この世界の私って…」

6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 17:31:39.340 ID:IDLWcC0ad
梓「ま、まぁ私はその方がいいですけどね!」

律「とか言って、本当は寂しいんだろ」

梓「なっ…!」

唯「あの~実は私、違う世界から来たんですけど」

7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 17:32:00.170 ID:IDLWcC0ad
澪「なんだ?変なものでも食べたのか?」

紬「たしかに今日の唯ちゃんは何か変ね」

唯「だから、私はみんなの知ってる私じゃないんだって」

8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 17:33:41.612 ID:o2ZqxRKY0
唯「異世界に行く方法…っていうのをやってみたの」

梓「それで?」

唯「気づいたらこの世界に来ちゃった」

澪「怖い話はやめろよ…」

紬「唯ちゃんの元いた世界ってどんな世界なの?」

10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 17:36:13.766 ID:o2ZqxRKY0
唯「私のいた世界は…」

唯「高校生になってすぐ…戦争が始まって」

唯「私はろくに学校にも行けないまま戦場へ出たの…女子高生を送り込むくらいだから、よっぽど戦況が悪かったんだろうね」

律「そんな…確かに今日の唯はアホっぽくないと思ってたけど」

梓「そんな世界…悲しすぎます!」

11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 17:38:08.043 ID:o2ZqxRKY0
紬「でも、この世界は平和よ!せっかく来たんだもの!高校生活を楽しみましょう!」

唯「ありがとうみんな…見ず知らずの私のために」

梓「いやいや、異世界の人でも唯先輩は唯先輩ですから!」

律「とりあえずお茶でもしよう!おい澪!怖い話は終わったぞ!」

12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 17:40:32.262 ID:o2ZqxRKY0
唯「それじゃあ楽しい話をしよっか!」

律「そうだな~文化祭で澪がパンツ見せた話とか?」

澪「なっ?!バカ!その話はするな!」

梓「じゃあ私たちの曲を聴いてもらうのはどうでしょう?」

紬「そうね!名案だわ!」

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 17:42:09.986 ID:o2ZqxRKY0
ジャーン♫

律「どうだった?」

唯「…あんまり上手くないね!」

梓「バッサリだー!」がーん

唯「でも…」

唯「こんなに暖かい音楽を聴いたのは初めて…」ポロポロ

14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 17:45:11.021 ID:o2ZqxRKY0
兵士1「唯!退却のラッパだ!退くぞ!」

唯「でも…でも!負傷者が!」

兵士1「そいつらはもうダメだ!これは命令だ!来い!」

兵士2「置いて…行かないで…」

唯「ごめんなさいごめんなさい」

17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 17:47:50.035 ID:o2ZqxRKY0
澪「落ち着いた?」

唯「うん。ごめんね澪ちゃん」

澪「名前、覚えてくれたんだ」

唯「この世界の私の、大事な友達だもん」

律「馬鹿野郎…私たちは世界が違っても友達だよ」

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 17:50:22.129 ID:o2ZqxRKY0
憂「お姉ちゃん~?」

梓「あ、憂来てくれたんだ」

唯「憂?!なんで生きて…!」

唯「そっか…ここは異世界なんだ」

梓「唯先輩、憂が迎えに来てくれたんで、今日はゆっくり寝てくださいね」

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 17:52:39.598 ID:7gmfJBh1d
憂「お姉ちゃんと帰るの久しぶりだね」

唯「そ、そうだね…」

唯(私の世界の憂は…空襲で町の人たちを避難させている最中に亡くなった)

唯「…」ギュッ

憂「お姉ちゃん、手が痛いよ」

唯「ごめん、守ってあげれなくて」ポロポロ

憂「どうしたの?お姉ちゃんなんだか様子が変だよ」

21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 17:55:25.276 ID:7gmfJBh1d
憂「異世界から来た?」

唯「うん、だから私は本当の憂のお姉ちゃんじゃないの」

憂「お姉ちゃんはお姉ちゃんだよ」

唯「憂…」

憂「今日のご飯はカレーだよ!」

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 17:56:54.020 ID:7gmfJBh1d
憂「さ、たんと召し上がれ!」

唯「すごくおいしい…」

憂「ありがとう、そう言ってもらえると嬉しいよ」

唯「憂…」

23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 17:58:20.979 ID:7gmfJBh1d
翌日!

律「お、今日も学校来たんだな!」

唯「うん、せっかくの平和な高校生活だもん」

澪「おはよー」

紬「あら唯ちゃん、おはよう」

24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 17:59:58.769 ID:7gmfJBh1d
律「やっと授業が終わったよ~」

澪「唯、どうだった?」

唯「うん、なんだかとっても新鮮で楽しかった!」

律「まさか唯の口から授業が楽しいなんて出てくるとは…」

紬「さぁ、梓ちゃんが待ってるわ!部活に行きましょう」

25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 18:02:10.363 ID:o2ZqxRKY0
唯「お疲れ様~」

梓「唯先輩!」ダキッ

唯「わわわ…突然なに?!」

梓「いつもの仕返しです!」

唯(梓ちゃん…すごくいい匂いがする…)

梓「それと私のことはあずにゃんと呼んでください!」

唯「あず…にゃん?」

26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 18:04:19.079 ID:o2ZqxRKY0
梓「私昨日、異世界についてネットで調べてみたんです」

律「それで?」

梓「そしたら…異世界へ行った人は捕まって、元の世界に送り返されるらしいんです!」

澪「そんな!じゃあ唯は戦争の世界に帰らなきゃならないのか!?」

28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 18:06:22.687 ID:o2ZqxRKY0
唯「…」

紬「唯ちゃん…」

唯「薄々は感じてたんだ。この世界に私がいたら、元の私の居場所がなくなるなって…」

唯「だからその時は潔く戻るよ…あの世界は最低で最悪だけど…」

澪「なんとかする方法はないのか?!」

29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 18:08:51.683 ID:o2ZqxRKY0
唯「憂が…死んだ?」

唯「空襲で町の人たちの避難誘導をしている最中に…」

唯「憂らしいや」

唯「私、ひとりぼっちになっちゃった」

30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 18:11:32.148 ID:o2ZqxRKY0
梓「唯先輩…本当に戻るんですか?」

唯「そうだね…せっかくあずにゃんと仲良くなれたのに残念」

紬「残酷だわ…」

唯「ううん、これは運命だもん」

31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 18:12:46.410 ID:o2ZqxRKY0
唯「私、約束するよ…」

唯「あっちの世界でもみんなのこと見つけ出して…」

唯「絶対に軽音部を作ってみせる!」

澪「唯…」

32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 18:13:32.993 ID:o2ZqxRKY0
その日の晩、唯は黒服の男に拉致され、元の世界へと帰された。

33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 18:15:51.369 ID:o2ZqxRKY0
兵士1「ボサッとするな平沢!!死ぬぞ!」

唯「はい!」

??「こっちの援護を頼む!」

唯「りっちゃん!」

律「なんだお前…なんで私の名前を?まぁいい!一気に敵を叩き潰すぞ!」

35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 18:18:04.385 ID:o2ZqxRKY0
澪「敵戦車撃破!これで16台目だ!私って天才だな!」

梓「弾薬持ってきました!!」

紬「頭下げて!撃ち抜かれるわよ!」

唯「みんな…」

唯「みんな近くにいたんだ…」

37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 18:21:10.920 ID:o2ZqxRKY0
律「いやーあんたの支援のおかげでここの敵は撤退したよ」

唯「あはは…」

澪「なに言ってるんだ!この戦車破壊のプロ、秋山澪様がいたからに決まってるだろ!」

紬「でもみんな歳が近いし、仲良くなれそうね」

梓「出身も一緒なんて運命かもしれませんね」

38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 18:23:46.124 ID:o2ZqxRKY0
唯「ねぇみんな、必ず生き残ろう」

律「どうしたんだよ急に」

唯「私、みんなと音楽がやりたい」

澪「なんだか楽しそうだな!もちろん私がメインボーカルだぞ!」

紬「私も唯ちゃんに賛成だわ」

梓「音楽…やってみたい…」

39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 18:25:34.033 ID:o2ZqxRKY0
兵士1「喜べ諸君!」

律「なんだろ?」

兵士1「この地域の敵が撤退したことで、我が方の勝利が確定しつつある!」

兵士1「来月には故郷に戻れるぞ!」

澪「本当か?!」

41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 18:28:05.912 ID:o2ZqxRKY0
その翌月、戦争は終わった

失ったものは大きかったけれど、それ以上に大事な仲間と巡り合うことができた

唯「憂…」

唯「私は前を向いて生きていくよ」

唯「異世界のみんなに笑われないようにね」

42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 18:28:28.782 ID:o2ZqxRKY0
お わ り

43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 18:29:35.726 ID:o2ZqxRKY0
余談

唯「みんなおはよー」

澪「唯?!」

律「戻ったのか?!」

唯「ふぇ?なんのこと??」

紬「どうやらそのようね…」

45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/28(月) 18:31:03.581 ID:o2ZqxRKY0
唯「変な夢見たんだよ~」

唯「澪ちゃんが戦車をたくさん壊す夢~」

澪「なんだその夢…」

律「がんばれよ…あっちの唯…」

おわり

引用元: 唯「異世界に来ちゃった…」