1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 21:28:10.02 ID:Fc6ALjXD0
葉留佳「扇風機にあ~~ってするのは、夏の必須行事だと思うのですヨわたしは」

葉留佳「エアコンにやっても意味ないですヨ」

葉留佳「最近流行りの羽根のない扇風機なんて言語道断!雨あられ!」

葉留佳「ホラ、美魚ちんも一緒に!せーの、あ~~~」

美魚「……」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 21:31:14.61 ID:Fc6ALjXD0
葉留佳「物凄くお腹が空いた時に、お腹と背中がひっつくぞーって言うジャン?」

葉留佳「あれってよく考えると怖いですヨネ」

葉留佳「ぺしゃんこですヨ」

美魚「……」

葉留佳「…あ!ぺしゃんこって、別に    のこと言ったわけじゃないですヨ?」

美魚「……」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 21:35:44.23 ID:Fc6ALjXD0
葉留佳「いやー、なんですネ」

葉留佳「やったらダメだーって分かってることに限ってやっちゃいたくなるんですヨネ」

美魚「……」

葉留佳「カラオケで人が歌ってる時にサビで演奏中止押したくならない?」

美魚「……」

葉留佳「まぁはるちんカラオケ行ったことないんだケドね!」

美魚「……」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 21:39:14.57 ID:Fc6ALjXD0
葉留佳「♪ド~はドーナツのド~」

葉留佳「♪レ~はレモンのレ~」

葉留佳「♪ミ~は」

葉留佳「やっぱり美魚ちんのミですヨ!」

葉留佳「よっ!日本一!」

葉留佳「美魚ちん大統領!」

美魚「……」

葉留佳「……」

葉留佳「♪ファ~はファイトはるちん…」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 21:42:14.18 ID:Fc6ALjXD0
葉留佳「最近は3Dが流行りですネ」

葉留佳「というわけではるちんも3D化しようと思うのですヨ!」

葉留佳「せーの!」

葉留佳「3D    ぼーん!」

美魚「……」

葉留佳「お尻もぼーん!」

美魚「……」

葉留佳「目が怖いですヨ美魚ちん…」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 21:47:04.60 ID:Fc6ALjXD0
葉留佳「アルミ缶の上にミカンがある!」

葉留佳「ふとんがすっ飛んだ!」

葉留佳「下手なギャグはよしなしゃれ!」

葉留佳「はるちんの『ダジャレ未遂』コーナーでした!」

美魚「……」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 21:50:31.05 ID:Fc6ALjXD0
葉留佳『…認めなさいよ。貴方は貴方でしかない』

葉留佳「えへへ、お姉ちゃんのモノマネ~」

葉留佳『もう、葉留佳は本当にどうしようもない子ね…』

葉留佳「えへへ…」


美魚「……」チラッ

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 21:57:05.51 ID:Fc6ALjXD0
葉留佳「あーっ!!」

美魚「……」

葉留佳「今朝のTVの運勢占い見るの忘れてた!」

葉留佳「とほほ…ツイテないですヨ。きっと順位も12位ですネ…」

葉留佳「あれ?でも、逆にそれを見ずに済んだってことは、むしろラッキーなんじゃない!?」

葉留佳「やったー!はるちんラッキー!」

美魚「……」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 22:02:00.94 ID:Fc6ALjXD0
葉留佳「美魚ちん美魚ちん!」

葉留佳「しりとりしよ!しりとり!」

美魚「……」

葉留佳「お願い!1回だけ!」

葉留佳「ねー!いいでしょー!!ね!?」

葉留佳「じゃあ、しりとりのり!!」

葉留佳「はい美魚ちんの番!!」

美魚「鈴さん」

葉留佳「!」

葉留佳「……??」

葉留佳「 !!!!!」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 22:07:05.78 ID:Fc6ALjXD0
葉留佳「美魚ちんって何色が好きなのー?」

葉留佳「はるちんは紫ですネ!」

葉留佳「だから、この髪も、髪留めも、お気に入りなんですヨ」

葉留佳「それにお姉ちゃんとお揃い」

葉留佳「やはは、はるちん幸せ!」

美魚「……」

葉留佳「あ、美魚ちんちょっとだけ笑ったー」

美魚「笑ってません」

葉留佳「返事したー!」

美魚「……」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 22:11:30.19 ID:Fc6ALjXD0
葉留佳「美魚ちん美魚ちん!」

美魚「……」

葉留佳「美魚ちーん?」

美魚「……」

葉留佳「やはは、呼んだだけですヨ♪」

美魚「…………」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 22:14:15.87 ID:Fc6ALjXD0
葉留佳「あのねー!はるちんこの前、床に落ちたウインナーを4秒後に拾って食べたんですヨ!」

葉留佳「3秒ルールなんてへのカッパなのだー!」


葉留佳「…ワイルドだろ~?」ドヤッ


美魚「………」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 22:21:09.07 ID:Fc6ALjXD0
葉留佳「美魚ちーん」

葉留佳「…隣、座っていいかナ」

美魚「……」

美魚「……」スッ

葉留佳「ありがと♪」

美魚「……」

葉留佳「……」

葉留佳「いい天気ですネ」

美魚「………はい」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 22:25:47.19 ID:Fc6ALjXD0
葉留佳「……」

美魚「……」

葉留佳「……」

美魚「……」パタン

葉留佳「ありゃ?読書終わり?」

美魚「…いいえ、まだ途中です」

美魚「ですが、あなたのせいで読書どころではなくなりました」

葉留佳「…やはは」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 22:31:27.58 ID:Fc6ALjXD0
葉留佳「…美魚ちん、怒ってる?」

美魚「そういうわけではありません」

美魚「確かに私の大事な読書の時間を害されたことは事実ですが」

葉留佳「きゃうっ」

美魚「ですが」

美魚「…今の時間を読書よりも、あなたに費やそうと判断したのは私の意思です」

葉留佳「やははっ」

葉留佳「ありがと美魚ちん」

美魚「…お礼を言われることではありません」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 22:39:59.28 ID:Fc6ALjXD0
葉留佳「……」

美魚「……」

葉留佳「…えいっ!」ギュッ

美魚「…」

美魚「なぜ手を繋ぐのですか?」

葉留佳「やははー!まぁ…なんとなく、かな?」

美魚「…訳が分かりません」

葉留佳「ほら、わたしってそーゆーとこあるジャン?脈絡ないっていうか…ですヨ!」

美魚「知ってます」

葉留佳「美魚ちん鬼ひどっ!!」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 22:46:28.51 ID:Fc6ALjXD0
美魚「……」

葉留佳「……」

美魚「…」キュッ

葉留佳「……っ」ドキ

葉留佳「……~~」ソワソワ

美魚「挙動不審ですよ」

葉留佳「ひゃッ!え、な、なんのことなのでしょうかネ??」

美魚「言葉遣いも変ですよ」

葉留佳「むぃ…」

美魚「感情を表に出さないで下さい」


美魚「…私まで照れてしまいます」フィッ

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 22:55:47.13 ID:Fc6ALjXD0
葉留佳「美魚ちん?」

美魚「……」

葉留佳「…顔赤いですヨ?」

美魚「言いがかりはやめてください」

葉留佳「心なしか脈も早いような」

美魚「生活習慣病です」

美魚「部屋に引きこもって本ばかり読んでますから、きっとそのせいです」

葉留佳「そうなの?」

美魚「そうです」

葉留佳「…そっかぁ」

美魚「はい」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 22:58:56.78 ID:Fc6ALjXD0

葉留佳「………」

美魚「………」

葉留佳「美魚ちん」

美魚「……」

葉留佳「大好きっ」

美魚「…!」

美魚「……」

美魚「……それも知ってます」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 23:07:44.96 ID:Fc6ALjXD0
美魚「今更何を言ってるのですか」

葉留佳「手厳しいなぁ美魚ちんは」

美魚「それが私ですから」

美魚「1度は捨てようと、逃げ出そうと思った『私』」

美魚「そして同時に、あなたが必要としてくれた『私』」

美魚「だから私は『私』のままでいます」

美魚「これからもずっと」

美魚「あなたが必要としてくれる限り」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 23:16:40.74 ID:Fc6ALjXD0
葉留佳「やはは、面と向かって言われると照れますなァ」

葉留佳「約束しますヨ」

葉留佳「ずっと美魚ちんのことが大好きなはるちんでいるのです」

美魚「口約束は不安です」

美魚「…言葉は活字と違って、発せられた瞬間に消えてしまいますから」

葉留佳「じゃあ、こーいうのはいかがでしょうかネ♪」グイッ



チュッ

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 23:23:00.86 ID:Fc6ALjXD0
葉留佳「これも1つの口約束、なんて!やはは!」

美魚「……」

葉留佳「やはは…って、美魚ちん?」

美魚「…………」

葉留佳「美魚ちーん…」

美魚「……」

葉留佳「美魚ちーん!黙りはいやだよー!構って構って構ってー!」

美魚「……」

美魚 (もう、知りません)フフッ


葉留佳「ねぇ、美魚ちんってばー!」



~終~

引用元: 葉留佳「ねぇねぇ美魚ちん美魚ちーん!」