1: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:17:10.18 ID:f30csDPM
海未「あ、亜里沙?」
亜里沙「は、はいっ!」
海未「そんなに緊張しなくても…」
亜里沙「いえ!憧れの海未さんの家に招いていただけるなんて…。亜里沙、凄く嬉しいです!」
海未「そんなに持ち上げても、お茶とお菓子しか出ませんよ」
亜里沙「和菓子ですか!?」
海未「そうですよ。今持ってきますから待っててくださいね」
亜里沙「はいっ!」
────ピシャッ
亜里沙「は、はいっ!」
海未「そんなに緊張しなくても…」
亜里沙「いえ!憧れの海未さんの家に招いていただけるなんて…。亜里沙、凄く嬉しいです!」
海未「そんなに持ち上げても、お茶とお菓子しか出ませんよ」
亜里沙「和菓子ですか!?」
海未「そうですよ。今持ってきますから待っててくださいね」
亜里沙「はいっ!」
────ピシャッ
2: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:17:39.32 ID:f30csDPM
亜里沙「……ここが海未さんの部屋かぁ」キョロキョロ
亜里沙「綺麗に片付いてるし、本棚にも本が一杯あるなぁ…」
亜里沙「えっと、『南洲翁遺訓』…?なんて書いてあるんだろうこれ…中国語かな?」
亜里沙「海未さんはこんな難しい本も読めるんだ…凄いなぁ……」
────ドサッ
亜里沙「あ…後ろに一冊立てかけてあったみたい」
亜里沙「……なんだろう、これ。他のよりも分厚くて…。禁書、とか封印?とか書いてある…」
亜里沙「……ち、ちょっとだけ────」
亜里沙「綺麗に片付いてるし、本棚にも本が一杯あるなぁ…」
亜里沙「えっと、『南洲翁遺訓』…?なんて書いてあるんだろうこれ…中国語かな?」
亜里沙「海未さんはこんな難しい本も読めるんだ…凄いなぁ……」
────ドサッ
亜里沙「あ…後ろに一冊立てかけてあったみたい」
亜里沙「……なんだろう、これ。他のよりも分厚くて…。禁書、とか封印?とか書いてある…」
亜里沙「……ち、ちょっとだけ────」
3: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:18:13.60 ID:f30csDPM
海未「お待たせしました、亜里沙」ガラッ
亜里沙「きゃああああ!???」サッ
海未「?ど、どうかしましたか!?」
亜里沙「い、いえ!なんでもありません!ちょっとボーッとしてたって言うか…あはは…」
海未「そ、そうですか。驚かせてしまったならすみません」
亜里沙「あ、いえいえ!亜里沙の方こそ急にごめんなさい!」
海未「では…お茶にしましょうか。今日は初夏にぴったりの冷たいお菓子にしてみました」
亜里沙「うわぁ…!凄く綺麗…!」
海未「遠慮せず食べてくださいね」
亜里沙「はい!それじゃあ、いただきます!」
亜里沙「きゃああああ!???」サッ
海未「?ど、どうかしましたか!?」
亜里沙「い、いえ!なんでもありません!ちょっとボーッとしてたって言うか…あはは…」
海未「そ、そうですか。驚かせてしまったならすみません」
亜里沙「あ、いえいえ!亜里沙の方こそ急にごめんなさい!」
海未「では…お茶にしましょうか。今日は初夏にぴったりの冷たいお菓子にしてみました」
亜里沙「うわぁ…!凄く綺麗…!」
海未「遠慮せず食べてくださいね」
亜里沙「はい!それじゃあ、いただきます!」
4: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:18:41.77 ID:f30csDPM
*
亜里沙「今日は楽しかったです!」
海未「それは良かったです。また来てくださいね」
亜里沙「はいっ!お邪魔しましたー!」
────バタンッ
亜里沙「~♪」
亜里沙「…あれ?なにか鞄に…」
亜里沙(…!海未さんの本持ってきちゃった……)
亜里沙「今日は楽しかったです!」
海未「それは良かったです。また来てくださいね」
亜里沙「はいっ!お邪魔しましたー!」
────バタンッ
亜里沙「~♪」
亜里沙「…あれ?なにか鞄に…」
亜里沙(…!海未さんの本持ってきちゃった……)
5: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:19:08.02 ID:f30csDPM
亜里沙(返しに行かなきゃ…)クルッ
亜里沙(……)
亜里沙(これ、何が書いてあるんだろう…)
亜里沙(封印指定…読んじゃダメって書いてあるのに…凄く読んでみたい……)
亜里沙(で、でも人の本を勝手に読むなんてそんな…)
亜里沙(……ごめんなさい、海未さん!こんな亜里沙を、許してくださいっ)ペラッ
亜里沙「…こ、これは…!」
亜里沙(……)
亜里沙(これ、何が書いてあるんだろう…)
亜里沙(封印指定…読んじゃダメって書いてあるのに…凄く読んでみたい……)
亜里沙(で、でも人の本を勝手に読むなんてそんな…)
亜里沙(……ごめんなさい、海未さん!こんな亜里沙を、許してくださいっ)ペラッ
亜里沙「…こ、これは…!」
6: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:19:57.16 ID:f30csDPM
*
────カツカツカツ…
「あれ?あの子って生徒会長の…」
「どうして高校に?」
────カツカツカツ…
「いや、その前にあの格好…」
「何かのコスプレ、かな?」
────カツカツカツ…
亜里沙「──マスター…」
────カツカツカツ…
────カツカツカツ…
「あれ?あの子って生徒会長の…」
「どうして高校に?」
────カツカツカツ…
「いや、その前にあの格好…」
「何かのコスプレ、かな?」
────カツカツカツ…
亜里沙「──マスター…」
────カツカツカツ…
8: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:20:27.91 ID:f30csDPM
*
にこ「はーい、注目ー!これから新曲のダンス案会議を始めるわよー」
ことり「今回の衣装は凄く動きやすいから、わりと激し目でも大丈夫だよぉ~」
凛「やったー!じゃあ今回は凛、思いっきり踊れるね!」
花陽「良かったね、凛ちゃん」
真姫「曲も明るめだから激しくいきたいわね」
絵里「色んな音が混じりあって…ハラショーだわ」
希「聞いてるだけで、心が踊ってくるやん?」
海未「歌詞も曲に負けないテンポの良さを重視してみました」
にこ「はーい、注目ー!これから新曲のダンス案会議を始めるわよー」
ことり「今回の衣装は凄く動きやすいから、わりと激し目でも大丈夫だよぉ~」
凛「やったー!じゃあ今回は凛、思いっきり踊れるね!」
花陽「良かったね、凛ちゃん」
真姫「曲も明るめだから激しくいきたいわね」
絵里「色んな音が混じりあって…ハラショーだわ」
希「聞いてるだけで、心が踊ってくるやん?」
海未「歌詞も曲に負けないテンポの良さを重視してみました」
9: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:20:54.89 ID:f30csDPM
穂乃果「相変わらずセンスある歌詞だね、海未ちゃん!」
凛「そういえば海未ちゃんって、歌詞考えるの上手だけど何かタメになったこととか、あるの?」
海未「タメになったこと…ですか?あまり思いつかないのですが…もしかしたら……」
凛「もしかしたら?」
海未「あぁ、いえ!なんでもありません!なんでもありませんから!!」
凛「?変な海未ちゃん」
絵里「少しお手洗いに行ってもいいかしら。書類を整理してたから手を洗いたくて」
にこ「いいわよ。でも、なるべく早めにね」
絵里「えぇ、わかってるわ」
────バタンッ
凛「そういえば海未ちゃんって、歌詞考えるの上手だけど何かタメになったこととか、あるの?」
海未「タメになったこと…ですか?あまり思いつかないのですが…もしかしたら……」
凛「もしかしたら?」
海未「あぁ、いえ!なんでもありません!なんでもありませんから!!」
凛「?変な海未ちゃん」
絵里「少しお手洗いに行ってもいいかしら。書類を整理してたから手を洗いたくて」
にこ「いいわよ。でも、なるべく早めにね」
絵里「えぇ、わかってるわ」
────バタンッ
10: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:21:38.51 ID:f30csDPM
*
────ジャ-…
────キュッ
絵里「ふぅ…。さて、部室に戻りましょうか」
絵里「それにしても…なんだか外が騒がしいわね…何かあったのかしら……」
亜里沙「───お姉ちゃん」スッ
絵里「っ!?あ、亜里沙……?」
絵里「どうしてここに…というか、何?その格好……」
亜里沙「ちょうど良かったお姉ちゃん。亜里沙をマスターの元へ案内して?」
絵里「ま、マスター?その前に、学校へ勝手に入っちゃダメじゃ────」
────ジャ-…
────キュッ
絵里「ふぅ…。さて、部室に戻りましょうか」
絵里「それにしても…なんだか外が騒がしいわね…何かあったのかしら……」
亜里沙「───お姉ちゃん」スッ
絵里「っ!?あ、亜里沙……?」
絵里「どうしてここに…というか、何?その格好……」
亜里沙「ちょうど良かったお姉ちゃん。亜里沙をマスターの元へ案内して?」
絵里「ま、マスター?その前に、学校へ勝手に入っちゃダメじゃ────」
11: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:22:16.08 ID:f30csDPM
亜里沙「……事に。我が眷属と神の名の元に、愚かなる血と悪しき名において命ずる────」
絵里「な、なに……?」
亜里沙「我が賢姉よ…私をマスターの、園田海未様の元へ誘いなさい!」クワッ
絵里「ひ、ひぃ!?」ダッ
絵里(に、逃げなきゃ…!)
絵里(亜里沙がおかしくなっちゃった!?こ、怖い…助けて…誰か……!)
────バンッ
絵里「だ、誰か助けてぇ!!」
希「おっと?どうしたん?そんなに慌てて」
花陽「そ、それは私のセリフ…」
にこ「何よ、こんな真っ昼間から。お化けでも見たわけ?」
絵里「お、お化けなんかじゃないわ!あ、亜里沙が────」
亜里沙「見つけましたよ」
絵里「な、なに……?」
亜里沙「我が賢姉よ…私をマスターの、園田海未様の元へ誘いなさい!」クワッ
絵里「ひ、ひぃ!?」ダッ
絵里(に、逃げなきゃ…!)
絵里(亜里沙がおかしくなっちゃった!?こ、怖い…助けて…誰か……!)
────バンッ
絵里「だ、誰か助けてぇ!!」
希「おっと?どうしたん?そんなに慌てて」
花陽「そ、それは私のセリフ…」
にこ「何よ、こんな真っ昼間から。お化けでも見たわけ?」
絵里「お、お化けなんかじゃないわ!あ、亜里沙が────」
亜里沙「見つけましたよ」
12: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:22:46.06 ID:f30csDPM
絵里「!?」ドサッ
亜里沙「案内ご苦労様、お姉ちゃん。お陰でマスターの元にたどり着けたよ」
穂乃果「ま、マスター?」
ことり「というか、どうして亜里沙ちゃんがここに…?」
亜里沙「ごめんなさい突然お邪魔して。でもどうしても会いたい人がいるんです」
────カツカツ…
真姫「あ、会いたい人って……」
────カツカツ…
花陽「まさか…」
────ピタッ
海未「…亜里沙?」
亜里沙「会いたかったです…マスター…」
海未「へ?」
穂乃果「…え?」
「「「えーーー!?????」」」
亜里沙「案内ご苦労様、お姉ちゃん。お陰でマスターの元にたどり着けたよ」
穂乃果「ま、マスター?」
ことり「というか、どうして亜里沙ちゃんがここに…?」
亜里沙「ごめんなさい突然お邪魔して。でもどうしても会いたい人がいるんです」
────カツカツ…
真姫「あ、会いたい人って……」
────カツカツ…
花陽「まさか…」
────ピタッ
海未「…亜里沙?」
亜里沙「会いたかったです…マスター…」
海未「へ?」
穂乃果「…え?」
「「「えーーー!?????」」」
13: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:23:19.13 ID:f30csDPM
*
にこ「ちょっと!?どういうことよ!」
亜里沙「どういうことも何も。私はマスターに会いに来たのです」
亜里沙「マスター、やっと私も前世の記憶を取り戻せたようです…。ご心配掛けて申し訳ございません」
亜里沙「しかし!記憶を取り戻した今、私達二人に敵などありません。さぁ、世界の終焉を導く闇に裁きを……」
絵里「チカァ……」ドサッ
花陽「絵里ちゃん!?絵里ちゃあああん!!」
真姫「海未!これは一体どういうこと?」
海未「さ、さぁ…私にもさっぱりで…」
亜里沙「な、なんと!もしかしてマスターも前世の記憶を!?それは大変です!なら……!」
にこ「ちょっと!?どういうことよ!」
亜里沙「どういうことも何も。私はマスターに会いに来たのです」
亜里沙「マスター、やっと私も前世の記憶を取り戻せたようです…。ご心配掛けて申し訳ございません」
亜里沙「しかし!記憶を取り戻した今、私達二人に敵などありません。さぁ、世界の終焉を導く闇に裁きを……」
絵里「チカァ……」ドサッ
花陽「絵里ちゃん!?絵里ちゃあああん!!」
真姫「海未!これは一体どういうこと?」
海未「さ、さぁ…私にもさっぱりで…」
亜里沙「な、なんと!もしかしてマスターも前世の記憶を!?それは大変です!なら……!」
14: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:23:57.46 ID:f30csDPM
────ガサガサ
亜里沙「これを!これをお読みになれば直ぐ様記憶を取り戻せる筈です!」
海未「!???」
穂乃果「あーーーー!!!それ!!」
ことり「やっぱり…」
凛「ど、どういうこと?」
ことり「どこかで見たことある格好だと思ったら…」
ことり「昔、海未ちゃんも同じ格好をしてたことがあるの…」
穂乃果「それにあの本…海未ちゃんが確か「経典」と呼んでた本じゃ……」
海未「あああああああああああ!!!!!」グハッ
海未「そ、そんな…!あれは絶対秘匿書物として私の本棚の奥に隠していた筈です!!」
亜里沙「ご安心くださいマスター!マスターの表人格が機密情報として、認識阻害の障壁にて隠蔽していたのを、私がちゃんと見つけ出しました!」
海未「Noooooooooo!!!!!!」
希「あー…なるほどなぁ……」
花陽「い、一体何が…?」
穂乃果「あれは確か…中学2年生位の頃……」
亜里沙「これを!これをお読みになれば直ぐ様記憶を取り戻せる筈です!」
海未「!???」
穂乃果「あーーーー!!!それ!!」
ことり「やっぱり…」
凛「ど、どういうこと?」
ことり「どこかで見たことある格好だと思ったら…」
ことり「昔、海未ちゃんも同じ格好をしてたことがあるの…」
穂乃果「それにあの本…海未ちゃんが確か「経典」と呼んでた本じゃ……」
海未「あああああああああああ!!!!!」グハッ
海未「そ、そんな…!あれは絶対秘匿書物として私の本棚の奥に隠していた筈です!!」
亜里沙「ご安心くださいマスター!マスターの表人格が機密情報として、認識阻害の障壁にて隠蔽していたのを、私がちゃんと見つけ出しました!」
海未「Noooooooooo!!!!!!」
希「あー…なるほどなぁ……」
花陽「い、一体何が…?」
穂乃果「あれは確か…中学2年生位の頃……」
15: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:24:23.97 ID:f30csDPM
────────────
────────
────
────ガラッ
穂乃果『あ、海未ちゃんおは……って、どうしたの?その格好!』
ことり『せ、制服着ないと怒られちゃうよ…?』
海未『制服…?ふふふ。何を言っているのですか。これこそが私の制服なのです!』
ことり『その、ゴスロリが?』
海未『ゴスロリではありません!正式に協会で認められし聖衣ですよ!凄く高価な代物なのですから!』
穂乃果『ど、どうしたのいきなり…。何かアニメの真似?』
海未『アニメなどではありません!私はついに目覚めたのです。気付いてしまったのです!』
海未『この世界に隠されし闇の部分。そこで起きていることは普通の人間には干渉することすら不可能……しかし、私はそこにたどり着いた!』
海未『この「経典」が……私を神の領域へシフトしてくれるのです!』
海未『ふふふ…凄く素晴らしい……!私が、私が世界の終焉を食い止めてみせます!!』
海未『あーはっはっはっは!!!』
────
────────
────────────
────────
────
────ガラッ
穂乃果『あ、海未ちゃんおは……って、どうしたの?その格好!』
ことり『せ、制服着ないと怒られちゃうよ…?』
海未『制服…?ふふふ。何を言っているのですか。これこそが私の制服なのです!』
ことり『その、ゴスロリが?』
海未『ゴスロリではありません!正式に協会で認められし聖衣ですよ!凄く高価な代物なのですから!』
穂乃果『ど、どうしたのいきなり…。何かアニメの真似?』
海未『アニメなどではありません!私はついに目覚めたのです。気付いてしまったのです!』
海未『この世界に隠されし闇の部分。そこで起きていることは普通の人間には干渉することすら不可能……しかし、私はそこにたどり着いた!』
海未『この「経典」が……私を神の領域へシフトしてくれるのです!』
海未『ふふふ…凄く素晴らしい……!私が、私が世界の終焉を食い止めてみせます!!』
海未『あーはっはっはっは!!!』
────
────────
────────────
16: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:25:04.52 ID:f30csDPM
真姫(闇の終焉……かっこいいわね)
海未「うわああああああ!!??」ドサッ
海未「忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ」ガンガン
亜里沙「ま、マスター!?しっかりしてくださいマスター!!」
凛「うわぁ……それは痛いにゃあ……」
花陽「海未ちゃんにもそんな時期があったなんて……」
真姫(…え?ダメなの?)
穂乃果「まぁ結局、一週間くらいしたら元に戻ったんだけどね」
ことり「海未ちゃんその後凄く落ち込んでたんだけど……すっかり忘れてたね」
海未「そんな…。忘れていた忌まわしき記憶がこ、こんな所で……!」
海未「うわああああああ!!??」ドサッ
海未「忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ」ガンガン
亜里沙「ま、マスター!?しっかりしてくださいマスター!!」
凛「うわぁ……それは痛いにゃあ……」
花陽「海未ちゃんにもそんな時期があったなんて……」
真姫(…え?ダメなの?)
穂乃果「まぁ結局、一週間くらいしたら元に戻ったんだけどね」
ことり「海未ちゃんその後凄く落ち込んでたんだけど……すっかり忘れてたね」
海未「そんな…。忘れていた忌まわしき記憶がこ、こんな所で……!」
17: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:25:34.23 ID:f30csDPM
にこ「へぇ、アンタも随分やらかしてるわねぇ……プププ」
にこ「ねぇ、亜里沙ちゃん。その「経典」とやら、少し読んでみてくれないかしら」
海未「なっ…!!」
希「に、にこっち…!それはアカン!!」
亜里沙「はい!勿論です!これは禁書ですから本来は一般人に見せると黒炎龍の呪いに掛けられ、命を落としてしまうそうなのですが…」
にこ「へぇ…」ニヤニヤ
海未「ぐ…っ!」
亜里沙「マスターと肩を並べれるμ'sの皆さんだったら大丈夫だと思います!」
亜里沙「これを期に皆さんも私達の仲間になっていただけたら心強いですし」ペラッ
亜里沙「えー…ではこの「失楽した愛の世界」から読んでいきますね」
にこ「ねぇ、亜里沙ちゃん。その「経典」とやら、少し読んでみてくれないかしら」
海未「なっ…!!」
希「に、にこっち…!それはアカン!!」
亜里沙「はい!勿論です!これは禁書ですから本来は一般人に見せると黒炎龍の呪いに掛けられ、命を落としてしまうそうなのですが…」
にこ「へぇ…」ニヤニヤ
海未「ぐ…っ!」
亜里沙「マスターと肩を並べれるμ'sの皆さんだったら大丈夫だと思います!」
亜里沙「これを期に皆さんも私達の仲間になっていただけたら心強いですし」ペラッ
亜里沙「えー…ではこの「失楽した愛の世界」から読んでいきますね」
18: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:26:01.08 ID:f30csDPM
《刮目せよ。しかし視てはならぬ。そう世界の理に記されている。身を引き裂かれるような残酷な運命の悲劇さに、記憶は死を迎える────》
《刮目せよ。しかし視てはならぬ。この背反した矛盾こそが人類の真の姿である────》
《終焉を告げる印と共に、この体は堕天した世界へ墜ちていく────》
《それこそが失楽した愛の世界》
《刮目せよ。しかし視てはならぬ。この背反した矛盾こそが人類の真の姿である────》
《終焉を告げる印と共に、この体は堕天した世界へ墜ちていく────》
《それこそが失楽した愛の世界》
19: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:26:36.62 ID:f30csDPM
海未「ああああああああああ!!!!!!」
海未「ぐぐぐぐ…!堕天してるのは貴女ですよ、昔の私!!貴女の罪は愛よりもむしろその知能にあります!!!」
ことり「海未ちゃん落ち着いて!!」
にこ「これって……」
希「LOVELESS WORLDの歌詞…やね」
真姫(かっこいい…)ドキドキ
凛「海未ちゃんが歌詞を書けてたのって…」
穂乃果「昔からこういうの書くの好きだったからなぁ…」
亜里沙「どうですか!?素晴らしい文面だと思いませんか??闇の経典ですから、ノーベル文学賞を授与出来ない事が残念でなりません……」
亜里沙「ですが、ここでμ'sの皆さんに知ってもらえて、マスターもとても喜んでると思います!」
にこ「とてもそうには見えないけど…」
希「むしろトドメを刺しているような気も…」
海未「ぐぐぐぐ…!堕天してるのは貴女ですよ、昔の私!!貴女の罪は愛よりもむしろその知能にあります!!!」
ことり「海未ちゃん落ち着いて!!」
にこ「これって……」
希「LOVELESS WORLDの歌詞…やね」
真姫(かっこいい…)ドキドキ
凛「海未ちゃんが歌詞を書けてたのって…」
穂乃果「昔からこういうの書くの好きだったからなぁ…」
亜里沙「どうですか!?素晴らしい文面だと思いませんか??闇の経典ですから、ノーベル文学賞を授与出来ない事が残念でなりません……」
亜里沙「ですが、ここでμ'sの皆さんに知ってもらえて、マスターもとても喜んでると思います!」
にこ「とてもそうには見えないけど…」
希「むしろトドメを刺しているような気も…」
20: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:27:03.27 ID:f30csDPM
凛「あの真面目な海未ちゃんにもこんな寒い時期があったなんて…ププ」
凛「暫くはこれで弄れそうだにゃ!!」
海未「く…っ!凛……!!」
海未(このままでは私の社会的地位がぷわぷわおーしてしまう!!)
海未(どうすれば……っ)
凛「ほらほら~海未ちゃ~ん!闇の世界を救うんじゃないのかなぁ~?」ニヤニヤ
凛「ね!亜里沙ちゃん!他にはどんな寒いものが────」
花陽「────凛ちゃん?」ニコニコ
凛「っ!」ビクッ
凛「な、何?かよちん……目が怖い、よ…?」
花陽「凛ちゃんにも…忘れたい過去、あるよね?」ニコニコ
凛「え…?な、なんのことだか……」
花陽「……小学生3年生の時…」
凛「暫くはこれで弄れそうだにゃ!!」
海未「く…っ!凛……!!」
海未(このままでは私の社会的地位がぷわぷわおーしてしまう!!)
海未(どうすれば……っ)
凛「ほらほら~海未ちゃ~ん!闇の世界を救うんじゃないのかなぁ~?」ニヤニヤ
凛「ね!亜里沙ちゃん!他にはどんな寒いものが────」
花陽「────凛ちゃん?」ニコニコ
凛「っ!」ビクッ
凛「な、何?かよちん……目が怖い、よ…?」
花陽「凛ちゃんにも…忘れたい過去、あるよね?」ニコニコ
凛「え…?な、なんのことだか……」
花陽「……小学生3年生の時…」
21: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:30:13.91 ID:f30csDPM
────────────
────────
────
花陽『どうしたの?急に呼び出して……』
凛『あのね、かよちん…実はね…』
凛『凛、実は魔法少女だったんだよ!☆』
花陽『……え?』
凛『この間猫さんとお話が出来た時にね、気付いちゃったんだ』
凛『本当は人には言ってはいけないんだけどね…かよちんは大切な人だから!』
花陽『あ、あの…』
凛『くるりんっ!♡華麗に変身りんりんりんっ!』クルッ
凛『この音ノ木の平和を守る愛の魔法少女……星空凛っ!!』
凛『悪い悪は…許さないにゃっ!☆』
────
────────
────────────
────────
────
花陽『どうしたの?急に呼び出して……』
凛『あのね、かよちん…実はね…』
凛『凛、実は魔法少女だったんだよ!☆』
花陽『……え?』
凛『この間猫さんとお話が出来た時にね、気付いちゃったんだ』
凛『本当は人には言ってはいけないんだけどね…かよちんは大切な人だから!』
花陽『あ、あの…』
凛『くるりんっ!♡華麗に変身りんりんりんっ!』クルッ
凛『この音ノ木の平和を守る愛の魔法少女……星空凛っ!!』
凛『悪い悪は…許さないにゃっ!☆』
────
────────
────────────
22: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:30:44.23 ID:f30csDPM
凛「にゃあああああああああ!!??///」ジタバタ
ことり「や~ん♡可愛いね凛ちゃん♡♡そんなに好きならお洋服作ってあげるからね?」
亜里沙「おおっ、つまり凛さんは悪しき物からこの音ノ木を守る、守護者なのですね!」
凛「や、やめてぇえええ!!!凛に、凛にそんな過去は似合わないよおおおおお!!!!」
真姫「完全に自爆してるじゃない…」
海未「り、凛……っ!」プクク
凛「笑わないでっ!!海未ちゃんが笑えた身分じゃないよ!」
にこ「まったく…アンタ達ったら……ねぇ、の ぞ み ?」
希「」ビクッ
ことり「や~ん♡可愛いね凛ちゃん♡♡そんなに好きならお洋服作ってあげるからね?」
亜里沙「おおっ、つまり凛さんは悪しき物からこの音ノ木を守る、守護者なのですね!」
凛「や、やめてぇえええ!!!凛に、凛にそんな過去は似合わないよおおおおお!!!!」
真姫「完全に自爆してるじゃない…」
海未「り、凛……っ!」プクク
凛「笑わないでっ!!海未ちゃんが笑えた身分じゃないよ!」
にこ「まったく…アンタ達ったら……ねぇ、の ぞ み ?」
希「」ビクッ
23: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:31:23.07 ID:f30csDPM
穂乃果「あれ?希ちゃんどこ行くの?トイレ?」
希「え!?あ、うん。そんなところ、かな?」
にこ「言葉遣いが戻ってるわよ」
真姫「なんか挙動不審ね……」
ことり「希ちゃん…もしかして……」
希「な、なななななんでもないんよ!!ウチには、ウチには別になんの過去も……っ」
にこ「そう?じゃあ「アレ」を見せても構わないわね?」
希「え…?」
花陽「アレって……なんなの?にこちゃん」
にこ「んー?それはね……」ガチャガチャ
穂乃果「あ、あれはこの部室の奥に何故か置いてあった金庫……!」
海未「ずっと中に何が入っているのか気になっていましたが…まさか……」
亜里沙「!あの金庫から、ただならぬ気配を感じます!皆さん、気をつけて!!」
希「え!?あ、うん。そんなところ、かな?」
にこ「言葉遣いが戻ってるわよ」
真姫「なんか挙動不審ね……」
ことり「希ちゃん…もしかして……」
希「な、なななななんでもないんよ!!ウチには、ウチには別になんの過去も……っ」
にこ「そう?じゃあ「アレ」を見せても構わないわね?」
希「え…?」
花陽「アレって……なんなの?にこちゃん」
にこ「んー?それはね……」ガチャガチャ
穂乃果「あ、あれはこの部室の奥に何故か置いてあった金庫……!」
海未「ずっと中に何が入っているのか気になっていましたが…まさか……」
亜里沙「!あの金庫から、ただならぬ気配を感じます!皆さん、気をつけて!!」
24: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:31:52.25 ID:f30csDPM
にこ「ただならぬ気配?……まぁ、あながち間違いでもないわね」スッ
にこ「中身はね、これよ」
────バサッ
真姫「これは…本?」
凛「黒いカバーが付いてて…まるで海未ちゃんのと同じ────」
希「あ、あ、ああああああ!!!な、なんで!!なんでにこっちがそれを持ってるの!?」
希「どっかいって失くしたと思ったら……!どうして……っ!!」
にこ「…まぁ事の成り行きってやつ。それより亜里沙ちゃん、これも読んでみて」
亜里沙「は、はいっ。では失礼して……」
希「あ、アカン!!それは、それだけは……」
海未「観念しなさいっ!!私達だけ爆死なんて悲しいじゃありませんか」ガシッ
凛「そうだよ!リリホワは仲良しなんだし、皆で一緒に火傷するにゃ!!」ガシッ
希「いやや!!こんな時ばっかりズルいんよ二人共ぉ!!」ジタバタ
亜里沙「え、えっと……」ペラッ
にこ「中身はね、これよ」
────バサッ
真姫「これは…本?」
凛「黒いカバーが付いてて…まるで海未ちゃんのと同じ────」
希「あ、あ、ああああああ!!!な、なんで!!なんでにこっちがそれを持ってるの!?」
希「どっかいって失くしたと思ったら……!どうして……っ!!」
にこ「…まぁ事の成り行きってやつ。それより亜里沙ちゃん、これも読んでみて」
亜里沙「は、はいっ。では失礼して……」
希「あ、アカン!!それは、それだけは……」
海未「観念しなさいっ!!私達だけ爆死なんて悲しいじゃありませんか」ガシッ
凛「そうだよ!リリホワは仲良しなんだし、皆で一緒に火傷するにゃ!!」ガシッ
希「いやや!!こんな時ばっかりズルいんよ二人共ぉ!!」ジタバタ
亜里沙「え、えっと……」ペラッ
25: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:32:19.50 ID:f30csDPM
《……創世記。ここに記されし記録はクリスタルと月の波紋を受け、アカシックレコードとして刻まれし物なり。》
《世界が闇に包まれし時、9つの光が集い、膨らみ、闇を打ち砕く。中心には、一つの犠牲。》
《剣となり、杖となる鍵(キー)は貴方を新たな世界へと導く。様々な証、様々な物語。》
《世界が闇に包まれし時、9つの光が集い、膨らみ、闇を打ち砕く。中心には、一つの犠牲。》
《剣となり、杖となる鍵(キー)は貴方を新たな世界へと導く。様々な証、様々な物語。》
26: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:33:07.19 ID:f30csDPM
花陽「これって…」
真姫「上からF〇、ド〇クエ、キ〇ハーね」
にこ「ちょうど流行ってる時期だったのよねぇ…」
海未「希…」
凛「希ちゃん…」
希「う、うぅ……っ///だ、だからやめてって言ったんに……」
にこ(懐かしいわね、これを持ってた時の希のこと)
真姫「上からF〇、ド〇クエ、キ〇ハーね」
にこ「ちょうど流行ってる時期だったのよねぇ…」
海未「希…」
凛「希ちゃん…」
希「う、うぅ……っ///だ、だからやめてって言ったんに……」
にこ(懐かしいわね、これを持ってた時の希のこと)
27: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:33:34.06 ID:f30csDPM
────────────
────────
────
『みーつけたっ!』
にこ『…はぁ?』
『貴女、人間に巧妙に化けとるけど、実は悪魔なんでしょ?』
『私、結構チカラがあって、占いとか得意なんだけどやっぱり人のチカラだけでは限界がある』
『だから、貴女を使い魔にして、もっと、もーーっと強くなりたいの!』
にこ『ちょっと!?誰が使い魔よ!!こんなキュートでラブリーなにこが、アンタの下っ端なんかに……』
『にこ、って言うの?……じゃあ、にこっち!』
希『私の名前は東條希!よろしくね、使い魔さん!』
────
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『みーつけたっ!』
にこ『…はぁ?』
『貴女、人間に巧妙に化けとるけど、実は悪魔なんでしょ?』
『私、結構チカラがあって、占いとか得意なんだけどやっぱり人のチカラだけでは限界がある』
『だから、貴女を使い魔にして、もっと、もーーっと強くなりたいの!』
にこ『ちょっと!?誰が使い魔よ!!こんなキュートでラブリーなにこが、アンタの下っ端なんかに……』
『にこ、って言うの?……じゃあ、にこっち!』
希『私の名前は東條希!よろしくね、使い魔さん!』
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28: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:34:03.29 ID:f30csDPM
にこ(思えばあれも…私と仲良くするためのキャラ作りだったのかもね…)チラッ
亜里沙「創世記!つまり、希さんは未来を予言し、記録する魔術師なのですね!!」
希「ちょ、亜里沙ちゃん!///も、もうその話はええから……」
穂乃果「えぇ!?やっぱり希ちゃんは本物の占い師だったの!!じゃあ、じゃあ穂乃果の未来も占って!」
ことり「穂乃果ちゃん…これ以上は流石に……」
真姫「や、やっぱり魔術なんて非科学的だわっ!」
花陽「真姫ちゃんも落ちついて……っ」
亜里沙「真姫さんは信じていらっしゃらないようですね!ではお見せしましょう、私達4人の闇の力を────」
海未「わああああ!!!だからその本を読みあげようとするのは止めてください!!死んでしまいます!!主に私が!!」
凛「よ、4人って……り、凛も仲間なのおおおお!???」
亜里沙「創世記!つまり、希さんは未来を予言し、記録する魔術師なのですね!!」
希「ちょ、亜里沙ちゃん!///も、もうその話はええから……」
穂乃果「えぇ!?やっぱり希ちゃんは本物の占い師だったの!!じゃあ、じゃあ穂乃果の未来も占って!」
ことり「穂乃果ちゃん…これ以上は流石に……」
真姫「や、やっぱり魔術なんて非科学的だわっ!」
花陽「真姫ちゃんも落ちついて……っ」
亜里沙「真姫さんは信じていらっしゃらないようですね!ではお見せしましょう、私達4人の闇の力を────」
海未「わああああ!!!だからその本を読みあげようとするのは止めてください!!死んでしまいます!!主に私が!!」
凛「よ、4人って……り、凛も仲間なのおおおお!???」
29: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:34:31.14 ID:f30csDPM
にこ(どうして私が持ってるかって?)
にこ(アンタは忘れてるかもしれないけど、これはアンタから預かったのよ)
にこ(アンタは忘れてるかもしれないけど、これはアンタから預かったのよ)
30: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:35:01.12 ID:f30csDPM
────────────
────────
────
にこ『いいの?これ、アンタの大切な物なんでしょ』
希『うん…これは、命よりも大切な予言書』
希『だからこそ、にこっちに持ってて貰いたいなぁって思うんだ』
希『それに……もう予言は必要ないから』
にこ『……ふんっ。まぁせいぜい捨てられないようにだけはしといてあげるわ』
希『……ありがとう、にこっち────』
────
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にこ『いいの?これ、アンタの大切な物なんでしょ』
希『うん…これは、命よりも大切な予言書』
希『だからこそ、にこっちに持ってて貰いたいなぁって思うんだ』
希『それに……もう予言は必要ないから』
にこ『……ふんっ。まぁせいぜい捨てられないようにだけはしといてあげるわ』
希『……ありがとう、にこっち────』
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31: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:35:27.44 ID:f30csDPM
絵里「う、うーん……」
穂乃果「え、絵里ちゃん!?大丈夫!?」
希「えりち!」
絵里「の、希……」
絵里「希も…そちら側の人間だったのね」
希「は?」
絵里「……ふふっ。隠してたけどね、実は私も闇の力に目覚めていたのよ!!」
絵里「疼くわぁ…私の左腕が……っ!氷上の奇跡〈リョート・エリーチカ〉と呼ばれた私が、こんなにも興奮するなんて……!!」
亜里沙「おぉ!お姉ちゃん!ついに…ついに覚醒したんだね!!」
凛「絶賛厨二病な人がいる!?」
海未「ぐはっ!!?な、なんて破壊力…。私は、私はこんなことを……っ!!」ガンッ
希「えりちも海未ちゃんも、しっかりして!!」
穂乃果「え、絵里ちゃん!?大丈夫!?」
希「えりち!」
絵里「の、希……」
絵里「希も…そちら側の人間だったのね」
希「は?」
絵里「……ふふっ。隠してたけどね、実は私も闇の力に目覚めていたのよ!!」
絵里「疼くわぁ…私の左腕が……っ!氷上の奇跡〈リョート・エリーチカ〉と呼ばれた私が、こんなにも興奮するなんて……!!」
亜里沙「おぉ!お姉ちゃん!ついに…ついに覚醒したんだね!!」
凛「絶賛厨二病な人がいる!?」
海未「ぐはっ!!?な、なんて破壊力…。私は、私はこんなことを……っ!!」ガンッ
希「えりちも海未ちゃんも、しっかりして!!」
32: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:35:54.12 ID:f30csDPM
にこ(…確かに、これはもうアンタには必要ないわね)
にこ(心から信じられる仲間がいる、今のアンタには……)
にこ(心から信じられる仲間がいる、今のアンタには……)
33: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:36:22.53 ID:f30csDPM
穂乃果「あわわわ…し、収集が付かなくなってきたよ……!」
絵里「崇めよ!我の力を!!ひれ伏せ雑種共がァ!!」ガタッ
ことり「え、絵里ちゃん……!机の上に乗っちゃ────」
────ガラッ
理事長「何やら大騒ぎしているようですが一体何が────」
絵里「……あ」
真姫「あ」
花陽「あぅ…」
理事長「……一体…」
理事長「これは一体、どういうことですか!??」
「「「ご、ごめんなさいーー!!!」」」
絵里「崇めよ!我の力を!!ひれ伏せ雑種共がァ!!」ガタッ
ことり「え、絵里ちゃん……!机の上に乗っちゃ────」
────ガラッ
理事長「何やら大騒ぎしているようですが一体何が────」
絵里「……あ」
真姫「あ」
花陽「あぅ…」
理事長「……一体…」
理事長「これは一体、どういうことですか!??」
「「「ご、ごめんなさいーー!!!」」」
34: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:36:50.08 ID:f30csDPM
結局。事の顛末は理事長の一括で収束した。
亜里沙ちゃんには海未ちゃん率いる(?)人生の先輩達が細かく説明し、理解して貰えたようだ。
何か、亜里沙じゃない何かが、亜里沙を突き動かしてたんです……と言っていたが大丈夫だろう。
そして3人+αの黒歴史である経典達は皆の目の前で捨てられた。
悲惨な思い出から開放された彼女達の顔は、ライブを成功させた時と同じくらい清々しかったという。
おしまい。
亜里沙ちゃんには海未ちゃん率いる(?)人生の先輩達が細かく説明し、理解して貰えたようだ。
何か、亜里沙じゃない何かが、亜里沙を突き動かしてたんです……と言っていたが大丈夫だろう。
そして3人+αの黒歴史である経典達は皆の目の前で捨てられた。
悲惨な思い出から開放された彼女達の顔は、ライブを成功させた時と同じくらい清々しかったという。
おしまい。
35: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 00:37:16.95 ID:f30csDPM
「はぁ…今日亜里沙休みだったけどどうしたのかなぁ」
「っと、今日はお店の手伝いがあるんだった…急がないと」
「…ん?あれ、なんだろ…。ゴミ捨て場に何か……」
「……黒の、経典?」
終わり。
「っと、今日はお店の手伝いがあるんだった…急がないと」
「…ん?あれ、なんだろ…。ゴミ捨て場に何か……」
「……黒の、経典?」
終わり。
引用元: ・亜里沙「こ、これは…!」
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