1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/10(土) 23:40:17.809 ID:OGI3+Uyb0
エンヤ婆・テレンス・ヴァニラ「あっ・・・」

DIO「ん?どうしたのだ」

エンヤ婆「DIO様、言い忘れておりましたが最後に「ん」はダメでございますじゃ」

DIO「は?なぜだと言うんだ?」

エンヤ婆「なぜかと言われましても・・・」

テレンス「「ん」で始まる言葉ってあんまりないじゃないですか」

DIO「ンドゥールがいるではないかッ!貴様ら仲間のこと忘れたというのか!」

テレンス「いやそういう事ではなく、ルールですし・・・」

ヴァニラ「最初に言わなかった私たちにも非はありましたが・・・」

DIO「そうだよ!最初に言えよッ!ルールなんだろうがッ!?」

エンヤ婆「いやしかし・・・」

5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/10(土) 23:41:57.085 ID:OGI3+Uyb0
テレンス「じゃあDIO様「ん」で始まる言葉思いつきます?」

DIO「フム・・・・・・・・・・」

テレンス「ほら?無いでしょう?」

DIO「ヌウゥ・・・・いや待てッ!最初に言わなかったお前達が悪いだろ!」

ヴァニラ「テレンス、流石に今のはひどいぞ・・・」

DIO「危ない危ない、騙されるところだった。流石ゲームの天才と言ったところか」

テレンス「ここで褒められてもあんまり嬉しくないですけどね」

エンヤ婆「しかし、DIO様がしりとしにハマるなんて意外ですじゃ」

DIO「単純に見えて中々面白いゲームだったぞ。お前達は好きではないのか?」

エンヤ婆「いや好きとか嫌いって問題じゃないかと・・・」

テレンス「なんというか今更ってカンジですね。子供相手にやるようなゲームですし・・・」

DIO「子供だとッ!?バカにしているのかッ!それに仕方ないだろうがッ!100年間外界のことを何も知らなかったんだぞ!」

ヴァニラ「テレンスッ!貴様DIO様をバカにしているのかッ!?」

エンヤ婆「落ち着けヴァニラ・・・」

6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/10(土) 23:44:21.444 ID:OGI3+Uyb0
DIO「もういいッ!しりとりはやめだ!他のゲームだッ!」

エンヤ婆「他のゲームですか・・・」

テレンス「トランプなんかいかがでしょう?」

DIO「ほほう・・・トランプか」

テレンス「ええ。ポーカーはどうです?」

DIO「ぽーかー?どんなゲームだ?」


~ルール説明中~


テレンス「というルールです」

DIO「なるほど・・・中々面白そうじゃあないか」

エンヤ婆「100年前でもポーカーぐらいありそうですが、無かったんですか?」

DIO「知らん。あんまり設定については言及するな」

7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/10(土) 23:46:21.745 ID:OGI3+Uyb0
ヴァニラ「テレンス、お前はポーカー強いんじゃあないのか?そうしたらお前の一人勝ちじゃあないか」

DIO「・・・・そうだッ!お前トランプも強いんだろ!ずるいぞキサマアアアアァァァ!!」

テレンス「分かりました分かりました。私がディーラーやりますよ」

エンヤ婆(まさかのマジ切れ・・・)

DIO「よし、じゃあ気を取り直してやるか」

テレンス「じゃあ配りますね」
















8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/10(土) 23:48:52.397 ID:OGI3+Uyb0
テレンス「ヴァニラの勝ちですね・・・」

ヴァニラ「うむ・・・」

エンヤ婆「・・・・・・・・・・・」

DIO「・・・・・・・・・・・・」

DIO「なんか盛り上がりに欠けるな・・・本当に世界的に有名なゲームなのか?」

テレンス「まぁ賭け事ですからね、お金賭けないと」

DIO「だからナゼ最初に言わんッ!?金は取りに行けばあるだろうがッ!」

テレンス「いやぁ、お金管理してる部屋ここから一番遠いじゃないですか」

DIO「貴様~!そんな理由で延々と面白さ半減のポーカーをやらせていたのかッ!?」

テレンス「ん~~~~・・・・・・まぁそういう事になりますね」

DIO「WRYYYYYYYYYY!!!ヴァニラアアアァァ!!コイツ私をナメているぞッッ!!飲み込めッ!暗黒空間に飲み込んでしまえッ!」

ヴァニラ「お、落ち着いて下さいDIO様・・・」(確かにナメられている・・・)

11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/10(土) 23:52:08.358 ID:OGI3+Uyb0
エンヤ婆「では今から取りに行きましょうか?」

DIO「もういいわッ!ヤメだヤメ!」

ヴァニラ「では私はそろそろ・・・」

DIO「何ッ!なんだヴァニラ!どこか行くのか!?」

ヴァニラ「手下の数をもう少し増やそうかと思いまして・・・」

DIO「そうか、では行ってこい」

ヴァニラ「はっ、では」ガオン

DIO「ハァ~・・・・・」

12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/10(土) 23:54:28.715 ID:OGI3+Uyb0
テレンス「・・・・・・」

エンヤ婆「・・・・・・」

DIO「・・・・・・・」

DIO「・・・・今ジョースターどもにどれぐらいスタンド使いを送った?」

エンヤ婆「ああ・・・11人ぐらいと思われますじゃ」

DIO「そうか・・・・」

テレンス「・・・・・・」

エンヤ婆「・・・・・・」

DIO「・・・・・・・」

DIO「・・・・・・・・・・しりとりする?」  

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/10(土) 23:56:46.685 ID:OGI3+Uyb0
テレンス「ええ!?またやるんですか?」

DIO「何だその言い方は!沈黙が続いたから言ってやったんだぞ!!」

エンヤ婆「DIO様がやりたいだけじゃあないんですか・・・」

DIO「エンヤ!貴様までッ!こんな気を使ってくれる上司そうそういないぞッ!」

テレンス「いやいいですよ・・・もう解散しましょう・・・」

エンヤ婆「まぁなんで集まってるのかよく分からないですし・・・」

DIO「ウヌウウゥゥ~~・・・・・」

テレンス「嫌なんですか?一人が」

DIO「キサマやはりナメているだろう・・・」

エンヤ婆「本があるんじゃあないですか?」

DIO「いや昨日けっこう読んだから今日はなぁ・・・」

16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/10(土) 23:58:46.898 ID:OGI3+Uyb0
テレンス「一日ぐらい何もしない日があってもいいんじゃあないですか」

DIO「いや何もしてないと棺桶時代の事を思い出すから嫌なんだ・・・」

エンヤ婆「ああ・・・確かにそれはツラそうで・・・」

DIO「・・・・・ん?」

テレンス「?」

エンヤ婆「どうされました?」

DIO「・・・・あっ!ジョースターが念写してる!」

テレンス「え!分かるものなんですか?」

DIO「なんかジョースター家の電波的なものが・・・」

エンヤ婆(電波て・・・)

DIO「ヌウゥ・・・・WRY・・・」

テレンス「何されてるんですか?」

DIO「電波乗っ取るために私の電波的なものを調整している・・・」

エンヤ婆(そんなラジオみたいな・・・)

DIO「・・・・あっ!いた!貴様見ているなッ!」

17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/11(日) 00:01:05.085 ID:mrKO7pE60
~某ホテル~



テレビ「貴様見ているなッ!」

ジョセフ「DIO~~!!」テレビボンッ



~DIO邸~

DIO「・・・よし。テレビ壊した」

エンヤ婆「テレビ壊したんですかッ!?」

DIO「うん、情報知られたくない一心でやったらできた」

テレンス(けっこう力技だな・・・)

18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/11(日) 00:03:24.981 ID:mrKO7pE60
DIO「全く、油断も隙もないな」

エンヤ婆「そうですね・・・」

テレンス「・・・・・・」

エンヤ婆「・・・・・・」

DIO「・・・・・・・」

テレンス「・・・宴もたけなわではございますが」

DIO「終わらそうとするんじゃあないッ!」

エンヤ婆「でももう話すこともないですじゃ・・・」

DIO「う~ん・・・・・・」

エンヤ婆「いや無理に話題作ろうとしなくてもいいですじゃよ・・・」

テレンス「私達、友達にはなれそうにないですね」

DIO「なぜそう気まずくなるようなこと言うのだ・・・」

エンヤ婆「実際、何しても長続きせずにすぐ沈黙になってしまいますし・・・」

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/11(日) 00:06:07.823 ID:mrKO7pE60
テレンス「しりとりもポーカーも雑談もダメでしたね」

DIO「しりとりとポーカーはお前達が戦犯だろう・・・」

テレンス「でも、一番長く続いたのはしりとりですね」

エンヤ婆「なんやかんやで1時間ぐらいやってましたかねぇ・・・」

テレンス「しりとりで1時間潰すって・・・」

DIO「・・・・・・・・・・やる?しりとり」

テレンス「どんだけ気に入ったんですか!子供でもこんなにしりとりに食いつきませんよ!」

エンヤ婆「流石にちょっと引きますじゃ・・・」

DIO「うるさい!暇なんだッ!どうせお前達もすることないんだろう!え!?仕事があるなら言ってみろッ!」

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/11(日) 00:09:05.861 ID:mrKO7pE60
エンヤ婆「私は部下からの調査報告や部下への命令が・・・」

DIO「あぁ、そう・・・テレンス!貴様はどうせゲームばかりだろう!」

テレンス「失敬な・・・仲間同士の連絡のための電子機器の作成や修理は私がやってるんですよ」

DIO「作るのもお前がやってるのか・・・」

テレンス「そうですよ。みんな仕事があるのにわざわざ時間を割いてしりとりに付き合ったんですよ」

DIO「・・・・・・このDIOはけっこう無理を言っていたのだな」

テレンス「ホラ!やっと気付きましたか!忙しい仕事の合間を縫って!大の大人が4人集まってしりとりとかッ!!」

DIO「すまない、私が悪かったから落ち着いてくれ・・・」

テレンス「じゃあもういいですねッ!仕事に戻りますよ!」

DIO「ああ、悪かった・・・」

テレンス「ったく・・・」ブツブツ

24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/11(日) 00:11:50.792 ID:mrKO7pE60
DIO「・・・・・・・・」

エンヤ婆「・・・・・・・」

エンヤ婆「じゃあ私も・・・・」スタスタ

DIO「あ、あぁ・・・・」

DIO「・・・・・・・」ポツーン

DIO「みんな忙しいのだな・・・」

DIO「よく考えたら私は仕事がないのに部下のみんなは仕事ばかりで・・・」

DIO「もう「しりとりやろう」なんて口が裂けても言えんな・・・」

ヴァニラ「ただいま戻りました」ガオン

DIO「おお、ヴァニラか・・・部下はどうだ、集まったか?」

ヴァニラ「まぁ、ぼちぼちですね」

DIO「そうか、もう仕事はないのか?」

ヴァニラ「ええ、今日はもうないですね」

25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/11(日) 00:15:00.705 ID:mrKO7pE60
エンヤ婆「・・・」スタスタ

DIO「あれ・・・エンヤ、仕事は?」

エンヤ婆「思ったよりも少なくて・・・もう終わりましたじゃ」

DIO「そうか・・・」

テレンス「・・・・・」スタスタ

DIO「まさかテレンスも・・・」

テレンス「今日は修理の依頼が無くて・・・」

26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/11(日) 00:17:25.159 ID:mrKO7pE60
DIO「そうか・・・というか、律儀にここに戻ってこなくていいんじゃあないのか?」

テレンス「あぁ・・・確かにそうですね」

エンヤ婆「でも特にすることもありませんし・・・」

DIO「そうだな・・・・・・」

ヴァニラ「・・・・・・・」

テレンス「・・・・・・・」

エンヤ婆「・・・・・・・」

DIO「・・・・・・・・」

DIO「・・・・・・・・しりとり、する?」

エンヤ婆・テレンス・ヴァニラ「・・・・・・・・やりますか」


  おしまい

引用元: DIO「・・・・・・・・・・・・・・・ジョナサン」