1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/12(月) 21:24:19.417 ID:FoCk0eSr0
ワイ 「ううん、今何時?」

閻魔あい「もう18時よ。ここままでは…眠ったまま1日が終わってしまう…」

ワイ 「マジ?」

閻魔あい「はい、時計…」トン

ワイ 「ふぇぇ!?なんで起こしてくれなかったんだよぉ…」

閻魔あい「ごめんなさい…あなたの寝顔があまりにも…可愛かったから…」

ワイ 「あいちゃん…」

3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/12(月) 21:25:00.345 ID:FoCk0eSr0
閻魔あい「味噌汁…作ったから…」ギュッ

ワイ 「あいちゃんの手、冷たくて気持ちいい……」

閻魔あい「私…低体温症なの……心が冷たいせいかしら…」

ワイ 「手が冷たい人は、心があったかいんだよ。」ギュッ

閻魔あい「ッ……///」

ワイ 「あいちゃんは優しいから、神様が手を冷たくしちゃうんだよ。きっと」

閻魔あい「…どうして…神様は優しい人の手を冷たくするの?…」

ワイ 「そうすれば誰かが温めてくれるからだよ」チュッ

6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/12(月) 21:25:32.934 ID:FoCk0eSr0
半月前の話

ワイ 「あれ…誰かが丘の上で…」

閻魔あい「~♪」トコッ

ワイ 「あ、危な!」

ヒューンドギャァァン



ワイ 「お、おい大丈夫か?!」

閻魔あい「……」

ワイ 「ダメだ。動かない…」

ムクッ

ワイ 「ッ」

7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/12(月) 21:26:00.215 ID:FoCk0eSr0
閻魔あい「あなた……」

ワイ 「なに!?」

閻魔あい「……見てた?」

ワイ 「何を…?」

閻魔あい「そう…」

ムクッ

閻魔あい「もう絶対ここには来ないで…」スタスタ

ワイ 「ま、待って!」


そこにはもう彼女の姿はいなかった。(10月01日)

8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/12(月) 21:26:24.554 ID:FoCk0eSr0
それからまた次の日、あの不思議な子を探しにあの丘まで山を上っていった。

ワイ 「あの子……またッ!」

閻魔あい「またあなたね…」

ワイ 「もう自殺なんてやめなよ!」

閻魔あい「……?」

ワイ 「そんな風に自分の体を傷つけて…一体なんだと思ってるんだ!」パシィィン!

ピシンッ

閻魔あい「……なにするの…」

ワイ 「ハァハァ……ご、、ごめん…痛かった?」

閻魔あい「痛い……」

10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/12(月) 21:26:59.850 ID:FoCk0eSr0
ワイ 「ご、ごめん…」

閻魔あい「あなた……名前は……?」

ワイ 「ワイや!」

閻魔あい「私は閻魔あい……」

ワイ 「閻魔あいタソ…?」

閻魔あい「私……仕事が入ったから…」

ワイ 「う、うん…」

サッ

ワイ 「……明日また来てみよう…」

12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/12(月) 21:27:55.221 ID:FoCk0eSr0
(2月11日)

ワイ 「いやぁ~あいちゃんの作るカレーは美味しいなぁ」

閻魔あい「………」

ワイ 「お、怒ってる?」

ワイ 「(…初めてあいちゃんと会った時と同じ怖い目してる…)」

閻魔あい「それ……レトルト…」

ワイ 「うっ…」

閻魔あい「水…入れて温めただけ……」

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/12(月) 21:28:21.564 ID:FoCk0eSr0
10月4日

閻魔あい「またあなたね……」

ワイ 「はぁはぁ……ここまで結構距離あるよね!」

閻魔あい「もうここには来ないでって言ったでしょ…」

ワイ 「この近くに家ないし、どうやって此処まで来たの?」

閻魔あい「それはあなたには…関係のないこと…」

ワイ 「そ、そうだよね」

閻魔あい「今すぐ帰りなさい……此処は危険よ…」

ワイ 「危険?女の子がこんなところにいる方が…」

??「ウォーン」

14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/12(月) 21:28:50.117 ID:FoCk0eSr0
ワイ 「ウワァァッ!」

狼 「ガルル…」

閻魔あい「……」

ワイ 「な、なんでこんなところに狼なんているんだよ!」

閻魔あい「…ここは危ないわ…貴方はさっさと逃げなさい…」

ワイ 「こんな小さな子を置いて逃げれるわけないでしょ!」

ワイ 「い、いいからこっち!」グイ

閻魔あい「……私は大丈夫…」

ワイ 「なっ…何言ってるんだよ!」

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/12(月) 21:29:12.293 ID:FoCk0eSr0
(2月12日)

ワイ 「……」ペラッ

閻魔あい「………」

ワイ 「(あかん……キスシーンとか気まずいから飛ばさなきゃ)」ペラッ

閻魔あい「…………早い」

ワイ 「えっ…?」

ワイ 「まだ読み終わってなかった?」

閻魔あい「…………うん」

ワイ 「そ、そっか…はい」ペラッ

閻魔あい「…………」ピト

ワイ 「………」ドキドキ

17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/12(月) 21:29:38.680 ID:FoCk0eSr0
閻魔あい「………次」

ワイ 「あ、はひぃ」ペラ

閻魔あい「ワイ……」

ワイ 「なに?」

閻魔あい「……そわそわしてる」

ワイ 「き、キスシーン見たからね!」ドキドキ

閻魔あい「…………キス」

閻魔あい「………してみる?」

ワイ 「!?」

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/12(月) 21:30:05.087 ID:FoCk0eSr0
ワイ 「そ、そそそいういうんは、好きな人とするんだよ//」

閻魔あい「……知ってる」

ワイ 「あいちゃんはしたことあるの?」

閻魔あい「……ない…けど…」

ワイ 「けど?」

閻魔あい「見たことある……」



閻魔あい「…………次」

ワイ 「あっごめん」ペラッ

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/12(月) 21:30:29.712 ID:FoCk0eSr0
(10月4日) 0時00分

省略「炎で適当に追い払った」



閻魔あい「ワイ……怪我はない?」

ワイ 「あいちゃんは、き、傷だらけじゃないか…」

閻魔あい「私は頑丈だから大丈夫…」

ワイ 「大丈夫じゃないよ!」

ワイ 「取り敢えず、ワイの背中に乗って!」

閻魔あい「私はここでいい、おばあちゃん家に帰るから」

ワイ 「そんなんじゃ帰れないよ!」

ワイ 「びょ、病院に連れていかなきゃ」

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/12(月) 21:30:54.612 ID:FoCk0eSr0
(2月13日)

ブーブーブ

ワイ 「あっ、ゆずにゃんから電話…!」ピッ

閻魔あい「…………」ピッ (スピーカーON)

ワイ 「…………」

閻魔あい「…………」

ゆずき「もしもし、ワイ君?」

ワイ 「あっ、もしもし…」

ゆずき「今、大丈夫かな?」

ワイ 「大丈夫だよ」

閻魔あい「…………」

24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/12(月) 21:31:23.760 ID:FoCk0eSr0
ワイ 「そ、それでどうしたの?」

ゆずき「わ、ワイ君の声聞きたくなっちゃって」

閻魔あい「…………」グィ

ワイ 「痛い痛い痛いっ?!抓らないで」

ゆずき「えっ?痛い…?」

ワイ 「な、なんでもないよ!」

閻魔あい「……………ムスッ」

25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/12(月) 21:32:08.875 ID:FoCk0eSr0
ワイ 「ほ、本当はどうしたの?」

ゆずき「あはは…ワイ君、明日暇かな?」

ワイ 「えっ?」

ゆずき「そ、その……良かったら…明日遊びに行こ?」

閻魔あい「…………プツッ」

プーップーップ

ワイ 「あっ!」

26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/12(月) 21:32:28.942 ID:FoCk0eSr0
閻魔あい「……浮気は許さない」

ワイ 「浮気って……」

閻魔あい「………したら怒る」

ワイ 「あいちゃんの怒ったとこ、あんまり見たことないな」

閻魔あい「…………見たい?」

ワイ 「……遠慮します」



                  つづく

引用元: 閻魔あい「ワイ…朝よ…起きて。」