1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19(日) 03:12:05.79 ID:1unYbq9f0!
エレン「なんだそれ」

アルミン「無気力で不平不満だけ言うことに生き甲斐を感じてる愚者達の溜まり場らしいよ。外の世界にいるのに外出したくないらしい。」

エレン「仕方が無い。力の無い奴は普通に生きる資格が無いからな」

ライナー「それは言い過ぎじゃないか」

アルミン「ライナーは黙って」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19(日) 03:16:53.07 ID:1unYbq9f0!
エレン「どんな事に文句を言ってるんだ?」

アルミン「主に流行りものを叩くのが好きらしいよ」

エレン「は?なんだそれ」

アルミン「外に出る勇気は無いから外の世界で流行ってるものを敵扱いしてるんだって爺ちゃんが言ってた」

エレン「まるで家畜だな」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19(日) 03:21:07.97 ID:1unYbq9f0!
エレン「でもそいつらだって飲んだり食べたりするんだろ?どうやって外に行かずに住むんだ」

アルミン「彼らの生態は未知につつまれてるんだ」

エレン「そうなのか」

アルミン「定期的に彼らが合図すると保護者らしき個体が食事を持ってくるんだってさ」

エレン「奴隷かよ」

アルミン「ちなみに夜になるとある程度の距離内なら外にでる奇行種もいるらしいよ」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19(日) 03:28:41.80 ID:1unYbq9f0!
エレン「でも巨人と違って少なからず知性はあるんだな」

アルミン「それはまだ分からないんだ」

エレン「なんでだよ?」

アルミン「烏合の衆だからさ、個々の自我があるのか不明なんだよ。その特徴としてすぐに手の平を返したり、相手を厨と呼んでまとめようとするんだ」

エレン「つまり自分の意見が無いってことか」

アルミン「それが理由で外に出れないのか、外に出れないからそうなったのかはまだ不明なんだ」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19(日) 03:34:17.39 ID:1unYbq9f0!
エレン「見た目はどうなんだ」

アルミン「見た目は巨人みたいだ。ただ体は僕達と変わらない。」

エレン「なんだそれ、きもちわりいな」

ライナー「お前ら少しは自重しろよ」

アルミン「ライナーは黙ってってさっき言ったよね。それとも正体をバラされたいの?」

ライナー「な、なにを言ってるんだ」

アルミン「君達は泳がせてるんだ。分かったね?」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19(日) 03:39:16.74 ID:1unYbq9f0!
エレン「巨人と同じで生殖器官も無いのか?」

アルミン「さっき体は同じだっていったじゃないか。まぁあるんだけど使われないらしいよ」

エレン「じゃあどうやって増えるんだよ」

アルミン「それが謎なんだよ」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19(日) 03:45:07.62 ID:1unYbq9f0!
アルミン「2chにも色々な地区があるらしいんだ」

エレン「国みたいな事か」

アルミン「あぁ。でも大抵は碌でもない集まりらしいよ。」

エレン「それは残念だな」

アルミン「皆姿を隠しながら生活してるからね。誰も信用できないんだよ。逆に姿を隠す事によってあらぬ力を見せつける事もできるしね。」

エレン「姿を隠す?奴らには誇りってもんが無いのか?」

アルミン「そんなのがあったら外に出てるだろうし…」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19(日) 03:52:06.54 ID:1unYbq9f0!
エレン「なんつーか、楽しみみたいのは無いのか?」

アルミン「さっき言ったじゃないか。外の世界を毛嫌いする事だって。後は反社会的な事に憧れるみたいだよ。」

エレン「例えば?」

アルミン「例えば…小さな子供をね、あれしちゃったりするんだよ」

エレン「は?」

アルミン「皆がすごくいけない事と認識してる事だよ」

エレン「なんでそのすごくいけない事をするんだ?」

アルミン「すごくいけない事だからじゃないかな」

エレン「????」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19(日) 03:58:44.85 ID:1unYbq9f0!
アニ「お前たちさっきから何ブツブツ言っってるんだ」

エレン「アルミンが外の世界について教えてくれてるんだ」

アルミン「例えばね、エレン。彼らはアニみたいな女の子を誘拐する妄想をするんだよ」

アニ「おい、何いきなり」

エレン「誘拐してどうするんだ」

アルミン「そりゃもうその先は禁句だよ。」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19(日) 04:04:03.57 ID:1unYbq9f0!
エレン「まぁアニだったら大丈夫だな、そんな奴ぶっ倒せるだろうし」

アルミン「危なかったら巨人化すればいいしね」

アニ「あ、あんた何を」

アルミン「冗談だよ」

エレン「でもなんでわざわざアニみたいなのを? 物好きだな!」

アニ「」

アルミン「アニは小さいからね。クリスタとかも狙われそうだね」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19(日) 04:12:03.10 ID:1unYbq9f0!
エレン「へー」

アルミン「恐ろしい事にね、それだけじゃないんだ」

エレン「なんだよ」

アルミン「自分で言うのも嫌なんだけど、なかには僕みたいな男子を狙ってる奇行種もいるらしいんだ」

ユミル「だははは、そんなのここにだっているじゃねーか」

アルミン「やぁ、ユミル。ああ、ライナーの事か」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19(日) 04:17:33.71 ID:1unYbq9f0!
エレン「え、ライナーが!?」

アルミン「それは大丈夫だよ、ユミル。なぜならライナーはネコだからね」

ユミル「ぶはっはははっは。 マジかよ、それは爆笑もんだぜ」

エレン「ネコ?ライナーは人間だろ」

アルミン「よくネコの意味が分かったねユミル」

ユミル「!」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19(日) 04:26:12.94 ID:1unYbq9f0!
コニー「おいおいおい、なんでブスが顔真っ赤なんだよ気持ちわりーな」

エレン「よう、コニー」

エレン「アルミン、コニーみたいのはどうなんだ。小せえぞ」

アルミン「コニーは空気扱いだろうね」

エレン「空気?なんだそれ」

アルミン「あまりパッとしないだろ?そういうことだよ」

コニー「おいおい、お前ら人の事何言ってるんだ」

エレン「確かにコニーってパッとしないな」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19(日) 08:52:33.79 ID:1unYbq9f0!
エレン「ジャンはどうだ」

アルミン「ああ、ジャンか。それこそ奴らは優秀じゃないジャンって感じだな」

エレン「ただの嫌な奴じゃねーか」

アルミン「うん、そうだね」

マルコ「ジャンはそんな嫌な奴じゃないよ」

エレン「お、マルコ」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19(日) 08:59:37.57 ID:1unYbq9f0!
マルコ「ジャンは言動はつっかかるけど自分の弱さを理解してるからね」

エレン「へー、そうなのか」

アルミン「少し違うけど奴らの一部もそうなのかもしれないね」

エレン「どういう意味だ、アルミン」

アルミン「自分を弱いと認識してるから外に出ないのかもしれない」

ミカサ「そんなんじゃダメ」

エレン「お、ミカサ」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19(日) 09:06:51.87 ID:1unYbq9f0!
ミカサ「負ければ死ぬ。勝てば生きる。戦わなければ勝てない。これはエレンの教えてくれた事。」

エレン「お、おう。」

アルミン「可笑しいよね、今日引きこもれてるからって明日家から追い出されないほしょうなんて全く無いのに。」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19(日) 09:19:37.77 ID:1unYbq9f0!
アルミン「ああ、でもミカサにとっては嬉しい事かもしれないよ」

ミカサ「なんで?」

アルミン「彼らはほとんどが東洋人なんだ」

エレン「よかったな、ミカサ!」

ミカサ「嘆かわしい」

ミカサ「戦うのを諦めた人達と私を一緒にしないで」

アルミン「ごめん」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19(日) 09:27:38.81 ID:1unYbq9f0!
ミカサ「これ以上は不毛」

アルミン「そうだね、僕達がどうこう言ってもしょうがないね」

エレン「色々教えてくれてありがとうな、アルミン!」

アルミン「礼はいらないよ。今度時間があればもっと教えてあげるよ」

エレン「まだあるんかよ?」

アルミン「あぁ、2chの他にもツイッターっていう恐ろしい場所があるんだ。」

エレン「そこはどうなんだ?」

アルミン「そこはもう、地獄だよ」


終わり

引用元: アルミン「外の世界には2chっていう恐ろしい場所があるんだ」