1: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/30(日) 22:29:10.84 ID:kO3jxYPz0
ここは日本ウマ娘トレーニングセンター学園、通称トレセン学園。 トゥインクルシリーズのデビューを目指すため〈主人公〉はこのトレセン学園へとやって来た



〈主人公〉はトレセン学園に……



1 かなり優秀な成績で入学
2 地方からスカウトされた
3 なぜ入学できたか分からない
4 その他自由



とりあえず下3くらいで

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1690723750

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/30(日) 22:35:21.18 ID:ZkgGrIdA0
3

6: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/30(日) 22:48:31.78 ID:kO3jxYPz0
〈主人公〉はなぜトレセン学園に入学できたのかどうかわからなかった。実力が無いことは他人が見ても明らかだった



しかし合格したからにはトレセン学園に通う権利はある。彼女なりに気合いを入れて学園へと足を踏み入れる




自由と言えば聞こえはいいが学園が管理できていないだけなのでは。そんなことを思ってしまうほど学園は個性に満ち溢れている




そんな学園の中で〈主人公〉は……




1 真面目にトレーニング
2 とりあえず学食に
3 自分の部屋に行こう
4 自由安価


下3
最初だから安価ばっかりになるね

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/30(日) 22:52:10.99 ID:OfXptu170
1

10: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/30(日) 23:01:31.46 ID:kO3jxYPz0
周りのウマ娘に比べて実力で劣っていることは確実なので、一刻も早くトレーニングをしなければならない




模擬レースが行われているレース場は使えないことは見て明らかなので〈主人公〉はトレーニングが行える場所に向かう




トレーニングルームでは空いているものを自由に使えるようになっているらしく、いくつかのマシンが余っていた




全ての能力が劣っている〈主人公〉は人より多くトレーニングしなければならない。空いているマシンを渡り歩くようにトレーニングを続ける




そして……



1 クタクタになるまでトレーニング
2 トレーニング中にスタミナ切れ
3 追い込みすぎていきなり怪我
4 自由安価 


下3

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/30(日) 23:04:13.94 ID:JmNj8WCZ0
1

14: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/30(日) 23:15:05.18 ID:kO3jxYPz0
「疲れた…」




〈主人公〉はトレーニングを続けるうちにトレーニングルームにある全てのマシンを試してみようという気持ちになってしまった




その結果、誰よりも最後までトレーニングを続けることになってしまい〈主人公〉は疲れ果ててしまう




オーバーワークになりかねない状況であったが彼女が頑丈なのかそれともマシンが優秀だったのか、〈主人公〉には怪我の一つもなかった




クタクタになった〈主人公〉は空腹を満たすこととシャワーを浴びることを天秤にかけた結果、カロリーの摂取が優先だと食堂に向かう

15: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/30(日) 23:20:38.58 ID:kO3jxYPz0
「あいてない!?」




もうとっくに食堂は閉まっているような時間であることに〈主人公〉はここで気付く




確かシャワー室や大浴場にも使用時間が決められていたと〈主人公〉は思い出す




慌てて時計を見ると使用時間のギリギリであることが確認できた。時間までにシャワー室や大浴場に入りさえすれば融通は効くだろう




走れば間に合うかどうかという所だが〈主人公〉は正確な場所を知らない上にトレーニングで疲れ果てている




彼女の選択は……




1 自分以外にも時間ギリギリでの使用者がいるはずと諦めず向かう
2 近くに誰か居ないかと探す
3 全てを諦める
4 自由安価

下3

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/30(日) 23:27:25.32 ID:dVYonBUU0
3

20: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/30(日) 23:37:19.79 ID:kO3jxYPz0
諦めよう。もう全てを諦めてしまおう




腹を満たすことも汗を流すことも〈主人公〉は諦めて自分の部屋へと向かっていく




トレセン学園では寮生活になるので必要なものは業者により既に部屋に送られている




しかし〈主人公〉は荷物を開けるよりも先にトレーニングをしてしまったのでダンボールのままになっているだろう




同室の相手に迷惑をかけているかもしれないが一人部屋の可能性もある。まだ希望を捨てる段階ではない




寮の都合で相部屋の相手が居ないことがあるというのは事前に聞かされている。きっと自分もそうだろうと〈主人公〉は前向きに考えている





1 部屋には自分1人だった
2 相部屋の相手がブチ切れ
3 相部屋相手は居たが怒ってはいない
4 自由安価


下3
主人公の名前とかは決めるつもりです

23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/30(日) 23:42:28.97 ID:JmNj8WCZ0
勝手に多数決安価だと思ってたわ
3

24: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/30(日) 23:53:49.10 ID:kO3jxYPz0
〈主人公〉が自分の部屋に入ると同室のウマ娘の姿があった。しまったと身構えるも〈主人公〉が怒られることはなかった




それどころかこんな時間までトレーニングとは根性があると〈主人公〉は褒められた




時間も遅いので最低限の荷物だけを取り出しながら〈主人公〉は同室のウマ娘と話をする




トレセン学園には入学試験を受ける以外にも地方から中央にスカウトされてやってくるウマ娘もいる




ごく稀にウマ娘としての実力ではなく面接で入学するウマ娘もいるそうだが、殆どの場合は何か一つ「強み」がある




自分にはその強みは一つも無いのだがなぜか受かってしまった。そんな話を〈主人公〉は同室としている




そんな〈主人公〉は……




下4まで。〈主人公〉の名前とか特徴、口調とか。面白そうなのは採用

25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/31(月) 00:00:13.75 ID:4t7LmrR10
名前:ブルーウィズダム 意味は青き知恵
割りと大きい体と頑丈さが取り柄
真面目で一生懸命。純粋過ぎて抜けてる部分もあるが、いざというときの機転や観察力はずば抜けている
口調は基本的に敬語

26: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 00:09:16.66 ID:I3dqljzz0
もう寝るんで下4以降でもよければ書き込んで

面白かったら採用するけど全て採用するとは限らないし、下4に入ってても全く採用しないかも
それでもよければどうぞ

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/31(月) 00:28:20.20 ID:78jnr3Ti0
採用される確率は低いとは思うが投下しとく
ディープブレーザー
有名なウマ娘の家系だが、他の家系ウマ娘達と違い才能はないが非常に努力家。一族の中には誰もが知っていて追い込みが凄まじく見たものに深い衝撃を与える七冠ウマ娘がいる。
学園に入れたのは一族の恩恵

性格は真面目身体は小さいが胸が結構大きい、適正距離は中距離、長距離で彼女もまた追い込みが得意

28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/31(月) 00:55:08.69 ID:awsf5qmwo
イジゲン
青みがかった芦毛を左側面だけ長く伸ばしたアシンメトリーな髪型
右耳に砂色の渦巻の耳飾
普段はぼんやりしていて口数も多くないが、琴線に触れたり気が向くと饒舌になる
ただ、集中力が切れ易くスイッチが切れると全部放り出してしまうことも

ゲート難

29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/31(月) 00:57:39.05 ID:RGE7bXYu0
名前:トチノオー 由来:土地の王
名前はその土地の王になって欲しいと願いを込められて付けられた。
本人は名前負けだと思っている。
そこそこ大きい身体と男性受けが良い身体付き(胸と尻が大きい)をしている。
努力家で真面目だが少し諦めやすくバッドコンディションになりがち

芝A ダートB
短距離E マイルD 中距離A 長距離A
逃げG 先行A 差しA 追い込みE
芝が得意だがダートもそこそこ走れる

31: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 13:54:34.33 ID:WMyMkA2S0
同部屋相手と話していると〈主人公〉は真面目な性格であると評価された。本人にその自覚はなかったがトレーニングをひたすらに続けられるのだから真面目であるといえる




身体は小さいながらも胸と尻が大きいのはポイントが高いと〈主人公〉はまじまじと観察される




ここで〈主人公〉は相部屋相手に名前を口にされるが待ったをかける。できれば渾名で呼んでくれないかと頼み出す




トレセン学園に来る前はこの名前で呼ばれていたからと説明するが、実際は名前負けの実力であることを〈主人公〉は気にしていた




レースになればニックネームではなく本名が表示される。それでも〈主人公〉は渾名で呼んで欲しいと相手に頼んだ

32: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 14:03:59.40 ID:WMyMkA2S0
モブ「お腹空いてない?」



ブルー「お腹も空いてるけどシャワー浴びれなかったのが辛い…」




モブ「朝イチで浴びるしかないね」




〈主人公〉はただの芦毛ではなく青みがかった髪の毛であり、その青が濃い為にブルーという渾名で呼ばれていた




特に左側が青の色が強くなっているのでその部分だけ伸ばしているアシンメトリーな髪型となっている




維持するのは大変な部類に入る髪だがこの渾名と髪の毛は本人も気に入っており、手入れも苦に思っていない




空腹と汗による嫌なベタつきを感じながらも今日は寝るしかないとブルーはベッドに横になる




そして翌日…




1 生徒会から呼び出し
2 食堂にて
3 寮にて
4 自由安価

34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/31(月) 14:27:22.52 ID:gpEZCAPx0
1

36: ◆rOtwZuuRn. 2023/07/31(月) 14:56:49.25 ID:WMyMkA2S0
朝イチでシャワーを浴びたあと早めの朝食をとるとブルーは屋外のトレーニング場に向かった




昨日は模擬レースで屋外は使われていたのでこの時間ならば空いているはずとレース場に向かう




ブルー「うわわ…凄いなトレセンって」




まだ春休みの早朝だというのに既に何人かのウマ娘がレース場に来ていた。この意識の高さは流石だとブルーはか納得する




自分の実力を考えると人の倍のトレーニングは必要。今日だけでなく毎日のように早朝トレーニングも必要になると考える




呆然としている場合ではなく自分もトレーニングをしなければとブルーはウォーミングアップを始まる




軽く身体をほぐした後、坂路に向かいトレーニングを開始する

37: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 15:04:09.24 ID:WMyMkA2S0
「ちょっといいかい?」




不審者かと思い警戒しながらブルーは男性の方を見る。もし不審者でも力でねじ伏せれば問題ないがそれは最後の手段にしたい




しかし彼のバッジが視界に入り不審者の正体がトレーナーであることに気がつく




「君は新入生の……」




例によって〈主人公〉は自分のことをブルーと呼ぶように言いトレーナーはそれを快諾する




こんな時間からトレーナーも大変だろうが重賞で勝つにはトレーナーの協力も必要になってくる




誰を担当しているのかトレーナーに聞く前に彼からの質問が飛んでくる




「君はトレーナーを必要としていないかい?」



彼はまさか自分をスカウトしたいというのだろうか?



1 〈主人公〉を専属スカウト
2 自分のチームで試しに入ってみないかスカウト
3 トレーナー(不審者)は小柄な身体に大きな胸に惹かれていた
4 自由安価 



下3で

40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/31(月) 15:14:44.33 ID:NzYsqRgp0
2

41: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 15:35:05.39 ID:WMyMkA2S0
この時間からトレーニングをしようとしているウマ娘の意識が低いはずがない。しかも新入生なら尚更だとトレーナーはブルーに注目した




特徴的な名前だったので〈主人公〉のことを覚えていたが正直言ってどんな走りをするのかはトレーナーは知らない




しかし例え実力が無くとも真面目そうな彼女がチームに居て損は無いとトレーナーは考えた




ウマ娘にとってトレーナーはいれば有り難い存在に違いない。トレーニングの管理だけでなくレースへの出走届けなど面倒なこともトレーナーがやってくれる




ブルーもトレーナーの協力無しに重賞は勝てないと思っていたのでとりあえずトレーナーの申し出を受けることにした




正式にチームに参加するのではなくあくまでお試しでということもありブルーは早速トレーナーのチームに合流する

42: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 15:44:09.59 ID:WMyMkA2S0
ブルーはトレーナーのチームで自己紹介をする。チームのメンバーは早朝からトレーニングを行なっていた彼女に好印象のようだった




だが実力はハッキリさせておきたいとチームの一人が言うと他のウマ娘も賛同する




まだレース場も空いているということで急遽チーム内でのレースが始まることになる




ブルー(10馬身とか離されたら洒落にならない)




実力不足を感じているブルーは無様に負けることだけは避けたいと気合いを入れる




トレーナーは新人いびりではなくブルーの実力をみる為だからと念押しし、チームの面々はレース場に立つ




ブルーの走りは…


1 実力はそこそこ
2 アホみたいに離されてビリ
3 圧勝過ぎて困惑
4 自由安価


下3

45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/31(月) 15:53:43.51 ID:RdS5+lb30
1

46: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 16:06:25.38 ID:WMyMkA2S0
レースの結果、とりあえずはチームのメンバーは納得してくれたようだった。ブルーは走ったことのないマイルのレースではあったがそこそこの結果を出せた




トレーナーもブルーにある程度の能力があると分かり一安心。早速トレーニングといきたかったが、レースが終わった直後なのでクールダウンを優先する




休憩しながら雑談でもしようとブルーはチームの先輩達と話す。話題はやはりブルーのことが中心で質問攻めのようになってしまう




「自信も無いし実力も無いから早朝からトレーニングかぁ」




「そこまで悪くない走りをしてたよ?」




メンバーの評価は悪くなかったがブルーは今日のレースはたまたまだろうと下を向く




ブルー「地元じゃまともに勝てたことが無かったんです…」




〈主人公〉はトレセンに来る前にどんな環境だったかを話し出す

47: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 16:16:40.71 ID:WMyMkA2S0
地元で最強のウマ娘がトレセン学園に来て井の中の蛙であったことを知るというのはありがちなパターンになる




しかしブルーは地元で全く勝てないまま試しにトレセン学園を受けたら合格してしまったと嘘偽りなく話す




彼女の地元のウマ娘は誰一人としてトレセン学園に通っていない。自分が合格したのは間違いではないのかと思っているとまで言う




その話を聞きメンバーはブルーの言うことは本当かもしれないと思い始める。彼女より速いウマ娘がトレセンに来ない理由がない




彼女の地元の速いウマ娘一人くらいならトレセンが気に食わないからだという理由があるかもしれない




ただブルーの話を聞く限りは最低でも三人は彼女より速いウマ娘が存在していることになる




同じく話を聞いていたトレーナーもまさかと疑問に思ってしまい、彼女に詳しく話を聞く




〈主人公〉の地元は…




1 問題児のみが集まる地域
2 〈主人公〉の適正が地元のレースでは合っていなかった
3 地元の速いウマ娘は実は海外で走っている
4 自由安価


下3

50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/31(月) 16:41:16.32 ID:+GU2fQGa0
1

51: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 16:52:50.10 ID:WMyMkA2S0
〈主人公〉の出身地を聞きトレーナーとメンバー達は固まる。そこは問題児が集まる掃き溜めとも呼ばれている場所だった




日本のスラム街とも言われたことがあるほど治安も悪い場所。今はマシになったと聞いているがそれでも噂は聞こえてくる




そんな地域のウマ娘ならトレセン学園に興味がないことも分かる。ブルーより速いウマ娘達は中央に来ることは無いだろう




ここでトレーナーやメンバー達はあることを疑問に思う。ブルーはそんな場所で育って問題は無かったのだろうか?




地元を軽蔑しているのならこうやって話すことも無いだろう。しかし彼女ほ普通に話している




更にブルーには悪い思い出も無さそうに思える。トラウマを抱えているのならこんなに淡々と話すことはないだろう




一体どうなっているのかとトレーナー達は疑問に思い更に質問を続けていく

52: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 17:00:43.34 ID:WMyMkA2S0
ブルー「過去に引っ越したりはしてません」




「そうなんだね…うーん」




少しの時期だけその地域に居たのかとトレーナーは考えたが違っていた。ブルーはちゃんとその地域で小さい頃から育っていた




問題児がその地域に集まっているのは事実で間違いない。素行不良のウマ娘や学生は今でもその地域に転校させられている




メンバー達はブルーがそこでイジメられていたのではと心配になったが彼女にそんな素振りがない




そもそもあんな地域でまともにレースなんかできるのかとその部分も疑問に思い始める




〈主人公〉の過去



1 地元から引っ越さなかったので好感を持たれていた
2 他に標的がいたので〈主人公〉はスルーされてた
3 実はイジめてた側(無自覚)
4 自由安価



下3

55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/31(月) 17:20:10.23 ID:RD9v4r820
1

56: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 17:44:41.97 ID:WMyMkA2S0
ブルーの地元に強制的に送られる問題児達はゴミのように扱われていた。掃き溜めに捨てられるゴミだと理解していた




周りの大人達もそんな対応をしてくるので態度は悪くなる一方。そんな中でブルーだけは違った




問題児達を普通の同級生、クラスメイトととしてブルーは接していた。下手に優しくされるより問題児達はブルーに好感を持った




ここがどんな場所かを理解しているはずなのに転校すらしようとしないことも好感を持たれる原因だった




イジメが無かったとは言えないが少なくともブルーが標的になったり彼女の周りでそういったことは起こっていなかった




トレーナーはブルーがどういう生活をし、どんな学生と過ごしていたのかを理解した

57: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 17:50:22.06 ID:WMyMkA2S0
トレーナーはもしブルーを正式にチームに入れるとなると苦労することになるとも理解した




今はまだ学校が始まっていないが彼女が掃き溜め出身だと分かれば周りの目は冷たくなる



それを庇ったりフォローするのがトレーナーの仕事になるが掃き溜めのイメージが強過ぎる




いくらブルーに問題が無いとはいえ同じ説明をこれから何十回、何百回もできるだろうかと悩む





現にメンバーの一人はブルーを見て不安そうにしている。彼女に問題はなくとも育った環境が悪い




ブルーだけが苦労するのはまだいいがチームのメンバーにまで迷惑をかけるかもしれない。トレーナーは真剣に悩む





1 〈主人公〉はチームから離れてもらう
2 とりあえず様子見
3 トレーナーが上司か誰かに相談
4 自由安価



下3

60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/31(月) 18:05:18.06 ID:9xJQluYy0
4
それでも彼女の才能は欲しい、例え苦労する事になってもそれがトレーナーだ。彼女ならトレーニングを積めば強豪ウマ娘達にも勝てると感じている。
苦労は分かっているがそれでも誘う

61: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 18:15:44.92 ID:WMyMkA2S0
それでも彼女の才能は欲しい。例え苦労する事になってもそれがトレーナーだと彼は答えを出す




彼女ならトレーニングを積めば強豪ウマ娘達にも勝てるとトレーナーは感じていた




ブルーの地元では恐らくフリースタイルレースが主でバ場が整理されていたとは思えない




更に先程のレースでは走り慣れた様子が無くマイルは彼女の適正ではない。そんな中でそこそこの走りを見せた




ブルーにとって悪条件が重なっていてもあの走り。苦労は分かっているがそれでも彼女を育てたいとトレーナーの気持ちは固まった




彼女の存在はチームの柱になりブルーを育成することで自分のレベルアップにもなるとトレーナーは確信していた

62: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 18:18:49.23 ID:WMyMkA2S0
ブルーを除くメンバーとトレーナーが集まり緊急の会議が行われる。その内容はブルーについてだった




彼女の才能は本物だから正式にチームに入れたいとトレーナーはメンバーに気持ちを伝えた




トレーナー「みんなには苦労をかけると思う」




トレーナーとして結果も出せていない状況でこのまま自分についてこいとはとても言えない



チームを離れたいメンバーがいれば遠慮なく離れて欲しいとトレーナーは告げた



チームメンバーは…



1 一人抜ける
2 全員抜ける
3 誰も抜けない
4 自由安価


下3

65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/31(月) 18:30:56.86 ID:ZXvf/b4p0
トレーナーへの信頼が皆厚かったので3

67: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 18:56:50.60 ID:WMyMkA2S0
メンバーのトレーナーへの信頼が厚く誰一人としてチームを抜けるという選択肢は無かった




ブルーに問題が無いということもあり彼女とチームで一緒にやっていこうという結論になった




早速そのことをブルーに報告すると本当に良いのかと念を押される




ブルー「本当にいいんですか?」



トレーナー「もちろんだよ、これから宜しく」




自分のトレーナーを見つけることは難しいと聞いていたがまさかこんな早くに見つかるとは思わずブルーは驚いていた




チーム構成



1 全員モブ
2 数名名前あり
3 全員名前あり
4 自由安価



下3

70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/31(月) 19:09:43.81 ID:mAP41CXt0
2

71: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 19:15:56.25 ID:WMyMkA2S0
更に安価



下4まででモブと名前ありの構成がどうなってるか。チームの人数も含めて。
多数決じゃないけどウマ娘がバラけ過ぎたら独断と偏見でいく

72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/31(月) 19:36:50.90 ID:gu30YHJ2o
4人
フクキタル
タンホイザ
モブ
モブ

73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/31(月) 19:50:18.48 ID:daMTiNQ/O
6人
マチカネタンホイザ
ナイスネイチャ
ホッコータルマエ
モブ3名

74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/31(月) 20:01:35.73 ID:ZXvf/b4p0
6人
キングヘイロー(短距離、マイル担当)
ハルウララ(ダート担当)
ライスシャワー(中距離、長距離担当)
モブ3人

75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/31(月) 20:16:03.12 ID:gBW/4m/n0
スペシャルウィーク
トウカイテイオー
メジロマックイーン
モブが二人

76: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 20:46:49.42 ID:WMyMkA2S0
ネイチャ「アタシはトレーナーさんの判断を信じますから」



ウララ「ウララも~!」




タンホイザ「ブルーちゃんならきっとG1で勝てます!」




モブA「確かに素質はあると思う」




モブB「トレーナーさんを信用します」




トレーナーのチームは五人でブルーが加わったことにより六人体制となる。これにより学園内の独自レースや賞に出ることができる




ただメンバーを増やせば良いということではなくこのチームの目標でありトレーナーの個人的な目標、G1を獲れるウマ娘が欲しかった




タンホイザとネイチャは確かな実力がありG2では何度も勝利しているがG1を勝てたことがなかった

77: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 20:57:05.86 ID:WMyMkA2S0
ブルーはまだG3どころか未勝利戦も出たことがないがそれでもG1で勝てるとチーム全員が感じていた




朝早くからトレーニングをすればレースに勝てるということは無い。それでもじっとしていることができず全員でトレーニングをやっている




悲願のG1での勝利の為に動き出そうとまずはブルーの適正を調べようということになる



マイルでうまく走れていないのを見ると恐らくステイヤー路線だろうがひょっとすると短距離に特化している可能性もある




トレーニングを続けながら適正を判断していこうという形になった




ブルーの適正


1 ステイヤー
2 短距離特化
3 ダート
4 オールマイティ(距離)
5 超オールマイティ(芝、ダート、距離)
6 自由安価



下3

80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/31(月) 21:08:15.21 ID:2NWYmHLl0
2

81: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 21:56:09.13 ID:RBSMQRCmO
数日間のトレーニングによりブルーの適正がハッキリとする。トレーナーの予想とは違い彼女は短距離にのみ適正があった





せめてマイルも走れればスプリンターとして様々なレースに出ることができるがどう見てもブルーにマイルの適正は無い




無理をする必要はないとブルーは短距離のみに絞りトレーニングを続けていくことが決定した




ネイチャ「短距離だけって出れるレースって限られてこない?」




トレーナー「そこは学園のレースを使おう」




短距離だけに特化するとG2やG3などのレースは中距離のレースに比べると少ない




ブルーはまず経験を積んだ方がいいというネイチャの意見は正しく、トレーナーはそこは学園独自のレースでカバーすると話す




未勝利戦どころかまだ学校さえ始まっていない。それでもチームはブルーのことを本気で考えていた

82: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 22:03:42.70 ID:IDozczTfO
ブルー「先輩達は期待し過ぎてる…どうしよう」




トレーナー達が彼女に期待していることはブルーもわかっていた。こんな自分に期待しないで欲しいというのが本音だった




自分に実力が無いことは嫌でも知っている。適正はハッキリわかったもののそれだけである




実際にレースに出てガッカリされたらどうしようと心配が日々大きくなってきている




もちろん強くなりたいのでチームを去ることは避けたい。しかしこのまま期待され過ぎるのも困る




チーム内で短距離をメインに走るメンバーが居なかったので余計に期待されているとブルーは感じていた




このあと…



1 他チームとの模擬レース
2 更に自主トレーニング。メンバー感心し余計に期待
3 ちょっと病む
4 自由安価



下3

85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/31(月) 22:09:56.91 ID:ZXvf/b4p0
1

86: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 23:08:33.72 ID:I3dqljzz0
トレーナー「模擬レースをやろう!」




突然なにを言い出すのかとブルーは困惑するが他のメンバーはやる気になっている




チーム同士で模擬レースをする場合、各種レースを走るウマ娘が居ないといけないという



どうしてもという時は連合チームを組んでもいいがこのチームの場合、短距離を走るウマ娘のみが居なかった




これで満足のいく模擬レースができるとブルー以外のメンバーは気合いが入っているようだった




ウララ「ブルーちゃんのお陰だね!」




ブルー「う、うん」



ネイチャからもよくこのチームに入ってくれたと礼を言われる

87: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 23:16:14.11 ID:I3dqljzz0
長距離はネイチャ、中距離はタンホイザでマイルはモブA。ダートマイルがウララでダート中距離がモブBが走る



そしてチーム待望の短距離をブルーが走る。どこと模擬レースをやるかを聞く前に彼女はコース上に居た




ブルー「これが初めての模擬レース……緊張はしてない」



所詮は模擬レースなので本番とはまるで違う。それでもトレセン学園での初めてのレースを走る




チームで走ったマイルレースは自分の適正ではなかった。これが初めての「レース」なのだとブルーは震える




レースの結果…



1 チーム勝ち越し
2 チーム負け越し
3 引き分け
4 全勝
5 全敗
6 自由安価



下3

90: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/31(月) 23:26:07.50 ID:fdKmFRZU0
1

91: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/31(月) 23:40:09.97 ID:I3dqljzz0
ブルーが走る前にチームは4勝1敗。ウララ以外のメンバーが勝利する形となったので既に勝ち越しが決まった




これで気持ちが楽になったとブルーの震えが消えレースに集中していく




ブルーの隣に模擬レース相手のウマ娘が立つ。しかし彼女は集中していてそのウマ娘が目に入らない




ブルー(やれることをやるだけ)




彼女のレースが始まった




1 有名ウマ娘に勝利
2 有名ウマ娘に敗北
3 無名ウマ娘に勝利
4 無名ウマ娘に敗北
5 自由安価



下3

94: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/31(月) 23:53:08.40 ID:btfemqoE0
3

95: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/01(火) 00:02:12.87 ID:4FNyGK6b0
タンホイザ「やったった~ん!」



ネイチャ「やっぱりトレーナーの目は間違ってなかったね」



ウララ「ブルーちゃん速かったよ~!」




ブルーは見事レースに勝利した。相手はそこまで有名なウマ娘ではなかったがデビューを果たしているウマ娘だった



格上といえる相手にデビュー前の自分が勝利できた。このことはブルーにとっても大きな出来事だった




ブルー「勝った…私が勝てた?」




トレーナー「そうだよおめでとう」




模擬レースではあったが勝利には変わりない。素直に喜んでいいのだとトレーナーに言われブルーはガッツポーズをする

96: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/01(火) 00:07:21.34 ID:4FNyGK6b0
無我夢中で走ったということもありブルーはレースの内容をほとんど覚えていなかった



トレーナーが撮影していた映像を確認してもこんな走りをしていたのかと自分のレースを客観的に見ていた




トレーナー「トレーニングの成果が出てるよ」



余計なことを考えず走ることは難しい。掛かってしまい冷静になれないことはよくある



そんな中でブルーは対戦相手すら目に入らないほどの集中力を見せていた




彼女は思った以上の持っているかもしれないとトレーナーは自分の目が間違っていないことを確信した 



ちなみにブルーの作戦は…



1 先行
2 差し
3 逃げ
4 追い込み
5 自由安価



下3

99: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/01(火) 00:14:42.53 ID:NdEMuKDy0
2

100: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/01(火) 00:33:25.01 ID:4FNyGK6b0
デビュー前に適正距離と作戦が判明したブルーはよりトレーニングに力が入る




オーバーワークにならないようトレーナーに管理してもらいつつ自主練をどこまでしていいのかを把握




新入生に負けてはいられないとネイチャ達もトレーニング外で自主練を始める




トレーナー(これならG1を獲れる)




悲願であるG1を制覇するためトレーナーは寝る暇を惜しんでチームの戦略とトレーニングの内容を考える



そんな日々をいくつか繰り返しやっと春休みが終わり学校が始まる




もう寝るので下4くらいまででモブAとモブBの名前とか性格を簡単に。モブA、Bのままでいいならそれでも。他に何かあったらどうぞ

101: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/01(火) 01:13:45.06 ID:EaHByzrFO
乙です

モブAちゃん
ゴーウィズユー(愛称:ウィズ)
優しく温厚な頑張り屋さん
実は現トレーナーが一番最初にスカウトしたウマ娘で、トレーナーやチーム状況に関してもっとも理解している
密かにトレーナーに好意を持っている

スタミナも勝負根性もかなりあり、賢さもあるけどトップスピードに難あり
オールマイティで芝もダートも走れ、マイルから長距離まで走れる(短距離は流石に無理)が、これが一番得意というコースや距離が見つからない
また先行も差しもできるけど、これといった勝ちパターンもなくて伸び悩んでいる

102: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/01(火) 02:14:37.71 ID:BlbeCXVt0
モブB
名前: モブリトル 由来:小さな群衆
自分の名前を弱そうで嫌っている芦毛でサイドテールににしている今時のウマ娘、能力は全て平均以下だったがトレーナーに勧誘され指導されてからはダートの能力が上がった。
彼の優しい性格に惹かれている

104: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/01(火) 19:15:52.63 ID:sKu7d1nZ0
入学式が終わるとブルーは会議室に呼び出される。各チームに与えられている部室のような部屋に彼女はやってきた




てっきりトレーナーもいるかと思ったがウララとトレーナー以外の全員が集まっていた




ブルーはあらためて歓迎会でもしてくれるのかと予想していたのだがそれが外れてしまい、これから何が起こるのかわかっていない




ネイチャ「まあまあ座りなよ」




口調は優しいが視線からは厳しさを感じる。ブルーの右隣にネイチャが座っており左にはタンホイザが座る




タンホイザ「まあまあまあ」




何が起こるのかわからずブルーは一瞬嫌な想像をする。しかしすぐにそんなはずは無いと彼女達と向き合う

105: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/01(火) 19:22:28.83 ID:sKu7d1nZ0
ブルー「ウィズさんはトレーナーさんのことが好きってことなんですね」



ウィズ「そんなハッキリ口にしないで!」




ブルーがここに呼ばれたのはトレーナーのことをどう思っているかどうかを確かめる為だった



ウィズはトレーナーが最初にスカウトしたウマ娘であり一番長い付き合いになるそうだ




ブレーザー「私の時もこの会議あったよね」



サイドテールを揺らしながらブレーザーは半分呆れたように言う。隠す気はないのかとため息混じりに言われウィズは立ち上がって怒り出す




ウィズ「だって!!」




ネイチャ「本気でトレーナーさんのこと好きだもんね~」




反論することができないのか、ポニーテールも動くことなくウィズは大人しく椅子に座る

106: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/01(火) 19:28:17.09 ID:sKu7d1nZ0
ウィズは背も高く胸も大きいので魅力がないはずがない。しかしトレーナーは自分の担当を「女」として見ることがない




タンホイザ「普通なら安心なんですけどねぇ」




うっかり着替えを覗いてしまわないように扉は必ずノックし、わざと着替えに混じって下着を放置しても無意味だった




ひょっとするとそういうことに興味が無いのではとウィズは心配になっているが普通ならこれが正解




トレーナーとウマ娘に恋愛感情は必要ない。彼に好意を抱いてしまったウィズが悪いのだ




自分はその気はないとブルーはウィズに告げると彼女は安心したようだった。



ところでウララが居ないのは…



1 ウララに恋愛は早い
2 きっと秘密にできない
3 実は意外と…
4 自由安価 



下3

109: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/01(火) 19:32:58.99 ID:AM8KS3he0
1

111: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/01(火) 19:51:32.43 ID:sKu7d1nZ0
この場にウララが居ない理由もブルーは納得していた。純粋すぎる彼女には恋愛はまだ早い




それに今のうちから変な知識を付けてしまうのはウララにとって悪影響であろう




ブルーがトレーナーに興味がないと分かりこの会議は解散となる…がネイチャが待ったをかける




ネイチャ「ブルーの恋バナとか聞かせてくれない?」




トレーナーへの感情を語る様は素人ではないとネイチャの目が光っていた。トレセンに来るまでにどんな経験をしたのかとブルーは質問される




ブルーは…



1 恋愛に興味無し
2 恋人が一人居た経験有り
3 一人以上と付き合ったこと有り
4 貞操概念が
5 自由安価



下3

114: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/01(火) 19:58:39.12 ID:r6CSOjKm0
1

116: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/01(火) 20:22:40.75 ID:sKu7d1nZ0
ブルーは恋愛には興味がないと答える。ネイチャは納得していない様子だったがブレーザーは頷いていた




ブレーザー「あの地域でまとな恋愛ってできないんじゃない?」




そんなことはないとブルーは否定したかったがそうは言い切れなかった。彼女の同級生が中年男性とホテルに入っていく様子は散々見てきた




その意味を理解してしまっているので自然と恋愛に興味が無くなっていったのではないのか




ブルーの自問自答の結末、ブレーザーの意見は完全に否定することができなかった




黙ってしまったブルーを見てネイチャはこれ以上この話を進めるべきではないと判断し、この話は終わりとなった

117: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/01(火) 20:28:45.66 ID:sKu7d1nZ0
ブルーは今日のトレーニングが休みなのは何か理由があるのかと尋ねる。そもそも彼女は今日はオフだと聞いていた




タンホイザ「今日は新入生にとっては大事な日!」




ウィズ「選抜レースがあるから」




選抜レース。言ってしまえばウマ娘を評価するためだけのレースでその結果や走りを見てトレーナーはスカウトをする




新入生はもちろんだがトレーナーが居ないウマ娘も必死になって走る。それが選抜レースである




ブルーは運良くトレーナーに声をかけてもらったので出る必要は無かった




ネイチャ「選抜レースって地獄のレースに感じる子もいるからね」



良い走りができず誰からも声をかけられない。そんなことが数回、数十回続けば確かに地獄だろう

118: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/01(火) 20:35:17.83 ID:sKu7d1nZ0
ブレーザー「っていうか新入生は強制参加じゃなかったっけ?」




えっ?と四人が声を合わせて驚く。レース前にトレーナーが決まっていても理由無く不参加は認められていなかったはずだとブレーザーは言う




そんなことを言われた記憶が無いとブルーは否定するが、他の新入生が全員体操服に着替えていたことを思い出す




タンホイザ「まだ間に合う!」




ウィズ「短距離レースはいつも最後だから急いで!」




もうとっくに選抜レースは始まっているが短距離レースにはギリギリ間に合うかもしれない。ブルーは急いで着替え始める




レースは…



1 間に合わず
2 レースを休む理由を思いつく
3 間に合って勝つか負ける
4 自由安価



下3

121: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/01(火) 20:43:06.86 ID:3dz5Lkilo
4
そも、間に合わなくても良いんだからゆっくり行く

123: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/01(火) 21:04:49.54 ID:sKu7d1nZ0
急いで着替えはしたが別に間に合わなくてもいいだろうとブルーはゆっくりとレース場に向かっていた




遠くから見ているとどうやら既にレースは始まっているようだった。やはり間に合わなかったかとブルーは足を止める




ブルー(今日は自主練でもしておこう)




トレーニングルームに向かおうとしたその時ブルーは誰かに呼び止められる




エアグルーヴ「忘れ物でもしたのか」




生徒会のエアグルーヴと偶然にも出会ってしまう。彼女はまさかブルーがレースに出ていないとは思っていなかった




エアグルーヴはブルーはレース場に忘れものをしたのだろうと考えた。しかし実際はそうではなかった





選抜レースに出なければ罰則があるとは聞いていない。だが強制参加のレースに参加しなかったことに文句は言われるかもしれない




今謝っておいた方が良いか、それとも誤魔化すべきかとブルーは迷う




1 素直に謝る
2 誤魔化す
3 もうトレーナーがいると強気に答える
4 会長(ルドルフ)が怖いので土下座
5 自由安価


下3

126: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/01(火) 21:13:13.25 ID:JpKLW96B0
2

127: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/01(火) 21:36:44.39 ID:rj0m2La4O
ブルー「はい」



エアグルーヴ「そうか次からは気を付けろ」




忘れものをしたのか、という問いに対しはいと答えた。これで会話も終わり誤魔化せるはずだとブルーは考えた




実際にその作戦はうまくいきエアグルーヴはブルーを視界から外し校舎の方に戻っていく




ブルーはゆっくりとレース場に向かいながら後ろを確認し、エアグルーヴが居なくなったことを確認すると自分も校舎の方に戻って行く




強制参加といっても参加していないのは自分だけではないはず。そもそも理由があれば休んでいいのだから問題ないとブルーは思う




ブルー(また一通りトレーニングマシンを使おうかな)



トレセン学園に初めて来た時のようにブルーは全てのマシンを使いトレーニングを行った

128: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/01(火) 21:41:19.35 ID:+cVQYN+FO
その日の夜、今回はちゃんと時間を確認していたので食事とシャワーを済ませることができていた




モブ「今日のレースはどうだった?」



相部屋相手は選抜レースの出来を聞いてくる。やはり自分一人が居ないくらい誰も気付かないのだとブルーは安心する




ブルーはそれなりの出来だったと答えをはぐらかすと今日は疲れたからとベッドに横になる




ブルー(目指すは未勝利戦で勝つこと)




重賞に出るにはまず未勝利戦で勝たなければいけない。トレーナーの問題が解決しているブルーは他の新入生よりも状況は良かった




翌日…



1 いきなり未勝利戦に挑戦
2 生徒会からの呼び出し
3 相変わらず早朝トレーニング
4 自由安価


下3

131: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/01(火) 21:46:45.49 ID:BlbeCXVt0
4
メンバーみんなで早朝トレーニング

132: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/01(火) 22:01:53.14 ID:Sk23kUGrO
翌日もいつもと変わらずチーム全員でトレーニングを始めるが今日はいつもと比べて景色が違った




ウララ「今日はみんなでトレーニングだね!」



ウィズによると昨日の選抜レースで良い結果が出なかったウマ娘が早朝トレーニングをしているそうだ




ネイチャ「ああいう子は伸びるよ~」




悔しさをバネにできるウマ娘は間違いなく成長するとネイチャは言い切るがブレーザーはどうかと疑問に思う




ブレーザー「早朝にトレーニングすることと勝つことは別でしょ」




いくら努力しても能力には限界があるとブレーザーは現実的なことを話す。ブルーもどちらかというと彼女寄りの意見だった

133: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/01(火) 22:07:24.41 ID:IirXNtHgO
タンホイザ「こういうのは気持ちが大事なんです!」



むんむんと気合いを入れながらタンホイザは力説する。彼女の意見を補うようにウィズが話す



ウィズ「全く同じ実力のウマ娘と最後の百メートルを競ったとき、勝つのは気持ちだと思ってる」




結局は精神論になるがトレーナーがそういう考えなので仕方ない。ブレーザーは考え方まで彼に似ていると茶化す




ウララ「何の話~?」



ウララにはまだ早い話だとネイチャが遮り今日の早朝トレーニングが始まる



トレーニングが終わり…


1 トレーニング後、これからの予定を決める
2 メンバーの誰かのレースが近い
3 なんだか元気の無いトレーナー
4 ウララとトレーナーってもしかして?
5 自由安価



下3

136: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/01(火) 22:23:43.32 ID:6wLmP/+R0
5
トレーナー室に戻るとトレーナーがこれからの予定を決める為に資料とにらめっこしている姿を見つける、その横顔が男ながら何処か綺麗で一瞬だけ心がざわつくブルーちゃん

138: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/01(火) 23:00:50.10 ID:4FNyGK6b0
ブルーがトレーナー室に戻るとトレーナーがこれからの予定を決める為に資料とにらめっこしている姿を見つける




ブルー「んっ」




その横顔が何処か綺麗で一瞬だけブルーの心がざわつく。男であるはずのトレーナーのことをカッコいいではなく綺麗と感じた




トレーナー「ちょうど良かったブルーの意見も聞きたいんだ」




新入生が早い段階で未勝利戦に出ることは普通なら無謀であるがブルーの実力なら可能だとトレーナーは言う




ブルーはトレーナーの話を聞いているのだが心のざわつきが邪魔をして話が入ってこない




結局はトレーナーに任せるとなんとかその場を誤魔化してトレーナー室から去ることができた

139: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/01(火) 23:08:06.29 ID:4FNyGK6b0
この心のざわつきの正体が分からないほど無知ではない。まさか自分がとブルーはショックを受ける




ブルー(意識しなかったらいいだけ)




トレーナーを異性として見てしまっているだけの状態なのでまだ取り返しはいくらでもつく




目標やトレーニングに集中すればそんな感情を抱く暇も無いだろうとブルーは思い直す




欲にまみれた男女の絡みは嫌というほど見てきた。自分はその仲間入りをすることはないだろうとブルーは吹っ切る




次は…




1 ウィズとトレーナーをくっ付ければいいと思いつく
2 やっぱりトレーナーが気になる
3 レース関係の何か
4 学園にて
5 自由安価



下3

142: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/01(火) 23:25:27.99 ID:67H+EUYsO
5 トレーナーとウィズの以心伝心な空気感に、入り込む隙はないと覚り、温かく見守ることにして3へ

144: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/02(水) 00:03:13.49 ID:ZBYjpyOZ0
ウィズ「もっとスタミナをつけた方がいい?」




トレーナー「ちょうどそのことを考えてたんだ」




ウィズとトレーナーは以心伝心かと思うほど相性が良い。自分が入り込む隙はないと確信し、ブルーは安堵する




ウィズとトレーナーの関係がこれからどうなるか気になるが今は自分のことが最優先になる




あれからトレーナーと話し合った結果、五月前半のOPレースを目指してみるのはどうかということなった




未勝利戦にすぐ挑む上にPreOPではなくいきなりOPは駆け足過ぎるともいえる




最初は迷ったがトレーナーの後押しもありこのスケジュールでいくことに決めた

145: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/02(水) 00:09:33.79 ID:ZBYjpyOZ0
ブルー(レースなのにトレーニングしないのは変な感覚)




現在ブルーは未勝利戦に向けて調整を行なっている。レースの直前はハードなトレーニングをしないのが一般的である




レースに向け体調を整えたり集中力を高めていくのだがブルーは「調整」に困惑していた




ブルーが地元で走っていたのはフリースタイルレースで突然その日に走ることが殆どだった




これがトレセンのやり方なのかと感心もしつつブルーは調整を続ける




レース前日



1 調整成功
2 調整失敗
3 我慢できずトレーニングしてたのがバレる
4 自由安価



下3

148: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/02(水) 00:13:18.42 ID:ZEM79ne10
1

149: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/02(水) 00:22:11.92 ID:ZBYjpyOZ0
安価把握



もう寝るので下4くらいまででチーム名を募集。それ以外にもなにかあればどうぞ

150: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/02(水) 00:39:35.80 ID:8SQQzb630
ウマ娘のチーム名ってスピカとかリギルとか星座縛りみたいなのあるから

こうま座のキタルファで

151: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/02(水) 00:59:28.82 ID:noHCAPVw0
チームトリガー 
一人一人が大事なきっかけ、引き金になれるようにと付けられた

152: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/02(水) 01:15:43.72 ID:kd9ttkxd0
チームデネブ

153: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/02(水) 09:29:00.22 ID:8dD19+240
無難にキャロッツ

154: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/02(水) 16:59:14.98 ID:29qA09j10
ブルー「いつもより走れる気がする」




トレーナー「体が軽いってことだよね?それは調整に成功した証拠だよ」




黙ってトレーニングをやってしまっていると体が重くレースで全力を出せないらしい




トレーニングをしないことを疑問に思ったがトレーナーのことを信頼していたブルーは指示に従っていた




その甲斐あってブルーは良い状態でレースに挑むことができる




トレーナー「未勝利戦に勝たないと重賞どころかOPレースにも出れないからね」




入学してすぐのタイミングでの未勝利戦。レースに出てくるのはブルーと同じ新入生ではなく大半がいまだ勝ててないウマ娘だ

155: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/02(水) 17:05:10.05 ID:29qA09j10
これから新入生が育ってくると彼女達が未勝利戦に勝つことは難しい。だからいつもより気合いが入っている



トレーナー「必死すぎて周りが見えない子もいるかもしれないから、周りの状況はよく確認してね」




差しで走るブルーは周りの状況を見ながら走っているがいつも以上に気を付けろとトレーナーは注意する




ブルー「勝ってくるから待ってて」




短距離だけを走るブルーのレース管理は難しいはず。それをちゃんと支えてくれるトレーナーへ返すものは勝利だけ




自分の走りができれば問題ないはずとブルーはゲートに向かう




1 勝利
2 敗北
3 大差勝利
4 大差負け
5 自由安価



下3

158: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/02(水) 17:20:54.73 ID:OGn0s6eU0
3

159: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/02(水) 17:38:03.22 ID:45Rt7PNgO
トレーナー「凄い……彼女は本物だ」




学園での模擬レースに勝利した時点でブルーが遅くないことはわかっていたがそれはあくまで学園内でのレースで練習試合のようなもの




練習で完璧でも本番で力を出せないウマ娘は山ほどいる中でブルーは普段通りの走りができた




二位以下に大差をつけての勝利。これ以上ない結果にトレーナーは心から喜んでいた




ブルー(やっぱりそういうことなんだ)




走った本人であるブルーは一着にはなったが自分の中で満足はしていない。その理由は地元でのレースだった




ハッキリ言って未勝利戦を一緒に走っていたウマ娘より地元のウマ娘の速かったと言い切れる




フリースタイルレースとちゃんとしたレースを比べてはいけないとトレーナーから言われていたが、それでも比べてしまう

160: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/02(水) 17:44:42.07 ID:Vk2/zauFO
ブルー(荒れ放題のバ場じゃなくて斜行も無くて前を塞がれることの無い「普通」のレースだったら勝てる)




ブルーは未勝利戦に勝ちOPレースや重賞への参加資格を得た。それだけではなく彼女は何か掴んだようだった




トレーナーに勝利を報告すると当然祝ってくれた。入学してすぐに未勝利戦を勝つのは珍しいらしくブルーは注目される




トレーナー「さあ急いで帰ろう」




まだ人前に立つことに慣れていないブルーに余計な負担はかけられないとすぐに撤収する




こういった気遣いもトレーナーの仕事なのだとブルーは彼の行動に感心していた




次…



1 チームで勝利を祝う
2 OPレース(次のレース)に向けてトレーニング
3 チームの誰かがレース近い
4 ブルーに取材依頼が
5 自由安価 


下3

163: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/02(水) 17:52:06.90 ID:9TQPkY3s0
1

164: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/02(水) 18:21:29.88 ID:MsKfUzKJO
学園に帰るとチームの面々がブルーを祝福し、お祝いの用意をしてあるからとトレーナー室に案内される




一つ勝ったくらいで大袈裟だというブルーに対しウィズはメンバーの勝利を祝うのは当たり前だと言う




ウィズ「メンバーが勝ったら一緒に喜ぶし、負けたら一緒に悔しがる。これがうちのチームだから」




馴れ合いがほとんど無くチーム間でのコミュニケーションが無いチームもある中で、このチームの雰囲気は柔らかさを感じる




ひょっとしてこれが原因で誰もG1を勝ててないのではとブルーは疑問に思う



この緩い雰囲気のせいで勝てるレースも勝てないのではないかとブルーは考える

165: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/02(水) 18:32:00.74 ID:/YmguGpnO
ブレーザー「勝ったときはいいけど負けた時はもう少しどうにかならないわけ?」



このチームの悲願であるG1を勝つという目標。これまで全てのG1で負け続けているので残念会しかやったことがない




特にウィズは真面目な性格なので負けた時の悔しがり方はそれはもう…そごで言ったブレーザーの口をウィズが手で塞ぐ




ウィズ「恥ずかしいからやめて!」




ネイチャ「いや~あの荒れっぷりは毎回凄まじいからね~」




ウィズがそこまで悔しがるのは恐らくトレーナーのこともあるのだろう。トレーナーにG1を勝った自分の姿を誰よりも見せたいはず




緩いだけじゃなく以外とちゃんとしているのだとブルーは納得する




お祝い後…




1 次に向けてのトレーニング
2 ウィズがG1を勝ったら告白すると知る
3 メンバー誰かのレースが近い
4 なんだか脚に違和感が
5 自由安価



下3

168: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/02(水) 18:37:22.68 ID:q6u/F6100
5
1の最中で短距離最強のサクラバクシンオーに良いレースだったと絡まれるブルー

169: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/02(水) 19:21:40.13 ID:AhxShumy0
ブルーは次のOPレースに向けてトレーニングを重ねていたある日のこと、彼女の前にあるウマ娘がやってくる




バクシンオー「素晴らしい走りでしたね!!」




彼女はどうやら未勝利戦のレースのことを言っているらしい。褒めてもらったのでブルーは素直にお礼を言う




バクシンオー「貴女となら楽しいレースができそうです!!更なる成長を期待しています!!」




短距離レースで最強と呼ばれているサクラバクシンオー。最近では出るレース全てに勝っており最強という名に相応しい




スプリンターとして国内に敵がおらず海外に行くとまで言われていたが結局は国内に残った




それについてさまざまな憶測が飛び交ったが学園での彼女を知っている人物はその理由が嫌でもわかる




バクシンオー「英語が分からないので国内でライバルを探しているんです!!」




高等部であるにも関わらず小学生レベルの英語が出来ず彼女は海外遠征を諦めるしかなかった

170: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/02(水) 19:49:23.90 ID:AhxShumy0
短距離を走るウマ娘で速いのは何人もいる。しかし誰一人としてバクシンオーには勝てなかった




バクシンオー「貴女とはライバルですが私は委員長でもあります!!困ったことがあったらなんでも相談して下さい!!」




言いたいことを言い終えると彼女は高らかに笑いながら帰っていった。ブルーはその圧に圧倒され続けてしまった




トレーナーから見せてもらった参考レースにバクシンオーのレースもありその走りは圧巻だった




G1のレースではないが直線だけのレースで二番手をぐんぐん離していくその様は凄まじかった




短距離レースは他の距離と比べ開催数が少ない。その為G2やG3で彼女と走る可能性があるだろう




トレーニング後…



1 チームの会議。中身は安価
2 トレーニング増し増しの日々
3 ウィズのG1挑戦
4 ブルー、自分が注目されていると知る
5 自由安価



ちょっと離脱するから下5で

175: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/02(水) 20:49:00.27 ID:vke2jdW10
5
4でバクシンやモブウマだけではなくカレンチャンやニシノフラワー、タイキシャトルなどの短距離適正のある強豪達にも目を付けられていた

176: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/02(水) 21:49:48.36 ID:AhxShumy0
ブルー(おかしい)




バクシンオーが来た次の日以降もブルーのもとには有名なウマ娘達がやってきていた



もちろん有名なウマ娘だけでなく同じ距離を走るライバルがブルーのことを注目していた




トレーナーによればカレンチャンやニシノフラワー、タイキシャトルなどの強豪達にも目を付けられているそうだ




ブルー(そこまでの走りをした覚えなんて無いのに)




未勝利戦で大差をつけて勝利はしたがレコードからは遠く圧倒的な力を示したとはいえない




それなのになぜこんなにも注目されているのかブルーは全くわからないでいた

177: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/02(水) 22:04:40.98 ID:AhxShumy0
ブルー(注目されてようが関係ない。やるべきことをやるだけ)




この日も早朝トレーニングとレースに向けてのトレーニングを終わらせブルーは寮に戻る




モブ「貴女のこと噂になってるみたい」




相部屋相手からブルーが話題に出ていたと聞かされる。どんな話なのか聞かせて欲しいとブルーは前のめりになる




モブ「入学式の前からずっと早朝トレーニングしてるでしょ?」




それに加え遅くまでトレーニングを行なっているところを何人にも見られておりそれが原因で噂になっているようだった




早朝からやっているのは能力が劣っていると思っていたからでやる気があるとかどうかは関係ない




遅くまでトレーニングをしているのも同じ理由だから特別なことはしていないとブルーは不思議がる




モブ「無自覚なストイックはレアだね」




自分はそんなものじゃないからと軽く首を振ってブルーはベッドに入る




ここで…



1 ブルーはスマホなど娯楽を全くしていない
2 レースのことしか考えてないヤバい奴と認識されていた
3 ストレス発散できているのかとチームメンバーから心配される
4 秘密のストレス発散
5 自由安価 


下3

180: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/02(水) 22:12:37.20 ID:8SQQzb630
4

181: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/02(水) 23:03:43.04 ID:ZBYjpyOZ0
ブルーの秘密のストレス解消法…



1 ガールハント
2 蟻の巣つつく
3 街でパルクール
4 落書き(ストリート系)
5 ペットショップ巡り
6 ゲーセン巡り
7 食べ物系
8 自由安価

183: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/02(水) 23:29:08.68 ID:ZBYjpyOZ0
出し忘れ


ここから下3

186: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/02(水) 23:35:23.01 ID:XDPQgZfs0
実はモフモフの動物好き5

187: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/03(木) 00:08:20.27 ID:nWfLe9130
今日はオフの日。勝手にトレーニングもしないようにと釘を刺されているブルーは学園の外に出ていた




彼女が向かう先はペットショップ。実はブルーは無類のモフモフ好きでありモフラーであった




特定の動物が好きなのではなくモフモフしていたら全てウェルカムというストライクゾーンの広さを誇る




ブルー(いつまでも触っていられる)




その気になれば一日中モフモフしていられるがそれは怪しいのでペットショップを巡っている




ブルー(三件目に行こう)




この日二件目のペットショップを後にしブルーは次の店へと向かっていた

188: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/03(木) 00:15:26.93 ID:nWfLe9130
ブルー(いいモフモフ。この店はレベルが高い)



三件目にしてこの日最高のモフモフ店を見つけたとブルーは癒される。相変わらずモフモフしているとスタッフの声が聞こえてくる




スタッフA「今日も来てるわよ」




スタッフB「例のモフラーね」




まさか自分のことかと思うがこの店は初めてくるので違うと判断する。スタッフの間で噂になるモフラーとはどんなのか興味が湧く




ブルーは噂になっているモフラーを見てみようと覗き込む




ブルー(あれって確かアドマイヤベガ?)



モフラーの正体はアドマイヤベガだったようだ



ベガは…



1 犬に頭を突っ込んでいた
2 舐め回すようにモフモフ
3 むしろ舐めていた
4 ちゃんと可愛がっていた
5 高レベルモフラー
6 自由安価


下3

191: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/03(木) 00:22:29.78 ID:3MpOuUCKo
5
むしろ犬達からモフらされてる

192: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/03(木) 00:37:23.39 ID:nWfLe9130
アドマイヤベガ「ふふふ」



ブルー「はっ!?」



モフラーを極めると逆にモフられる。都市伝説かと思っていたその景色が目の前に広がっていた




ブリッジをしながら犬のお腹をモフる技術さえまだ習得していないブルーにとっては夢のような光景だった




レースで勝つことと同じくらいモフラーとしても成長していこうとブルーは心に決めた

195: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/03(木) 12:34:27.93 ID:UQu/SycZ0
アドマイヤベガ「布団乾燥機はいいわ、全てを解決してくれるもの」



ブルー「布団乾燥機……」




モフラーの二人はペットショップから近いカフェに入っていた。ベガもまた彼女がモフラーだと気付いた




情報交換も兼ねてカフェに入ったのだがベガのレベルの高さにブルーは圧倒された




アドマイヤベガ「人に慣れていない大型の動物でも気付かれなければいいの」




ブルー「モフられたことに気付かせないというあの境地!」




刀の達人がリンゴを切ってもバラバラになることはない。それはリンゴが切られたことに気付かないからだ




それと同じように警戒心が強い動物でもモフることが可能なのだとベガが語る

196: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/03(木) 12:39:36.93 ID:UQu/SycZ0
アドマイヤベガ「貴女もやってみる?」



ブルー「私はまだできません……」




アドマイヤベガ「なら私のを見てて」




店を出るとちょうど目の前にモフモフした大型犬が通りかかった。人に慣れていない様子ではなかったがベガは音もなく犬の後ろにつく




ブルー(やった!)




素人には何が起こったか分からない。モフラーにしか今のベガの行動は見ることは出来なかった




あの領域に達するにはまだまだ修行が必要だろう




ブルーはこのあと…



1 ストレス解消できたので戻る
2 布団乾燥機を買う
3 メンバーの誰かを発見
4 学園のウマ娘を発見
5 事故現場に遭遇
6 自由安価



下3

199: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/03(木) 13:06:02.53 ID:LMhdCnNf0
3

200: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/03(木) 14:44:14.35 ID:UQu/SycZ0
十分に満足したのでブルーは学園に帰ろうと街を歩いていた




ブルー(ブレーザーだ)




歩道の向かいにブレーザーが歩いているのを見つける。声をかけようか迷っていると彼女の様子がおかしいことに気付く




ブルー(人目を気にしてる感じがする)




下を向きながら人混みを避けるようにブレーザーは早足で歩く。それを見たブルーは普段の彼女らしくないなと感じた




流行に敏感でチームの中で一番見た目に気を遣っている彼女があんな行動をとるのはおかしい




違和感を覚えたブルーは歩道を渡りブレーザーの跡を追いかけた




ブレーザーは…



1 彼氏と会いに
2 中年男性と……
3 新作コスメ買い
4 マシマシ系ラーメン屋に
5 家電量販店へ
6 自由安価



下3

203: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/03(木) 15:38:31.19 ID:USoPuoy30
6
なんとトレーナーとレースで使う蹄鉄とシューズをスポーツ用品店で買っていた。蹄鉄とシューズ合わせても5万以上するのにトレーナーは嫌な顔一つせず払う
その後は二人で3からの4。周りからはデートに見えるがトレーナーにはそんな気はない担当の買い物に付き合っているだけ

204: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/03(木) 20:42:00.67 ID:7bKOoBOd0
ブルー(あれってトレーナー?なんでブレーザーと会ってるんだろ)




ブレーザーが急いでいたのは待ち合わせに遅れそうだったからだろうか。合流した二人はスポーツ用品店に向かう




ブレーザー「このシューズかなりいいかも」




トレーナー「それに合わせて蹄鉄も買っておこうか」




レースで使う蹄鉄とシューズを購入しようとしているが二つ合わせて五万以上もする



それなのにトレーナーは嫌な顔一つせず払いスポーツ用品店を後にする




ブルー(これってデートだよね)




次に向かったのはデパートでコスメ売り場でブレーザーは新発売のものをチェックしている




コスメを買うのならトレーナーは別行動をしても問題ないはず。それなのにトレーナーはブレーザーの隣で一緒に買い物をしていた

205: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/03(木) 20:48:38.48 ID:7bKOoBOd0
ブルー(なかなかにハードなデートじゃない?)




買い物が終わると次は食事だと二人が向かったのはマシマシラーメンが出てくるラーメン屋




ブルーはそのラーメンを食べたことはないが少なめを注文しても大盛りがくるという情報は知っていた




狭いラーメン屋の中に入って二人の様子を見ているとバレるのでブルーは店の外から監視している




ブルー(楽しそうにしてるブレーザーって新鮮)




普段とは違う柔らかい笑みをトレーナーに向けているのが遠くからでも見えていた




このあと二人は…



1 普通に解散
2 まだデートは続く(夜景見に行く)
3 ラーメン屋からのお持ち帰り
4 お揃いの指輪とか買う
5 自由安価



下3

208: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/03(木) 21:05:58.18 ID:mld08LxAO
1

209: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/03(木) 21:35:03.05 ID:MuXTmmyIO
遅くなる前に二人は解散しデートは終わる。とりあえずこれで良かったとブルーは安心する




ブルー(とんでもないものを見てしまった)




安心したのはいいがどうしたものかとブルーは考え込む。ウィズに報告した方がいいのか答えがわからない




一旦冷静になって考えた方が良いだろうと近くにカフェは無いかと辺りを見渡す




ブレーザー「あそこにいいカフェがあるけど」




ブルー「じゃあそこに行きま……ん?」




ブルーが考え込んでいる間にブレーザーは彼女の目の前まで来ていた。どこからバレていたのか分からないが逃げるわけにはいかない




ブレーザーに連れられてブルーはカフェに入っていく




カフェで…



1 ブレーザーブチ切れ
2 ウィズに口止めを頼まれる
3 ただの買い物だと冷静に言う
4 略奪愛って燃える
5 ウィズは脈なしと確信している
6 自由安価



下3

212: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/03(木) 21:40:35.17 ID:mxsc/2Pe0
6 トレーナーに応援がてら最近ウィズとどうなのか聞いてただけ、ブレーザー的に泥沼の三角関係とかノーサンキュー

214: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/03(木) 21:59:20.01 ID:P/24uZSZO
ブレーザー「まず言っとくけどアンタが想像してるようなことはないから」



トレーナーに最近ウィズとどうなのか聞いただけだと動揺せず言う。その態度から嘘でないことがわかる




ブレーザー「泥沼の三角関係とかノーサンキューだし」




ウィズが本気でトレーナーのことを思っていることを知っているので邪魔をすることはないと言い切る




それなら良かったと胸を撫で下ろしブルーはあとを着けてしまったことを謝罪する




事前に言っていなかった自分も悪いからとブレーザーは気にしていない様子だった

215: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/03(木) 22:06:08.66 ID:UZdaTcOcO
ブルー「いい話は聞けたの?」



トレーナーはウィズのことをどう思っているのかを聞けたのか。ブルーは食い気味にブレーザーに聞く




ブレーザー「手強かったけどそこはちゃんと聞けた」




なかなか口を割らなかったがブレーザーの腕もありトレーナーから情報を得ていた



トレーナーは…




1 恋愛に興味なし
2 気になっている人がいる(ウィズ以外)
3 ウィズに気持ちがありそう
4 実は男が…
5 既に彼女持ち
6 自由安価


下3

218: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/03(木) 22:21:13.54 ID:SyXIjYMh0
5
恋愛に興味はない仕事が恋人状態だが、同期の桐生院トレーナーが最近距離が近いのが気になってる

220: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/03(木) 22:41:45.36 ID:C2N3WS6IO
ブレーザー「恋愛に興味がないってさ」




仕事のことで精一杯でそんなことを考える余裕が無いらしい。睡眠時間を削ってチームの為にトレーナーは尽くしている




なのでウィズがG1を勝ったら告白するというのは失敗する可能性が高いというのが今日のデートで判明した




ブレーザー「そもそもアピール不足ってのもあるかも」




トレーナーは同期のトレーナーである桐生院トレーナーのことを気にしているようだった




彼女もトレーナーのことを狙っておりアピールをしているようだと知ることができた

222: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/03(木) 22:49:10.54 ID:+Go02q7hO
ブルー「オフの日は毎回ウィズとデートするくらいじゃないとダメ?」




ブレーザー「それでも難しいかも」




トレーナー同士の会議やトレーニングが終わったあとなど桐生院がトレーナーを誘える時間の方が圧倒的に多い




向こうに本気になられたらウィズに勝ち目はないだろうとブレーザーは冷静に語る




ブルー「どうするの?」




ブレーザー「ウィズが頑張るしかないって」




ちゃんとアドバイスはするが結局はどれだけウィズが頑張れるかが重要になってくる



G1で勝つことをキッカケにしたいのならウィズは一刻も早く勝たなければいけない




翌日…




1 ブルーの次のレースに向けてトレーニング
2 ウィズのG1挑戦
3 桐生院襲来
4 ブレーザーのデートに怒るウィズ
5 自由安価



下3

225: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/03(木) 22:57:34.77 ID:06AA3QLh0
2

226: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/03(木) 23:41:50.98 ID:nWfLe9130
ブルーは次のOPレースに向けてトレーニングをしているがチームとして大きいレースがやってくる




このチーム、キタルファにとって最大の目標であるG1での勝利。それを叶える為にウィズはいつもより気合いが入っている




ネイチャ「気合い十分って感じかな」



ウララ「今度こそ勝てるよウィズちゃん!」




レースに向けての調整は完璧でこれ以上ない仕上がりとなっている




ブレーザー「気合い入れ過ぎたらまた負けるから」




タンホイザ「負けるなんて言っちゃダメ!」




調整は成功しても勝てると限らないのがレースの常識で全ては実力で決まる

227: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/03(木) 23:46:40.17 ID:nWfLe9130
ウィズ「このレースに負けたら引退する」




ウィズは故障も抱えておらずまだまだ走れるのにどうしてそんなことを口にしたのか




それはブレーザーから桐生院のことを聞いたからで今回を逃すとチャンスはほぼ無いと判明したからだ




仮に告白したとしても成功する保証はなく引退をかけるものではない。それでもウィズは覚悟を口にした




ウィズ「絶対に勝つ!!」




ウィズがこのレースにかける思いは誰よりも強かった




レースの結果…



1 ウィズの勝利
2 ウィズの敗北
3 ほぼ同着の一位で審議
4 惨敗
5 自由安価



下3

230: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/03(木) 23:50:38.16 ID:wUTotBDRO
1

232: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/04(金) 00:20:54.96 ID:vjW0NTiY0
ウィズ「勝った……勝ったぁぁ!!」




掲示板の一着の部分にはゴーウィズユーの文字があり間違いなく彼女が勝利した




チームメンバーはもちろんウィズの勝利を喜んでいたがブルーは掲示板に示されたタイムを見ていた




ブルー(やっぱりタイムは平凡だった)




一着にはなったがタイムはありふれたもので特別に速いわけではない。ブルーが見ている限り他の有名なウマ娘がうまく走れていなかった




先行で走るウィズはいつもより力が入っており逃げに近く一人だけ先頭集団から抜けていた




人気薄のウィズの好走を見た後続や二位集団が焦り、差しと追い込みで走るウマ娘の邪魔になった




有名ウマ娘が本来の力を発揮していればウィズの勝利はあっただろうか。そんなことを思っても仕方がない



レースに勝った者が勝者でありそれだけしか残らないのだから

233: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/04(金) 00:26:17.02 ID:vjW0NTiY0
ウィズ「私のライブ見ててねトレーナー!!」




トレーナーに勝利の報告をするとウィズはライブの準備の為にステージに向かう




トレーナー「ウィズ……」




トレーナーは目に涙を溜めていて今にも泣き出しそうだった。初めての担当である彼女がG1を勝ったのだから嬉しさは計り知れない




チームで盛り上がるのもいいが今回はトレーナーを一人にしてあげようとネイチャが発案し全員了承する




ネイチャ「トレーナーさんの愛バのライブ。堪能してもらいましょ~」




大勢の観客がステージに注目するがウィズとトレーナーは二人だけがそこに居るような感覚になっていた




ライブ後…



1 即告白
2 まずはチームでお祝い
3 ウィズ号泣
4 トレーナー号泣
5 自由安価



下3

236: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/04(金) 00:50:54.02 ID:FFtAVkww0
5
3+4+>>234+1、その告白に驚きながらも少し待って欲しいと言うトレーナー、今答えてしまえば今の関係やチームを壊してしまうんじゃと怯えるトレーナー

245: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/04(金) 14:17:54.83 ID:/n/eqn0DO
ライブ後、ウィズとトレーナーは抱きしめ合い涙を流す。流れる涙の量が今までの苦労を物語っていた




トレーナー「ご、ごめん…」




ウィズ「あ……」



少し経ってお互いに抱きしめ合ってることに気づくが離れずにいい雰囲気になる



この瞬間しかないとウィズは覚悟を決めトレーナーに言いたいことがあると切り出す




ウィズ「トレーナー……貴方のことが好き」




まさかとトレーナーはウィズの目を見るがその視線は真剣なものだった

246: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/04(金) 14:31:00.01 ID:scJ7LEyzO
トレーナー「ごめん今すぐには返事はできない」




その告白に驚きながら少し待って欲しいと答える。今告白の返事をしてしまえば関係やチームを壊してしまうんじゃとトレーナーは考えている




ウィズ「チームのことは今は忘れて」




これまでG1を勝たなければいけないという枷があったウィズ。それが外れた彼女を止めるものはない




いつもの彼女からは想像できないような大胆さでトレーナーに迫り告白の返事を促す




ウィズ「お願いトレーナー……」




返事は行動で示して欲しいと言わんばかりにウィズはトレーナーに顔を近づける




トレーナーは…



1 やっぱり待ってと冷静に答える
2 キス
3 日和るトレーナー
4 止まらないウィズ
5 自由安価



下3

249: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/04(金) 15:36:38.74 ID:SYhF+kMl0
2

250: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/04(金) 15:59:24.35 ID:YVIvcSw3O
トレーナーは返事をする代わりにウィズと唇を重ねる。ウィズは想いが通じたとまた涙を流す




タンホイザ「むんむんしてきた!」




ネイチャ「はいはい二人だけにしてあげましょうね~」




二人の様子を遠くで見ていたメンバーは邪魔をしてはいけないと近寄ることはしなかった




ウララ「ちゅーしてる……」




ウララは顔を赤くしておりやはりこういうのは早かったようだ。ブルーはキスくらいどうということはないのでトレーナー達の様子を見ていた




ブレーザー「止めないとまずくない?」




ネイチャが鼻血を出したタンホイザを引き摺りながらメンバーを二人を遠ざけようとしていた




しかしウィズはキスだけで止まらずトレーナーを押し倒そうな勢いであった




メンバーは…



1 ウィズを止める
2 ウィズを止めない
3 ゴムを投げる
4 むしろ近くで見学
5 自由安価



下3

253: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/04(金) 16:47:17.99 ID:l9n8vmJ00
1

254: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/04(金) 17:05:54.16 ID:kUugl2HPO
ネイチャ「そこまでにしとこ?告白も成功したんだしさ」




ブレーザー「嫌われたら元も子もないし」




まさに今トレーナーを押し倒そうとした瞬間、ネイチャとブレーザーがウィズを止める




ウィズ「わ、私……!!」




二人に止められたことでウィズは冷静さを取り戻すことができた。抑えていた気持ちが爆発してしまい普段からは考えられない行動だった




ブルー「大丈夫?」



トレーナー「危なかった……」




最初はトレーナーからだったが後半はウィズが無理矢理キスをしていたので怪我をしていないかとブルーは心配する




幸いトレーナーに怪我もなくトラウマにもなっていないようだった

255: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/04(金) 17:21:24.77 ID:gI90QDNcO
翌日。ウィズはレース疲れもあるので数日間はトレーニングのサポートをすることに




次にレースが近いのはブルーになるのでウィズはその手伝いをすることになった




ブルー「一日経ったら落ち着いた?」




ウィズ「ご迷惑をお掛けしました……」




あれから冷静になったウィズは自分が人前でどんな行動をしていたのかを自覚する




トレーナーに抱き着くだけでも恥ずかしいのにキスまでしてしまった。それだけでなく押し倒す寸前までいってしまった




メンバーに合わせる顔がないとウィズはトレーニングに出ないつもりでいたがトレーナーが気にしなくていいと背中をを押した




トレーナーはキタルファのメンバーは茶化すことはないと信用していた




トレーニング中…




1 なんだかやつれてるトレーナー
2 ウィズから調整方を学ぶブルー
3 今回の勝利をどう思っているかウィズに聞く
4 昨日のウィズを見て素人じゃないとブルーが気付く
5 自由安価



下3

258: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/04(金) 17:31:58.91 ID:fNnnGYmpO
2

259: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/04(金) 17:49:12.77 ID:dlOUImCMO
ブルーは未勝利戦で初めて調整というものを行なった。今回はたまたま上手くいったが次回はどうなるかわからない




そこでブルーはウィズにどういう風にいつも調整を行っているのかを教わろうとした




ウィズ「大袈裟なことはしなくてもいいと思うよ」




ブルー「トレーニングしなかったらいいだけ?」




ウィズ「そうだけど何もしないって大変だよ?」




ついつい体を動かしてしまい疲労が溜まりレースでうまく走れない。これは自分も覚えがあるとウィズは話す

260: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/04(金) 18:01:02.64 ID:q1HHcjDaO
ウィズ「勝ちたいからトレーニングをしちゃうし体も動かす」




ブルー「トレーナーのことを信じてるんじゃないの?」




ウィズ「信じてるけど!それとこれとは違うの」




自分に自信が無いからトレーニングを行なってしまう。トレーナーを信じているからこそだと力説する




ウィズ「トレーナーを勝たせたいから落ち着いてなんかいられないの」




ブルー「分かるような分からないような…」




とにかく休めと言われたら休めばいいのだとブルーは解釈する。ウィズは納得いかない顔をしているが意味が通じればいいと何も言わなかった

261: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/04(金) 18:05:48.81 ID:wt4pPSLfO
ウララ「ブレーザーちゃんが怪我しちゃったって!」




ウララが慌ててウィズのもとに走ってくる。ブルーも怪我の内容によっては洒落にならないと心配する




だがウィズは冷静にもうトレーナーが動いているはずだからそっちを手伝って欲しいとウララに告げる




ウィズ「あの子の怪我はよくあるから慣れてるの」




ブレーザーはゲート難を抱えており今日の怪我もゲートにぶつかってのことで軽傷だった




キタルファのメンバーの中でブルーを除くと一番能力が高いのはウィズではなくブレーザーになる




芝を走るウィズとダートのブレーザーでは単純に比べてはいけないがそれでも意識はする




ウィズがG1を勝てるのならブレーザーも勝てて当然のはず

262: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/04(金) 18:11:36.19 ID:NzJ3Yj0ZO
ブレーザーの成績が悪いのは走りと能力が噛み合っていないからだといえるだろう




ゲート難があるため必然的に走りは追い込みや差しとなるが彼女の脚は先行か逃げ




過去にギャンブルスタートを試みたことがありその時はゲートに強くぶつかり大怪我をしてしまった




ゲート難さえ克服できればG1で良い走りができることはトレーナーだけでなく本人も理解している




ウィズ「一番悔しいのはあの子だと思う」




怪我の心配はないだろうが様子を見に行くとウィズとブルーは保健室に向かう




ブレーザーは…




1 いつものことだと呆れ顔
2 かなり悔しそう
3 トレーナーに慰めてもらってる
4 実は重症だった
5 傷は軽いが出血多
6 自由安価



下3

265: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/04(金) 18:30:05.74 ID:ypXKyNku0
3

266: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/04(金) 19:22:18.57 ID:Zns2rD8k0
トレーナー「痛くなかった?」




ブレーザー「別に。慣れてるから」




保健室には既にトレーナーが到着していて彼女を慰めていた。悔しい気持ちは表には出ていないようだ




ブレーザー「アンタが来てからは初めてね」




ブルーに対しいつものことだから心配しなくてもいいと淡々と言う。トレーナーとウィズの反応を見る限り嘘は言っていないようだ




トレーナー「ブルーからなにかアドバイスはない?」




ブルーが地元で走っていたフリースタイルレースにはゲートは無くちゃんとしたレースを走るにあたりゲートに対応する必要があった




ブレーザーのように苦労してもおかしくないゲートへの対応。ブルーはどうやってゲートに対応したのだろうか



ブルーは…



1 ゲートは見てない。音で判断
2 なんとなく
3 ゲートで怪我をしたことがないからわからない
4 反射神経抜群
5 ゲートの係員を見てる(ルール違反)
6 自由安価



下3

269: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/04(金) 19:52:17.64 ID:mOhHyDdco
1

270: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/04(金) 20:35:47.64 ID:Zns2rD8k0
ブルー「ゲートは音を聞いてる」




ブレーザー「音?」




ブルー「開く時の音。だからゲートは見てない」




ブレーザーとウィズはよくわからないといった顔でブルーを見ている。ならばトレーナーはわかるのではと彼の方を見る




トレーナー「ゲート……見てないの?」




ところがトレーナーも意外だったようでこの場ではブルーの言っていることは誰も理解できなかった

271: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/04(金) 20:52:06.85 ID:Zns2rD8k0
ウララ「あのねゲートがバーンッて開く時の音あるでしょ」




ネイチャ「えーっともう一回説明して?」




ブルーのゲート対策を理解できたのはウララだけだった。ブルーのようにゲートを見ていないということはなかったがウララも音は参考にしていた




ウィズ「音だけだと出遅れないの?」



ブルー「いまのところ大丈夫」




スタート時に目をつむるというのはハンデになりかねないがブルーは結果を出している




トレーナー「とにかく一度試してみようか」




ブレーザーの怪我は小さいものだったので早速試してみようということになった



ゲート対策は…



1 対策できた
2 対策できなかった
3 むしろ悪化
4 また怪我
5 自由安価



下3

274: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/04(金) 21:25:52.37 ID:rNgqAHv20
1

275: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/04(金) 23:53:39.19 ID:vjW0NTiY0
ブレーザー「できた!?」



ブルーがやっているように目を瞑ってゲート対策をやってみたところあっさりと成功してしまった




こんなことでゲートが克服できたのかとブレーザーは驚く。ブルーはいつも自分がやっていることだと驚いた様子はない




ウララは喜びタンホイザは唖然としている一方でウィズとネイチャはどうなのかと首を傾げる




ネイチャ「これってG1じゃ使えないヤツかも」




ウィズ「私も同意見です」




現状上手くいっているので問題ないとブルーは言うがそれは未勝利戦しか体験していないからだと反論される

276: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 00:05:07.68 ID:S2Vu0+Oa0
ネイチャ「G1って大舞台でその分歓声も凄くなっちゃってるし~」




ウィズ「ゲートの音なんてまず聞こえません」




ブルーは大勢の観客の前で走ったことがないからだと二人に指摘されるがトレーナーは大丈夫かもしれないとブルーの肩を持つ




トレーナー「集中すればゲートの音しか聞こえないらしいよ」




先輩が担当していたウマ娘がそんなことを言っていたとトレーナーから聞かされる



集中力を高めると観客の声や雑音が消える。なのでこの方法でも問題ないだろうとトレーナーは判断する




トレーナー「けど目を瞑るのはやめた方がいいね」




ウララのように音は参考程度にしてゲート対策をしようとトレーナーは二人に新しいトレーニングをやると宣言する




その後…




1 ブレーザーのG1挑戦
2 ブルーのOPレース
3 ネイチャかタンホイザかウララのレース
4 学園での一コマ
5 自由安価



下3

279: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/05(土) 00:41:59.23 ID:yvK4BQWT0
3

280: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 00:54:14.28 ID:S2Vu0+Oa0
ウィズの勝利に続けとネイチャとタンホイザが長距離のG1に挑むことになった




ウララ「頑張って二人とも!」



タンホイザ「えい、えい、むん!」



ネイチャ「せめて三着より上になれたらってヤツですわ~」




自分と同じかそれ以上の実力を持つ二人なら心配いらないとウィズは元気付ける



トレーナー「調整はどう?」




ネイチャ「そこはまあバッチリってとこ」



タンホイザ「鼻血も出たからいつも通り!」




不安要素はないと二人はレースに向かう

281: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 00:59:36.77 ID:S2Vu0+Oa0
ブルー「聞いたことのある名前しか見たことない」




ブレーザー「G1なんだから当然でしょ」




ウララ「みんな速いよねー!」




ウィズが勝ったことでいい雰囲気が来ているからとトレーナーは二人に期待している




ウィズ(絶対に勝って!)




自分が勝ったことでトレーナーの評判は上がったがまだまだ上がって欲しいとウィズは二人の勝利を願う




結果は…



1 ネイチャ勝ち
2 タンホイザ勝ち
3 負け
4 自由安価



下3

284: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/05(土) 01:40:29.91 ID:XGFbL8c50
1

286: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 15:46:35.12 ID:S+Q3s+QR0
タンホイザ「ぶえぇ~負けたぁ~…」



ネイチャ「アタシが一着……ぅしっ!」




レースは見事にネイチャが制し一着となった。タンホイザはなんとか掲示板には食い込むことができた




ネイチャの勝利を喜ぶトレーナーとウィズ。ブレーザーとウララもメンバーの勝利を祝う




ブルー(完璧なレースだった)




先頭集団で様子を伺い終盤で一気に差す。タンホイザも同じ作戦をとったがうまくいったのはネイチャ




序盤から中盤にかけての位置取りも完璧でネイチャが勝つべくして勝ったレースといえる

287: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 15:50:57.05 ID:S+Q3s+QR0
ライブ後、ウィズのときと同じようにお祝いをしようとウララが中心になってその準備が始まる




ネイチャ「そういうのはネイチャさんには似合わないって~」




そうは言いながらもネイチャは嬉しそうにしている。念願のG1で勝つという目標が達成できて嬉しくないはずはない




ただ一つだけ聞いておきたいことがあるとブルーはネイチャに話しかける




ブルー「どうして勝てたの?」




あんな走りができるなら今までに何勝かできていたはずだとブルーはネイチャに質問する



ネイチャは…




1 レースの度に絶不調(調整失敗)
2 ウィズの勝利に刺激されて
3 プライベートで良いことがあった
4 どうしてか自分でもわからない
5 トレーナーとウィズが無事にくっついたから
6 自由安価



下3

290: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/05(土) 16:00:35.28 ID:XGFbL8c50
2

291: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 16:15:22.43 ID:S+Q3s+QR0
ネイチャ「ウィズがあれだけ頑張ったのを見るとね~ネイチャさんらしくなかったかな?」




ウィズが勝ったレースを見てネイチャもブルーと同じ感想を抱いていた。実力で劣っていたとしてもウィズはそれを跳ね除けた




口に出したことはないがネイチャはウィズより上だと自信を持っていた。言ってしまえば自分より下のウィズに先を越されたのだ




同じチームなのでいがみ合う必要はないがそれでも意識はしてしまう。それがネイチャの心に火をつけた




結果としてそれが功を奏し本来の実力かそれ以上の力を出しネイチャは勝つことができた




ブルー「気持ちってそこまで大事なんだ」




ネイチャ「当たり前でしょ~ウィズなんて引退がかかってたんだから」




所詮気持ちなんて精神論だとブルーは考えていたが身近なウマ娘がそれを体現してみせた

292: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 16:21:50.36 ID:S+Q3s+QR0
ネイチャの勝利とタンホイザの残念会を同時に行いつつトレーナーは次のレースに向けてのプランを確定させる




ブレーザーはG1、ブルーはOPレースに挑むことになるのだがなんと同日のレースになることが判明した




トレーナーとしてはブレーザーの方の応援に行きたいがブルーの方も気になると迷っている




開催時刻はほぼ同じでレース会場はそれぞれ離れてしまっている。どちらかの応援しかできない




ブレーザーに聞けば自分はいいと言うしブルーに聞いても同じ答えが返ってくるだろう




自分が答えを出さなければとトレーナーは悩む




トレーナーは…



1 ブルーの応援
2 ブレーザーの応援
3 むしろどっちも応援に行かない
4 優劣をつけられないと病む
5 どうにかする
6 自由安価



下3

293: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/05(土) 16:44:04.57 ID:fWBmVM8uO
6 自分はブレーザーの方へ、ブルーには申し訳ないがウィズに自分の代理として行ってもらう

296: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 17:20:53.37 ID:S+Q3s+QR0
レース前日、トレーナーとウィズはブルーに申し訳ないけどと話を切り出す





ウィズ「ブレーザーの方にはトレーナーが応援に行くの」




トレーナー「ブルーには申し訳ないけどウィズに代理として行ってもらうから!」




別に来なくてもよかったのにとブルーが答えるとやはりそうかとトレーナーはため息をつく




トレーナー「担当のレースを応援しないトレーナーなんか居ないんだ」




自分のやろうとしていることはかなりの不義理なのだとトレーナーは落ち込んでしまっている

297: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 17:30:56.18 ID:S+Q3s+QR0
そこまで大袈裟なことなのだろうかとブルーは考え、試しに二人を揺さぶってみることにした




ブルー「ウィズが応援に来るのはトレーナーの彼女だから?」




ぐっ…と二人は言葉に詰まってしまう。ここまで効くとは思わずブルーの方が困惑してしまう




大舞台でもないので応援に来なくても別にいいと言うつもりだったがそんな雰囲気では無くなってしまった




何か言わなければ会話は終わらないとブルーは恐る恐るある提案をする




ブルー「じゃあ私が勝ったら……」




トレーナー「勝ったら!?」




食い気味でトレーナーが返事をしたことに驚きつつ良い条件はないかとブルーは考える




1 金券が欲しい
2 保護犬(モフモフ)を引き取って
3 ウィズとトレーナーがどこまで進んだのか発表
4 良いシューズと蹄鉄が欲しい
5 バクシンオーやルビーの偵察をして欲しい
6 自由安価



下3

300: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/05(土) 17:37:44.26 ID:4llPsDlO0

301: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 17:51:20.43 ID:S+Q3s+QR0
ブルー「二人がどこまで進んだのか聞かせて」




ウィズ「へっ!?」




まさかそんなお願い飛んでくるとは思わず二人は驚く。トレーナーはうーんと唸り出しウィズはかなり慌てている




その反応から既に何かがあったことはわかるのだがブルーはそれを口に出さない




トレーナー「わかった……全部話すよ」




ウィズは顔を赤くしトレーナーの意見を肯定する意味で頷く。これで話が丸く収まったとブルーは安心する




応援に行かないことくらいどうとでもないと認識していたがトレーナーと担当の関係はそんな簡単ではないとブルーは知れた

302: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 17:57:15.08 ID:S+Q3s+QR0
トレーナー達との話が終わるのを待っていたかのようにブレーザーがブルーに会いにくる




ブレーザー「ちょっと付き合って」




彼女に連れてこられたのは練習用のゲート。走るのはトレーナーに止められているとブルーは躊躇する




ブレーザー「ゲートだけやりたい。レースはしないから」




そう言うとゲートのスイッチを入れブレーザーはスタートの準備をする。こうなっては断れないとブルーもゲートに入る




ブレーザー(この瞬間が一番嫌い)



ゲートのスイッチは入っていて本番のようにいつ開くか分からない。この沈黙がブレーザーにとってかなりの苦痛になる

303: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 18:03:18.03 ID:S+Q3s+QR0
ガチャンッ




ブレーザー「よし!」




ブルー「完璧だったと思う」




ブルー式のゲート対策をブレーザーはほばマスターできた。完全に目を開くことはできていないがそれでもゲート難はかなり改善した




ブレーザー「あんたのお陰でやっと自分の走りができる」




そんな大袈裟なことじゃないと言いかけたところで彼女が涙ぐんでいることに気付く




ウィズのように勝てない悔しさよりブレーザーの方が悔しさが募っていたのだろうか




お礼は勝ってから聞くとブルーはブレーザーから離れていく




レース当日…




1 二人とも調子良い
2 ブルー調子悪い
3 ブレーザー調子悪い
4 ブルーの応援が来ない
5 ブレーザーの応援が来ない
6 自由安価

305: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/05(土) 18:05:10.38 ID:XGFbL8c50
1

307: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 18:25:53.89 ID:S+Q3s+QR0
レース当日、ブルーの調整は問題なく万全の状態でレースに挑めそうだ




ウィズ「ブレーザーも調子が良さそうだってトレーナーが言ってます」




スマホのメッセージをウィズが確認する。ブレーザーの調整も成功したようで何よりだ




他人のことより自分のことだとブルーはレースに向け集中する。重賞でなくOPレースではあるがレースには違いない




これに勝てば次はいきなりG2も視野に入れると聞いている。うまくいけば年内にG1に挑戦まで可能になる




その為にはまずはここを勝たなければいけない。負けたいいレースなどないがこのレースは今年の自分を決めるレースになるかもしれない

308: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 18:30:06.59 ID:S+Q3s+QR0
一方でブレーザーもレースに向け集中していた。自分の実力を完全に出すことができる初めてのレースになる




G1ではなく他の重賞で様子を見てもよかったがブレーザーがどうしてもと意見を通した




トレーナー「ブレーザーなら大丈夫」




トレーナーは彼女を励ましそれに応えるようブレーザーは自信を持ってレースに向かう




ブレーザー(全力で逃げ切る)




本来の走りができても勝てるとは限らない。普段以上の力で走るとブレーザーは気合いを入れる




レース結果…



1 二人とも勝利
2 ブレーザーのみ勝利
3 ブルーのみ勝利
4 二人とも敗北
5 自由安価



下3

311: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/05(土) 18:35:08.24 ID:kJtPysov0
1

312: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 20:48:26.64 ID:jRglQYw1O
トレーナー「よく頑張ったブレーザー!」




レースを終えたブレーザーはライブまでの時間でトレーナーの所に戻っていた



トレーナーは興奮しながら彼女の勝利を讃えるが肝心のブレーザーの反応は薄い




どうしたのかとトレーナーが再びブレーザーの方を見ると彼女は大粒の涙を流していた




ブレーザー「私……!やっ……勝て……!!」




自分の走りができたこと、念願のG1で勝てたこと。それまでの苦労も頭の中で巡りごちゃごちゃになっていた




言葉にならないほど号泣する彼女をトレーナーは優しく抱きしめた

313: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 20:52:23.24 ID:vbdxosvdO
ブルー「約束は覚えてる?」




ウィズ「ううぅ……」




ブルーは危なげなく勝利し結果としてトレーナーはブレーザーの応援に行って正解だった




しかし不義理を働いたと頭を下げたのはトレーナー側なのでブルーは毅然とした態度を取る




ウィズ「絶対に他の人には言わない?」




ブルー「言わない」




ウィズ「絶っっっっ対に言わない!?」




他言することはしないと何度も約束しウィズとトレーナーの情報を得る




トレーナーとウィズは…



1 まだキス止まり
2 全部終わった
3 マニアックなこと済み
4 アブノーマルなこと済み
5 マニアックアブノーマル済み
6 自由安価



下3

316: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/05(土) 20:59:15.01 ID:XGFbL8c50
1
お堅いトレーナーはウィズはまだ未成年なのでそれ以上な事はしない

317: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 21:18:14.19 ID:A2pWuJOkO
ウィズは恥ずかしそうにまだキス止まりだと答えそれを聞いたブルーはよかったと安心する




ブルー「学生に手を出すのはどうかと思う」




ウィズ「う……!!」




このウィズのリアクションは何なのかとブルーは疑問に思う。そもそもまだキスより進んでないのならそこまで恥ずかしがる必要がない




この状況を整理しブルーなりに答えを出す




ブルー「もしかしてウィズ、誘ったの?」




ウィズ「それ以上言わないでぇ!!」




ウィズはキス以上のことをしようと服を脱ぎトレーナーを誘った。しかしトレーナーは手を出すことはできないと断った




長い間気持ちを抑えていた代償なのか、ウィズの頭の中はピンクがかっている

318: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 21:24:24.58 ID:6IPzGN9eO
ブルー「襲わなかっただけセーフだと思う」




ウィズ「そうだよね!?」




なにがセーフなのかよく分からないがウィズはうんうんと納得したのでこれで良しとした




ブルー(次はどうなるんだろ)




OPレースは余裕を持って勝てたので次の舞台に進んでも良い。それがG2なのかG3なのかはトレーナーに任せることになる




どんなレースだろうと勝つしかないと深くは気にしない




その後…



1 チームでの会議
2 学園での一コマ
3 ブルー布団乾燥機購入
4 ブルーにファンレター届く
5 自由安価



下3

321: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/05(土) 21:48:39.97 ID:TdCn+aBz0
2

322: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 21:56:16.77 ID:2+uiOt3qO
ブルーは最近よく視線を感じるようになっていた。視線を向けてきた相手は全員同級生だと知る




所属チームが決まるのも早く未勝利戦を勝つのもあっという間だった。ブルーと同じ新入生からすれば注目しても仕方ない




ブルーはまだ未勝利戦とOPレースを勝っただけという認識だったがそれでも十分凄い




他の新入生のほとんどはチームに参加するどころかまだトレーナーさえ見つかっていない




仮にレースに出たとしても勝てるはずがない。それくらいブルーの活躍は信じられないものだった




デビュー二戦目でG1を走るウマ娘もいることはいるがそれは超有名ウマ娘で前評判も高かった




言ってしまえば無名中の無名であるブルーの活躍を誰も予想できなかった

323: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 21:59:52.03 ID:BCO+wexFO
ブルー(注目されるのは悪くないこと)




無名だからと無視されるより注目されていた方がいいとブルーは理解していた




下手に目立つ行動をしない限り絡まれることもないとトレセン学園に来る前に既に学んでいる




ブルー(そういえば今日は小テストがあったっけ)




学生なのだから勉強も疎かにできないと真面目に授業を受ける




下3コンマ ブルーの頭のよさ

326: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/05(土) 22:06:35.98 ID:vJd6CWC60

329: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 22:17:19.92 ID:RZtryYoaO
コンマ98 天才の域




ブルー(よし満点)




今回のテストもブルーは満点で終えることができた。小テストはまだ数回しか実施されていないがいずれも満点をとっている




ブルーの趣味はモフモフ以外にほぼ皆無でありトレーニングが無い日はひたすらに勉強をしている




勉強が好きだからというふざけた理由ではなく暇つぶしに丁度いいからというもっとふざけた理由である




実は既に予習で教科書のかなり先まで進んでいるので小テストくらいどうということはないのだ




ブルーは自分が満点だと言いふらしたりしていない。しかしバツが一つもない答案は何人も目撃している

330: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 22:24:09.92 ID:piGXvtIfO
朝早くから遅くまでトレーニングをし、スマホなどで無駄な時間は使わない上に成績優秀




それに加え走りの方も絶好調で次はもう重賞に挑もうというところまで来ている




ブルーは自分には能力が無いからと客観的に見れるようで細部は見れていない




自分が注目されているのは今のところ調子が良いだけだと思ってしまっているのがその理由




ブルーは同級生から注目されない理由がない。新入生の中で一番上だとさえ思われている




目立つことはやめておこうと本人は意識しているがその全てが目立ってしまっている




この次は…



1 学園内で絡まれるブルー
2 重賞(G2)を走ると聞きクラスが騒つく
3 注目はされるが地元のせいで友達がいないブルー
4 ブルーを取り巻きにしたいとあるモブ
5 モフラーシーンを見られる
6 自由安価



下3

332: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/05(土) 22:37:13.90 ID:hhDOVl3H0
6 ウィズ先輩とタンホイザ先輩に可愛がられるブルーちゃん
その光景を見た同じクラスのウマ娘さんに、意外ととっつきやすい子かもと思われて友だちになる

334: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 23:08:04.38 ID:S2Vu0+Oa0
注目されていたブルーには友人が何人居てもおかしくないが彼女の地元が原因で友達はできていない




ブルーの地元はイキっている生徒に「あそこに転校させる」と言えば震え上がるような治安の悪さ




もしブルーを怒らせたりすればどうなるかわからないので彼女に下手に近付けなかった




今日も一人でブルーが廊下を歩いているとある二人のウマ娘が彼女に近付いてくる




ウィズ「お昼一緒にどうかな?」




タンホイザ「ブルーちゃんとお昼~」




タンホイザはブルーの伸ばしている左側の髪を撫でながら昼食を食べようと絡む




ブルー「一人より賑やかな方がいいから一緒に行く」





二人の先輩に可愛がられるブルーの姿を見た同級生達は彼女の印象が大きく変わった

335: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/05(土) 23:18:21.27 ID:S2Vu0+Oa0
タンホイザ「勉強できるのって凄い!」



ウィズ「勉強が楽しいだなんて思ったことないよ」




食堂で先程の小テストの話になり続けてブルーの勉強事情をウィズとタンホイザは知る




ウィズ「レースで結果は出すし成績は優秀。それは注目されるね」




目立たないようにしているとブルーから聞くが嫌でも目立つから諦めた方がいいとウィズはアドバイスする




タンホイザ「SNSとかやらないの?面白いよ~」




タンホイザはフクちゃん先輩ことフクキタルとの日常をSNSにあげているとスマホの画面を見せる




ブルー「それより勉強の方が楽しいです」




ウィズ(凄い子が入ったんだなぁ……)




早朝トレーニングを一日も休むことなくこなしレースにも勝っている。改めてブルーの凄さをウィズは知る



トレーニングにて…


1 ブルーの次のレース決定
2 新しいトレーニング導入
3 ブルーのSNSが必要かもという話に
4 チームトレーニングでもブルー注目される
5 自由安価



下3

338: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/05(土) 23:52:55.73 ID:Gmzh/AGD0
1

339: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/06(日) 00:06:50.37 ID:8JJyYdtH0
トレーニングの休憩中、トレーナーから次はこのレースを目指そうとブルーは資料を渡される




ブルー「G2を走るんだ」




普通ならまずはG3で様子見のところだがレースのスケジュールを考えるとG2の方が良いとの判断だった




短距離レースは他の距離と比べると開催されるレース数が少ないのであまり融通が効かない




これが初めての重賞となるが休憩が終わるとブルーはいつも通りトレーニングに戻る




トレーナー(プレッシャーを感じてないのかな)




肝の座り方が普通じゃないとトレーナーは感心している

340: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/06(日) 00:12:00.70 ID:8JJyYdtH0
ウララ「わーーーーー!!」




ガチャンッ




ブルー「大丈夫、聞こえる」




ブルーがやっていたのはゲート対策。重賞は観客が多くなるのでゲートの音が聞こえにくい




そこでウララに大声を出してもらいゲートを試しているが特に問題は無さそうだった




ネイチャ「しかしまあ初めての重賞だってのにブルーさんは緊張しませんなあ」




自分のときはレースが決まったその日から眠れなかったとネイチャは自虐的に言う




ウィズ「なんでそこまで冷静なんですか?」




ブルーの答え…



1 地元が地元なので
2 緊張したことない
3 感情があまりない
4 全ての不安はモフモフが解決
5 緊張しても仕方ない
6 自由安価



下3

343: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/06(日) 00:22:31.40 ID:uDJX78Eb0
4

344: ◆vido524WcQ 2023/08/06(日) 00:31:17.23 ID:8JJyYdtH0
安価把握



そういえばウィズとブレーザーの勝負服考えてなかったのでアイデアあったらどうぞ

345: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/06(日) 16:44:16.69 ID:yI5byjVFO
ブルー「緊張しないことはないけど……」




タンホイザ「けど?」




ブルー「私にはモフモフがあるから」




ブルーの言ってることがよくわからないとタンホイザとウィズは首を傾げる一方でちゃんと理由を言ったからとブルーはそれ以上補足しようとはしない





ウィズ「モフモフって何か教えてくれない?」




理解できないことは本人に聞くしかないとウィズは具体的に教えて欲しいと質問する




ブルー「私はモフラーだから」




疑問を解消するために質問したのにまた知らない単語が出てきてしまい更に首を傾げることになる

346: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/06(日) 16:54:16.61 ID:M1y7oMVOO
タンホイザ「それってスポーツかなにかだったりする?」




ブルー「近いかもしれない」




どういう動きをするのか見せて欲しいとリクエストすると周りを確認したあと席を立つ




ブルー「最近練習してるのは……これ」




ウィズ「ちょっと!?」




タンホイザ「見えちゃう見えちゃう!!」




ブルーはブリッジをしながら顔面で犬のお腹をモフる技を会得しようとしている




その事情を知らない二人は突然に食堂でブリッジを始めたことに驚いて止める




二人のリアクションは…



1 驚いたが止めることはしない
2 卑猥な何かと勘違いされる
3 アドマイヤベガが同じ動きをしていたと気付く
4 体に負担がかかりそうなので止めるよう説得
5 自由安価



下3

349: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/06(日) 18:11:14.75 ID:EiRNJ8O9o
3

350: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/06(日) 19:19:23.18 ID:8JJyYdtH0
ウィズ「そういえばベガさんがこの動きをしてたような……」




そう言われタンホイザも覚えがあると話す。ベガには暗いイメージがあるのでその時は精神を病んでの行動だと勘違いしてしまっていた




ウィズ「なにをする為の行動なんですか?」




ブルー「モフモフ」




タンホイザ「わかんないっ!!」




モフラーでないウィズとタンホイザには話が通じるはずがないが今度はブルーが首を傾げる



ブルー「モフモフよ?」




ウィズ「お願いだからちゃんと説明して?」



ここまで言われようやくブルーは詳細を語る

351: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/06(日) 19:25:00.07 ID:8JJyYdtH0
ブルーから話を聞いた二人は変なことではなかったと安心したあとやはり変なのではと思い直す




ウィズ「ブリッジにして犬のお腹に顔をうずめる?」




ブルー「そうだけど」




タンホイザ「当たり前みたいに言われてもおかしい!」




おかしいのはそっちだと言わんばかりにブルーはため息をつく




ブルー「犬のお腹はモフモフしてるの」




ウィズ「だからぁ!」




会話ができているようでできていない




この後…



1 ベガ登場
2 布団乾燥機を買って欲しいブルー
3 犬がダメなら試しにモフらせてとウィズに提案
4 とんでも解釈によりタンホイザ鼻血
5 モフモフは世界を救うとヤバい系の話に
6 自由安価


下3

354: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/06(日) 19:44:38.41 ID:WOyFr9qr0
3

355: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/06(日) 19:59:24.04 ID:8JJyYdtH0
ウィズとの会話を何度か繰り返しブルーが出した結論はこうだった




ブルー「犬をモフるのを止めろってことね」




ウィズ「違う!!」




なぜこうも話が通じないのかと苦労しているウィズにブルーはあることを提案する




ブルー「代わりにウィズをモフらせて」




自分が何をされるのかわからないがブリッジしながら犬を可愛がることをしないのなら有りかと考える




ウィズ「ちょっとだけならいい、けど」




許可を得たブルーは…



1 胸に顔突っ込む
2 髪をモフる
3 シャワー浴びてきてとウィズに
4 部屋に行こうと言い出す
5 汗くさいとウィズにダメ出し
6 自由安価



下3

358: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/06(日) 20:29:16.12 ID:CSUJm1zd0
2

359: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/06(日) 20:38:13.67 ID:8JJyYdtH0
ウィズにポニーテールをおろしてもらうとブルーは髪の毛に顔を突っ込む




ウィズ「ひゃぁ」



ブルー「んんんんんっ……んんんんぅ」




匂いを嗅いでいるのかと思いきやそうではなく顔全体でウィズの髪の毛を楽しんでいるようだ




タンホイザ「うひ~!」




この光景になぜか興奮してきたタンホイザは鼻血を出す。ブルーはそんなことは関係なくモフり続ける




ウィズ「ど、どうなの?」




ブルー「いい…………」




どうやらかなり気に入ったようだった

360: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/06(日) 20:46:57.85 ID:8JJyYdtH0
ブレーザー「なにしてんの?」



ウララ「二人とも仲良しだー!」




トレーニングの時間になり今日のメニューをトレーナーから指示されるその時もブルーはウィズの髪をモフっていた




トレーナー「ねぇブルー……あの」




ブルー「もうちょっとだけ」




鼻息荒くウィズの髪の毛に頭を突っ込むブルー。トレーナーはこの光景が異常過ぎて強く注意ができない




ネイチャ「ウィズはそれでいいわけ?」



ウィズ「犬よりはマシだから……」




ブルーの奇行は自分が我慢すればいいのだとウィズは遠い目をしている




このあと…



1 キタルファをメンバーをモフるブルー
2 モフったお陰で絶好調
3 次のレースに向けてトレーニングは真面目に
4 トレーナーモフろうとしてウィズキレる
5 トレーニング場に犬乱入。ブリッジでモフるブルー
6 自由安価



下3

363: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/06(日) 21:36:40.67 ID:LiZTVcTDO
6 2+ブルーがウィズを最高のモフモフだと尊敬(?)するようになる

364: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/06(日) 22:02:27.07 ID:8JJyYdtH0
ネイチャ「どうなるかと思ったけど調子良さそうじゃん?」




ウィズ「うん、そうみたい」




モフモフを堪能できたお陰でブルーは好調そのもので効率よくトレーニングを行っていた




次のレースへの不安や緊張も無くなり集中できている




ブルー(流石はリーダー。尊敬する)




メンバーの為に自分の身を犠牲にするだなんてとウィズにこれまで以上に尊敬するようになった




ウィズは好んでモフられているわけではないがメンバーが変な目で見られるくらいならと我慢していた

365: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/06(日) 22:08:23.76 ID:8JJyYdtH0
それからウィズをモフることはブルーの日課になった




ウィズ「トレーニング後はやめて……」




ブルー「この汗で湿ったのがイイ」




ウィズ「ひぃん……」




トレーナー(なんだかドキドキしてきた)




ブルーのモフりは人前でも平気で行っていたので当然トレーナーや同級生の前でも堂々とモフっている




この後…



1 ベガ参戦
2 ブルーのレース
3 メンバーのレース
4 自由安価



下3

368: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/06(日) 22:31:50.19 ID:EiRNJ8O9o
1

369: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/06(日) 23:03:28.59 ID:8JJyYdtH0
アヤベ「ふわふわと聞いてきたわ」



ブルー「師匠!」



ベガとそんな仲だったのか、何を聞きつけてやって来たのか。突っ込みどころは満載である




ぜひこのモフモフを味わって欲しいとブルーはウィズの髪の毛を差し出す




アヤベ「いいかしら?」




ウィズ「あ、はい……」




モフモフを求める目が真剣そのものでウィズは断ることなどできない




下3コンマ ベガのモフモフ点数

372: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/06(日) 23:22:37.40 ID:dUHYrBzk0
真のモフモフ

373: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/06(日) 23:51:31.71 ID:8JJyYdtH0
コンマ40 そこそこ



アヤベ「悪くはないわ」




ブルー「ですよね!」




アヤベ「そのまま精進しなさい」




ウィズ「はい……」




次のモフモフを求めアドマイヤベガは颯爽と去っていきブルーはそんな彼女を憧れの眼差しで見ていた




ネイチャ「な~にを見させられてるんでしょうねぇ」




トレーナー「友達ができるのは悪くないよ」




奇行には違いないが友人が居なかったブルーにはこれもアリだとトレーナーは受け入れる

374: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/07(月) 00:05:24.38 ID:UW+fUvlI0
ブルーのレースが数日後に迫りトレーニングではなく調整の段階に入る




ネイチャ「まーた今日もやってるやってる」




軽いストレッチくらいしかブルーは行わないのでウィズの休憩中、彼女はずっと髪の毛をモフっている




タンホイザ「飽きたりしない?」



ブルー「最高」




ウララ「仲良しなのはいいことだよね!」




ブレーザー「それって匂いとかしないの?」




ブルーは匂いを嗅いでいる様子はないが嫌でも匂いはしないのかとブレーザーは当然の疑問を持つ




ウィズのは…



1 匂い無し
2 犬みたいな匂い
3 良い匂い
4 ぶっちゃけ臭い
5 自由安価


下3

377: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/07(月) 00:14:17.71 ID:gGA511Z50
3

378: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/07(月) 00:22:24.52 ID:UW+fUvlI0
ブルー「いい匂いがする」




ブレーザー「ふーん」




匂いを嗅ぐためにモフっているのではないとブルーは付け加える。それを聞いたブルーはほっとした表情になる




ブレーザー「臭くてもモフってた?」




ブルー「当たり前」




このモフモフは例え犬の匂いがしても止められないとブルーはご満悦でモフり続ける




そんな彼女の表情を見たトレーナーはブルーの調整はうまくいくことを確信するのだった





ちょっと嗜好を変えて下3でこの次はどうなるかの安価を投げて寝ます

380: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/07(月) 00:55:24.55 ID:2Ye7q96P0
才能溢れる後輩に懐かれたことと、ウィズをモフモフするブルーを羨ましそうに見ている恋人(トレーナー)に気づいたウィズ、自己肯定感を得て殻を破り急成長
ウィズの成長を見て、他のチームメイトも奮起する

383: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/07(月) 16:17:06.74 ID:E62yJwO80
才能溢れる後輩に懐かれたことは素直に嬉しく、少し恥ずかしいのを除けばなにも問題なかった




トレーナー(いいなぁ……)




ウィズ(ひょっとしてブルーが羨ましいの!?)




そんなときモフモフするブルーを羨ましそうに見ているトレーナーにウィズは気づいてしまう




ウィズ(私に魅力がないわけじゃなかったんだ!!)




トレーナーがウィズに学生だから手を出さないと言ったのは本音ではないかもしれないと不安に思っていた




自分に魅力が無いから興奮できないのではないか。日々そんな不安が彼女を襲っていた




しかし好き放題モフられるウィズをこれでもかというくらいにトレーナーはガン見している。そんな自分に魅力がないはずがない




ウィズ(トレーナーを絶対にその気にさせる!)




G1を勝ちトレーナーを手に入れたウィズの闘志は燃え尽きかけていたが、ここでまた大きな炎があがった

384: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/07(月) 16:26:25.28 ID:E62yJwO80
おかしな行動もあるがブルーのやる気の凄さはキタルファメンバーもわかっていた




トレーニングも一番張り切ってやっておりウィズが燃え尽きかけていた最近ではブルーが引っ張っているほどだった




ウィズ「ブルー!併走お願い!」




勝つ理由を再び見つけたウィズはブルーに負けじとトレーニングに励む。そんな彼女の行動はチームに伝染していく




念願のG1を勝ちウィズと同じく燃え尽きかけていたネイチャとブレーザーも刺激を受け以前よりやる気が上がる




次は自分が勝つのだとタンホイザも続きウララはみんなに続けと彼女なりに努力を重ねる




トレーナー(ウィズもブレーザーもタイムが伸びてきてる)



成長はタイムに現れ、チームの底力が上がっていた




この後…



1 ブルーのレース
2 タンホイザのG1挑戦
3 ウィズのG1
4 ブレーザーのG1
5 ネイチャのG1
6 ウララのレース
7 自由安価



下3

387: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/07(月) 17:13:24.22 ID:1iLxrpu+0
1

388: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/07(月) 17:21:29.14 ID:E62yJwO80
ブルーのG2当日。調整は問題なく状態よくレースに向かえる




トレーナー「緊張してない?」




ブルー「観客は多いけど大丈夫」




OPレースに比べ明らかに観客の数が増えている。それがプレッシャーになるウマ娘もいるがブルーには関係なかった




ブルー「一つ心配なのはゲートかな」




ウララに大声を出してもらい歓声対策はしてきたが本番はどうなるかわからない




万が一出遅れたとしても仕掛けるタイミングを早めればリカバリーはできるとトレーナーはアドバイスする




トレーナー「差しで走るブルーだから出遅れたとしてもなんとかなる」




もし出遅れてしまった時、どこで仕掛けるのかを入念にチェックしブルーはレースに挑む




レース結果…


1 勝利
2 敗北
3 辛勝
4 惜敗
5 楽勝
6 惨敗
7 自由安価



下3

391: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/07(月) 17:45:01.09 ID:dhiuUBup0
3

392: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/07(月) 18:02:56.35 ID:E62yJwO80
ブルーは勝つことは勝ったがクビ差での勝利となった。結果は満足できるものだったが走りに満足ができなかった




ブルー(全部が噛み合わなかった気がする)




スタートは大きく遅れることはなかったが最高のスタートを切れなかった。レース中も思ったように走れなかった




仕掛けるタイミングもズレてしまいなんとか勝利はできたが納得はできていない




調子は良かったのにとブルーは落ち込んでしまうが一着で悔しがっていてはいけないと表には出さない




ブルー(ライブが終わったらトレーナーに確認しよう)




ブルーはトレーナーの所には戻らず直接ライブのステージに向かった

393: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/07(月) 18:10:33.67 ID:E62yJwO80
ライブ後、ブルーは今日の走りが悪かった原因は何かなのかとトレーナーに質問する




トレーナー「たぶん緊張だと思う。精神的なもので間違い無いよ」




体調と脚に問題が無ければそれしかないとトレーナーは断言する。まさか自分がとブルーは動揺する




トレーナー「あれだけの観客の前で走るのは初めてだからね」




それからとトレーナーは今回のレースではブルーの人気が高かったからだとも付け加える




観客の期待はプレッシャーとなり走りを鈍らせる。人気があったり実力のあるウマ娘はそれを背負って勝っている




レース後…



1 プレッシャーのせいで調子を落とすブルー
2 モフモフじゃ癒しが足りないと思い立つ
3 同級生からの注目も負担になりちょっと病む
4 次はもう大丈夫だからとトレーニングに励む
5 ウィズ達のアドバイス
6 自由安価



下3

396: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/07(月) 19:11:09.70 ID:T+oK1GWuo
1

397: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/07(月) 20:15:46.31 ID:E62yJwO80
G2レース後のブルーは調子を落としてしまう。いくらトレーニングをやっても納得する走りができなくなってしまった




幸いにも次に出る予定だったG1レースまではまだまだ時間があるので、ゆっくり調整しようということになった




短距離レースのG1の少なさが今のブルーにとって都合が良かった




ウィズ「ブルーはどうするの?」




トレーナー「今は見守るしかないかな」




求められれば助けるができれば彼女自身でこの壁を超えて欲しいとトレーナーは期待している




ウィズは先輩として乗り換えるヒントくらいは出そうとブルーを心配そうに見守っている




ブルーについて…



1 少しだけ悪化
2 模擬レースがある
3 この間に勝負服を作ろう
4 フリースタイルレースに参加
5 自由安価



下3

400: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/07(月) 20:22:42.44 ID:gGA511Z50
3

401: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/07(月) 21:22:44.69 ID:9HtB7G3RO
トレーナー「予定を早めて勝負服を考えてみない?」




ブルーに対しトレーナーはそう提案する。本来ならもう少し後でデザインなどを考えていく予定だった




気分転換にもなるのでトレーニングは続けつつ勝負服のことを考えてみてはと言われブルーはそれを了承する




ウィズ「イメージは固まってるの?」




ブルー「固まってはないけど、こういうのは嫌だっていうのはある」




自分には似合わなかったりイメージと合わないものは想像できる。それを排除していけばどうにかなるとブルーは言う




タンホイザ「色は名前で決まることが多いです!むんっ!」




タンホイザは「マチカネ」の色をもちろん使っているが、必ずしもメインにする必要はない




ウマ娘によっては「名前」の色を耳のカバーにのみ使用しているパターンもある

402: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/07(月) 21:27:44.62 ID:tsBvdUCwO
ネイチャ「勝負服はさすがに名前を使うでしょ?」




愛称のブルーではなく大袈裟な本名を勝負服に反映させるのが一般的にはなる




タンホイザ「でもでも!フクちゃん先輩の開運フルアーマーとかあります!」




衣装をレースによって使い分けることは可能なので複数の勝負服があってもおかしくはない




ブレーザー「名前が由来のとブルーので作ったらいいんじゃない?」




トレーナー「いきなり二着は多分無理かな」




G1の常連なら二着以上作るのは問題ないが初挑戦でいきなり二着は恐らく無理だとトレーナーは指摘する




勝負服は…



1 名前ので作る
2 ブルーで作る
3 どっちにするか誰かに決めてもらう
4 むしろ作らず汎用のでG1に挑む
5 無理にでもどっちも作る
6 自由安価



下3

405: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/07(月) 21:42:52.19 ID:bvSLY0Qpo
2

406: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/07(月) 22:19:30.02 ID:WilLpNzHO
ブルーの名前で勝負服を作りたいという意見を尊重しトレーナーは彼女の背中を押す




トレーナー「それで作ろう。じゃあ早速……」




面倒な書類はトレーナーが担当しブルーはデザインをまとめて来て欲しいと紙を渡す




ウィズ「私のと同じ所に頼みますよね?」




トレーナー「そのつもりだよ」




ウィズやブレーザーの勝負服でもお世話になっているメーカーに作ってもらうという




超有名なメーカーではないが品質は良く何人ものウマ娘の勝負服を手掛けている

407: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/07(月) 22:24:48.48 ID:l2hpT8lPO
ウララ「ブルーちゃんだからブルーだよね!」




青を基調にするのかとウララは言いたいようだ。ブルーはもちろんとは答えずよく考えると返事をする




ブルー「デザインって落書きみたいなのでもいいの?」




ウィズ「私のときはそれでも良かったよ」




じゃあゆっくり考えるとブルーは紙を大事にしまう。万が一間に合わなくてもレースには出れるからと変なプレッシャーにならないようフォローする




ブルー「よく考えてくる」




勝負服を夢みたわけではないが中途半端なものは着れない。ウマ娘の勝負服には歴史と伝統が詰まっている




ブルーは…


1 いい感じにアイデアがまとまる
2 全くまとまらない
3 色だけは決まる
4 悩み過ぎて服という概念がわからなくなる
5 いっそのこと水着だと迷走
6 自由安価



下3

410: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/07(月) 23:17:27.20 ID:bvSLY0Qpo
3

411: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/07(月) 23:49:45.38 ID:UW+fUvlI0
ブルー(この髪は私である証拠。これは絶対にいれたい)




青みがかった芦毛。これは彼女だけのものでありブルーは自分でも気に入っている




伸ばしている左側の部分は青が強い。真っ青ではないこの絶妙な青さも好みである




ブルー(白と青は絶対に入れたい)




比率でいえば青の方が白より少ないかグラデーションのような見た目にしたい




デザインは全く決まらなかったが色だけは何パターンも頭に浮かぶ




これがいい気分転換になりブルーが調子を戻していくキッカケとなった

412: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/08(火) 00:00:05.88 ID:PEjkMwht0
参考にしようと学園のウマ娘の勝負服を見てみると白と青を使っている比率が高いことに気付く




この二色をメインにしているウマ娘も多くかなり参考にはできるが別の問題も発生する




ブルー(被らないかなこれ)



ダイワスカーレットの「ダイワ」やグラスワンダーの「グラス」のように白と青が名前に使われているパターンが多い




参考にし過ぎてしてしまうと向こうにも迷惑がかかってしまう。どうするのがベストかとブルーは悩む




勝負服は…



1 色だけ決めてメーカーに丸投げ
2 ウィズ達に相談
3 師匠に導きを求む
4 トレーナーに相談
5 自由安価



下3

415: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/08(火) 00:57:17.57 ID:a1JPif9UO
2

416: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/08(火) 12:17:55.13 ID:KzpBVcji0
こういう時は頼れる先輩に話を聞こうとウィズ元を訪れる。ウィズはブルーに頼られたことが嬉しくもあり責任重大だと真剣に聞く




ウィズ「色が被ることは仕方ないけどデザインは気を付けないとね」




ブルー「どうやったらいい?」




ウィズ「一番早いのはデータベースで調べることかな」




折角だから一緒に行こうとウィズに連れられ学園内の書物室に着く




ここにあるPCで過去から今までのウマ娘の勝負服のデータを閲覧できるそうだ

417: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/08(火) 12:27:57.06 ID:KzpBVcji0
ウィズ「昔は図鑑見ながらだったらしいから今じゃ簡単だね」



勝負服に使いたい白と青を検索条件に入力してみたところ、膨大な量の勝負服が出てきてしまう




ブルー「うわ」



ウィズ「みんな白と青は使ってるなぁ……」




汎用性の高い色はどうしてもワンポイントで使われることが多い。色から勝負服を検索できてもこれだけ多ければ意味がない




ブルー「ウィズの時もこれ使ったの?」




ウィズ「私の色はメジャーじゃなかったから凄く参考になったの」




検索システムは色を絞れるだけでデザインで分けることはできない。なら次はブレーザーに話を聞こうということになった




ブレーザーは…



1 メーカーに何通りもデザインを送った
2 実は有名な所とデザインが被っているが気にしていない
3 「名前」から色とデザインはほぼ決まっていた
4 走りやすさを優先したデザイン。色は丸投げ
5 勝負服にはかなりの思い入れがある
6 自由安価

420: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/08(火) 13:24:17.12 ID:pkYJxnKV0
6
3+5
+ブレーザーは名前の由来である、『ブレーザー天体(銀河の中心)』らしく、勝負服は宇宙をデザインした物になっていた

421: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/08(火) 13:50:31.81 ID:KzpBVcji0
更に安価 下2


ブレーザーの冠名。無しでも大丈夫だし既存のと同じでも(ダイワとか)

424: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/08(火) 14:39:53.88 ID:KzpBVcji0
ツクダオリジナル!!


バトルドーム!
ボールを相手のゴールにシュゥゥゥーーーッ!!
超、エキサイティン!!
3Dアクションゲーム!


バトルドーム!!ツクダオリジナルから

426: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/08(火) 14:45:08.95 ID:KzpBVcji0
ブレーザー「私のは名前でほとんど決まってた」




「名前」であるスズカは緑を基調とし黄色との二色を使いブレーザーという名前から銀河をモチーフとしたデザインとなっている




デザインとモチーフが決まっていれば楽というものではなくブレーザーは自分の勝負服にかなりの拘りがある




銀河のイメージで使われるのは黒や青といったものが多いがそのモチーフをうまく緑と黄色で表現している




ブレーザー「名前から作らないから難しいだけだし」




確かにそうだとウィズも肯定するがブルーはどうしても「ブルー」で勝負服を作りたいという

427: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/08(火) 14:50:36.18 ID:KzpBVcji0
ブレーザー「色だけじゃなくて表現したいものは?」




ウィズ「確かにモチーフがあれば良いかも」




モチーフにしたいものや表現したいものがあればそれでいいとブレーザーは言う




そうすれば万が一に被ってしまってもモチーフがこうなって色がこうなっているからだと説明もできる




ウィズ「ブルーを表現するものは色だけじゃないはずだから、よく考えてみて」




ブレーザーとウィズにもらったアドバイスをブルーは持ち帰る




ブルーは…



1 色以外に表現したいものが思いつかない
2 過去の自分からヒントを得る
3 トレーナーからのアドバイス
4 ウララからヒント得る
5 タンホイザからヒント得る
6 自由安価



下3


ツクダ病だから気にせず

430: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/08(火) 15:56:15.64 ID:ssg1v67d0
3

431: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/08(火) 19:16:44.50 ID:WTKVRpDU0
ブルーが次に頼ったのはトレーナー。担当が勝負服を考えるのはこれが初めてではないので力になってくれるはず




そう考えてトレーナーにアドバイスを求める。彼は少し考えたあと、こういうのはどうかと助言する




トレーナー「チーム名をモチーフにするのはどうかな?」




キタルファはこウマ座の星の一つでり48星座の中の一つ。しかしその由来や神話はハッキリとしない




トレーナー「古い星座なんだけど誰が見つけて誰が名前をつけたのかもハッキリわからないんだ」




そんな目立たないこウマ座を自分達の輝きで目立たせよう。そんな思いからチーム名にキタルファがつけられた




チーム名は星の名前というルールがあることをブルーは知っていた。しかしトレーナーがこんな思いをチーム名に託しているとは知らなかった



432: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/08(火) 19:23:59.60 ID:WTKVRpDU0
トレーナー室に誰も居ないことを確認するとトレーナーはブルーと二人で入り、自分の机を触る




トレーナー「これはウィズも知らないことなんだ」




机の奥底からダイヤルの鍵付きの箱が出てくる。トレーナーはそれを開けるとブルーにあるものを見せる




トレーナー「君になら託せるかと思ったんだ」




それは勝負服のデザインで「ヒッパルコス」と題名があった。デザイナーではないので綺麗なイラストではないが思いは伝わってくる




ブルー「ウィズが着るためのデザインじゃない」




彼女のイメージに合わないし何より紙が古過ぎる。トレーナーが学生時代かそれよりも前のものだろう

433: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/08(火) 19:32:07.19 ID:WTKVRpDU0
このデザイン案を見て思うことは多々あるがトレーナーの表情を見てブルーは一つの答えを導く




ブルー「そんな顔してるってことは失恋じゃない」




トレーナー「うん」




ブルー「……亡くなったのね」




トレーナーは静かに頷き詳細を話す。とは言っても幼馴染の為にトレーナーを目指し勝負服まで考えただけのありきたりな話だと笑う




ブルー「ウィズに話してないのは死を乗り超えられてないから?」




トレーナー「それもあるけどウィズなら嫉妬するかなって」




最近頭がピンクがかっているウィズならそうなりかねないとブルーは頷く。そしてトレーナーが幼馴染のことを乗り越えられていないことに言及する





ブルー「そんな大事な勝負服を私に託すの?」




トレーナー「君なら吹っ切ってくれるかもしれないと思ったんだ」




その勝負服を着てG1の舞台で勝利すれば乗り越えられるかもしれないとトレーナーは言う




ブルーは…



1 承諾
2 自分で乗り越えるべきと断る
3 ウィズに幼馴染のことを話して相談
4 自由安価



下3

434: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/08(火) 19:43:38.69 ID:sLmDsmfrO
4 乗り越えられたらトレーナーからウィズにきちんと話すことを条件に承諾

437: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/08(火) 20:02:42.96 ID:WTKVRpDU0
ブルーは引き受けるには一つ条件があるとトレーナーの方を向く




ブルー「乗り越えられたらウィズにちゃんと話して」




目を瞑り深く考えたあとトレーナーは静かに頷く




トレーナーは乗り越えらずとも幼馴染のことを一生思い続けるのも悪くないと思っていた




しかし今ではウィズという彼女とブルーという才能溢れるウマ娘を担当している




トレーナー(彼女のことを思い出にする時が来たのかもしれない)




トレーナーという仕事を目指すきっかけとなった幼馴染。彼女のことを忘れるつもりはないがいつまでも執着するのは幼馴染も望まないだろう

438: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/08(火) 20:10:09.45 ID:WTKVRpDU0
図らずともトレーナーの想いを背負うことになったブルーだが重さは感じていなかった




ブルー(誰かの為に走るのは初めて)




自分に才能があることは分かっても奢ることはなかったが勝利に執着することもなかった




ブルーに欠けているものは走る理由。トレセンの試験を受けはしたが絶対にここで走りたいということはなかった




強い思いがあれば勝てるということはない。それでも無いよりはあった方がいいだろうとブルーはそれを背負う




ブルー(負けられない理由があるのはいいこと)




トレーナーのデザインはそのまま使えるものだったのでブルーの希望の色を添えてメーカーに送られた




このあとは…




1 ウィズの二冠目指しG1
2 ブレーザーのG1
3 タンホイザのG1
4 ウララのレース
5 ネイチャがトレーナーの過去に気付く
6 感謝祭にキタルファが出ることに
7 自由安価

442: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/08(火) 20:31:45.43 ID:WTKVRpDU0
チームキタルファははるばる高知にやってきていた。その理由はウララのレースの応援の為で遊びではない




ウララが出るのはG3のレースではあるが観客は多い。その理由はなんとウララにあった




勝っても負けても嬉しそうにしている彼女にはファンが多くウララのレースをわざわざ見にくる観客までいる





レースに勝ってこそのウマ娘という概念をウララは覆す可能性があったが本人にはそんなつもりは無い





ウララ「みんなー!楽しんでくるからねー!」




ファンとチームに手を振ったあとウララはゲートに向かう

443: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/08(火) 20:36:57.64 ID:WTKVRpDU0
トレーナー「レースは勝つだけじゃないんだ」




これまで何度もウララのレースを見てきたトレーナーは感慨深そうにしている




ウィズはその意見に同調するがブレーザーはどうかと首を傾げる。ネイチャとタンホイザはウィズよりの意見のようだ




ネイチャ「レースに勝てなくても観客は満足するならそれが一番だと思うけど」




ウイニングライブに出れなくともミニライブという形ならウララのステージを見ることもできる




色んな意見はあるだろうがウララ本人が楽しそうにしているのだからとトレーナーは話を終わらせる



このあと…


1 ウララ勝利で盛り上がる
2 ウララ負けるも笑顔
3 ウララを見るトレーナーにブルーあることに気付く
4 ウララにアクシデント発生
5 自由安価



下3

446: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/08(火) 20:46:24.40 ID:/iguB1VAo
3

449: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/08(火) 23:46:48.11 ID:PEjkMwht0
レースに勝ちたいというウマ娘とは掛け離れたウララの姿。本人はレースで走ることが楽しいと感じている




その様子は走る姿を見ていればわかる。それが観客の心も掴み彼女は人気のウマ娘もなった




トレーナーがウララの走る姿を見ている視線が自分たちのそれとは違う。ブルーは以前からその違和感を感じていた




ずっとその正体がわからなかったがトレーナーの話を聞いて彼女なりに答えを出す




ブルー(トレーナーの幼馴染とウララが似てるんだ)




見た目そのものが似ているというより楽しそうに走っている姿が似ているのだろう




トレーナーがウララを見守る目には懐かしさに悲しさ、それに後悔といった感情が隠れていた

450: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/08(火) 23:53:23.79 ID:PEjkMwht0
ブルー(ウララがチームにいる限り乗り越えられないかも)




例え自分が勝ったとしてもウララの走る姿を見るたびに幼馴染が過ぎっていては乗り越えるのは難しいかもしれない




かといってチームから追い出してしまうのは最悪の選択肢なのでそれだけはできない




誰かに相談しようかと考えたが相手はよく選ばなければいけない。うっかり話が漏れてしまえばチームに亀裂が入ってしまう




ブルー(どうするのがベストなんだろう)




ブルーなりにどうするのが最善なのかを考える




ブルーは…



1 幼馴染のことを調べる
2 ウララに相談
3 ネイチャに相談
4 桐生院を頼る
5 自由安価



下3

453: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/09(水) 00:16:24.97 ID:1laRET2oo
2

456: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/09(水) 12:59:19.87 ID:HRFDIxwQ0
ウララに秘密の話は無理なことはわかっていたが、それでも本人と話した方がいいと決心する




ブルーはウララを呼び出しトレーナーと幼馴染、そして勝負服のことを話した




ウララ「そっか……」




思っていたリアクションではなくウララはどこか納得した様子だった




詳しく話を聞くとウララがトレーナーをスカウトしようとした時に涙を流していたのだという




なぜトレーナーが泣いていたのかその時は分からなかったがブルーの話を聞いて腑に落ちたようだった




ウララ「怪我しちゃって泣いてるんじゃなさそうだったの。あの時のトレーナーさんは心が泣いてたんだね」




この話は自分がG1を勝つまでは内緒にするとウララは約束する

457: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/09(水) 13:07:32.17 ID:HRFDIxwQ0
これで問題無いかと思ったが一つ心配なことがある。それはブルーが本当にG1で勝てるかということ




この調子でいけば勝利は見えてくるがG1という大舞台で必ず勝てるとはとても言えない




そうなればトレーナーは過去を乗り越えることができずウィズともうまくいかないかもしれない




ブルー(トレーナーは幼馴染に後悔がある)




その後悔さえ無くせれば乗り換えられるキッカケとなるのでは。最悪自分が勝てなくともなんとかなる




ウララが協力してくれるのなら方法は様々ある




この後…



1 鍵付き箱から情報入手
2 桐生院を頼る
3 トレーナーに直接聞く
4 ウィズに何か知らないかと聞く
5 ネイチャの情報網を頼る
6 自由安価

460: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/09(水) 13:19:52.91 ID:5zJ2ybRf0
5

461: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/09(水) 13:54:35.87 ID:HRFDIxwQ0
ネイチャ「ネイチャさんを頼るってことはウィズには知られたくない話?」




どこまで伝えていいのか迷ったがトレーナーの過去について知りたいことがあると詳細は避けた




トレーナーの彼女であるウィズに聞けば早いことはわかっていてネイチャを頼った。そこに理由があるのだとネイチャは理解する




ネイチャ「そういえばトレーナーさんの昔話ってあんまり聞いたことないかな」




学生時代の話をチラホラするだけで明確に話したことは無い。これはウィズも同じだろうとネイチャは推理する




ネイチャ「ネイチャさんに任せなさいってね」




ウマ娘だけでなく多くのトレーナーとも繋がっているネイチャは数日待って欲しいと返事をする

462: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/09(水) 14:02:41.63 ID:HRFDIxwQ0
数日後、ネイチャから報告を受ける。驚いたことにトレーナーは同僚や先輩にも過去のことを話していなかった




ネイチャ「飲み会でも学生時代の話はほとんど出てこないって。トレーナー養成所の時の話はよくしてたみたい」




いまだに乗り越えられていないのだからそう簡単に他人には話さないのだろうか




ネイチャをもってしても情報を得られなかったのかと落胆しかけた所で彼女は口を開く




ネイチャ「あの女は情報を持ってるっぽいんだよね」




あの女呼ばわりされているのは桐生院トレーナー。ウィズがトレーナーに好意を寄せているのを知りながらもトレーナーに近付いた




その情報はネイチャが他のトレーナーから聞き入手しており、ネイチャは桐生院トレーナーを嫌っている




ネイチャ「どうしてもって言うなら話を聞いてくるけど」




嫌そうな顔をしているがブルーが言えば桐生院に話を聞いてくれるだろう




ブルーは…




1 他に知らない人が居ないか更に調べて欲しい
2 桐生院は頼りたくない
3 桐生院を頼るしかない
4 自分でなんとかする
5 まさかのウララが情報入手
6 自由安価

463: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/09(水) 14:23:23.00 ID:HRFDIxwQ0
下3

466: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/09(水) 15:02:00.94 ID:Aw0o36UJ0
4

467: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/09(水) 15:33:10.62 ID:b6qww0CkO
ブルー「桐生院は頼りたくない」




ネイチャ「そう言ってくれてほっとしたわ~」




ウィズの気持ちを知っていながら近付いた桐生院に好意などあるはずもなく、彼女は頼りたくないという結論になる




ネイチャには引き続き情報を探ってもらうよう頼んだが新たな情報が入ることに期待できない




ならば自分でなんとかするしかない。ブルーは何かできることがあるはずだと知恵を絞る




考えに考えた結果ある答えに辿り着く。それはある種トレーナーを裏切ることになるが背に腹はかえらないとブルーは決断する

468: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/09(水) 15:40:02.34 ID:w1zi1KKjO
ある日、トレーナー室に誰も居ないことを確認したブルーはトレーナーの机を探る




ブルー(チラッと番号が見えてた)




トレーナーが大事にしまっていたダイヤル鍵付きの箱。そこから勝負服のデザインを取り出した時、ブルーはダイヤルの数字を見ていた




四桁の数字を合わせれば開くタイプのもので、ブルーはそのうち三桁を覚えていた。あとの一桁は総当たりでどうにかなる




ブルー「開いた……」




記憶は間違っていなかったようでダイヤル鍵を施錠することに成功した




ブルー(写真でも入ってないかな)




この箱の中に写真や幼馴染を特定できる何かが入っていることをブルーは期待している




箱の中は…



1 トレーナーと幼馴染の写真
2 何もなかった
3 白い欠片があった
4 錆びた刃物
5 幼馴染へのラブレター
6 悪口が書いてある紙
7 自由安価

471: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/09(水) 16:46:44.55 ID:2YKDtg6Y0
1

472: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/09(水) 16:55:52.04 ID:7fK9pPYnO
箱の中にはブルーの思惑通りトレーナーと幼馴染の写真が入っていた





ブルー(この子、ウララにそっくりだ)





学生時代のトレーナーと並んで写真に写っている幼馴染はウララと瓜二つ。姉妹かと思うほど似ていた




ウララに姉がいるとは聞いていないので他人の空似だろうがそれにしてもよく似ている





ブルー(もっと何かないかな)




ブルーは更に情報を得ようと箱の中をチェックする

473: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/09(水) 17:02:41.11 ID:HNwmcFyzO
結局写真よりも有力な情報は得ることはできなかった。しかしこれは使えるはずだとブルーは考える




ブルー(ウララを幼馴染だと思ってもらうのはどうだろう)




そうすればトレーナーの後悔を無くせるかもしれないがそれはかなり難しいだろう




ブルー(やるだけやってみようかな……)




トレーナーと二人きりになり、ウララは幼馴染のことを知ったので自分のことをそう思って欲しいと伝えてみる




かなり無理のある作戦なのはわかっているが現状これ以上思いつかない。とりあえずこの情報はウララとは共有できる



どうしたか…



1 ウララの幼馴染作戦をやる
2 自分に任せて欲しいとウララ
3 トレーナーにバレる
4 桐生院襲来
5 ネイチャから追加情報
6 自由安価


下3

476: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/09(水) 17:14:46.58 ID:24a46CIf0
2

477: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/09(水) 17:27:20.92 ID:J38futNXO
ウララ「その女の子は私にそっくりなんだよね」




ブルー「髪の色も雰囲気も似てた」




ウララ「ありがとうブルーちゃん、あとは私に任せて」




いつもの元気いっぱいという感じではなく真剣な眼差しをブルーに向けるウララ




ネイチャに協力してもらいトレーナーと二人だけになれるよう取り繕ってもらう




ブルー(不安は残るけど任せるしかない)




ウララに任せていいという確証はないがここは彼女に任せるしかなかった

478: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/09(水) 17:36:42.10 ID:lbhTcW9bO
トレーナー「あれ?ネイチャとタンホイザは?」




二人に呼び出されたはずとトレーナーは困惑する。そんな彼に対してウララは笑顔を浮かべている




トレーナー「なにか話したいことでもあったの?」




ウララ「あのね、最近夢を見るんだ」




ウララは自分にそっくりな子が夢の中で話しかけてくるのだという。最初は不思議な夢だと思っていたが少しづつ違和感を覚える




ウララ「その女の子は幼馴染が居たんだって」




その幼馴染は男の子でトレーナーを目指すと言っていたらしい。ここまで語ったとき、トレーナーの表情は泣きそうな顔になる




ウララ「トレーナーさんは幽霊とか信じる?」



トレーナー「ごめん……」




これ以上その話は聞けないとトレーナーは後ろを向いてしまう




ウララは…



1 今は自分のことを幼馴染だと思って話して欲しい
2 トレーナーに抱きつく
3 幼馴染が乗り移ったように話す
4 なんであんなことをしたのかと指摘してされる
5 トレーナーの幼馴染になると言い出す
6 自由安価



下3

481: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/09(水) 18:16:22.76 ID:t/OEdfwUo
1

482: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/09(水) 18:28:12.21 ID:5eES8zQXO
ウララ「今日は私のことを○○ちゃんだと思って」




なぜその名前を知っているのかとトレーナーは驚き振り向く。ウララは夢で教えてくれたからだと言う




ウララ「ずっと写真を持ってるのもその子は知ってたよ」




トレーナーが自分のことで苦しんでいることも知っていた。だから幼馴染はウララに助けを求めた




彼を苦しみから解放できるのは自分しかいないとウララはある種の使命を感じていた

483: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/09(水) 18:34:49.64 ID:YhXB+n29O
トレーナー「○○……」




ウララ「なぁに?」




ウララとは違ったイントネーションと話し方。トレーナーは目の前にいるのは幼馴染だと錯覚していく




トレーナー「ずっと……言いたいことが……」




ウララ「聞かせてくれるトレーナーくん?」




トレーナー「……」




ウララ「私は君のこと好きだったよ」




トレーナー「う……っ!!」




その想いを口に出して伝えて欲しかった。ウララから幼馴染の台詞を聞くトレーナーはその場で泣き崩れてしまった




このあと…



1 トレーナー告白し荷物が下りる
2 ウララ(幼馴染)にキス
3 幼馴染として内緒で付き合うことに
4 乗り越えるキッカケを得る
5 自由安価



下3

486: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/09(水) 18:44:19.94 ID:Ghnggks30
4

487: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/09(水) 19:24:08.23 ID:sjNgEAMMO
泣き止んだトレーナーはウララに対しありがとうと一言呟く




トレーナー「あの子ともう一度話せたみたいだったよ」




ウララ「元気出た?」




トレーナー「元気が出たというよりスッキリしたかな」




全て乗り越えたわけではないがウララと話せたことがキッカケとなった




これで万が一にブルーが勝てなかったとしてもトレーナーは幼馴染のことを引き摺ることはないだろう




ブルーが勝てば幼馴染のことは良い思い出としてトレーナーの心に残り続けるだろう

488: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/09(水) 19:37:53.70 ID:T0oA54IxO
ウララ「あの子が教えてくれたんだけどトレーナーさん無理してない?」




幼馴染がトレーナーは睡眠時間を削りチームに尽くしていると教えてくれた




無理はしているが問題ないとトレーナーは言うが無理をしてる時点で問題があるとウララは怒る




ウララ「トレーナーさんが倒れたら大変だよ!」




トレーナー「そう言われても……」




やることは無限にあるので休む暇はないが体には問題ないとトレーナーは主張する




ウララ「ウィズちゃんは怒ってないの?」




自分が怒るくらいなので彼女であるウィズはもっと怒っているだろうとウララはいう




トレーナーは…



1 休んでいると嘘をついている
2 むしろウィズが休ませてくれない
3 ウィズに癒されているので大丈夫
4 実はウィズが仕事を手伝ってくれている
5 自由安価



下3

491: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/09(水) 20:32:14.41 ID:xVd9Wiwh0

492: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/09(水) 20:52:14.15 ID:Cs/WZOdkO
トレーナー「本当はいけないことなんだけど……」




実はウィズに仕事を手伝ってもらっていると白状する。トレーナーしか見てはいけない書類もあったがウィズにならと見せていた




そのおかげもあって以前よりは楽になったから心配しなくていいと言う




ウララ「ウィズちゃんってそんなに頭がよかったんだ!」




そんな難しいことはしてもらっていないが計算などはしてもらっていると付け加える




トレーナー「遠征の交通費とか色々と面倒な書類が多くてね」




ウララ「本当に無理はしてない?」




トレーナー「大丈夫だから安心して」




トレーナーの笑顔を見たウララはその言葉を信じることにした

493: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/09(水) 21:01:07.91 ID:2/5g2uCHO
ウララからの報告を受けブルーは任せてよかったと胸を撫で下ろす




ブルー「夢を見たからトレーナーのことを任せて欲しかったんだ」




幼馴染のことを乗り越えられそうで良かったとブルーは安心する




ウララ「ウィズちゃんにはまだ秘密にしておくの?」




ブルー「完全に乗り越えてないからまだダメ」




ウララ「んむむ!秘密にするの頑張る!」




口を塞ぎながらウララはんーんー言っている




次は…



1 タンホイザのレース
2 新しいトレーニング導入
3 ウィズのレース
4 ブレーザーのレース
5 ブルーの勝負服完成
6 自由安価



下3

496: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/09(水) 21:12:00.12 ID:Ghnggks30
5