【安価とコンマ】或る無名のウマ娘 前編

497: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/09(水) 23:17:53.26 ID:juH1FOMK0
それから更に数日後、ブルーの勝負服が完成し送られてきた。試作とはいえその早さにブルーは驚く




トレーナー「デザインがあったから早かったんだ」




ウマ娘によっては色だけをメーカーに送る場合もありその時は長引くものの、デザインさえあれば割と早くできるのだという




トレーナー「出来たとしても一発で納得することなんてほぼ無いからね」




何度もリテイクを重ねる前提なので早く仕上がってくるのだという




届いたのなら早速見てみようと勝負服を取り出すとトレーナーが考えたデザインがちゃんと反映された

498: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/09(水) 23:25:52.42 ID:juH1FOMK0
勝負服を見たトレーナーは震えていた。ウララとの会話が無ければトレーナーは涙を流していただろう




トレーナー「うん……うん…………」




涙を堪えながら何度も頷く。トレーナーは噛み締めるように何度も勝負服を見つめる




ブルー「直したい所はある?」




この勝負服のデザイナーはトレーナーなので修正などは全て任せるとブルーは言い切る




着てみないと細部が分からないかとブルーはその場で服を脱ぎ出す




トレーナー「ちょ、ブルー!」



ブルー「ああ」




この場にトレーナーが居たことを思い出しそれは不味かったと思い留まる




ウィズ「へ?」



しかしその時、運悪くウィズがトレーナー室に入ってきてしまう




ウィズは…




1 事情を理解するがブルーに注意
2 事情を理解しトレーナーに注意
3 ブチギレ
4 ぷちギレ
5 掛かるウィズ
6 自由安価



下3

501: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/10(木) 00:15:47.06 ID:cf0on0nO0
1

504: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/10(木) 13:26:09.04 ID:Yy6SHT2e0
一歩間違えれば修羅場になりかねない状況ではあったもののウィズは冷静に判断する




服を脱ぎかけているブルーの側に見慣れない勝負服がある。これが意味することは一つしかない




ウィズ「トレーナーも男の人だからダメでしょブルー」




ブルー「ごめんなさい」




つい油断してしまったとブルーは言う。学園内にはウマ娘、つまり同性しか居ないので着替えのことも気にしなくなる




その感覚でこの場でも服を脱ぎかけたがこれからは十分に注意するようにとブルーは叱られる




ブルー(本当に油断してた……)




一度はトレーナーを異性として見てしまったが今回のは本気で事故だった。これは注意しなければと危機感を覚える

505: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/10(木) 13:37:18.91 ID:Yy6SHT2e0
トレーナーには一度出ていってもらい今度こそ勝負服を着ようとブルーは服を脱ぐ




ウィズ「そのまま話を聞いてくれる?」




その勝負服はブルーがデザインしたものではないことをウィズは知っているという




トレーナーは何かを隠しているとウィズは悲しそうに言う。事情は知っているがウィズには自分から話せないとブルーは何も言えない





そんな彼女の態度を見たウィズは着替えを手伝うとブルーの背後に立つ




ブルー「一人でできるから大丈夫」




ウィズ「ごめんね」




ウィズは謝るとブルーの首に手をかける…が強く締めることはせず両手で首を触るだけだった




ウィズ「私からトレーナーを奪うつもりはないよね?」




ブルーはウィズがどんな表情をしているのかは見えない




ブルーは…



1 ビビって全部話す
2 奪うつもりはないと否定
3 何も言えないと答える
4 無言を貫くときゅっとされる
5 ウララ参戦
6 自由安価



下3

508: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/10(木) 13:55:33.44 ID:ITZOl0Dv0
5

509: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/10(木) 14:42:21.74 ID:Yy6SHT2e0
ウララ「喧嘩しちゃダメ!!」




そこに入ってきたのはウララで二人の間に割り込みウィズの手はブルーの首から離れる




ウィズ「喧嘩じゃない!!」



ウララ「ウィズちゃん怖い顔してたもん!!」




笑顔ではないだろうなということは声で分かったが敵意を剥き出しにされていたのかとブルーは息を呑む




ウララ「ブルーちゃんは悪くない!トレーナーさんも言えないことくらいあるでしょ!?」




そう言われるとウィズは黙ってしまう。ウララの言っていることが理解できたのかと思いきやそうではなかった




ウィズ「お前もか!!」



いきなりウララに飛び掛かりそのまま馬乗りになる。これはまずいとブルーは勝負服を着たまま止めに入る

510: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/10(木) 14:54:04.54 ID:Yy6SHT2e0
ウィズ「なんで私の知らないことをお前たちが知ってる!!」




ウララ「ウィズちゃんに知られたくないからだよ!」




ブルー「心配かけたくないから言えないって言ってた」




ウィズ「私は何のための彼女なんですか!!」





ブルーはトレーナーに違和感を感じていたが彼女であるウィズはそれよりも強く違和感があった




最初は自分が学生なので手を出せないことで悩んでいるのかと思ったがそれは見当違いだった




トレーナーの悩みは何なのかとウィズは日々考えていた。いつしかそれは大きな歪みとなってウィズの心に溜まっていた




今回のはそれが爆発してしまい自分でもコントロールができていない。いまよウィズは冷静になることは難しい




このあと…



1 力ずくでブルーはウィズを止める
2 幼馴染のことを話す
3 幼馴染のことを話すも止まらず
4 二人はウィズを止められない
5 トレーナーが来て幼馴染のことを話す
6 自由安価



下3

513: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/10(木) 15:20:29.13 ID:Y03FmzkHO
5

514: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/10(木) 15:34:17.93 ID:Yy6SHT2e0
トレーナー「ウィズ!」




ウィズ「トレーナーぁ!!」




タイミング良く現れたかと思うとトレーナーはすぐに頭を下げる。やはりやましいことがあったのかとウィズは爆発寸前となる




トレーナー「ごめん…ごめん……!」




ところがトレーナーの涙を見た途端ウィズの怒りは沈み一気に心配が勝る




トレーナー「全部話すから……ちゃんと聞いて欲しい……」




トレーナーは涙ながらに幼馴染とのこととそれに関係するウララとブルーのことを全て説明した

515: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/10(木) 15:40:43.67 ID:Yy6SHT2e0
トレーナーにそんな過去があるとは知らずウィズは疑ってしまったことを激しく後悔した




落ち込まなくてもウィズは悪くないとトレーナーはフォローしブルーはそれを補足する




ブルー「部屋の外で聞いてたのにギリギリで助けに入ってきたでしょ?」




そう言われトレーナーは言葉に詰まる。ウララが助けに入った直後からトレーナーは中の様子はおおよそ察していた




それでも部屋に入らなかったのはそれほど幼馴染のことを口にしたくなかったからだとブルーは指摘する




ブルー「ウィズの前で好きで未だ引きずってる子のことなんか話せないだろうし」




図星だったのかトレーナーは反論することなくブルーの言うことを黙って聞いている

516: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/10(木) 15:52:27.31 ID:Yy6SHT2e0
ウィズ「私に手を出さないのは幼馴染のことがあるから?」




それは違うとブルーが否定しようとするが、なんとトレーナーはウィズの言ったことを肯定する




トレーナー「もちろんウィズが学生だからっていうのもあるよ」




ウィズ「ひょっとして私とのキス、嫌だった?」




暫くの沈黙のあとそれは無いと答えるが沈黙する時点でアウトだとブルーが責める




ブルー「断れない雰囲気を出したウィズも悪いかも」




ウィズ「……」




勝った勢いからの告白、そしてキスを迫ったのはウィズ。トレーナーはそれに応えたがとても断れる雰囲気ではなかった




ウララ「みんなでお話しした方がいいと思う」




これはもはや個人の問題ではなくチームで解決すべき問題だとウララは提案する




緊急会議にて…




1 修復可能という結論
2 一度別れた方がいい
3 答えが出ない
4 乗り越えるまでウララと付き合う
5 ウララと二股
6 チーム内恋愛禁止に
7 自由安価



下3

519: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/10(木) 16:06:21.25 ID:Z/lDA+BT0
1

521: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/10(木) 16:36:51.57 ID:Yy6SHT2e0
チームキタルファのメンバーはトレーナーとウィズのこれからについて真剣に話し合う




ネイチャ「あの女のこともあったしウィズを責めるのは違うかな~ってネイチャさんは思うけど」




ブルー「でも私は首折られかけたし」




ウィズ「そんなつもりなかったの!」




ブレーザー「ウララには馬乗りになったくせに」




ウィズ「ぐぅぅ……!」




話し合った結果としてウィズとトレーナーはまだまだやり直せるとの結論に至る




どちらが悪いでもなくお互いに反省すべき点があったということで会議はまとまろうとする

522: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/10(木) 16:48:29.65 ID:Yy6SHT2e0
トレーナー「ウィズにこんなにも愛されてるなんて知らなかったよ」




ウィズ「どれだけトレーナーのことが好きだったか教えてあげましょうか?」




トレーナー「それはいいかな……」




またこんなことになる前に会議を開くかお互いによく話し合うようにとブレーザーが注意する




会議はこれで終わりはなるがタンホイザが悲しそうにブルーを見る




タンホイザ「せっかくの勝負服がボロボロに…おろろーん」




ブルー「また作ってもらうから平気」




ウィズと揉み合った際にブルーの勝負服はあちこちが破れデザインがよくわからない状態となっていた




これに関しては自分だけが悪いとウィズは深く頭を下げる




次は…



1 こうなった原因の桐生院に殴り込み
2 ウィズを安心させろとトレーナーにお持ち帰り令
3 勝負服のことでメーカーに怒られる
4 切替えて次のレースに向けてトレーニング
5 このことが学園で噂になる
6 自由安価



下3

524: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/10(木) 17:16:29.39 ID:JLteu1YbO
6 ウィズを安心させろとトレーナーにお持ち帰り令(デートやスキンシップ的な意味で)

526: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/10(木) 19:51:16.08 ID:aweg6FhG0
タンホイザ「トレーナーさんに指令です!むん!」




学生に手を出したくない気持ちもわかるがウィズを安心させる為にウィズのお持ち帰り指令が下る




それは流石にマズイとトレーナーは慌てるがブレーザーがすぐに補足する





ブレーザー「デートしてこいって意味だから」




ネイチャ「多少のスキンシップも有りなヤツで~」




今日だけでなく定期的にデートに行くべきというのがメンバーの総意ということでトレーナーは観念する




トレーナー「じゃあ行こうかウィズ」




ウィズ「うん!」




勝負服は残念なことになってしまったがトレーナーとウィズの問題が解決したのでブルーは良しとすることにした

527: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/10(木) 20:00:17.31 ID:aweg6FhG0
G1に向けトレーニングをしていたある日、ブルーはバクシンオーに話しかけられる




バクシンオー「貴女をレースに誘いに来ましたっ!」




聞けばこの時期は短距離のG1が少ないので調整も兼ねて学園主催のレースがあるらしい




勝ったところで旨みが少ないので走るウマ娘が少なく委員長が直々に参加者を探しているらしい





バクシンオー「どうしますか!?」




走るウマ娘を聞けばダイイチルビーやタイキシャトルなど有名ウマ娘だらけであった




勝てる望みは薄いが自分がどこまで走れるのか良い機会だとブルーは受けることにした




レース前…



1 注目されるブルー
2 周りは全員有名ウマ娘だった
3 参加者少でなくバクシンオーがメンバーを選んでいた
4 周りが全員勝負服でガチのレース
5 自由安価



下3

530: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/10(木) 20:13:40.56 ID:GBvmQW690
2

531: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/10(木) 21:54:42.90 ID:aweg6FhG0
ブルー「なにこれ……」




いざゲートに向かってみると周りは全員有名ウマ娘ばかりだった。G1の表彰台の常連達しかいない




こんな中で勝てるはずもなくブルーの最下位が確定した。勝つために走るのではないが最下位では得るものは殆どない




いっそのこと急病ということにして出走を回避しようとしたがバクシンオーがやってくる




バクシンオー「調子が良さそうですね!!レースが楽しみですっ!!」




バクシンオーの声を聞いてか注目がブルーに集まる




ブルー(うわぁぁぁ…やめて……)




勝てもしないのに注目しないでとブルーは早くもゲートに入ってしまう

532: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/10(木) 22:02:47.35 ID:aweg6FhG0
逃げや先行で走る先頭集団には追いつけないのでせめて差しや追い込みで走る有名ウマ娘の走りを参考にしようと考える




ブルー(どこで仕掛けるのかも見たい)




残り何mでスパートをかけるのかも学びたい。その為には先頭集団から大きく離されてはいけない




ブルー(ペースが早いなら飛ばさないと置いていかれる)




最下位の独走を避けるため、例え最後まで持たないとしてもペースを上げレースを観察しようと決める




ブルー(よし、いこう)




ブルーの作戦は決まり全員がゲートに入る



レースは…



1 まさかの勝利
2 敗北も参考になる
3 最下位独走
4 ハイペースで走り切る
5 五着以内に入る
6 バクシンオーにマークされる
7 自由安価



下3

535: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/10(木) 22:44:46.21 ID:0zK2Y7Oto
6

536: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/10(木) 23:37:25.71 ID:5gBlnemi0
レースはブルーの想定した通り自分からするとかなりハイペースな展開となる




ブルー(先頭集団についていく!)




逃げで走るのは一人でそれに先行が続く。差しで様子を伺っている集団にブルーはなんとか喰らいつく




ブルー(えっ!?)




目まぐるしく位置が変わりそれぞれが自分のレースの形にしていこうと駆け引きが行われる




そんな時、自分の後ろにあるウマ娘…バクシンオーがいることに気付く




ブルー(逃げか先行で走るはずのバクシンオーがなんでここに!?)




バクシンオー「バクシンバクシンバクシーーーン!」




ブルーはぴったりとバクシンオーにマークされてしまう

537: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/10(木) 23:43:31.53 ID:5gBlnemi0
バクシンオーのマークが外せない中、ブルーの目の前がちょうと開く




ブルー(かなり早いけどここで仕掛けるしかない!)




スパートをかけるにはかなり早いタイミングだがこれ以降位置取りで優位に立てる確証がない




例え体力が尽きたとしても得るものはあったとブルーはスパートをかける




バクシンオー「負けませんっ!」




ブルーが加速したのを見たバクシンオーは追いつき、追い越さんとする勢いで追走する




レースは…




1 まさかの勝利
2 体力切れで最下位
3 敗北もスパートが最後までもつ
4 バクシンオーが一着
5 負けはするがバクシンオーには勝つ
6 自由安価


下3

540: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/11(金) 00:45:13.59 ID:FJG2/PyM0
6
3と4

541: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/11(金) 13:25:44.92 ID:SpxdEwp6O
バクシンオー「バクシィーーーンッ!!」




スパートをかけたブルーより更に加速しバクシンオーが抜き去っていく




その勢いはどんどん増していき、ついには逃げで独走していたウマ娘に追い付き抜き去る




バクシンオー「はーーはっはっはっ!私の勝利です!」




得意ではないはずの差しでバクシンオーは一着をもぎ取った。短距離最強と言われる実力は本物であった




トップスピードはどれくらいの速度が出ていたのかわからない。それくらいに凄まじい加速とスピードだった




ブルー(あんなのに勝てるはずがない)




ゴールしたブルーはバクシンオーの速さに呆然としていた

542: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/11(金) 13:37:50.78 ID:bZURJ746O
ブルー(収穫はあったけどレベルの違いを見せつけられた)




いつもより早いタイミングでスパートをかけたが最後まで走り切ることもできた。このレースで得たものは多い




それと同時に絶対に勝てない相手がいることがいると知ってしまった。バクシンオーには何をどうやっても勝てない




ブルー(トレーニングどうこうじゃなくて才能の問題)




生徒会長のルドルフが七冠を取ったように絶対的な才能の前には誰も太刀打ちできない




ブルー(これが才能……)




地元のフリースタイルレースで勝てなかったことを思い出しブルーの気持ちは沈む




このあと…




1 タイムが自己ベストを大幅更新していた
2 新入生が有名ウマ娘と良いレースをしたと話題に
3 有名ウマ娘に囲まれるブルー
4 バクシンオーが異常なだけだと知らされる
5 ブルーの走りを讃えるバクシンオー
6 自由安価



下3

545: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/11(金) 14:00:59.93 ID:6CQiif5uo
1+2+3

546: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/11(金) 14:58:55.09 ID:bJ7dq4LsO
意気消沈したままその場を去ろうとしたブルーにヒシアケボノが話しかけてくる




ヒシアケボノ「とってもボーノなレースだったね!」




なにが…と答えようとした時、他の有名ウマ娘もブルーの側に寄ってくる。一体何なのかとブルーは困惑する




ブルボン「素晴らしいタイムでした」




そういえば何秒でゴールしたのかを確かめていなかったとブルーは簡易掲示板を確認する




ブルー「へ…?」




着順の横に示されたタイムは自己ベストより遥かに速いものが表示されている。何かのミスかと思うがそんなミスがあるだろうか




ルビー「私たちは全力で走りました」




調整の為に手を抜いたウマ娘は居なかった。そんな中でブルーは最下位どころか善戦したのだ

547: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/11(金) 15:05:44.59 ID:bXB5C9q9O
バクシンオー「やはり見込んだ通りの実力でした!」




満足そうにうんうんと頷きながらバクシンオーもブルーの近くに来る




バクシンオー「入学してから半年程度でこの走りは素晴らしいです!」




そんなことはないと否定するブルー。しかし有名ウマ娘やこのレースを見ていた同級生達はそうは思わない




ルビー「やはり噂通りでした」




どんな噂が流れているのかとブルーは警戒する。その内容をブルボンが説明し出す




ブルボン「貴女の地元で一緒に走っていたのはこの方ですか」




ブルボンはあるウマ娘の名前を言う。ブルーは聞き覚えのある名前だったので知っていると答える




ヒシアケボノ「フリースタイルレースで走ってたんだ?」




ブルー「はい…それがどうかしましたか?」




やはり本当だったのかと有名ウマ娘達がざわつく

548: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/11(金) 15:14:27.15 ID:KqQ2fnkEO
ブルボン「貴女はその方たちと同じ世代ということになりますね」




ブルー「そうですけど、一度も勝てたことがないです」




だから自分なんてとブルーは言うが誰も聞いておらずざわつきが大きくなっていく




バクシンオー「新入生の貴女は知らないと思いますので、委員長の私が説明します!」




去年、ブルーがトレセン学園を受験していた頃にとあるレースがあった




そのレースに出たのはなんとルドルフ。未だ最強の生徒会長に挑んだ無謀なウマ娘が居たという




そのウマ娘はフリースタイルレースしか経験がなくゲートのせいで大きく出遅れてしまった




しかしそのウマ娘は追い込みで出遅れはむしろアドバンテージだった。出遅れを見てもルドルフに油断は無く完璧な走りを見せる




ルビー「誰もが会長の勝利を確信したはずです」




学園の誰もがルドルフの勝利を期待し確信したその数十秒後、その期待は悲鳴で消えてしまう

549: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/11(金) 15:25:17.99 ID:izVLEAyyO
バクシンオー「あんな無様に負ける会長を見たのは初めてです」




まさか「彼女」が会長に勝っていたなんて信じられない。もし勝っていたのならなぜトレセンに居ないのか




ブルボン「「彼女」はトレセンを下に見ていました」




所詮トレセンはこんなものだとそのウマ娘はターフに唾を吐き捨てたという。それを聞いたブルーはやはり彼女のことなのだと確信する




ルビー「あのようなお方は学園に馴染めるはずがありません」




ヒシアケボノ「気性難の子は難しいよね」




地元では当たり前の光景だが上品なトレセン学園では「彼女」の立ち振る舞いや言動は受け入れがたいだろう




バクシンオー「「彼女」の世代でトレセン学園に来たのは貴女だけなんです!貴女は新世代の顔になるでしょう!」




まさか自分がとブルーは困惑している




1 トレーナーに改めて能力を説明される
2 本当にルドルフが負けたのかとネイチャに聞く
3 「彼女」がそこまで凄いとは信じられないブルー
4 実はブルーのことに気付いていたキタルファ
5 「彼女」は凄いがやはり地元荒れすぎと指摘
6 自由安価



下3

552: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/11(金) 16:20:45.70 ID:OKnm6s340
1

553: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/11(金) 16:30:22.92 ID:7gvELQtbO
トレーナー「これが君の限界じゃないよ」




今回のレースのタイムを見たトレーナーは冷静に言う。そう言われてもとブルーは納得しない




トレーナー「新入生がいきなりG1を走ることは稀にある。けどそれは本格化が早い子なんだ」




ブルーの凄い所はこれからまだまだ成長することであると言い切る




トレーナー「ブルーに声をかけたのは偶然だったけど、こんなに凄い子がって気付いた時には震えたよ」




そんなことを言われても自覚がないとブルーは答え、それに被せるようにトレーナーは続ける




トレーナー「自覚しなくていい。ただ自信を持ってトレーニングをして欲しいんだ」




地元で勝てなかったという過去は忘れトレーニングに励んで欲しいとだけトレーナーは伝える

554: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/11(金) 16:42:33.98 ID:0r1WA/q7O
タンホイザ「またタイム縮まったー!」




ネイチャ「やっぱあの子と併走できるってだけで鍛えられるよね~」




あの子とはもちろんブルーのことで今はウィズと併走をしている




ブレーザー「ダートの私でもあの走りは参考にしてる」




ネイチャ「これが才能ってヤツですか」




タンホイザ「チームの勝ち星になる未来が見えます!むんむん!」




能力に甘えず早朝からトレーニングを続けている彼女の姿勢もチームに良い影響を与えている




この後…



1 感謝祭にキタルファに出て欲しいと依頼
2 「彼女」とルドルフのレースを調べるブルー
3 ウィズがトレーナーとよく出掛けるのでモフモフが足りないブルー
4 ブルーにインタビュー依頼
5 注目されていることを自覚するブルー
6 自由安価



下3

557: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/11(金) 18:24:08.72 ID:bJ7JjGfXO
1

558: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/11(金) 19:42:07.18 ID:w1SN/IDRO
今年の感謝祭にチームキタルファに参加して欲しい。理事長から直接そう言われたトレーナーは断ることなどできなかった




感謝祭には全てのチームが参加できるわけではないので参加依頼が来ることは誇ってもいい




トレーナー(みんなはなんて言うかな)




若干の不安を抱えつつトレーナーはメンバーに感謝祭に出ることになったと伝える




ウィズ「私たちのチームが選ばれるなんて!」




ネイチャ「ついにネイチャさんの時代が来ちゃったりしてる?」




トレーナーの不安とは逆にメンバーは好意的に受け止めた。ブルーは選ばれることが凄いのだとウララから説明を受けている

559: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/11(金) 19:50:08.28 ID:rA5NbqXhO
トレーナー「レースは芝、ダートのマイルだからウィズとブレーザーかな」




ブレーザー「ウララは?」




トレーナー「彼女はライブの方がファンも喜ぶよ」




感謝祭で行われるガチンコレースにはウィズとブレーザーが出ることが確定する




ネイチャ「今年の特別イベントは何でしょ?」




タンホイザ「毎年凄いイベントがあるけど今年は参加できるのが楽しみ!」




ネイチャやブルーは特別イベントの方に出ることになりそうだ




感謝祭のイベントとは…



1 トライアスロン
2 鬼ドッジ
3 水着イベント
4 何か対決もの
5 VRを使ったもの
6 自由安価



下3

562: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/11(金) 20:10:37.02 ID:WDqtYGWG0
3

563: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/11(金) 20:46:08.51 ID:BAfTbvjkO
トレーナー「水着で何かやるイベントみたいだよ」




ネイチャ「ん~完全に男性ファン向けですか」




具体的なことは追って伝えられるとトレーナーは聞かされておりまだイベントの内容は確定していないのだろう




とりあえず水着で何かをすることは決まっているのでそれだけがトレーナーに伝えられた




タンホイザ「新しい水着買いに行きましょう!ひらひら~なのがいいと思います!」




ネイチャとブルーを買い物に誘うがブルーはキョトンとした顔をする




ブルー「トレセンで使うのがあるけど」




ネイチャ「いやいや~それは無いでしょ」




それ以外に水着は持っていないと聞きメンバーは驚く

564: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/11(金) 20:52:30.46 ID:UETlUdQ5O
ウィズ「市民プールとか行ったことないの?」




ブルー「血とヤニが浮いてる所で泳げない」




ネイチャ「おっふ……」




ブレーザー「たまに出るそれ怖いんだけど」




ブルー「そう?」




トレセンで使っている水着でも問題ないがせっかくの感謝祭なので可愛いものを買ってはどうかとアドバイスされる




ブレーザー「出るとこ出てるしイイの買ったら?」




ブルー「じゃあそうしようかな」




イベント内容はわからないが水着を買うことは決まった



この次は…



1 水着買いに
2 モフモフイベント
3 水着から下着の話に
4 買わなくてもウィズのがあるとブルー
5 自由安価


下3

565: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/11(金) 21:05:31.59 ID:BBwWXxkC0
5 1+ウィズのもふもふを求めてひっつくブルーちゃん

569: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/11(金) 23:36:27.89 ID:U0wOOjWh0
ネイチャ、タンホイザ、ブルーの三人で水着を買いに行こうという話になったのだがブルーがウィズから離れない




ウィズ「そろそろトレーナーとデートに行きたいんだけど……」




ブルー「最近モフモフが足りてない」




トレーナーとウィズがよく出掛けるようになったということはブルーのモフモフが減るということ





モフラーにとってモフモフが無いということは死活問題なのでブルーはウィズの髪を堪能する




ネイチャ「新しいモフモフ見つけないとじゃない?ウィズはトレーナーさんのなんだし」





水着を買うついでにモフモフした何かを探すのもいいだろうとネイチャは提案する




ブルー「効くぅ…」



ウィズ「なにが!?何に!?」




この日はネイチャとタンホイザがモフるブルーを引き剥がしていた

570: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/11(金) 23:40:55.45 ID:U0wOOjWh0
買い物当日、ネイチャ達三人は水着を買いに街に出ていた




タンホイザ「三人でお出かけ~ふんふふん」




ネイチャ「ブルーはどこかお店知ってる?」




ブルー「知ってると思う?」




ネイチャ「聞くだけ無駄ってヤツね。ならネイチャさんに任せなさいってね」




ネイチャの案内により今年流行りの水着が買えるというお洒落な店にやってくる




ブルー「選んで欲しい」




タンホイザ「自分で選んだ方が楽しいのにーわくわく!」




ブルー「じゃあ適当に選んでみる」




下3 どんな水着?

573: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/11(金) 23:52:11.13 ID:UhEskYsY0
黒のリングビキニ

574: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/12(土) 00:26:57.84 ID:D95st80s0
ブルー「じゃあこれで」




彼女が選んだのは黒のリングビキニ。大人向けのもので布面積が少なめとものとなっている




ネイチャ「ちょっと攻めすぎてない?」




タンホイザ「ズボンと上着を合わせればいけるいける!」




水着に合わせたホットパンツと上着を着ればむしろお洒落だとタンホイザは売り場からその二つを持ってくる




タンホイザ「着てみてみて!」




水着とパンツ、上着を受け取ったブルーは試着室に入る

575: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/12(土) 00:46:00.02 ID:D95st80s0
ブルー「おしゃれ?」




ネイチャ「似合ってるねぇ~胸が大きいと映えていいですなぁ」




タンホイザ「むん!むん!」




ブルーだけならファンの前で着るには過激なものになっていたが二人の協力により可愛いくまとまった




心配していたブルーがなんとかなったので次は自分のだと二人は売り場に向かう




ブルー(今のうちにモフモフを探そう)



自分がここに居ても役に立たないので隣の店や近くでブルーはモフモフを探し出す




モフラー…



1 店のマネキンのカツラをモフる
2 店に来てたルビーのドロワーズに興味を示す
3 店の前の植え込みに頭を突っ込む
4 ペットショップに突撃
5 家具店に突撃
6 家電量販店で布団乾燥機を
7 自由安価



下3

578: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/12(土) 01:19:54.85 ID:QNrkYoGK0
6
別売場でトレーナーとウィズを見つける、際どい水着を買おうとしているウィズにトレーナーが他の人に見せたくないと言う
ウィズは二人っきりの時着るねと話している

582: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/12(土) 13:57:02.82 ID:NLIbxoO8O
そういえば目の前に家電量販店があるとブルーはこの店を出ようと出口に向かう




その最中、聞き覚えのある声が別売場で聞こえたのでそちらの方に視線を向ける




ブルー(トレーナーとウィズだ)




二人が居たのは普通の水着ではなく大人向けのコーナー。どうやらウィズは際どい水着を買おうとしているようだ




トレーナー「他の人に見られるのはちょっと……」




ウィズ「二人っきりの時にだけ着ますね」




尻尾をトレーナーの脚に絡ませながらウィズはそう言っている。いつものウィズではなく完全に  の顔になってしまっている




人前でこれ以上どうにかなることは無いだろうと判断しブルーは店の外に出ていく

583: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/12(土) 14:08:49.99 ID:SekfDhciO
ブルー(師匠が愛用してる布団乾燥機はこれかな)




見た目が同じでもスペックが違うものがありどれがどうなのかブルーには判断ができない




それとブルーの思っている以上に布団乾燥機が高いということもこの時に知ることになる




ブルー(小遣いでどうにかするには厳しい)




安いものなら買えるがモフモフに妥協は許されない。ウィズはトレーナーに夢中なのでモフモフが満足に補給できていない




ブルー(一番いいのが欲しい)




師匠ことアドマイヤベガが使っているものは分からないが高いものは良いものだということは知っている



ブルーは…



1 仕方ないので安いのを買う
2 地元で散々見てきた方法、おじさんでお金で稼ぐ
3 ネイチャ達が買い物が終わったとやってくる
4 買い物終わりのトレーナー達がやってくる
5 店の外に大型犬(モフモフ)を見つけて追いかける
6 自由安価


下3

586: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/12(土) 14:44:18.20 ID:9QzuEXsBO
3

588: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/12(土) 15:22:42.43 ID:R2dJehdrO
ネイチャ「なにやってんのさ~」



買い物が終わったネイチャとタンホイザがやってくる。水着の店から出ていたことは言っていなかったのでネイチャは文句を言っている




タンホイザはブルーが布団乾燥機を見ていたのかと珍しそうにしていた




ブルー「いいのがあったんだけど高くて」




ネイチャ「ありゃ本当だ」




ブルー「だから稼ごうかなって思ってた」




タンホイザ「ん~?どんなアルバイト?」




地元で何度も見てきた中年男性から金銭をもらう行為をやろうとしていると口にするとネイチャの表情が凍る

589: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/12(土) 15:35:18.08 ID:8b40+hn1O
ネイチャ「それ本気で言ってる?ネイチャさん怒るよ?」




既に怒っていると言いたいがそんな雰囲気ではない。タンホイザの方はどうだと見てみると泣きそうな顔になっていた




ブルー「相場は知ってるから大丈夫」




ネイチャ「はいダメで~す」




態度に出していないがかなり怒っている様子のネイチャはブルーの腕を掴み店から出ていく




ネイチャはそのまま近くの公園までブルーを連れてくるとベンチに座るよう促す




ネイチャ「まず何から注意すればいいのか……」




ネイチャはブツブツと何かを言っている。ブルーは自分が悪いのはなんとなく分かっているがこれだけは譲れないと口にする




ブルー「私の地元を否定するのはやめて」




ネイチャ「……おっけー。ネイチャさんに任せといて」




タンホイザ「私はお茶買ってくる!」




いつか言おうと思っていたとネイチャはブルーと二人で話す




1 トレセンの常識に合わせるよう注意
2 地元を否定しないが非常識な場所だと話す
3 ブルーの常識に頭を抱えるネイチャ
4 軽く揉める
5 借金より健全だとブルー
6 どんな手を使っても布団乾燥機が欲しいブルー
7 自由安価 



下3

592: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/12(土) 15:45:36.17 ID:2Fw/Gw6X0
7
1+2

593: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/12(土) 16:05:06.70 ID:z5hQAL4SO
ネイチャ「あのね、ハッキリ言うけどブルーの地元は非常識なわけ。その辺は自覚ない?」




ブルー「私にとってはあそこが常識」




ネイチャ「トレセンに来てるならこっちに合わせるのが普通なんだけど」




ブルー「私の普通は生まれ育ったあそこにある」





普段ブルーはテレビやメディアには触れず暇があれば勉強している。その為世間の常識がどうなっているのかハッキリとわかっていない




お金が足りなければ我慢したり貯めるという選択肢が存在せず、どうにかする方法しか知らない





ネイチャは冷静に話し合いをしているがもし掴み掛かってきていたらブルーは躊躇なくネイチャの骨を折っていた




それはネイチャが憎いからではなく喧嘩を止めるには、相手の骨を折るしかないとしか知らないからだ

594: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/12(土) 16:20:51.36 ID:cRlICtshO
ネイチャ「止めろって言ったらやめる?」




ブルー「やめる」




ネイチャ「そこは聞き分けいいんだ…」




ブルー「ネイチャにあんな顔して欲しくない」




身体を売ろうとしていることを口にした時、ネイチャは悲しそうな顔もしていた




今すぐ考えを改めてることはしないが誰かが悲しむのならその選択肢は選ばないと約束する




ネイチャ「すぐに買えないものは我慢してね」




ブルー「それはいいけどモフモフは?」




ネイチャ「それも我慢して~」




ブルー「モフモフは別。絶対に譲れない」




タンホイザ「お茶買ってきたよぉ~」




聞き分けはいいがモフモフだけは譲れないとブルーの気持ちは硬い




1 ウィズに我慢してもらう
2 バレなければいいと黙っておじさんと
3 師匠に相談
4 モフれそうな同級生を探す
5 自由安価



下3

597: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/12(土) 16:29:23.92 ID:6lD7KI+lO
5.同室の子でモフる

598: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/12(土) 17:26:47.17 ID:aVcinEq3O
モブ「それで私でモフってるんだ」




いきなりモフらせてくれと言われたブルーの同室モブは意味がわからなかった




詳しく話を聞いてみるとある程度は理解できたのでブルーに髪の毛を自由にさせている




モブ「具合はどう?」




ブルー「イマイチ」




モブ「私のはモフれるほどの量無いからね」




ウィズのような存在は貴重なのだとモブの髪の毛をモフりながらブルーは熱弁する




モブ「お気に召すかはわかんないけどモフモフ情報ならあるよ」




彼女は学園内でモフモフしているものを見たことがあるという




1 よくわからない動く植物のようなもの
2 鷹(マンボ)
3 野良犬
4 野良羊
5 モブとブルーの同級生
6 ビワハヤヒデの本体
7 自由安価


下3

601: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/12(土) 17:49:55.69 ID:KFmPVTTI0
5

602: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/12(土) 18:11:42.43 ID:EaPHCNRmO
ブルー「ちょっといい?」




「ひゃっ!?」




ブルーに話しかけられたのは気弱なウマ娘。ブルーとは同級生であることくらいしか共通点がない




なぜ自分に話しかけてきたのかその理由がわからずそのウマ娘は返事ができない




気さくに返事ができない理由はブルーの地元が原因。底辺以下と言われる場所で育ったブルーは恐怖の対象でしかない




ブルー「ダメじゃないなら来て」




当然断れるはずもなく気弱なウマ娘は学園で人気の無い場所に連れて行かれる

603: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/12(土) 18:22:12.49 ID:NR8WXFjYO
カツアゲで済むならまだいい。気に食わないからと暴力を振われるのはとても耐えられない




一体どんなことを言われるのかと怯えている。ブルーは周りに誰も居ないことを確認すると口を開く




ブルー「その髪をモフらせて」




気弱なウマ娘は彼女の言ったことが理解できない。モフるという単語を聞いたことがなかった




しかし直後に何かの隠語であると気付く。とりあえず暴力は無さそうでホッと安心する




ブルー「ダメなの?」




ここで断れば暴力が飛んでくると気弱なウマ娘はダメではないと答えてしまう




ブルー「良かった」




許可をもらえたとブルーは気弱なウマ娘の髪を触る。その瞬間彼女は全てを理解した




自分はこれから玩具にされるのだと目に涙を貯める。まさかブルーがそっちだとは想像もできなかった




乱暴にされるよりせめて少しでも痛くされないようにと気弱なウマ娘はモフられながら服を脱ぎ出す




ブルーは…



1 服は脱がなくてもいいと指摘
2 服を脱ぐのに気付かずモフり続ける
3 モフらせるのと同時に体も触れということだと誤解
4 この場面を見られてしまう
5 変な噂がたってしまう
6 自由安価


下3

606: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/12(土) 19:04:15.87 ID:QNrkYoGK0
1

607: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/12(土) 19:14:34.59 ID:z6UAL3OCO
ブルー「服は脱がなくてもいいから」




「ふぇ……?」




むしろ邪魔だから動かないで欲しいと言いながら髪の毛をモフり続ける




ブルー「ウィズとはまた違った感じでイイ」




自分がなにをされているのか気弱なウマ娘は理解できない。髪をモフられるという行為は恋人にもあまりされることがない




触り方がいやらしくないのは伝わってくるが何をしたいのか理解不能。恐怖の時間が続く




ブルー「んんん……おぉ」




時折聞こえてくる喘いでいるかのような声が更に不安を増幅させる

608: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/12(土) 19:25:29.68 ID:R+YY0h01O
ブルー「悪くなかった」




「は、はい……」




またお願いしてもいいかと言われ気弱なウマ娘は拒否などできるはずも無かった




ブルーは新しいモフモフを手に入れたと満足しながら立ち去るが残された気弱なウマ娘は呆然とする




「怖いよぉ…何がしたかったのぉ……」




ブルーは詳細を一切説明しなかったので彼女と不安と恐怖は払拭されなかった




このあと…



1 新しいモフモフで上機嫌のブルー
2 モフる所を見られており呼び出されるブルー
3 気弱なウマ娘がブルーと仲良くなったと話題に
4 ちゃんと許可を取ったのかネイチャに突っ込まれる
5 自由安価



下3

611: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/12(土) 19:42:14.89 ID:JLa3Aw+i0
1

612: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/12(土) 20:39:49.70 ID:2A2K7C0JO
その日のトレーニングでブルーは上機嫌だった。感情の起伏が大人しいブルーでも機嫌の良さが滲み出ている




ブルー(定期的にモフモフを摂取できるのも嬉しい)




これまでもウィズでモフモフを堪能していたが彼女は上級生なのでいつでもモフることはできない




それに比べて気弱なウマ娘は同級生なので休憩時間や移動教室などの隙にモフることができる




ブルー(明日から楽しみ)




いつでもモフれる環境を手に入れたとブルーはいつもよりトレーニングに力が入っていた

613: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/12(土) 20:47:10.72 ID:Tfcmbg1/O
翌日早朝、気弱なウマ娘がトイレに行くために廊下を歩いていた




起きるにはまだ早いのでトイレを済ませ二度寝しようと考えながら歩いていると向こうから誰かが走ってくる




ブルー「モフモフ!」




「ひいぃぃっ!?」




走ってきたブルーに思わず漏らしそうになるがなんとか堪えるがそんなことは関係なくブルーは好き放題モフる




ブルー「朝からモフモフはいい……」




「あの…」



せめて何をしているのか聞きたいが勇気が出ない。やがてブルーは満足するとトレーニングに向かう




ブルー「じゃあ行ってくるから」




「レースが…近いんですか……?」




なんとか口を開くことができたので質問をするが返ってきた答えは想像したものではなかった

614: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/12(土) 20:54:46.73 ID:e3SPQVVsO
ブルー「朝のトレーニングは毎日やってる」




「毎日…?」




ブルー「入学する前から。ここに来てから毎日」




そんなことあり得ないと反論したかったがブルーは走り去ってしまう




一度早朝トレーニングをやってみたがキツく二度とやりたいと思えなかったトレーニングをブルーは毎日やっているのだろうか




誰もが嘘だと言うしあのブルーが早朝トレーニングを継続できるはずがないと気弱なウマ娘は考えた




(でも……噂になるくらいだし…)




地元に大きな問題があるがブルーの実力は本物であることは彼女も知っている




(強さに関係のある行為……?)




彼女はブルーのことがよくわからない



1 気弱なウマ娘がキタルファに興味を示す
2 自分も強くなるかもとモフモフを受け入れる
3 やっぱり卑猥なことではないのかと恐怖増す
4 彼女へのモフモフがネイチャにバレる
5 自由安価


下3

617: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/12(土) 21:14:04.64 ID:o2fLMRg90
1

619: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/13(日) 00:09:32.63 ID:nMb+GBu40
ブルーのこともそうだが彼女が所属しているチームキタルファも新入生達に注目されていた




ウィズ、ブレーザーらがG1を勝利したことも原因だが一番の理由はよくブルーをコントロールできているなという部分だった




掃き溜め出身のブルーがトレーナーの指示に従うとは思えない。一体どんな手を使っているのか噂になった




ギリギリ合法な手段や数年後にはアウトなあれやこれをやっているに違いないというのが今のところ濃厚な説だ




まともなトレーニングをしているとは思えなかったキタルファが本当に早朝トレーニングをやっているのだろうか?




疑問に思った気弱なウマ娘は部屋に戻らずグラウンドに向かう

620: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/13(日) 00:20:42.97 ID:nMb+GBu40
「本当にやってる……」




グラウンドでやっていたトレーニングは普通のもので違法性のあるものは何も無い




ウィズ「もう一本!」



ブルー「よしっ」




それどころか早朝から熱量のあるトレーニングをやっていることに気弱なウマ娘は驚く




ネイチャ「うちのチームが気になっちゃう感じ?」



「ひっ!」



ネイチャ「早朝トレーニングはうちの名物だからね~ゆっくり見学してってよ」




気弱なウマ娘とブルーの関係など知らないネイチャは彼女は見学に来たウマ娘だと勘違いしているようだ




気弱なウマ娘は…



1 毎日早朝トレーニングをしているのか質問
2 ブルーをどう手懐けたのか質問
3 モフモフされていることを相談
4 チームに入れないか質問
5 自由安価


下3

623: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/13(日) 00:38:59.39 ID:9RVWLhq30
1

624: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/13(日) 00:58:11.16 ID:nMb+GBu40
「早朝トレーニングって毎日やってるんですか?」




ネイチャ「そだよ~」




「全員でですか?」




ネイチャ「基本はそうだね」




ブルーが毎日早朝トレーニングをしているとは信じられず気弱なウマ娘は唖然としている




ネイチャ「朝にトレーニングしてるから勝てるとは限らないんだけどさ。ウチはじっとしてられない子の集まりなんだよね」




早朝トレーニングは強制参加ではないが自然に全員が集まるのだとネイチャは言う




ネイチャ「興味があるならいつでも来てね~」




メンバーに入れるかどうかはわからないが話はいつでも聞きに来てと言い残しネイチャはトレーニングに戻る

625: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/13(日) 01:07:58.19 ID:nMb+GBu40
気弱なウマ娘が周りに聞いてみるとチームキタルファが早朝トレーニングを行っていたことは同級生達は知っていた




気弱なウマ娘は選抜レースで結果を出せずトレーナーはまだ居ない。自分なりに頑張っているが伸びている自覚もない




なぜ他の同級生がキタルファの早朝トレーニングを知っていたのかというと、その同級生達は早朝にトレーニングを行っていたからだ




ブルーはヤバイという噂は間違っておらず自分はその被害に遭っている。しかしトレーニングに関しては違った




自分はたった一回の早朝トレーニングで根をあげてしまったがブルーはそれを毎日続けている




気弱なウマ娘は自分の意識の低さをよりにもよってブルーという問題児に知らされることになった




このあと…



1 キタルファを訪れる気弱なウマ娘
2 落ち込んでしまい部屋から出られない気弱なウマ娘
3 勝手にシャンプーを替えるなと注意するブルー
4 そのモフモフはちゃんとしたモフモフなのかとベガ
5 モフモフのお礼にケシの葉の育て方を教えるブルー
6 自由安価



下3

628: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/13(日) 01:19:31.69 ID:eOVNSpcj0
1

630: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/13(日) 14:37:01.05 ID:sGcbziriO
授業が終わりトレーニングの時間になる。キタルファもまずはトレーナー室に集まりミーティングを行う




その最中、トレーナー室の度はがノックされ入ってきたのは気弱なウマ娘だった




「こんにちは…」




ブルー「モフモフが来た!」




「ひぃ」




トレーニング前のモフモフは脳に効くからとブルーは問答無用でモフり始めてしまう




恐怖に怯えながら気弱なウマ娘はこのチームに興味があるから話を聞きにきたと話す

631: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/13(日) 14:42:36.03 ID:VXfa2SP/O
トレーナー「君はトレーナーは居ないよね?」




「はい……」




この質問により気弱なウマ娘は選抜レースで結果を出せていないことがわかる




新入生が専属トレーナーと契約するのは稀でまずチームに所属し、それから自分に合ったトレーニングやトレーナーを探すパターンが多い




その為キタルファに入りたいのなら拒否はしないがトレーニングについてこれるかどうかは別だとトレーナーは言う




トレーナー「強制参加じゃないけど早朝トレーニングは毎日あるよ」




ブレーザー「アンタのこと見たことないけどついてこれるの?」




キタルファと同じように早朝トレーニングをしているウマ娘は何人もいるが気弱なウマ娘を見たことがないとブレーザーは指摘すふ




トレーナーは早朝トレーニングは強制じゃないからとフォローを入れる

632: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/13(日) 14:51:58.68 ID:Ffy2t5wCO
ウィズ「チームに入りたいとはまだ言ってませんよね?」




あくまで話を聞きにきたのだと気弱なウマ娘は言った。なら質問は無いかとトレーナーは優しく問いかける




「あの……」




震えながら指を指したのはモフっているブルー。今は話を聞きたいので彼女から離れるようネイチャが注意する




ブルー「じゃあまたあとで」




そこそこモフれていたのでブルーは大人しく気弱なウマ娘から離れる




気弱なウマ娘は…



1 ブルーをなんとかして欲しい
2 モフモフは何の隠語なのかと泣く
3 どんな手を使ってブルーを手懐けたのか
4 このチームは狂人の集まりなのか質問
5 チームが成立しているのか疑問
6 自由安価


下3

635: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/13(日) 15:19:49.20 ID:vru071WCo
2

636: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/13(日) 19:34:11.24 ID:nMb+GBu40
「私は一体なにをされているんでしょうか……」




気弱なウマ娘の言っていることがよくわからずキタルファのメンバーは困惑する




ブルー「モフモフしてるだけ」




「ぐす……うぇぇん……」




そんな中ブルーは自分はモフモフしていると口にしたところ気弱なウマ娘は泣き出してしまう




これは洒落にならないとウィズとタンホイザが気弱なウマ娘の方に、ネイチャがブルーの方につく




ネイチャ「同級生泣かせちゃってるけど?」




ブルー「なんで泣いてるんだろ」




本当に理解できないという顔をしているのを見たネイチャは育ちの違いによるものかと頭を抱える

637: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/13(日) 19:47:00.19 ID:nMb+GBu40
トレーナー「ねぇブルー。彼女から許可をとったんだよね?」




ブルー「もちろん」




トレーナー「モフモフが何かは説明した?」




ブルー「は……っ……してない…」




ネイチャ「それじゃーん!」



モフモフすることに夢中になってしまったので一切の説明をしていない。ブルーからの証言で彼女が泣いている理由が判明した




ネイチャ「あのさ、髪の毛を触られるってアレなんだから」




ブルー「あれ?」




ネイチャ「ああもう!   するくらい大事なことだっての!」




髪の毛を触らせるのは体の関係よりあとなのだとネイチャはヤケクソ気味に話す




そんな話は聞いたことがないとブルーはトレーナーに視線を向ける。しかしトレーナーはネイチャの意見を支持する




トレーナー「女の子にとって髪の毛って大事だからね」




ブルー「知らなかった…」



どうやら今回のことは自分だけが悪いのだとブルーは気付き始める

638: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/13(日) 20:10:01.32 ID:nMb+GBu40
ブルー「まだ泣いてる?」




ネイチャ「泣いてるっぽいよ~」




詳細を言わず髪の毛を好き放題モフられることは嫌であるし恐怖でしかない。それをしているのがブルーなら恐怖も増す




ウィズがモフモフを受け入れてくれたのは彼女の優しさがあったからだとネイチャから補足される




ブルー「これって呼び出してヤらせろって言ってたのと同じ?」




トレーナー「あの子はそう思ってたかもしれないね」




まだ泣いている気弱なウマ娘を気まずそうにブルーは見ている





このあと…



1 彼女へのモフモフはもう止めることに
2 大ごとになる前にチームに所属させようという話に
3 責任とって付き合って欲しいという話に
4 ブルーがイジメたと話が大きくなる
5 ブルーにモフモフ禁止令
6 自由安価


下3

641: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/13(日) 20:14:22.44 ID:+cnWg1aK0

642: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/13(日) 20:46:32.91 ID:nMb+GBu40
トレーナー(生徒会に目をつけられると大ごとになっちゃうな)




監督責任はトレーナーにあるので自分も巻き込まれてしまう。ブルーが悪くなければ庇うのだが今回はブルーが悪い




ならばチーム内でのいざこざということにすればいいのではないかとトレーナーは思いつく




チーム内で意見が食い違っての喧嘩はよくあること。今回のもそれの延長線上のものと解釈できなくもない





気弱なウマ娘がどこまでの実力があるか分からないがきっと彼女にとってプラスにはなる




そう判断したトレーナーは泣いている彼女にキタルファに加入しないかと持ちかける

643: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/13(日) 21:00:59.71 ID:nMb+GBu40
ウィズ「見えてる?これがモフるって行為だって」




「私はこんなことをされていたんですね…」




気弱なウマ娘の目の前でブルーはウィズの髪をモフり彼女は自分がされていた行為を確認する




卑猥な行為ではないことを安心し気弱なウマ娘はかなり安心した顔になる




ネイチャ「ごめんね~ウチのが迷惑かけちゃって」




「いえ…それより私がチームに入ってもいいんですか?」




トレーナー「もちろん歓迎するよ」




気弱なウマ娘はこのチームに参加できたということに気を取られているのでこれ以上話は大きくなることはなさそうだ




一先ず安心できるとトレーナーは彼女に早朝トレーニングはまだ参加しなくていいと伝える




翌日…



1 頑張って早朝トレーニングに参加する気弱なウマ娘
2 朝起きれなかった気弱なウマ娘
3 モフる目的で起こしにくるブルー
4 キタルファのトレーニングがハード過ぎて倒れる気弱なウマ娘
5 自由安価


下3

646: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/13(日) 21:09:42.95 ID:gVaoKnKY0
5
1+気弱ウマ娘の為にトレーナーが彼女の能力にあったトレーニングを考えて来てくれた、慣れるまではこのトレーニングを続けるよう伝える

647: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/13(日) 21:18:08.94 ID:nMb+GBu40
決して朝は得意ではない気弱なウマ娘だったが初日ということもあり頑張って早朝トレーニングに参加する




「おはようございます…」




ブルー「モフモフが来た!」




「んやぁ…」




彼女は眠いのか反応が鈍い。そんな様子を見てトレーナーは無理はしなくていいと伝える




トレーナー「君の為にトレーニングをちゃんと考えてあるから」




彼女の能力にあったトレーニングをトレーナーは考えていた。慣れるまではこのトレーニングを続けようと話す




新入生で上級生たちのトレーニングについてきているブルーがおかしいことはトレーナーもわかっている




まずは体作りが先なので基本的なトレーニングをひたすら続けていくことになる

648: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/13(日) 21:25:14.74 ID:nMb+GBu40
気弱なウマ娘は軽く走っているが眠そうにしており効率が良いとはとても言えない




ウィズ達と比べるとやっていないのと同じように思えるがこれが普通なのだとトレーナーは頷く




トレーナー(感覚がおかしくなる所だったよ)




気弱なウマ娘はあれで普通、一般の新入生と何も変わらない。殆どの新入生は入学してすぐに未勝利戦を勝てるようにはなっていない




トレーニングに対する姿勢や走り方、自分の強みを見つけていくのはまだまだ先のこと




入学して半年以内に所属チームが決まるだけでも褒められること。ブルーを基準にしてはいけないとトレーナーは意識を改める




この次は…



1 気弱なウマ娘がキタルファに入ったと噂に
2 気弱なウマ娘は感謝祭では裏方に
3 感謝祭の水着イベント判明
4 結果オーライでモフり放題のブルー
5 自由安価



下3

651: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/13(日) 21:44:29.14 ID:m9YwjKy30
3

653: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/13(日) 21:57:51.72 ID:nMb+GBu40
ある日、トレーナーが感謝祭での水着イベントの内容が決まったとブルー達に伝える




タンホイザ「なにをやりますか?」




トレーナー「ペイント弾の水鉄砲を使ったイベントだって」




ルール的にはサバゲーと同じだが複数回の被弾が許されており、被弾していきなり終了とはならない仕様だそうだ




ネイチャはサバゲーなんかやったことがないと言いタンホイザも勿論ないという




トレーナー「ブルーはしたことある?」




ブルー「したことはないけど見たことはある」




改造銃で校内のガラスが何枚も割れた話をするとネイチャはいつものかとため息をつく




トレーナー「それって誰も怪我しなかったの?」




ブルー「顔に当たった子は眼球が破裂してた」




タンホイザ「淡々と話すの怖ーっひえ~~!」




感謝祭のイベントなので勝ちにいくよりファンを楽しませようとトレーナーは三人に話す

654: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/13(日) 22:04:19.69 ID:nMb+GBu40
ブルー「勝つと商品はあるの?」




水着イベントで勝てば学園から商品は出るがそこまで高級なものではないと知らされる




なら本気にならなくてもいいかと考えたがネイチャが折角なら勝ちにいこうと言う




ネイチャ「ネイチャさんもやっとG1バになったんだし?ここでもイイとこ見せたいなって思うわけですよ」




水着チームのリーダーはネイチャなので指示に従うとブルーは言いタンホイザはネイチャの意見に賛成する




タンホイザ「イベントで勝ってG1にも勝つ!」




ブルー「なら私もそのつもりでやる」




イベントでの勝ちを次に繋げるきっかけにしようと三人は結託する

655: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/13(日) 22:14:39.97 ID:nMb+GBu40
感謝祭でのガチレースに出るウィズとブレーザーはレースに向け入念なミーティングを行っていた




ウィズ「前の私の勝ちは運が良かったのもあるの。今度は絶対に実力で勝つ!」




ブレーザー「うまくいけばトレーナーも出世するし」




自分たちの活躍に加えブルーという優秀な後輩もいる。勝ち星を挙げ続ければトレーナーの地位も上がっていく




自分の為でもあるがまず何よりもトレーナーの為に全力で頑張るとウィズは気合いが入っている




感謝祭は普段レースを見ない人達もやってくる。そんな人達の前でトレーナーのチームキタルファが活躍する所を見せつけたい




今回の感謝祭はチームをあげて勝ちに行くことが決まった




1 感謝祭間近で気弱なウマ娘のことに気付く
2 ブルーの水着が叡智過ぎると話題に
3 感謝祭のパンフレットにブルーがデカデカと
4 会議にて期待されているとトレーナーがプレッシャー
5 自由安価


下3

658: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/13(日) 22:22:11.36 ID:9RVWLhq30
5
4+プレッシャーを感じてるトレーナーにウィズが慰める、気弱ウマ娘も優しくしてくれたトレーナーを慰め、ウィズが気弱にトレーナーをどう思っているか問う

659: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/13(日) 23:10:46.93 ID:nMb+GBu40
職員会議にて感謝祭が近いのでそれに伴う注意事項などが話し合われた。その会議中、理事長はわざわざトレーナーを名指しで呼ぶ




理事長「期待っ!チームキタルファは精進せよ!」




他のトレーナーからも注目されトレーナーに緊張が走る。他のトレーナー達はウィズの活躍もあるがブルーが入ったことにより彼を注目していた




自分が期待されているということがかなりのプレッシャーになりその会議は顔が引き攣ったまま終わる




注目されることに慣れていないトレーナーは強烈なプレッシャーを抱えたままトレーナー室に向かう




メディアのインタビューとはまた違った種類の緊張はトレーナーにとって重いものだった

660: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/13(日) 23:31:40.17 ID:nMb+GBu40
ブルー「だからこんなことになってるのね」




ブルーがトレーナー室に入るとトレーナーがウィズに膝枕をされていた。なぜここでと困惑していたが理由を聞いて納得する




ネイチャ「理事長から直接言われちゃうとね~」




メンバー全員がトレーナーを慰めておりブルーもそれに参加することに




ブルー「いつもトレーニング付き合ってくれてありがとう」




トレーナー「うん……」




少しずつトレーナーの調子が戻ってきている。後もう一足だとウィズは気弱なウマ娘に促す




ウィズ「貴女もトレーナーに気持ちを伝えて下さい!」




「え、えっと」



気弱なウマ娘は…



1 逆にけなす
2 テンパってキスする
3 じゃあ好きですと言うとウィズ切れる
4 普通に感謝を伝える
5 自由安価


下3

663: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/13(日) 23:46:06.04 ID:Y1xP0iuB0
5 4+トレーナーとウィズの二人の優しさと仲睦まじさに素敵ですと目を輝かせ始め、二人を温かく見守る勢の一人になる

664: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/14(月) 00:00:53.51 ID:emnbcbHK0
「私なんかの為にトレーニングを考えてくれて感謝してます」




「それとトレーナーさんとウィズさんの二人の優しさと仲睦まじさが素敵です!」




トレーナー「ありがとう……」




メンバーの協力もありトレーナーは少しずつ元気になっていく。もう大丈夫だろうとウィズは判断しメンバーにお礼を言う




ブレーザー「トレーナーの世話になってるのは事実だし」




タンホイザ「困ったことがあったら私たちに言ってください!むんむんさせます!」




トレーナーはウィズが癒し続けるので残し、他のメンバーはトレーニングに向かう

665: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/14(月) 00:10:36.70 ID:emnbcbHK0
ブルー「みんなはいつ写真撮影したの」




トレーニングの合間にブルーがメンバーに話しかける。インタビューで写真を撮られることはあるがブルーの質問はそれとは違う




ネイチャ「ブルーは何の写真撮ったわけ?」




ブルー「感謝祭のパンフレットのやつ」




ブレーザー「アンタも選ばれたの?」



ウララ「ブルーちゃんすごーい!」




パンフレットに写真が載るのは普通じゃないとメンバーは驚く。そんな驚かれることだとブルーは考えていなかった




タンホイザ「どんな写真だと思ったの?」




ブルー「集合写真みたいに顔だけかなって」




部活紹介のようにメンバー全員の写真があるとブルーは考えていた

666: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/14(月) 00:15:19.70 ID:emnbcbHK0
タンホイザ「パンフに写真が載るのは凄いこと!すごーい!」




ネイチャ「はいネイチャさんは聞き逃しませんでした~」




ブレーザーはブルー〈も〉選ばれたのかと確かに言った。ならばとネイチャはブレーザーを追求する




ブレーザー「隠すつもりなんか無いって。私とウィズも撮ったから」




チームを代表するウマ娘としてウィズ、ブレーザーとブルーが選ばれていた




タンホイザ「G1勝ってないから選ばれなかったのかな…悲しみ~」




ネイチャ「ネイチャさんはG1勝ったんだけどなー」




どういう人選かは分からないがネイチャ、タンホイザ、ウララは残念ながら選ばれなかったようだ

667: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/14(月) 00:21:10.55 ID:emnbcbHK0
「ウィズさんとブレーザーさんが一番最初なんですよね?」




気弱なウマ娘はチームに入った順なのではないかと言う。それだとブルーはおかしいが別の理由がある




「ブルーさんは期待の新人ですから…」




ブルー「こういう時って認めた方がいい?」




ネイチャ「自覚あるんかーい」




ブレーザー(ブルーが世代の中心なんだっての)




パンフレットの試し刷りをしたものがそのうち送られてくるという



パンフレットは…


1 キタルファがかなり目立つ
2 水着イベントが押されている
3 ガチレースが押されている
4 特別ライブが押されている
5 ちゃっかりウララの写真もあった
6 自由安価



下3

670: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/14(月) 00:36:17.63 ID:Jdg/ZI4TO
1

672: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/14(月) 00:42:59.10 ID:emnbcbHK0
安価把握


気弱なウマ娘の名前とか見た目で何かあればどうぞ

673: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/14(月) 01:13:29.25 ID:+0wHw7kAo
もつー
ブルーのモフ眼鏡に適うので青毛のウェーブロング
何時もおどおどしてそうなので猫背気味で目立たないけどお胸も結構ある
みたいな

674: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/14(月) 09:25:34.05 ID:JFLQ17MX0
名前:プルメリア 由来:花のプルメリア(花言葉は内気な乙女、気品)
内気で眼鏡を掛けている芦毛ロング、胸は大きめで太ももも太くムチムチしている

675: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/14(月) 14:30:55.24 ID:PNK0ZkmbO
数日後に感謝祭のパンフレットが送られてきたのだがその出来にチームキタルファは驚く




感謝祭には他の有名なチームも参加するのでパンフレットには大きく写真付きで掲載されている




その中に混じってキタルファも大きく取り上げられており写真も思ったよりも大きかった




ウィズ「ブルーが新世代の顔だって書いてある!」




ブルー「見開きで1ページ使われてる」




ウィズとブレーザーの写真も大きいがチームキタルファで見開き1ページ使われていることに驚く




これはトレーナーも想定外だったようで変な汗をかいていた




「私のことも書いてある!?」




チーム全員のことが書いてある上につい最近チームに入った気弱なウマ娘のことさえ書かれている

676: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/14(月) 14:46:28.47 ID:JDqBscwSO
気弱なウマ娘には裏方に回ってもらうつもりだったがパンフレットに書かれた以上、表に出すしかない




トレーナー「特別ライブならどうかな?」




「今から振り付け覚えるのは無理ですぅ…!」




ウララ「そんなことないよ!一緒に踊ろー!」




気弱なウマ娘がなんとか参加できるのはライブくらいしかない。メインではなくバックダンサーならなんとかなるとトレーナーも説得する




ここまで目立つとは思わなかったものの変なイメージや地元のことを悪く書かれていなかったのでブルーは安心する




感謝祭まで…


1 気弱なウマ娘が頑張って振り付けを覚える
2 新入生で感謝祭に出るのが二人だけなので注目される
3 感謝祭のPR動画をキタルファで撮る
4 気弱なウマ娘は感謝祭でのインタビュアーをやることに
5 トレーナーのプレッシャー増し増し
6 自由安価



下3

679: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/14(月) 15:34:59.40 ID:omEfLU6R0
1

680: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/14(月) 19:31:33.22 ID:emnbcbHK0
ウララ「ワン、ツー、ワン、ツー!」




「はひ、はひ、ひっ!」




気弱なウマ娘の振り付けをウララが一緒になって練習している




バックダンサーなので振り付けは複雑ではないが普段授業でやるものよりは難しい




気弱なウマ娘はウララの指導もありなんとか振り付けを覚えていく




ウララ「ハイ、ハイ、ハイ!」



「ひっ、ひっ、ひぅ!」




飛び跳ねる振り付けがあるので気弱なウマ娘は振り付け通りに踊る。その際に上下に揺れるものがあった




ウィズとブルーも大きいが気弱なウマ娘は胸以外にも太腿もムチムチしている




ウララ(デジタルちゃんが言ってたせーへきの塊みたい!)




気弱なウマ娘はすぐにでも男性ファンができそうな体をしている

681: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/14(月) 19:41:38.71 ID:emnbcbHK0
「ふぇぇぇ…」



ブルー「苦労してるみたいね」




気弱なウマ娘をモフりながらブルーは彼女を労う。特別ライブは一曲ではないので中々難しいようだ




「なぜ皆さんはすぐに覚えられるんでしょうか……」




ウララは特別ライブの振り付けをすぐに覚えた。彼女だけでなくウィズ達もライブの振り付けはすぐに覚えられる




「ブルーさんも覚えられますよね?」




ブルー「モフモフ…」




「ブルーさん?」




ブルー「えっ?」




ブルーのダンスを覚える方法…



1 テレビ、スマホしてなかったら余裕
2 針で刺しながら覚える
3 地元で踊ってたので慣れてる
4 覚えるまで覚える
5 自由安価



下3

684: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/14(月) 20:13:14.22 ID:WRLUesnq0
5
3+4

685: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/14(月) 20:37:17.08 ID:emnbcbHK0
ブルー「地元で踊ってたから慣れてる」




「フリースタイルレースってライブはあるんですか?」




ブルー「レースとは関係ない」




体育の授業で踊っていたと聞きダンスの授業があったのかと納得しかけるがそうでは無いらしい




ブルー「球技ができなかったから踊るしかなかった」




「球技ができない……?」




ブルー「先生がリンチされるから」




「うわ…」




野球ならバットがありテニスならラケットがある。狂人に武器を与えるようなものなので一切の球技ができなかった




サッカーなら大丈夫かと思いきやゴールポストが校舎に突き刺さってしまったのでダンスしかできるものがなかった




真面目に踊っていたのはブルーだけだったがそのお陰でライブの振り付けを早く覚えられている

687: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/14(月) 20:48:31.07 ID:emnbcbHK0
ブルー「あとは覚えるまで覚えるだけ」




「え?」




ブルー「無理って言ってたらずっと無理」




モフモフを補給し終えたブルーはトレーニングに戻る。彼女のトレーニングへの姿勢はチームで一番といえる




まだ付き合いは浅いがブルーが弱音を吐いたりはじめから無理だと否定した言葉を聞いたことがない




育ちの悪さ故の価値観の違いは大きくあるがあの姿勢は参考にすべきだろう





「覚えるまで覚える……」




同級生であるブルーの姿勢や考え方に気弱なウマ娘は影響を受けていく




感謝祭前日…


1 キタルファ準備完了からの前夜祭
2 当日はサプライズで何かあるらしいと情報
3 生徒会がキタルファを視察
4 桐生院襲来
5 気弱なウマ娘の振り付けが間に合わない
6 自由安価


下3

690: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/14(月) 21:06:31.42 ID:TCVDnwiI0
6
トレーナーがプレッシャーを和らげる為にウィズの胸に顔を埋め甘えているのを発見してしまう

691: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/14(月) 21:37:10.54 ID:emnbcbHK0
明日の本番に備え早めに寝ようということになり今日は早めの解散となった




ブルー(忘れものした)




しかしブルーはトレーナー室に忘れ物がありそれを取りに寮から向かっている




トレーナー室の前まで来た時、中から音が聞こえてくるのがわかった。声からしてトレーナーはいることはわかった




だがそれだけではなくウィズの声も聞こえたのでもしやこれはと直感が光る




ブルー(お楽しみの最中かも)




万が一最中だと困るのでトレーナー室の裏に回り小窓から様子を確認する

692: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/14(月) 21:44:11.82 ID:emnbcbHK0
トレーナー「ああ~~……」




ウィズ「んふふふふ」




トレーナーはウィズの胸に顔を埋めて甘えていた。まだ最中では無さそうだとブルーは安心する




これなら中に入っても問題ないと思ったが恋人が仲良くしているところを邪魔するのはどうなのか




早く終わって欲しいと思いながらブルーは覗き見ているが終わる気配が訪れない




ブルー(トレーナーもストレス溜まってるから仕方ない)




ウィズの胸で癒されるのならいくらでも楽しんでもらいたい。だが自分はトレーナー室に用があるのだとブルーは若干イラつく




ブルーは…



1 早く寝たいのでトレーナー室に突入
2 早く終わらせてとゴムを投入
3 気弱なウマ娘がトレーナー室に入ってしまう
4 ブルーの覗き見にウィズが気付く
5 自由安価



下3

694: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/14(月) 21:54:54.33 ID:8AB+pOy40
5 ブルーに気づいてウィズが赤面しながらも忘れ物を渡してくれる
気を取り直して、明日は頑張ろうねとウィズ
それはそれでトレーナーはもうちょっと(健全な範囲で)イチャイチャしたいらしい

697: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/14(月) 22:19:03.56 ID:emnbcbHK0
ウィズ「……あっ!?」




ブルー「気付いた」




窓の外に居たブルーにウィズが気付く。行為が中止されたのを確認するとブルーはトレーナー室に入る




ブルー「ありがとう」




ウィズが赤面しながらも忘れ物を渡す。それはそれとして明日は頑張ろうとウィズは声をかける




ブルー「ありがとう」




ウィズも早く寝た方がいいとブルーは声をかけるがウィズは首を横に振る




ウィズ「もうちょっと……」




ブルー「ああ。ゴムいる?」




ウィズ「健全!!」




ただでさえ我慢しているのに誘惑するなとウィズはブルーをトレーナー室から追い出した

698: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/14(月) 22:38:00.99 ID:emnbcbHK0
忘れ物を回収できたので部屋に戻ったブルーはすぐさまベッドに横に入る




モブ「明日楽しみだ…あ、もう寝てる」




相部屋相手が明日の感謝祭について話そうとしたが既にブルーは寝ていた




残念そうにしたのは一瞬で彼女はすぐに誰かに連絡をとる




モブ「……はい。感謝祭の日程は…」




相手はトレセン学園の関係者ではないようで感謝祭のスケジュールを細かく確認する




モブ「じゃあ失礼します」




ブルーが眠りに落ちている間に波乱の種は撒かれていた




感謝祭にて…


1 ウララの出るライブ
2 ブルーの水着イベント
3 ウィズのガチレース
4 インタビュー受けるトレーナー
5 自由安価


下3

701: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/14(月) 22:42:35.10 ID:qgUcTkRJ0
3

702: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/14(月) 23:04:51.64 ID:emnbcbHK0
芝、マイルで行われる感謝祭でのガチレース。MCが場を盛り上げ観客のボルテージも上がっていく




ウィズ(トレーナーを有名にする!)




今回キタルファが感謝祭に選ばれたのはブルーが居たからで自分が活躍したからではないことはわかっている




おこぼれのようにもらったチャンスだがこれをモノにすれば毎年感謝祭に呼ばれるようなチームになれる




ウィズ(この前のG1より手強い相手が揃ってる。けど勝つ!)




感謝祭に出れるチームは人気と実力を兼ね備えたウマ娘ばかり。下手なG1より勝つことは難しい




それでもウィズは負ける気は一切なく全力でレースに挑む

703: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/14(月) 23:16:16.23 ID:emnbcbHK0
こちらはダート、マイルのレース会場。ブレーザーもレースに負けるつもりは無い




ブレーザー(ちゃんと通用するか試すのにいい機会)




自分に実力があることは知っていたが今まではゲート難のせいで実力を発揮できなかった




ゲート難を克服したあとのG1で勝利は掴めたが自分に実力があるのかまだ確証なない




見渡す限り全員有名ウマ娘で自分の力を試すにはこれ以上ない舞台となっている




ブレーザー(誰が相手でも逃げ切る)




ウィズとブレーザーのレースが始まる




レースの結果…



1 二人とも勝利
2 ウィズ勝利
3 ブレーザー勝利
4 二人とも敗北
5 自由安価


下3

706: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/14(月) 23:24:57.15 ID:ptGuDS2o0
そりゃ1よ

707: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/14(月) 23:36:28.72 ID:emnbcbHK0
ウィズ「ブレーザー!」



ブレーザー「そっちも勝ったんだ」




ガチレース後のライブは芝、ダート合同で行われる。センターが二人となる特殊なライブとなっている




センター二人をキタルファのウマ娘が踊るというこれ以上ない状況にウィズは喜びを爆発させる




ウィズ「これでトレーナーが有名になる!」



ブレーザー「なるかもね」




以前のウィズであれば今日のレースを勝つことは厳しかった。しかしブルーとのトレーニングによりかなり鍛えられていた




ブレーザーは自分に実力があると思っていたことが思い込みではなくちゃんと走れるのだと実証できたことが何よりも嬉しかった




ウィズ「私たちのライブでもっと夢中になってもらおう!」




ブレーザー「はいはい」




感謝祭のガチレースで同じチームのウマ娘が勝つこと自体が珍しく、大勢の観客がライブを見ていた

708: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/14(月) 23:42:53.55 ID:emnbcbHK0
ウララ「あーーーっ!ウィズちゃんとブレーザーちゃんが勝ってる!」




「ふぇぇ!あのメンバーにお二人は勝ったんですか!」




特別ライブの本番前、舞台裏からガチレース後のライブの様子がチラッと見える




センターで踊るウィズとブレーザーの姿を見たウララは二人が勝ったのだと飛び跳ねて喜ぶ




ウララ「いたっ!?」



飛び跳ねていたのが悪かったのか、ウララは着地の瞬間に軽く足を捻ってしまう




「大丈夫ですかウララさん!?」




ウララ「う、う~…なんとか……」




骨に異常は無さそうだが激しい動きはやめておいた方が良いだろう

709: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/14(月) 23:49:44.46 ID:emnbcbHK0
特別ライブに出ないというのも選択肢に入るがウララは絶対に出ると譲らない




ウララ「いいこと思いついた!」




ウララは自分のパートと気弱なウマ娘のパートを変わって欲しいと持ちかける





「無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理です!」





ウララ「私の振り付け見てたでしょ?きっとできるよ!」




首をぶんぶん振りながら無理だと言う気弱なウマ娘の意見など関係ないと言わんばかりに役割を入れ替えることをウララは決めてしまう




ウララ「バックダンサーならあんまり動かないから脚も大丈夫!」




「でででででで、でも!」




ウララ「はい衣装!こんなこともあろうかと作っておいたから!」




メインダンサー用の衣装を強引に渡し気弱なウマ娘が最前列で踊ることになってしまう




特別ライブは…


1 なんとか踊りきる
2 ライブ失敗
3 気弱なウマ娘を上手くフォロー
4 途中からウララもメインで踊る〈怪我は嘘)
5 バックダンサーウララ、脚が辛い
6 自由安価


下3

712: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/15(火) 00:06:57.09 ID:k7+kU7x00
6
3により見事踊り切り踊っている最中に揺れる胸や太腿により気弱に多くの男性ファンが付いた

713: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/15(火) 00:21:33.91 ID:WTe9UuUy0
「ひぃ~~ん!」



ウララ「そうそう!それで振り付け合ってるよ!」




ウララが上手くフォローしたお陰で特別ライブをなんとか乗り切ることができた




ファン「おいあれ…」



ファン「ムチムチの暴力やで」




大きな胸とムチムチ太ももに男性ファンはやられてしまう。デビュー前だというのに気弱なウマ娘には既にファンができた




「うまぴょい!うまぴょい!」




ファン「揺れとるで工藤!」



ファン「ぶるんぶるん!」




特別ライブもある意味大成功となった

714: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/15(火) 00:28:20.88 ID:WTe9UuUy0
ライブの音声が微かに聞こえてくるのは水着イベントの会場。ブルー、ネイチャ、タンホイザが出るイベントはまもなく始まる




ネイチャ「射撃はブルーに任せるから宜しく」




ブルー「エアガンと変わらないと思うから大丈夫」




タンホイザ「私たちは逃げ回ります!スタコラ~って!」




FPSでいうキルデスでポイントが加算、減点となるルール。ネイチャとタンホイザは逃げに徹するようだ




得点源はブルーになるのでいざという時はブルーの盾になるという作戦を決めイベントに挑む




水着イベントで…



1 ペイント弾の色が白で色々と察するブルー
2 キルデス以外にポイントがあることに気付くブルー
3 あってはならないポロリが…
4 勝ちに行ったのがキタルファだけなので勝ち
5 追い討ちがえげつないブルー
6 自由安価


下3

717: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/15(火) 00:36:11.37 ID:UmMTxaFC0
6
1+ウィズではないとはいえ自身の担当が周りからそういう目で見られるのはあまりいい気分はしないトレーナー

718: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/15(火) 00:41:17.76 ID:WTe9UuUy0
タンホイザ「やっちまいました~…」




開始早々にタンホイザが被弾してしまう。まだ始まったばかりだとフォローしようとブルーは彼女の方を見る




ブルー「う~わ」




ペイント弾に使われていたの色は白。しかもサラッとしたものではなく粘性のあるものだった




これはもうアレを意識しているのだと嫌でも分かる。タンホイザは顔にくらってしまっていたので…




ブルー「ぶっかけ…」




ネイチャ「はい言わせませ~~ん」




それ以上はいけないとネイチャはブルーの口を塞ぐ

719: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/15(火) 00:51:42.92 ID:WTe9UuUy0
トレーナー(やっぱりいい気はしないな)




恋人のウィズではないとはいえ自分の担当がそういう目で見られるのは嫌だと複雑な表情で見ている





男性ファンの盛り上がりはそれはもう凄いことになっているがいい気分にはなれない




ブルー(弾道が下がる)




ブルーは相手の顔を狙って撃つが弾道が下がり相手の胸に当たる。故障ではなくどうやらそういう仕様のようだ




胸に白いペイント弾という映像が欲しいのでわざわざそういう銃を用意したのだろう




ブルー(AVに出るよりマシかな)




地元では強制的にアダルトなものに出させられるということが普通にあったのでこれはまだマシだとブルーは気にしない




イベントは…



1 他のウマ娘がペイント弾に気付き躊躇したところをブルーが
2 ペイントまみれのブルーが見たいと集中狙い
3 被弾しまくったタンホイザが叡智過ぎて中断
4 ハーフタイム中ネイチャが抗議
5 自由安価



下3

722: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/15(火) 00:57:47.49 ID:veexU7pX0
3

723: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/15(火) 01:17:10.67 ID:WTe9UuUy0
ネイチャ「一時中断だって~」




ブルー「これからだったのに」




エアガンに慣れていたブルーはそこそこのポイントを稼いでいて上位を狙えるところまできていた




機材トラブルで中断ということらしいがネイチャは別の理由があるという




ネイチャ「うちのタンホイザ見てみ?」




タンホイザは逃げ方が悪く被弾が多かった。顔だけでなくもちろん胸にも被弾していた




胸で済めばまだいい。タンホイザは股間周りにも何発も被弾しており見た目はもうアダルトな動画にしか見えない




ブルー「ヤられた後にしか見えない」




ネイチャ「はぁ~あ、学園はなに考えてんだか」




このあとペイント弾はカラフルな色のものに変えられイベントは再開されたが、白濁したタンホイザを超える盛り上がりは無かった

724: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/15(火) 01:27:20.98 ID:WTe9UuUy0
メインイベントも終了し感謝祭は終わりに近付いておりファンに向けターフが開放されていたがそれももう終わろうとしていた




そんな時、レース場のメインビジョンにあるウマ娘の姿が映った




?「久しぶりだなクソルドルフ!!」




ファン達は何事かとビジョンに注目する。そこに映っていたウマ娘は誰も見たことがなく誰なのだと騒ぎになる




?「またお前を負けさせに来てやったぞ!」




騒ぎを聞きつけた新入生達はサプライズイベントはこれなのかと喜ぶが在校生達は顔が引き攣る




去年、ルドルフが無様に負けてしまったあのウマ娘の姿がビジョンに映し出されていた




この後…


1 ルドルフを守る為にウマ娘は強制連行
2 挑戦を受けるルドルフ
3 逃げるルドルフ
4 去年の映像が突然流れる
5 自由安価


下3

727: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/15(火) 01:39:34.15 ID:j+AT82av0
5
1警備員だけではなくエアグルーヴ、ナリタブライアン、ルドルフのトレーナーまで動く事に
ルドルフは大人の対応をしつつ2、だが理事長がそれを止める

729: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/15(火) 01:45:47.14 ID:WTe9UuUy0
安価把握



気弱なウマ娘のとかその他アイデアはいつでも募集中

733: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/15(火) 15:05:06.14 ID:WTe9UuUy0
エアグルーヴ「部外者は立ち入り禁止だ!」



?「おいおい今日はココ開放してんじゃねぇのか?」



ルドトレ「黙れお前は出禁だ!」




ナリブ「……」




騒ぎを聞きつけた生徒会メンバーとルドルフのトレーナーが「彼女」の所に慌ててやってくる




観客やファン達はどこまでがイベントでどこからがアクシデントなのか全くわかっていない




生徒会以外に警備員も登場し「彼女」を学園から追い出そうとしている

734: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/15(火) 15:13:07.72 ID:WTe9UuUy0
ルドルフ「なぜ行かせてくれない?」




理事長「わざわざ会長が出るものではない」




ルドルフ「リベンジのチャンスなんだ、行かせて欲しい」




理事長「却下っ!」




この騒ぎはルドルフにも届いており「彼女」の挑戦を受けるつもりでいたものの理事長が待ったをかけた




ルドルフにとって雪辱を晴らすにはこれ以上ないシチュエーションだが理事長はルドルフが勝つとは思えなかった




理事長(恥を晒すことは許されない)




以前の負けは理事長も見ており何回やってもルドルフは勝てないと確信している




よりにもよって感謝祭という日に学園の顔であるルドルフが負けてしまえばどれだけの損害が出るか想像もできない




ルドルフは…



1 理事長に反してターフへ
2 ターフに向かおうとするが学園側が力尽くで阻止
3 大人しく理事長の指示に従う
4 ビジョンで以前のレースが流れ、ルドルフのイメージ悪
5 自由安価



下3

735: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/15(火) 15:29:05.95 ID:vfi+rTCtO
5 ターフに出ようとするが、カイチョーが出るまでもないよ。ボクが相手になるとトウカイテイオー

736: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/15(火) 16:05:27.16 ID:MxsfoRwKo
>>735にそれではテイオーの背中に隠れたと喧伝するようなものだろうと、これまで見たことがない程マジな表情に怯んで道を譲りそうになるテイオー
その時観客席に密かにゴルシが仕掛けていた水爆弾が作動し、大混乱の最中連行される乱入者

737: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/15(火) 16:49:47.68 ID:DPvljWtB0
>>736
+5
混乱の中ブルーがトレーナーに会長は奴に勝てないのか?と聞く、トレーナーは全盛期のルドルフなら問題なかったと思うが今の彼女は脚にピークが来ているので無理だと答える

738: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/15(火) 17:06:37.59 ID:WTe9UuUy0
理事長の制止を振り切りルドルフはターフに出ようとする




テイオー「カイチョーが出るまでもないよ。ボクが相手になる!!」




テイオーが「彼女」の相手をすると自信満々でいる。前回の敗北は何かの間違いなので自分がそれを証明すると意気込む




ルドルフ「それではテイオーの背中に隠れたと喧伝するようなものだ。そこをどけ」




テイオーがこれまで見たことがない程の真剣な表情に怯んで道を譲りそうになる




理事長「力ずくでも止めろ!」




理事長がテイオーに向けそう叫んだ時、会場の方から爆発音が鳴り響いた

739: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/15(火) 17:17:40.40 ID:WTe9UuUy0
なんだなんだと騒ぎが大きくなる前にスピーカーからゴルシの声が大音量で響く




ゴルシ『ゴルシ様特製の水爆弾だー!』




水爆弾は一つではなくあちこちから爆発音が聞こえてくる。本当のサプライズはこれでさっきのは前座なのかと観客達は思い始める




?「な、おい!離せオラ!」




混乱の中「彼女」は警備員や生徒会により連行されていく。「彼女」がマイクで何かを言っても既にゴルシがジャックしている




これで一安心だと在校生やトレーナー達は胸を撫で下ろし、感謝祭はフィナーレに向かっていく





ブルー「会長は勝てないの?」



ブルーはトレーナーに会長は「彼女」に勝てないのかと質問する。トレーナーはこれが答えだと学園の方を指差す




トレーナー「ここまでしてルドルフを走らせなかったんだ」




それが答えなのだとトレーナーは寂しそうに言った




このあと…


1 「彼女」と久しぶりに会うブルー
2 「彼女」の内通者であるモブ、謹慎
3 良い機転だったと生徒会に褒められるゴルシ
4 学園に疑問を持つテイオー
5 黒い理事長
6 自由安価 


下3

742: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/15(火) 17:38:48.42 ID:NRIrRJpW0
3

743: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/15(火) 18:58:25.63 ID:WTe9UuUy0
エアグルーヴ「よくやったゴールドシップ」




ルドトレ「お陰で助かったぞ」




ゴルシのお陰で乱入者は水爆弾の前座であると観客は誤解してくれた。ゴルシが居なければどうなっていたかわからない




ナリブ「あそこまで読んでいたのか?」




ゴルシ「知らね~ゴルシちゃんは盛り上げたかっただけだし」




お礼を言われているゴルシはソファであぐらをかきながら面倒臭そうにエアグルーヴ達の話を聞いている

744: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/15(火) 19:07:57.45 ID:WTe9UuUy0
ゴルシ「次はもう庇えないからな」




エアグルーヴ「なにを言う!会長が負けるなどあり得ない!」




ゴルシ「去年のアレを忘れたのか~?」




ルドトレ「あんな不意打ちは負けじゃない!」




ゴルシ「不意打ちかどうかはお前らもわかってるだろ」




ゴルシの言うことになにも言い返すことは出来ず二人は黙り込む。それを見たゴルシはつまらなそうにそこから去る




ナリブ(ルドルフに依存しきった結果がこれだ)




最強のウマ娘にも衰えがあるということをエアグルーヴやルドトレは認めたくないようだった



このあと…


1 ナリブはルドルフと会う
2 ゴルシがキタルファを訪れる
3 感謝祭のフィナーレで去年のレースが流れる
4 内通者モブが「彼女」を助ける
5 自由安価


下3

747: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/15(火) 19:18:56.06 ID:vU4uhpGFo
2

749: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/15(火) 20:24:41.47 ID:WTe9UuUy0
ゴルシ「邪魔するぞーー」




ゴルシは感謝祭の出演者が休憩するための仮の控え室に来ていた。その中でもキタルファの控え室に突入してくる




何が起こったかわからず呆然とするトレーナーとウィズ達。気弱なウマ娘は椅子からひっくり返ってしまう




ゴルシ「お前だな」




ブルー「ブルーって呼んで」




指を指されたブルーはいつものように「名前」ではなくブルーで呼んでくれと言う




ゴルシ「ブルーはアイツと知り合いなんだろ?」




アイツ。今日の感謝祭に乱入し去年ルドルフに勝った「彼女」のことを言っている

750: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/15(火) 20:32:16.26 ID:WTe9UuUy0
ゴルシ「アイツは速いのか?」




ブルー「私は一度も勝てなかった」




ゴルシ「そりゃ適正が違うからだろ」




ブルー「適正が同じでも絶対に勝てない」




「彼女」の強さは誰よりも知っているとブルーは言う。だからこそルドルフに勝ったことはマグレではないと言い切れる




ゴルシ「なんでアイツはトレセンに来ないんだよ」




ブルー「彼女に集団行動は無理」




掃き溜めの女王として君臨することはできても一般社会のルールに馴染めないとブルーは言う




ゴルシ「そんなにヤバいのか?」




ゴルシは「彼女」のことをあまり知らないようだ



「彼女」は…



1 気に入らないウマ娘はリンチ
2 前科6犯
3 おやつ代わりに暴力
4 先生を全員ボコボコに
5 気に入らないウマ娘とその親を病院送り
6 自由安価



下3

751: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/15(火) 20:39:20.14 ID:GmmvmSbNo
6
負かした相手のウマ耳をかじるのが趣味

752: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/15(火) 20:50:39.31 ID:3j02ZdfK0
6 速く走ること『しか』興味ない
公式戦とかURAとか関係なく、速そうなウマ娘を見つければ道場破りめいたことしてでも挑む
でもまあ暴力とか法に触れることはしない程度の分別はあるから、それでも地元の中では比較的まとも

753: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/15(火) 20:52:03.93 ID:U4IDxWLq0
6>>751+>>752


756: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/15(火) 21:13:08.75 ID:WTe9UuUy0
ブルー「彼女は速く走ることしか興味がない」




ブルー「公式レースとかURAも関係ない。速そうなウマ娘が居たら誰にでも勝負を挑むの」




一つの団体に所属してしまうとその団体でのみの強さになる。「彼女」はそんなことは望まない




自分より速いウマ娘と走り続けるのが「彼女」のやりたいことらしい




「で、でも…暴力とかは……?」




ブルー「暴力は負かした相手のウマ耳をかじる程度だから」




ブルーが耳のメンコを取るとハッキリと噛まれた跡があった。ブルーは何度も負けているので傷のようになっている




ゴルシ「悪いことはしてねぇんだな?」




ブルー「それは他の子」




前科があったり暴力しか知らない同級生もいるがそれは「彼女」ではないとブルーは否定する

757: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/15(火) 21:33:16.86 ID:WTe9UuUy0
ゴルシ「話は通じるんだな?」




ブルー「私とは普通に話してた」




確認したいことが終わったのかそれならいいとゴルシは帰ろうとする




ブルー「彼女と走るの?」




ゴルシ「さぁな~」




ブルー「こっちから勝負を挑んでも無駄だと思う」




「彼女」は自分が認めた相手しか走らない。こちらから勝負を挑んでも意味がないだろうとブルーは言う




ゴルシ「そんなの知らねぇな」




一度の敗北ならルドルフが悪いで済むが「彼女」はわざわざ観客の前でルドルフを負けさせようとした




それは道理が通っていないだろうとゴルシは「彼女」に不快感を持っていた




ゴルシは…


1 「彼女」を探し当ててレース
2 学園に疑問を持つナリブ
3 ナリブと「彼女」のレースにゴルシ乱入
4 モブの手引きにより「彼女」は学園に侵入
5 自由安価


下3

760: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/15(火) 21:52:34.35 ID:2CgSkVJ70
5
2+ブライアン、ルドルフを見つけるルドルフがナリブに見苦しいとこを見せたなと謝る、ナリブは「自分でももう限界だと分かってるだろう」とルドルフに。
ルドルフは潮時かも知れない、今更引退も出来ないと悲しそうに遠くを見つめる

761: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/15(火) 22:32:42.43 ID:WTe9UuUy0
ナリブは以前から学園に疑問を持っていたが今回の感謝祭でそれが明確なものとなった




あからさまな水着イベントや必死にルドルフを庇う生徒会。今までの体制に限界が来ているのだ




ルドルフありきのトレセン学園となってしまいブランド力も年々低下していくばかり




あの露骨な水着イベントは新たなスポンサーや資金源を見つけるための策なのだろう




ウマ娘が性的に消費されることなど絶対に許せないと怒りを込めたままナリブは学園内を歩く





ナリブ「やっと見つけたぞ」




旧校舎の空き教室にポツンといたルドルフを見つける。彼女はナリブに見苦しいとこを見せてしまったと謝る




ナリブ「もう限界だと分かってるだろう」




ルドルフ「今更引退は出来ないさ」




ルドルフは悲しそうに窓から感謝祭が行われていたステージを見ている

762: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/15(火) 22:38:25.03 ID:WTe9UuUy0
ルドルフ「七冠を取ってしまったのだから当然だろう」




今の学園はルドルフの為にあると言ってもいい。彼女はそれだけのことを成し遂げた




ルドルフ「これは私のミスなんだ」




生徒会長に祭り上げられルドルフはその地位を気に入り学園の為に尽くしたがそれが間違いだった




ルドルフは学園なんかの為ではなく後輩に尽くすべきだった。それを怠ってしまい世代交代ができなくなってしまった




衰えたといってもルドルフの実力は本物でG1に出てもまだ勝つことはできるだろう




ルドルフ「速いだけでは足りない」




バクシンオーのように速さだけでいえばルドルフを越えるウマ娘は存在する。しかしそれだけでは足りない




ルドルフのように憧れの的になり学園を引っ張っていけるようなリーダーが居ない

763: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/15(火) 22:46:56.22 ID:WTe9UuUy0
ルドルフ「ここが踏ん張り所だ。ここを乗り越えさえすればトレセンは変わる」




ナリブ「乗り越えた先はあるのか」




ルドルフ「ブライアンが…」




ナリブ「私がお前の後釜に興味があると思うか?」




ルドルフ「……すまない」




リーダーシップのあるウマ娘が居たとしてもルドルフの七冠に並ぶか越えなければ生徒会長として認められないだろう




勝ち過ぎてしまったルドルフに並ぶウマ娘はあと数十年は出てこないかもしれない




それを待っていればトレセン学園は終わってしまう。ルドルフは自分が学園を終わらせてしまうかもしれないと恐怖を感じていた




ルドルフは…


1 学園の反対を押し切り引退を考えている
2 自分が会長を続けるしかない
3 姿を消すことを考えている
4 シンボリの誰かに会長を譲る
5 自由安価


下3

764: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/15(火) 23:32:56.83 ID:MxsfoRwKo
5 ウマ娘の残り全ての競走寿命と引き換えに潜在能力を引き出すツボを知っていると言われる笹針師、安心沢の師匠を探してでも「彼女」に打ち勝ち、「彼女」をトレセン学園に引き入れたいと考えている

766: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/16(水) 00:49:29.44 ID:PMXySJDa0
>>764

実馬のシンボリルドルフは笹針で不調を脱してたよな

769: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/16(水) 16:36:43.26 ID:kYCqEltmO
命と引き換えに潜在能力を引き出すツボを知っていると言われる笹針師が居る。ルドルフはその人物を探していた




ルドルフ(そろそろ現れる頃だろう)




安心沢「ワァ~~オ!」




ルドルフ「待て」




安心沢「見つかるのが早いっ!」




注意されても何度も不法侵入を繰り返す安心沢を見つけたルドルフは彼女を捕まえず話があると呼び止める




そして例のツボを知っているのは安心沢の師匠ではないのかとルドルフは質問をする

770: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/16(水) 16:47:19.53 ID:/wWHAwNlO
安心沢「師匠なら確かに知ってるでしょうけどオススメはできないわ~」




ルドルフ「覚悟の上だ」




何を言っても無駄だと安心沢は判断し師匠の場所を教えると地図を渡す




ルドルフ「ありがとう。学園への不法侵入はほどほどに頼む」




安心沢を注意することなくルドルフは地図に描かれた場所に向かって行く




安心沢「覚悟決まっちゃってるわねぇ」




師匠のツボは少しでも間違えれば命に関わるツボだが師匠なら失敗はないと安心沢は確信していた




安心沢「さぁて今日もブスッと一発!」




不審者はいつものように学園内をうろつき出す




このあと…



1 師匠を訪れるルドルフ
2 安心沢がブルーに会う
3 安心沢がタンホイザに会う
4 安心沢がウララに会う
5 自由安価


下3

773: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/16(水) 20:23:53.82 ID:DQz6tOm2O
3

774: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/16(水) 21:44:23.98 ID:ePzYkuTRO
タンホイザ「はっ!不審者を発見しました!」




安心沢「ワォ!ブスッといっちゃうわよ!」




タンホイザの前に現れた安心沢。タンホイザはすぐに通報しようとするが安心沢が待ったをかける




安心沢「アナタ、G1に勝ったことないわね!」




タンホイザ「ど、どうしてそれをーー!?」




安心沢「あたしには分かるのよ!」




G1に勝ちたくないかと安心沢をタンホイザを誘惑する。タンホイザはウィズ達が勝っているところを見て内心焦っていた

775: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/16(水) 21:47:23.26 ID:ePzYkuTRO
タンホイザ「本当に勝てるようになりますか!?」




安心沢「あたしに任せなさ~い!」




レースに勝てるツボをブスッとやればG1でも勝てるようになると安心沢は自信満々に言う




タンホイザ「興味はありますけどぉ~」




安心沢「失敗なんかしないわ!多分!」




不審者の言うことを信じるのかタンホイザは迷っている




タンホイザは…



1 ブスッとやってもらう
2 不審者は通報
3 ウララもやってきてまとめてブスッと
4 迷ってるうちに安心沢は去る
5 自由安価


下3

778: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/16(水) 23:10:13.23 ID:PMXySJDa0
5
「私の許可もなく止めてください、安心沢さん」と止めに入るトレーナー

779: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/17(木) 00:10:45.19 ID:ZM1fIX540
トレーナー「私の許可もなく止めてください安心沢さん」




安心沢「ヤバっ」




タンホイザとの間に割って入りトレーナーが止める。安心沢はウマ娘ではなくトレーナーに見つかってしまったと焦る




安心沢の存在はトレーナー間で情報共有されており見かけたら即通報するようにと警戒されていた




トレーナー「貴女の笹針は失敗することもあるんですよね?」




安心沢「たまーーーーにしか失敗しないわ!」




トレーナー「そのたまにが出たらとんでもないことになるんですよね?」




安心沢「滅多に失敗しないからあ~んしん!」




針が打ちたくて仕方ないのか安心沢はトレーナーに見つかったというのに全く引かない




トレーナーは…



1 安心沢を通報
2 ブスッとやってもらう
3 逆にブスッと
4 ブルーに対処してもらう
5 自由安価


下3

782: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/17(木) 00:38:02.90 ID:2CbzEqOV0
1

784: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/17(木) 20:00:18.04 ID:R+4ixx2XO
トレーナー「もしもしたづなさんですか?」




安心沢「ワォ!また会いましょう!」




たづなに通報されてしまった安心沢は逃げるしかないと二人の前から姿を消す




安心沢が消えタンホイザはホッとしたようで残念そうな表情を浮かべていた





トレーナー「あんなのに頼らなくても大丈夫」




必ずタンホイザを勝たせてみせると力強く答える。タンホイザはそれを聞きトレーナーを信じようと心に決めた




タンホイザ「次は勝ちます!むんむん!」




担当に不審者を頼ってみようと思われるようではまだまだだと気合いが入る

785: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/17(木) 20:05:12.79 ID:4a1epBhcO
その頃ルドルフは地図に示された場所へと辿り着いていた




幻のツボを知っている安心沢の師匠はどんな人物なのか想像もつかない。そもそも存在するのだろうか




地図通りに歩みを進めるとルドルフの心配を他所にそれらしい建物が見えてくる




ルドルフ(ここか)




人の気配があるのでちゃんと誰かは居るようだ




ルドルフは…



1 門前払い
2 ルドルフはまだ若いと断られる
3 ブスッと
4 覚悟があるかと問われる
5 自由安価



下3

788: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/17(木) 21:31:15.39 ID:8V3JInfN0
4

789: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/17(木) 23:24:27.39 ID:ZM1fIX540
ルドルフはすぐに安心沢の名前を出し師匠にツボをやって欲しいと要望を伝えた




ルドルフ「「彼女」を私の後継としたい」




「彼女」に打ち勝ちトレセン学園に引き込みたい。その為にツボをやって欲しいのだと力説する




自分なりに覚悟はあると師匠に伝えるのだがそれでも覚悟はあるのかと問われる




ルドルフ「私の命で済むなら安いものだ」




驕りがあった自分のせいで今の状況を招いている。自らの過ちは自分で決着をつける




ルドルフ「改過自新ということだ」




その覚悟を聞いた師匠はツボを突くことに決める




結果は…



1 大成功
2 成功
3 失敗
4 大失敗
5 既にツボは押されていた
6 自由安価

792: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/17(木) 23:54:06.67 ID:ooSb0hwC0
6 1+ルドルフのポテンシャルを呼び覚まし競争寿命がむしろ伸びる

793: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/18(金) 00:42:43.83 ID:k+rOcqJ30
ブスッと大成功




ルドルフ「おお……!力が湧いてくるようだ!」




結果は大成功でルドルフは以前と同じように走れるようになった。これで「彼女」に勝てると意気込んでいる




ルドルフ「礼を言う。これでまた私は走れる」




礼は受け取るがそれだけでいいと師匠は言う。命を削って能力を引き出すツボのことを広めたくないそうだ




このことは誰にも言わないと約束しルドルフは学園へと戻る




ルドルフ(待っていろすぐにでも決着をつけようじゃないか!)




深い衝撃を受けたあの走りでも今の自分であれば勝てる。ルドルフは絶対の自信を持っていた

794: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/18(金) 00:51:19.93 ID:k+rOcqJ30
その日の夜、自室に帰ってきたブルーは「彼女」の手引きをしたのがモブということを聞かされた




ブルー「どうして「彼女」に協力したの?」




モブ「私はちょっと学園が嫌いだから」




観客の前でルドルフが負ければざまあみろと笑えたのにと明るく話す




ブルー「それなら自分でやればいい。「彼女」を使うのは性格が悪い」




第三者を使って学園を陥れようとするのは道理が通っていないとブルーは指摘する




モブ「私がやろうとしてることは止めないんだ?」




ブルー「個人の自由だから」




疲れたから寝ると言いブルーはベッドに横になる。そんな彼女をモブは悔しそうな表情で見ていた




このあと…


1 「彼女」とルドルフの決闘
2 再び「彼女」が学園に
3 ブルーと「彼女」が再会
4 ルドルフのトレーニングを見て驚くルドトレ
5 自由安価


下3

797: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/18(金) 01:32:49.81 ID:nMQo5pss0
4

798: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/18(金) 19:12:48.38 ID:zmm567e70
ルドトレ(これは一体どういうことなんだ?)




久しぶりに本格的なトレーニングがしたいと言い出したルドルフに好きにしたらいいと興味が無さそうに答えた




力の衰えにはどうやっても抗えないことを知っているはずだろうとルドトレは彼女の走りに興味を無くしていた




彼女の権威を使えるだけ使い切るようにと学園の指示を受けている。彼の興味はそこにしか残っていなかった





出がらしのはずのルドルフの走り。残っているものは殆ど無かったはずであった




しかし目の前のルドルフは七冠を取った時のようなあの素晴らしい走りを見せていた





ルドトレ(なんだ?何が起こっている?)




終わったはずのルドルフがどうしたのかルドトレは狼狽えるばかりだった

799: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/18(金) 19:19:21.55 ID:zmm567e70
ルドルフ(あの時と同じかそれ以上の感覚だ。これなら「彼女」に勝てる)





このトレーニングで自分がどこまでできるのかを把握したルドルフは「彼女」に勝てると確信する





ルドルフ(私が彼女を超えている間に学園に引き込みたい)




「彼女」が学園に来てから自分が衰えてしまっては意味がない。なるべく早く彼女と戦わねばとルドルフは闘志を燃やす





ルドトレ(まさかドラッグ?そんなことをするとは思えないが)




ルドトレは合法的な手段を使って彼女がこうなったと思うことができず首を捻るばかりだった




ルドルフは…



1 「彼女」を探しにフリースタイルレースを訪れる
2 ブルーを頼る
3 学園にいるはずの「彼女」と繋がりのあるウマ娘を探す
4 自由安価


下3

802: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/18(金) 20:22:55.40 ID:xpTbpurDo
2

803: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/18(金) 22:21:28.67 ID:/RVvkLShO
ルドルフはキタルファのトレーナー室に来ていた。要があるのは「彼女」と関わりのあるブルー




ルドルフ「彼女の連絡先を知らないか?」




ブルー「知らない」




ブルーはスマホはあるがほぼ使っていない。そもそも「彼女」はスマホを持っていないという




ルドルフ「連絡の取れる端末がないと不便しないか?」




ブルー「地元であんなもの持ってたら奪われるだけ」




ルドルフ「…そうか」




ブルーと「彼女」の地元でスマホなどという高価なものを持って歩くのは自殺行為でしかない




元々「彼女」は自由なウマ娘なのでスマホがあったとしても連絡は返ってこないだろうとブルーは付け加える

804: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/18(金) 22:42:42.33 ID:MmlHx3piO
ブルー「彼女に会いたいのなら方法はある」




ウマ娘が集まる場所やイベントに現れるだろうとブルーは言う。「彼女」は常に強者を求め放浪している





今回の感謝祭のようなイベントには必ず顔を出す。なのでそういったイベントを訪れればいいと助言する





ブルー「イベントが無かったら開けばいい」




トレセンの名前を使ったイベントなら間違いなく効果はあるだろうとブルーは断言する




ブルーはもしイベントを開くのなら自分にも教えて欲しいとルドルフに要望を出した




このあと…



1 近くでイベントがある
2 学園の名前でイベントを開く
3 モブにスマホを返しに来る「彼女」
4 自由安価


下3

807: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/18(金) 23:12:22.07 ID:JrtClgSY0
2

808: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/19(土) 00:33:23.02 ID:5LL1TFCR0
ブルー「またイベントがあるみたい」




ブルーはモブに学園の近くでイベントがあると話をする。感謝祭から間も開けずイベントがあるのかとモブは疑問に思う




ブルー「感謝祭に来れなかった人の為のものだって」




小規模なイベントとしてミニライブなどが行われるという




ブルー「小規模だけど会長は来るって」




学園を代表してルドルフが出席するのできちんとしたイベントになるとブルーは補足する




モブ「もしもし……」




いつものようにブルーが寝たあと、モブはこのイベントのことをすぐに「彼女」に報告する

809: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/19(土) 00:42:38.05 ID:5LL1TFCR0
ルドルフ「これで彼女は来てくれるだろうか」




ブルー「うまぴょいうまぴょい」




ダンボールで作られたステージでブルーは踊っているが観客は一人もいない。このイベントとも呼べないものは「彼女」を呼ぶためだけのもの




場所はフリースタイルレースが行われる場所なのでレースはできる上にルドルフが来ている。この状況で「彼女」が来ないはずはないとブルーは踊りながら言う




ブルー「同室の子が「彼女」と繋がってるから大丈夫……すきだっち」




いつもより胸を揺らし「彼女」を誘うようにブルーは踊り続ける




「彼女」は…



1 来た
2 来なかった
3 ノリノリで来た
4 怪しんだモブが直前で止めた
5 自由安価



下3

810: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/19(土) 00:49:43.30 ID:ETs/ok1WO
5 ルドルフが復活したと聞いてのもあって、めちゃくちゃノリノリで来た

813: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/19(土) 10:35:24.78 ID:qKtanbFc0
「クソルドルフ!!」




ブルーの読みは当たっていたようで「彼女」がやって来る。今回は邪魔が入らなそうだと上機嫌でやってくる




ルドルフ「感謝祭の時はすまなかった。今日ここで勝負といこう」





「次は言い訳するんじゃねぇぞクソビッチ!」





口は悪いがルドルフ(強者)と走れることが嬉しいようで表情は明るく笑みも見える




ブルー「じゃあ私がゴール役で立ってる」




「ちゃんと立ってろよ売女……ぁ?」




一人で踊っていたブルーには目もくれずルドルフの所にやって来たのだが、ゴール役をやると言った彼女を見てブルーだと気付く




「彼女」の反応…



1 久しぶりの再会を喜ぶ
2 胸をぶん殴る
3 殴りかかって避けるブルー
4 先にレースだとブルーを後回し
5 ブルーが見届けるならとやる気アップ
6 自由安価


下3

816: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/19(土) 11:30:07.80 ID:6tyNf3u30
2
たまには過激な安価も

817: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/19(土) 13:42:32.01 ID:TDRZIYXNO
ブルーの存在に気付いた「彼女」は突然ブルーの胸を殴る。自分の目の前で暴力は止めろと間に入ろうとする




しかし「彼女」はそれ以上殴ることはなく逆にお返しだとブルーが彼女の髪をモフる




「お前は相変わらずだな」




どうやらこれが二人の挨拶のようなものだったらしく険悪な雰囲気とはならなかった




それどころか「彼女」はブルーの活躍を知っておりその躍動を喜んでいた




「本当に短距離しか適正無いのか?」




ブルー「マイルも無理」




「短距離なんかガキが走るヤツだろ!」




ブルーの背中をバンバン叩いているがその顔は嬉しそうだった

818: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/19(土) 13:48:27.11 ID:eO5KfmfSO
ブルー「驚いたんだけどスマホ持ってたのね」




「コレ持ってねぇと情報集められねぇんだよ」




ブルー「ああ」




地元に居た時は先輩やケシの葉の商売相手から強いウマ娘の情報を得ていたがそれも限界が来た





まだ使いこなせてはいないが強いウマ娘を探すのに苦労はしないと「彼女」は言う




ブルー「スマホ代はいつもの?」




「ケシはどこでも売れるからな」




ブルー「もしもの時の為に私も育ててる」




ルドルフ(ケシ?まさかな、聞き間違いだろう)




ブルーとの会話がひと段落したところで「彼女」は改めてルドルフとレースを求める

819: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/19(土) 13:54:51.94 ID:oLZXaJzcO
「おいクソ女!さっさと用意しろ!」




ルドルフ「もう準備は終わっている、楽しみだ」




(確かに前の時とは違うな)




ルドルフの雰囲気が違っていることに「彼女」は気付き楽しいレースになると顔がニヤける




ルドルフ(苦戦を想像し笑うか。ますます欲しいぞ)




「彼女」に勝ちトレセンに連れて帰るとルドルフも笑う




レースは…


1 ルドルフの勝ち
2 「彼女」の勝ち
3 ほぼ同着
4 ルドルフ圧勝
5 「彼女」圧勝
6 自由安価 


下3

822: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/19(土) 14:16:55.89 ID:dMeZo/NY0
3

824: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/19(土) 14:26:45.03 ID:cICIMBWXO
「どうだァ!」



ルドルフ「かなり際どかったな」




レースの結果はほぼ同着。写真判定のないフリースタイルレースではゴール役が着順を決める




「贔屓すんなよブルー!」




ブルー「贔屓するなら貴女の方だから大丈夫」




ルドルフ「どちらが一着だったか聞かせてもらおうか」




ブルーは二人に明確な差はなかったと答える。差があったとしてもハナより小さいと言い切った




ブルー「だから同着。貴女も勝ち切った感覚はなかったでしょ」




「チッ、確かにな」



もし勝ちだと言われてもきっと納得しなかっただろうとブルーの言うことに「彼女」は頷く

825: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/19(土) 14:32:14.73 ID:qO8zfw46O
次はまた学園でやろうと言い残し「彼女」は去ろうとした所をルドルフが引き留める




ルドルフ「君にとっていい話がある。トレセン学園に来ないか?」




「行くわけないだろクソビッチ。腰振るのはバカの前だけにしとけ」




ルドルフ「君は強者を求めているのだろう」




「お前らにあてがわれた獲物なんか興味ねぇ」




ルドルフ「自分で探すのならそれでいい。ただ「トレセン学園」というブランドは君にとってプラスだ」




「それはお前らの都合だろうが」




ルドルフは「彼女」をトレセンに誘うがいい返事が返ってこない




下3 ルドルフの誘い文句や条件

826: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/19(土) 15:15:07.15 ID:ERWuFWNpo
私の後釜を学園は大金とメンツをかけて探している
情報を提供するトレセン学園の卒業生は全国にいる
お前が情報を見つけた時にはもうスカウトが終わる頃だろうな

827: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/19(土) 15:52:21.93 ID:s4ObfUYPo
トレセン学園を利用する程度の度量すらなかったか
すまない
見込み違いだったようだ
忘れてくれ

829: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/19(土) 18:19:14.28 ID:qKtanbFc0
ルドルフ「トレセン学園を利用する程度の度量すらなかったようだな」




「なんだとゴラァ!!」




これまで冷たくあしらっていた「彼女」はこの一言で態度を変えた




ルドルフ「優秀なウマ娘のスカウトの為に情報を提供する卒業生は全国にいる。君が情報を見つけた時にはもう遅いだろう」





「ふざけやがって!」




ルドルフ「どうやら見込み違いだったようだ、今の話は忘れてくれ」




ルドルフは背を向け「彼女」から離れていくが逃すまいと「彼女」はルドルフに飛び蹴りをお見舞いする




「な!?」




ルドルフ「ふっ」




しかし受け流されてしまいルドルフには大したダメージは無かった

830: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/19(土) 18:25:39.64 ID:qKtanbFc0
ルドルフ「喧嘩は否定しないが脚を使うとは意識が低いな」




強者を常に求めているのなら腕が千切れても脚は守るべきだとルドルフは正論を口にする




「ここまでバカにしといて覚悟はできてんだろうな?」




爆発寸前となっている「彼女」にルドルフの声は届いていないようだった




ブルー「会長って喧嘩できるの?」




ルドルフ「どうかな」




殴りかかってくる「彼女」に対しルドルフは逃げる様子はない




このあと…



1 喧嘩でも決着つかず
2 ブルーの不意打ちにより「彼女」気絶
3 ルドルフボコボコ
4 「彼女」ボコボコ
5 仲裁に入ったブルーに流れ弾、気絶
6 自由安価


下3

832: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/19(土) 19:18:44.33 ID:ERWuFWNpo
6 たづなさん介入

835: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/19(土) 20:49:37.34 ID:qKtanbFc0
たづな「なにをしてるんですか?」




「彼女」の拳はルドルフに当たる前にたづなの手に当たる。部外者はどけと彼女は怒鳴る





邪魔をするならお前からだと「彼女」は先にたづなを片付けようとするが拳が全く動かない




(なんだコイツ!?)




地元でやっていくには喧嘩が強いことが最低条件だった。ほぼ無敗の「彼女」は目の前の緑色の女に力で勝てていない




これは何かの間違いだと信じたかったがたづなは徐々に「彼女」の拳を持つ手に力を入れていく




「が……ぁ…っ!!」




たづな「うふふふ」




たづなは涼しい顔をしながらどんどん力を強めていき「彼女」は脂汗をかきはじめる

836: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/19(土) 20:54:37.60 ID:qKtanbFc0
「こ、の…オレ……が…!」




たづな「おいたはいけませんよ」




「は……ぁ…っ!!」




拳が砕ける限界まで力を強めると「彼女」は膝から崩れ落ちてしまう。息は荒くなんとか意識を保っている




「テメェ……!」




ルドルフ「結果的に卑怯な手を使うことになって申し訳ない」




一旦冷静になって話をしようとルドルフは「彼女」を学園に案内する




学園で…



1 暴れる「彼女」
2 話を聞くもずっと不機嫌な「彼女」
3 「彼女」の編入は認めないと学園側
4 ブルーのお陰で落ち着く「彼女」
5 自由安価


下3

839: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/19(土) 22:00:35.59 ID:s8sAvgRM0
4

840: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/19(土) 22:48:43.05 ID:xVDvgShdO
ブルー「たづなさんは人外なの。形を保っていただけマシな方」




「マジかよ…」




たづなを使ったことは卑怯だが彼女にしては珍しく手加減してくれたのは幸運だった




過去には不良グループを一人で殲滅したことがあるたづなが出てきた時点で仕方なかったとブルーは冷静に語る




ブルー「首を折られなくて良かった」




「確かにな」




ブルーと話しているうちに「彼女」はすっかり落ち着きを取り戻していた

841: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/19(土) 22:54:09.88 ID:XCi+NW2fO
ここは生徒会室。普段はルドルフが使っている場所に「彼女」とブルーは案内されていた




ルドルフ「先程はたづなさんの力を借りてしまってすまなかった」




「チッ」




揉め事を起こしてしまえば学園への編入は厳しいと判断しこの手を使ったのだとルドルフは詫びる




ルドルフ「改めて言わせてもらうが君に学園に来て欲しい」




「……」



先程と違いすぐには否定しない。迷っているのか肯定も否定もしようとしない




ブルー「私は来て欲しい。また一緒に走れるから」




「彼女」とまた併走がしたいとブルーはルドルフの意見に寄る




「彼女」は…


1 学園に来る
2 保留
3 断る
4 待遇次第だと返事
5 自由安価


下3

844: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/19(土) 23:23:23.60 ID:8eF+DJyEO
3

845: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/19(土) 23:43:54.56 ID:5LL1TFCR0
「断る。こんな上品なのは体が受け付けねぇ」




自分はこれからも今のスタイルを貫くとルドルフの誘いを断るが全くの未練は無いわけではなさそうだ




入学金やその他学園での生活で発生する金はケシでなんとかなるがそもそもこの学園が嫌だという




ルドルフ「ここが上品だからといって無理に合わせる必要はない。上っ面だけ変えればいい」




レースに対してはむしろ今のままでいいと「彼女」を更に勧誘するが首を縦に振らない




ルドルフ「どうしてもダメか?」




「しつこいぞ」




この手は使いたくなかったがとため息をつきルドルフはブルーの方を向く

846: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/19(土) 23:48:00.93 ID:5LL1TFCR0
ルドルフ「君の部屋とトレーナー室のロッカーで何を育てている?」




ブルー「ケシだけど」




ルドルフ「この件を警察に言えばどうなると思う?」




「テメェ!!」




自分ではなく友人を脅すのは筋が通っていないと再び「彼女」は激昂する




ルドルフ「それくらい私も必死なんだ。君はこの学園に必要なウマ娘なんだ」




「テメェの都合ばっかり言ってんじゃねぇぞ!」




ブルー「ケシって育てちゃダメなの……?」




別の意味で動揺しているブルーを挟みルドルフと「彼女」はまたいがみあってしまう




喧嘩になるかと思いきやルドルフは「彼女」に向かって頭を下げる

847: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/19(土) 23:51:32.75 ID:5LL1TFCR0
ルドルフ「これは私のワガママだ。自由な君を学園という檻に閉じ込めようとしている」




ルドルフ「君の速さは本物だ、例えトレセンに所属していなくともさまざまな猛者と戦えるだろう」




ルドルフ「それでも、私は君にここに来て欲しいんだ」




入学手続きやその他全てのことをルドルフが請け負うので学園に来て欲しい




「彼女」からすれば破格の条件であるがトレセンに縛られてしまうデメリットは大きい




「彼女」の選択は…



下3コンマ
奇数 入る、偶数 断る
ゾロ目は出たら考える

850: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/20(日) 00:09:15.58 ID:ecV3myTP0

851: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/20(日) 00:44:31.26 ID:0akCKivb0
「なにを言われても返事は変わらねぇよ」




ブルーに何かあったらタダじゃおかないと言い残し「彼女」は生徒会室から出て行った




ルドルフ「ダメ、か」




心底残念そうな顔で「彼女」が出て行った扉を見ていた。彼女には全ての人を惹きつけるような魅力があった




彼女は自分に代わるどころかそれ以上の逸材だったのにとルドルフの悔しさは増していく




ブルー「あの……?」




狼狽えていたブルーには気にしなくていいと言い半ば追い出す形で生徒会室から去ってもらった

852: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/20(日) 00:59:13.81 ID:0akCKivb0
(やっぱりここは上品なヤツの集まりだな)




トレセン学園に来れるウマ娘の殆どは生まれながらにして持っている




持っているのは金だけでなくものや存在だけでない。生まれただけで勝ち組なウマ娘がここには集まっている




「彼女」がこれまで得たものは全て自分の手で勝ち取ったもの。誰かに恵まれて手に入ったものはない




そんな「彼女」からすればトレセン学園は気に入らなくて当然と言えるだろう




(まあたまにはブルーの様子は見にきてやるか)




ブルーに会えたことは嬉しかったので定期的に学園には来ようと「彼女」は決める



このあと…


1 諦めきれないルドルフ
2 ケシのことをキタルファから責められるブルー
3 うっかり捕まる「彼女」。思わずトレセンを頼る
4 たづなさんがキタルファを訪問
5 自由安価


下3

855: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/20(日) 01:37:05.27 ID:M68QkTF+0
3

856: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/20(日) 15:13:10.48 ID:1PvSqaQ5O
とある留置所の面会室。ルドルフはあるウマ娘に呼ばれそこに来ていた





ルドルフ「私を頼るとは余程の緊急事態ということだな?」




「ああ…」




普通であれば弁護士や親を呼ぶ場面で「彼女」はルドルフを呼んだ




ルドルフ「一体なにがあった?」




「冴えないオッサンがいたからケシを売ってやろうと思ったらよ…ポリ公だったんだよ……」




警察相手にケシを売ろうとしては言い訳のしようがない。気付いた時には逃げることもできず「彼女」は逮捕されてしまった

857: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/20(日) 15:28:00.85 ID:kg8IQBY4O
ルドルフ「私にどうして欲しい?」




「ん…いや……」




トレセン学園に行かないと返事をした直後のことなので「彼女」は気まずそうにしている




ルドルフ「学園の力を使えば君をここから出せる」




「マジか?」




理事長がきな臭いことはルドルフも知ってるので、こんな時に利用しなければ意味がないとルドルフは言う




ルドルフ「言い訳のしようはいくらでもあるからな」




「ここから出してくれるんなら嬉しいけどよ…」




「彼女」にしては歯切れが悪そうにしている



このあと…



1 ブルーも捕まったので一人も二人も変わらないとルドルフ
2 ここから出す代わりに学園に来ること
3 特に見返りは求めないとルドルフ
4 ケシ以外に何もないかと確認
5 自由安価


下3

860: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/20(日) 16:03:25.17 ID:JJLXi8St0
3

861: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/20(日) 16:20:28.79 ID:g+KsPtArO
ルドルフ「特にこちらから見返りは求めない」




「なんだと?」




助ける見返りとしてトレセン学園への編入を出してくるだろうと「彼女」は考えていた




しかしルドルフは何も見返りを求めず「彼女」をここから出すと言っている





ルドルフ「あとはこちらに任せておけばいい」




それから数日後、ルドルフの言葉通り「彼女」は自由の身となった




「あの野郎……」




素直に見返りを求めてくれた方が良かったと「彼女」の中にルドルフは強く残った

862: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/20(日) 16:30:29.59 ID:SuejHZtXO
ネイチャ「あのさぁ…」




ブルー「だって……」




トレーナー「一歩間違ったらブルーも捕まってたんだよ?」




ブルー「そんなの知らなかったから…」




ルドルフの捜索によりブルーのケシ栽培をキタルファのメンバーも知ることとなった




ウララと気弱なウマ娘は何か植物を育てている程度の認識だった。それくらい自然と栽培していた




ネイチャ「専用の照明まで用意してアウト過ぎるんですけど」




ブルー「こうしないと育たないから」




ネイチャ「そもそも育てるなって言ってるんですけど?」




ルドルフが警察には知らせないと言ってくれなければブルーは捕まっていただろう




このあと…


1 ウィズブチ切れ
2 パニくる気弱なウマ娘
3 同室のキングにケシを分けてあげてたウララ
4 ケシに興味あるタンホイザ
5 一人冷静なブレーザー
6 自由安価


下3

863: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/20(日) 16:40:47.94 ID:b8ZnXACio
6
ネイチャウィズで他にやべーの持ち込んだりしてないかお部屋チェック

864: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/20(日) 18:53:12.52 ID:j8DzLeTqo
>>863+種の仕入れルートや育て方、精製法を知っているのか、誰から教えてもらったのか、それらとはまだ関係が続いているのか問いただすトレーナー

865: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/20(日) 20:21:18.17 ID:M68QkTF+0
>>864
+トレーナーが「ブルーの地元の普通や常識を否定するつもりはない、けどこっちで生活する以上こちら側の常識に合わせなければ大変な事になる」とブルーに言う

866: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/20(日) 21:16:13.35 ID:0akCKivb0
トレーナー「種はどこから仕入れたの?」




ブルー「自然に生えてる」




トレーナー「そうだね。でもね、警察は自然に生えてるのを見つけたら通報して欲しいんだって」




ブルー「知らなかった……」




トレーナー「育て方はどうして知ってるの?」




ブルー「地元じゃみんな育ててるから…」




トレーナー「精製の仕方は知ってるの?」




ブルー「精製……?」




トレーナー「ケシのまま売ってたんだね。誰に?」




ブルー「それは……あの…知らない人……」




トレーナー「具体的に教えて?」




ブルー「女の子を買ってるおじさんとかに売ってる……」




最初はブルーはなぜ責められているかわからなかったが、トレーナーの表情から事態の深刻さを理解する

867: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/20(日) 21:31:31.75 ID:0akCKivb0
トレーナー「君の地元の普通や常識を否定するつもりはないけど、こちら側の常識に合わせなければ大変な事になるんだ」




ブルー「ごめんなさい…」




トレーナー「謝らなくていいよ、これから知っていけばいいからね」




突き放すのではなく一つ一つ覚えていこうとブルーに歩み寄る




トレーナー「これからはお小遣い稼ぎで知らないおじさんに会うのは止めてね」




ブルー「はい…」




悪い子ではないので言えばわかってくれる。彼女をうまくコントロールするのも自分の仕事だとトレーナーは覚悟を決める

868: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/20(日) 21:35:55.88 ID:0akCKivb0
ネイチャ「お部屋チェックの時間で~す」




ウィズ「お願いだから何も出てこないで…」




その頃ネイチャとウィズは他にも何かあるのではとブルーの部屋を訪れていた




ネイチャ「どこにも鍵はかけてないって。無防備なんだかなんなんだか…」




ケシの件もそうだがブルーに悪気は一切ないので隠そうとすることがない




ウィズ「怖い……」




ネイチャ「覚悟決めるしかないでしょ~」




ブルーの部屋には…


1 何もなかった
2 そこそこあった
3 結構あった
4 ヤバいくらいあった
5 気絶するくらいヤバい
6 自由安価


下3

 

872: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/20(日) 23:38:27.69 ID:0akCKivb0
ウィズ「これは?」



ネイチャ「多分違法な乾燥キノコだね~」




ウィズ「これは…?」




ネイチャ「ヤシとは違う葉っぱだね~」




ブルーは地元で得た知識を活かし自然に生えているものの中でその手の需要かあるものを所持していた




悪意がないとはいえ細かく仕分けされておりブルーのことを知らなければ一発でアウトだと思うだろう




ネイチャ「ブルーって付き合ってる子いないよね?」




ウィズ「居ないはずです」




ネイチャ「それなのにこんなのが出てくるってことは…」




ブルーの部屋からは植物以外にもアダルトグッズまで出てきてしまった

873: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/20(日) 23:52:15.30 ID:0akCKivb0
ネイチャ「自分で楽しむためならネイチャさん文句は言いませんけど」




ウィズ「きっと違う…」




ブルーにモフられていたウィズは彼女の触り方にいやらしさを全く感じたことがなかった




なのでブルーは性的なことに興味があるとはいえない。しかし彼女は現にこうやって玩具を持っていた




ネイチャ「考えたくないこと言っていい?」




ブルーは売春の知識があり地元でやっていた可能性がある。売春にも種類があり本番をしないものもあるらしい




コレを使ってブルーは中年男性と会っていたのではないか。ネイチャの仮説を聞きウィズは涙を流し出す




ウィズ「ブルーは何も悪くないのに…!!」




生まれた場所が違うだけでこうも違ってしまうのかとウィズは深い悲しみを覚える




このあと…


1 危ないものは全て処分
2 チームをあげてブルーを更生
3 ビビり散らす気弱なウマ娘
4 危ないものは「彼女」に引き取ってもらう
5 自由安価


下3

876: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/21(月) 00:50:12.39 ID:E8FMh6mg0
4

878: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/21(月) 10:13:35.07 ID:pxvcHY2k0
トレーナー「君が「彼女」だね?」




「お前がブルーのトレーナーだな」




ブルーと「彼女」は連絡先を交換していた。ブルーから聞いた連絡先を頼りにトレーナーは「彼女」を呼び出した




ブルーの部屋から見つかった危ないものは「彼女」に渡せば適切に処分してくれるだろうと考えた結果だった




「これ全部『処分』だな?」




トレーナー「そうしてもらいたいんだ」




売り払うのではなく『処分』に拘ったのはブルーを思ってのこと。「彼女」はその思いをちゃんと受け取る




「『処分』じゃなくて好きしろって言ってたら殺してたぞ」



トレーナー「ブルーのことを考えたらそんなことは言えないよ」




その言葉に満足したのか「彼女」はトレーナーを敵視することはなくなった

879: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/21(月) 10:23:28.54 ID:pxvcHY2k0
「ブルーに綺麗ごとは言うなよ」




トレーナー「わかってる。彼女に悪気はない」




ブルーが地元で生きていくにはああするしかなかったのだとトレーナーは十分理解している




なので必要以上にブルーを責めることはしないと「彼女」に約束する




「言っとくがブルーはまだ処女だ。いざという時に売れって言ってあるからな」




トレーナー「でも男の人とは会ってはいたんだよね」




「それがオレ達の常識なんだよ」




「彼女」はブルーのことを気にしているようだ



ブルーの様子は…


1 かなり落ち込んでる
2 いつも通り
3 謹慎と聞いて「彼女」ブチ切れ
4 トレセン入学金の為にブルーは…
5 ブツは「彼女」に渡ったと聞いて安心
6 地元との常識の違いを意識して苦しむブルー
7 自由安価


下3

881: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/21(月) 11:30:08.79 ID:vl09//3ho
両手にウィズ気弱ちゃんでモフ接種することにより2

883: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/21(月) 12:42:11.11 ID:ZquolqaKO
キタルファのトレーナー室ではブルーか右手でウィズ、左手で気弱なウマ娘をモフっていた




ブルー「これはこれは良いモフモフですな…」




タンホイザ「専門家みたいなこと言ってる?」




ケシやキノコが非常識なものであったと知りブルーは一時かなり落ち込むがモフモフによって平常を維持していた




「いつもより激しいですぅ…」




ウィズ(私で良かったらいくらでも使っていい)




本来なら犯罪でモフモフ程度で機嫌を直すのは不謹慎だがブルーには罪の意識が無い




チームメンバーに迷惑をかけてしまったり悲しませてしまったといことでブルーは落ち込んでいた

884: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/21(月) 12:51:22.08 ID:iej7V1FdO
ブレーザー「結局どうするの?」




ネイチャ「本とかドラマも考えたけどやっぱりフィクションだからさ」




ブルーへ常識を教えるにはどうするのが最適なのか。ネイチャが出した答えはブルーとの対話だった




もし喧嘩になったらしてもいいのはやり返すことくらい。ブルーの地元のように相手の骨を折るのは普通ではない




違法植物は育ててはいけないがブルーは何が違法か分からない。彼女にとってケシはパンジーと同じなのだ




どんな種類の地雷が埋まっているかわからないが一つずつ掘り起こしていき解除していく




気の遠くなる作業だがブルーの為にキタルファはその道を選んだ




このあと…


1 ブルーの常識にドン引き
2 ブルーをG1に出せるか不安になる
3 ケシの件は本当に大丈夫かルドルフに確認
4 トレーナーが「彼女」を連れて帰ってくる
5 自由安価


下3

885: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/21(月) 13:47:56.29 ID:GeUsIoEyO
放課後にトレーナーが一般常識の座学を行う事になる

888: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/21(月) 16:40:49.35 ID:pxvcHY2k0
トレーナー「それじゃあ授業を始めます」




ブルー「宜しくお願いします」




放課後、トレーニングが始まるまでの時間でトレーナーによる一般教養の授業を受けることになった




ネイチャ達による会話だけではなく、彼女らが話しにくい内容もトレーナーなら責任持って教えられるという判断だった





ブルーが譲れないのはモフモフのみ。それ以外はちゃんと教えられたことを守るということなので更生に期待ができる




下3
授業の内容や教えたこと

890: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/21(月) 18:52:29.99 ID:b/h27lhCo
ドラッグを使ったウマ娘の転落模様を描く警察作成の教育ドラマを見せる

892: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/21(月) 20:35:36.70 ID:pxvcHY2k0
まずは初回ということで一番恐ろしいであろうドラッグについて学ぶことになった





ドラッグを使ってしまったウマ娘の転落模様を描く警察作成の教育ドラマをブルーは見る




内容は小学生のような子ども向けではなくケシがドラッグの元になるという説明のある本格的なものだった




ドラッグを使ってしまったウマ娘のことだけでなくドラッグが原因で実際に起こった事件も紹介されていた




普通の高校生が見れば既に知っていることの連続でつまらない映像だがブルーにとっては新鮮なものだった




ブルーは最初から最後までその映像を集中して見ていた

893: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/21(月) 20:41:20.90 ID:pxvcHY2k0
ブルー「私はとんでもないことをしてたの?」




ケシと違法薬物の区別がついていなかったブルーはことの重大さに今更ながら気付く




あくまで使う方が悪いのだとトレーナーは念を押すがブルーにも責任はあると伝える




トレーナー「これからはもう二度と関わらなければそれでいいんだ」




ブルー「本当に?」




当然そんなことで許されるわけがないがブルーの為にトレーナーはそうだと肯定する




トレーナー(ケシは売るものだと思ってたのは幸いかな)




ブルーの地元では以外にも薬物を常習している同級生は少なかった。もちろん多少は使用していたが生きる為に金を稼ぐ必要があった




なのでブルーも「彼女」も自分で使用することはなく育て売り払うだけだった

894: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/21(月) 20:53:14.48 ID:pxvcHY2k0
ブルーがやっていた違法植物類は全て処分し二度とやらないと誓ったものの別の問題が発生していた





ケシやキノコなどで稼いでいた金はなんと学園に授業料や食堂代に充てていたのだ




両親からの支援は期待できず学園にかかる費用をどうするのかという大きな問題が出てきてしまった




ブルーの成績ならば特待生として来年以降、金のことは考えなくて良い可能性が高い




だが今年の分はどうにもならずこのままではブルーは退学しかない




トレーナー(彼女に黙ってこっちで用意するしかないかな)




常識のないブルーならばいくらでも言い訳でもできる。途中から突然授業料のことは気にしなくなってもいいと言っても信じるだろう




ブルーほどの原石の為なら貯金を崩す覚悟はあるとトレーナーは考える




ブルーの金は…

1 トレーナーが黙って出す
2 ブルーは気付き退学は仕方ない
3 一旦辞めて来年度に特待生として編入を考える
4 ブルー、黙っておじさんと…
5 「彼女」がルドルフと交渉
6 自由安価


下3

897: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/21(月) 22:09:41.52 ID:4fTd/h8L0
6
1+トレーナーがお金を出してくれた事に気付き恩を返す為にいつもの倍トレーニングを頑張りG1優勝を目指すブルー

898: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/21(月) 22:22:45.30 ID:dPsJgvbPO
ブルー「もう支払われてる?」




毎月納めていた授業料について学生課で交渉できないかブルーが訪ねてみると既に今月分は支払われていたことが判明する




親ではないことは確実なので他に誰がいるのかとブルーは考える




ブルー(会長がなんとかしてくれた?)




ケシのことを黙っていてくれたルドルフならどうにかできるのではないかとブルーは想像した




しかし学生課にいつ支払いが行われたのかを聞くとルドルフでないことがわかる




ブルー(私達が授業中に支払いに行ける人……トレーナーしかいない)




ブルーはトレーナーが金を肩代わりしてくれたことに気付く

899: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/21(月) 22:29:29.34 ID:vLJxdgUtO
それからブルーはいつもの倍近いトレーニングに励むようになった




倍は流石にやりすぎで体を壊すとトレーナーに止められたのでできる限りのトレーニングを行うようになった




ブルー(私にできることは勝つこと)




トレーナーへの恩返しの為、ブルーはG1を獲る為にひたすらトレーニングに励む




トレーナー(あの様子だと気付いちゃったかなぁ)




ブルーの態度と走りを見たトレーナーは自分が金を出したことを彼女が知ったと悟る




彼女は勝利という形でそれに応えようとしてくている。下手なことは言わずトレーナーはブルーを鍛え上げる




このあと…


1 ブルーの勝負服完成
2 休養日もトレーニングで怒られるブルー
3 トレーニングに全てを注ぎ込み成績下がる
4 自分を追い込みすぎるブルー
5 自由安価


下3

902: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/21(月) 22:46:22.97 ID:qfLlYF6u0
1

903: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/21(月) 23:14:40.98 ID:KTJ86Vhe0
ブルーのG1が迫る中、トレーナーが幼馴染の為にデザインしていた勝負服がブルー仕様になって完成した





デザインはそのままに白と青が使われたまさに『ブルー』の勝負服だった




ブルー(これを着てG1に勝つことが私にできること)




トレーナーの幼馴染の為でありトレーナーへの恩返しの為。ブルーには勝つ理由がある




トレーナー「良かったら着て走ってみない?」




衣装に慣れておく必要があるので早速今日から着てみようとトレーナーは提案する

904: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/21(月) 23:19:15.33 ID:KTJ86Vhe0
ウララ「みんな勝負服だ~!」





タンホイザ「たまにはこういうのもいいっしょ?」




折角なのでとこの日のキタルファのメンバーは勝負服を着てトレーニングをすることに




ウィズ達芝を走る組とブレーザーとウララのダート組、それぞれで併走を行う




「はわぁ…」




気弱なウマ娘はまだ勝負服どころか未勝利戦も勝っていないので今日はサポートに回る




メンバーの勝負服を見た気弱なウマ娘はこれが勝負服なのだと感動しているようだった


905: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/21(月) 23:24:30.61 ID:KTJ86Vhe0
ウィズ(ブルーはもう私を超えたかもしれない)




ネイチャ(才能があってこんなに努力してちゃ勝てませんってね)




タンホイザ(むん!むん!走り方を参考に!)




トレーナー「位置について…」




ブルー「私は勝つ」




ブルーは新入生とは思えない速度で成長を重ねていく




このあと…


1 ブルーのG1
2 ウララのG1
3 タンホイザのG1
4 気弱なウマ娘の未勝利戦
5 自由安価


下3

908: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/21(月) 23:55:01.82 ID:g76Y8duI0
4

912: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/22(火) 10:34:43.90 ID:+0Pb/Y8L0
今日は気弱なウマ娘、プルメリアが未勝利戦を走る




この時期になると同級生たちも未勝利戦で勝ち始めるので、実力を試すにはいい機会になっている




トレーナー「勝つことも大事だけど自分の走りをしよう」




プルメリア「ひゃい!」




プルメリアは緊急しまくっておりコンディションは良くない。そんな彼女を見たトレーナーは自分よ走りを掴もうとアドバイスする




プルメリア(私なりに頑張ってきたんです!)




一人で走っていた時とは違い一緒にトレーニングをしてきたキタルファのメンバーとトレーナーがいる。そのことが彼女に自信を持たせていた




プルメリアの適正


1 ステイヤー
2 マイラー
3 短距離特化
4 オールマイティ(距離)
5 ダート
6 超オールマイティ(ダート、距離)
7 自由安価


下3

915: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/22(火) 12:45:16.79 ID:7ysjiBj7O
2

916: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/22(火) 13:35:01.94 ID:+0Pb/Y8L0
プルメリアの適正は短距離から中距離。長距離はスタミナが足りないので無理という判断になった




本人は中距離が無難だと思っていたがトレーナーの経験から彼女はマイルのみで勝負しても良いと判断した




トレーナー(彼女はマイラーの素質があると思う)





調整で短距離や中距離を走れるマイラーは強いのが定番。プルメリアはその素質があるとトレーナーは考えている




気弱な性格を考慮して作戦は逃げを想定していた。しかし彼女のムチムチの太ももを見たトレーナーは考えを改める




逃げが得意のブレーザーとは脚の質が違う。差しで走るブルーよりもパワーは伸びる




そこでプルメリアは追込みで今回の未勝利戦を走ることになった

917: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/22(火) 13:39:28.59 ID:+0Pb/Y8L0
追込みで走るのは難しいが経験を積めば大丈夫だとトレーナーはアドバイスをしていた




トレーナー(例え負けてもいい。どこで仕掛けるかを見失わないで欲しいんだ)




相変わらずプルメリアは緊張していたがチームに入る前、一人で走っていた時に比べると落ち着いていた




プルメリア(できる!練習でやったことをレースでもやる!)




体の震えは止まらないがやる気だけは落ちていない




レース結果…


1 勝利
2 敗北
3 圧勝
4 惨敗
5 敗北も何かを掴む
6 自由安価


下3

920: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/22(火) 13:53:30.35 ID:k18F5wAY0
1

921: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/22(火) 14:26:17.85 ID:+0Pb/Y8L0
レース結果は見事にプルメリアが一着となった。仕掛けるタイミングはバッチリで本来以上の実力が出せた




プルメリア「私が勝ったんですか!?」




無我夢中で走っていたプルメリアは自分が勝ったことすら気付いていなかった




トレーナーは走りのことだけを考えていたのでそれで間違っていないと彼女を褒める




トレーナー「負けたらどうしようとか余計なことを考えてなかったのは素晴らしいね」




プルメリア「あ……」




以前の自分はレースに集中できていなかったとプルメリアは自覚する。トレーナー達のお陰でレースに集中できるようになっていた





G3はまだ早いのでOPやPreOPに出ながら様子を見ていこうとプルメリアに今後の予定を話す




しかしプルメリアは勝ったことが嬉しくトレーナーの話は半分も聞いていなかった

922: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/22(火) 14:35:07.18 ID:+0Pb/Y8L0
トレーナー「取材依頼ですか?」




ブルーのG1が近付くある日、理事長からトレーナーにメディアから取材依頼があったと伝えられる




感謝祭の時のパンフレットにチーム方針などあらかた喋ったとトレーナーは言う




しかしメディアは映像として欲しいのだと理事長はトレーナーに取材を受けるよう言い続ける




トレーナー「せめてブルーのG1が終わるまで待ってくれませんか?」




理事長「却下っ!」




メディアと適切な関係を築くのもトレーナーの仕事だと理事長は強引にインタビューを引き受けてしまう




トレーナー(チームの取材じゃなくて『トレーナー』としての取材だから大丈夫かな)




トレーナーはブルーをメディアの前に出すのは控えたいと考えている。過去のことで何かあっては取り返しのつかないことになる




今回は自分への取材ということなので平気だろうと判断した




取材は…


1 真面目で面白みがなかった
2 パンフレットの情報をそのまま喋る
3 ガッツリチームのことを聞かれる
4 恋愛系の記事でウィズのことを聞かれる
5 ダート専門誌でブレーザーのことを聞かれる
6 自由安価


下3

924: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/22(火) 15:40:16.42 ID:bed3tqaPO
6 最近のG1勝利と感謝祭勝利を受けて、所属ウマ娘の急成長について訊かれる

926: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/22(火) 19:10:24.95 ID:tzIxiqQa0
トレーナー(うーんなるほど。パンフレットの内容とは違った角度の質問が多い)




チームの方針と目標などは感謝祭のパンフレットに書いてありインタビュアーはそれをきちんと読んできている




今回の取材ではチームのG1勝利と感謝祭でのガチレースの勝利。トレーナー所属ウマ娘の急成長について訊かれている




インタビュアー「何か秘訣があるんじゃないですか?」




トレーナー「そうですね……」




キタルファは特殊なトレーニングや訓練は行わず基本的なトレーニングが多い




その上で各自の距離、作戦に対応したトレーニングを行っているがトレーナーだけの特別なトレーニングは無い




それを聞いてもインタビュアーは何か隠しているだろうと同じような質問を再びトレーナーに投げる




トレーナー(本当に基本的なことをやってるんだけどな)




映像のメインになるような部分を欲しがっているのがわかったトレーナーは早朝トレーニングのことを話す

927: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/22(火) 19:14:16.22 ID:tzIxiqQa0
インタビュアー「早朝トレーニングは素晴らしいですね!週に何回ほどやられてるんですか?」




トレーナー「基本は毎日ですね」




インタビュアー「毎日……?」




もちろん休養日はあるがそれ以外は毎日早朝トレーニングを行なっていると話すとインタビュアーの顔色が変わる




インタビュアー「毎日だなんて大変じゃないですか?」




トレーナー「慣れるまでは大変ですけど、慣れてしまえばそんなことはありません」




インタビュアーは本当に毎日やっているのか疑問に思っているようだった。早朝トレーニングくらいどこもやっているだろうとトレーナーは不思議がる

928: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/22(火) 19:22:37.65 ID:tzIxiqQa0
トレーナー「今年に入った新入生二人のうち一人は早朝トレーニングをやっていた所をスカウトしたんです」




インタビュアー「それはブルーさんですか?」




トレーナー「ええ。彼女は入学式より前、寮に来た日からトレーニングをやってました」




彼の「トレーナー」としての腕は平均といえる。これまで早朝トレーニングを行なっていたというのにウィズ達の結果は出ていなかった




それがブルーという努力の才能が加わったことによりトレーニングの質が全て上がった




質の高いトレーニングを他のチームの倍行っているキタルファ。それが最近の成績に表れている




トレーナーはブルーのお陰だと理解しているがこのインタビューがどう編集されるかは映像を見てみなくてはわからない




取材した映像は…


1 練習量が多少大袈裟に紹介される
2 スパルタ系トレーナーと紹介
3 変人トレーナーと比較され常識人扱い
4普通なのにイケメントレーナーと紹介
5 インタビュー映像でウィズが常に見切れており恐怖
6 自由安価


下3

931: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/22(火) 19:51:04.94 ID:JpZW3uL60
6
綺麗な美系イケメンスパルタトレーナーだと紹介されている+5。トレーナーの話題はそれくらいで後は>>929

932: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/22(火) 20:01:11.15 ID:tzIxiqQa0
トレーナー「いま見たのは何なんだったんだろう……」




先日の取材からどんな映像が出来上がるのかトレーナーは確認の為にテレビを見た




自分のことはスパルタ系の美形イケメントレーナーとして紹介されたのは予想外で困惑する




しかしそれより困惑というより恐怖だったのがウィズ。トレーナーがインタビューを受けている間ずっと後ろで見切れていたのだ




インタビュアーが女性だったからなのか。彼女の表情は笑っておらずじっと真顔でトレーナーを見続けていた




まばたきすらせずトレーナーを見続けていたウィズは一部のマニアの間で心霊映像として出回った

933: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/22(火) 20:10:32.75 ID:tzIxiqQa0
それよりも衝撃だったのは同じ日に取材されていたゴルシとゴルシトレーナーのインタビューだった




ドーナツの芯をくり抜いたと思ったら土星にワープしており更に体の横半分が地面に埋まっていた




また、階段を登っている最中に後ろを向いたかと思えば幅跳びを繰り返し超加速のち壁を貫通




CGかと疑いたくなるような映像の連続でトレーナーの頭は混乱するばかりだった



更にゴルシの横に立つゴルシトレは女性用のスーツを着て彼女と同じ奇行をしていたのだがこれはおかしい




トレーナー(ゴルシトレさんは男の人だったのに。なにあれ?)




映像でもゴルシトレが男子トイレに入っていく様子が写っていたが見た目は完璧に女性だった




美系というわけではなかったはずのゴルシトレが女装して壁を貫通する。何一つ理解できずトレーナーは混乱するばかりだった



このあと…



1 壁からゴルシトレ
2 ゴルシに絡まれるブルー
3 ブルーを勧誘するゴルシトレ
4 真顔のウィズがトレーナーの後ろに
5 自由安価


下3

936: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/22(火) 20:46:11.94 ID:bed3tqaPO
5 ブルーがゴルシ&ゴルシトレに絡まれて、ウィズとトレーナーの後ろに隠れる
ブルーを守る二人に、ゴルシとゴルシトレも和んでほのぼのとした空気に

937: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/22(火) 21:47:30.69 ID:KtK78zFOO
ゴルシ「お~い待てよぉ」




ゴルシトレ「待ってくれてもいいでしょう?」




ブルー「絶対待たない」




ゴルシとゴルシトレに絡まれていたブルーは二人から逃げ回っていた。ほぼ初対面の二人にブルーの防衛本能が働いた




ブルー(この二人はまともじゃない)




自分もまともでないことを最近勉強しているブルーがこの二人はやばいと逃げていた




やがて二人は驚きの末脚を見せブルーに迫ってきたのでブルーはたまらずトレーナー室へと逃げ込む

938: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/22(火) 21:52:16.39 ID:Jrz4Fqe6O
ブルー「あとはお願い」




トレーナー「なにが?」




ウィズ「ゴールドシップさんとゴルシトレさん?」




トレーナーと彼に会いに来ていたウィズの後ろにブルーは隠れる。事情は分からないがお願いされては仕方ないとブルーを守る




トレーナー「ブルーが何かしたの?」




ゴルシ「これってアレじゃね?」




ゴルシトレ「ブレーメン的なやつね。和むわ~」




さっきまでの勢いは急に無くなり二人の目は温かいものを見る目になっていた



二人の目的…


1 ブルーの勧誘
2 冥王星を惑星に復活
3 マックイーンへの生贄
4 布団乾燥機と引き換えにやって欲しいことが
5 自由安価


下3

941: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/22(火) 22:06:40.55 ID:QSNJpnvA0
5
自分達のチーム、チーム『シリウス』にブルーを勧誘しに来たゴルシトレ

942: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/22(火) 23:18:19.60 ID:oC0ghizS0
ゴルシトレ「私達はこの子をチーム『シリウス』に勧誘しに来たのよ」




チームシリウスといえばG1常連のウマ娘が集いトレセン学園でもトップクラスのチーム




そのチームがブルーを欲しがっているというのは彼女は本物だという証拠でもある




トップクラスのチームが他のチームから優秀なウマ娘を勧誘することはあることはある




トレーナー「ブルーは渡したくありません」




ブルーという存在の大きさを誰よりも知っているトレーナーはブルーの移籍は認めないとハッキリ断る




ゴルシトレ「まぁまぁ話しを聞きなさいよ」




なにもブルーが優秀だから引き抜くのではないとゴルシトレは笑顔で話す

943: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/22(火) 23:24:45.88 ID:oC0ghizS0
ゴルシトレ「私達は凱旋門を狙ってるのよ」




これまでも何人ものウマ娘が夢を見てきた凱旋門賞。日本のウマ娘でその栄冠を取った者はいない




今年度からその凱旋門賞に全ての距離とダートのレースが開催されることが決まったのは大きなニュースになった




チームシリウスはその凱旋門賞に本気で勝ちに行くことを決め、そのメンバーを集めているのだ




ブルー「私じゃなくてバクシンオーがいる」




話を聞いていたブルーはそれなら自分ではなくバクシンオーにすべきだと最もな意見を言う




ゴルシトレ「私達は貴女が欲しいのよ」




完全な移籍ではなく凱旋門賞を目指すチームにブルーが参加して欲しいという勧誘のようだ



ブルーは…


1 断る
2 受ける
3 凱旋門はキタルファで目指す
4 凱旋門に興味がない
5 自由安価


下3

946: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/22(火) 23:33:02.48 ID:aRRd/HE30
3

947: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/23(水) 00:04:46.36 ID:qjfhucgt0
ブルー「そっちには行かない。凱旋門はキタルファで目指すから」




ゴルシトレ「あらそうなの?じゃあ仕方ないわね」




そっちのチームで凱旋門を目指すなら仕方ないとゴルシトレはあっさり引き下がる




しかしブルーが口にした台詞を聞きウィズはおかしくなる




ウィズ「がいせんもん?きたるふぁでがいせんもん?」




ゴルシ「おーいコイツバグってんぞ」




まさか自分が凱旋門という頂を目指すなど思ってもいないウィズはは異常で無くなる




トレーナー(初耳なんだけど)




もちろんトレーナーもそんなことは聞いておらず自分が口にしたこともない

948: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/23(水) 00:14:40.81 ID:qjfhucgt0
しかしここで否定してしまえばブルーはシリウスで凱旋門を目指すことになってしまう




トレーナー(ここは乗るしかないか)




トレーナーはブルーの言っていることは本当でキタルファも凱旋門を目指していると宣言する




ゴルシトレ「じゃ私達はライバルってことね」




同じ舞台で戦えるのならそれが一番だとゴルシトレは納得して帰ろうとする




ゴルシ「ここ1ドット隙間あるぜ」




ゴルシトレ「しゃがみスライドからの高速ジャンプね」




二人は壁に向かって走ったと思うと壁にめり込み貫通していった




キタルファは…



1 トレーナーが正気か疑うネイチャ
2 おかしくなるタンホイザ
3 前向きなブレーザー
4 気絶するプルメリア
5 よくわかっていないウララ
6 実は本当に凱旋門を目指していたブルー
7 自由安価


下3

951: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/23(水) 00:32:14.41 ID:KXf2TGYP0
7
トレーナーは悩みに悩みブルーに本当に凱旋門を目指すというならば、ウチではなくゴルトレ達のチームに行くのがベストであり君の為だとブルーに言う

952: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/23(水) 01:04:38.78 ID:qjfhucgt0
トレーナーは悩みに悩み答えを出しブルーを呼び出す




トレーナー「本当に凱旋門を目指すならシリウスに行くのがベストだよ」




それがブルーの為でもあるとトレーナーは付け加えそもそもブルーはいつから凱旋門を目指していたのかとトレーナーは質問する




ブルー「トレーナーが授業料を払ってくれるのを知ったから」




凱旋門賞では勝てば賞金が出る。凱旋門だけではなく海外のレースでは賞金が出るレースが多い




将来的に海外で走ることを考えていたが凱旋門賞ならトレセンに居ながら出ることができる




凱旋門賞を目指すことを近々トレーナーに相談するつもりだったとブルーは答える

953: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/23(水) 01:11:48.47 ID:qjfhucgt0
ブルー「私がキタルファの一員として勝てばトレーナーは有名になる」




そうすればレースの賞金だけでなくトレーナーの収入も増えるので恩を返せるとブルーは続ける




ブルー「だから私は行くならキタルファとして行きたい」




凱旋門賞は大きすぎる為、ブルーどころかバクシンオーでも勝てる確信はない



そんなレースにブルーが挑むこと自体が無謀であるがチームシリウスならまだ可能性は残る




経験と実績が豊富なシリウスならばブルーは更に伸びるだろうとトレーナーは考えている




ブルーは…



1 キタルファで凱旋門
2 シリウスへ
3 「彼女」も凱旋門を目指すと聞く
4 ブレーザーも凱旋門を目指す
5 ウララは凱旋門に行ってみたい
6 自由安価


下3

956: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/08/23(水) 01:22:12.73 ID:3Koy7TY/0
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引用元: 【安価とコンマ】或る無名のウマ娘