1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 21:22:36.71 ID:idA7uJzT0
~ごらく部~

あかり「ちょっと京子ちゃん…あかりのセリフ…取らないでよぉ…」ダラダラ

京子「あぁ…ぎょめ…ごめん…」ダラダラ

結衣「ぶひ…何かすることは無いのか…ヒマだなぁ…」ダラダラ

ちなつ「私ヒマなの苦手なんですよ~…動くのも苦手ですけど…」ダラダラ

ガラッ

綾乃「としのーきょーこーー!!!」

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 21:28:21.98 ID:idA7uJzT0
千歳「おじゃまします~」

京子「ぶひ…?何だ何だ…せっかく、くつろいでる所なのに…」ダラダラ

綾乃「今日こそは許さないわ!毎日毎日ダラダラダラダラ…」

綾乃「部活動は健やかなる精神と肉体を育むもの!もう、ごらく部なんて見逃せないわ!」

結衣「ごめんね綾乃…迷惑かけてるみたいで…ぶひゅっ」ダラダラ

京子「でもさ~…誰も使ってないんだし…いいんじゃないの…?」ダラダラ

綾乃「…あのねぇあなた達…今まで我慢してきたから言わせてもらうけどねぇ…」フルフル



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 21:32:03.89 ID:idA7uJzT0
京子「何だい綾乃…私に何でも言ってみな…」ダラダラ

綾乃「あなたたちは…」

綾乃「ピザデブなのよっ!!!!」ダンッ

ちなつ「ピザデブ…?何ですかそれ…?」

綾乃「ピザもデブも太った人という意味よっ!!」

綾乃「怠慢な毎日を過ごしたせいで…あなた達はピザデブになったのよ!」

結衣「失礼だなぁ…確かに太ってはいるけどさ…」ダラダラ

あかり「あかりは現状に満足だよ~」ダラダラ

千歳「…ぷっw」


5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 21:35:57.56 ID:idA7uJzT0
千歳「ぷぷぷぷっ…ww」

綾乃「な、何よ千歳。今は大事な話の途中よ!?」

千歳「だ、だって…ぷっ…こんな太った人らがダラダラしてるトコ…」

千歳「まさに豚みたいやんかwwwwww」

ごらく部「っ!?」

綾乃「ちょ、千歳…?い、言いすぎよ…」

千歳「だってwww良く見てや綾乃ちゃんwww豚みたいやんwwww」

綾乃「えっ…」

千歳「せやろ?wwwww」ケラケラ

綾乃「…くっ…ww」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 21:40:31.27 ID:idA7uJzT0
綾乃「あっはは!!た、確かに…www」

京子「ひ、ひどいぞぅ…!」スクッ

千歳「立ったwww豚が立ったでwwww」

京子「ぶひゅひゅ…許さん…」ドスドス

綾乃「…」サッ

京子「あっ…!?」コケッ

千歳「こけよったでwwwww」

綾乃「二wwwww足www歩wwwww行wwwwwww失wwww敗wwwwww」

結衣「ひ、ひどぃ…っ…」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 21:46:00.28 ID:idA7uJzT0
綾乃「くwwwwwやしい?wwwww」

あかり「うぅ…ひどぃブヒ…」グスン

ちなつ「先輩方ぁ…結衣センパイまで馬鹿にするなんて許せない…!」ワナワナ

千歳「なんかwwwwwしゃべっとるでぇぇぇ?wwwwwwどうしよ綾乃ちゃん?wwwwww」

綾乃「怖いからwwwww逃げましょwwwwほら、豚肉って雑菌多いしwwwww」

結衣「ま…まてぇ…」ドスドス

千歳「ほななーwwwwww」

綾乃「ブタブタ子豚!」

綾乃「ブー!wwwwww」

ガラッ…バタンッ

ごらく部4人「…ブヒ…」ポカーン

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 21:50:30.66 ID:idA7uJzT0
綾乃「ふー…こんなもんかしらね」

千歳「…ぷぷっ…ww」

綾乃「それにしても、ナイスアイディアね千歳っ!」

千歳「え、何が?……ぷっw」

綾乃「ああやって、ダイエットを促す作戦でしょう?アドリブだから焦ったけどね」

千歳「…いやいや、ウチはホンマにおもろくてな?wwwwww」ケラケラ

綾乃「えっ…」

千歳「あれは無理や…笑うのがこらえられへんかった…www」

綾乃「…や、やめてよ…」ワナワナ

千歳「…あっ、綾乃ちゃんは本気やもんね…ごm」

綾乃「また笑っちゃうじゃないwwwww」

千歳「…せwwやwwwなwwwwwwwww」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 21:53:40.79 ID:idA7uJzT0
~ごらく部~

結衣「…そういえばさ。みんな…最近体重はかった?」

ちなつ「体重計が壊れました」

京子「右に同じく」

あかり「え、えへへ…」

結衣「うん。私もだ」

結衣「じゃあ、みんな…最近クラスメイトにイジめられた?」

ちなつ「もちろんです」

京子「右に同じく」

あかり「…ぶひ…」

結衣「うん。私もだ」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 21:57:45.65 ID:idA7uJzT0
結衣「そこで、提案なんだけど」

京子「おっと、そこまでだよ結衣にゃん」

結衣「…なんだよ」

京子「これ以上、この話をすると私達ピザデブの心はズタズタに引き裂かれちゃうよ!」ダンッ

ちなつ「そうですよ…やめましょうよ…」ワナワナ…

あかり「…ぶひ…」カタカタ…

結衣「ダメだ!今こそ変わる時なんだ!」

京子「や…………………」

三人「やめてぇぇぇぇぇぇ」

結衣「これから…」

結衣「ダイエットをしよう!」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 22:02:16.40 ID:idA7uJzT0
京子「あ………あ…………………!」ワナワナ

ちなつ「……何も聞こえない何も聞こえない何も聞こえない何も聞こえない何も聞こえない何も聞こえない何も聞こえない何も聞こえない……」

あかり「だ……ダイエットぉ……!」

結衣「そうだ!もう、こんな怠慢な生活は捨ててダイエットだ!青春の汗を流すのが部活の本来あるべき姿だろ!?」

ちなつ「ひぃぃ…!もうやめて下さいよ結衣センパァイ…!」カタカタ…

結衣「…とにかく!私は今からジョギングに行ってくる!」

結衣「三人がこのままで良いっていうなら…強制はしない。私だけで行ってくる」ドスドス

京子「あっ結衣!!どうせムダ…」

ガラッ…バタンッ

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 22:04:49.26 ID:idA7uJzT0
京子「…わ、私も行く!」ドスドス

あかり「…わ、私もっ!」ドスドス

ちなつ「あっ一人にしないで下さいよ!」ドスドス


…そして、ごらく部のダイエットが始まったのだった…



・・・・・・
・・・・


一時間後

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 22:08:43.99 ID:idA7uJzT0
~喫茶店~

京子「いやいや疲れた~!カツサンド4つ!」

店員「はい。では、以上でよろしいでsy…」

結衣「いえ、まだ私達の注文が終わってません」

店員「…え?まだ一人一人の注文が残ってるんですか…?」

結衣「もちろんです。私は生ハムサンド6つ」

ちなつ「私はハニートースト5つ」

あかり「えっと、あかりはショートケーキ20個でお願いしますっ!」ニコッ

店員「は…はい…少々お待ち下さい…」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 22:12:33.18 ID:idA7uJzT0
京子「あ~マジ疲れたぁ!無理無理!休憩も必要だってぇ!」ダラダラ

結衣「開始5分でウォーキングになっちゃったな」ダラダラ

あかり「ほんと、ウォーキングだけでも地獄だったよぉ…」ゼーハー


店員「…お、お待たせしました。順番に持って来ますので、まずはカツサンドを注文なされた方から…」

京子「あっ、はいはーい!私です!」

店員「他の方々の注文なされた品もすぐに持ってきます…」コトッ

ちなつ(ちっ…早くしてよね…)ダンダン

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 22:16:23.88 ID:idA7uJzT0
店員「…ショートケーキ、これで最後です…では、ごゆっくり…」

ムシャムシャムシャムシャバクッフゴッフゴックチャクチャブヒブヒボリボリムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャ

店員「」



京子「ほえー!食った食った!」ゲフッ

結衣「…ちょっと足りないな…」

店員「」



ピサデブは運動したぶん食わなければならないという謎の使命感を持っている。
食を心の底から愛しているのだっ…

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 22:21:08.34 ID:idA7uJzT0
店員「ありがとうございましたー…」ペコリ

あかり「おいしかったね~」ドスドス

京子「ふむ…でもなぁ…」ドスドス

ちなつ「でも、まだまだ足りなくないですかぁ?使ったエネルギー分は補給しないと」ドスドス

京子「そうそれ!」ドスドス

結衣「たしかに…………………………」

結衣「…っ!?」ピクッ

京子「…ど、どうしたの結衣にゃん」



結衣「みんなっ、あれを見ろ!!!」


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 22:24:33.56 ID:idA7uJzT0
京子「あ……………あれは…………」ガタガタ


あかり「い……………」

ちなつ「はわわわわ……………」


ーあなたも、素敵なボディにー

結衣「私達の敵、スポーツジムっ……」

あかり「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」



京子「に…逃げないと………………」



4人「ブヒぃぃぃぃぃぃぃ…」ドスドス

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 22:28:08.31 ID:idA7uJzT0
一時間後

結衣「はぁ…はぁ…はぁ…」ゼェゼェ

あかり&京子&ちなつ「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」

結衣「み…みんな大丈夫か…っ…」ゼェゼェ

京子「ゆ…結衣…体力あるね…1kmも移動したのに……」



結衣「…腹、へったな………………」

結衣「…っ!?」ピクッ

京子「ど、どうしたの結衣にゃん?」


結衣「みんなっ、あれを見ろっ!!!」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 22:31:59.38 ID:idA7uJzT0
京子「あ、あれはっ」

あかり「ああ…まぶしいよぉ…」



ー豚肉食べ放題ー


結衣「私達の味方っ!!バイキングレストランだっ!!」


京子「みんなで行こうよレッツゴォォォォ」ドスドス

あかり「やったー!」ドスドス

ちなつ「あー汗でビッショリ…クーラーかかってるといいけど…」ドスドス




ちなみに冬である。
デブは何故かこういう時は走るのが速い。
食を心の底から愛しているのだっ…





40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 22:36:17.03 ID:idA7uJzT0
カランカラン

店員「っしゃいっせー」

店員「何名様でしょうかぁ90分コースぅ120分コースぅ150分コースありますがぁ」ペラペラ

京子「4人!1番長いコースで!」

店員「っしたー4にぅぃん名様入りまぁす!あっらのテーブルになーっす」

4人「ブヒぃぃぃ…!」ドスドス



彼女達にとって



戦いの




幕開けである



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 22:42:14.00 ID:idA7uJzT0
1時間15分…折り返し


ムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャブヒッブヒッボリボリジュージュー


結衣「一瞬たりともムダにするな!一秒でどれだけの豚肉を胃に入れることが出来ると思ってるんだ!」

ちなつ「す、すみませぇん!」

京子「あかりっ!皿は新しいの使わないっ!」

あかり「え、でも汚いよぉ!」

京子「ここの店は新しい皿よりも豚肉が手前のコース!新しい皿を取ってたらタイムロスだよ!?」

あかり「ご、ごめぇん!」

ちなつ(やっぱり先輩方はダラダラ過ごした期間が違うから強いなぁ…)



カランカラン

店員「っしゃいっせー」

店員「何名様でしょうかぁ90分コースぅ120分コースぅ150分コースありますがぁ」ペラペラ

?「2名。90分コースでお願いしますわ」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 22:48:20.82 ID:idA7uJzT0
店員「っしたー2めぇい様入りまぁす!あっらのテーブルになーっす」

?「どうも。ほら、行きますわよ」

?「あっ、うん」


飯時ではないバイキングレストランに訪れるのは、ごらく部のようなピザデブだけのはず。

だが、弁当を忘れ昼飯を抜いてしまい、家の家族がみんな旅行で留守番なので腹が減り外食をしたい2人組がいたとしたら?


一般人の夕方の来店も不思議ではないのだ。


向日葵「それにしても、バイキングなんて久しぶりですわ」

櫻子「私もー。まさか向日葵と一緒に来ることになるなんてねっ」

向日葵「私も嫌でしたわよ!」


ちなみに二人は普通の体形である。

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 22:52:11.74 ID:idA7uJzT0
向日葵「…あら」

櫻子「奇遇ですね先輩方!ちなつちゃんにあかりちゃん!」

ムシャムシャムシャムシャゴフッフゴッムッフーンボリボリボリクチャクチャジュージュー


向日葵「あのー皆さん?」

櫻子「おーい!あ・か・り・ちゃ・ん!」



…二人の声は…残酷なことに



この、聖なる戦いが終わるまでは…




…届かない。






食を心の底から愛しているのだっ…

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 22:55:38.56 ID:idA7uJzT0
向日葵「……聞こえてないみたいですわね」

櫻子「………ねぇねぇ向日葵」

向日葵「なんですの?」

櫻子「ここって、豚肉がウリの店だよね?」

向日葵「何を今さら。あなたが豚肉食べたいって言うから入ったんですのよ?」

櫻子「じゃあ、今…あかりちゃん達が食べてるのは…」

櫻子「豚肉ってことだよね…?」

向日葵「はい?当たり前じゃありませんの」

櫻子「……ぷっw」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 23:00:43.30 ID:idA7uJzT0
櫻子「ぷぷっ、ぷぷぷっ…www」

向日葵「ど、どうしましたの?」

櫻子「こ、これって…w」

向日葵「?」


櫻子「ぶたぶた子豚!」

櫻子「ブーwwwwwwwwx」

櫻子「エース○ックのワンタンメンwwwwwwww」

向日葵「な、何事ですのっ!?」



ごらく部は気づいていない。

二人の存在に。

ごらく部は気づいていない。

他人の視点では共食いにしか見えないことを。

ごらく部は気づいていない。

再び、悪夢が訪れたことに………。

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 23:06:33.86 ID:idA7uJzT0
ムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャゴフッフゴッフヒームシャムシャムシャムシャ


櫻子「だ、だってコレ………あははは!!!!wwww」

向日葵「ちょ、ちょっと櫻子…!」フルフル

櫻子「共食いじゃんwwwww」

向日葵「ちょ、いい加減になさいな…w」プルプル


櫻子「ぶたぶた子豚!」

櫻子「ブーwwwwwwwww」

櫻子「○ースコックのワンタンメンwwwwwwwww」

向日葵「…ちょ、ほんとっ…wwww」フルフル…

櫻子「せやろ?wwwwwwww」

向日葵「…くふっ…w」

向日葵「池田センパイのモノマネはwwwww反則ですわwwwwww」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 23:10:24.32 ID:idA7uJzT0
向日葵「共食いですわねぇぇぇwwww」

櫻子「せやろ?wwwwwwww」

向日葵「せwwやwwwなwwwww」

櫻子「向日葵もモノマネうまいwwwww」


向日葵「あっ、良いこと思いつきましたわ」

櫻子「なに?」


向日葵「ほら、櫻子…耳を貸しなさい」ゴニョゴニョ

櫻子「ふむふむ…なるほど…」




そう、今この店では二つの戦いが起こっている。

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 23:15:18.88 ID:idA7uJzT0
一つ。

・ごらく部VS豚肉。

これは、豚VS豚肉と置き換えることも出来る。

この戦いはごらく部が互角以上の戦いをしている。

しかし、もう一つ。

・ごらく部VS大室櫻子&古谷向日葵。

この戦いは、ごらく部が圧倒的に不利である。

その理由は二つ。

・そもそも、存在に気づいていない。
これでは、ごらく部は丸裸で相手陣地に居るようなものである。

・二人は普通の体形である。
根底から、負けているのだ。


64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 23:20:01.82 ID:idA7uJzT0
…ごらく部は…


残りの約60分の間…


この二人に遊ばれる運命なのだ。


向日葵「ごらく部のみなさーんwwwww」

櫻子「豚肉もってきましたよーwwwww」

4人「ふごっ」ギラッ


シュバババ…
ムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャフゴッゴフッバリボリムシャムシャムシャムシャ



櫻子「すごい勢いでwwww食べおるのうwwwww」ヒーヒー

向日葵「今度はwwwwwせぇんごくww武将のモノマネですのwwwwww」ヒーヒー

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 23:24:44.10 ID:idA7uJzT0
30分後

櫻子「…」

櫻子「ねぇ、向日葵」

向日葵「なwwwなんですのwwwwww」ヒーヒー


櫻子「こんなことしてて楽しい?恥ずかしくないの?」

向日葵「なに言ってますのwww楽しいですわよwwww」ヒーヒー

櫻子「あーそうなんだ。向日葵ってサイテー」

向日葵「えっ…」ピタッ

櫻子「確かにあかりちゃん達はピザデブだよ??でも、そんな人達を笑うなんて…」

櫻子「…許せない」

向日葵「え?え?」

櫻子「…向日葵。この歌を聞いて反省して」

向日葵「な…なんですのイキナリ…」シュン

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 23:31:30.92 ID:idA7uJzT0
櫻子「…」

向日葵「…っ」アセアセ


櫻子「…ぶたぶた子豚…w」ボソッ

向日葵「…え?」

櫻子「…はい、向日葵も…ぶたぶた子豚…ww」

向日葵「…!」ニコッ

櫻子「…ぶたぶた子豚!!!!!!」


向日葵&櫻子「ブーwwwwwww」



向日葵&櫻子「エースコックのワンタンメ○wwwwwwwwwww」

ムシャムシャムシャムシャゴフッフゴッフゴッフーフームシャムシャムシャムシャ

それでも、ごらく部は気づかない。
太っても。笑われても。
気持ち悪がられても。
食を心の底から愛しているのだっ…

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 23:34:51.11 ID:idA7uJzT0
試合終了

店員「しゅりょーっぇいっす」

京子「よし…なかなかのペースだったね…」

あかり「京子ちゃん達のおかげでいっぱい食えたよ!」

結衣「ふーっ…」


ちなつ「…あれ?櫻子ちゃんに向日葵ちゃん?」

向日葵「あっ、こんにちは」

櫻子「奇遇だねー」

ちなつ「へー、いつから居たの?」

向日葵「1時間ほど前からですわ」

ちなつ「えっウソぉ!?」

櫻子「…くはっ…w」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 23:40:08.49 ID:idA7uJzT0
向日葵「ちょ、流石にマズイですわよ櫻子…」

櫻子「いや、だって…w」

結衣「…!」


ここで、船見結衣は察した。
二人にあざ笑われていたのだと。

ピザデブは周りの視線に敏感である。
特に船見結衣は鋭い感覚を持つ、いわゆる動けるピザデブである。


結衣「ほら、帰るぞ3人とも。お店に迷惑だろ?」スクッ

京子&ちなつ「…!」スクッ

あかり「あっ、そうだね~」スクッ


他の3人も船見結衣の言葉でようやく事態を察し、その場を離れようとする。
だが、悪夢はまだ終わっていない。

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 23:44:25.31 ID:idA7uJzT0
櫻子「あっ、一緒に帰りましょうよー!」

向日葵「ちょ、まだ何も食べてませんわよ!?」

櫻子(…こっちをイジる方が楽しそうじゃん…)ボソッ

向日葵(…!……あなた、天才ですわね)ボソッ

向日葵「ええ、そうしましょうか。一緒に帰りましょう、皆さん」ニコッ

結衣「い、いや…わ、私達だけで帰るから…」

京子「そ、そうだよっ!まだ時間残ってるんでしょ!?もったいないよ!」





ピザデブにとって、スマートな人と肩を並べて歩くのはなかなか辛いものがある。
あざ笑われていたと分かればなおさらである。

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/15(火) 00:10:20.78 ID:KE7Btjr00
向日葵「いえいえ、ご一緒しますわ」

あかり「えっ…」

ちなつ「何なの二人ともホント…いやさぁ、なんなの…?」

櫻子「何だよぅ!私達と帰るのが嫌だっての!?」

あかり「そ…そうじゃないけどぉ…」




聖なる戦いで功績を上げ







現実へと戻ってきた彼女たちに神が送ったのは







名声ではなく、絶望だった。

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/15(火) 00:14:16.40 ID:KE7Btjr00
結衣「くっ…!」

櫻子「ほらほら、行きましょうよ先輩方もっ!」

向日葵「ふふふ……」

京子「もう…終わりだ…」ポツリ

櫻子「ほらほら、行くよー!?」グイッ

あかり「あっ、引っ張らないでd」

櫻子「…なんで、あかりちゃんの手、ぬれてんの?」

あかり「」






ピザデブは汗をかく。
それはもう、大量にかく。

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/15(火) 00:18:16.50 ID:KE7Btjr00
カランカラン

店員「っしたーまたのご来店っしゃー」



4人「…」ドスドス

向日葵&櫻子「…w」テクテク


クスクス…

きゃー…何あれ!あの4人ヤバくない?

わーホントだー…くくっ…w



泥沼の戦い







開幕


90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/15(火) 00:22:33.04 ID:KE7Btjr00
「…ぷっw。何キロぐらいかなぁ!?」

4人「…」ドスドス

向日葵&櫻子「~♪」

「…地球より重いかもよ!?」

「バカだなー地球つぶれるじゃんw」

「あっ、そっか。にしてもデカイねーw」

4人「…っ」ドスドス

向日葵「…」フルフル

櫻子「…っw」プルプル…

「横の二人と比べてみたらやっべぇな!」

「…クスクス…クスクス…」




92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/15(火) 00:26:37.59 ID:KE7Btjr00
「…あら、奥さん見て見て!!」

「…なによ、あたしの夫の話…まぁ!?」

4人「…」ドスドス

向日葵「…っw」プルプル…

櫻子「か…はっ…ガマンガマン…ww」


「まぁまぁまぁまぁまぁまぁまぁまぁ!」

「あらまぁまぁまぁまぁまぁ、!!」

「「良く成長したお子さんね~!!」」


4人「…!!」ピクッ


ババァ共は声がデカイ。
なんか電車の中では「イヤホンから漏れてるシャカシャカ音うるさい!」

とか言うクセに自分達のコミュニティに夢中になっている時は遠慮なしである。

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/15(火) 00:31:43.68 ID:KE7Btjr00
「あー!すごく大きい人はっけん!」

「うわー!お姉ちゃん達どうしたの!?」

結衣「っ…!!な、なんでもないんだよー…」ニコッ

京子「そうそう…さ、公園に行って遊んできな……」

「デブだね!」

「ねっ!」

ちなつ「ぐはぁ」ガクッ

あかり「ちなつちゃん!?ちなつちゃーーーーーーーーーーーん!!!!!」

向日葵「…www」クスクス

櫻子「もうダメだwwwwwごめんなさい先輩方wwwww」ケラケラ

京子「っ…こ…のっ…誰のせいで…っ!!」ワナワナ

結衣「落ち着け京子!!!」ガシッ

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/15(火) 00:34:55.86 ID:KE7Btjr00
…この状況を打破する方法は一つ。

「キレる」ことである。

知っているだろうか?普段大人しい子がちょっとしたキッカケで怒ると

すごく強くなる法則を。
周りがビビっていじめなくなる法則、とも言える。

それはピザデブにも当てはまる。

だが…ごらく部はそれが出来ない。

温厚なピザデブの集まりだからだ…

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/15(火) 00:36:12.94 ID:KE7Btjr00
だからこそ











この戦いは












泥沼なのである

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/15(火) 00:41:08.81 ID:KE7Btjr00
櫻子「だってぇwwwwあーもう嫌に…」

櫻子「なってきてもうたわwwwww」

向日葵「池田センパイのwwwwwwモノマネはwwwww反則ですわwwwwww」


結衣「…っ!!!!」ワナワナ

京子「お、落ち着いて結衣…」ガシッ



「痩せてるお姉ちゃん達の方がおもしろいねーwwwwww」

「太ってるお姉ちゃん達も何かおもしろいことしてよ!」

京子「あぁん!?」ギロッ

結衣「落ち着け京子!!」ガシッ


あかり「も…もうダメだぁ…」

ちなつ「」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/15(火) 00:45:18.57 ID:KE7Btjr00
「う、うわぁぁぁん!」ダッ

「こ、怖いよぉぉぉ!!」ダッ

京子「はぁ…はぁ…ははっ。く、クソガキのクセに手こずらせてくれる…可愛いねぇ…」ピキピキ


「まぁまぁまぁまぁまぁまぁまぁ!!!」

「あらまぁまぁまぁまぁまぁまぁ!!!」

「「子供達がかわいそう!!!!」」


結衣「くっ…」ピキピキ

京子「ブヒぃ…」ピキピキ



櫻子「…ねぇ、向日葵」

向日葵「なんですの?wwwwww」

櫻子「なんだか…可哀想になってきたね」

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/15(火) 00:47:58.11 ID:KE7Btjr00
向日葵「えっ…」

櫻子「だからね…皆さん!」

ちなつ「」

三人「っ!?」

櫻子「反省した証拠にこの歌を聞いて下さいよ!」

向日葵「まさか…w」






…だが、温厚な彼女達にも限界はある。
「食」をバカにされた時である。


…たとえば。


お笑いのネタに食品名を使われたりしたら…キレるであろう。

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/15(火) 00:51:07.65 ID:KE7Btjr00
櫻子「ぶたぶた子豚…」

ちなつ「」ピクッ

向日葵「…w」

櫻子「さぁ、皆さんも一緒に…ぶたぶた子豚…ww」

4人「…」ジッ

向日葵&櫻子「ぶたぶた子豚!!!」



向日葵&櫻子「ブーwwwwwwwww」




向日葵&櫻子「○ースコックのワンタンメンwwwwww」ケラケラ





108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/15(火) 00:52:24.65 ID:KE7Btjr00
…エース○ックのワンタンメン。

彼女達も大好きである!















食を心の底から愛しているのだっ…

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/15(火) 00:55:42.82 ID:KE7Btjr00
京子&結衣「…ぶっひゃぁぁぁぉぁぁぁ!!!!!!!」シュンッ


向日葵「…はやい!?」

結衣「向日葵ちゃん…もう逃げられないよ」ガシッ

京子「あかりとちなつちゃんは櫻子ちゃんをまかせた!」ガシッ

櫻子「く…くるなぁ…」

あかり&ちなつ「…ぶひっ」シュンッ…ガシッ

櫻子「ぐっ…!?」


112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/15(火) 00:58:15.28 ID:KE7Btjr00
京子「いくぞ!フォーメーションPIZZA!」

「「「了解っ!」」」


櫻子「は…はなして…」

向日葵「あわわ…」ガクガク

京子「囲んで…」

真ん中に向日葵と櫻子が固まる形に。
それを囲むピザデブたち。

京子「いくぞっ!!!」

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/15(火) 01:02:43.64 ID:KE7Btjr00
「「「「おしくらまんじゅう」」」」


向日葵「…」バタッ

櫻子「…」バタッ


4人「…」グスッ



彼女達のみじめな戦いは終わった。
だが…勝利したからと言って、充足感が訪れるワケではない。


自分達がみじめであることに変わりはないのだ…

119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/15(火) 01:05:13.25 ID:KE7Btjr00
ごらく部という怠慢な密室空間で過ごしてきた彼女たち。

1番一緒に過ごしている人達が同じように太っていくのだから、ピザデブであることに気づきにくいのもムリはない。



今回の戦いに

誰も責任はないのである。















ババァ共は死ね

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/15(火) 01:06:38.64 ID:KE7Btjr00
そして…

光があれば影がある。

彼女達がピザデブである限り

永遠に戦いは終わらない。

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/15(火) 01:10:32.77 ID:KE7Btjr00
一ヶ月後、ごらく部


綾乃「ピザデブー!!ちょっとは痩せたかしら!?wwwww」

千歳「おじゃまするでwwwww」

結衣「またきたのか…」サッ

あかり「…もう、負けない」サッ

ちなつ「…」サッ

京子「…フォーメーションPIZZA」

…戦い続けなければいけないことを知りながら…痩せようとしない。

なぜなら、彼女達は

食を心の底から愛しているのだっ…



ピザデブの戦いはこれからだ!END


引用元: あかり「ピザデブ…」京子「はっじまーるよー…ぶひゅっ」