1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 03:40:28.60 ID:Z2JDBXjQ0
チュンチュン

ベジータ「む・・・もう朝か」

ベジータ「・・・?ここはどこだ。汚い部屋だな・・・」

ベジータ「・・・汚い毛布だ・・・天気も良いし干してみるか。」

ベジータ「ブルマがやってたのを真似すれば王子の俺には造作もない事だな」

ガラッ

ベジータ「・・・つか、いきなり夕立とか降ったりしねーだろーな」

ベジータ「?」

ベジータ「既に布団が・・・? ッ! いや、これは人か!?」

謎の少女「ォ、――――――」

謎の少女「おなかへった」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 03:55:18.11 ID:Z2JDBXjQ0
ベジータ「何者か知らんが俺は布団を干すんだ。そこをどけ」

謎の少女「おなかへった、って言ってるんだよ?」

ベジータ「知らん!! 俺の目的を邪魔するならブッ殺すぞ!!」

謎の少女「む、君からは野菜の匂いがする!いただきまーす!」

ベジータ「なッ・・・!?」

ガブリ

ベジータ「ぐわあああああああああああああ!!!」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 04:15:22.34 ID:Z2JDBXjQ0
謎の少女「それでね、私の名前はインデックスって言うんだよ?」

ベジータ「・・・」

インデックス「私の持つ10万3000千冊の魔道書を狙う人たちから逃げるためにビルからビルへ飛び移ろうとしたんだけど・・・」

ベジータ「それで、落ちたというわけか」

インデックス「そうなの。」

インデックス「んじゃ、これで失礼するね。ごちそうさまでした。」

ベジータ「待て」

インデックス「?」

ベジータ「ここは何処なんだ?俺はこんな所にいた覚えはないんだが」

インデックス「そんなこと、魔術の世界から来た私には分かんないよ?・・・ん、ていうか、ここは君の部屋じゃないの?」

ベジータ「(魔術といのはよく分からんが・・・まあいい)」

ベジータ「ああ、さっき起きたらここに居たんだ。まったく意味が分からん」

ガチャ

上条「不幸だ・・・ ん?」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 04:31:01.75 ID:Z2JDBXjQ0
上条「あのー」

ベジータ「誰だ貴様は」

上条「ここ、俺の部屋なんですけどー・・・ どちらさん?」

ベジータ「誇り高きサイヤ人の王子、ベジータだ!」

インデックス「インデックスって言うんだよ?」

上条「(えー?二人揃ってデンパさんですかーーッ!?)」

インデックス「ここは君の部屋なの?」

上条「あ?そうだけど」

インデックス「べじーたがここはどんなところか知りたいんだって。」

上条「はぁ!?」

ベジータ「俺は朝起きたらここに居たんだ。そしてコイツはベランダに引っ掛かっていた」

インデックス「まあまあ二人とも座って話そうよ?」

上条「(何なんですかこの展開ーーーッ!?)」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 04:43:27.94 ID:Z2JDBXjQ0
上条「―――つーわけで、ここには何万と能力者がいるんだよ。」

ベジータ「ほう、そいつらは強いのか?」

上条「無能力者(レベル0)から超能力者(レベル5)の6段階に分かれてて、まぁー・・・レベルが高いほど強い・・・かな?」

ベジータ「なるほどな。元の世界へ戻る方法が分かるまでそいつらと戦ってみるのもいいかもしれんな。」

上条「ええ!?いやでも人に向かってレールガンぶっ放す奴とかだぜ?とても普通の人間にケンカできるとは――」

ベジータ「この俺を誰だと思ってやがる」

ポーミー
ドグォ

上条「俺の部屋のドアが・・・!あんた・・・能力者だったのか?」

ベジータ「さっきも言ったろう。レールガンとやらは何か知らんが、俺はサイヤ人の王子、ベジータだ!」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 04:49:04.19 ID:Z2JDBXjQ0
ベジータ「世話になったな。インデックスとやらもその男と仲良くやっているがいい」

インデックス「(もう出番終わりかも・・・!?)」

上条「お、おい!」

ドギューン

上条「と・・・飛んだ。何だありゃあ?」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 05:01:23.60 ID:Z2JDBXjQ0
ベジータ「能力者とやらもランク付けされてるのなら、きっと最強の能力者もいるに違いない。」

ベジータ「俺を楽しませてくれよ・・・!」

ドギューン

ベジータ「む、同じ気が何人もいるぞ・・・これは一体何だ?」

ヒューン
スタッ

ベジータ「おい貴様、貴様とまったく同じ気が複数存在してるのはどういうことだ?」

御坂妹「はぁ。初対面の人にいきなり何を聞いているのですか、とミサカは尋ねます。」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 05:23:54.13 ID:Z2JDBXjQ0
ベジータ「チ・・・まあいい・・・。変わったやつだな貴様は何者だ?」

御坂妹「ミサカはミサカですが。とミサカは自己の存在をアピールします。」

御坂妹「ミサカは学園都市の第3位に位置する御坂美琴お姉さまの妹です、とミサカは自身の存在を詳しく主張します。」

ベジータ「待て、第3位だと?そいつは強いのか」

御坂妹「いわゆる超能力者(レベル5)と呼ばれる部類です、とミサカは懇切丁寧に説明します。」

ベジータ「ほう・・・その名、覚えておこう」

ドギューン

御坂妹「一体なんだったのでしょう、とミサカは首を傾げます・・・」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 05:32:42.28 ID:Z2JDBXjQ0
ドギュギューン

ベジータ「もう夜か・・・」

ベジータ「む・・・昼間会った変な奴の気が随分と弱っているぞ・・・いや、これは同じ気の別の奴か?」

ベジータ「! 奴のすぐ近くにかなりの戦闘力を持った人間がいるぞ・・・!」

ベジータ「行ってみるか・・・!」

ドギューン
ギュワオーン
バシューン

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 05:44:42.61 ID:Z2JDBXjQ0
一方通行「さァて質問だ」

一方通行「オマエは何回殺されてェンだっつのっ!!!」

ヒューン

ベジータ「おい貴様」

一方通行「あァ?」

一方通行「(どっから来やがった?まあいい・・・)おい」

一方通行「この場合「実験」ってなァどォなっちまうンだ?」

ベジータ「貴様・・・かなりの戦闘力を持っているようだな」

ベジータ「貴様がここで何をしていたかなんざ知ったことじゃあないが、俺は今暇なんでな。一戦交えてもらうぞ」

一方通行「なァんだテメェ・・・随分面白ェコト言うじゃねェか・・・!」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 05:50:58.16 ID:Z2JDBXjQ0
ベジータ「ハッ!!」

ポヒュゥーン

一方通行「何だそりゃァ」

チュピャーン

ベジータ「なに!?」

キンッ

ベジータ「こいつ・・・相手の技を跳ね返せるのか・・・ふん、これが超能力といヤツか」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 05:56:00.19 ID:Z2JDBXjQ0
ベジータ「なら・・・コイツはどうだ!ビッグバンンンンンンンン!!!アタァーーーック!!」

ポーミー

...チュピャーン

ベジータ「なっ!?」

ベジータ「ふおぉ!!?」

ボォォォオン

一方通行「あン?もう終ェかヨ」

ベジータ「く・・・くそ、一体どうすれば・・・」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 06:00:44.90 ID:Z2JDBXjQ0
上条「―――頼みがあるんだ。」

上条「一方通行の居場所を教えてくれ」

御坂「な・・・にをする気よ」

上条「考えたんだ」

上条「「実験」を止める方法を」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 06:08:29.13 ID:Z2JDBXjQ0
上条「―――!?(何だ?誰かが一方通行と戦ってる・・・あ!あれは今朝の・・・!)」

ベジータ「ちぇあぁああああ!!!!」

ピュンピュピュン

一方通行「無駄無駄ァ」

一方通行「ったく、つまんねェヤロォだな。期待して損したぜ」

ベジータ「く・・・くそぉおおおおおお。ファイナルフラァアアーーッシュ!!!」

一方通行「これで茶番も終了だァ!」

チュピャーン

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 06:12:48.88 ID:Z2JDBXjQ0
上条「――!!危ない!」

キュピーン

一方通行&ベジータ「!?」

一方通行「何だァその右手は?」

ベジータ「・・・!そうだ、もうこの手しか無い!このままだと・・・殺される・・!!」

ベジータ「おい貴様!俺とフュージョンしろ!!」

上条「・・・え?」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 06:15:26.74 ID:Z2JDBXjQ0
上条「何だって?」

ベジータ「フュージョンだ!!俺がヤツを倒すにはもうこの手しかない!!!」

上条「いや俺が倒しにきt」

ベジータ「さっさとしろぉ!!!!!」

――――――フュージョン ッハ!――――――――

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 06:28:37.24 ID:Z2JDBXjQ0
一方通行「何だァ?」

???「上条とベジータが合体してカミジータかベジョウってとこだな・・・」

一方通行「ごちゃごちゃふざけやがって・・・!来ねェならこっちから行くぜェ!!」

ギューン

カミジータ「この右手なら・・・!」

バキッ

一方通行「!? ぐェあ!」

カミジータ「この右手さえあれば俺は負けんぞ・・・・」

一方通行「ック・・・ソがァッ!!!」

カミジータ「歯を食いしばれよ最強(さいじゃく)・・・俺様の(真の)最強(さいきょう)は・・・」

カミジータ「ちっとばっか響くどころじゃ済まねぇぞ!!!!!」

一方通行「グボァ」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 06:32:25.58 ID:Z2JDBXjQ0
上条「一件落着・・・なのか?」

ベジータ「やはり俺が宇宙一だ!ハッハッハッハ!!」

―――――――――完―――――――――

引用元: ベジータ「インデックス・・・だと?」