1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 04:34:01.86 ID:el9/4b+10
フェイリス「メイクイーン+にゃん2主催でマラソン大会を開くのにゃ♪」
岡部「ほう、それは健康的でいいな」
フェイリス「もちろん凶真も参加するにゃ?」
岡部「その日はちょっと……」
フェイリス「まだ日程を言ってないにゃ……」
岡部「と、とにかく俺はそういった行事には参加せんぞ!」
フェイリス「優勝者には商品も出るのにゃ!!」
岡部「そんなもので俺の心は動かん!」
フェイリス「なんと優勝者にはフェイリスと一日デート権が与えられるのにゃ!!」
岡部「ほう」
フェイリス「ちなみに副賞は金一封にゃ♪」
岡部「よし、日程を教えろ」
フェイリス「にゃにゃにゃ……フェイリスとデートよりお金かにゃ……?」
岡部「我がラボは資金難でな。仕方あるまい!!」
岡部「ほう、それは健康的でいいな」
フェイリス「もちろん凶真も参加するにゃ?」
岡部「その日はちょっと……」
フェイリス「まだ日程を言ってないにゃ……」
岡部「と、とにかく俺はそういった行事には参加せんぞ!」
フェイリス「優勝者には商品も出るのにゃ!!」
岡部「そんなもので俺の心は動かん!」
フェイリス「なんと優勝者にはフェイリスと一日デート権が与えられるのにゃ!!」
岡部「ほう」
フェイリス「ちなみに副賞は金一封にゃ♪」
岡部「よし、日程を教えろ」
フェイリス「にゃにゃにゃ……フェイリスとデートよりお金かにゃ……?」
岡部「我がラボは資金難でな。仕方あるまい!!」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 04:40:46.04 ID:el9/4b+10
~当日~
フェイリス「みんにゃ~元気かにゃ~?」
参加者「うおー!!」
フェイリス「じゃあ早速ルールの説明を始めるにゃん♪」
岡部「む、貴様らも参加していたのか……」
ダル「フェイリスたんとデートできるとか参加しないわけないっしょ」
まゆり「まゆしぃはスタッフなのです」
ルカ子「あ、あの……僕は凶真さんが出るというので……」
鈴羽「お祭りだって聞いたけど、違うの?」
萌郁「私は……ケータイ買い換えたい……から……」
助手「…………私は別に出る気なんて無かったんだから」
フェイリス「にゃにゃ~? ちゃんと聞いてたのかにゃ~?」
フェイリス「じゃあ水鉄砲を配るにゃ~」
岡部「は?」
フェイリス「みんにゃ~元気かにゃ~?」
参加者「うおー!!」
フェイリス「じゃあ早速ルールの説明を始めるにゃん♪」
岡部「む、貴様らも参加していたのか……」
ダル「フェイリスたんとデートできるとか参加しないわけないっしょ」
まゆり「まゆしぃはスタッフなのです」
ルカ子「あ、あの……僕は凶真さんが出るというので……」
鈴羽「お祭りだって聞いたけど、違うの?」
萌郁「私は……ケータイ買い換えたい……から……」
助手「…………私は別に出る気なんて無かったんだから」
フェイリス「にゃにゃ~? ちゃんと聞いてたのかにゃ~?」
フェイリス「じゃあ水鉄砲を配るにゃ~」
岡部「は?」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 04:44:14.77 ID:el9/4b+10
まゆり「オカリン聞いてなかったの? 水鉄砲でゼッケンの的を撃たれないように守るんだよ~」
岡部「な、マラソンではないのか?」
まゆり「マラソンしながら守るんだよ~」
岡部「そ、そうなのか……。面倒だな」
まゆり「守りきれば何をしてもいいんだよ~。すごい企画だよね~」
岡部「なんだか悪意を感じるぞ」
フェイリス「にゃにゃーじゃあ早速~」
フェイリス「スタートにゃん♪」
参加者「おおぉぉぉぉぉ!!」
岡部「な、マラソンではないのか?」
まゆり「マラソンしながら守るんだよ~」
岡部「そ、そうなのか……。面倒だな」
まゆり「守りきれば何をしてもいいんだよ~。すごい企画だよね~」
岡部「なんだか悪意を感じるぞ」
フェイリス「にゃにゃーじゃあ早速~」
フェイリス「スタートにゃん♪」
参加者「おおぉぉぉぉぉ!!」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 04:48:42.96 ID:el9/4b+10
ダル「もらったぁぁぁ!」ビュビュ
岡部「うお!! いきなり何をするダルよ!!」
ダル「ふん!走りで勝てないのならば全て倒すのみよ!!」
岡部「な、ちょ、ま!!」
ダル「喰らえオカリン!!」
岡部「な、目の色が!!目の色が!!」
助手「落ちろ岡部!!」
岡部「な!こら助手!!何を! やめ やめろ!!」
助手「いいから氏になさい!!」ビュ
岡部「うわぁ!」ダッ
助手「こら!逃げんな!!」
ダル「逃がさないお!!」
岡部「うお!! いきなり何をするダルよ!!」
ダル「ふん!走りで勝てないのならば全て倒すのみよ!!」
岡部「な、ちょ、ま!!」
ダル「喰らえオカリン!!」
岡部「な、目の色が!!目の色が!!」
助手「落ちろ岡部!!」
岡部「な!こら助手!!何を! やめ やめろ!!」
助手「いいから氏になさい!!」ビュ
岡部「うわぁ!」ダッ
助手「こら!逃げんな!!」
ダル「逃がさないお!!」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 04:53:18.21 ID:el9/4b+10
~300m地点~
ダッダッダ
岡部「な、なんだこの気迫は……」
参加者1「消し飛べぇぇ!!」
参加者2「当たるかよぉ!!」
岡部「何が皆をここまで……」
鈴羽「おっすー岡部倫太郎、みんなすごい気合だねー」
岡部「おお、鈴羽よ、なんだか皆おかしくはないか?」
鈴羽「祭りってこういうものじゃないの?」
岡部「いや、そうかもしれんが、しかしこれは……」
鈴羽「まあ私は楽しければ何でもいいけどねー。じゃ、お先~」ダッダッ
岡部「流石はバイト戦士だな、なかなかの速度……」
助手「うぉかべぇぇ!!」
岡部「ひっ!!」
ダッダッダ
岡部「な、なんだこの気迫は……」
参加者1「消し飛べぇぇ!!」
参加者2「当たるかよぉ!!」
岡部「何が皆をここまで……」
鈴羽「おっすー岡部倫太郎、みんなすごい気合だねー」
岡部「おお、鈴羽よ、なんだか皆おかしくはないか?」
鈴羽「祭りってこういうものじゃないの?」
岡部「いや、そうかもしれんが、しかしこれは……」
鈴羽「まあ私は楽しければ何でもいいけどねー。じゃ、お先~」ダッダッ
岡部「流石はバイト戦士だな、なかなかの速度……」
助手「うぉかべぇぇ!!」
岡部「ひっ!!」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 04:56:59.00 ID:el9/4b+10
~同時刻・200m地点~
ダル「はぁはぁはぁ……」
ダル「つ、つかれたお……溶けるお……」
まゆり「ダル君、無理しないでね?」
ダル「ぼ、僕はもうダメかもしれんお」
まゆり「諦めたらダメだよ! 諦めたらそこで試合終了だよ!」
ダル「ふいー、でもちょっと休憩するお」
まゆり「あ、じゃあドリンク持ってきてあげるね」
ダル「助かるお~」
まゆり「まっててねー」
萌郁「…………私も…………」
まゆり「はーい」
ダル「はぁはぁはぁ……」
ダル「つ、つかれたお……溶けるお……」
まゆり「ダル君、無理しないでね?」
ダル「ぼ、僕はもうダメかもしれんお」
まゆり「諦めたらダメだよ! 諦めたらそこで試合終了だよ!」
ダル「ふいー、でもちょっと休憩するお」
まゆり「あ、じゃあドリンク持ってきてあげるね」
ダル「助かるお~」
まゆり「まっててねー」
萌郁「…………私も…………」
まゆり「はーい」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 05:00:20.39 ID:el9/4b+10
~350m地点~
助手「どこ行った!!」
助手「隠れてないで出て来い!!」
…………………………
岡部「な、なんなのだ助手の奴……何故あんなにも俺を付けねらう?」
…………………………
助手「くそ……見失ったか…………」
ルカ子「あ、おか、凶真さん!」
岡部「!!」ビクッ
ルカ子「もうこんな所まで来ていたんですね~」
岡部「ルカ子!し!し~!!」
ルカ子「?」
助手「岡部…………みぃつけたぁ」
助手「どこ行った!!」
助手「隠れてないで出て来い!!」
…………………………
岡部「な、なんなのだ助手の奴……何故あんなにも俺を付けねらう?」
…………………………
助手「くそ……見失ったか…………」
ルカ子「あ、おか、凶真さん!」
岡部「!!」ビクッ
ルカ子「もうこんな所まで来ていたんですね~」
岡部「ルカ子!し!し~!!」
ルカ子「?」
助手「岡部…………みぃつけたぁ」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 05:11:04.89 ID:el9/4b+10
~400m地点~
ルカ子「な、なんですかあれ……」
岡部「俺が知るか!!」
助手「待てコラー!!」
岡部「とにかく逃げるのだ!! あんなのに捕まったら何をされるか……」
ルカ子「は、はい!」
ダッダッダッダッダ
助手「おか…………岡部ぇ!! ま、待ってよぉ……」
岡部「ひぃ はぁ 」ダッダッ
ルカ子「あ、あの……いいんですか?」
岡部「良いのだ! とにかく逃げるのだ!!」
ルカ子「はい……」
ルカ子「な、なんですかあれ……」
岡部「俺が知るか!!」
助手「待てコラー!!」
岡部「とにかく逃げるのだ!! あんなのに捕まったら何をされるか……」
ルカ子「は、はい!」
ダッダッダッダッダ
助手「おか…………岡部ぇ!! ま、待ってよぉ……」
岡部「ひぃ はぁ 」ダッダッ
ルカ子「あ、あの……いいんですか?」
岡部「良いのだ! とにかく逃げるのだ!!」
ルカ子「はい……」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 05:18:14.50 ID:el9/4b+10
~同時刻・210m地点~
ダル「あっついねー」
まゆり「そうだねー」
萌郁「……」コク
ダル「桐生氏はもう走らないん?」
萌郁「もう……疲れた……から……」
まゆり「のんびり行けばいいよー」
ダル「そだねー」テクテク
萌郁「……」コク
フェイリス「にゃにゃ? ダルにゃん脱落かにゃ?」
ダル「フェイリスたん!! 違うお!ちょっと休憩してただけだお!!」
フェイリス「そうだったのにゃ? ダルにゃんも優勝目指してがんばるにゃ~!」
ダル「お~!」
まゆり「まだまだ元気だね~」
ダル「あっついねー」
まゆり「そうだねー」
萌郁「……」コク
ダル「桐生氏はもう走らないん?」
萌郁「もう……疲れた……から……」
まゆり「のんびり行けばいいよー」
ダル「そだねー」テクテク
萌郁「……」コク
フェイリス「にゃにゃ? ダルにゃん脱落かにゃ?」
ダル「フェイリスたん!! 違うお!ちょっと休憩してただけだお!!」
フェイリス「そうだったのにゃ? ダルにゃんも優勝目指してがんばるにゃ~!」
ダル「お~!」
まゆり「まだまだ元気だね~」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 05:22:58.76 ID:el9/4b+10
~500m地点~
岡部「も、もう無理だ……全力で走ったせいか、足が……」
ルカ子「だ、大丈夫ですか?」
岡部「俺の事はいい……ルカ子、お前だけでも先へ……」
ルカ子「そんな……凶真さんを置いていくだなんて……」
岡部「ふ……お前は優しいな、ルカ子よ……」
ルカ子「凶真さん……」
岡部「俺はそんなお前だから先へ行かせたいのだ……俺の……俺たちの叶わなかった願いを……お前に……」
ルカ子「凶真さん!! 僕……やります!! きっと優勝してみせます!!」
岡部「ああ、頼んだぞ……」ガク
ルカ子「はい!!」
岡部「も、もう無理だ……全力で走ったせいか、足が……」
ルカ子「だ、大丈夫ですか?」
岡部「俺の事はいい……ルカ子、お前だけでも先へ……」
ルカ子「そんな……凶真さんを置いていくだなんて……」
岡部「ふ……お前は優しいな、ルカ子よ……」
ルカ子「凶真さん……」
岡部「俺はそんなお前だから先へ行かせたいのだ……俺の……俺たちの叶わなかった願いを……お前に……」
ルカ子「凶真さん!! 僕……やります!! きっと優勝してみせます!!」
岡部「ああ、頼んだぞ……」ガク
ルカ子「はい!!」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 05:25:07.63 ID:el9/4b+10
~450m地点~
助手「…………なにやってんだろ私……」
助手「こんな事に必死になっちゃって……」
助手「バカみたいじゃない」
助手「あーあ、やめやめ……もういいや」
助手「………………」
助手「バカ岡部」
トボトボ
助手「…………なにやってんだろ私……」
助手「こんな事に必死になっちゃって……」
助手「バカみたいじゃない」
助手「あーあ、やめやめ……もういいや」
助手「………………」
助手「バカ岡部」
トボトボ
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 05:29:58.09 ID:el9/4b+10
~600m地点~
ルカ子「は……っはあ……」
鈴羽「ふっふっふ……ここは通さないよ!」
ルカ子「あなたは!」
鈴羽「優勝するのは私!誰にも邪魔させたりなんてしない!」
ルカ子「と、通してください!」
鈴羽「通りたければ私を倒して行くんだね!」
ルカ子「……岡部さんの願いは……僕が叶えるんです!! 負けません!!」
鈴羽「ふ……良い度胸してるじゃない……いいよ、かかっておいで!」
ルカ子「いきます!」
鈴羽「よっしゃあ!」
ピュッピュッピュウッピュ
ルカ子「は……っはあ……」
鈴羽「ふっふっふ……ここは通さないよ!」
ルカ子「あなたは!」
鈴羽「優勝するのは私!誰にも邪魔させたりなんてしない!」
ルカ子「と、通してください!」
鈴羽「通りたければ私を倒して行くんだね!」
ルカ子「……岡部さんの願いは……僕が叶えるんです!! 負けません!!」
鈴羽「ふ……良い度胸してるじゃない……いいよ、かかっておいで!」
ルカ子「いきます!」
鈴羽「よっしゃあ!」
ピュッピュッピュウッピュ
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 05:34:44.90 ID:el9/4b+10
~300m地点・ダル~
ダル「あっつー みんな何処まで行ったんだろ」
まゆり「私たちが最後尾だから、きっともっと進んでるよねー」
萌郁「みんな……速い……」
ダル「フェイリスたんは先に行っちゃったし……もう疲れたよパトラッシュ」
まゆり「がんばれーダル君」
萌郁「もう少し……」
ダル「うー、クーラーのきいた部屋で休みたいお」
まゆり「終わったらメイクイーンで打ち上げだよー」
ダル「それまでに溶けなきゃいいけど……」
萌郁「暑い……」
まゆり「二人ともがんばれー」
ダル「あっつー みんな何処まで行ったんだろ」
まゆり「私たちが最後尾だから、きっともっと進んでるよねー」
萌郁「みんな……速い……」
ダル「フェイリスたんは先に行っちゃったし……もう疲れたよパトラッシュ」
まゆり「がんばれーダル君」
萌郁「もう少し……」
ダル「うー、クーラーのきいた部屋で休みたいお」
まゆり「終わったらメイクイーンで打ち上げだよー」
ダル「それまでに溶けなきゃいいけど……」
萌郁「暑い……」
まゆり「二人ともがんばれー」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 05:41:15.61 ID:el9/4b+10
~500m地点・岡部~
岡部「ああ、空が青いな……」
岡部「こんなにも空が青いというのに……俺は何をしているのだろうか」
岡部「それにしても…………空が青いな……」
フェイリス「にゃにゃ? そんな所で寝転がって何してるにゃ?」
岡部「ん? なんだフェイリスか……いやな、空が青いなとな……」
フェイリス「にゃにゃ?メランコリーなかんじかにゃ?」
岡部「いや、良いんだ……俺はもう……」
フェイリス「にゃ? 何でもいいけど……凶真は優勝してもらわなきゃ困るにゃ」
岡部「なぜだ?」
フェイリス「だって……凶真じゃなきゃ……デートしたくないにゃ……」
岡部「なっ、俺は別にデートなど……」
フェイリス「凶真はフェイリスが知らない人とラブラブデートしてもいいのかにゃ?」
岡部「別に構わんのではないか?」
フェイリス「にゃにゃー! 凶真はにぶちんだにゃ!!」プイッ
岡部「ああ、空が青いな……」
岡部「こんなにも空が青いというのに……俺は何をしているのだろうか」
岡部「それにしても…………空が青いな……」
フェイリス「にゃにゃ? そんな所で寝転がって何してるにゃ?」
岡部「ん? なんだフェイリスか……いやな、空が青いなとな……」
フェイリス「にゃにゃ?メランコリーなかんじかにゃ?」
岡部「いや、良いんだ……俺はもう……」
フェイリス「にゃ? 何でもいいけど……凶真は優勝してもらわなきゃ困るにゃ」
岡部「なぜだ?」
フェイリス「だって……凶真じゃなきゃ……デートしたくないにゃ……」
岡部「なっ、俺は別にデートなど……」
フェイリス「凶真はフェイリスが知らない人とラブラブデートしてもいいのかにゃ?」
岡部「別に構わんのではないか?」
フェイリス「にゃにゃー! 凶真はにぶちんだにゃ!!」プイッ
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 05:47:09.45 ID:el9/4b+10
岡部「なんだというのだ」
フェイリス「知らないにゃ!」
岡部「?」
フェイリス「そういえばさっきクーニャンに会ったにゃ」
岡部「なに!」
フェイリス「……」
岡部「あいつは何処に居る!?」
フェイリス「…………教えないにゃ♪」
岡部「な!メイドの分際で!」
フェイリス「知らないにゃ~」
岡部「あ!こら!行くでない!」
フェイリス「お先に失礼するにゃ~」
岡部「ったく……なんなのだ……」
助手「あ……」
岡部「え……?」
フェイリス「知らないにゃ!」
岡部「?」
フェイリス「そういえばさっきクーニャンに会ったにゃ」
岡部「なに!」
フェイリス「……」
岡部「あいつは何処に居る!?」
フェイリス「…………教えないにゃ♪」
岡部「な!メイドの分際で!」
フェイリス「知らないにゃ~」
岡部「あ!こら!行くでない!」
フェイリス「お先に失礼するにゃ~」
岡部「ったく……なんなのだ……」
助手「あ……」
岡部「え……?」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 05:51:57.90 ID:el9/4b+10
~600m地点・ルカ子~
鈴羽「なかなかやるじゃないか……」
ルカ子「岡部さんに頼まれたんです。負けるわけには!」
鈴羽「……ふ……負けたよ……先に行きな」
ルカ子「良いんですか!?」
鈴羽「あんたの顔見てたらさ……昔の仲間を思い出しちゃってね……」
ルカ子「仲間……ですか?」
鈴羽「そう……仲間……大切な、ね……」
ルカ子「そう、ですか……」
鈴羽「こんなにも楽しいお祭り……アイツにも見せてやりたいよ……」
ルカ子「その人は……今は……」
鈴羽「…………」
ルカ子「あ、すみません……聞いちゃ、まずかったです、よね?」
鈴羽「いや、いいよ……聞かせてあげる……」
鈴羽「なかなかやるじゃないか……」
ルカ子「岡部さんに頼まれたんです。負けるわけには!」
鈴羽「……ふ……負けたよ……先に行きな」
ルカ子「良いんですか!?」
鈴羽「あんたの顔見てたらさ……昔の仲間を思い出しちゃってね……」
ルカ子「仲間……ですか?」
鈴羽「そう……仲間……大切な、ね……」
ルカ子「そう、ですか……」
鈴羽「こんなにも楽しいお祭り……アイツにも見せてやりたいよ……」
ルカ子「その人は……今は……」
鈴羽「…………」
ルカ子「あ、すみません……聞いちゃ、まずかったです、よね?」
鈴羽「いや、いいよ……聞かせてあげる……」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 05:55:22.79 ID:el9/4b+10
~500m地点・岡部~
岡部「助手……お前……」
助手「さっきは追いかけて悪かったわね」
岡部「……あ、ああ」
助手「なんだかもう、どうでも良くなったわ」
岡部「そうなのか?」
助手「なんでこんな事してるんだろうって、ね 疲れちゃったし」
岡部「そうか……」
助手「あんたは走らないの?」
岡部「いや……俺も疲れてしまってな」
助手「そう……」
岡部「ああ、お前に追われて全力で走ったからな」
岡部「助手……お前……」
助手「さっきは追いかけて悪かったわね」
岡部「……あ、ああ」
助手「なんだかもう、どうでも良くなったわ」
岡部「そうなのか?」
助手「なんでこんな事してるんだろうって、ね 疲れちゃったし」
岡部「そうか……」
助手「あんたは走らないの?」
岡部「いや……俺も疲れてしまってな」
助手「そう……」
岡部「ああ、お前に追われて全力で走ったからな」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 05:59:13.96 ID:el9/4b+10
助手「そ、そう……ごめんなさいね」
岡部「いや、俺の方こそ悪かったな……妙な殺気と勘違いしていたようだ」
助手「う、うん……、そうね……」
岡部「…………」
助手「…………」
まゆり「あ、オカリンに紅莉栖ちゃんだー」
岡部「ん? おお、まゆりではないか」
ダル「あれ? こんな所にいたん? もっと先に行ってるのかと」
萌郁「…………脱落……?」
岡部「いや、少し休憩していたのだ」
まゆり「そうなんだー。あ、飲み物あるよー」
岡部「おお、ありがたい」
まゆり「はいどーぞー」
岡部「いや、俺の方こそ悪かったな……妙な殺気と勘違いしていたようだ」
助手「う、うん……、そうね……」
岡部「…………」
助手「…………」
まゆり「あ、オカリンに紅莉栖ちゃんだー」
岡部「ん? おお、まゆりではないか」
ダル「あれ? こんな所にいたん? もっと先に行ってるのかと」
萌郁「…………脱落……?」
岡部「いや、少し休憩していたのだ」
まゆり「そうなんだー。あ、飲み物あるよー」
岡部「おお、ありがたい」
まゆり「はいどーぞー」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 06:03:14.30 ID:el9/4b+10
~600m地点・フェイリス~
フェイリス「にゃにゃ? あそこに居るのって……」
ルカ子「うぅ……良い人だったんですね……」シクシク
鈴羽「そんなに泣かないで」
ルカ子「だって、その人…………」
鈴羽「もう昔の事だからさ……」
ルカ子「僕……感動しちゃって……」
フェイリス「??」
フェイリス「なんだか盛り上がってるみたいだから、そっとしておくにゃ」
フェイリス「さてさて、他には誰が残ってるかにゃ~♪」
フェイリス「にゃにゃ? あそこに居るのって……」
ルカ子「うぅ……良い人だったんですね……」シクシク
鈴羽「そんなに泣かないで」
ルカ子「だって、その人…………」
鈴羽「もう昔の事だからさ……」
ルカ子「僕……感動しちゃって……」
フェイリス「??」
フェイリス「なんだか盛り上がってるみたいだから、そっとしておくにゃ」
フェイリス「さてさて、他には誰が残ってるかにゃ~♪」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 06:06:35.55 ID:el9/4b+10
~700m地点・フェイリス~
フェイリス「にゃにゃ……誰も居ないにゃ……」
~800m地点・フェイリス~
フェイリス「もうゴールしちゃってるのかにゃ?」
~900m地点・フェイリス~
フェイリス「………………にゃ?」
~ゴール地点・フェイリス~
フェイリス「なんで……誰も居ないのかにゃ?」
フェイリス「あんんい参加してくれたのに誰一人いにゃいにゃんて!!」
フェイリス「…………謎だにゃ……」
フェイリス「にゃにゃ……誰も居ないにゃ……」
~800m地点・フェイリス~
フェイリス「もうゴールしちゃってるのかにゃ?」
~900m地点・フェイリス~
フェイリス「………………にゃ?」
~ゴール地点・フェイリス~
フェイリス「なんで……誰も居ないのかにゃ?」
フェイリス「あんんい参加してくれたのに誰一人いにゃいにゃんて!!」
フェイリス「…………謎だにゃ……」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 06:09:25.26 ID:el9/4b+10
~600m地点・岡部~
岡部「ん? おーいルカ子よー!」
ルカ子「あ、凶真さん!」
岡部「何をしているのだ?」
ルカ子「あ、はい、実は……」
岡部「なに? 鈴羽の昔話を聞いて感動していた!?」
ルカ子「はい……すみません……」
鈴羽「いやー、妙に盛り上がっちゃって。そっちはぞろぞろと引き連れて何してるの?」
まゆり「実は最後尾なのです」
鈴羽「え?」
岡部「ん? おーいルカ子よー!」
ルカ子「あ、凶真さん!」
岡部「何をしているのだ?」
ルカ子「あ、はい、実は……」
岡部「なに? 鈴羽の昔話を聞いて感動していた!?」
ルカ子「はい……すみません……」
鈴羽「いやー、妙に盛り上がっちゃって。そっちはぞろぞろと引き連れて何してるの?」
まゆり「実は最後尾なのです」
鈴羽「え?」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 06:13:10.28 ID:el9/4b+10
岡部「なんだ、お前はもっと先にいると思っていたのだが……」
鈴羽「いやー油断したよ」
岡部「これでは散歩ではないか」
まゆり「まゆしぃはお散歩でも楽しいのです☆」
岡部「まあ、こんなのも悪くないか」
助手「なんだか疲れちゃったしね」
岡部「お前は自業自得だろ?」
助手「う、うるさいわね……」
まゆり「みんなで仲良くゴールを目指そー」
萌郁「……」コク
ダル「あーフェイリスたんとのデートは無しかー」
鈴羽「あれ? でもこの先には誰も……」
岡部「……え?」
鈴羽「いやー油断したよ」
岡部「これでは散歩ではないか」
まゆり「まゆしぃはお散歩でも楽しいのです☆」
岡部「まあ、こんなのも悪くないか」
助手「なんだか疲れちゃったしね」
岡部「お前は自業自得だろ?」
助手「う、うるさいわね……」
まゆり「みんなで仲良くゴールを目指そー」
萌郁「……」コク
ダル「あーフェイリスたんとのデートは無しかー」
鈴羽「あれ? でもこの先には誰も……」
岡部「……え?」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 06:16:19.38 ID:el9/4b+10
鈴羽「いやーついやりすぎちゃって」テヘッ
岡部「全員始末したというのか……」
鈴羽「そうなんだよねー」
助手「じゃあだれもゴールしてないわけ!?」
鈴羽「…………うん」
ダル「え!? じゃあゴールすればフェイリスたんとデートできるって事!?」
鈴羽「そう、なるのかな……?」
ダル「俄然やる気出てきたお!!」
まゆり「おーダル君が燃えている!!」
岡部「あまり無理はするなよ」
ダル「フェイリスたんとのデートなんだからやる気も出るって!!」
助手「はいはい」
岡部「全員始末したというのか……」
鈴羽「そうなんだよねー」
助手「じゃあだれもゴールしてないわけ!?」
鈴羽「…………うん」
ダル「え!? じゃあゴールすればフェイリスたんとデートできるって事!?」
鈴羽「そう、なるのかな……?」
ダル「俄然やる気出てきたお!!」
まゆり「おーダル君が燃えている!!」
岡部「あまり無理はするなよ」
ダル「フェイリスたんとのデートなんだからやる気も出るって!!」
助手「はいはい」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 06:20:26.07 ID:el9/4b+10
~ゴ-ル地点・フェイリス~
フェイリス「…………遅いにゃ…………」ショボン
~800m地点~
ダル「ふいーそれにしても暑いお」
助手「水でもかけましょうか?」
ダル「そえじゃあ失格になっちゃうお!」
岡部「それにしても全員とは……流石だなバイト戦士よ」
鈴羽「えへへぇ、それほどでも」
まゆり「フェリスちゃんゴールで待ちくたびれてないかなぁ」
萌郁「心配……」
助手「早く行ってあげましょ」
ダル「ゴールテープを切るのは僕だお!」
助手「はいはい」
フェイリス「…………遅いにゃ…………」ショボン
~800m地点~
ダル「ふいーそれにしても暑いお」
助手「水でもかけましょうか?」
ダル「そえじゃあ失格になっちゃうお!」
岡部「それにしても全員とは……流石だなバイト戦士よ」
鈴羽「えへへぇ、それほどでも」
まゆり「フェリスちゃんゴールで待ちくたびれてないかなぁ」
萌郁「心配……」
助手「早く行ってあげましょ」
ダル「ゴールテープを切るのは僕だお!」
助手「はいはい」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 06:26:20.24 ID:el9/4b+10
~ゴール地点~
まゆり「あ!フェリスちゃーん!」
フェイリス「にゃ!! みんなぁ!!」
フェイリス「ようやく来てくれたにゃ!」
ダル「ごめんおフェイリスたん、遅くなってしまったお」
岡部「なんだ、本当に一人で待っていたのだな」
フェイリス「フェイリスはみんな宇宙人にさらわれちゃったのかと思ったにゃ」
まゆり「ごめんねー遅くなってー」タッ
フェイリス「来てくれたからいにゃ♪」
岡部「あ、まてまゆり!」
まゆり「え?」プツリ
ダル「あ……」
フェイリス「にゃ……!」
岡部「あ…………」
助手「だめだこりゃ……」
まゆり「あ!フェリスちゃーん!」
フェイリス「にゃ!! みんなぁ!!」
フェイリス「ようやく来てくれたにゃ!」
ダル「ごめんおフェイリスたん、遅くなってしまったお」
岡部「なんだ、本当に一人で待っていたのだな」
フェイリス「フェイリスはみんな宇宙人にさらわれちゃったのかと思ったにゃ」
まゆり「ごめんねー遅くなってー」タッ
フェイリス「来てくれたからいにゃ♪」
岡部「あ、まてまゆり!」
まゆり「え?」プツリ
ダル「あ……」
フェイリス「にゃ……!」
岡部「あ…………」
助手「だめだこりゃ……」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 06:30:10.92 ID:el9/4b+10
~閉会式~
フェイリス「え~そんな訳で……優勝は……まゆしぃにゃんにゃんになりました~」
まゆり「えへへぇ」
フェイリス「まゆしぃにゃんにゃんには賞金と、フェイリスとのデート権があたえられあーす」
まゆり「照れちゃうなぁ」
フェイリス「にゃにゃーこんな結果に終わってしまいましたけど……みんn楽しんでくれたかにゃ?」
まゆり「こんなんでごめんねー」
フェイリス「そんなわけで、まゆしぃにゃんにゃんとは、今度デートしまーす」
まゆり「やったぁ♪」
岡部「なんだ……これ…………」
フェイリス「え~そんな訳で……優勝は……まゆしぃにゃんにゃんになりました~」
まゆり「えへへぇ」
フェイリス「まゆしぃにゃんにゃんには賞金と、フェイリスとのデート権があたえられあーす」
まゆり「照れちゃうなぁ」
フェイリス「にゃにゃーこんな結果に終わってしまいましたけど……みんn楽しんでくれたかにゃ?」
まゆり「こんなんでごめんねー」
フェイリス「そんなわけで、まゆしぃにゃんにゃんとは、今度デートしまーす」
まゆり「やったぁ♪」
岡部「なんだ……これ…………」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 06:32:03.81 ID:el9/4b+10
フェイリス「じゃあみんな今日はお疲れ様にゃ」
フェイリス「打ち上げはメイクイーンでやるにゃーよ~」
参加者「はーい」
ダル「僕の……夢が…………」
萌郁「仕方……ない……」
岡部「もう、なんだ…………解散!!」
おわり
フェイリス「打ち上げはメイクイーンでやるにゃーよ~」
参加者「はーい」
ダル「僕の……夢が…………」
萌郁「仕方……ない……」
岡部「もう、なんだ…………解散!!」
おわり
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