1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 00:52:36.932 ID:SZB+LBCT0EVE
真「雪歩のわからずや!」

雪歩「で、でも…」

真「雪歩のそういうところ、本当に嫌い!」

3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 00:56:30.596 ID:SZB+LBCT0EVE
亜美「あれれ?いつもは仲良しな2人が珍しいね」

真美「本当だ、めっちゃ喧嘩してるね」

真「黙ってないで何とか言いなよ!イライラするなぁ!」バンッ

4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 00:57:04.640 ID:SZB+LBCT0EVE
雪歩「や、やめてよぉ…」

真美「ちょっとまこちん、ゆきぴょん怖がってるよ?」

真「ふん!雪歩なんかもう知らない!そうやっていつまでもウジウジしてたらいいんだよ!」プイッ

5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 00:58:24.668 ID:SZB+LBCT0EVE
雪歩「そ、そんな…酷いですぅ!」

亜美「あぁ!?ゆきぴょん、泣かないで?ね?」

真美「うあうあー!まこちーん!何があったのさぁ!」

6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 00:59:14.147 ID:SZB+LBCT0EVE
真「ふん!僕はもう知らないよ!じゃあね!」

バタンッ

真美「行っちゃった…」

7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:01:05.518 ID:SZB+LBCT0EVE
亜美「まぁ、いつも通りくだらない理由っしょ?」

真美「どうせ『雪歩の声の方が可愛い…雪歩みたいな声になりたい』ってまこちんが言って…」

10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:03:27.156 ID:SZB+LBCT0EVE
亜美「『私は真ちゃんの声の方が素敵だし!そんな声になりたい』とかってゆきぴょんが言っちゃって言い争いになったとかっしょ?」

真美「そんなMASTERWORK 03のドラマCDみたいな…」

雪歩「うぅぅ…ひっく…ひっく…」

亜美「…ダメだ、ツッコむ気力もないみたいだよぉ」

12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:06:51.747 ID:SZB+LBCT0EVE
真美「いつもみたいに穴も掘らないってなると、そうとう堪えたみたいだね…」

雪歩「あぁ…このまま…ひっく…真ちゃんに嫌われちゃったら…ひっく…」

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:07:28.757 ID:SZB+LBCT0EVE
亜美「まぁ、亜美たちがどーこーしなくてもいっつも仲良しの2人ならなんとか…」

雪歩「死のう…」

真美「だ、ダメだよぉ!」

14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:09:11.197 ID:SZB+LBCT0EVE
ガチャッ

貴音「ただいま戻りまし…」

亜美「ゆきぴょん死んじゃダメだよぉ!」グイイイイ

雪歩「最後に…自分の…墓穴を…」

真美「うぉぉ…ち、力がぁ…」グイイイイ

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:09:49.897 ID:SZB+LBCT0EVE
貴音「はて…この状況は?」

亜美「お姫ちん!」

真美「助けて!」

貴音「はい?」

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:13:14.503 ID:SZB+LBCT0EVE
貴音「なるほど…真と喧嘩を…」

雪歩「ひっく…うっぐ…」

貴音「萩原雪歩!」

雪歩「は、はい!?」

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:14:15.019 ID:SZB+LBCT0EVE
貴音「私は貴女の本当の強さを知っています。だからこそ言いますが、もう少し普段から強くあるべきだと思います」

雪歩「はぅぅ…そ、そうですよね…」

貴音「はい、何も貴女の誕生日に言うことではないかもしれませんが…」

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:16:06.221 ID:SZB+LBCT0EVE
雪歩「そうだ…私…今日…誕生日なのに…」ブツブツ

亜美「ゆ、ゆきぴょん?」

雪歩「なのに…歳下の亜美ちゃんや真美ちゃんに迷惑かけて…」ブツブツ

真美「ま、真美たち気にしてないよ?ね?ね?」

23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:19:16.237 ID:SZB+LBCT0EVE
雪歩「こんな…大人になれない…ダメダメな私は…」

貴音「雪歩!」

雪歩「はぃぃぃい!?ごめんなさいぃぃぃ!」

貴音「…そう言うところを言っているのです」

26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:23:09.810 ID:SZB+LBCT0EVE
雪歩「は、はい…ごめんなさい…私ダメダメだから…」シュンッ

亜美「ダメだ…精神にマイナス思考が染み付いてる…」

貴音「雪歩、確かにやってしまったことは取り返しがつきません。それは事実です。それについて反省することも大いに結構です…しかし、それを次に活かすことを考えなければ、反省した意味がないのですよ?」

雪歩「それはわかってるんですけど…」

30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:26:28.323 ID:SZB+LBCT0EVE
貴音「すなわち今からでも次のために行動に移すことが大切なのです」

雪歩「はい…わかってます…」

貴音「では参りましょう」

雪歩「へ?」

31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:26:52.748 ID:SZB+LBCT0EVE
貴音「真を探しに行くのです。謝るにしろ、謝ってもらうにしろ会って話をするべきです。それでは行きますよ!」グイグイ

雪歩「え?ちょ、ちょっとぉぉぉ!?」

亜美「ありゃりゃ…」

真美「行っちゃった…」

32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:28:54.303 ID:SZB+LBCT0EVE
貴音「さて、真がどこに行ったのか探しましょう、何か心あたりはありませんか?」

雪歩「うぅぅん…私みたいにウジウジするような人間に…真ちゃんみたいな素敵な女の子の気持ちはわからないですぅ…」

34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:31:34.000 ID:SZB+LBCT0EVE
貴音「…どうやら重症のようですね、このさい真ではなく雪歩自身だと思って考えてみたらどうでしょう?」

雪歩「私自身?」

35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:32:06.285 ID:SZB+LBCT0EVE
貴音「はい、雪歩がこのように真と喧嘩をした時にはどうしたくなるかを考えるのです」

雪歩「わ、私なら…ポエムを書いたり…穴を掘ったり…」

貴音「では、ポエムを書いたり、穴を掘る場所に行ってみましょう」

36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:34:24.547 ID:SZB+LBCT0EVE
雪歩「ま、真ちゃんはそんなことしないですぅ!?真ちゃんならそんな…ジメジメしたやり方じゃなくて…もっと…買い物したりだとか…この前できたショッピングモールで遊んだりとか…はっ!?」

貴音「やれば出来るではありませんか」

雪歩「うぅぅ…」

37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:36:33.987 ID:SZB+LBCT0EVE
貴音「ではその新しくできたショッピングモールとやらに参りましょう」

雪歩「は、はい…あの…四条さん」

貴音「まだ何か?」

雪歩「その…ありがとうございます…」

貴音「はて?何のことでしょうか?ふふふ♪」

38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:39:40.878 ID:SZB+LBCT0EVE
ショッピングモール

雪歩「はぁぁぁぁぁぁあん!?四条さんそれいいですぅ!かっこいいぃぃぃ!可愛いですぅぅぅぅ!」

貴音「…雪歩」

42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:45:07.450 ID:SZB+LBCT0EVE
雪歩「あ!あっちの服もいいかも!四条さん!こっちですぅ!」グイグイ

貴音「ちょっ…雪歩?」

雪歩「はぅぅぅぅう!?四条さん似合い過ぎぃぃぃ!?」

44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:47:37.938 ID:SZB+LBCT0EVE
貴音「雪歩!目的は私の着せ替えではなかったはずでは?」

雪歩「はぅ!?そ、そうでした…すいません、四条さんがかっこよくて可愛いからつい…」

45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:48:30.500 ID:SZB+LBCT0EVE
貴音「だからと言ってあそこまで叫ばれれば、いかに私と言えども恥ずかしいです…」

雪歩「え?真ちゃんと服見る時はだいたいこんな感じですよ?」

貴音「それは存じておりますが…」

47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:50:59.497 ID:SZB+LBCT0EVE
雪歩「でもそうですよね…早く真ちゃんを探さなきゃ!」

貴音「あっちの方も探して見ましょう」

雪歩「はい!」

48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:53:40.466 ID:SZB+LBCT0EVE
数分後

雪歩「全然見つかりません!」

貴音「ふむ…遊びに来ているにしろ、ここではないのかもしれませんね…」

49: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:54:07.553 ID:SZB+LBCT0EVE
雪歩「どうしましょう…移動した方がいいんでしょうか…」

貴音「そうですね、軽く一周して見つけられなければ場所を変えましょう」

雪歩「じゃあ私はあっちから…」

貴音「それでは私は向こうから回りますので、合流して見つからなければ場所を変えましょう。それでは…」

50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:57:02.974 ID:SZB+LBCT0EVE
雪歩「真ちゃ~ん!真ちゃ~ん!…このお店には居なかったけど…もう1回見てみようかな…」

雪歩「くんくん…ん?これは…真ちゃんの匂い?」

真「ひっぐ…そうかなぁ…?」

雪歩「あ、いた!真ちゃん…と響ちゃん…?なんで…なんで抱きあってるの?」

53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 01:59:15.589 ID:SZB+LBCT0EVE
真「うわぁぁぁぁぁあん!響ぃぃぃ!大好きだよぉぉぉお!」ギュウ

雪歩「え?」

54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:01:07.821 ID:SZB+LBCT0EVE
雪歩「そ、そんな…真ちゃんは…響ちゃんが…」

響「うぅぅ…大好きだよ!はい!これでいい?」

真「うん…僕も大好きだよ…へへへ…」

響「さぁ、もう行こ?ね?」

真「うん、そうするよ」

雪歩「そんな…そんな…」

55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:02:46.685 ID:SZB+LBCT0EVE
貴音「雪歩!見つけましたよ!響と真が一緒にいるところを…雪歩?」

雪歩「えへへ…でも…そうですよね…」

貴音「雪歩?」

57: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:03:39.241 ID:SZB+LBCT0EVE
雪歩「私みたいな…ウジウジいじいじジメジメした…女より…」

貴音「雪歩!」

雪歩「響ちゃんみたいに…自分に自信があって…ハキハキした子の方が好きだよね…」

58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:04:24.215 ID:SZB+LBCT0EVE
貴音「雪歩!!」

雪歩「は!?し、四条さん!?」

貴音「何があったのです?真がいましたよ?追いかけましょう!」

雪歩「もう…いいんです」

貴音「は?」

59: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:05:10.583 ID:SZB+LBCT0EVE
雪歩「真ちゃんはきっと…私なんかより…響ちゃんといる方がいいんです…」

貴音「…そう真が言ったのですか?」

雪歩「え?」

60: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:05:52.708 ID:SZB+LBCT0EVE
貴音「ですから、そのように真本人が言っていたのですかと言っているのです」

雪歩「そ、それは…」

貴音「ならわからないではないですか?何故貴女はそうやって決めつけるのです?」

61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:06:35.355 ID:SZB+LBCT0EVE
雪歩「だ、だって…真ちゃんの性格なら…」

貴音「雪歩、決めつけることと信頼することは表面上では似ていますが実際は全く違うものです。」

貴音「貴女のその決めつけは貴女自身が菊地真と向き合うことから逃げたという紛れもない証拠…そんな人と友達になるなど…確かに無理なのかもしれませんね」

62: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:07:07.077 ID:SZB+LBCT0EVE
雪歩「そ、そんな…私…どうしたら…」

貴音「この場合、『どうするべきか』ではなく、『どうしたいのか』だと、私は思います…」

雪歩「四条さん…」

63: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:07:46.561 ID:SZB+LBCT0EVE
雪歩「あの…私、話してきます!真ちゃんに…嫌われても…ちゃんと話をして…それで…」

貴音「ふふふ…それでこそ、私達、皆が好きな雪歩ですよ」

雪歩「四条さん…ありがとうございます!」

64: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:12:42.372 ID:SZB+LBCT0EVE
貴音「お礼などいいのです、私は思ったことを言っただけですから…それより急がなくては、今日が終わってしまいますよ?」

雪歩「はっ!そうだ!真ちゃーん!真ちゃーん!」ダッ

65: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:13:14.903 ID:SZB+LBCT0EVE
貴音「さて…」

貴音「…行きましたよ?出てきたらいかがですか?」

響「…バレてたの?」

66: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:14:19.840 ID:SZB+LBCT0EVE
貴音「その分だと真の方も上手くいったようですね?」

響「ま、真のことはいいさー!それより、ずいぶん雪歩といちゃいちゃしてたみたいだな…」プク-

68: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:14:59.704 ID:SZB+LBCT0EVE
貴音「ふふふ、響が私をほったらかして真とばかりいちゃいちゃとしていたようなので、私も雪歩といちゃいちゃさせていただきました」

響「なっ!?そ、そんな風に言うってことは何かやましいことでもあるんじゃないのか!?浮気はダメなんだぞ!」

69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:15:29.229 ID:SZB+LBCT0EVE
貴音「ふふふ…それはとっぷしーくれっとですよ」

響「も、もー!何なの!」ウガ-

70: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:16:17.411 ID:SZB+LBCT0EVE
真「はぁ…はぁ…雪歩!」

雪歩「はぁ…はぁ…真ちゃん!」

真「や、やっと…はぁ…はぁ…」

雪歩「み、みつけ…はぁ…た…はぁ…」

71: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:16:51.817 ID:SZB+LBCT0EVE
真「あの…雪歩…」

雪歩「真ちゃん…」

真「ごめん!」
雪歩「ごめんなさい!」

真雪歩「「…え?」」

73: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:18:04.108 ID:SZB+LBCT0EVE
真「雪歩?僕に愛想を尽かして貴音さんと仲良くしてたんじゃ…」

雪歩「ま、真ちゃんこそ…私のことが嫌いになったから響ちゃんと…」

74: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:18:37.130 ID:SZB+LBCT0EVE
真「僕が雪歩のことを嫌いになるわけないじゃないか!」

雪歩「わ、私だって…真ちゃんのこと大好きだもん!」

75: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:19:56.709 ID:SZB+LBCT0EVE
真「僕の方が大好きだよ!」

雪歩「なら私は大大大好きですぅ!」

真「それなら僕は大大大大大好きだもんね!」

雪歩「なら私は…」

春香「心配だから探しに来たけど…」

やよい「いつまで続くんでしょうか…」

76: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:20:29.543 ID:SZB+LBCT0EVE
その後

亜美「それで?仲直りできたの?」

真「うん、もちろん!ねー?雪歩ー♪」

雪歩「ねー?真ちゃーん♪」

77: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:23:24.153 ID:SZB+LBCT0EVE
真美「全く…人さわがせなバカップルだよ…」

雪歩「ま、まだ付き合ってないですぅ!」
真「誰がバカだ!」

亜美「…2人とも条件反射で怒るのやめなよ…微妙に食い違ってるぽいし」

78: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:24:34.274 ID:SZB+LBCT0EVE
真美「大体なんで喧嘩してたのさ?」

雪歩「そ、それは…」

真「雪歩が僕にクリスマスプレゼントをくれようとしたんだけどさ…」

亜美「ふんふん」

79: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:25:03.860 ID:SZB+LBCT0EVE
雪歩「そう、真ちゃんに似合いそうな可愛い服があったから真ちゃんにプレゼントしようと思って…」

真美「ゆきぴょんは友達思いですなぁ~」

80: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:26:23.391 ID:SZB+LBCT0EVE
真「そうなんだけど…雪歩が『真ちゃん、この服着てみて』って雪歩が言うから…」

雪歩「真ちゃん、私がまた真ちゃんにかっこいい服を着せようとしてると思ったらしくて…『僕は雪歩の着せ替え人形じゃないよ!』って怒っちゃって…」

亜美「あ~、ゆきぴょんの誕生日だったしね…」

真「結局僕が勘違いしたのが悪いんだけどね…」

81: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:27:33.107 ID:SZB+LBCT0EVE
雪歩「ま、真ちゃんは悪くないよ!私が普段から真ちゃんが嫌がることをしなかったら…」

真「雪歩…」

雪歩「真ちゃん…」

83: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:28:40.207 ID:+rYVoSi2MEVE
僕はいつも学校に行くためにバスに乗ってるんですけど、そのバスは右に曲がった。
そのいつも乗ってるバスで、ある日おかしな事があったんです。
だって、いつものような、おばあさんもがいるから、最後まで行ったんです。
痛いから。
それで、そこまでは別に良かったんですけど、めちゃくちゃ大きい紙袋の紙じゃない版みたいなのがあって、ボールみたいなのもあって、シルクハットをかぶってる人もいっぱいいたんです。
おかしいですよね?普通の道を通ってるのに。
それでもバスはずうっと普通に進んでたんですけど、ある道を左に曲がった所で、いきなり急ブレーキをしたんですよ。
それで、本当に急にキー---って止まったんで、中に乗ってた人が、バランスを崩してこけそうになったんです。
僕は席に座ってたんで大丈夫だったんですけど。


でも、本当におかしい事は、学校に行く直前に起こったんです。
そのバスはいつも、大きな公園の横を通って行くんですけど、その頃、ちょうどそのいつもの道は工事してたんで、ちょっと遠回りして、トンネルがある方の道から行ってたんです。
それで、そのトンネルのちょうど真中ぐらいまで通ったところで、そのバスが「ガチャ」とか言いながら止まったんです。
僕はもちろんおかしいな、と思いました。
で、気付くと、バスは既に学校前のバス停に着いてました。
僕は、あれ?おかしいなぁ?とか思いながらバスを降りて、その日も普通に学校に行きました。
そのバスに乗ってた人はもうみんな死んだんですけど。

84: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:28:46.878 ID:SZB+LBCT0EVE
真美「もー!すぐ2人っきりの世界に入らないでよー!」

雪歩「はっ!?私また…恥ずかしいですぅ…」

真「えへへ…照れちゃうなぁ…あ、そうだ!バタバタしてて雪歩の誕生日プレゼント渡してなかった!はい、これ!」

亜美「いいなー!ゆきぴょん!」

真美「ほらほら、彼氏からのプレゼント開けてみてよぉ!」

85: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:30:32.306 ID:SZB+LBCT0EVE
雪歩「だから違うってばぁ…真ちゃん、開けてもいい?」

真「もちろん!きっと雪歩に似合うと思うよ!」

雪歩「ふふふ、ありがと…ってあれ?」パカッ

86: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:31:23.464 ID:SZB+LBCT0EVE
亜美「うわー、真っ白のポンチョだー!」

真美「めっちゃ可愛いじゃん!何が『あれ?』なのゆきぴょん?」

87: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:32:27.583 ID:SZB+LBCT0EVE
亜美「あ!あれっしょ?まこちんチョイスなのにフリフリじゃないからびっくりしてるんでしょ?」

真「自分が好きなものと雪歩に似合うものは別だろ?雪歩は元がいいんだからフリフリで飾る必要はないし、むしろ邪魔だからね」

亜美「へー、案外考えてるんだね」

真「だからどういう意味だよ!?」

88: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:33:04.247 ID:SZB+LBCT0EVE
真美「でもゆきぴょん、それにしてもびっくりしすぎっしょー?そんなにまこちんのファッションセンス疑ってたの?」

雪歩「ち、違うよぉ!あ、あのね?これは私が真ちゃんにクリスマスプレゼントとして用意してた服なんだけど…」パカッ

89: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:33:07.082 ID:+rYVoSi2MEVE
真美「もー!すぐ2人っきりの世界に入らないでよー!」

雪歩「はっ!?私また…恥ずかしいですぅ…」

真「えへへ…照れちゃうなぁ…あ、そうだ!バタバタしてて雪歩の誕生日プレゼント渡してなかった!はい、これ!」

亜美「いいなー!ゆきぴょん!」

真美「ほらほら、彼氏からのプレゼント開けてみてよぉ!」

90: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:33:28.788 ID:+rYVoSi2MEVE
雪歩「真ちゃ~ん!真ちゃ~ん!…このお店には居なかったけど…もう1回見てみようかな…」

雪歩「くんくん…ん?これは…真ちゃんの匂い?」

真「ひっぐ…そうかなぁ…?」

雪歩「あ、いた!真ちゃん…と響ちゃん…?なんで…なんで抱きあってるの?」

91: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:33:48.634 ID:+rYVoSi2MEVE
雪歩「そ、そんな…真ちゃんは…響ちゃんが…」

響「うぅぅ…大好きだよ!はい!これでいい?」

真「うん…僕も大好きだよ…へへへ…」

響「さぁ、もう行こ?ね?」

真「うん、そうするよ」

雪歩「そんな…そんな…」

92: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:34:25.015 ID:+rYVoSi2MEVE
亜美「あ!あれっしょ?まこちんチョイスなのにフリフリじゃないからびっくりしてるんでしょ?」

真「自分が好きなものと雪歩に似合うものは別だろ?雪歩は元がいいんだからフリフリで飾る必要はないし、むしろ邪魔だからね」

亜美「へー、案外考えてるんだね」

真「だからどういう意味だよ!?」

93: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:34:29.319 ID:SZB+LBCT0EVE
亜美「ん?うあうあー!?同じ服だー!?」

真「な、なんで…?こんなに可愛い服を…」

雪歩「私言ったでしょ?『真ちゃんに似合いそうな可愛い服があった』って…」

94: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:35:01.504 ID:+rYVoSi2MEVE
真「雪歩のわからずや!」

雪歩「で、でも…」

真「雪歩のそういうところ、本当に嫌い!」

95: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:35:06.485 ID:SZB+LBCT0EVE
真「でも…こういうのは僕みたいな男っぽいやつには…」

雪歩「そんなことないよ!真ちゃんはすっごく可愛い女の子だもん!誰が否定したって…例え真ちゃんが否定したって絶対、それだけは譲らないもん!」

真「雪歩…へへへ…本当に…変なところで頑固なんだから…」ポロッ

96: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:35:29.357 ID:+rYVoSi2MEVE
亜美「あ!あれっしょ?まこちんチョイスなのにフリフリじゃないからびっくりしてるんでしょ?」

真「自分が好きなものと雪歩に似合うものは別だろ?雪歩は元がいいんだからフリフリで飾る必要はないし、むしろ邪魔だからね」

亜美「へー、案外考えてるんだね」

真「だからどういう意味だよ!?」

97: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:36:01.831 ID:+rYVoSi2MEVE
亜美「ん?うあうあー!?同じ服だー!?」

真「な、なんで…?こんなに可愛い服を…」

雪歩「私言ったでしょ?『真ちゃんに似合いそうな可愛い服があった』って…」

98: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:36:27.383 ID:+rYVoSi2MEVE
亜美「うわー、真っ白のポンチョだー!」

真美「めっちゃ可愛いじゃん!何が『あれ?』なのゆきぴょん?」

99: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:36:34.685 ID:SZB+LBCT0EVE
亜美「あー!ゆきぴょんがまこちん泣かせたー!」

雪歩「え!?だ、だって、これは…」

真美「いーけないんだー、いーけないんだー!にーいちゃんに言ってやろー!」

雪歩「うぅぅ…そんなぁ…」

100: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:36:59.169 ID:+rYVoSi2MEVE
真「僕の方が大好きだよ!」

雪歩「なら私は大大大好きですぅ!」

真「それなら僕は大大大大大好きだもんね!」

雪歩「なら私は…」

春香「心配だから探しに来たけど…」

やよい「いつまで続くんでしょうか…」

101: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:37:12.548 ID:SZB+LBCT0EVE
真「こ、こら!亜美、真美!ダメだろ!雪歩が困ってるじゃないか!」

亜美「うあうあー!まこちんが怒ったー!」

真美「もう、2人とも全然変わってないよぉ!そんなんじゃまた喧嘩しちゃうんじゃないの?」

102: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:37:39.048 ID:+rYVoSi2MEVE
亜美「あー!ゆきぴょんがまこちん泣かせたー!」

雪歩「え!?だ、だって、これは…」

真美「いーけないんだー、いーけないんだー!にーいちゃんに言ってやろー!」

雪歩「うぅぅ…そんなぁ…」

103: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:38:20.714 ID:SZB+LBCT0EVE
雪歩「た、確かに…」

真「それはそうかもしれない…けど!」

雪歩「何回喧嘩したって、その度に仲直りできるって…今回、ちゃんとわかったから…」

真「だから、それがわかったってことは…成長できたってことなのさ!」

104: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:38:50.392 ID:SZB+LBCT0EVE
亜美「うーん、そういうもんかなぁ?」

真「そういうもんだよ、どれだけ成長しても…」

雪歩「どれだけ変わっても…」

真「僕たちは…」
雪歩「私たちは…」

真雪歩「「ずーっと、友達だもんね!」」

終わり

107: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/24(木) 02:43:23.149 ID:+rYVoSi2MEVE
亜美「うーん、そういうもんかなぁ?」

真「そういうもんだよ、どれだけ成長しても…」

雪歩「どれだけ変わっても…」

真「僕たちは…」
雪歩「私たちは…」

真雪歩「「ただの知り合いだもんね・・・」」

終わり

引用元: 雪歩「私が成長出来た日」