1: 名無しで叶える物語(かつお)@\(^o^)/ (中止W bd3b-1hmI) 2015/12/24(木) 16:35:16.04 ID:s0+f/wRK0EVE
ことり「そういう意味じゃなくって~!」

海未「ふふっ、分かっていますよ。ただ……」

ことり「ただ?」

海未「その言葉を、そのまま受け取っても構わないんですか?」

ことり「ふぇ!?そ、そのままって……」



スッ



海未「こういう事ですよ」ボソッ

ことり「う、海未ちゃん……近くない?///」

2: 名無しで叶える物語(かつお)@\(^o^)/ (中止W bd3b-1hmI) 2015/12/24(木) 16:35:51.99 ID:s0+f/wRK0EVE
海未「これを期待していたのではないですか?」ボソッ

ことり「……///」

海未「……ことり」ボソッ

ことり「そ、そうだけどぉ……」

海未「では……」

ことり「でもだめっ!」バッ

海未「……何故ですか」

ことり「今日はクリスマスですっ!」

海未「はぁ、そうですね……」

ことり「せっかく一緒に過ごせるんだから、ことりはもっと恋人らしい事がしたいなぁ……」

4: 名無しで叶える物語(かつお)@\(^o^)/ (中止W bd3b-1hmI) 2015/12/24(木) 16:36:34.95 ID:s0+f/wRK0EVE
海未「これも十分恋人らしい事では?」

ことり「もうっ……海未ちゃんはちょっと   な事ばっかり考えすぎ!」

海未「そんな事はありません」

ことり「じゃあ、今月海未ちゃんから何回キスしてきた?」

海未「……」フム

海未「多すぎて覚えてないですね」サワサワ

ことり「今、ことりの太ももをサワサワしてるこの手はなぁに?」

海未「色白で柔らかくて、スベスベしていてとても触り心地がいいです」サワサワ

6: 名無しで叶える物語(かつお)@\(^o^)/ (中止W bd3b-1hmI) 2015/12/24(木) 16:37:18.03 ID:s0+f/wRK0EVE
海未「またこんな短いスカートを履いて……誘っているのですか?」サワサワ

ことり「海未ちゃん?」ガシッ

海未「……悪ふざけが過ぎましたね」

ことり「ホントだよっ」プクゥ

海未「ですが止めません」サワッ

ことり「ひゃあっ///」ビクッ

海未「ことり……良いですよね?」

ことり「だめっ……だってばぁ……///」

海未「今日はクリスマスなんですよね?だったら、プレゼントを頂きたいのですが」

7: 名無しで叶える物語(かつお)@\(^o^)/ (中止W bd3b-1hmI) 2015/12/24(木) 16:38:08.39 ID:s0+f/wRK0EVE
ことり「ぷ、プレゼントって……?」

海未「言わないと分かりませんか?」

ことり「……ぅ」

海未「では……」






海未「ことりが欲しいです」

ことり「……ま、まだあげない!」

海未「まだ?それはつまり、後々頂けるという認識で構わないのですね?」

ことり「ち、ちがっ///」

海未「仕方がありません。なら、それまではことりの言う普通の恋人らしく過ごしましょう」フフッ

ことり「……あげないからね?」

海未「……聞こえませんね」

――――――

8: 名無しで叶える物語(かつお)@\(^o^)/ (中止W bd3b-1hmI) 2015/12/24(木) 16:39:02.09 ID:s0+f/wRK0EVE
海未「はい、ことり」ア-ン

ことり「あ、あーん///」パクッ

海未「ケーキ、美味しいですか?」

ことり「うん、美味しいよ。ありがと、海未ちゃん」

海未「いえいえ、私も早くことりが食べたいです」

ことり「海未ちゃん?」ニコニコ

海未「ことりは本当に可愛いですね」ナデナデ

ことり「また、そうやってごまかそうとする……」

海未「誤魔化しなどではありません。私は常日頃から、ことりは可愛いと思っていますよ」

ことり「……もうっ///」

9: 名無しで叶える物語(かつお)@\(^o^)/ (中止W bd3b-1hmI) 2015/12/24(木) 16:40:16.59 ID:s0+f/wRK0EVE
海未「ふふっ、よければ私にも食べさせてくれませんか?」

ことり「……あ~ん」

海未「あむっ……」パクッ


モグモグ


海未「うんっ、美味しいです」ニコッ

海未「流石はことりの作ったケーキ、愛情がたっぷりと詰まっていますね」

ことり「う、うん///海未ちゃんに食べてもらいたくって、一生懸命作ったから……」

海未「そして、ことりの愛情が詰まったケーキを食べるという事は、それすなわち……ことりを食べるという事にも繋がるのではないでしょうか?」

11: 名無しで叶える物語(かつお)@\(^o^)/ (中止W bd3b-1hmI) 2015/12/24(木) 16:41:02.31 ID:s0+f/wRK0EVE
海未「あ、勿論直接的な意味ではないですよ?」

ことり「……」

海未「なるほど……そう考えると、尚更美味しく感じてきました」パクパクッ


ヒョイ


海未「ん……何をするのですか、ことり」

ことり「没収です!」プクゥ

海未「私に食べてもらいたくて作ったと、さっき言っていたではありませんか!」

ことり「今日の海未ちゃん、   な事しか考えてないからもうだめ!」

海未「……」

ことり「我慢してくれるんじゃなかったの?」

12: 名無しで叶える物語(かつお)@\(^o^)/ (中止W bd3b-1hmI) 2015/12/24(木) 16:42:02.55 ID:s0+f/wRK0EVE
海未「我慢……しようとは思いました。ですが……」




ガバッ




ことり「やんっ!」ドサッ

海未「もう……いいですよね?」

ことり「……だめ」

海未「ことり……」チュッ

ことり「んっ……海未……ちゃん……」

海未「ことり、綺麗です……可愛いです……」チュッ

ことり「ちょっ……と……や、やめっ……やぁっ///」

13: 名無しで叶える物語(かつお)@\(^o^)/ (中止W bd3b-1hmI) 2015/12/24(木) 16:43:23.91 ID:s0+f/wRK0EVE
海未「ことり……ことり……」チュッ

ことり「んむっ……」

海未「はぁ……はぁ……す、すみません……キスだけでは収まりが付きそうにありません」スッ

ことり「ふえぇ!?そ、それだけはだめっ///」バッ

海未「手を退けてください」ガシッ

ことり「だめだめだめだめぇ///」ジタバタ

海未「それでは……いただきます」グイッ

ことり「う、海未ちゃ……んうぅ///」

――――――

15: 名無しで叶える物語(かつお)@\(^o^)/ (中止W bd3b-1hmI) 2015/12/24(木) 16:44:32.83 ID:s0+f/wRK0EVE
ことり「……」ムスッ

海未「あ、あの……ことり?」

ことり「なぁに?」ムスッ

海未「その……すみませんでした」

ことり「別に怒ってないもん……」プクゥ

海未「怒ってますよね?」

ことり「怒ってないもん!」

海未「極力、我慢をしようと努力はしたのですが……」

ことり「ことり、だめって何回も言ったよ?」

海未「はい……」

16: 名無しで叶える物語(かつお)@\(^o^)/ (中止W bd3b-1hmI) 2015/12/24(木) 16:45:45.81 ID:s0+f/wRK0EVE
ことり「普通の恋人らしく過ごしたいってお願いもしたよ?」

海未「返す言葉もございません……」

ことり「どうして、海未ちゃんはすぐ   な事しちゃうの?」

海未「それに関しましては、何度も言うようですがことりが魅力的すぎて……」

ことり「……ふぅん」

海未「ことりが怒るのも、もっともです!」

海未「ですが!こ、これで許してはいただけないでしょうか!」パッ

ことり「……なにこれ?」

海未「私からのクリスマスプレゼントです。開けていただけると」

17: 名無しで叶える物語(かつお)@\(^o^)/ (中止W bd3b-1hmI) 2015/12/24(木) 16:46:58.06 ID:s0+f/wRK0EVE
パカッ



ことり「……ゆ、指輪?」

海未「そうです」

ことり「ことりに?」

海未「ええ……その、あれです」

海未「本物ではありませんが……それの、前準備と言いますか何と言いますか……」

ことり「結婚指輪の代わり!?」

海未「うっ……ま、まあそんな感じです……」

ことり「……そっか」

18: 名無しで叶える物語(かつお)@\(^o^)/ (中止W bd3b-1hmI) 2015/12/24(木) 16:47:43.24 ID:s0+f/wRK0EVE
海未「すみません、本当はあんな事をするより早く渡すつもりだったんですけど……」

ことり「そっかそっかぁ……ふふっ」

ことり「ねえ海未ちゃん、これ付けてもいいかなっ?」ワクワク

海未「勿論ですよ」


スッ…


ことり「ふわぁ……きれ~い」ウットリ

海未「私はそういうアクセサリー等には疎いので、それで気に入っていただけるかどうかは、分かりませんが……」

ことり「ううん、大丈夫。すっごく嬉しいよ!」

19: 名無しで叶える物語(かつお)@\(^o^)/ (中止W bd3b-1hmI) 2015/12/24(木) 16:48:40.20 ID:s0+f/wRK0EVE
海未「ああ、安心しました……」フゥ

ことり「……それに、海未ちゃんが   な事ばっかりしてくるのは、今に始まった事じゃないもんね」クスッ

ことり「仕方ないから……今回はこの指輪に免じて、許してあげちゃいます!」

海未「ことりが恋人で本当に良かったです……」

ことり「でも、仕方なくだからね?次はないよ?」

海未「はい、肝に銘じておきます」

ことり「うん、それなら良し!です♪」

――――――

20: 名無しで叶える物語(かつお)@\(^o^)/ (中止W bd3b-1hmI) 2015/12/24(木) 16:49:39.76 ID:s0+f/wRK0EVE
海未「あの、ことり……本当に泊まっていっても構わないんですか?」

ことり「いいよ……」

海未「もう、破廉恥な事はしないようにしますので……」

ことり「ううん……」


プチプチ……



ことり「我慢……しなくてもいいよ?」

海未「えぇ!?で、ですが……」

ことり「だって、ことりまだあげてないよ?プレゼント」

海未「プレゼントとは……」





ことり「……ことりだよ」ボソッ

海未「い、いいんですか?」ゴクリ

ことり「今日はクリスマスだから……海未ちゃんになら……」

ことり「でも……今度は優しくして欲しいな」

海未「はい、優しくします……」








海未「ことり……」

ことり「海未ちゃん……」


チュッ……

21: 名無しで叶える物語(かつお)@\(^o^)/ (中止W bd3b-1hmI) 2015/12/24(木) 16:50:06.86 ID:s0+f/wRK0EVE
おわり

引用元: ことり「今夜は寝かさないぞ~♪」 海未「徹夜はちょっと……」