1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/25(金) 23:02:43 By0wpog2
ブチャラティ「…ということだ。今から新しい仲間をつれてくる」
ミスタ「いや、どういう事だよ!」
ブチャラティ「とにかく俺が新人を連れてくると言ったんだ。ここから一切の文句は受け付けない」
アバッキオ「御都合主義の省略された説明じゃ納得がいかねえ…!」
フーゴ「それに、人数増えるって事は5人じゃなくなるって事なんですよ」
ナランチャ「アレェ!?6人だとゴレンジャーじゃねえよな?」
フーゴ「そこはどうする気です?ブチャラティ」
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2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/25(金) 23:06:36 By0wpog2
ブチャラティ「そうだな…まあ、そんなグラフで『その他』に分類される様な細かい事は気にするな。あまり気にするとハゲるぞ」
フーゴ「横暴ダァ!僕ら二人の時もゴレンジャーだったじゃないですか!やっと5人になったのに…!」
ブチャラティ「なら尚更気にする事は無いんじゃあないか?5人で無くともゴレンジャーを名乗れる事実がオレ達にはあるんだぜ」
フーゴ「ぐぬぬ」
ブチャラティ「あいつの事は会えば分かる…俺はあいつに来て貰いたいと思っているッ!以上だ」
ナランチャ「な なんかヤケに入れ込んでねぇか~?」ヒソヒソ
ミスタ「うーむ…偶に面倒くさい老人みたいになるからな、ブチャラティは」ヒソヒソ
アバッキオ「まぁどんなブチャラティでも俺はついていくがな…新人の件は別として」ヒソヒソ
3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/25(金) 23:12:31 By0wpog2
ブチャラティ「さっき話した新しい仲間を連れてきた!」
ジョルノ「初めまして。ジョルノ・ジョバァーナです」
シーン
ブチャラティ「おい何だお前ら!」
ジョルノ「いえ、ブチャラティ…ここは自分で」
ギィィ… ドスッ
ジョルノ「失礼な事言わせてもらいますが、男の嫉妬は見苦しいと思います」スス
アバッキオ「なんで普通に席について人のケーキ取ろうとしてんだお前はー!」バシィ!
ジョルノ「痛っ」
ミスタ「な、なんだこいつ」
4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/25(金) 23:17:52 By0wpog2
ジョルノ「先輩方には受け入れがたい事でしょう…仕方ない事だ…虐められても我慢します!」
フーゴ「ウワーッ厚かましい!いやだなぁ…今も昔もこう言う奴が出世するんだ…帰って欲しいよ」
ジョルノ「帰りません。何たってこのジョルノ・ジョバァーナには夢がある!」カチャカチャ
アバッキオ「訳分からねえ事言いながら人のカップを取るなァー!」パッシィア!
ジョルノ「痛っ…」
ナランチャ「おいおいおいおい!そんな事よりお前何歳なんだよー!」
ジョルノ「15歳です」
ナランチャ「俺より二個も下なのかよー!俺の事さん付けで呼べよな!」
フーゴ「なんかヤバいのが来ましたよ…やべえよやべえよ…どうするんですか」ヒソヒソ
アバッキオ「お前が言うなって感じだが、洗礼を受けさせるヒマがなかったぞ…」ヒソヒソ
ミスタ「なんつーか圧倒されるぜ、あの厚かましさ」ヒソヒソ
ブチャラティ「(よく分からんが、ジョルノ・ジョバァーナ…人に認められていく才能があるみたいだ…)」
5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/25(金) 23:27:47 By0wpog2
ジョルノ「中々美味しいケーキですね、コレ」
フーゴ「どうすんだよ本当に…」
ブチャラティ「早速だが、たった今電報が入った。アンサツジャーの奴らが動き始めたようだ…全力でアンサツジャーから街を守るぞ!」
ミスタ「アンサツジャーがァ?とうとうか…」
ジョルノ「僕にとって初めての怪物ですね」
ブチャラティ「いや、アンサツジャーはギャング戦隊に所属するグループだ」
ジョルノ「えっ?それじゃあ仲間同士で戦うんですか…?」
ミスタ「戦隊が増え過ぎちまったせいで、怪物さんはほぼ全滅しちゃってよ…給料が中々入らないもんだから度々こうやって暴動が起こんだ」
ジョルノ「(世紀末だなぁ…)」
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6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/25(金) 23:31:31 By0wpog2
ブチャラティ「ジョルノ、変身バッチは持ってるよな」
ジョルノ「ええ勿論。数時間前貰ったばっかりですから」
7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/25(金) 23:33:19 By0wpog2
ブチャラティ「よし、皆変身だ!」
シャランラ シャランラ
ブチャラティ「ホワイト!」
ジョルノ「ゴールド!」
ミスタ「ブルーッ!」
ナランチャ「オレンジィー!」
アバッキオ「パープル!」
フーゴ「パープル!」
ブチャラティ「6人揃って!!」
皆「ゴレンジャー!」
バァーーーン
ブチャラティ「行くぞ!」
9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/25(金) 23:52:27 By0wpog2
ダダダダ
ジョルノ「あのミスタさん、専用の乗り物とかは無いんですか」
ミスタ「ああ、基本徒歩だぜ。出動たってどうせいつも近所だし」
ジョルノ「(やはりアンパンマン号みたいなのはアニメの世界だけなんだな…)」
ブチャラティ「居たぞ!」
ジョルノ「うっ何人かコンビニの前にたむろしている…これがアンサツジャー!」
ジョルノ「(ただのヤンキーにしか見え無いが…)」
10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/25(金) 23:56:43 By0wpog2
???「お前らは…」
ゴゴゴゴゴ
ブチャラティ「久しぶりだな…アンサツジャー!」
プロシュート「…」
ドドドドド
11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 00:04:15 YG1TWc4g
プロシュート「新入りが入ったって聞いたが…」
ブチャラティ「流石、情報を掴むのが早いな。ああ…ついさっきの入りたてほやほやだッ!」
フーゴ「(アンサツジャー…人数がやや少なかったな。残りはどこへ…!?)」
プロシュート(パープル)「ハッ…おいブチャラティー!パープル増やしてんじゃねえよ!2隊だけでパープル何人いると思ってるんだァー!!ややこしいわッ」
ブチャラティ「ン…?別にパープルは増やしてないぞ?」
プロシュート「じゃあアイツは何なんだよ!」
ビシィ!!
フーゴ「ぼ 僕のことか!?」
12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 00:07:10 YG1TWc4g
(後方)
ジョルノ「初めまして、新人のゴールドです。よろしくお願いします」
ペッシ(グリーン)「目立つなァお前…なんでそんな発光してんだい?」
13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 00:31:42 YG1TWc4g
メローネ(パープル)「ハァ?また?君らいい加減にしてくれよ…パープルは5人もお呼びじゃあねえんだよ!」
イルーゾォ(パープル)「そうだそうだ!」
フーゴ「僕じゃあねえぞォー!!!オイ!!」
プロシュート「そうか…?なんか初めて見た気がするが」
フーゴ「何度教えりゃいいんだ!?新入りが来る度に僕を指差しやがって…っ!」
フーゴ「新入りはアッチー!!!」ビシーッ!
ジョルノ「ン…?」
フーゴ「大体パープルが多いのは仕方ないじゃあないか!何故かパープルの戦闘服だけ異様に余ってるんだから…!!」
フーゴ「ハァーッ…ハァーッ…」
ミスタ「何て言うかなぁ?言ったほうがいいと思うか?それとも触らぬ神に祟りなしかァー?」ヒソヒソ
ナランチャ「やめといた方がいいぜ…無理に頑張ってはっちゃける姿ほどキツイものはねーからなぁ…」ヒソヒソ
ブチャラティ「俺も言う必要は無いと思う。『陰が薄い』と言うのは本人にとっては割と笑い事では無い筈」ヒソヒソ
14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 00:50:16 YG1TWc4g
プロシュート「そ そうか…そいつは悪いな」
フーゴ「まぁ良い…僕が先輩として紹介してやるよ。あいつが新入りのゴールド」
アバッキオ「無理するなよ…おい!新入りッ!ちょっとこっち来な!」
ジョルノ「…」キンキラキン
イルーゾォ「(金色の戦闘服なんてあったっけ?)」
15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 01:00:45 YG1TWc4g
タッタッタ
ジョルノ「な…何なんですかパープル!この没 個 性 の 溜 ま り 場はッ!?」キンキラキンキン
プロシュート「グァ"アア"アア"ア"ア"」
イルーゾォ「ア"ガ"ァッッ」
メローネ「アバア"ア"ア"聞きたく"無"い"!」
フーゴ「イ"ァ"ア"ア"!なんて破壊力なんだッ!どんな言葉よりも刺さる…」
アバッキオ「パ…パープルーーッ!ゴールドこの野郎!!」ガシーッ
ジョルノ「うぐぐっ離して下さい、パープル…」
アバッキオ「俺だって本当は『ディープパープル』とかにして、差別化したかったんだよッ!」
ジョルノ「それはちょっと不味くないですか…?」
16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 01:25:55 YG1TWc4g
ブチャラティ「凄いな…一気に四人も倒したぞ!!」
ミスタ「1人は仲間だけどな…」
ミスタ「まぁ残るはあと1人って事か…ヘイグリーン!覚悟しな!」
ペッシ「ま、待ってくれよォ~!オレ達が何をしたって言うんだよ~!」
ブチャラティ「何…?反乱を起こしただろう。だから俺たちが駆り出されたのだ」
ペッシ「誤解だ!オレ達人数が少ないだろ!?反乱を起こすかどうかで二つに別れたんだッ!!俺らは…クリーンだよ…!」
ミスタ「つまり…俺たちは…?」
17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 01:47:44 YG1TWc4g
ブチャラティ「本当の仲間を倒しちまったって事だな…」
ペッシ「そうだよぉおーー!」
ミスタ&ブチャラティ「うーむ…」
ブチャラティ「そう言えばそんな事を出る前に聞いた気がするなぁ…」ヒソヒソ
ミスタ「非常にまずいぜ…こんな事上に知られたら下手すら退職だぞ…」ヒソヒソ
ナランチャ「えっえっ…?ブ ブチャラティ…どうすんの?」ヒソヒソ
ブチャラティ「まあ待て、奴らには外傷が無い。実際一切触ってすらい無いんだからな。つまりオレ達がやったと言う証拠が無いんだ」ヒソヒソ
ナランチャ「…!」
18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 02:55:54 YG1TWc4g
ナランチャ「あったま良いー!確かに…!証拠がねえんじゃあな!」
ブチャラティ「問題は彼、グリーンだな…彼を言いくるめなくては」
ミスタ「それなら俺に良い案があるぜ!なぁナランチャ…」ガシッ
ナランチャ「え…?」
19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 02:59:58 YG1TWc4g
ペッシ「うっうっアニキィ~」
ナランチャ「なぁ…グリーン…この俺のチョコレートやるからよ…この事は黙っててくれねぇかな?」サッ
ブチャラティ「(いいぞ…ナランチャ)」
ペッシ「それは…ゴディバのチョコレート…!?」
ナランチャ「そう!ゴディバの…(クソックソ~~!ミスタ覚えてやがれ~ッ)」
ペッシ「ほ、本当かい?黙っていれば…あのゴディバのチョコレート…箱で?くれるのかい…!?」
ナランチャ「ああ!勿論!だから受け取ってくれヨォ!」
ペッシ「…だが断る」
ブチャラティ「何ィ!?」
20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 03:02:55 YG1TWc4g
ペッシ「皆の恨みッ言ってやるぞ…!盛大に盛って漏らしてやるぞ…!元々は戦隊が多すぎるのがいけねえんだッ!ライバルが減れば俺たちだって「当身!」ドスッ
ペッシ「うっ」ドサッ
ブチャラティ「…」スッ
ナランチャ「…」
ミスタ「…」
ブチャラティ「……」
21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 03:06:27 YG1TWc4g
ブチャラティ「オイ!帰るぞお前らー!!カラスが鳴いたらかーえろうだ!」
ミスタ「なんかどっと疲れたぜ…」
ナランチャ「あ~!腹減ったァーもう夕暮れだよー」
アバッキオ「…チッ…説教はココまでにしといてやるぜ…」バッ
ジョルノ「やっと!ってうわ…僕の服が…!ビロンビロンじゃあないですか」ベローン
ナランチャ「ギャハハハ!何じゃこりゃ…こりゃもう着れねえぜ?」
ミスタ「ゴールドの替えなんて無いよなぁ…見た事無いもんな。どーする新人、パープルにでもなるか?」
ジョルノ「いや、これ僕の手作りですし…。一応何着か替えが家にありますので、無問題です」
アバッキオ「はぁ!?手作りだとぉ…!」
ジョルノ「ええ、まぁ」
22 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 03:10:05 YG1TWc4g
ミスタ「手作りィ~!?気合入れすぎだろ…!どう思う?」ヒソヒソ
アバッキオ「用意周到すぎて吃驚だぜ…しかし手作りか…成る程…成る程ックソッ」ヒソヒソ
ミスタ「その手があったかみたいな顔やめろよな…!」ヒソヒソ
ナランチャ「なんか逆に笑って良いのか分かんなくなってきたよォ~オレ…」ヒソヒソ
ジョルノ「この人達…何で定期的に輪になってヒソヒソ話するんだろうか…」
ジョルノ「ねえ、何でなんですか?ブチャラティ」
ブチャラティ「ん?何がだ?」
…
あれから数日後。
あの時倒れた人達は病院に運ばれたが(精神的ショックが大きすぎたのか)、まだ目覚めないそうだ。
『彼らが勝手に倒れたのは事実。俺らは堂々として居れば良い』とブチャラティは言っていた。
だが、見られていたのだ。ブチャラティがペッシに当身をする所を、コンビニ定員に。
更にミスタの残り香から僕達がそこにいた事が暴露、何だかんだで給料が半分に減らされた。
23 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 03:15:37 YG1TWc4g
ブチャラティ「たった今電報が来た!何でも謎の紫の煙を撒き散らす怪物…怪人?よく分からないが何だか暴れているらしい!そいつから全力で街を守るんだ!」
ブチャラティ「行くぞお前ら!変身!」
シャランラ シャランラ
ブチャラティ「ホワイト」
ジョルノ「ゴールド!」
ミスタ「ブルーッ!」
ナランチャ「オレンジィー!」
アバッキオ「パープル!」
「ギャング戦隊ゴレンジャー!出動だ!」
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