1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/27(土) 22:33:34.36 ID:VmB7W0Cf0
ハナ「この間のヤヤさんちのお泊り会楽しかったデスね!」

なる「そうだね……」ズーン

ハナ「? どうかしましたか? なる?」

なる「……お泊り会の日、寝る前にみんなでお菓子食べながらお話したでしょ?」

ハナ「ああ、はい」

なる「私……結構たくさん食べてたの思い出して……家に帰ってから体重計乗ったら……」

なる「……結構増えてたの……」ズーン

ハナ「あらら……」

4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/27(土) 22:36:46.30 ID:VmB7W0Cf0
なる「あの日ヤヤちゃんが用意してくれたお菓子をあんなに食べなければこんなことには……」

ハナ(いや、それはどう考えてもヤヤさんのせいじゃなくてなるの自業自得ではないかと……)

ハナ「で、でも、ほら、前にもこんなことありましたけど、結局筋肉が付いたって話だったわけデスし……」

なる「それがちょっとお腹周り前より太くなってきてるみたいで……」

ハナ「あー……」

なる「ちょっとぷにぷにしてる感じあるし……」

ハナ「き、気のせいデス! 見た目あんまり変わってませんよ、なる!」

なる「そんなことないよ……太ってるよ……」ズーン

6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/27(土) 22:38:37.20 ID:VmB7W0Cf0
タミ「あら、二人とも今日は集まるの早いのね」

マチ「ヤヤちゃんは?」

ハナ「あ、ヤヤさんは日直でちょっと遅れるそうで……」

なる「タミお姉ちゃんどうしよぉお!」

タミ「えっ? 何? どうしたの?」



なる「ヤヤちゃんのせいでお腹おっきくなってきちゃったよぉぉお!」

タミ「!?」

マチ「!?」

9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/27(土) 22:42:29.10 ID:VmB7W0Cf0
マチ「ちょっ……えっ……はぁ!?」

タミ「どういうこと!? 詳しく聞かせて!」ワクワク

なる「……この間のお泊り会の夜……」

なる「あんなことしなければ……!」ポロポロ

マチ( お 泊 り 会 の 夜 !? )

タミ( あ ん な こ と !? )

12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/27(土) 22:46:45.41 ID:VmB7W0Cf0
ヤヤ「すみませーん、日直の仕事長引いちゃって……」

マチ「ヤヤちゃん! ちょっとこっち来て!」

タミ「二人は先練習してて! あっ、なるちゃんはあんまり激しい動きしない方が良いよ!」

ヤヤ「うぇっ!? えっ?」



なる「太ったのに激しい動きしない方が良いってどういうことだろう……」

ハナ「ダイエットするなら無理しないようにってことじゃないデスか?」

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/27(土) 22:47:58.66 ID:VmB7W0Cf0
ヤヤ「な、何ですかいきなり!」

マチ「……い、いい? 落ち着いて聞きなさい?」

ヤヤ「はい?」

タミ「あのね……なるちゃんがね……」




ヤヤ「なるが……」

ヤヤ「なるが私の子を身籠った……!?」

16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/27(土) 22:51:44.26 ID:VmB7W0Cf0
ヤヤ「そ、そんな嘘ですよね!?」

マチ「本人はお泊り会の夜にしたって言ってたけど……覚えはない?」

ヤヤ「お泊り会の夜……?」

ヤヤ「あー……実は、お父さんから貰ったお菓子の中に洋酒入りのチョコレートがあったみたいで……」

ヤヤ「私だけ最初に食べて気付いてからみんなは食べないようにそっと隠したんですけど……」

ヤヤ「その後酔いが回って寝ちゃったのか記憶が……」

マチ「そういえば……歯も磨かずに途中で寝ちゃってたわね……」

タミ「と言うことは!」

タミ「その後酔った状態でなるちゃんを……!?」

ヤヤ「いやいやいや! そんな!」

マチ「でも記憶無いんでしょう?」

ヤヤ「う……」

18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/27(土) 22:54:58.35 ID:VmB7W0Cf0
タミ「それに実際なるちゃんお腹に赤ちゃんできてるらしいよ?」

ヤヤ「いや! そもそも!」

ヤヤ「女の子同士で何で子供ができるんですか!」

マチ「……まあそれもそうだけd」

タミ「女の子に不可能は無いよ! 奇跡だって起こせるよ!」キリッ

マチ「いやいやいやいや」

ヤヤ「うう……じゃあやっぱり私は酔った勢いでなるを……?」

マチ「えっ、今ので言いくるめられちゃうの?」

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/27(土) 23:04:45.44 ID:VmB7W0Cf0
ヤヤ「ど、どうしましょう? 私一体どうすれば……」オロオロ

タミ「こうなった以上、取るべき責任は取らないといけない!」

ヤヤ「せ、責任って……え、嘘、まさか……///」

タミ「そう! なるちゃんと結婚しないと!」

ヤヤ「な、ななななると結婚!?///」

マチ「あの、何か話がすごいスピードで進んでるような」

タミ「まずしてしまったことをしっかり謝って」

タミ「それからちゃんと責任を取るって言うしかないよ、ヤヤちゃん!」

ヤヤ「え、え……えええええ!?///」

タミ「ほら立って! なるちゃんの所行こう!」

ヤヤ「ちょっ、待っ、まだ心の準備が!」

23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/27(土) 23:10:03.37 ID:VmB7W0Cf0
 ガチャ

タミ「なるちゃん!」

ハナ「あ! タミさんとヤヤさんとマチさん!」

なる「三人ともさっきまでどこに……」

タミ「ほらヤヤちゃん! 頑張って!」

ヤヤ「は、はい……」

なる「?」

ヤヤ「え、えっと……その……なる……」

なる「な、何?」

ヤヤ「あの、二人から聞いたんだけど、その、なる、お腹……」

なる「えっ、あっ、いや……は、恥ずかしいからあんまり言わないで……///」

ヤヤ「ご、ごめっ、ホントごめん! ごめんなさい!///」

なる「い、いやそこまで謝らなくても……」

ヤヤ「いや! 謝るわよ! こんなことになっちゃったんだから! 深刻な問題じゃない!」

なる(えっ、そんなに深刻!? 私今そんな深刻になるほど太ってるの!?)

25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/27(土) 23:13:38.23 ID:VmB7W0Cf0
ヤヤ「そ、それで……その……」

ヤヤ「なるの体がそんなことになっちゃったのって……私の責任なわけで……」

なる「い、いや、あの後ハナちゃんと話してよく考えたんだけど……」

なる「やっぱり、アレはヤヤちゃんのせいじゃないよね……私が言い訳してただけだよね……」

ヤヤ「えっ?」

なる「私が……」


なる「私があんなにがっついて食べなければ……」


ヤヤ( が っ つ い て !? )

タミ( ヤ ヤ ち ゃ ん を !? )

マチ( 食 べ た !? )

27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/27(土) 23:17:53.68 ID:VmB7W0Cf0
ヤヤ「ちょ、ちょっと待ってそれどういうことなの!?」

なる「えっ?」

ヤヤ「あ、あの、正直に言うとね!」

ヤヤ「私、あのお泊り会のとき洋酒入りのチョコ食べちゃって、酔って寝ちゃって全然覚えてなくて……」

なる「え、あ、そうだったの!?」

ヤヤ「そ、それで……え?」

ヤヤ「……がっついちゃったの?」

なる「う、うん……がっついて……」


なる「いっぱい……いただきますしちゃった……」


ヤヤ「ふぇぇぁぁぁあああああ!!!!!!!」ガンガンガン

ハナ「ああ! ヤヤさん何で突然頭を壁に!?」

マチ「お、落ち着きなさい! コラ! 暴れないの!」

タミ「ちょ、ちょっとまたヤヤちゃん借りるねー!」

30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/27(土) 23:23:31.46 ID:VmB7W0Cf0
ヤヤ「はぁ……はぁ……」

マチ「よ、予想外の展開になったわ……」

タミ「まさかなるちゃんの方が襲った側だったなんて……」

ヤヤ「え? っていうことは何ですか?」

ヤヤ「な、ななな、なるが私を、そそ、そういう目で見ていたと……」

マチ「まあ……そういうことになるわね」

ヤヤ「へ、へは、ほ、ほぁぁぁああああ……」ぷしゅぅぅぅぅ

マチ「せめて日本語喋りなさいよ……」

タミ「ヤヤちゃん! これチャンスじゃない? むしろこれを理由に責任取って結婚してもらわないと!」

マチ「……タミ、別にこれ結婚=解決ってわけじゃ……」

ヤヤ「い、行ってきます! なるにプロポーズしてきます!!」

タミ「頑張ってヤヤちゃん!」

マチ(あっ、ダメだ聞いてない)

34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/27(土) 23:29:28.58 ID:VmB7W0Cf0
ヤヤ「なる――ッ!」バァン!

なる「うぇぁっ!? あ、ヤヤちゃん、頭打った所大丈夫?」

ヤヤ「大丈夫よ! そんなことよりなる!」

なる「は、はい!」

ヤヤ「……」

なる「……」

ヤヤ「……///」

なる「? ??」

ハナ(……?)

タミ(頑張ってー! ヤヤちゃん頑張ってー!)ワクワク

マチ(なんだこれ)

35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/27(土) 23:31:33.89 ID:VmB7W0Cf0
ヤヤ「……」

ヤヤ「……わ……」

なる「わ?」



ヤヤ「私と結婚してください!!!!!!」




なる「えええええええええええええええええええええ!?」

ハナ「!?」

タミ「キャ―――――!!」

マチ「うぉ……」

36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/27(土) 23:37:41.39 ID:VmB7W0Cf0
なる「ちょっ……えっ!? ええっ!?///」

ヤヤ「な、なるはさっきああ言ってたけど……」

ヤヤ「やっぱり私にも責任はあるわけだと思うし!」

ヤヤ「お互い責任を取るべきというかなんと言うか……///」

なる(太った責任で結婚!? 重いよ! 責任の取り方が重過ぎるよ!)



ハナ「あ、あの……これは一体何がどうなって……」

タミ「? なるちゃんハナちゃんと少し話したんじゃないの?」

ハナ「いや確かに話は聞きましたが……この状況がわからない……」

マチ「……?」

マチ「ねえ……今度はちょっと私たち三人でこっちに集合。ちょっと来て」

38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/27(土) 23:44:17.11 ID:VmB7W0Cf0
ヤヤ「そ、それに……」

ヤヤ「私……ずっと前からなるのことが気になってたというか……」

なる「ヤ、ヤヤちゃん……?///」

ヤヤ「お、女の子同士だし……自分の中で自分の気持ち否定してたのかもしれないけど……」

ヤヤ「今なら言えるの! 私、なるのことが好き!」

なる「ヤヤちゃん……」



なる(私が太ったことで何が吹っ切れたの……!?)

39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/27(土) 23:48:59.67 ID:VmB7W0Cf0
なる(……でも)

なる(ヤヤちゃん自分の気持ちに正直になって正面から伝えてくれてるし……)

なる(その気持ち……)

なる(ちゃんと……受け答えてあげなきゃいけない……よね……)

ヤヤ「……」

なる(それにヤヤちゃんかわいいし)

なる(かっこいいし)

なる(成績もいいし)

なる(お父さんも多分ヤヤちゃんなら納得してくれるし)

なる(よし!)

40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/27(土) 23:50:24.38 ID:VmB7W0Cf0
ハナ「なるー!」

タミ「ヤヤちゃん!」

マチ「ごめんこれ誤か――」


なる「こちらこそよろしくお願いします!!!」

ヤヤ「!!」


マチ(解決してる!?)

41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/27(土) 23:54:04.74 ID:VmB7W0Cf0
ヤヤ「え、あ、え……ホ、ホントにいいの?」

なる「うん!」

ヤヤ「ぁ……ぇぁ……」プルプル

ヤヤ「なるぅうぅうう!!」ぎゅっ

なる「ひゃっ、ちょ、ちょっとヤヤちゃん!///」



ハナ「……え、どうするんデスかこれ」

タミ「うーん、あれで二人が幸せならいいんじゃないかな?」

マチ「いやダメでしょ」

50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/28(日) 00:00:05.16 ID:jBsX84Db0
 数日後

なる「はいヤヤちゃん、あーん♪」

ヤヤ「あー……ん」

なる「美味しい?」

ヤヤ「うん!」

なる「えへへ、頑張ってお弁当作ってきたかいあったよぉ」

ヤヤ「今度はウチでお味噌汁作って欲しいかなぁ」

なる「もー、ヤヤちゃんってばー!」

 \イチャイチャ/




ハナ「……あの、いつ切り出すんデスかあの話」ヒソヒソ

タミ「いや……いっそこのまま行けば瓢箪から駒が出ることになるかも……!」

マチ「いやだから無理だって」

 おわり

引用元: ヤヤ「なるが私の子を身籠った……!?」