1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 06:56:51 FM3HTGF2
男(朝起きたら知らない少女がコタツで寝ていた)

男「・・・なんだこれ」

??「・・・・・んみゅう?あ、おはよう!」

男「いや誰だよお前」

聖夜娘「聖夜娘だよ!よろしく!」

男「は!?」


"
"

2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 07:06:41 FM3HTGF2
聖夜娘「私はクリスマスを運んでるんだー!」

男「いろいろ意味わかんねえよっつーかなんで俺のとこなんだよ!」

聖夜娘「たぶんねー、イブに君が叫んでたの聞いちゃったからじゃないかなあ」

男「いやたしかにクリスマスとリア充滅びろとか叫んだけどさ」

聖夜娘「つまり!君はまだ私からクリスマスを受け取ってないんだよ!」

男「いやいらんから」


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 07:18:51 FM3HTGF2
男「俺は日本の文化を大切にする派だからさ」

聖夜娘「もし彼女いたらクリスマス楽しんでたでしょ!」

男「当たり前だろ!」

聖夜娘「日本の文化は!?」

男「え?なんか言った?」

聖夜娘「ええ!?」



7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 11:44:22 FM3HTGF2
聖夜娘「せっかくなんだから楽しもうよ!ね!ね!」

男「子供かお前は!楽しいことはクリスマスだけじゃねーから」

聖夜娘「ええーじゃあクリスマスも楽しもうよー」

男「やだ。リア充ほろべクリスマスと共に」

聖夜娘「君も子供じゃんか!」

男「うっせーいいんだよまだ高校生なんだから」


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 11:55:42 FM3HTGF2
聖夜娘「そんなだから彼女さんできないんだよ!」

男「ぐはっ」

聖夜娘「ね、一緒にクリスマスしよ!」

男「わかったから!これ以上ひとり身を傷つけないでもっと優しくして!」

聖夜娘「君が素直にクリスマス受け取らないのが悪い!」

男「押し売りじゃんかそれ・・・」

聖夜娘「んじゃさっそくパーティーやろ~!みんなおいで~!」

ぼふん

男「うお、煙が・・・」

ツリー男「どうも」

男「帰れよ!」


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 12:04:29 FM3HTGF2
ツリー男「ツリー男です」

男「嘘つくな!ただのツリーの着ぐるみきた変 じゃねーか!」

聖夜娘「やだなあ、ツリー被ってるツリー職人さんだよ」

ツリー男「聖夜娘さんがツリーが欲しいとのことだったので」

男「ふつうにツリーもってこいや!」

ツリー男「はあ、しかたないですね・・・・」

男「ため息つくなこら」

ぼふん

聖夜娘「お!ツリーだ!」

男「ふう、帰ってくれたか」


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 12:14:30 FM3HTGF2
男「なんてもん呼んでくれてんだおい」ぐりぐり

聖夜娘「いたい!いたいから!」

男「もうしないか?」

聖夜娘「いややるけどさ」

男「そこはやめろよ!」

聖夜娘「ほら、立派なツリーですよ!」

男「確かに綺麗だけどさ」

聖夜娘「でしょ!じゃあクリスマスたのしも!」

男「むり」

聖夜娘「えー」




14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 22:14:07 FM3HTGF2
聖夜娘「じゃあ、クリスマスに食べるごちそうなーんだ?」

男「あ?七面鳥とか?」

聖夜娘「あったり!いくよー!」

男「また七面鳥のカッコの変 じゃねーよな?」

聖夜娘「ちゃんと七面鳥だよっ。そーれ!」

ぼふん

七面鳥「ぐわっ」

男「生きた奴だすなよ!」


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 22:21:47 FM3HTGF2
聖夜娘「ちゃんと七面鳥だよ?」

男「そういう問題じゃねえから!」

聖夜娘「可愛いよね!」

男「だからって生きた奴出すなよ!どーすんのさこれ」

聖夜娘「あ、逃げたよ」

男「最悪だよ!追いかけるぞ!」

聖夜娘「あ、また3羽逃げたー」

男「・・・・何羽いるのさ」

聖夜娘「8羽かな?」

男「全部いねえし!」


16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 22:31:10 FM3HTGF2
男「おかしいぞ・・・・クリスマスはこんな疲れる日じゃないはずなのに・・・」

聖夜娘「全部捕まってよかったよ~。災難だったねぇー」

男「いやお前のせいだからさ」

聖夜娘「クリスマス楽しむ気になった?」

男「むしろ腹減った」

聖夜娘「それなら!」

ぼふん

男「ケーキ?」


17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 22:45:41 FM3HTGF2
聖夜娘「私が作ったんだよっ」

男「正直ケーキは大好きなんだ。食べていいのか?」

聖夜娘「いいよー♪」

男(こういうのだと・・・素直に嬉しいなあ。とりあえず切って・・・・)

ガキンッ!

男「・・・・・・は?包丁が折れた?」

聖夜娘「えへへ、作り方間違えちゃったみたい・・・・」///

男「おいどーやったらこんな硬くなんだよすげーなお前」

聖夜娘「えっへん!」

男「褒めてはないからさ」


18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/26(土) 22:57:11 FM3HTGF2
聖夜娘「ごめんなさい・・・がんばったんだけど・・・・」うるうる

男「・・・・・・まあその、気持ちはすごく伝わったよ。ありがとう」

聖夜娘「・・・!よかった!クリスマス楽しんでくれたんだね!」

男「いやそれとこれとは違うから」

聖夜娘「む!」

男「ふくれたってどーもならん」

聖夜娘「む~む~む~!」

男「てい」ぷす

聖夜娘「ぷしゅ~」


19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/27(日) 20:12:14 alhDXvq2
男「ところでさ、サンタって呼べるのか?」

聖夜娘「いやだなあ、よばないよあんなお爺さん」

男「謝ってこい今すぐに」

聖夜娘「あ、トナカイなら呼べますよ?そーれ!」

男「呼ぶなこら!」

ぼふん

シカ は にげだした!

男「もういいよこのパターン!しかもトナカイじゃねえし!」

聖夜娘「てへへ♪」

男「おいこら」ぐりぐり

聖夜娘「ごめん!ごめんってば!」


20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/27(日) 20:18:28 alhDXvq2
男「疲れた」

聖夜娘「おつかれ!」

男「誰のせいだこら」

聖夜娘「はぁい」

男「まったく」

聖夜娘「まだよぶー?」

男「いやいやもういいんじゃないかな!?」

聖夜娘「そんな必死に否定しないでよ~!」


21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/27(日) 20:33:48 alhDXvq2
聖夜娘「最後はイルミネーションだよ!そーれ!」

ぽふん

男「おお・・・・これはすごく綺麗だな・・・」

聖夜娘「ホント!やった~♪」

男「嬉しそうだな」

聖夜娘「やーっとクリスマス楽しんでくれたね!私も嬉しいよ!!」

男「おまえ・・・・体が透けてきて・・・」

聖夜娘「これで私の仕事は終わりだからね!そろそろ帰る時間かな?」

男「そっか。その、ありがとう。なんだかんだ言って、今年のクリスマスはちょっと楽しかったよ」

聖夜娘「・・・!よかった!」


22 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/27(日) 20:37:13 alhDXvq2
男「じゃあまたな、聖夜娘」

聖夜娘「うん!また来年くるからね、男!」にこり




男「帰ったか。今年はまあ、あいつのおかげでちょっと楽しかったかな・・・」


23 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/27(日) 20:44:59 alhDXvq2
数日後・・・・

男「年末年始って言っても、何も変わんないのになぁ・・・・」

男「ただいまー。まあ、誰もいないんだけどな」

「「お帰り!」」

男「・・・・・は?誰?」

大晦日少年「大晦日届けにきましたー」

正月娘「ハッピーなお正月も忘れないでね!」

男「またかよ!」