1: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 00:40:48.51 ID:tiKNJpkn
絵里「あのー、あれ。なんだっけ、あれ」
希「もしかしてありふれた悲しみのあれ?」
絵里「そうそれ」
にこ(あれってなんだ)
絵里「この前どこかで聴いたのよ。嬉しかったわ」
希「えー! すごいやん」
にこ(悲しみのあれを聴いて嬉しい⁉︎ 何なんなのあれって)
希「もしかしてありふれた悲しみのあれ?」
絵里「そうそれ」
にこ(あれってなんだ)
絵里「この前どこかで聴いたのよ。嬉しかったわ」
希「えー! すごいやん」
にこ(悲しみのあれを聴いて嬉しい⁉︎ 何なんなのあれって)
2: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 00:44:16.54 ID:tiKNJpkn
絵里「でもちょっと待って。あれじゃなかった気がする」
希「あれってどれ?」
絵里「そのあれはあれじゃなかった。あれじゃなくて……なんだっけ」
にこ「ちょちょちょ、さっきから代名詞ばっかりでわからないんだけど」
絵里「ありふれた悲しみのあれじゃなくてってこと」
にこ「そもそもありふれた悲しみのあれってどれ⁉︎」
希「あれってどれ?」
絵里「そのあれはあれじゃなかった。あれじゃなくて……なんだっけ」
にこ「ちょちょちょ、さっきから代名詞ばっかりでわからないんだけど」
絵里「ありふれた悲しみのあれじゃなくてってこと」
にこ「そもそもありふれた悲しみのあれってどれ⁉︎」
3: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 00:47:21.69 ID:tiKNJpkn
絵里「だから、あれじゃなくて別な何かだったのよ」
にこ「整理しましょう。絵里はどこかでそれを聴いたのよね?
でもよく考えたらあれはあれじゃなかったってこと?」
希「違う違う。それはありふれた悲しみのあれだったんだけど、そのあれがあれじゃないよね、なんだっけ? って話」
にこ「やばいわかんない」
絵里「そうそう! そういうこと!」
にこ「やばい」
にこ「整理しましょう。絵里はどこかでそれを聴いたのよね?
でもよく考えたらあれはあれじゃなかったってこと?」
希「違う違う。それはありふれた悲しみのあれだったんだけど、そのあれがあれじゃないよね、なんだっけ? って話」
にこ「やばいわかんない」
絵里「そうそう! そういうこと!」
にこ「やばい」
4: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 00:53:28.04 ID:tiKNJpkn
にこ「聴いたってことは何かの話? もの?」
絵里「そういうことじゃなくて、私の歌よ」
にこ「絵里の歌を絵里が聴いたの?」
絵里「そうそう。この前ね」
にこ「なにそれこわい……それをありふれた悲しみのあれっていうの?
心霊現象のこととか?」
希「そういうスピリチュアルじゃなくて……あーもうなんて言ったらいいんや」
絵里「タイトルにあったでしょ!
ありふれた悲しみのあれって私の歌!」
にこ「あー! わかった」
絵里「やっとわかった⁉︎ それのあれってなんだっけって話」
にこ「わかんない」
絵里「え、今のでわからない? だから、歌のタイトルで……」
にこ「わかってるわかってる。それはもうわかった。
それじゃなくて、あれってなにかわからないってこと」
絵里「そういうことじゃなくて、私の歌よ」
にこ「絵里の歌を絵里が聴いたの?」
絵里「そうそう。この前ね」
にこ「なにそれこわい……それをありふれた悲しみのあれっていうの?
心霊現象のこととか?」
希「そういうスピリチュアルじゃなくて……あーもうなんて言ったらいいんや」
絵里「タイトルにあったでしょ!
ありふれた悲しみのあれって私の歌!」
にこ「あー! わかった」
絵里「やっとわかった⁉︎ それのあれってなんだっけって話」
にこ「わかんない」
絵里「え、今のでわからない? だから、歌のタイトルで……」
にこ「わかってるわかってる。それはもうわかった。
それじゃなくて、あれってなにかわからないってこと」
7: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 00:59:36.25 ID:tiKNJpkn
絵里「だからあ! あれっていうのはまだどれでもなくて……」
にこ「それはもうわかってるの! ありふれた悲しみのなんだっけってことでしょ!」
絵里「ありふれた悲しみのなんだっけじゃない!」
にこ「わかってる!」
絵里「いい? もう一度一から説明するわよ?
私はこの前私の歌がどこかで流れてたのを聴いたの。
それが私の歌なのは間違いないの。最初はそれをありふれた悲しみのあれってタイトルだと思ったの。
希が」
希「うちのせい?」
絵里「でもあれじゃないよわよね? あれじゃなくてなんだっけ? って話なの」
にこ「わかってるっつーの」
絵里「さすがにこ! で、なんだったかしら」
にこ「いや、話はわかったけど私もそれはわからないって言ってるの」
絵里「わかってる……わかってない? はい?」
にこ「だからあ! ……もういいや」
にこ「それはもうわかってるの! ありふれた悲しみのなんだっけってことでしょ!」
絵里「ありふれた悲しみのなんだっけじゃない!」
にこ「わかってる!」
絵里「いい? もう一度一から説明するわよ?
私はこの前私の歌がどこかで流れてたのを聴いたの。
それが私の歌なのは間違いないの。最初はそれをありふれた悲しみのあれってタイトルだと思ったの。
希が」
希「うちのせい?」
絵里「でもあれじゃないよわよね? あれじゃなくてなんだっけ? って話なの」
にこ「わかってるっつーの」
絵里「さすがにこ! で、なんだったかしら」
にこ「いや、話はわかったけど私もそれはわからないって言ってるの」
絵里「わかってる……わかってない? はい?」
にこ「だからあ! ……もういいや」
8: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 01:03:47.03 ID:tiKNJpkn
絵里「どうして⁉︎ 私の説明が悪いのかしら……」
にこ「ううん、にこも悪かった。一緒に考えましょう」
希「ありふれた悲しみの……なんやったかな」
にこ「ありふれた悲しみの……そもそもここも合ってるっけ?」
絵里「ありふれた悲しみの……はて、なんだったかしら」
希「結局私たちはその日思い出すことはできなかった」
にこ「ううん、にこも悪かった。一緒に考えましょう」
希「ありふれた悲しみの……なんやったかな」
にこ「ありふれた悲しみの……そもそもここも合ってるっけ?」
絵里「ありふれた悲しみの……はて、なんだったかしら」
希「結局私たちはその日思い出すことはできなかった」
9: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 01:09:12.37 ID:tiKNJpkn
凛「ねえかよちん」
花陽「なあに?」
凛「凛のあの歌のタイトルなんだっけ?
クルクルクルリンみたいなやつ」
花陽「ええ、ええと……クルクルクルリンでないことは確かだよ」
凛「うん違うのはわかってるんだけど。そんな響きのやつってこと」
花陽「どんな歌?」
凛「初心者マークで道路走る~わーい。みたいな歌」
花陽「どうしよう全然わからない」
花陽「なあに?」
凛「凛のあの歌のタイトルなんだっけ?
クルクルクルリンみたいなやつ」
花陽「ええ、ええと……クルクルクルリンでないことは確かだよ」
凛「うん違うのはわかってるんだけど。そんな響きのやつってこと」
花陽「どんな歌?」
凛「初心者マークで道路走る~わーい。みたいな歌」
花陽「どうしよう全然わからない」
10: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 01:15:51.66 ID:tiKNJpkn
凛「ごめんねメロディも出てこない」
花陽「とりあえずサビだけでも」
凛「サビならいけそうかも。えーと……。
走ったらー走ったらーそこーで待ってるかもー
やばいとってもクルクル
なんとかかんとかクルクル」
花陽「あー……クルクル言ってるね。わかった。あの歌だね」
凛「曲名が出てこないにゃ」
花陽「だいたいそういうのってサビの歌詞に入ってたりするかも」
凛「さすがかよちん! 歌ったら思い出すかな」
花陽「きっと思い出すよ!」
凛「よし。……。
なんとかなんとかわーいクルクル~
ちいさっなシーグナルリンリンリン……ん?」
花陽「リンも出てきたね」
凛「クルクルクルリンで合ってるんじゃない?」
花陽「とりあえずサビだけでも」
凛「サビならいけそうかも。えーと……。
走ったらー走ったらーそこーで待ってるかもー
やばいとってもクルクル
なんとかかんとかクルクル」
花陽「あー……クルクル言ってるね。わかった。あの歌だね」
凛「曲名が出てこないにゃ」
花陽「だいたいそういうのってサビの歌詞に入ってたりするかも」
凛「さすがかよちん! 歌ったら思い出すかな」
花陽「きっと思い出すよ!」
凛「よし。……。
なんとかなんとかわーいクルクル~
ちいさっなシーグナルリンリンリン……ん?」
花陽「リンも出てきたね」
凛「クルクルクルリンで合ってるんじゃない?」
11: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 01:20:44.08 ID:tiKNJpkn
花陽「くるりん……」
凛「あっ! ああ~きた! あーっ! そうそうそうそう!
くるりん……うわー! 出そうでそう!」
花陽「もうちょっと歌って!」
凛「よしよしよし! えー。
鏡にウィンクー イェス キラキラー」
花陽「キラキラ……? あれ、キラキラもあるのか」
凛「くるりんじゃなかったっけ?
キラキラくるりん? あれ、さっきの感じが消えちゃったにゃ」
花陽「きらりん……くるくる?」
凛「キラキラ……あ、そんな歌あったななんだっけ」
凛「あっ! ああ~きた! あーっ! そうそうそうそう!
くるりん……うわー! 出そうでそう!」
花陽「もうちょっと歌って!」
凛「よしよしよし! えー。
鏡にウィンクー イェス キラキラー」
花陽「キラキラ……? あれ、キラキラもあるのか」
凛「くるりんじゃなかったっけ?
キラキラくるりん? あれ、さっきの感じが消えちゃったにゃ」
花陽「きらりん……くるくる?」
凛「キラキラ……あ、そんな歌あったななんだっけ」
12: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 01:22:24.01 ID:tiKNJpkn
真姫「二人ともなに話してるの?」
花陽「真姫ちゃんいいところに」
凛「キラキラで始まる歌なんだっけ?」
真姫「キラキラセンセーション?」
凛「それだ」
花陽「それだ」
花陽「真姫ちゃんいいところに」
凛「キラキラで始まる歌なんだっけ?」
真姫「キラキラセンセーション?」
凛「それだ」
花陽「それだ」
14: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 01:33:09.22 ID:tiKNJpkn
穂乃果「ねえ海未ちゃん」
海未「なんですか」
穂乃果「それは僕たちの奇跡のそれってなに?」
海未「それは……」
ことり「ことりも気になってたんだ。それ」
海未「昔の私の考えていることはわかりません」
穂乃果「忘れた?」
海未「違います。人はその時々で考えが変わり、答えも変わります」
穂乃果「ふーん。じゃあ今の穂乃果たちの答えを出してみようか」
ことりも「わあ、なんだか素敵だね」
穂乃果「自分でも言ってからびっくりした」
海未「それは僕たちの奇跡……つまり私たちにとっての奇跡とは」
穂乃果「今こうしてることが奇跡だよね」
ことり「わあ、なんだか素敵だね」
海未「今ここが奇跡なんですね」
穂乃果「それは今ここがなんだ。それが奇跡」
海未「あれ? そんな歌詞ありませんでした?」
穂乃果「えっ……あったかも」
海未「なんですか」
穂乃果「それは僕たちの奇跡のそれってなに?」
海未「それは……」
ことり「ことりも気になってたんだ。それ」
海未「昔の私の考えていることはわかりません」
穂乃果「忘れた?」
海未「違います。人はその時々で考えが変わり、答えも変わります」
穂乃果「ふーん。じゃあ今の穂乃果たちの答えを出してみようか」
ことりも「わあ、なんだか素敵だね」
穂乃果「自分でも言ってからびっくりした」
海未「それは僕たちの奇跡……つまり私たちにとっての奇跡とは」
穂乃果「今こうしてることが奇跡だよね」
ことり「わあ、なんだか素敵だね」
海未「今ここが奇跡なんですね」
穂乃果「それは今ここがなんだ。それが奇跡」
海未「あれ? そんな歌詞ありませんでした?」
穂乃果「えっ……あったかも」
15: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 01:42:24.08 ID:tiKNJpkn
ことり「なんだっね……」
穂乃果「奇跡はー今ここなんだー……違うな」
海未「キラキラセンセーションですね」
穂乃果「そうそうそうだ。どんな歌詞だっけ」
ことり「みんなの思いが集まった場所が今ここなんだ。みたいな」
穂乃果「なんとかかんとかキラーキラー」
海未「あー、そこは私も鮮明です。何がキラキラしてるんでしたっけ」
穂乃果「奇跡がキラキラしてるんじゃ?」
海未「ミラクルがキラキラでしたっけ」
ことり「違うよキラキラセンセーションなんだからキラキラしてるのはセンセーションだよ」
海未「そうでしたっけ」
凛「あ、どうしたの三人とも」
穂乃果「凛ちゃん、花陽ちゃん、真姫ちゃん。ちょうどよかった」
真姫「どうしたの?」
穂乃果「なんとかなんとかキラキラーってなんだっけ?」
凛「鏡にウィンクーイェスキラキラー」
穂乃果「それだ」
ことり「それだ」
海未「奇跡は今ここなんだー
みんなの思いがそれなんだー
鏡にウィンクイェスキラキラー!」
真姫「それなんの歌?」
穂乃果「奇跡はー今ここなんだー……違うな」
海未「キラキラセンセーションですね」
穂乃果「そうそうそうだ。どんな歌詞だっけ」
ことり「みんなの思いが集まった場所が今ここなんだ。みたいな」
穂乃果「なんとかかんとかキラーキラー」
海未「あー、そこは私も鮮明です。何がキラキラしてるんでしたっけ」
穂乃果「奇跡がキラキラしてるんじゃ?」
海未「ミラクルがキラキラでしたっけ」
ことり「違うよキラキラセンセーションなんだからキラキラしてるのはセンセーションだよ」
海未「そうでしたっけ」
凛「あ、どうしたの三人とも」
穂乃果「凛ちゃん、花陽ちゃん、真姫ちゃん。ちょうどよかった」
真姫「どうしたの?」
穂乃果「なんとかなんとかキラキラーってなんだっけ?」
凛「鏡にウィンクーイェスキラキラー」
穂乃果「それだ」
ことり「それだ」
海未「奇跡は今ここなんだー
みんなの思いがそれなんだー
鏡にウィンクイェスキラキラー!」
真姫「それなんの歌?」
16: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 01:48:24.68 ID:tiKNJpkn
海未「えっと、ミラクル……ミラクルセンセーション」
穂乃果「違うよそれは僕たちの奇跡の話してたじゃん」
海未「そうでした」
ことり「それってなんだったんだっけ」
海未「それがミラクルでした」
穂乃果「そうそう。ミラクルは僕たちの奇跡」
ことり「わあ、なんだか素敵だね」
穂乃果「もう一個気になってるんだよね」
海未「なんですか。せっかくなので解決しましょう」
穂乃果「僕たちってだれ?」
海未「え……」
穂乃果「私たちは私たちだよね? 僕たちって私たちじゃないよね? だれ?」
海未「たしかに……」
凛「こわいこわいこわい」
穂乃果「違うよそれは僕たちの奇跡の話してたじゃん」
海未「そうでした」
ことり「それってなんだったんだっけ」
海未「それがミラクルでした」
穂乃果「そうそう。ミラクルは僕たちの奇跡」
ことり「わあ、なんだか素敵だね」
穂乃果「もう一個気になってるんだよね」
海未「なんですか。せっかくなので解決しましょう」
穂乃果「僕たちってだれ?」
海未「え……」
穂乃果「私たちは私たちだよね? 僕たちって私たちじゃないよね? だれ?」
海未「たしかに……」
凛「こわいこわいこわい」
18: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 02:01:43.37 ID:tiKNJpkn
穂乃果「どれが誰の奇跡だったの? この歌怖いんだけど」
花陽「なんだろう……気づいちゃいけないものに気がついちゃった気がする」
真姫「……みんな落ち着いて。こんな時こそゆっくり歌詞を追いましょう」
ことり「そうしよう」
花陽「それがいい」
穂乃果「さあ夢を叶えるのはみんなの勇気」
海未「このみんな、が僕たちのことでしょうか」
穂乃果「夢を叶えるのは僕たちの勇気」
真姫「よし次」
穂乃果「強い願い事が僕たちを導いたーみたいな」
凛「僕たち出てきちゃった」
真姫「そこはみんなに置き換えられるってことね。もう少しいけばきっとみんなの正体がわかるはず」
穂乃果「君の世界が大きく変わるよ」
ことり「君ってだれ……?」
真姫「僕たちから見て君ってこと?
……だれ?」
花陽「なんだろう……気づいちゃいけないものに気がついちゃった気がする」
真姫「……みんな落ち着いて。こんな時こそゆっくり歌詞を追いましょう」
ことり「そうしよう」
花陽「それがいい」
穂乃果「さあ夢を叶えるのはみんなの勇気」
海未「このみんな、が僕たちのことでしょうか」
穂乃果「夢を叶えるのは僕たちの勇気」
真姫「よし次」
穂乃果「強い願い事が僕たちを導いたーみたいな」
凛「僕たち出てきちゃった」
真姫「そこはみんなに置き換えられるってことね。もう少しいけばきっとみんなの正体がわかるはず」
穂乃果「君の世界が大きく変わるよ」
ことり「君ってだれ……?」
真姫「僕たちから見て君ってこと?
……だれ?」
19: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 02:07:50.63 ID:tiKNJpkn
穂乃果「イヤな予感するけどとりあえず先行こう……」
ことり「そうしよう」
花陽「そうしましょう」
希「それから数分。みんなは二番の後半まで歌詞の解読を進めた」
穂乃果「あの日夢見たのはみんなの笑顔君の笑顔さ」
凛「やばいやばいやばいやばい」
真姫「僕たち=みんな=君???」
ことり「え、僕たちからみた誰かが君で、君は僕たちなの?」
花陽「ループしてる……」
凛「こわいよもうやめよう?」
海未「いえ……ここまできたら私たちは知らなくてはならない」
ことり「そうしよう」
花陽「そうしましょう」
希「それから数分。みんなは二番の後半まで歌詞の解読を進めた」
穂乃果「あの日夢見たのはみんなの笑顔君の笑顔さ」
凛「やばいやばいやばいやばい」
真姫「僕たち=みんな=君???」
ことり「え、僕たちからみた誰かが君で、君は僕たちなの?」
花陽「ループしてる……」
凛「こわいよもうやめよう?」
海未「いえ……ここまできたら私たちは知らなくてはならない」
20: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 02:17:49.01 ID:tiKNJpkn
穂乃果「これが最後だよ……。
忘れないで僕たちの季節」
花陽「ひいっ……」
凛「ガクガク……ブルブル……」
海未「散々誰のものかわからない奇跡を語っておいて最後は季節を忘れないで……?」
真姫「そうか……そういうことだったのね」
希「一同が恐怖に震え上がる中、真姫ちゃんはそういって一筋の涙を零した」
海未「なにかわかったのですか?」
真姫「そう考えれば全て合点がいく」
凛「いやあ! 聞きたくない! いやあ!」
真姫「この人はもう……自分が誰だかわからないのよ」
ことり「そんな……」
真姫「だから人称や代名詞がめちゃくちゃになってる。記憶が……消えていっているのね。
それでも過ごした時間……季節を忘れたくない。
もし忘れなかったら……それは僕たちの奇跡」
希「真姫ちゃんの解釈を聞いて、みんなは静かに目を閉じ、涙を流し、そして僕たちに祈りを捧げた。
いつまでも……いつまでも……私たちが忘れないよと言わんばかりに」
忘れないで僕たちの季節」
花陽「ひいっ……」
凛「ガクガク……ブルブル……」
海未「散々誰のものかわからない奇跡を語っておいて最後は季節を忘れないで……?」
真姫「そうか……そういうことだったのね」
希「一同が恐怖に震え上がる中、真姫ちゃんはそういって一筋の涙を零した」
海未「なにかわかったのですか?」
真姫「そう考えれば全て合点がいく」
凛「いやあ! 聞きたくない! いやあ!」
真姫「この人はもう……自分が誰だかわからないのよ」
ことり「そんな……」
真姫「だから人称や代名詞がめちゃくちゃになってる。記憶が……消えていっているのね。
それでも過ごした時間……季節を忘れたくない。
もし忘れなかったら……それは僕たちの奇跡」
希「真姫ちゃんの解釈を聞いて、みんなは静かに目を閉じ、涙を流し、そして僕たちに祈りを捧げた。
いつまでも……いつまでも……私たちが忘れないよと言わんばかりに」
21: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 02:30:13.55 ID:tiKNJpkn
にこ「もしかしてきっとっていい歌よね」
希「へえ。どんなの?」
にこ「何言ってるの。あなたの歌よ」
希「へ? うちそんなん歌ってないよ」
にこ「嘘よ絶対希の歌だから。自分のソロ忘れるなんて信じられない」
希「どうしよほんとに心当たりない」
にこ「ちょっと大丈夫?」
希「もしかしてきっと? え、だいたいμ'sにそんな歌あった?」
にこ「大変……希が記憶を失ってる……!」
希「へえ。どんなの?」
にこ「何言ってるの。あなたの歌よ」
希「へ? うちそんなん歌ってないよ」
にこ「嘘よ絶対希の歌だから。自分のソロ忘れるなんて信じられない」
希「どうしよほんとに心当たりない」
にこ「ちょっと大丈夫?」
希「もしかしてきっと? え、だいたいμ'sにそんな歌あった?」
にこ「大変……希が記憶を失ってる……!」
22: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 02:38:46.06 ID:tiKNJpkn
希「もしかしてきっと? あかんわからん」
にこ「これは本人には言えない……然るべき時が来るまでは……」
希「もし……う、う、なんやなんで思い出せないん……うちのμ'sへの思いはそんな程度だった?」
にこ「ごめん私の記憶違いだった! 全然μ'sに関係ないやつだった」
希「え! なんやびっくりした」
にこ「ごめんね」
希「で、それどういう歌なん?」
にこ「えっとね、……そうよね。話してるうち思い出してくれるかも」
希「なんて?」
にこ「まずね、一見切なそうな曲調なんだけどすごい熱い思いが歌われてて……」
希「ふんふん」
希「そして私はにこっちの話を聞くうち確信する。
これ、もしかしてもしもからずっとのことか。と。
もしかしてきっとやないよ。と。
曲名を間違えるばかりか、μ'sに関係ない歌だなんて……。
大変! にこっちが記憶を失っとる!」
にこ「これは本人には言えない……然るべき時が来るまでは……」
希「もし……う、う、なんやなんで思い出せないん……うちのμ'sへの思いはそんな程度だった?」
にこ「ごめん私の記憶違いだった! 全然μ'sに関係ないやつだった」
希「え! なんやびっくりした」
にこ「ごめんね」
希「で、それどういう歌なん?」
にこ「えっとね、……そうよね。話してるうち思い出してくれるかも」
希「なんて?」
にこ「まずね、一見切なそうな曲調なんだけどすごい熱い思いが歌われてて……」
希「ふんふん」
希「そして私はにこっちの話を聞くうち確信する。
これ、もしかしてもしもからずっとのことか。と。
もしかしてきっとやないよ。と。
曲名を間違えるばかりか、μ'sに関係ない歌だなんて……。
大変! にこっちが記憶を失っとる!」
25: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 10:31:01.62 ID:tiKNJpkn
ことり「スカテ……スピ……スカプリテリ……」
花陽「ことりちゃん、なにかの呪文の練習してるのかな?」
ことり「スカピ……ブリテリ……」
花陽「違う。今晩の夕食考えてるんだ。
おはようございますことりちゃん。今晩はブリ照りですか」
ことり「え……なに? おはようって言ったりこんばんはって言ったり……えっ」
花陽「こんばんはブリ照りですか?」
ことり「こ、こんばんは。花陽ちゃん。今は朝だけど……それはいいや。
ブリテリデスカってなに?」
花陽「えっ、ことりちゃん悩んでるみたいだったから、そうかなーって」
ことり「あー! ありがとうそうなの。
そっか……なんだったっけ、そうそうデスカブリテリ」
花陽「デスカブリテリ?」
ことり「迷いの振り子が止まらないやつ」
花陽「ことりちゃん、なにかの呪文の練習してるのかな?」
ことり「スカピ……ブリテリ……」
花陽「違う。今晩の夕食考えてるんだ。
おはようございますことりちゃん。今晩はブリ照りですか」
ことり「え……なに? おはようって言ったりこんばんはって言ったり……えっ」
花陽「こんばんはブリ照りですか?」
ことり「こ、こんばんは。花陽ちゃん。今は朝だけど……それはいいや。
ブリテリデスカってなに?」
花陽「えっ、ことりちゃん悩んでるみたいだったから、そうかなーって」
ことり「あー! ありがとうそうなの。
そっか……なんだったっけ、そうそうデスカブリテリ」
花陽「デスカブリテリ?」
ことり「迷いの振り子が止まらないやつ」
26: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 10:42:23.81 ID:tiKNJpkn
花陽「他のメニューと迷ってるんだね。他の候補はなに?」
ことり「え、デスカブリテリじゃないんだっけ。
えっとね、ブルーベリーって言葉が入ってたと思うの」
花陽「ぶ、ブルーベリー?」
ことり「ステカブルベリ? みたいなの」
花陽「おしゃれなお料理なんだね。フレンチ?」
ことり「どこの言葉だったかな……あ、ブルーベリーだから英語だよ」
花陽「本当だ」
ことり「友達ならいいけど恋人ならいやなの迷いの振り子が止まらない私の今未来あなたにある願いが弾ける言えないよけど消せないから扉を開けて欲しいのでも怖いの怯えてる……。
ステカブルベリ。
……違うな」
花陽「なになになになに⁉︎」
ことり「セリフったらピンとくるかなって」
花陽「せり、セリフ?」
ことり「ほら、間奏であるやつだよ」
花陽「感想……? そうか、ことりちゃんがつくるんじゃないんだね。
偉いなあ。事前にコメントを用意してるんだ」
ことり「え、デスカブリテリじゃないんだっけ。
えっとね、ブルーベリーって言葉が入ってたと思うの」
花陽「ぶ、ブルーベリー?」
ことり「ステカブルベリ? みたいなの」
花陽「おしゃれなお料理なんだね。フレンチ?」
ことり「どこの言葉だったかな……あ、ブルーベリーだから英語だよ」
花陽「本当だ」
ことり「友達ならいいけど恋人ならいやなの迷いの振り子が止まらない私の今未来あなたにある願いが弾ける言えないよけど消せないから扉を開けて欲しいのでも怖いの怯えてる……。
ステカブルベリ。
……違うな」
花陽「なになになになに⁉︎」
ことり「セリフったらピンとくるかなって」
花陽「せり、セリフ?」
ことり「ほら、間奏であるやつだよ」
花陽「感想……? そうか、ことりちゃんがつくるんじゃないんだね。
偉いなあ。事前にコメントを用意してるんだ」
27: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 10:48:13.69 ID:tiKNJpkn
ことり「あれ、伝わってない?
ことりは今作曲してるんじゃないよ。もともとあるのを思い出そうとしてるの」
花陽「……あ」
ことり「なにか勘違い、してたよね」
花陽「うっわぁ……ごめんなさいごめんなさい……恥ずかしいぃ」
ことり「友達ならいいけど恋人ならいやなの迷いの振り子が止まらない私の今未来あなたにある願いが弾ける言えないよけど消せないから扉を開けて欲しいのでも怖いの怯えてる……。
ブリデスカブリ。
……違う」
花陽「ブリですがブリですか?」
ことり「それだ」
ことりは今作曲してるんじゃないよ。もともとあるのを思い出そうとしてるの」
花陽「……あ」
ことり「なにか勘違い、してたよね」
花陽「うっわぁ……ごめんなさいごめんなさい……恥ずかしいぃ」
ことり「友達ならいいけど恋人ならいやなの迷いの振り子が止まらない私の今未来あなたにある願いが弾ける言えないよけど消せないから扉を開けて欲しいのでも怖いの怯えてる……。
ブリデスカブリ。
……違う」
花陽「ブリですがブリですか?」
ことり「それだ」
28: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 10:52:24.79 ID:tiKNJpkn
ことり「友達ならいいけど恋人ならいやなの迷いの振り子が止まらない私の今未来あなたにある願いが弾ける言えないよけど消せないから扉を開けて欲しいのでも怖いの怯えてる……。
ブリデスガブリデスカ。
やっぱり違うな」
花陽「違うか……」
ことり「やっぱりブルーベリーが入ってたと思うの。もしくは……なんとかトレイン」
花陽「スピカトレイン」
ことり「あ、近づいてきた」
花陽「ブルベリトレイン」
ことり「あっ思い出した! ぶるーべりートレインだ」
ブリデスガブリデスカ。
やっぱり違うな」
花陽「違うか……」
ことり「やっぱりブルーベリーが入ってたと思うの。もしくは……なんとかトレイン」
花陽「スピカトレイン」
ことり「あ、近づいてきた」
花陽「ブルベリトレイン」
ことり「あっ思い出した! ぶるーべりートレインだ」
29: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 10:56:21.09 ID:tiKNJpkn
真姫「ちょっとど忘れしちゃったんだけど」
にこ「なに?」
真姫「にこちゃんのソロに魔法使いはじめましたってあるじゃない」
にこ「うん」
真姫「あれってどこで区切るんだったかしら。
魔法使い、はじめましただっけ。
魔法、使いはじめましただっけ」
にこ「……」
真姫「黙ってないで教えてよ」
にこ「……わかんない」
にこ「なに?」
真姫「にこちゃんのソロに魔法使いはじめましたってあるじゃない」
にこ「うん」
真姫「あれってどこで区切るんだったかしら。
魔法使い、はじめましただっけ。
魔法、使いはじめましただっけ」
にこ「……」
真姫「黙ってないで教えてよ」
にこ「……わかんない」
31: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 12:09:58.60 ID:tiKNJpkn
にこ「でも、にっこりの魔法を使う歌な気がする」
真姫「にっこりの魔法を使いはじめました?」
にこ「そうね。魔法、使いはじめした。よきっと。
魔法使いって単語は出てこなかったと思う。うろ覚えだけど」
真姫「自分の歌なのに」
にこ「なによ! マッキーは自分の歌のスペル覚えてるの?」
真姫「当然。 daring …… dalingちょっとまって」
にこ「ほらぁ!」
真姫「darling にこちゃんはわかるの?」
にこ「darin……だ、だ、doing」
真姫「doing なわけないでしょ! あら、なんだったっけ、ほら! 余計なこと言うから忘れた」
にこ「……なんだっけ」
真姫「わかんなくなった」
真姫「にっこりの魔法を使いはじめました?」
にこ「そうね。魔法、使いはじめした。よきっと。
魔法使いって単語は出てこなかったと思う。うろ覚えだけど」
真姫「自分の歌なのに」
にこ「なによ! マッキーは自分の歌のスペル覚えてるの?」
真姫「当然。 daring …… dalingちょっとまって」
にこ「ほらぁ!」
真姫「darling にこちゃんはわかるの?」
にこ「darin……だ、だ、doing」
真姫「doing なわけないでしょ! あら、なんだったっけ、ほら! 余計なこと言うから忘れた」
にこ「……なんだっけ」
真姫「わかんなくなった」
33: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 12:16:35.96 ID:tiKNJpkn
にこ「もうカタカナでいいんじゃない?」
真姫「そうね。カタカナで……」
ニコ「ダリーング」
真姫「リーンダグ」
にこ「ンーダリグ」
真姫「あれ……?」
にこ「あれ……?」
絵里「あふれた悲しみの涙……違うな。あら真姫、にこ、どうしたの難しい顔して」
真姫「私のソロ曲ってなんだったかしら?」
絵里「ドゥイングでしょ」
真姫「そうだった思い出した。ドゥイングだ」
にこ「すっきりしたニコ~」
真姫「でも待って。ドゥイングってなにをする歌だった?」
にこ「ああああああああ」
真姫「そうね。カタカナで……」
ニコ「ダリーング」
真姫「リーンダグ」
にこ「ンーダリグ」
真姫「あれ……?」
にこ「あれ……?」
絵里「あふれた悲しみの涙……違うな。あら真姫、にこ、どうしたの難しい顔して」
真姫「私のソロ曲ってなんだったかしら?」
絵里「ドゥイングでしょ」
真姫「そうだった思い出した。ドゥイングだ」
にこ「すっきりしたニコ~」
真姫「でも待って。ドゥイングってなにをする歌だった?」
にこ「ああああああああ」
34: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 12:22:58.47 ID:tiKNJpkn
凛「穂乃果ちゃんてソロ曲いっぱいあるよね」
穂乃果「確かにみんなより少しだけ多い気がする」
凛「少しじゃないにゃ。全部言える?」
穂乃果「自信ない」
凛「ほら。忘れるほどあるんだよ」
穂乃果「なるほど確かに。えーと。……」
凛「ひとつも出ない!?」
穂乃果「あのね、結構似たタイトルでよくごっちゃになる」
凛「例えば?」
穂乃果「大抵は~じゃない。って入ってる」
凛「そうだっけ」
穂乃果「うんとね、あー……わかんないけど例えばね。
夢なき愛はもう太陽じゃないよ。みたいな歌があるんだけど」
凛「なんかすでに三つくらい混ざってる気がする」
穂乃果「でしょ? わかんないんだ」
穂乃果「確かにみんなより少しだけ多い気がする」
凛「少しじゃないにゃ。全部言える?」
穂乃果「自信ない」
凛「ほら。忘れるほどあるんだよ」
穂乃果「なるほど確かに。えーと。……」
凛「ひとつも出ない!?」
穂乃果「あのね、結構似たタイトルでよくごっちゃになる」
凛「例えば?」
穂乃果「大抵は~じゃない。って入ってる」
凛「そうだっけ」
穂乃果「うんとね、あー……わかんないけど例えばね。
夢なき愛はもう太陽じゃないよ。みたいな歌があるんだけど」
凛「なんかすでに三つくらい混ざってる気がする」
穂乃果「でしょ? わかんないんだ」
37: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 12:31:59.27 ID:tiKNJpkn
凛「ちゃんと分解してみようよ」
穂乃果「よしわかった。なんか三連続同じ単語のやつがあってね」
凛「愛は愛でも愛じゃない。みたいな?」
穂乃果「そうそうそうそう! ニュアンスそんな感じ。容量いいね」
凛「えへへ」
穂乃果「愛……違うな。夢だ。夢なき夢は夢じゃない。みたいな」
凛「なんだろう……」
穂乃果「なんだろう……」
凛「ほかは?」
穂乃果「太陽って入ってるやつ」
凛「わかった。愛は太陽。これだ」
穂乃果「ちょっと惜しい」
凛「えー違う? 愛は太陽じゃない?」
穂乃果「違うよ」
穂乃果「よしわかった。なんか三連続同じ単語のやつがあってね」
凛「愛は愛でも愛じゃない。みたいな?」
穂乃果「そうそうそうそう! ニュアンスそんな感じ。容量いいね」
凛「えへへ」
穂乃果「愛……違うな。夢だ。夢なき夢は夢じゃない。みたいな」
凛「なんだろう……」
穂乃果「なんだろう……」
凛「ほかは?」
穂乃果「太陽って入ってるやつ」
凛「わかった。愛は太陽。これだ」
穂乃果「ちょっと惜しい」
凛「えー違う? 愛は太陽じゃない?」
穂乃果「違うよ」
38: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 12:40:30.59 ID:tiKNJpkn
穂乃果「愛は太陽。だと~じゃない。が入らないじゃん」
凛「そうか」
穂乃果「なんだったかなぁ」
凛「はい! これは覚えてるよ。もう人じゃないよ」
穂乃果「あー! あった。もう人じゃないよあった!」
凛「ふふん」
穂乃果「すごい凛ちゃん。どんな歌だったっけ」
凛「わかんないけど」
穂乃果「結構すごいタイトルだよね。もう人じゃないよ」
凛「もうひとりじゃないよを誤植しちゃったんじゃない?」
穂乃果「ありえるありえる。あ、出た。~じゃない」
凛「ぷぷーっ! 次のタイトルは、誤植しちゃったんじゃない? で決まりにゃ」
穂乃果「やめてよまたこんがらがるから!」
凛「そうか」
穂乃果「なんだったかなぁ」
凛「はい! これは覚えてるよ。もう人じゃないよ」
穂乃果「あー! あった。もう人じゃないよあった!」
凛「ふふん」
穂乃果「すごい凛ちゃん。どんな歌だったっけ」
凛「わかんないけど」
穂乃果「結構すごいタイトルだよね。もう人じゃないよ」
凛「もうひとりじゃないよを誤植しちゃったんじゃない?」
穂乃果「ありえるありえる。あ、出た。~じゃない」
凛「ぷぷーっ! 次のタイトルは、誤植しちゃったんじゃない? で決まりにゃ」
穂乃果「やめてよまたこんがらがるから!」
40: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 12:48:36.48 ID:tiKNJpkn
絵里「満ち溢れた悲しみのその果てに……違うな」
花陽「誰か助けてー」
絵里「どうしたの花陽」
花陽「孤独でヘヴンを歌ってるのにサビにたどり着けないの」
絵里「どういうこと」
花陽「孤独のヘヴンを歌っててね、途中までは調子いいんだけどサビになる前に別の歌に変わってるの」
絵里「いやどういうこと」
花陽「やってみるのが早いね。サビ前から行くよ。
呟いたくちびるー こぼれるーためーいきー 青く透明な私になりたい~ 友達のママであなたの前で~」
絵里「ラブマージナルじゃない」
花陽「そうなの……途中からラブマージナルになるの」
絵里「コード進行似てるしね」
花陽「孤独にヘヴン歌えなくなっちゃったよう」
花陽「誰か助けてー」
絵里「どうしたの花陽」
花陽「孤独でヘヴンを歌ってるのにサビにたどり着けないの」
絵里「どういうこと」
花陽「孤独のヘヴンを歌っててね、途中までは調子いいんだけどサビになる前に別の歌に変わってるの」
絵里「いやどういうこと」
花陽「やってみるのが早いね。サビ前から行くよ。
呟いたくちびるー こぼれるーためーいきー 青く透明な私になりたい~ 友達のママであなたの前で~」
絵里「ラブマージナルじゃない」
花陽「そうなの……途中からラブマージナルになるの」
絵里「コード進行似てるしね」
花陽「孤独にヘヴン歌えなくなっちゃったよう」
41: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 13:06:23.14 ID:tiKNJpkn
絵里「孤独なヘブンを歌うとラブマージナルになるなら、ラブマージナルを歌ってみたら?」
花陽「違います」
絵里「え?」
花陽「ヘブンじゃなくてヘヴンです! 下唇を噛んで、ヴ、ヴ、ヴ」
絵里「ヴ」
花陽「そう。ヘヴンです」
絵里「ヘヴン」
花陽「孤独とヘヴン。間違えないでね」
絵里「ごめんなさい。話を戻すわね。ラヴマージナルを歌ったらいいんじゃない?」
花陽「ラブマージナルを?」
花陽「違います」
絵里「え?」
花陽「ヘブンじゃなくてヘヴンです! 下唇を噛んで、ヴ、ヴ、ヴ」
絵里「ヴ」
花陽「そう。ヘヴンです」
絵里「ヘヴン」
花陽「孤独とヘヴン。間違えないでね」
絵里「ごめんなさい。話を戻すわね。ラヴマージナルを歌ったらいいんじゃない?」
花陽「ラブマージナルを?」
42: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 13:17:32.17 ID:tiKNJpkn
希「いやいや、わからない? もしもからずっと」
海未「どんなときもずっとでしょう?」
希「なんで!? なんでみんな忘れてしまっているの?」
海未「はあ」
希「うちのソロ曲!」
海未「純愛レンズ?」
希「それもだけど!」
海未「純愛レンズですよ」
希「もう一個あるじゃん」
海未「あ! ありますね」
希「どんなときもずっとじゃないでしょ」
海未「はい。えっと、きっと青春が聞こえるでしたか」
希「それも違う!」
海未「あれ、きっとって入ってましたよね?」
希「そうそう! もしもからきっと!」
海未「どんなときもずっとでしょう?」
希「なんで!? なんでみんな忘れてしまっているの?」
海未「はあ」
希「うちのソロ曲!」
海未「純愛レンズ?」
希「それもだけど!」
海未「純愛レンズですよ」
希「もう一個あるじゃん」
海未「あ! ありますね」
希「どんなときもずっとじゃないでしょ」
海未「はい。えっと、きっと青春が聞こえるでしたか」
希「それも違う!」
海未「あれ、きっとって入ってましたよね?」
希「そうそう! もしもからきっと!」
43: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 13:20:31.88 ID:tiKNJpkn
海未「あなたずっと、もしもからずっとって言ってましたよ」
希「言ってない」
海未「言ってましたって。だから伝わらないんです」
希「言ってないよ。ずっともしもからきっとって言ってたよ」
海未「いやいやいや」
希「もしもからきっとだって」
海未「もういいです。それがなんですか」
希「なんでうちがおかしいみたいになってるん?」
海未「だって希が言い間違いしてるから」
希「してないよ」
海未「とにかくわかりますよ。もしもからきっと」
希「ならよかった」
希「言ってない」
海未「言ってましたって。だから伝わらないんです」
希「言ってないよ。ずっともしもからきっとって言ってたよ」
海未「いやいやいや」
希「もしもからきっとだって」
海未「もういいです。それがなんですか」
希「なんでうちがおかしいみたいになってるん?」
海未「だって希が言い間違いしてるから」
希「してないよ」
海未「とにかくわかりますよ。もしもからきっと」
希「ならよかった」
46: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 16:09:29.68 ID:tiKNJpkn
希「でもひどいよね。うちは海未のソロ曲全部わかるよ」
海未「いや……私だって」
希「私たちは未来の花」
海未「はい」
希「ところで私たちは未来の花の私たちって一体……」
海未「あああ! それは聞かないで! もう聞かないで!」
希「え……ごめん。それから、勇気のレーズン」
海未「純愛レンズに引っ張られてますよ」
希「間違えた。勇気のシーズン」
海未「シーズン……季節……わあああああ!」
希「なんなの!?」
海未「ある……記憶喪失の人の歌を思い出すんです」
希「まさかにこっちのこと?」
海未「え、にこが?」
海未「いや……私だって」
希「私たちは未来の花」
海未「はい」
希「ところで私たちは未来の花の私たちって一体……」
海未「あああ! それは聞かないで! もう聞かないで!」
希「え……ごめん。それから、勇気のレーズン」
海未「純愛レンズに引っ張られてますよ」
希「間違えた。勇気のシーズン」
海未「シーズン……季節……わあああああ!」
希「なんなの!?」
海未「ある……記憶喪失の人の歌を思い出すんです」
希「まさかにこっちのこと?」
海未「え、にこが?」
47: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 16:12:30.83 ID:tiKNJpkn
希「海未ちゃんは知らないんだ」
海未「にこがどうかしたんですか」
希「ううんなんでもない。えーと、勇気のフローズン」
海未「違います」
希「勇気のイオナズン」
海未「もういいです。勇気のリーズンです」
希「さっきそれ言ったら違うって言ったじゃん」
海未「言われてません」
海未「にこがどうかしたんですか」
希「ううんなんでもない。えーと、勇気のフローズン」
海未「違います」
希「勇気のイオナズン」
海未「もういいです。勇気のリーズンです」
希「さっきそれ言ったら違うって言ったじゃん」
海未「言われてません」
48: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 16:20:53.60 ID:tiKNJpkn
絵里「果てた悲しみのありふれた世界……なんか違う」
にこ「みんないるわね」
絵里「希がいないわよ」
にこ「いいの。みんなに大事な話がある」
穂乃果「どうしたの? 希ちゃんに何かあった?」
にこ「どうやら、希に記憶障害が起きてる」
花陽「えぇ!? 希ちゃん記憶喪失になっちゃったのぉ!?」
海未「そういえば心当たりがあります」
にこ「海未ちゃんも気がついていたのね」
絵里「どういうこと?」
にこ「詳しくはわからない。でもみんなには言うべきだと思ったの」
ことり「本人は?」
にこ「自覚はないみたい。だからどうかお願いみんな」
真姫「話を合わせろって? 私は正直に言ってあげるべきだと思うけど」
絵里「難しい問題ね」
にこ「とにかく、伝えるだけ伝えたから。どう接するかはみんなに任せる」
凛「えらいこっちゃ」
にこ「みんないるわね」
絵里「希がいないわよ」
にこ「いいの。みんなに大事な話がある」
穂乃果「どうしたの? 希ちゃんに何かあった?」
にこ「どうやら、希に記憶障害が起きてる」
花陽「えぇ!? 希ちゃん記憶喪失になっちゃったのぉ!?」
海未「そういえば心当たりがあります」
にこ「海未ちゃんも気がついていたのね」
絵里「どういうこと?」
にこ「詳しくはわからない。でもみんなには言うべきだと思ったの」
ことり「本人は?」
にこ「自覚はないみたい。だからどうかお願いみんな」
真姫「話を合わせろって? 私は正直に言ってあげるべきだと思うけど」
絵里「難しい問題ね」
にこ「とにかく、伝えるだけ伝えたから。どう接するかはみんなに任せる」
凛「えらいこっちゃ」
49: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 16:27:28.20 ID:tiKNJpkn
絵里「今度のライブでソーシャルゲームを歌うことに決まったわ。久しぶりだけど覚えてる?」
真姫「ソーシャルゲームね。もちろん覚えてるわよ。ところでどんな歌いだしだったかしら」
絵里「スットゥーワンゼー、カッ デェー 登場」
真姫「え? なんて?」
絵里「ごめんなさい。発音で覚えているからなんて言ってるかわからない」
真姫「大丈夫大丈夫。もちろん覚えてるわよ。いい曲よね。ソーシャルゲーム。みんな覚えてるかしら」
絵里「いや、私とあなたとあと……あの青い髪の子だけで歌うのよ」
真姫「ああ。ユニット曲だったわね。青い子じゃなくてにこちゃんでしょ」
絵里「え……? ああそうそう。にこね。にこ。じゃあ私にこにも伝えてくるから」
真姫「ソーシャルゲームね。もちろん覚えてるわよ。ところでどんな歌いだしだったかしら」
絵里「スットゥーワンゼー、カッ デェー 登場」
真姫「え? なんて?」
絵里「ごめんなさい。発音で覚えているからなんて言ってるかわからない」
真姫「大丈夫大丈夫。もちろん覚えてるわよ。いい曲よね。ソーシャルゲーム。みんな覚えてるかしら」
絵里「いや、私とあなたとあと……あの青い髪の子だけで歌うのよ」
真姫「ああ。ユニット曲だったわね。青い子じゃなくてにこちゃんでしょ」
絵里「え……? ああそうそう。にこね。にこ。じゃあ私にこにも伝えてくるから」
50: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 16:33:01.35 ID:tiKNJpkn
絵里「ハローにこ。今度ライブでソーシャルネットワークを歌うことになったの」
海未「ソーシャルネットワークですね。もちろん覚えてますよ。ところで久しぶりにサビをあなたに歌ってほしいです」
絵里「私は誰でしょう? 知りたくなったでしょう?」
海未「えっ……何言ってるんですか。あなたのこと私は知ってますよ。えー。
あれですよね。ロシアで、生徒会長の」
絵里「なにいってるのにこ。今のがサビよ」
海未「ところでにこってなんですか?」
絵里「え?」
海未「私のあだ名でしたっけ」
絵里「そのはず。あの赤毛の子が言ってたわよ」
海未「ああ、一緒にソルティライチを歌う人ですね。ピアノの上手な」
海未「ソーシャルネットワークですね。もちろん覚えてますよ。ところで久しぶりにサビをあなたに歌ってほしいです」
絵里「私は誰でしょう? 知りたくなったでしょう?」
海未「えっ……何言ってるんですか。あなたのこと私は知ってますよ。えー。
あれですよね。ロシアで、生徒会長の」
絵里「なにいってるのにこ。今のがサビよ」
海未「ところでにこってなんですか?」
絵里「え?」
海未「私のあだ名でしたっけ」
絵里「そのはず。あの赤毛の子が言ってたわよ」
海未「ああ、一緒にソルティライチを歌う人ですね。ピアノの上手な」
51: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 16:38:24.62 ID:tiKNJpkn
凛「かよちん」
花陽「なに?」
凛「かよちんの本名ってなんだっけ」
花陽「やだなあ……。……なんだっけ」
凛「なんだっけ」
花陽「あれ、かよちんって私の名前じゃなかったっけ」
凛「たぶんあだ名だったと思う」
花陽「え……。かよだ。かよ」
凛「かよちゃんだったか」
花陽「やめてよ、かよちんでいいよ」
凛「ところで凛ってなんだっけ」
花陽「え」
凛「自分のこと凛って呼んでるんだけど、みんなは私って言うよね?
なんで凛だけ一人称ちがうんだっけ」
花陽「なに?」
凛「かよちんの本名ってなんだっけ」
花陽「やだなあ……。……なんだっけ」
凛「なんだっけ」
花陽「あれ、かよちんって私の名前じゃなかったっけ」
凛「たぶんあだ名だったと思う」
花陽「え……。かよだ。かよ」
凛「かよちゃんだったか」
花陽「やめてよ、かよちんでいいよ」
凛「ところで凛ってなんだっけ」
花陽「え」
凛「自分のこと凛って呼んでるんだけど、みんなは私って言うよね?
なんで凛だけ一人称ちがうんだっけ」
52: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 16:42:44.89 ID:tiKNJpkn
花陽「そうでもないよ。あの二年生の人は自分のことことりとか穂乃果って言ってたよ」
凛「そっか」
花陽「あとあの占いの人はうちって言ってた。あれだ。自分の名前だよ。私自分のこと花陽って言ったりもするよ」
凛「ああ、ことりちゃん、穂乃果ちゃん、うちちゃんね。だから凛は凛か。
あれ、花陽ってなに? かよじゃなくて?」
花陽「あれ……? 花陽ってなんだっけ」
凛「そっか」
花陽「あとあの占いの人はうちって言ってた。あれだ。自分の名前だよ。私自分のこと花陽って言ったりもするよ」
凛「ああ、ことりちゃん、穂乃果ちゃん、うちちゃんね。だから凛は凛か。
あれ、花陽ってなに? かよじゃなくて?」
花陽「あれ……? 花陽ってなんだっけ」
54: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 16:51:23.84 ID:tiKNJpkn
穂乃果「最近あの……関西弁の」
ことり「希ちゃん」
穂乃果「希ちゃんの具合がよくないね。全然話が噛み合わなくなってきた」
ことり「もう限界かな……」
穂乃果「うん。本人にちゃんと教えてあげたほうがいいかも」
にこ「何が?」
穂乃果「ほら、記憶が……なんだっけよくないんだっけ」
にこ「ああ、わかった。私が伝える」
ことり「もう大変なの。今日はダンスの練習は? とかなんとか毎日」
穂乃果「ひとりで屋上に行くの。危ないったらないよ」
にこ「それでどうするの」
穂乃果「しょうがないから一緒に踊ってあげるんだ」
ことり「ミューズがどうとか」
穂乃果「ミューズってなんだっけ」
にこ「石鹸でしょ」
穂乃果「それだ」
ことり「それだ」
ことり「希ちゃん」
穂乃果「希ちゃんの具合がよくないね。全然話が噛み合わなくなってきた」
ことり「もう限界かな……」
穂乃果「うん。本人にちゃんと教えてあげたほうがいいかも」
にこ「何が?」
穂乃果「ほら、記憶が……なんだっけよくないんだっけ」
にこ「ああ、わかった。私が伝える」
ことり「もう大変なの。今日はダンスの練習は? とかなんとか毎日」
穂乃果「ひとりで屋上に行くの。危ないったらないよ」
にこ「それでどうするの」
穂乃果「しょうがないから一緒に踊ってあげるんだ」
ことり「ミューズがどうとか」
穂乃果「ミューズってなんだっけ」
にこ「石鹸でしょ」
穂乃果「それだ」
ことり「それだ」
57: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 18:10:18.05 ID:tiKNJpkn
絵里「あれは悲しみのリフレイン……違う。でもなんかかっこいいからもうこれでいいか
……あれ。私って何を思い出そうとしてたんだっけ」
希「はいはい、絵里ち。屋上行くよ」
絵里「どうして?」
希「……アイドルの特訓するんよ」
絵里「アイドルぅ? 私が?」
希「……そうだよ」
絵里「希……もう」
にこ「希
……あれ。私って何を思い出そうとしてたんだっけ」
希「はいはい、絵里ち。屋上行くよ」
絵里「どうして?」
希「……アイドルの特訓するんよ」
絵里「アイドルぅ? 私が?」
希「……そうだよ」
絵里「希……もう」
にこ「希
58: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 18:14:35.36 ID:tiKNJpkn
にこ「希。もうおしまいにしましょう」
希「違うよにこっちも……ねえあなたはあんなにアイドルに憧れて」
にこ「希」
希「お願い二人とも……」
にこ「もうダメみたい。絵里」
絵里「ごめんなさい希……もう私辛くて」
希「ちがうよ! 私たちはμ’sで、ラブライブに出場して、それから廃校を救うんよ!」
絵里「もう何を言っているかわからないの……」
にこ「希、現実をみて。もうそんな妄想は」
希「妄想なんかじゃ……」
希「違うよにこっちも……ねえあなたはあんなにアイドルに憧れて」
にこ「希」
希「お願い二人とも……」
にこ「もうダメみたい。絵里」
絵里「ごめんなさい希……もう私辛くて」
希「ちがうよ! 私たちはμ’sで、ラブライブに出場して、それから廃校を救うんよ!」
絵里「もう何を言っているかわからないの……」
にこ「希、現実をみて。もうそんな妄想は」
希「妄想なんかじゃ……」
59: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 18:20:56.80 ID:tiKNJpkn
希「穂乃果ちゃんっ! このままじゃμ’sが」
穂乃果「はいはい。大丈夫だからね」
希「妄想じゃないの! 私たち九人はスクールアイドルで」
穂乃果「うんうんそうだよねわかってる」
希「お願い……みんなが練習に来るように言って」
穂乃果「希ちゃんは頑張りすぎだよ。すこし休もう」
希「これは真実なの!」
海未「えーと、ほ……穂乃果。この人は」
穂乃果「ほら、仲いい人だよ。あの……」
希「みんなが忘れちゃってるんだよ! 戻ってきてよ!」
ことり「あの金髪ハラショーちゃんとにっこにっこちゃんの」
海未「ああ~!」
穂乃果「はいはい。大丈夫だからね」
希「妄想じゃないの! 私たち九人はスクールアイドルで」
穂乃果「うんうんそうだよねわかってる」
希「お願い……みんなが練習に来るように言って」
穂乃果「希ちゃんは頑張りすぎだよ。すこし休もう」
希「これは真実なの!」
海未「えーと、ほ……穂乃果。この人は」
穂乃果「ほら、仲いい人だよ。あの……」
希「みんなが忘れちゃってるんだよ! 戻ってきてよ!」
ことり「あの金髪ハラショーちゃんとにっこにっこちゃんの」
海未「ああ~!」
60: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 18:24:40.39 ID:tiKNJpkn
希「真姫ちゃんっ、凛ちゃんっ、花陽ちゃん!」
真姫「はい……どなた?」
凛「……」
花陽「凛ちゃん、呼ばれてるよ」
凛「あっ、凛て凛か。なんですか?」
希「花陽ちゃんも呼んでるよ!」
花陽「花陽ちゃーん。呼ばれてますよー」
希「なんやこれ……」
真姫「はい……どなた?」
凛「……」
花陽「凛ちゃん、呼ばれてるよ」
凛「あっ、凛て凛か。なんですか?」
希「花陽ちゃんも呼んでるよ!」
花陽「花陽ちゃーん。呼ばれてますよー」
希「なんやこれ……」
62: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 18:55:03.64 ID:tiKNJpkn
紫の人「あの、あなた。アイドルとか興味ない?」
ほ「え?」
紫の人「とってもかわいいから、きっと向いてるよ」
ほ「そ、そうですか?」
紫の人「うん。もし興味あったら放課後屋上に来て! 練習してるから」
とさか「素敵な歌ですね」
紫の人「そうかな」
青い人「あの、ハンカチ落としましたよ」
とさか「あ、ありがとうございます」
紫の人「もしよかったら、部活見学しにおいでよ」
青い人「はあ……?」
赤毛「あなたの作曲ですか? すごいクオリティですね」
紫の人「ううん。これは友達が作曲してくれたの」
赤毛「へえ。すごい友達ですね」
紫の人「もし興味あるなら」
赤毛「べ、べつにありませんけど」
紫の人「そこのあなたたちも! きっと楽しいよ! アイドル!」
猫っぽい「え……私には向いてませんよ」
メガネ「ひっ、あ、あの」
紫の人「あ、ごめんね急に話しかけて。三人はお知り合い?」
赤毛「いいえ」
ほ「え?」
紫の人「とってもかわいいから、きっと向いてるよ」
ほ「そ、そうですか?」
紫の人「うん。もし興味あったら放課後屋上に来て! 練習してるから」
とさか「素敵な歌ですね」
紫の人「そうかな」
青い人「あの、ハンカチ落としましたよ」
とさか「あ、ありがとうございます」
紫の人「もしよかったら、部活見学しにおいでよ」
青い人「はあ……?」
赤毛「あなたの作曲ですか? すごいクオリティですね」
紫の人「ううん。これは友達が作曲してくれたの」
赤毛「へえ。すごい友達ですね」
紫の人「もし興味あるなら」
赤毛「べ、べつにありませんけど」
紫の人「そこのあなたたちも! きっと楽しいよ! アイドル!」
猫っぽい「え……私には向いてませんよ」
メガネ「ひっ、あ、あの」
紫の人「あ、ごめんね急に話しかけて。三人はお知り合い?」
赤毛「いいえ」
63: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 18:57:49.31 ID:tiKNJpkn
金髪ハラショー「屋上が騒がしいわね……」
ツインテ「なんだか、スクールアイドルの見学をしてるそうよ」
金髪ハラショー「へえ。あなたも見に来たの?」
ツインテ「さあ。わからない」
金髪ハラショー「私もよ」
紫の人「ならおいでよ!」
金髪ハラショー「えっ」
ツインテ「いや私は……」
紫の人「いいからいいから!」
ツインテ「なんで……」
紫の人「もしかしたらきっと」
ほ「あ、さっきの人きた!」
紫の人「さあ。今日はみなさんで一緒に歌いましょう」
青い人「え!? 見学だけではないんですか」
メガネ「そんな……急に知らない人と歌うなんて……」
紫の人「大丈夫。さ、これが歌詞ね。とりあえずやってみよ」
赤毛「伴奏は?」
とさか「どんな歌?」
猫っぽい「あの、どうしたら」
紫の人「大丈夫大丈夫。体で覚えて! いくよ。聴いてください。『それは僕たちの奇跡』」
私は毎日同じやりとりを繰り返す。
もしかしたらきっと……みんなが今日を忘れないでいてくれるかもしれないから。
ツインテ「なんだか、スクールアイドルの見学をしてるそうよ」
金髪ハラショー「へえ。あなたも見に来たの?」
ツインテ「さあ。わからない」
金髪ハラショー「私もよ」
紫の人「ならおいでよ!」
金髪ハラショー「えっ」
ツインテ「いや私は……」
紫の人「いいからいいから!」
ツインテ「なんで……」
紫の人「もしかしたらきっと」
ほ「あ、さっきの人きた!」
紫の人「さあ。今日はみなさんで一緒に歌いましょう」
青い人「え!? 見学だけではないんですか」
メガネ「そんな……急に知らない人と歌うなんて……」
紫の人「大丈夫。さ、これが歌詞ね。とりあえずやってみよ」
赤毛「伴奏は?」
とさか「どんな歌?」
猫っぽい「あの、どうしたら」
紫の人「大丈夫大丈夫。体で覚えて! いくよ。聴いてください。『それは僕たちの奇跡』」
私は毎日同じやりとりを繰り返す。
もしかしたらきっと……みんなが今日を忘れないでいてくれるかもしれないから。
64: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/04/06(月) 18:58:45.77 ID:tiKNJpkn
絵里「ありふれた悲しみのあれ」
おしまい。
おしまい。
引用元: ・絵里「ありふれた悲しみのあれ」
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