1: 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2015/12/31(木) 14:23:20.26 ID:7YywDkHW
希「ん?相談?」

絵里「ええ……ちょっと自分ひとりじゃ解決できないの」

希「まあ、ええけど……どうしたん?」

絵里「あのね」

希「う、うん……」ゴクッ

絵里「私花陽に避けられてる気がするの!!」

希「……は」

2: 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2015/12/31(木) 14:23:54.62 ID:7YywDkHW
希「花陽ちゃんに避けられてる?」

絵里「そうなのよ!私が話しかけるとすぐどこかに行っちゃうし……」

希「まあ、あの頃の絵里ちを見たらそうなるんやないかな……」

絵里「あ、あれは仕方ないでしょ!!///」

絵里「わ、私だって悪いと思ってるわよ……」

絵里「それにこうしてちゃんとμ'sとして活動もしてるじゃない……」

希「うん、それは皆分かってるから大丈夫や」

絵里「じゃあ、どうして私避けられてるのぉ!?」ウルウル

希「うーん……なんでやろなぁ……」

希(仕方ない、絵里ちの為や……一肌脱ごう)ヤレヤレ

3: 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2015/12/31(木) 14:31:09.13 ID:7YywDkHW
花陽「えーっと、それで希ちゃん。お話ってなに?」

希「ちょっとだけ聞きたいことがあったんよ♪」

花陽「花陽に?んー……なんだろう……?」

希「花陽ちゃんって絵里ちの事嫌い?」

花陽「え?ええぇええ!?そ、そんなことないですよ!!」ピャー

希「え?あ、そうなん」

希「あんな、最近絵里ちの事を避けてるよーな気がしてなぁ?」

花陽「あうぅ……やっぱりそう見られてたんですね……」

花陽「本当は絵里ちゃんを避けてたわけじゃないんですよ……」

希「ほほぉ、じゃあなんでなん?」

花陽「そ、それはですねぇ……え、えーっと///」

希「?」

花陽「じ、実は……ゴニョゴニュ」

希「……まじ?」

4: 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2015/12/31(木) 14:32:43.62 ID:7YywDkHW
絵里「それで」

希「ん?」

絵里「花陽は何て言ってたの」

希「……聞きたい?」ニヤリ

絵里「え?」

希「ほんまに聞きたい?」

絵里「ど、どういうことよ……」

希「深い意味はないよ?」

絵里「ぐ、ぐぬぬっ……」

希「はい、時間切れーうちからは言えませーん」ニヤッ

絵里「ちょっ!?ぐ……い、いいわよ」

希「?」

絵里「私が直接聞きに行くわ!!」ダッ!バタンッ!

希「あ、あら?……行っちゃった……まあいいか!」

6: 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2015/12/31(木) 14:42:33.52 ID:7YywDkHW
1年教室

凛「じゃあかよちん、部室に行くにゃ」

花陽「あっ、うん。よし、じゃあ行こっか凛ちゃん、真姫ちゃん」

真姫「ええ、遅れると海未に怒られちゃうわよ」

花陽「じゃあ早く行こうか」ニコッ

ドタドタドタドタドタッ!!

まきりんぱな「?」

絵里「花陽ぉぉ!!」バンッ

花陽「ピャアアアア!?」

絵里「一緒に部室に行くわよ!!」ガシッ

花陽「え!?ちょっ!!だ、ダレカタスケテー!!」ピュー

真姫「……は?」キョトン

凛「か、かよちんが……絵里ちゃんに誘拐されたにゃ……」

7: 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2015/12/31(木) 14:44:17.03 ID:7YywDkHW
にこ「にっこにっこにー♪あなたのハートににこにこにー♪」

にこ「うーん……なんか違うわね……もっとここをこうするべきかしら……」ウーン

絵里「ふんっ!!」バンッ!

にこ「にごぉ!?」

花陽「ピャアアアア!?」

にこ「ちょっ!?な、何!?なんなの!?」アセアセ

絵里「にこ!ちょっと席を外して貰っていいかしらぁ?」ゴゴゴッ

にこ「い、嫌よ!い、今はにこのプライベートアイドルタイムなんだから!!」

絵里「矢澤さん?よろしいですか?」ニコォッ

にこ「よーし!真姫ちゃんのとこに遊びにいくにこー!」ダッ!

花陽「ええええ!?た、助けてにこちゃあああん!!」

にこ「花陽……ごめん!!」バタンッ

花陽「あ、あわわわ……」

絵里「これで、二人っきりね……」

花陽「だ……だ、ダレカタスケテー!!」ウワーン

8: 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2015/12/31(木) 14:52:00.82 ID:7YywDkHW
海未「おや?希?どうして部室に入らないのですか?」

希「あ、海未ちゃん……実は……」

真姫「絵里が花陽を連れて猛ダッシュで部室に入って行ったの……」

海未「は?」

凛「うわーん!絵里ちゃあああん!!かよちんを返してよー!!」ウワーン

にこ「そして次はにこが部室から追い出されて今こうなってるわけ」

穂乃果「あ、あらぁ……」

ことり「でも、珍しいね。絵里ちゃんがそんなことするなんて」

真姫「確かにね……あの絵里が暴走するなんて……」

凛「はっ!!今頃暴走した絵里ちゃんにかよちんが襲われちゃうかもしれないにゃ!!」」

真姫「いや……無いでしょ……」

<ダレカタスケテー

7人「……」

9: 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2015/12/31(木) 14:53:34.19 ID:7YywDkHW
凛「や、やばいにゃ!!かよちんがピンチにゃ!ど、どうしよう!にこちゃん!!」

にこ「いや!なんでにこに振るのよ!!ど、どうするのよ!海未!!」

海未「な、なんで私なんですか!にこは部長でしょ!!ねぇ!ことり!」

ことり「ふぇ!?そ、そんなこと言われてもぉ!!うぇぇぇん、助けてぇ穂乃果ちゃぁぁん」ウエーン

穂乃果「えええ!?そして穂乃果なのぉ!?ちょっ!真姫ちゃんパス!!」

真姫「ヴェエエエ!?ちょ、無茶言わないでよ!!そうよね!希!」

希「ま、わかってたんやけどね……この流れ」

穂乃果「じゃあいいアイディアがあるんだね!」

希「う、うーん……暴走した絵里ちを止める術なんてあるのかなぁ……」

真姫「あるわよ!きっと!!」

海未「絵里には元に戻ってもらわないと!!」

まきうみ(クール組がやばい!!)

10: 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2015/12/31(木) 15:01:13.67 ID:7YywDkHW
絵里「それで、なんで私の事を避けてるの?」

花陽「え?な、なんのこと?」

絵里「とぼけても無駄よ花陽!!」バンッ!

花陽「ピャアアアアア!!」ビクゥッ

絵里「あなたに話しかけてもすぐどこかに行っちゃうし」

絵里「私があなたに近づこうとすると思いっきり離れて歩くじゃない!」

絵里「さらに!μ's全員で歩くときだって私との間に誰か必ず入れて歩くじゃない!」

花陽「か、勘違いだよぉ……」

絵里「じゃあ何だって言うの!」

花陽「え!う、うーん……」

絵里「答えられないという事はやっぱりそういうことじゃないのぉ!!」チカァァァ!

花陽「お、落ち着いて絵里ちゃん!ほ、本当の事言うから!」

11: 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2015/12/31(木) 15:02:11.30 ID:7YywDkHW
絵里「本当?」

花陽「う、うん!」

絵里「嘘じゃない?」

花陽「本当だよぉ!」

絵里「なら聞く」

花陽「ふぅ……」

12: 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2015/12/31(木) 15:10:20.61 ID:7YywDkHW
花陽「えっとね、あのぉ……ね」

花陽「花陽は絵里ちゃんの事憧れてるんだ//」

絵里「え?」

花陽「絵里ちゃんは生徒会もありながらもしっかりとμ'sに参加して」

花陽「皆を引っ張って行ってくれているし、皆よりダンスもうまい」

花陽「花陽はドンくさいからいつもミスするとこをいつもすぐ出来て皆に教えてる」

花陽「そんな絵里ちゃんに憧れてしまったんです……」

花陽「だけど、そんな花陽が絵里ちゃんのすぐ傍にいていいのかなぁ……って思って」

絵里「……花陽」

花陽「え、えへへ。ごめんね、心配かけちゃって」

花陽「今度からはしっかりお話もするね」

絵里「……あのね、花陽」

絵里「私はそんな完璧な人間じゃないわ」

絵里「私もたくさん間違いを犯した」

絵里「ダンスも実は家で練習したりしてるのよ?」ウフフ

絵里「それに本来なら、私が心を開けばすぐにμ'sは結成できた」

絵里「謝るのは私の方よ、花陽」

13: 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2015/12/31(木) 15:20:13.26 ID:7YywDkHW
にこ「……なーんか、大分話の内容が変わった気がするのは気のせい?」

希「んー……まあええんやない?」

穂乃果「うぇぇぇぇん……絵里ぢゃぁぁぁぁん……」ウエーン

海未「絵里……分かっていましたよ私は……」グスン

ことり「絵里ちゃぁぁぁん……今度ことりとお洋服見に行こうねぇぇぇ……」ウワーン

真姫「いや、なんで穂乃果とことりは泣いてるのよ……」イミワカンナイ

凛「感動の場面じゃない気がするにゃ……」

穂乃果「なんで!今絵里ちゃんの心で一致団結したんだよ!!」

凛「うっ……ご、ごめんなさい……」

真姫「それで、花陽救出はどうするの?」

海未「いえ、それは花陽に任せましょう」

真姫「え?」

希「そうやねぇ、その方が簡単に終わりそうやん」

にこ「あー心配して損したわ……ほら、屋上に行くわよー」

穂乃果「あ、待ってよにこちゃーん!」

14: 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2015/12/31(木) 15:30:30.61 ID:7YywDkHW
絵里「あの時は偉そうな事言ってごめんなさい」

花陽「ううん、いいよ。花陽も絵里ちゃんに勘違いさせてごめんなさい」

絵里「うふふ、これじゃどっちも謝ってばっかになるわね」

花陽「えへへ、そうだね」

絵里「でも、これで花陽はこれから私を無視できないわけね」フフン

花陽「そ、そうだねぇ///」

絵里「あれ?どうしたのよ」

花陽「……ね、ねえ……絵里ちゃんは……絵里ちゃんは花陽の事どう思う?」

絵里「なぁに?変わった質問ね」クスクス

花陽「お、お願い!こ、答えて!!」

絵里「え?ええ……うーん、素直で皆の事をしっかり見れてて」

絵里「そうねぇ、後私と希の次に胸が大きく」

花陽「そ、それはいいです……///」

絵里「後はご飯が好きなとこかしら」

花陽「え、花陽のいいとこそれだけ?」

絵里「嘘、誰よりも頑張り屋さんなとこよ」ウフフ

花陽「うぅっ……///」

15: 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2015/12/31(木) 15:31:19.54 ID:7YywDkHW
花陽「……ねぇ絵里ちゃん?」

絵里「ん?何?」

花陽「絵里ちゃんって好きな人とかいる?」

絵里「好きな人?そうねぇ……今はいないわ?」

花陽「……女の子とかは?」

絵里「女の子?んー……考えたこともなかったわね……」

花陽「そ、そっか……」

絵里「でも」

花陽「?」

絵里「花陽みたいな子がいてくれたら嬉しいわね」ニコッ

花陽「!!」パァー!






絵里「妹に」

花陽「うわあああああああああん!!!!」

17: 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2015/12/31(木) 15:38:47.38 ID:7YywDkHW
希「それで今度はそんなことで避けられてるんかい」

絵里「私はどこで間違えたのよぉー……」シクシク

真姫「……いや、それは絵里が悪いでしょ」

海未「ですね」

ことり「うん、ことりもそう思うよ」

にこ「ないわあんた」

穂乃果「ことりちゃんのおやつおいしいよぉぉぉ」パクモグパクモグ

凛「ちょっと寒くないかにゃー」

絵里「え!?わ、私が悪いの!?」ガーン

7人「うん」

19: 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2015/12/31(木) 15:57:37.18 ID:7YywDkHW
絵里「なんでぇ!?もう一度花陽に聞いてくるわ!!」バタンッ!

希「あー……こりゃ長くなりそうやなぁ」

凛「はっ!またかよちんのピンチにゃ!!」

真姫「もう……イミワカンナイ」

穂乃果「ことりちゃん!おかわりー!」

海未「……許すと?」

ことり「あ、あはは……も、もうダメだよー穂乃果ちゃーん」

にこ「何してんだか……はぁ」ピロリンッ

にこ「ん?噂をすれば花陽からね」

花陽『ねえにこちゃん!どうすれば絵里ちゃんに素直に気持ちを伝えられるのかなぁ』

にこ「……はーん、そういうことねー」ニヤリ

にこ「ま、こりゃ当分続きそうね」ヤレヤレ

にこ「では、このパーフェクトラブニコニーから完璧なラブの助言をしてあげるにこ♪」ポチポチッ

にこ「よし、これでOK!」

にこ「後は花陽次第よ」キリッ


おわり

引用元: 絵里「ねぇ、希……相談があるんだけどいいかしら」