1: 名無しさん@おーぷん 23/10/04(水) 22:52:28 ID:ktsD

P「ん?」

田中琴葉「たしかめてもらって良いですか?」

P「ちょっと待て。誰から聞いた話なんだ?」

2: 名無しさん@おーぷん 23/10/04(水) 22:53:28 ID:ktsD

琴葉「クラスの子が言ってたのを聞いたんです。あと、恵美からもそれとなく」

P「……そんなことないんじゃないか」

琴葉「私もそう思うんです。なのでプロデューサー、たしかめてもらって良いですか?」

P「……どうやって?」

琴葉「そうですね。迷ったんですけど……」

3: 名無しさん@おーぷん 23/10/04(水) 22:53:47 ID:ktsD

琴葉「私はお姫様だっこが良いかなと」

P「……んん?」

4: 名無しさん@おーぷん 23/10/04(水) 22:54:36 ID:ktsD

琴葉「おんぶとの二択でしたが、おんぶは亜利沙にもやったと聞きましたから。せっかくの機会ですので、レアな方が良いかなと」

P 「えっと」

琴葉「まだ誰にもしてないですよね? お姫様だっこ」

P「そりゃな……そんな機会ないし」

5: 名無しさん@おーぷん 23/10/04(水) 22:55:07 ID:ktsD

琴葉「私がプロデューサーの初めてを……ふふふ」

P「……そういうとこr」

琴葉「やってくれますか?」

P「……まぁ、それで琴葉の気が晴れるなら」

琴葉「お願いします」

6: 名無しさん@おーぷん 23/10/04(水) 22:55:35 ID:ktsD

P「よいしょ」

琴葉「……」

P「……」

琴葉「……どうですか?」

P「大丈夫だよ。全然重くない」

琴葉「……むぅ」

P「どうした?」

7: 名無しさん@おーぷん 23/10/04(水) 22:56:20 ID:ktsD

琴葉「初めてのお姫様だっこですよね。他に感想はないんですか?」

P「重くないかたしかめてって言われただけだしな」

琴葉「こっちを見てくれても良いんじゃないですか」

P「それは遠慮しとこうかな。すごく近くに琴葉の顔を感じるし」

8: 名無しさん@おーぷん 23/10/04(水) 22:56:47 ID:ktsD

琴葉「そうですか。私を感じる……ふふふ」

P「うん、だから、そういうとこr」

琴葉「重くないなら、もう少しこのままで良いですか?」

P「……もう少しだけな」

……

9: 名無しさん@おーぷん 23/10/04(水) 22:57:28 ID:ktsD

……

琴葉「プロデューサー、先日はすみません。私の勘違いだったみたいで」

P「……気づいた?」

琴葉「はい。重いって、物理的というより、精神的なところだったんですね」

P「……どっちかというとな」

10: 名無しさん@おーぷん 23/10/04(水) 22:58:07 ID:ktsD

琴葉「恵美の誕生日とかに、生まれてきてくれてありがとうって言ったり」

P「お、おう」

琴葉「プロデューサーから指輪を貰った時に、一生大事にしますって言ったり」

P「……ああ」

琴葉「私が犬になったら、一日中飼い主さんのそばにいると思います。起きてから寝るまでずっと一緒にいられたら幸せだなって。だって一緒にいる人のことは何でも知っておきたいと思いませんか?……って言ったり」

P「よ、よく覚えてるな」

11: 名無しさん@おーぷん 23/10/04(水) 22:58:37 ID:ktsD

琴葉「こういう言動が重いって言われてたんですね」

P「……うん、どっちかというと、だよ」

琴葉「これに関しては性格なので、どうしようもないですね……こんな私は、嫌いですか?」

P「そんなことはないぞ」

琴葉「良かったです。プロデューサーには私の全てを受け入れて欲しいので」

P「……うん」

12: 名無しさん@おーぷん 23/10/04(水) 22:59:20 ID:ktsD

琴葉「それともう1つ、別のことを聞いたんで、それもプロデューサーにたしかめてもらいたいんですけど」

P「……次は誰から聞いたんだ?」

琴葉「これは学校の、別のクラスの子です。私の噂をしているのを聞いてしまって……恥ずかしいけど、プロデューサーなら大丈夫です」

P「……何だ?」

13: 名無しさん@おーぷん 23/10/04(水) 22:59:39 ID:ktsD

琴葉「私ってショボπなんですか?」

P「」

おわり

引用元: 田中琴葉「私って重いんですか?」