1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/30(水) 15:17:40.746 ID:oIEO8+f+0.net
切嗣「……アイリ。すまないがもう仕事の時間で」
アイリ「いいわ。こうなったら嫌でもコミュニケーションをとってもらうわよ」
切嗣「アイリ…?」
アイリ「切嗣、愛してるわ♪ 原稿用意してあるから、お城の客間に来て」
切嗣「原稿…?」
アイリ「いいわ。こうなったら嫌でもコミュニケーションをとってもらうわよ」
切嗣「アイリ…?」
アイリ「切嗣、愛してるわ♪ 原稿用意してあるから、お城の客間に来て」
切嗣「原稿…?」
2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/30(水) 15:18:40.936 ID:oIEO8+f+0.net
ーーアインツベルン城・給仕室
アイリ「さて、私は紅茶を作らなくちゃ。やっぱり仲良くお話しするなら、お茶が必須よね」
アイリ「ええと、茶葉を入れて……あら?何かしらこの黒い茶葉。『アンリマンユ』?知らない銘柄ね……」
アイリ「メイドが気を利かせて用意してくれたのかしら。……何にせよお城に置いてあったものだし、悪いものじゃないわよね?」
アイリ「うん。変な匂いもしないし、大丈夫みたいね。折角だし、今日はこれにしましょう。それじゃ、熱湯を注いで……」
アイリ「出来上がり。私特製、必殺のおもてなしティー!」
アイリ(頑張るのよ、アイリ。あの二人の橋渡しが出来るのは私しかいないんだから!)
アイリ「さて、私は紅茶を作らなくちゃ。やっぱり仲良くお話しするなら、お茶が必須よね」
アイリ「ええと、茶葉を入れて……あら?何かしらこの黒い茶葉。『アンリマンユ』?知らない銘柄ね……」
アイリ「メイドが気を利かせて用意してくれたのかしら。……何にせよお城に置いてあったものだし、悪いものじゃないわよね?」
アイリ「うん。変な匂いもしないし、大丈夫みたいね。折角だし、今日はこれにしましょう。それじゃ、熱湯を注いで……」
アイリ「出来上がり。私特製、必殺のおもてなしティー!」
アイリ(頑張るのよ、アイリ。あの二人の橋渡しが出来るのは私しかいないんだから!)
3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/30(水) 15:21:16.236 ID:oIEO8+f+0.net
ーーアインツベルン城・客間
アイリ「おまたせセイバー!ごめんね、ちょっと準備に時間かかっちゃって。そのスーツ、やっぱり似合ってるわね」
セイバー「アイリスフィール、この服は中々機能的で気品もあり良い物です。感謝します」
アイリ「気に入ってくれたならそれだけでいいのよ、私が勝手に用意したものなんだから。……ほら切嗣、私の後ろに隠れてないで。それじゃ話し合いも出来ないわよ?」
切嗣「……」
セイバー「……アイリスフィール、これは一体?」
アイリ「これ?これはね、あなたと切嗣の絆を深めるための作戦会議よ♪まぁまぁ紅茶どうぞ」
セイバー「はぁ、では頂戴します」
アイリ「おまたせセイバー!ごめんね、ちょっと準備に時間かかっちゃって。そのスーツ、やっぱり似合ってるわね」
セイバー「アイリスフィール、この服は中々機能的で気品もあり良い物です。感謝します」
アイリ「気に入ってくれたならそれだけでいいのよ、私が勝手に用意したものなんだから。……ほら切嗣、私の後ろに隠れてないで。それじゃ話し合いも出来ないわよ?」
切嗣「……」
セイバー「……アイリスフィール、これは一体?」
アイリ「これ?これはね、あなたと切嗣の絆を深めるための作戦会議よ♪まぁまぁ紅茶どうぞ」
セイバー「はぁ、では頂戴します」
5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/30(水) 15:23:38.160 ID:oIEO8+f+0.net
セイバー(そんなヘドロ沼のような目で見られても困るだけなのですが……)
切嗣「……っ」プルプル
アイリ「切嗣。勇気を出して?」
切嗣「……………………せいばーへ。いままで、むしをしていて、ごめんなさい。あやまります」
セイバー「」ブーッ
切嗣「……っ」プルプル
アイリ「切嗣。勇気を出して?」
切嗣「……………………せいばーへ。いままで、むしをしていて、ごめんなさい。あやまります」
セイバー「」ブーッ
7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/30(水) 15:26:37.623 ID:oIEO8+f+0.net
アイリ「大変!セイバー、大丈夫!?今何か拭くものを持ってくるわ!」
セイバー「けほっ、けほっ……だ、大丈夫ですアイリスフィール。大事ありません」
切嗣「アイリが淹れてくれた紅茶を噴き出しておいて『大事ない』だと!?」
アイリ「切嗣、私なら大丈夫だから。抑えて抑えて」
切嗣「アイリ……しかし……」
セイバー(い、いけない。騎士王ともあろうものが紅茶を噴き出してしまうなんて!しかしこの棒読み具合はあまりにも……)
セイバー「……こほん。見苦しい所を見せてしまいました。どうぞ、続けてください」
セイバー「けほっ、けほっ……だ、大丈夫ですアイリスフィール。大事ありません」
切嗣「アイリが淹れてくれた紅茶を噴き出しておいて『大事ない』だと!?」
アイリ「切嗣、私なら大丈夫だから。抑えて抑えて」
切嗣「アイリ……しかし……」
セイバー(い、いけない。騎士王ともあろうものが紅茶を噴き出してしまうなんて!しかしこの棒読み具合はあまりにも……)
セイバー「……こほん。見苦しい所を見せてしまいました。どうぞ、続けてください」
9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/30(水) 15:31:32.139 ID:oIEO8+f+0.net
切嗣「……これからは、ちゃんとはなしあって、なかよくいっしょにせいはいせんそうをかちぬいていきたいです。えみやきりつぐ」
アイリ「偉いわ切嗣、よく言えました!それこそあなたが行うべき最善の手段よ!」パチパチパチ
切嗣(くっ……なぜ僕が英雄を相手にこんな文章を……)
アイリ「セイバー、切嗣もこう言ってる事だし、今までの非礼は騎士王としての寛大な心で見逃してあげてくれない?」
セイバー「……まぁ、いいでしょう。アイリの努力に免じて、今までの事は水に流してあげます」
アイリ「流石だわセイバー!それでこそ最優、最強のサーヴァントにふさわしい振る舞いよ!」
アイリ「偉いわ切嗣、よく言えました!それこそあなたが行うべき最善の手段よ!」パチパチパチ
切嗣(くっ……なぜ僕が英雄を相手にこんな文章を……)
アイリ「セイバー、切嗣もこう言ってる事だし、今までの非礼は騎士王としての寛大な心で見逃してあげてくれない?」
セイバー「……まぁ、いいでしょう。アイリの努力に免じて、今までの事は水に流してあげます」
アイリ「流石だわセイバー!それでこそ最優、最強のサーヴァントにふさわしい振る舞いよ!」
11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/30(水) 15:35:45.423 ID:oIEO8+f+0.net
イリヤ「おかあさーん。イリヤとあそぼー」
アイリ「あぁ。イリヤ。ちょっと待っててね。そうだ!みんなでおにごっこしましょう!」
イリヤ「わーい!」
セイバー「なるほど、それはいいですね。」
切嗣「アイリ、それは」
アイリ「切嗣、いいコミュニケーションになるでしょ?」
アイリ「あぁ。イリヤ。ちょっと待っててね。そうだ!みんなでおにごっこしましょう!」
イリヤ「わーい!」
セイバー「なるほど、それはいいですね。」
切嗣「アイリ、それは」
アイリ「切嗣、いいコミュニケーションになるでしょ?」
12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/30(水) 15:40:10.823 ID:oIEO8+f+0.net
イリヤ「じゃあイリヤおにねー!」
アイリ「逃げろ~♪」
切嗣「ほぉら、イリヤ、捕まえてごらん」
イリヤ「あははー!えーい!」
セイバー「おっと。タッチされてしまいました。」
イリヤ「次セイバーおにねー!」
アイリ「逃げろ~♪」
切嗣「ほぉら、イリヤ、捕まえてごらん」
イリヤ「あははー!えーい!」
セイバー「おっと。タッチされてしまいました。」
イリヤ「次セイバーおにねー!」
14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/30(水) 15:44:00.748 ID:oIEO8+f+0.net
アイリ「今よ!セイバー!切嗣を狙うのよ!」
セイバー「………!なるほど。わかりました。アイリ。」
切嗣「………っ…そんなのありか?だが…受けて立つ。セイバー」ダダダダダ
セイバー「…………っ!速いっ……流石です。衛宮切嗣。ですが私も負けませんよ」タタタタタタッ
セイバー「………!なるほど。わかりました。アイリ。」
切嗣「………っ…そんなのありか?だが…受けて立つ。セイバー」ダダダダダ
セイバー「…………っ!速いっ……流石です。衛宮切嗣。ですが私も負けませんよ」タタタタタタッ
17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/30(水) 15:52:43.660 ID:oIEO8+f+0.net
ーー
切嗣「ひぃ、ひぃ、疲れた、ひぃ、ふぅ。」
セイバー「はぁ、やりますね。衛宮切嗣。」
アイリ「二人ともやりすぎよ。あれから3時間もずっと走りっぱなしなんて」
切嗣「セイバーに捕まるのが悔しかったからだ。」
アイリ「もうまたそんなこといって。」
イリヤ「二人の戦いはイリヤも見てて楽しかったよー!」
セイバー「ありがとうございます。イリヤスフィール。おや?だいぶ汗だくになってますね」
アイリ「そうね。私たちも汗かいたし……そうだ!みんなでお風呂に入りましょう!」
切嗣「」ブーッ
切嗣「ひぃ、ひぃ、疲れた、ひぃ、ふぅ。」
セイバー「はぁ、やりますね。衛宮切嗣。」
アイリ「二人ともやりすぎよ。あれから3時間もずっと走りっぱなしなんて」
切嗣「セイバーに捕まるのが悔しかったからだ。」
アイリ「もうまたそんなこといって。」
イリヤ「二人の戦いはイリヤも見てて楽しかったよー!」
セイバー「ありがとうございます。イリヤスフィール。おや?だいぶ汗だくになってますね」
アイリ「そうね。私たちも汗かいたし……そうだ!みんなでお風呂に入りましょう!」
切嗣「」ブーッ
18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/30(水) 15:54:49.590 ID:oIEO8+f+0.net
切嗣「正気かアイリ」
アイリ「私裸のお付き合いも大事だと思うの。」
切嗣「いやいや」
イリヤ「わーい、お風呂、お風呂♪」ヌギヌギ
アイリ「ほら、あなたも服脱いで」
切嗣「あ、ちょやめ」
アイリ「私裸のお付き合いも大事だと思うの。」
切嗣「いやいや」
イリヤ「わーい、お風呂、お風呂♪」ヌギヌギ
アイリ「ほら、あなたも服脱いで」
切嗣「あ、ちょやめ」
21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/30(水) 15:59:28.680 ID:oIEO8+f+0.net
イリヤ「わーい」ドボーン
切嗣「こらこら、落ち着け、イリヤ。」
切嗣(しかし………成り行きでこうなったが………)
アイリ「う~ん………この人数入るかしら……?」ボイン
セイバー「この広さのお風呂にこの人数は合ってないのでは……?私は後から入りましょうか?」ペター
アイリ「だーめ!それじゃだめなの!」ボイーン
切嗣(言ってはいけないんだろうが……胸囲の格差は残酷だな……)
切嗣「こらこら、落ち着け、イリヤ。」
切嗣(しかし………成り行きでこうなったが………)
アイリ「う~ん………この人数入るかしら……?」ボイン
セイバー「この広さのお風呂にこの人数は合ってないのでは……?私は後から入りましょうか?」ペター
アイリ「だーめ!それじゃだめなの!」ボイーン
切嗣(言ってはいけないんだろうが……胸囲の格差は残酷だな……)
23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/30(水) 16:02:12.698 ID:oIEO8+f+0.net
切嗣(しかし……イリヤとアイリは見慣れてるからいいとして……セイバーは……新鮮だな……)ムクムク
イリヤ「……んー?」ツンツン
イリヤ「ねーセイバーこんなところにきのこが生えてるよ?」
切嗣「……っ!!やめろイリヤ!」
セイバー「え?風呂場にきのこですか?」
イリヤ「……んー?」ツンツン
イリヤ「ねーセイバーこんなところにきのこが生えてるよ?」
切嗣「……っ!!やめろイリヤ!」
セイバー「え?風呂場にきのこですか?」
24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/30(水) 16:04:23.721 ID:oIEO8+f+0.net
セイバー「それは大変ですね。カビでも生えたのでしょうか?」
アイリ「初めて聞いたわねー。見に行ってあげて。セイバー。」
切嗣「やめろ……くるなセイバー……」
セイバー「風呂場にきのこを放置するわけにはいきません」
イリヤ「あはは、おもしろーい!」ツンツン
切嗣「これは……きのこじゃない……これはっ……」
アイリ「初めて聞いたわねー。見に行ってあげて。セイバー。」
切嗣「やめろ……くるなセイバー……」
セイバー「風呂場にきのこを放置するわけにはいきません」
イリヤ「あはは、おもしろーい!」ツンツン
切嗣「これは……きのこじゃない……これはっ……」
25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/30(水) 16:07:39.365 ID:oIEO8+f+0.net
ーー
セイバー「全く、ひどいものを見せつけられました」
切嗣「本当に悪かった、セイバー。」
アイリ「うふふっ、悪気はなかったのよね。」
切嗣「あ、あはは…」
アイリ「切嗣、耳貸して」
切嗣「何だいアイリ」
アイリ「コミュニケーションとるのはいいけどセイバーに手出したら許さないわよ」
切嗣「ひっ……は、はい……」
切嗣(一緒にお風呂に入ろうって言い出したのはアイリなのに…)
セイバー「全く、ひどいものを見せつけられました」
切嗣「本当に悪かった、セイバー。」
アイリ「うふふっ、悪気はなかったのよね。」
切嗣「あ、あはは…」
アイリ「切嗣、耳貸して」
切嗣「何だいアイリ」
アイリ「コミュニケーションとるのはいいけどセイバーに手出したら許さないわよ」
切嗣「ひっ……は、はい……」
切嗣(一緒にお風呂に入ろうって言い出したのはアイリなのに…)
26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/30(水) 16:12:54.287 ID:oIEO8+f+0.net
イリヤ「セイバー、えほん読んで!」
セイバー「いいですよ。えーと、ももたろう。むかーし、むかしあるところに…」
アイリ「でも、あなたがセイバーとちゃんとコミュニケーションとるようになって安心したわ」
切嗣「ああ、僕は何か間違っていたかもしれないな。これからはセイバーと一緒に聖杯をとりにいくよ」
アイリ「私も一緒よ♪」
切嗣「もちろんじゃないか、アイリ。」
セイバー「川からどんぶらこー、どんぶらこー……」
イリヤ「」スースー
セイバー「おや、もう寝てしまいましたね」
~fin~
fate/zeroのifの話
セイバー「いいですよ。えーと、ももたろう。むかーし、むかしあるところに…」
アイリ「でも、あなたがセイバーとちゃんとコミュニケーションとるようになって安心したわ」
切嗣「ああ、僕は何か間違っていたかもしれないな。これからはセイバーと一緒に聖杯をとりにいくよ」
アイリ「私も一緒よ♪」
切嗣「もちろんじゃないか、アイリ。」
セイバー「川からどんぶらこー、どんぶらこー……」
イリヤ「」スースー
セイバー「おや、もう寝てしまいましたね」
~fin~
fate/zeroのifの話
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