1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 09:05:01.869 ID:l3qpLdFbM.net
さやか「杏子・・・ あんた頭は大丈夫?」

杏子「あたしじゃねーよ!」

  「・・・っていうか わざわざトゲのある言い方すんな」
  
さやか「ああ ゴメン ・・・じゃあ誰が記憶喪失になったの?」

杏子「・・・ほむら」

5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 09:07:01.348 ID:l3qpLdFbM.net
さやか「はあ!? ・・・ほむら?」


   「・・・なんでそんな事になったのさ?」

杏子「いや それがね」

さやか「うん」

杏子「バナナの皮で転んで 頭を打っちゃてさ」

さやか「コントかよ!?」

杏子「ちなみに あたしの捨てたバナナの皮なんだ」

さやか「犯人はお前か!」

6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 09:09:18.022 ID:l3qpLdFbM.net
杏子「ちっ ちげーよ! あたしがバナナを食べてる時に たまたまほむらが通りかかって・・・」

さやか「うわー なんつーベタな展開・・・」

杏子「しょーがねーだろ! まさかバナナの皮ですっ転んで記憶喪失になるなんて 思いもよらなかったんだからさ」

さやか「そりゃそーだ ・・・ってゆーか あんた食べ物を粗末にするなとか言う割に お行儀悪いなあ・・・」

7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 09:11:30.525 ID:l3qpLdFbM.net
杏子「なんで? バナナの皮は食べ物じゃねーだろ」

さやか「そうじゃなくて ゴミはちゃんとゴミ箱に捨てなさい!」

杏子「えー だって近くにゴミ箱なかったし・・・」

さやか「そもそも 道端で食べ歩きするんじゃないわよ」

杏子「なんだよー さやかってば 口煩いお母さんみたいだな・・・」

8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 09:13:36.900 ID:l3qpLdFbM.net
さやか「お母さんって・・・ あんたねー せめてお姉ちゃんぐらいにしときなさいよ」

杏子「お姉ちゃんか・・・」ニヤリ

さやか「・・・な 何よ その薄笑いは?」

杏子「さやかおねえちゃーん」

さやか「んなっ!?」

9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 09:15:16.919 ID:l3qpLdFbM.net
杏子「おねえちゃーん 杏子ドーナッツ食べたいなー」

さやか「ちょ ちょっと やめなさいよ恥ずかしい!」

杏子「あははっ さやかったら テレてやんの」

さやか「あーもう うるさいうるさい!」

杏子「おーおー 顔真っ赤っか ・・・林檎みたい」

さやか「やっかましいわ!」

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 09:22:36.777 ID:l3qpLdFbM.net
杏子「怒んなよー 軽い冗談だってば じょーだん」

さやか「・・・むー」

杏子(ちょっとからかい過ぎたかな・・・)

さやか「・・・それで?」

杏子「ん?」

さやか「話の続きは?」

14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 09:25:34.177 ID:l3qpLdFbM.net
杏子「・・・ああ 今度からは 皮付きバナナじゃなくて チョコバナナか まるごとバナナにするよ」

さやか「ちょっと待って・・・ 一体 何の話をしてんのよ!?」

杏子「え? ・・・バナナの話じゃねーのか?」

さやか「ちっがーうッ! あんたの捨てたバナナの皮で転んだほむらが 記憶喪失になったって話でしょうが!!」

杏子「だからさー 食べた後に皮を捨てなきゃ こんな事にはならなかった訳だろ?」

  「それで今回の失敗を踏まえて 改善するポイントを・・・」

さやか「いや・・・ そーゆー事じゃなくて ほむらはその後どうなったのよ?」

16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 09:36:07.056 ID:l3qpLdFbM.net
>>15
えっと 読点と句点使ったり 長文にすると読み辛くなるんで

漫画のフキダシをそのまま文章にしたイメージなんだけど

スペースや三点リーダが 読点と句点の代わりです

漫画の場合は……じゃなく ・・・を使ってるから それに合わせました

18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 09:38:19.509 ID:l3qpLdFbM.net
杏子「あれ? 一緒に連れて来た筈なのに・・・ おーい! ほむらー!!」





  「いた・・・ 何やってんだよ そんな所で?」

ほむら「あの 佐倉さん・・・ 美樹さんとお話は終わりました?」

杏子「まだ途中だけど・・・」

ほむら「なら私・・・ お話が終わるまで待ってます」

   「私の事は気にしないで下さい」

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 09:40:10.416 ID:l3qpLdFbM.net
杏子「いや・・・ 気にするとかじゃなくって あんたの話をしてんだから あんたがいないと話が進まないだろ?」

ほむら「・・・でっ でも私 美樹さんがちょっと苦手で」

杏子「はあ? なんだよそれ?」

  「いいから そんな所に隠れてないで こっちに来いってば」

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 09:44:14.283 ID:l3qpLdFbM.net
さやか「・・・ねえ杏子」

杏子「なんだよさやか?」

さやか「この眼鏡だれ?」

杏子「眼鏡って・・・ ほむらじゃねーか」

さやか「え! えぇええ!?」

23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 09:46:38.562 ID:l3qpLdFbM.net
杏子「うわっ うるさいな!? 耳元で大声出すなよ」

さやか「えっ だって・・・ これがほむら!? 全然雰囲気違うじゃん?」

杏子「別に眼鏡掛けてるだけで 外見は変わってねーだろ」

さやか「・・・そーだけどさ 記憶がなくなったからって 性格まで変わったりするもんなの?」

杏子「いや 知らんけど」

さやか「知らんって あんた・・・」

杏子「じゃあ さやかは知ってんのかよ?」

さやか「えっと・・・ 言われてみればそうだよね」

杏子「だろ?」

24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 09:48:32.648 ID:l3qpLdFbM.net
さやか(・・・それにしても これがほむら?)

   (上目遣いでおどおどして・・・ 何というか あたしの中にあるイメージと乖離しすぎて別人に見えるわ)




   (・・・あれ? あたしの中にあるほむらのイメージって どんなだったっけ?)

   (何だか既視感があるような ないような・・・)

25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 09:50:53.749 ID:l3qpLdFbM.net
杏子「おーい さやか」

さやか「ん? ああ・・・ どしたの杏子?」

杏子「『どしたの』 じゃねーよ」

  「あんまり睨むから ほむらが怖がってるじゃんか」

さやか「え!? 別にそんなつもりじゃなかったんだけど・・・」

杏子「おいおい・・・ 本当に大丈夫かよ?」

さやか「うん大丈夫・・・ ちょっとびっくりしてただけだから」

杏子「ならいいけど・・・ それより これからどうする?」

27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 09:52:39.525 ID:l3qpLdFbM.net
さやか「そーねえ・・・ 普通に考えたら病院に連れてくべきだけど・・・」

杏子「何か問題でもあんのか?」

さやか「あんた本気で言ってんの? あたし達は『普通』じゃないでしょうが」

杏子「そっか あたし達は魔法少女だもんな・・・ ならさ」

さやか「ん?」

杏子「さやかが魔法で治してやればいいんじゃないか? ・・・得意だろ?」

29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 09:55:06.429 ID:l3qpLdFbM.net
さやか「そんな簡単に言わないでよ 傷の治癒とかならともかく 他人の脳だよ?」

   「自分の体を修復するのとは訳が違うんだから・・・ 失敗して悪化したらどうすんのよ」

杏子「ふーん そんなもんなのか・・・」

さやか「あんたこそ 何かいいアイデアはないの?」

杏子「へ? あたし?」

30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 09:57:45.522 ID:l3qpLdFbM.net
さやか「大体 あんたはベテランなんだから 頭にダメージ受けた時の対処法ぐらい知らないの?」

杏子「あー あたしは短期決戦で一気に勝負を決めるタイプだからさー 攻撃される前にカタを付けるのが基本だし・・・」

さやか「うわー 使えねえ・・・」

杏子「なんだとー! ボコボコに被弾しながら突進するよりは 全然スマートでいいだろ!」

さやか「ちょっと それって誰の事よ!?」

杏子「さあ?」

31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 09:59:16.097 ID:l3qpLdFbM.net
ほむら「あ あの・・・ お二人とも喧嘩しないで下さい」

さやか「ああ ごめんごめん・・・」




   「・・・そういえばさあ」

ほむら「はい?」

さやか「あんた なんで眼鏡掛けてるの?」

ほむら「え? 目が悪いからですけど・・・」

32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:00:42.165 ID:l3qpLdFbM.net
さやか「そうなの? 初耳なんだけど ・・・じゃあ今迄はコンタクト付けてたんだ」




   「・・・あれ? それなら眼鏡掛けてるのって変じゃない?」

ほむら「えっと・・・ 多分 以前は魔法で視力強化してたんだと思います」

   「でも 今は魔力の使い方が思い出せなくて・・・」

33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:02:19.011 ID:l3qpLdFbM.net
杏子「よーするに 経験の少ない契約直後の状態に戻っちゃった感じなんだよ」

さやか「はー なるほど・・・ 魔法少女になってからの記憶が 大部分とんじゃってる訳か」

ほむら「はい・・・ それで概ね合ってます」

さやか「・・・」

杏子「・・・」

ほむら「・・・」

34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:04:06.659 ID:l3qpLdFbM.net
杏子「・・・なー どーする さやか?」

さやか「んー・・・ そ-ねー ちょっと気になる所はあるけど・・・」

杏子「あるけど?」

さやか「とりあえず マミさん家に行こうか」

   「マミさんなら こういう時の対処法を知ってるかも・・・ 一番のベテランだし」

35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:06:05.779 ID:l3qpLdFbM.net
杏子「そーだな・・・ ついでにケーキでも食べさせてもらおーぜ!」

  「あたしもう お腹空いちゃってさー」

さやか「ちょっと杏子・・・ あんたさっきバナナ食べたばっかりなんでしょ? どんだけ食べるつもりなのよ」

杏子「うっさいなー 育ち盛りなんだからしょうがねーじゃん!」

さやか「それに遊びに行くんじゃないのよ? 大体あんたが原因でこんな事になったんだから もうちょっと・・・」

杏子「あーもう 分かってるよ! だから反省してるってば!」

ほむら「あ あの・・・ お二人とも喧嘩しないで下さい」

36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:08:04.218 ID:l3qpLdFbM.net
さやか「ああ ごめん ・・・別に喧嘩してる訳じゃないのよ?」

杏子「そーそー さやかってばいっつも口煩くってさー・・・」

さやか「あんたがだらしないのがいけないんでしょうが!」

ほむら「あ あのう・・・」グスッ

杏子「あー! さやかが怖い顔するから ほむらが泣きそうじゃん」

さやか「え!? ちょ ちょっとほむら こんな事で涙ぐまないでよ」

さやか(・・・なんか 調子狂うなあ)

37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:10:03.339 ID:l3qpLdFbM.net
―― 巴マミ宅 ――




マミ「そう・・・ 暁美さんが記憶喪失に・・・」

さやか「ええ 転んだ拍子に頭を打っちゃって・・・」

まどか「ほむらちゃん 頭を打ったの!? 怪我は大丈夫?」

ほむら「うん 鹿目さん」

   「たんこぶは出来たけど 血は出てないし大丈夫だよ」

まどか「そっかあ・・・ 良かった・・・」

38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:12:17.920 ID:l3qpLdFbM.net
ほむら「鹿目さん・・・ 心配かけてごめんね」

まどか「ううん いいの・・・ ほむらちゃんが無事ならそれで」




   「・・・でも 駄目だよほむらちゃん」

ほむら「え!?」

39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:14:04.147 ID:l3qpLdFbM.net
まどか「私達はお友達なんだから そんな他人行儀な呼び方は・・・ ちゃんと『まどか』って呼んで」

ほむら「でっ でも鹿目さん・・・」

まどか「まどか」

ほむら「えっと・・・ その・・・ まどか」

まどか「えへへー・・・ うん! ほむらちゃん!」

なぎさ(二人とも仲良しで微笑ましいのです)

マミ(女の子同士の禁断の恋・・・ 素敵だわ)

40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:16:13.245 ID:l3qpLdFbM.net
さやか「・・・ねー 杏子」

杏子「なんだよ さやか?」

さやか「人前でイチャついてるバカップル見ると イラっとするよね」

杏子「はあ? 別にいいだろそんぐらい」

  「どんだけ心が狭いんだよ」

さやか「怪我はない・・・ ケガない・・・」


   「毛があるのにケガない・・・ ぷぷっ 面白い」

杏子「いや つまんねーよ」

なぎさ「あんたらが面白いのです」

マミ(百合少女・・・ ハアハア(*´Д`))

42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:18:29.315 ID:l3qpLdFbM.net
さやか「・・・それで どうですマミさん?」

マミ「え!? なっ なあに美樹さん? 別に鹿目さん達を 邪な目で見たりしてないわよ!?」

さやか「えっと・・・ 何言ってるか分かんないけど そうじゃなくて ほむらの記憶喪失についてなんですが・・・」

マミ「あっ そ そうね そうだったわね」

マミ(いけない よだれ垂れてないかしら? ・・・とりあえず お茶を飲んで さりげなく誤魔化しましょう)

43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:23:41.649 ID:l3qpLdFbM.net
マミ「・・・結論から言うと 多分大丈夫じゃないかしら」

さやか「多分?」

マミ「ええ」

マミ「今の暁美さんは 魔法少女になってからの経験値がリセットされて レベル1状態な訳でしょう?」

ほむら「はい・・・ 端的に言うとそうです」

マミ「なら もう一度最初から経験を積み直せばいいのよ」

  「ある程度 魔力の扱いに熟練すれば 患部の異常箇所も特定出来るでしょうし 治療も可能な筈よ」

まどか「そっかあ よかった・・・」

44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:26:56.804 ID:l3qpLdFbM.net
杏子「・・・ちょっと待て」

マミ「何かしら?」

杏子「最初から経験を積み直すって・・・ じゃあ魔獣狩りはどうすんだよ?」

マミ「暫くは暁美さん抜きでやるしかないでしょうね ・・・せめて実戦に耐えられる程度に鍛えてからでないと」

杏子「えー! マジで!?」

  「そんなまだるっこしい・・・ なんか他に良い方法は無いのかよ?」

さやか「あんた・・・ 自分が原因だってのに何ワガママ言ってんのさ?」

まどか「・・・原因?」

杏子「い いや 何でもないよまどか」

杏子《馬鹿! 余計な事言うなよ さやか!》

さやか《ご ごめん・・・ つい》

45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:29:32.510 ID:l3qpLdFbM.net
マミ「じゃあ 一応他の方法も考えてみましょうか? それで駄目なら最初の案を採用しましょう」

まどか「そうですね 全員で意見を出し合えば 何かいい方法を思い付くかもしれないし・・・」

マミ「みんな 何か案はない?」

まどか「んー・・・ よく聞くのは 同じショックを受けるとか?」

杏子「じゃあ もう一度頭を打ったら治るんじゃねーか?」

さやか「よしなさいよ 余計に酷くなる展開しか思い浮かばないっての」

マミ「でも ショックを与えるのは悪い案じゃないわよ」

さやか「え!? そうなんですか?」

46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:31:22.068 ID:l3qpLdFbM.net
マミ「一種のショック療法・・・ もう一度頭を打ったりするのは論外だけど 試してみる価値はあるわね」

さやか「というと?」

杏子「具体的には?」

マミ「所謂サプライズというか 楽しい事や嬉しい事限定で驚かす・・・ っていうのはどうかしら?」

さやか「おお それなら肉体的なダメージも 精神的なストレスもなしにいけそうですね」

47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:33:15.536 ID:l3qpLdFbM.net
なぎさ「はい! いい事を思い付いたのです!!」

マミ「なあに なぎさ?」

なぎさ「ハンバーグにチーズが入ってると なぎさはビックリして嬉しいのです!」

さやか「いや あんたを驚かせる訳じゃないから」

マミ「まあ なぎさはお利口さんね 今日の夕食はチーズハンバーグにしましょう」

なぎさ「やったのです!」

杏子「つーか 単なる夕食のリクエストじゃねーか ・・・あたしもハンバーグ食べたくなってきた」

まどか「ちょっとみんな もう少し真面目に考えようよ」

48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:35:06.034 ID:l3qpLdFbM.net
さやか「いや 決してふざけてる訳じゃないのよ ・・・そもそも ほむらの喜ぶ物って何さ?」

杏子「んー・・・ 分かんねー・・・ 直接本人に聞いた方が早いかも」

ほむら「あの・・・ ちょっといいですか?」

さやか「おお! 何か良案でもあるの?」

ほむら「いえ 私がここで話し合いに参加してたら サプライズの意味がないんじゃないでしょうか?」

まどか「・・・」

さやか「・・・」

杏子「・・・」

マミ「・・・」

なぎさ「・・・」

49: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:37:12.845 ID:l3qpLdFbM.net
さやか「あーッ! そーだよ!! サプライズを企画してるのに 本人にバレたら意味ないじゃん!?」

マミ「言われてみればそうね」

杏子「あははっ さやかは間抜けだなあ」

さやか「人の事が言えるか!」

ほむら(・・・私 この人達と一緒に居て大丈夫なのかしら?)

50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:40:56.412 ID:l3qpLdFbM.net
さやか「あーもう 振り出しに戻っちゃったじゃんかー 今迄の苦労がパーだよ・・・」

まどか(言うほど大した苦労もしてない気が・・・)

さやか「・・・もうさー まどかがほむらにキスでもしてやればいいんじゃない?」

まどか「ええッ!? さやかちゃん?」

ほむら「そ そんな 女の子同士でキスだなんて・・・」




   「・・・でも まどかとだったら嫌じゃないっていうか・・・ むしろ嬉しいかも」

まどか「ほ ほむらちゃん?」

ほむら「ちッ 違うのよまどか! 誤解しないで!」

まどか「う うん・・・」

51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:42:29.131 ID:l3qpLdFbM.net
ほむら「だけど あんまり長い事みんなに迷惑も掛けられないし 早期解決の方法があるなら 積極的に試してみるべきだと思うの!」

   「その・・・ 私がまどかとキスしたいからって 決してやましい気持ちで言ってる訳じゃないのよ!」

まどか「ほむらちゃん・・・」

ほむら「えっと・・・ そう! 治療行為!! 人工呼吸みたいなものだと思えば 別にいやらしくないから 女の子同士でも問題ないわ!」

まどか「そ そうかな?」

ほむら「そうよッ!!」

52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:44:05.486 ID:l3qpLdFbM.net
さやか「あー お二人さん・・・ 盛り上がってるトコ悪いんだけど 冗談だよ?」

まどか「そ そーだよね 冗談だよね ・・・あはは 良かったあ」

さやか(本気にしてたなコイツ・・・)

ほむら「え!? そんな・・・ 嘘・・・?」

さやか「いや・・・ だから冗談だってば」

53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:46:13.566 ID:l3qpLdFbM.net
ほむら「そッ そんな まどか・・・ まどかとキス・・・ ううッ・・・ ぐすっ ひぐッ・・・ う ううぅ・・・」

さやか(やだ・・・ この娘ったら ガチでマジ泣きしてるわ・・・)

杏子「なー まどか・・・ いいじゃん キスぐらいしてやれよ」

まどか「きょ 杏子ちゃん!?」

杏子「だって なんか可哀想じゃんか」

まどか「でっ でも・・・ 初めてのキスは 海の見える公園で 夕日を眺めながらって 心に決めてたのに・・・」

さやか「まどか・・・ あんたってば どんだけ乙女チックな夢想してんのよ」 

まどか「え!? そ・・・ そうかな?」

さやか(てか 相手がほむらだってのは問題ないのか・・・)

54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:48:09.369 ID:l3qpLdFbM.net
マミ「・・・確かに昔から お姫様に掛けられた呪いを解くのは 王子様のキスと相場が決まっているわね」

  「どうかしら鹿目さん・・・ ここは暁美さんの為に 一肌脱いであげるっていうのは?」

まどか「マッ マミさんまで!」

なぎさ「マミ! チューするですか!? 女の子同士なのに!?」

マミ「しっ・・・ 駄目よなぎさ 邪魔したら・・・ これは世界・・・ いえ 全宇宙の存亡を掛けた大事な局面なのよ」

さやか(マミさんテンションたけー ・・・つーか なんで鼻血出してんのこの人)

55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:50:17.097 ID:l3qpLdFbM.net
なぎさ「なんだか なぎさもドキドキしてきたのです・・・」

マミ「なぎさ・・・ あなたがもう少し大きくなったら 色々と教えてあげるわ」

  「今は二人の純愛の行方を 静かに見守りましょう」

さやか(マミさん・・・ あんた一体 幼女に何を教えるつもりなんですか・・・)

56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:53:36.920 ID:l3qpLdFbM.net
ほむら「うう・・・ まどか まどかぁ・・・」

まどか「分かったよほむらちゃん・・・  キスするから もう泣かないで」

ほむら「まどか・・・ 本当にいいの?」

まどか「いいよ私・・・ ほむらちゃんとなら・・・ でも恥ずかしいから目を瞑っててくれる?」

ほむら「う うん・・・」

ほむら(ああ 夢にまで見たまどかの唇・・・ 温かくて柔らかい感触が後頭部に・・・)




   (・・・後頭部?)

57: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:55:34.234 ID:l3qpLdFbM.net
まどか「・・・ちゃん」




   「・・・ほむらちゃんってば」

ほむら「!?」

まどか「ほむらちゃん 気が付いた!?」

ほむら「・・・まどか? 私は一体・・・?」

まどか「良かったあ・・・ 急に倒れちゃうから心配したんだよ」

ほむら「倒れた・・・?」

ほむら(何故 私はまどかに膝枕して貰ってるの? どうしてこんな状況に?)

58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:57:10.450 ID:l3qpLdFbM.net
まどか「ほむらちゃん 大丈夫?」

ほむら「ええ 大丈夫よ・・・ ありがとう まどか」

ほむら(まどかの膝枕・・・ とっても柔らかくて気持ちいい・・・ まどかの良い匂いがする)

まどか「ねえ ほむらちゃん・・・ どう? 思い出した?」

ほむら「思い出した・・・ って 何を?」

まどか「えっとね・・・ その・・・」

ほむら「・・・?」




   「!!?」

59: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 10:59:09.910 ID:l3qpLdFbM.net
ほむら「思い出してきた・・・ たしか私は記憶喪失になって それから・・・」

まどか「ほむらちゃん 思い出したの!?」

ほむら「ええ まどか・・・ まだ少し記憶が混濁しているけれど 事の経緯は思い出したわ」

まどか「良かった・・・ いつものほむらちゃんに戻ったんだね」

ほむら「でも・・・」

まどか「でも?」

62: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 11:01:10.244 ID:l3qpLdFbM.net
ほむら「何かしら・・・ とても大事なことがあった気がするのに どうしても思い出せないの・・・」

まどか「あ あのね ほむらちゃん・・・」

ほむら「何かしら まどか?」

まどか「・・・えーと その」

ほむら「まどか?」

まどか「な 何でもないの! 気にしないで」

ほむら「?」

63: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 11:03:16.451 ID:l3qpLdFbM.net
まどか(ほむらちゃん・・・ キスの事は覚えてないのかな?)

   (ほっとしたような ちょっと残念なような・・・)

   (わ 私ってば 何考えてるんだろう? 恥ずかしい)

ほむら「まどか・・・ 顔が真っ赤よ? ・・・本当に大丈夫?」

まどか「だっ 大丈夫だよ ほむらちゃん!」

さやか「おーおー お熱いですなあ お二人さん」

杏子「その様子だと どうやら元に戻ったみてーだな」

ほむら「あなた達・・・」

64: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 11:05:41.930 ID:l3qpLdFbM.net
なぎさ「とにかく治ってよかったのです」

マミ「・・・ええ そうね」ムスッ

なぎさ「マミ どうして怒ってるですか?」

マミ「怒ってなんかいないわ」

  「ただ 世界の非情さと 理不尽について憤りを感じていただけよ」

さやか「それって怒ってるって事じゃんか ・・・なんで?」

なぎさ「さやか 気にしないでいいのです」

   「マミは時々情緒不安定になるのです」

65: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 11:07:15.673 ID:l3qpLdFbM.net
マミ(全く! 自分からキスをせがんでおいて 直前で気を失うなんてヘタレにも程があるわ!)

  (据え膳食えぬは乙女の恥よ! ・・・全くもう)

  (まあ 暁美さんらしいといえばらしいけど・・・)

  (でも鹿目さんの膝枕で髪を撫でられている暁美さんは とっても幸せそうね・・・ こっちの顔もほころぶわ)

さやか(あっ ホントだ 今度は急に機嫌良くなってる ・・・忙しい人だなあ)

66: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 11:09:25.992 ID:l3qpLdFbM.net
杏子「いやー 一時はどうなる事かと思ったよ」

さやか「まあ でも上手い事いったみたいだし 結果オーライかな?」

ほむら「あなた達・・・ 世話を掛けたわね」

杏子「遠慮すんなって・・・ あたし達 仲間だろ?」キリッ

さやか(うわー 杏子のヤツ なんちゅう白々しい・・・ 元はと言えば自分の所為なのに)

ほむら「いえ・・・ この借りは必ず返すわ」

さやか「・・・あーあ 可愛げのない普段のほむらに戻っちゃった」

杏子「そっかあ? あたしはこっちのほむらの方がしっくりくるけど」

マミ「とりあえず これで一件落着ね」

なぎさ「やれやれなのです」

67: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 11:12:50.234 ID:l3qpLdFbM.net
杏子「ほら立てるかい? 手ぇ貸すよ ほむら」

ほむら「杏子・・・ いえ 意識もハッキリしてるしもう大丈夫よ」

杏子「・・・そっか」

まどか「じゃあ杏子ちゃん 私に手を貸してもらえるかな?」

   「ちょっと足が痺れちゃって・・・」

杏子「ああ・・・ ずっとほむらに膝枕してたからな」

  「ほら まどか」

まどか「ありがとう 杏子ちゃん」

68: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 11:14:20.125 ID:l3qpLdFbM.net
ほむら「待ってまどか」

   「そういう事なら私が手を貸すわ」スッ

杏子「お おい ほむら!」

  「ずっと横になってたのに 急に立ち上がったら危ないって!」

ほむら(いけない 急に立ち眩みが・・・)フラッ

杏子「危ない! ほむらッ!?」

まどか「わッ わわわっ!?」ズデンッ!!

69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 11:16:13.571 ID:l3qpLdFbM.net
マミ「ちょ ちょっとみんな大丈夫!?」

なぎさ「・・・なんだかすごい音がしたのです」

まどか「いたたた・・・ ほむらちゃん 杏子ちゃん 怪我しなかった?」

ほむら「私は平気よ でも杏子が私達を庇って下敷きになって・・・」

さやか「おい杏子! しっかりしろ!!」

杏子「あー いったあ・・・」

さやか「もー 何やってんだよバカ! ・・・あんまり心配させんな」

70: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/29(日) 11:20:27.252 ID:l3qpLdFbM.net
杏子「・・・あれ? あたし なんでこんな所に? ・・・あんた達 だれ?」

さやか「杏子!?」

マミ「えーと・・・ これって」

なぎさ「今度は まさか・・・」

まどか「杏子ちゃんが記憶喪失に!?」

ほむら「・・・どうやら そうみたいね」

まどか「・・・」

ほむら「・・・」

さやか「・・・」

マミ「・・・」

なぎさ「・・・やれやれなのです」


―― おわり ――

引用元: さやか「えっ!? 記憶喪失になった!?」 (まどかss)