木の葉丸「備え付けてあった巻物に書かれていることによりますと、この部分を

ナルト「5億年か…しかしこっちで一瞬といったって5億年もいたら飽きちゃいそうだってばよ…。木の葉丸は大丈夫だったのか？」

サスケ「…何やってんだウスラトンカチ」

ナルト「お！サスケか。ちょっと異空間に行ってるってばよ！

サスケ「…止めておけ。お前が思ってるのとは違うぞ。」

ナルト「？何言ってんだってばよ？こっちの世界では一瞬だからすぐに戻ってくるってばよ」

サスケ「5億年がどれだけの時間か分かってんのかお前？少しは考えてみろ。」

ナルト「はあ？それくらい分かるっつの？何もしなくていいんだぞ？しかも一瞬で100万両手に入る。」

サスケ「このウスラトンカチが…後悔しても知らんぞ」

ナルト「だ～か～ら！記憶もなくなるから後悔のしようもないんだってばよ！水差すんじゃねーよサスケちゃんよぉ？」

サスケ「…」ムカッ

サスケ「ふんっ…なら勝手にしろ」

ナルト「へっ！100万両見ても羨ましがるんじゃねーぞ！」

ナルト「じゃあ木の葉丸！ちょっとそれ貸してくれってばよ！」

木の葉丸「分かりましたコレ！」

サスケ「……」

ナルト「じゃあちょっと長い休暇！行ってくるってばよ～っ！」ポチッ

～5億年空間～
ナルト「…」ギュルルル

ナルト「…おっ？ここが異空間か？…何もねーってばよ！」

ナルト「おーい、木の葉丸ぅ～！サスケぇ～！聞こえっか～！…声も響かねぇのか、不思議な世界だな。」

ナルト「さーて、忙しい事務仕事ねーし、ゆっくりすっかな～」

ナルト(クマラ～いっか～？)

ナルト(精神だけの異空間転移だったな。いね～か)

ナルト「さて、何もしなくていいってなると何かしたくなるんだよな」

ナルト「久しぶりに修行でもするってばよ！」

ナルト「多重影分身の術！」ボボボボボン

ナルト「…あれ？疲れねーな？」

ナルト「この世界では肉体的な疲労はねーのか？」

ナルト「じゃあ何でも出来るってばよ！」ウオーーーー

ナルト「まずは螺旋丸！……」

～3日後～
ナルト「駄目だ…疲れねーから全く修行した気に何ねーってばよ…」

ナルト「…あーーーーーー！！！！そう言えば記憶なくなるんだから修行しても意味ねーじゃねーか！！！！」

ナルト「…やっぱゆっくり休むかな…」

ナルト(…座禅でも組むか。精神の修行だってばよ！)ウシシッ

～1週間後～
ナルト(やべ～マジ暇だってばよ…)

ナルト(今一週間たったのか…。)

ナルト(一月たって、一年たって、十年たって、百年たって……。5億？)ゾワッ

ナルト(俺ってば、マジでやべぇことやっちまったのか…？)ドクンッ

ナルト(…いや…)

～『このウスラトンカチが…後悔しても知らんぞ』～

ナルト(全然大丈夫だってばよ 笑)

ナルト「サスケの奴、俺がいきなり100万両手に入れたら、羨ましがるだろーな」ウシシッ

ナルト「…やっぱ座禅だな！精神鍛えれば怖いもんなんてねーてばよ！…」

～1ヶ月後～

ナルト(やべぇ…マジキツイぞコレ)

ナルト(まだ1ヶ月…？嘘だろ？)

ナルト(ヒナタ、ボルト、ヒマワリ…。みんなにあいてーてばよ…)

～一年後～
ナルト「…あー…」

ナルト(喋り方、忘れちまいそうだ、、、)

ナルト「…あーあー、俺の、名前は、うずまきナルト！」

ナルト「…あー…」

～10年後～
ナルト「…」ビクッ

ナルト「…誰だってばよ？」

ナルト「…ヒナタか！？ヒナタッ！そこにいんのか！？」ダッ

ナルト「…あれ？いやヒナタがここにいるわけないだろ！しっかりしろってばよ俺！」

ナルト「…ん？…サスケか？」

ナルト「サスケぇ！いんのかぁ！？お前の術でここから出してくれってばよっ！なぁ！サスケええええええええええええええええええっ！！！！」

～50年後～
ナルト「俺が悪かったって！なあ！サスケ！出してくれってばよ！！！！聞こえてんだろ！！！！おい！！！！！」

ナルト(解けろ融けろ解けろ)

ナルト(幻術じゃなくて異空間忍術だったってばよ！)

ナルト「仙術！仙術！くそっ何で仙術モードになれねーんだってばよ！」

ナルト(ずーと何もない空間…頭がおかしくなりそうだってばよ…)

ナルト(いや、もうおかしくなってんのか？)

ナルト「ヒナタっ！ヒマワリっ！ボルトっ！木の葉丸！サスケ！サクラちゃん！カカシ先生！イルカ先生！エロ仙人！誰でもいいからあいてぇてばよおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！」

～100年後～
ナルト「多重影分身！多重影分身！多重影分身！螺旋丸！」

ナルト「ああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

ナルト「超！大玉螺旋丸んんんんんんんんんんんんんんんんんんん！！！！」

ナルト「があああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

ナルト「サスケええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええぇぇぇぇぇっ………………」

～1000年後～
ナルト「…てばっ…てばっ…てばっ…てば…てば…てば…てば…てば…てば…てば…てば…てば…てば…」

ナルト「…てば…てば…てば…てば…てばよ…てばよ…てばよ…てばよ…てばよ…てばよ…てばよ…てばよ…てばよ…てばよ……」

～2000年後～
ナルト「…てばよ…てばよ…てばよ…てばよ……っは…」

ナルト「…終わったのか…？」

ナルト(相変わらず何もない)

ナルト(どのくらいたったんだ？)

ナルト「…2000…2000年…？」

ナルト(あとどのくらいだ？5億年？)

ナルト(分かんねーってばよ)

ナルト「………てばよ…てばよ…てばよ…てばよ………」

～1万年後～
ナルト(父ちゃんすっげー)

ナルト(見てろってばよボルトぉ…！コレが大玉螺旋手裏剣っ！！)ゴオッ

ナルト(ナルトォ！危ないじゃないの！加減しなさいよ！しゃーんなろー！！！！)

ナルト(まったく、チームワークは何処へやら)ヤレヤレ

ナルト(このウスラトンカチが)

ナルト(青春ですよ！)

ナルト(コレ！……)

ナルト(エロ仙人～何やってんだってばよ？)

ナルト(ん？取材よ！取材！)ムホホ

ナルト(そんなことより新しい術教えてくれってばよ)

ナルト(新しい術ぅ？わしゃ忙しいんじゃ！自分で考えんかい！)

ナルト(エロ仙人のケチぃ！ちっとくらい教えてくれてっていいだろ！)

ナルト(お前はもう火影なんじゃ！自分で何とかせい！…考える時間はいっぱいあったじゃろ！」

ナルト「考える時間？確かにいっぱい考えたってばよ？」

ナルト「そうじゃのう、考える時間はたくさんあった。あと今お前に何がある？」

ナルト「どんだけチャクラ使っても減らねーし、疲れねーてばよ？」

ナルト「ああ、無限のチャクラがある。それに反復した技術と想像力だ」

ナルト「それがあると何だってばよ？」

ナルト「それは自分で考えるんだのう…ただ、一番大切なのは」

ナルト「ぜってーあきらめねぇど根性…！」

ナルト(…ワシは消えるとするかの…)

ナルト「エロ仙人…？エロ仙人いいいいいいいいいいいいん！！！！」

ナルト「あれ？ヒナタ？サクラちゃん？サスケ？みんな何処に行ったんだってばよ！？」

ナルト「…あれ？ここは？何処だっけ？…」

～『時空間忍術で、意識だけ異空間にとばされるんですよコレ！』～

ナルト「…そうだってばよ…ここは異空間。5億年の空間…！」

ナルト「…1万年か…」

ナルト「考える時間はたくさんあったってばよ…！」

ナルト(この異空間は術の中の世界)

ナルト(でも実際に身体を動かしたり術を出すことが出来るってばよ)

ナルト(これは当然チャクラを使っているわけではない、つまりこの世界ではチャクラとは関係なく術を使える)

ナルト(もしかしたら血継限界の能力を使うことも可能かもしれない)

ナルト(この世界が異空間忍術の代物なら、同じく最強の異空間忍術を扱える写輪眼で…！)

ナルト「そうと決まればぜってー写輪眼を覚えてやるってばよっ！」

ナルト(だけど、写輪眼をどうやって覚えればいいんだ？)

ナルト(考えるってばよ…時間はある…)

ナルト(写輪眼は強い感情が脳に作用して発動する血継限界…)

ナルト(忍びの世界は六道仙人が作った…)

ナルト(尾獣…チャクラ…一族…性質……)

ナルト(一度、歴史を繰り返して見てみるか？)

ナルト(時間はあるってばよ…)

ナルト「…多重影分身の術！多重影分身の術！多重影分身の術！！！！」

ナルト達「「「変化！！！！！！！！」」」

ナルト(木遁使えっかなぁ…？…土と水…)

ナルト「樹海？降誕！！！！！！！！」

ナルト「…よっしゃ！…変化！」

ナルト「……おぎゃー！おぎゃー！…………」

～1万年と11年後～

イルカ変化「きれ～～にするまで家には帰さんからな！！」

ナルト「別にいいよ…家に帰ったって誰もいねぇーしよ！」フン

イルカ変化「…」

～～～～

チョウザ「どのみちろくな奴じゃねーんだ。見つけ次第殺るぞ！！」

～～～～

カカシ変化「お前らあああ！！…ごーかく♡」

サクラ変化「…え！？」

ナルト「は？」

サスケ変化「…(呆)」

～～～～
サスケ変化「ナルトおおおおおおお！」

ナルト「サスケええええええええ！」

サクラ変化「二人とも…やめてよー！！」

～～～～～～
じじいカエル変化「自来也ちゃんが戦死した」

ナルト「………は？」

ナルト「な…何言ってんだよ…」

～～～～～～

ナルト「そんで父ちゃんよりかっけー忍びになる！！！！」

ナルト「そんで母ちゃんより強ェー忍びになる！！！！」

～～～～～～

～～～～～～

～～～～

ナルト「…火影って事務仕事ばっかで忙しいし、何か面白いことねーかなぁ…」


木の葉丸「ナルト兄っ…火影様！お忙しい中申し訳ありませんコレ」

ナルト「何だってばよ～？」

～～～～～～

ナルト「ヒナタっ！ボルトっ！ヒマワリっ！木の葉丸っ！サスケっ！サクラちゃんっ！カカシ先生！イルカ先生！誰でもいいからあいてえってばよおおおおおおおおおおおおおおおお！」

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ナルト(この世界が異空間の代物なら、同じく最強の異空間忍術を扱える写輪眼で！)

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「こらー！またいたずらばっかりしやがって！」
ナルト「バーカ！うっせんだってばよ！！お前らさ！お前らさ！こんな卑劣なことできねーだろ！！」

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木の葉丸「行ってらっしゃいコレ！」

ナルト「ん？押したってばよ？」

ナルト「あれ？ちゃんと押したよな？」ポチポチ
ナルト「おわっ！？300万両！？マジかよこれ！？」
木の葉丸「ねっ！？火影様すごいでしょコレ！」
サスケ「…」

ナルト「な～に羨ましそうに見てんだってばよサスケ。お願いすれば貸してやってもいいってばよ？」ニヤニヤ ポチポチ

サスケ「…いらん」

サスケ(月読の恐ろしさを知らんから出来るのか…？)

ナルト「でも火影業務の忙しさは変わんねーなってばよ…」ポチポチ

木の葉丸「それはしょうがないでしょうコレ」


～fin～