1: 名無しで叶える物語(中部地方)@\(^o^)/ 2016/06/27(月) 00:32:56.28 ID:OcOih1V7.net
真姫ママ「音ノ木は確か一年生はかならずなにかしら部活に所属する決まりよね」




真姫「そ、その… えっと…」




真姫ママ「?」



真姫「あ… アイドル研究部に…」



真姫ママ「へぇー アイドル研究部… それは具体的にどういうことをするの」




真姫「歌ったり踊ったりっていう、いま流行りのスクールアイドルってやつらしいんだけど」



真姫ママ「まぁ?! 真姫ちゃんがアイドルに?! 」

2: 名無しで叶える物語(中部地方)@\(^o^)/ 2016/06/27(月) 00:35:58.26 ID:OcOih1V7.net
真姫ママ「真姫ちゃんがアイドルだなんて~ ! あれよねあれ! モー娘。とかおニャン子クラブみたいな感じなの?!」



真姫「ママ落ち着いて!っていうか古い!」



真姫パパ「帰ったぞ」



真姫ママ「あらあなた、聞いてください、真姫がスクールアイドルをやるんですって~」



真姫「ちょ、ママ!」



真姫パパ「なに、スクールアイドル…だと…」



真姫「お願いパパ! 勉強はしっかりやるから! 」



真姫パパ「……ひとつ条件がある」



真姫「条件……」







真姫パパ「ライブをやるときは必ずパパを呼びなさい!」


真姫「ヴェェ!?」

3: 名無しで叶える物語(中部地方)@\(^o^)/ 2016/06/27(月) 00:41:23.57 ID:OcOih1V7.net
真姫ママ「ずるいわパパだけ! 真姫ちゃんママも呼んでくれるわよね?」




真姫「二人ともライブ来るの?!」



真姫パパ「なにかいけないか」



真姫「いや、ダメじゃないけど…」



真姫ママ「真姫ちゃんのアイドル楽しみだわ~♪ いつライブやるの?」



真姫「まだ決まってないわよ…」



真姫パパ「決まったらその日のうちに教えるんだぞ、いいな」



真姫「はいパパ…」

4: 名無しで叶える物語(中部地方)@\(^o^)/ 2016/06/27(月) 00:45:35.97 ID:OcOih1V7.net




真姫「ただいまー」



真姫ママ「あら、おかえりなさい」



真姫「ママがパソコン使うなんて珍しいわね」




真姫ママ「動画見てるのよ」



真姫「なんの動画…って! これわたしたちのpvじゃない!」


真姫ママ「こらからのさむでいっていう曲なのね、とってもかわいわ~特に真姫ちゃんが」



真姫「ママもう見るのやめて!///」


真姫ママ「あら、どうして」


真姫パパ「うるさいぞ!静かにしろ!」



真姫「あ、ごめんなさい…」びくっ


真姫パパ「動画がゆっくり鑑賞できないじゃないか!」



真姫「それってまさか…やっぱり!」



真姫パパ「μ'sっていうんだな、真姫のいるグループは それでこの曲は真姫がセンターなのか」


真姫「いいえ、みんながセンターよ」



真姫パパ「なに? みんながセンターだと… てっきり真姫がセンターの曲だと思っていた…」


真姫(どこをどう見たらそうなるのよ)

8: 名無しで叶える物語(中部地方)@\(^o^)/ 2016/06/27(月) 00:52:48.30 ID:OcOih1V7.net
真姫パパ「合宿?」


真姫「そうなの、それでみんなが別荘を借りたいっていうのよ… ダメ…かしら」



真姫パパ「…ひとつ条件がある」ゴゴゴ



真姫「条件…なに?」 ごくっ






真姫パパ「μ'sのみんなにパパを紹介しなさい!!」



真姫「ヴェェェェェェ?!!」







真姫「というわけで… うちのパ… お父さんとお母さん」


真姫パパ「みなさんはじめまして!真姫のお父さんだ、みんないつも真姫がお世話になってるね」



真姫ママ「みなさんこんにちは、真姫ちゃんのお母さんです♪ この子ったらアイドル始めてから 家でも笑う機会が増えて…」



真姫「なに余計なことまでくっちゃべってるのよ!///」

10: 名無しで叶える物語(中部地方)@\(^o^)/ 2016/06/27(月) 00:57:40.66 ID:OcOih1V7.net



真姫パパ「…」



真姫ママ「別荘に行った真姫ちゃんが気になりますか?」



真姫パパ「あの子は…しっかりご飯を食べれているだろうか」



真姫ママ「矢澤にこちゃんっていう料理が得意な先輩がいるみたいだから、大丈夫よ♪」



真姫パパ「友達と初めてのお泊まりだぞ…真姫は上手くやれるのか?」



真姫ママ「みんな優しい子たちだったでしょ? きっと大丈夫よ♪」



真姫パパ「… … 出かけてくる」



真姫ママ「こんな夜にどこへ?」



真姫パパ「別荘へ様子を見に行ってくる」



真姫ママ「いけません! 真姫ちゃんにあれだけ来ちゃダメ!と釘を打たれたじゃない!」



真姫パパ「くっ! 離しなさい! 外からちらっとみるだけだ!」



真姫ママ「ダメよ!」

14: 名無しで叶える物語(中部地方)@\(^o^)/ 2016/06/27(月) 01:02:40.70 ID:OcOih1V7.net



真姫パパ「なに?! ライブだと!」ガタガタッ



真姫ママ「ええ、オープンキャンパスで披露するんですって♪」


真姫パパ「それはいつの話だ」



真姫ママ「二週間後の土曜日よ」



真姫パパ「…その日は学会があるな」



真姫ママ「あら… では私がビデオカメラで録画を…」



真姫パパ「いや、それには及ばない」ピッポッパ



真姫パパ「ああ、もしもし私だがね、次の学会はやめだ やめやめ 急遽予定が入った… やめといったらやめだ!」
ブチッ



真姫ママ「あら、よかったの?」



真姫パパ「なに、構わんさ学会より娘のライブ 簡単に天秤にかけたまでだ」



真姫ママ「ふふ♪」

16: 名無しで叶える物語(中部地方)@\(^o^)/ 2016/06/27(月) 01:06:23.84 ID:OcOih1V7.net
ライブ当日



真姫パパ「なんだこれは… 雨だというのに観客がかなりいる … みんな真姫を見に来たのか」



真姫ママ「ええ、そうですとも」



真姫ママ「ほらパパ! 始まるみたいよ!」



真姫パパ「おお…」



一進一跳!



パァーン!


真姫パパ「」ビクッ



真姫パパ「いまのはなんだ!」


真姫ママ「演出よ、演出♪」



真姫パパ「そうか、演出か…ふぅむ(しかしあれだな)」



真姫パパ(あの衣装…真姫によく似合っている… μ'sの衣装はどの子が作っているのだろうか)」


真姫ママ「真姫ちゃーーん! こっち向いてぇ!」



真姫パパ「そうだ、この日のために購入したサイリウムとやらを試さなくていけない…」

18: 名無しで叶える物語(中部地方)@\(^o^)/ 2016/06/27(月) 01:10:48.31 ID:OcOih1V7.net



真姫パパ「なに? また合宿だと?」



真姫「そ、そうなのよ 突然絵里がやるとか言い出して… また借りてもいいかしら…」




真姫パパ「…ひとつだけ条件がある」ゴゴゴ…



真姫「条件…?」 ごくっ







真姫パパ「今度はパパも一緒に



真姫「オコトワリシマス」

20: 名無しで叶える物語(中部地方)@\(^o^)/ 2016/06/27(月) 01:14:37.92 ID:OcOih1V7.net



真姫パパ「なに? 穂乃果ちゃんたちがライブ会場に遅れそうだと?」



真姫ママ「ええ、この雪でしょ? 交通もマヒしてる上に 路面も雪が積もってしまって… 間に合えばいいのだけど」



真姫パパ「… ちょっと出かけてくる」



真姫ママ「あら、こんな時にどこへ」







穂乃果「くっ! すごい雪!」



ことり「これじゃあライブに間に合わないよ!」



海未「…あれ?空からなにか…」




バララララララ



真姫パパ「穂乃果ちゃん! ことりちゃん!海未ちゃん! ヘリコプターでライブ会場まで送ってあげよう! さあ乗りなさい!」



穂乃果「真姫ちゃんのパパだっ!」

22: 名無しで叶える物語(中部地方)@\(^o^)/ 2016/06/27(月) 01:18:04.63 ID:OcOih1V7.net



穂乃果「ありがとうございました! お陰でライブに間に合います!」



真姫パパ「うむ、それからをこれを」



海未「これは…?」


真姫パパ「うちの家内が作ったカツサンドだ… 安心してくれ 花陽ちゃんの分はカツ丼になっているからな」



ことり「わざわざありがとうございます!ライブ頑張りますねっ!」



真姫パパ「ああ、よろしく真姫を頼むよ…」

24: 名無しで叶える物語(中部地方)@\(^o^)/ 2016/06/27(月) 01:21:52.36 ID:OcOih1V7.net



真姫パパ「なに? ニューヨークへライブをしにいくだと?」


真姫パパ「いくらなんでもそれは危なくないか」



真姫「大丈夫よ、向こうのテレビ局からのオファーで全て手配してくれるらしいわ」



真姫パパ「わかった、それじゃあパパが9人分のファーストクラスのチケットを用意してあげよう」



真姫「だからぁ!飛行機のチケットももう向こうが手配してくれてるんだって!」



真姫パパ「それはエコノミーか?エコノミーで長時間フライトして真姫は大丈夫なのか! 」



真姫「さぁ… どうかしら」



真姫ママ「まあ何事も経験よ、エコノミークラスもね」



真姫パパ「そうか… 真姫は私が知らない間にエコノミークラスも乗れるほど成長していたのか… 子の成長とは嬉しくも寂しいものだ」

27: 名無しで叶える物語(中部地方)@\(^o^)/ 2016/06/27(月) 01:25:40.78 ID:OcOih1V7.net



真姫パパ「なに? アキバで大規模な合同ライブだと?」



真姫ママ「そうなのよー それでこのライブは一般の方も参加していいんですって! もうみんなのお母さんを集めてママライブをやるしかないわ!」



真姫パパ「そうか、では私はパパライブを…と言いたいところだが」



真姫パパ「その日はどうしても外せない仕事があるな」



真姫ママ「あら、それは残念ね 真姫ちゃんの踊るところを見届けられないなんて」




真姫パパ「なに、わたしが心配しなくてもあの子なら大丈夫だろう、きっと成功させるさ」



真姫ママ「ふふ… あの子も あなたも たくましくなったわね」



真姫パパ「…お互い様さ」

28: 名無しで叶える物語(中部地方)@\(^o^)/ 2016/06/27(月) 01:27:21.06 ID:OcOih1V7.net
真姫ママ「オチはとくにないけど」


真姫パパ「終わりだ」




sidの真姫ぱっぱが嫌な感じだったので こんな娘を溺愛してる真姫ぱっぱが見たくなってガーッと書きました

引用元: 真姫ママ「そういえば、真姫ちゃん部活は何に入ったの」