1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:05:55.780 ID:3HA3Spd10.net
俺「今日も日が跨ぐまで仕事とかしねよ…」

俺「はぁ、ネットカフェに泊まるしかないなぁ」

俺「仕事やめてぇ…」

?「oh!!no!!」

俺「…?なんだ?後ろからか」

女「ヘルプミー!!」

俺「!?」

女「ヘルプ!ヘルプ!!」

俺「お?!お!?なんだよ?!引っ付くなよ?!」

女「ヘルプミー!!」

俺「だからなんだよ?!どうしたんだよ?!」

女「変な人に追われてる!!?ヘルプミー!」

俺「警察呼べよ!巻き込むな!」

女「電話持ってない!お金ない!警察分からない!」

俺「日本語不自由かよ!…ってあんた日本人じゃないな」

女「イエス!ノージャップ!私アメリカから来ました?」

4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:06:38.922 ID:3HA3Spd10.net
俺「クエスチョンにすんな。まあアメリカ人なんだな。なんで追われているんだよ?てか誰も追って来ねぇじゃねぇか」

女「ノー!シノビみたいに隠れているんです!」

俺「そんなやつそうそういねぇよ!なんだ?ストーカーでもされてんのか?」

女「ストーカー??ホワイ??」

俺「ちっ、めんどくせぇ…。取り敢えず警察呼ぶからあとは警察を頼れ。俺は疲れているんだよ…」

女「オー…ノー…(´・ω・`)」

俺「ったく面倒なことさせやがって…。さて110っと…あー畜生が。充電切れてたんだった…くそが…」

女「うぅ…ヘルプ…ミー…」

俺「あー!くそが!俺が交番まで付き合ってやるからそんなにしがみつくんじゃねぇ!」

女「怒る…怒る…うぅ(´;ω;`)」

俺「はぁ…そんな顔してんじゃねぇよ。怒ったのは悪かった。とにかく交番に向かうぞ」

女「オケー…」

5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:07:09.164 ID:3HA3Spd10.net
俺「…歩きにくいから離れてくれ」

女「ノー!怖いと思います!」

俺「…じゃあせめて手を握ってくれ。腕にしがみつかれちゃあ鬱陶しくてたまらん」

女「握手?」

俺「…あー、握手したまま歩くんだよ。ウォークウォーク」

女「オー!オケー!」

俺(明日は仕事休まなきゃやってられんな)

テクテク

俺(暗くてよくわからなかったがこいつ白人だな。目の色も青がかってるし鼻も高いな。てか可愛くね?)

俺(まあ可愛かろうがどうでもいいか。何よりこんな糞面倒なことにまきこみやがって…大体ほんとに追われていたのか?俺、騙されてるかも?)

8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:07:52.155 ID:3HA3Spd10.net
俺「おい」

女「ハイ?」

俺「どんな奴に追われていたんだよ?」

女「あーロングヘアーブサイク!あれは変 ?」

俺「クエスチョン付けんな。どんなことされたんだよ?」

女「バックから  れました?」

俺「  れた!?」

女「ハイ、  を  れました」

俺「あー…  れただけ?」

女「あれは   でした!」

俺「   とか言うなよ。まあ  れたと言うよりは襲われたから逃げたってことだろうな)

俺「災難だったな。夜中はそういうやつがチラホラいてもおかしくないからな」

女「あなたも変 ですね!(`・ω・´)」

俺「いや、俺は仕事帰りの一般人だ。失礼なこというな」

女「違う?」

俺「違うわ馬鹿」

俺(こいつ本当に日本語不自由だな。意思の疎通するのも難しいわ。さっさとお別れしたい)

テクテク

10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:08:52.834 ID:3HA3Spd10.net
女「こうばん?はまだ?」

俺「あぁ、大通りの方にあるからな。こんな狭い通りに交番なんてないわ」

女「遠い?」

俺「どうだろうな、このペースだと30分くらいかかるかもな」

女「喉空きました…」

俺「渇くな。自販機見付けたら買えばいい」

女「お金ないのぉ(´・ω・`)」

俺「そういやぁそんなこと叫んでたな。…って、え?奢れってこと?」

女「ください!」

俺「はあ?はぁー…分かったよ…」

女「センキュー!」

俺(こいつ何なんだよ。あまり深入りしたくないが至極気になるわ)

俺(なんで日本に来たんだろう?…いや気にしたら負けだ。俺はただこいつを交番に届けるだけ。それだけ)

俺(…あと飲み物を与えるだけ)

テクテク

11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:09:34.079 ID:3HA3Spd10.net
俺「大通りに出たぞ。さっきよりは明るいから少しは安心するだろ」

女「オー!こうばん?はどこ?」

俺「この通りを真っ直ぐ進めばあるぞ。なんだ?一人で行けるか?」

女「ノー!一緒!一緒がいい!」

俺「はいはい了解。ちゃんと付き合うよ」

女「センキュー!」

テクテク

俺「自販機あるわ。喉渇いてたんだろ?何飲みたい?」

女「喉空いてるは何か食べたいじゃない?」

俺「?」

女「喉空いてる!」

俺「あっ。お腹が空いてるかよ…マジか…」

女「おなか!それです!」

14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:10:43.370 ID:3HA3Spd10.net
俺「あぁ…どれぐらい空いているんだ…?」

女「いっぱいお腹空いてる!」

俺「マジかよ…勘弁してくれよ…。あんまり金ないから満足いくかどうかしらねぇぞ」

女「金ない!一緒!」

俺「無一文の一緒にすんな」

女「むい…もん?」

俺「はぁ、所持金ないんだろ?」

女「ない!」

俺「それを無一文って言うんだよ」

女「???」

俺「もう嫌だわぁ。はぁ、取り敢えずはコンビニ行くか…」

女「コンビニはLAWSONがいい!」

俺「知らねぇよ。どこでもいいだろこの際」

女「はーい(´・ω・`)」

俺「その顔やめれ」

女「オケー!(`・ω・)」

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:11:56.489 ID:3HA3Spd10.net
俺「俺の記憶が正しかったら確かこの通りにコンビニはあったはず。その先に交番があるから」

女「お腹渇いた!」

俺「わざと間違えてるだろ…」

テクテク

女「LAWSONはまだ?」

俺「ローソンかどうか知らんがコンビニはもう少しなはず」

女「オー!オケー!」

俺「そろそろ看板とか見えてきてもいいんだけどなぁ。俺の記憶違いかな」

女「?」

俺「この辺りだと思うのだが…」

女「あれは?」

俺「ん?あれはレンタルショップだよ。コンビニじゃない」

女「レンタル出来ない?」

俺「ビデオはレンタル出来るが食いもんはねぇよ。大体食べ物をレンタルしてもどうやって食べ物返すつもりだよ」

女「ツケ!」

俺「あんた…変な日本語知ってんな。てかツケは返すという意味ではない」

女「ツケモノ!美味しい!」

俺「あんたの思考回路どうなってるんだよ…」

女「???」

俺「気にするな」

女「オケー!」

17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:13:17.690 ID:3HA3Spd10.net
俺「にしてもマジでコンビニ何処だ?」

女「レンタルショップは?」

俺「あれはコンビニじゃねぇって言ったろ…ん?」

女「どうかなった?」

俺「どうしたと聞いてくれ。もしかしてさっきのレンタルショップの場所って…」

女「LAWSON?」

俺「あー…ローソンかどうかは知らんがあの場所、コンビニからレンタルショップに変わった…?」

女「LAWSONがレンタルショップ?」

俺「あー…そんな感じだよ。しまったなぁ…どうすんだよ…マジで…」

女「レンタルショップいく!」

俺「…行きたいの?」

女「行きたいの!」

俺「はぁ…行くか…」

女「イエーイ!」

俺「お腹は満たされねぇぞ」

女「大丈夫!」

俺「…元気だな、あんた」

女「イエス!」

俺「俺はくたくただわ…」

18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:13:52.471 ID:3HA3Spd10.net
レンタルショップ

店員「いらしゃせー」

女「ここがレンタルショップです?」

俺「そうだよ。DVDとかCDが借りれるんだ」

女「ご飯はありません?」

俺「さっき無いって言ったろ…。人の話ちゃんと聞いてんのか?」

女「聞いてます!」

俺「聞いててそうなるのか。大変だねぇ…」

女「ここは何をするところ?」

俺「やっぱり聞いてないじゃないか…。もううんざりしてきたわ…」

女「っ!ルック!」

俺「なんだよ?」

女「ルック!ルック!」

俺「ん?アニメがどうした?」

女「アニメが沢山です!」

俺「あーそれが?」

女「見る!」

俺「…えっ?」

女「これは見れない?」

俺「いや、家に再生機あれば借りてみれるが…」

女「イエス!借りる!」

俺「金ないんだろ?借りれねぇよバカ」

女「オー!ドラゴンボールありました!」

俺「お願いだから話聞いてくれよ…」

女「ナルト!シノビのナルトですか!そっちはワンピース!」

俺(なんか手に取り始めたし、もう勝手に楽しませとこ。いちいち反応してたらきりがないわ。疲れるし)

ワイワイ

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:14:21.037 ID:3HA3Spd10.net
女「これどうしたら見れます?」

俺「てんこ盛りだなぁ。そんなに観れるのか?大体お金がいると…」

女「ヘーイ!すみません!」

俺(どうやら俺ではダメみたいです。店員さん、すみません)

店員「はーい、どうかしました?」

女「これ見たいです!どうしました?」

店員「…あ、レンタルですね。レジでお会計しますのでこちらどうぞー」

俺(知らんぷりしたい。他人のふりしたい。いや、他人だったわ)

店員「えーと、全部で5000円になります」

女「…お金ぇ(´・ω・`)」

俺「すみません、今手持ちがないこと思い出しました。また別の時借りにきます」

店員「あーわかりました。またご利用ください」

俺「すみませんでしたー。行くぞバカ」

女「ドラゴンボール…(´・ω・`)」

ソソクサ

21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:14:54.949 ID:3HA3Spd10.net
俺「はぁ…とっさに思い付いたこといってしのいだけど申し訳ないことしたなぁ…」

女(´・ω・`)

俺「俺もそんな顔になりそうだよ…」

女「…どうしてお金ないの?」

俺「俺はある程度持ってるぞ。逆にこっちが聞きたいわ」

女「さっき持ってる言ってたのに(´;ω;`)」

俺「…そういうことかよぉー。俺に払わすつもりだったのかよぉーマジか…」

女「だめでした…?(´;ω;`)」

俺「ダメに決まってるだろ。なに考えてんだよ本当に。もういい加減にしてくれ…さっさと交番行こう」

女「…ソォリィー」

俺「そんなにしょげないでくれよ。ほら行くぞ」

女「ハイ…(´・ω・`)」

テクテク

23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:15:57.916 ID:3HA3Spd10.net
俺(交番目指して1時間以上かかってるな。あそこからの距離なら普通は20分かからんだろうに無駄に時間を食ってしまった)

俺(レンタルショップなんか入るんじゃなかったな。てか本来の目的はただこいつを交番に送ってやるだけのことじゃないか。面倒を見てやらなくていいんだよな)

俺(…けど、何だろうこの気持ち。良心が募るとでもいうのか、優しくしてしまう)

俺(まるでか弱い彼女が出来たみたいだ…)

テクテク

女「何か喋るほしい…」

俺「えっ、あぁ会話がほしいのな。つってももう少しで交番着くぞ?」

女「また…怖いになるの嫌なの…」

俺「あーそうだよな。んじゃあ何であんたは日本にきたの?」

女「アニメが好きだから!」

俺「だからさっきレンタルショップであんなに元気に見ていたのか、納得。それで観光に来たってわけだ?」

女「うーん、仕事もしてますか?」

俺「…?うーんっと、あー日本で仕事もしてるってことか?」

女「イエス!」

俺「頑張っているんだな。何の仕事してんの?」

女「今は会社で外国の人と話をしていたりしてます!」

俺「いまいち内容がわからんが多分国際的な営業なのかな?」

女「イエス!」

俺(の割りにはものすごく日本語不自由だがなぁ)

俺「結構大変そうだな」

女「仕事は楽しいです!」

俺「…それはいいことだ」

24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:16:28.739 ID:3HA3Spd10.net
俺(俺はそんなこと言えなくなったな…。機械のように事務仕事をさせられてつまらないとしか感じなくなった。こいつは俺の真逆に位置してるんだろうな。羨ましい)

女「どうかしたの?」

俺「いや、ちょっとボーッとしただけだ。疲れているしな」

女「おやすみしますか?」

俺「もう交番見えてくるから大丈夫だ。ほら、いったそばから見えてきた」

女「あれがこうばん?ですか!」

俺「あぁ、ようやく着いたな。もうひとりでも大丈夫だろ?」

女「お別れになるの…?(´・ω・`)」

俺「そうだよ、俺とはここまで」

女「あー…うー…」

俺「イテテッ、強く握らないでくれ」

女「おー…ソォリィー…」

俺「…」

女「…」

俺「…わかった、とことん付き合ってやる」

女「っ!」

俺「だからさっさと交番に入ろう」

女「センキュー!」

俺(あんな落ち込んだ顔みたら断れねぇつーの)

26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:17:11.774 ID:3HA3Spd10.net
交番

俺「すみません、ちょっといいですか?」

警察「はーい、どうしました?トラブルですか?」

俺「あのーこの人がちょっとトラブルにあったみたいで」

女「こんばんわ!」

警察「…こんな元気な人が?」

俺「らしいですよ?本人に伺ってみて下さい」

警察「わかりました、があなたはこの方との関係は?」

俺「あー助けを求められてここまで連れてきました。それだけです」

警察「わざわざ連れて?電話とかで済むのでは?」

俺「携帯の充電が切れてて致し方なくです」

警察「あー、わかりました。んじゃあそっちの方に伺うのですが何がありました?」

女「変 に追われました!」

警察「んーっとストーカーにあったってことかな?」

女「ノー!  れました!」

警察「え!?  れた!?」

女「変 に   まれました!」

警察「な、なるほど…。そのあとはどうしました?」

女「走りました!ラン!」

警察「う、うん…どこに向かって?」

女「真っ直ぐ!」

警察「…すいません」

俺「はい?」

警察「この方、こんな感じなんですか…?」

俺「あーこんな感じです。お察しします」

警察「あぁ…わかりました。あなたも大変でしたね」

俺「いえいえ」

27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:17:41.879 ID:3HA3Spd10.net
警察「それで走った先にこの方がいて助けを求めた、と言うことであっていますか?」

女「イエス!」

警察「踏みいったこと聞きますが何か追われるような人との関係とかありましたか?」

女「うー…知らない?」

警察「知らない人に追われたのですね?」

女「イエス!ロングヘアーブサイクです!」

警察「ありがとうございます。ちょっとすいませんあとはこっちの方に伺います」

警察「ここに来るまでの経緯を聞かせてくれますか?」

俺「出会って事情を聞いて、携帯の充電が切れていたのですが交番の場所を覚えていたので狭い通路から大通りに出ていきそこからは少しだけお店によりましたが真っ直ぐ交番を目指して今に至ります」

警察「ありがとうございます。あとは二人とも名前と住所をお願いしますね」

俺「はい、名前は俺です。住所は○○市○○区○○-○○-○○○です」

女「オー?マイネームイズ…あっ私のお名前は女!住所はー…あーん…」

警察「女さん?もしかして住所覚えてない?」

女「ノー!俺と一緒です!」

俺「!?」

警察「え?一緒に住んでいるんですか!?」

俺「違っ違います!」

女「アパート一緒!」

俺「!?」

29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:18:19.965 ID:3HA3Spd10.net
警察「え!?おんなじアパートなの!?俺さん?この方ご存知ありました?」

俺「…知らないです。今日初めて会いました…た、多分」

女「私は知ってる!俺知ってる!」

俺「!!?」

警察「…ま、まあどうやら女さんはご存知のようですね」

俺(いやいや、マジか。こっちは全く知らんのだが…。いつどこで知ったんだよ)

女「私は○○○号室!あとは俺と一緒!」

警察「わ、わかりました。その住所だと歩いて帰れますね。また後日連絡しますので連絡先をお願いします。お二人とも」

俺「…○○○-○○○○-○○○○です」

女「○○○-○○○○-○○○○!」

警察「ありがとうございます。さて時間が時間ですしもうお帰りになったほうがいいですね。近辺はパトロールしますので安心してください」

俺「…俺が送らないとダメなやつですかね」

警察「何か問題でもあるのですか?送ったほうがいいですか?」

俺「いやぁ泊まろうと思っていたのでねぇ」

警察「ここまで歩いてきたのですからご自宅に帰ったらいいと思いますが…」

女「帰ろう!マイホーム!俺!帰る!」

警察「女さんも…なんかノリノリですし」

俺「そんな…ここで終わらないのかよ…」

警察「それではお気を付けてください。もしまたトラブルに合いましたら直ぐ駆けつけてください」

俺「お世話になりましたー…」

女「こうばんさん!バーイ!」

テクテク

31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:19:02.331 ID:3HA3Spd10.net
俺(ここから歩いて帰れるが微妙に遠いのだが…。送って欲しかった…けどこんなに引っ張られたら付き合うしかないのか…。)

俺(今日の俺、不運過ぎだろ…)

女「ドラゴンボールほしい!」

俺「…え?」

女「レンタルショップ!」

俺「…あんたさっきあったこともう忘れてんのか?」

女「うーん、ノー!」

俺「じゃあ潔く諦めてくれ」

女「あー…オケー…(´・ω・`)」

俺「あんた、本当に俺と一緒のアパートなのか?てかいつ俺のこと知ったんだよ?」

女「一緒!俺見たのは朝!」

俺「朝だけじゃあわかんねぇよ。どれくらい前なんだよ?」

女「うーん、1年?」

俺「え!?1年!?」

女「イエス!歩いてたの見た?」

俺「えー…通勤姿でもみたのか…」

女「イエスイエス!」

俺「マジかぁ…全然気づかない俺って…」

女「今日も見た?」

俺「今日!?朝みたってことか!?」

女「イエース!挨拶もした?」

俺「…マジで?」

女「おはようございますは大事!」

俺(記憶にない…誰かと勘違いしてんじゃないのか?大体こんな白人がいたら目にとどまるだろうしもう俺の頭の中めちゃめちゃだわ…)

32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:20:03.230 ID:3HA3Spd10.net
テクテク

俺「なぁ、本当に朝見たそいつは俺だったのか?」

女「イエス!まぎれもないです!」

俺「あーそうなのね…自信満々に答えられたらもう疑えないわ」

女「いつも落ち込んでるので絶対合ってます!」

俺(うわぁ…本当に紛れもなく俺くさいわ。てか端からみても落ち込んでるの一目瞭然なんだなぁ)

女「だからいつも心配でしたよ?」

俺「…ありがとう」

女「何か辛いことあるの?」

33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:20:30.642 ID:3HA3Spd10.net
俺「…仕事が大変でな。毎日疲れているだけだよ」

女「仕事楽しくない?」

俺「そうだな…楽しくないなぁ」

女「そんなの間違ってます!」

俺「…そ、そうか?仕事はそんなもんじゃないか…ってあんたは楽しく仕事してるんだったな」

女「うー!かわいそう!私の会社は楽しいですよ!私の会社にきてください!」

俺「いやいや無理だよ。そんなこと言われても」

女「俺はいい人だから私の会社にいてほしい!」

俺「…熱心に訴えてくるな。だけど社会はそんな簡単に上手く転がれないんだよ」

女「ノー!女々しいこというの嫌い!」

俺「女々しくはないだろう!」

女「女々しいです!そうやって我慢すればいいと思ってるのは女々しいです!」

俺「…なんなんだよそれ。弱かったら我慢も出来ないだろうが…」

女「我慢は頑張るためのものです!耐えるだけの我慢は違う!」

俺「…やめてくれ。これ以上こんな話してたら自分が惨めになる」

女「あっ、ソォリォー…」

テクテク

34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:21:00.704 ID:3HA3Spd10.net
俺「…」

女「…」

俺(すっかり沈黙になってしまったな。けれど流石に苛立ったしな…。こいつは良心で言葉をかけてくれてくれたのだろうが言葉選びが酷すぎる)

俺(女々しいとか…そんなこと初めて言われたな。耐えるだけの我慢は違うか…。なんでそんな台詞に俺は一人傷ついているんだよ)

俺(毎日毎日朝早く出社して皆が帰ったあとも会社で残業して…俺は頑張っているんだよ…。なのに…俺は惨めだと自分を表した)

俺(頑張る、努力しているのに惨めだと自己嫌悪した。自分でそれを認められないのは確かに女々しいのだろうな…)

俺(俺はただこなしていくだけの愚か者なんだな…)

俺(仕事だけを意識して鏡をみることから背けていたんだ…)

テクテク

35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:21:32.512 ID:3HA3Spd10.net
女「あ、あのー…」

俺「ん?」

女「お喋りダメなの…?(´・ω・`)」

俺「いや別に…さっきは悪かった。気にすんな。ただ疲れてて苛立ってしまっただけだ」

女「…」

グイッ

俺「!?」

ギュッ

女「…ハグきらい?」

俺「…嫌いじゃないよ」

女「辛い顔見たくないの…」

俺「…そんなしけた面してたのか、俺は」

女「しけたじゃないの。苦しい辛い顔してた」

俺「…そう、なのか」

俺(温かさで、ぬくもりで気分が楽になっていく。優しくて安心出来る。人の優しさがこれほど心が安らぐとは涙が流れそうだ)

俺(癒されていく)

女「…一緒に、歩きませんか?」

俺「…あぁ一緒に歩こう」

テクテク

37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:22:01.253 ID:3HA3Spd10.net
俺「かなり時間かかったがもう少しだな」

女「イエイ!マイホーム!」

俺「無事帰れて良かった。本当一時はどうなるかとヒヤヒヤしたわ」

女「俺!」

俺「ん?どした?」

女「今日はありがとーございました!俺がいたから私、助かった?」

俺「クエスチョン付けるな。まあそれは良かった。俺も少し救われたな、ありがとう」

女「えへへっ!(* >ω<)」

俺「お?見えてきたぞ?」

女「イエーイ!」

俺「あんた、本当に元気一杯だな!」

女「俺も今元気!元気に見えた!」

俺「そ、そうか?ちょっとはずいな」

女「えへへ!(* >ω<)」

俺「まあ、何はともあれもうお別れだな」

女「うー…ちょっとかなしい…」

俺「実は俺も別れが惜しかったりするわ。でも流石に疲れがやばくてなぁ。また会おうな?」

女「お礼します!必ずお礼するの!いつ仕事ない?」

俺「そうだなぁ取り敢えずは明日…じゃなかった今日は休む。あれなら連絡先教えとこうか?」

女「オー!センキュー!下さい!」

俺「了解」

メモカキカキ

38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:22:25.195 ID:3HA3Spd10.net
俺「ほい、これな」

女「センキュー!電話します!」

俺「ははっ!電話待ってるよ」

女「イエーイ!」

俺「さて、着いたわけだし帰るわ。またな」

女「手ありがとー!」

俺「?あー手繋ぎな。どういたしまして」

女「電話、待っててください!」

俺「ん、了解」

タタタタッ

俺「うん?」

グサッ

41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:22:49.909 ID:3HA3Spd10.net
俺「!?」

女「!!?」

ロングヘアーブサイク「しね」

グサッグサッ

ロングヘアーブサイク「しねしねしね」

俺「ぐっ!がぁっ!チッ…この野郎!」

ドンッ

ロングヘアーブサイク「っ!!」

女「あ…あぁ…」

ロングヘアーブサイク「…ッチ!」

タタタタッ

俺「ま、まちやが…ぐっ!あっ…がはっ!」

バタッ

42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:23:19.087 ID:3HA3Spd10.net
女「あ、あ…お、俺…!?ど…ど…うしたら…?」

俺「はぁ…はぁ…通報…警察呼ぶんだ…」

女「で、でも俺がぁ…」

俺「…叫べ…はぁはぁ…。思いっきり叫べ…」

女「っ!わかった!」

女「ヘルプっ!!助けて下さい!助けてほしい!!」

俺(あぁーくそが…。先回りされていたのかよ…。本当、今日はとことんついてないな…。疲れたわ…)

俺(意識が遠退く…腹からは血が…止まらんなこりゃ。あー…もうダメだな…)

女「俺!?俺!!?」

俺「……な、に…?」

女「しっかりして!!ノー!!ノー!!!」

女「ヘルプミーッ!!!」

俺「…」

俺(すまん…)

女「ノー!!俺ーっ!!!」

ギュッ

俺(…右手にぬくもりを感じる…ありがとな)

ガクッ

女「俺!?俺ー!!!」

46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:24:16.550 ID:3HA3Spd10.net
この日の出会いは不思議であり突然であって結末は血生臭いものとなってしまった
喜怒哀楽があった短い時間、一言一句を交わした会話、意外にも充実があった
一期一会の終幕に雫が地面に落ちた
good-bye my
good-bye you

パチッ

俺「…」

女「俺…っ!?goodmorning!」

俺「…あぁ、おはよう」

右手にはぬくもりがあった

47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:24:37.940 ID:3HA3Spd10.net
余談

俺は生きていた
幸いにも傷がそこまで深くなくて命に別状はなかった
しかし2ヶ月は入院生活をすることになっていた
退屈な入院だろうと思ったが毎日女がお見舞いに来てくれた
入院生活は短く感じた

俺を刺したロングヘアーブサイクは捕まった
動機は単純に逆恨みだった
どうやら俺が女の隣に立っていたのが気に入らなかったらしい
それと女に対するストーカー行為は性的欲求だと
哀れなやつだな

俺は仕事を辞めた
2ヶ月も入院になったからこれを機に退職をした
そして女の職場に転職した
女が言っていた仕事が楽しいというのを実感できるいい会社だ
辞めた良かった

俺と女は付き合うようになった
助けを求められた物語の完結は助け合う幕閉じ

最後にメチャクチャ   した

48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:24:50.159 ID:3HA3Spd10.net
おしまい!

50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/07(木) 01:25:21.478 ID:3HA3Spd10.net
くぅ疲!

引用元: 女「ヘルプミー!」 俺「!?」