1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/10(日) 19:26:56.69 ID:w8JnqXHE0
屋上
サリーちゃん「はい、じゃあそろそろ練習は終わりにしましょうか」
なる「はぁ…… もう秋なのにまだまだ暑いね、いっぱい汗かいちゃった……」
ハナ「疲れたデス……」
ラン「えー? ハナ先輩これくらいでもうお疲れなんですかー? ランはまだまだ余裕ですけど~?」
ハナ「暑いのは苦手デス……」
ラン「…… 張り合いないなー」
ラン(まぁ暑いのはわかるけど……)
ラン(て言うかなんでみんな制服で踊ってるんだろう…… 普通に考えて暑いし動きにくいし、制服に変な臭いつきそう……)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1468146416
サリーちゃん「はい、じゃあそろそろ練習は終わりにしましょうか」
なる「はぁ…… もう秋なのにまだまだ暑いね、いっぱい汗かいちゃった……」
ハナ「疲れたデス……」
ラン「えー? ハナ先輩これくらいでもうお疲れなんですかー? ランはまだまだ余裕ですけど~?」
ハナ「暑いのは苦手デス……」
ラン「…… 張り合いないなー」
ラン(まぁ暑いのはわかるけど……)
ラン(て言うかなんでみんな制服で踊ってるんだろう…… 普通に考えて暑いし動きにくいし、制服に変な臭いつきそう……)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1468146416
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/10(日) 19:28:23.78 ID:w8JnqXHE0
サリーちゃん「それじゃ、みんなすぐに準備して早く帰るのよ」
「はーい」
なる「結構汗かいちゃったし、ちゃんと拭かなくちゃ……」
ヤヤ「なる、終わったらタオル貸して 今日タオル忘れちゃって……」
ラン(えっ?)
なる「うん、いいよヤヤちゃん」
ラン(えっ!? こんなに暑いしなる先輩凄く汗かいてるでしょ? なのにタオル借りるの!?)
ラン(それにタオルって人に貸すようなものだっけ???)
「はーい」
なる「結構汗かいちゃったし、ちゃんと拭かなくちゃ……」
ヤヤ「なる、終わったらタオル貸して 今日タオル忘れちゃって……」
ラン(えっ?)
なる「うん、いいよヤヤちゃん」
ラン(えっ!? こんなに暑いしなる先輩凄く汗かいてるでしょ? なのにタオル借りるの!?)
ラン(それにタオルって人に貸すようなものだっけ???)
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/10(日) 19:29:33.37 ID:w8JnqXHE0
なる「はい」
ヤヤ「ありがと ……すんすん」
ラン(えー! に、におい嗅いでるー!?)
ラン(あ、あのヤヤ先輩が…… あのクールでかっこいいはずのヤヤ先輩が……)
ラン(て言うかなる先輩はにおい嗅がれて嫌じゃないの!?)
なる「も、もうヤヤちゃんってばー」
ラン(あ、やっぱり少し恥ずかしそう)
ヤヤ「ありがと ……すんすん」
ラン(えー! に、におい嗅いでるー!?)
ラン(あ、あのヤヤ先輩が…… あのクールでかっこいいはずのヤヤ先輩が……)
ラン(て言うかなる先輩はにおい嗅がれて嫌じゃないの!?)
なる「も、もうヤヤちゃんってばー」
ラン(あ、やっぱり少し恥ずかしそう)
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/10(日) 19:30:35.24 ID:w8JnqXHE0
なる「か、嗅ぐなら…… 直接でも……」
ヤヤ「…… いいの?」
なる「や、ヤヤちゃんなら…… いいよ」
ヤヤ「じゃあ……」
ヤヤ「すんすん」
なる「ご、ごめんね、汗臭い…… よね?」
ヤヤ「ううん、そんなこと無いよ…… なんか…… 凄く落ち着く」
なる「ヤヤちゃん……」
ヤヤ「なる……」
ヤヤ「…… いいの?」
なる「や、ヤヤちゃんなら…… いいよ」
ヤヤ「じゃあ……」
ヤヤ「すんすん」
なる「ご、ごめんね、汗臭い…… よね?」
ヤヤ「ううん、そんなこと無いよ…… なんか…… 凄く落ち着く」
なる「ヤヤちゃん……」
ヤヤ「なる……」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/10(日) 19:32:04.63 ID:w8JnqXHE0
ラン(おかしくない?)
ラン(え? 二人凄いイチャついてるのにみんな触れないの? 触れちゃいけないやつなの?)
ラン「ハナ先輩」
ハナ「どうしたんデスか?」
ラン「ヤヤ先輩となる先輩っていっつもあんなことしてるの?」
ハナ「んー、いつもってほどじゃないデスけど…… あの二人はとっても仲良しデスからね~」
ラン「仲良しの域越えてない? あれ見ててみんな何とも思わないの?」
ハナ「みんな、と言ってもタミさんとマチさんもあの様子デスし」
ラン(え? 二人凄いイチャついてるのにみんな触れないの? 触れちゃいけないやつなの?)
ラン「ハナ先輩」
ハナ「どうしたんデスか?」
ラン「ヤヤ先輩となる先輩っていっつもあんなことしてるの?」
ハナ「んー、いつもってほどじゃないデスけど…… あの二人はとっても仲良しデスからね~」
ラン「仲良しの域越えてない? あれ見ててみんな何とも思わないの?」
ハナ「みんな、と言ってもタミさんとマチさんもあの様子デスし」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/10(日) 19:34:07.99 ID:w8JnqXHE0
タミ「マチちゃ~ん」
マチ「ちょっ…… いきなり抱きついてこないでよ!」
タミ「疲れた~」
マチ「…… 重いんだけど」
タミ「ああ! 重いって言った! わたしそんなに太って無いからね!」
マチ「そういう意味じゃないから!」
タミ「うぅ…… でも…… なんか先週に比べて体重くなったような気が……」
マチ「ちょっ…… いきなり抱きついてこないでよ!」
タミ「疲れた~」
マチ「…… 重いんだけど」
タミ「ああ! 重いって言った! わたしそんなに太って無いからね!」
マチ「そういう意味じゃないから!」
タミ「うぅ…… でも…… なんか先週に比べて体重くなったような気が……」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/10(日) 19:35:20.96 ID:w8JnqXHE0
マチ「…… そんな気になるなら少し触らせてみなさい」
タミ「えっ…… み、みんなの前でやるの…… ?」
マチ「っ!? ち、違う! ただの触診だから!」
タミ「えへへ~ 特別だよ~」
マチ「はいはい、触るわよ…… 」
タミ「な、何か喋ってよ……」
マチ「い、一応集中してるから……」
タミ「んんっ……」
タミ「えっ…… み、みんなの前でやるの…… ?」
マチ「っ!? ち、違う! ただの触診だから!」
タミ「えへへ~ 特別だよ~」
マチ「はいはい、触るわよ…… 」
タミ「な、何か喋ってよ……」
マチ「い、一応集中してるから……」
タミ「んんっ……」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/10(日) 19:36:03.34 ID:w8JnqXHE0
マチ「……」
タミ「ま、マチちゃん目が恐いよ~」
マチ「あ! ご、ごめん……」
タミ「ど、どうだった?」
マチ「うーん、お腹も太ももも二の腕もやっぱり前に触った時と変わってないし、太ったっていうのは気のせいじゃない?」
タミ「ホント!? 良かったー!」
マチ「…… 別に私はタミが少し太ったからって気にしないけど」
タミ「むぅ、マチちゃんが気にしなくてもわたしが気にするの! マチちゃんのために綺麗な体になりたいの!」
マチ「……っ! そこはよさこいのためってことにしときなさい」
タミ「ま、マチちゃん目が恐いよ~」
マチ「あ! ご、ごめん……」
タミ「ど、どうだった?」
マチ「うーん、お腹も太ももも二の腕もやっぱり前に触った時と変わってないし、太ったっていうのは気のせいじゃない?」
タミ「ホント!? 良かったー!」
マチ「…… 別に私はタミが少し太ったからって気にしないけど」
タミ「むぅ、マチちゃんが気にしなくてもわたしが気にするの! マチちゃんのために綺麗な体になりたいの!」
マチ「……っ! そこはよさこいのためってことにしときなさい」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/10(日) 19:36:40.84 ID:w8JnqXHE0
ハナ「タミさんとマチさんもあの様子ですよ」
ラン「……」
ラン(え? ぜったいおかしいよね? 変なのは先輩たちの方でランがおかしい訳じゃない…… よね…… ?)
ラン「……」
ラン(え? ぜったいおかしいよね? 変なのは先輩たちの方でランがおかしい訳じゃない…… よね…… ?)
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/10(日) 19:39:36.27 ID:w8JnqXHE0
ラン(そしてランがよさこい部に入って少しした頃)
わ子「改めて、十二所わ子です 宜しくお願いします」
サリーちゃん「わ子ちゃんはよさこいチームに入ってる経験者なんだから、先輩相手でもバンバン教えちゃってね」
わ子「はい、わかりました」
タミ「わ子ちゃーん! これからよろしくねー」
ハナ「1年生が二人も入ってくれるなんて…… 夢みたいデス!」
ラン「はぁ…… なんでわ子が入って来るのよ……」
わ子「改めて、十二所わ子です 宜しくお願いします」
サリーちゃん「わ子ちゃんはよさこいチームに入ってる経験者なんだから、先輩相手でもバンバン教えちゃってね」
わ子「はい、わかりました」
タミ「わ子ちゃーん! これからよろしくねー」
ハナ「1年生が二人も入ってくれるなんて…… 夢みたいデス!」
ラン「はぁ…… なんでわ子が入って来るのよ……」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/10(日) 19:42:34.66 ID:w8JnqXHE0
練習後
ラン「あっつ……」
わ子「ねぇラン」
ラン「な、何!?」
わ子「えっ、いやそこまで警戒しなくても……」
わ子「なんで皆さんこんな直射日光が激しいところで練習してるの?」
ラン「なんか他に練習場所が無いから仕方なくここ使ってるらしいよ」
わ子「そっか……」
ラン「あっつ……」
わ子「ねぇラン」
ラン「な、何!?」
わ子「えっ、いやそこまで警戒しなくても……」
わ子「なんで皆さんこんな直射日光が激しいところで練習してるの?」
ラン「なんか他に練習場所が無いから仕方なくここ使ってるらしいよ」
わ子「そっか……」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/10(日) 19:44:33.67 ID:w8JnqXHE0
ラン「ふー…… あ、そうだ わ子タオル使う?」
わ子「えっ!?」
ラン「えっ…… ?」
ラン(えっと…… ラン何か変なこと言ったかな…… ? なんていうか…… わ子少し引いてる?)
ラン「えっと、わ子タオルとか用意してないみたいだし、汗かきっぱなしなの気にするかなーって……」
わ子「私はいいけど…… ランはいいの?」
ラン「い、いいのって?」
わ子「あ、いやランが大丈夫ならそれでいいけど」
わ子「えっ!?」
ラン「えっ…… ?」
ラン(えっと…… ラン何か変なこと言ったかな…… ? なんていうか…… わ子少し引いてる?)
ラン「えっと、わ子タオルとか用意してないみたいだし、汗かきっぱなしなの気にするかなーって……」
わ子「私はいいけど…… ランはいいの?」
ラン「い、いいのって?」
わ子「あ、いやランが大丈夫ならそれでいいけど」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/10(日) 19:48:05.05 ID:w8JnqXHE0
ラン「……」
ラン(これ、わ子も使ったタオル……)
ラン「……」
ラン(わ、わ子ってどんなにおいするんだろ……)
ラン(に、におい嗅ぐのなんて変じゃない…… よね? だってあのヤヤ先輩だってしてたん、だし)
ラン「…… すんすん」
ラン「んっ……」
ラン(これ、わ子も使ったタオル……)
ラン「……」
ラン(わ、わ子ってどんなにおいするんだろ……)
ラン(に、におい嗅ぐのなんて変じゃない…… よね? だってあのヤヤ先輩だってしてたん、だし)
ラン「…… すんすん」
ラン「んっ……」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/10(日) 19:50:41.19 ID:w8JnqXHE0
数週間後
ハナ「練習終わりデスー」
なる「もう秋なのにまだ暑いね~」
ヤヤ「なんかこの話前にもした気がするんだけど……」
ハナ「それだけ日本は暑いってことデス……」
わ子「あ……」
ラン「どうしたの、わ子?」
わ子「またタオル忘れた」
ラン「またぁ?」
ハナ「練習終わりデスー」
なる「もう秋なのにまだ暑いね~」
ヤヤ「なんかこの話前にもした気がするんだけど……」
ハナ「それだけ日本は暑いってことデス……」
わ子「あ……」
ラン「どうしたの、わ子?」
わ子「またタオル忘れた」
ラン「またぁ?」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/10(日) 19:51:21.10 ID:w8JnqXHE0
わ子「だから、さ……」
ラン「わ、わかった! またランのタオル貸してあげる……」
わ子「ありがとう」
ラン「な、何笑ってんの!」
わ子「別に……」
ラン「気持ち悪い…… もう今度からわ子にタオル貸してあげないからっ!」
わ子「ふ~ん……」
ラン「あー! もぉ! だからなんなのー!」
ラン「わ、わかった! またランのタオル貸してあげる……」
わ子「ありがとう」
ラン「な、何笑ってんの!」
わ子「別に……」
ラン「気持ち悪い…… もう今度からわ子にタオル貸してあげないからっ!」
わ子「ふ~ん……」
ラン「あー! もぉ! だからなんなのー!」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/10(日) 19:51:50.33 ID:w8JnqXHE0
終わりです。読んでくれた人ありがとうございました。
コメントする
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。