2: こずかほ (ワッチョイ 8975-6880) 2023/11/29(水) 16:43:17 ID:m0K7.6Cs00
放課後 部室

ガチャッ
花帆「こんにちは~」

挨拶をし、部室に入る。

梢「花帆さん、お疲れ様」

花帆「梢センパイ一人ですか~?」

部室には梢センパイただ一人だった。

3: こずかほ (ワッチョイ 8975-6880) 2023/11/29(水) 16:44:28 ID:m0K7.6Cs00
梢「ええ。授業終わって、綴理と慈を待たずに少し早く来てしまったわ。花帆さんも一人で来たの?」

花帆「はい。さやかちゃんと瑠璃乃ちゃんは先生から用事を頼まれていて、少し時間がかかりそうだから一人で来ました。」

梢「そうだったのね。まだ練習の時間には少しあるわね。みんなを待っている間お茶でも飲みましょうか」

そう言って、梢センパイは二人分の紅茶を用意する。その立ち振る舞いが凄く綺麗で、ときめいちゃうな。

梢「はい。どうぞ」

花帆「ありがとうございます。いただきます。」

そう言って、梢センパイの淹れてくれた紅茶に口をつける。
温かくて、美味しい。梢センパイの紅茶って、どうしていつもこんなに美味しいのかな?

花帆「凄く美味しいです。」

あたしがそう言うと、

梢「ふふっ。良かったわ」

と言って嬉しそうに笑う梢センパイはとても可愛い。

4: こずかほ (ワッチョイ 8975-6880) 2023/11/29(水) 16:45:32 ID:m0K7.6Cs00
あたしは梢センパイと二人きりの時間が大好きだ。
蓮ノ空に入学したばかりの4月、学校がイヤでイヤで仕方なくなって、脱走を試みた際に優しく話を聞いてくれたセンパイ。

それから色々あったけども、スクールアイドルクラブに連れてきてくれて、あたしのお先真っ暗な高校生活を一転、明るくバラ色の高校生活に変えてくれたセンパイ。

そんな梢センパイとスリーズブーケを結成し、半年とちょっと経つけれど、日に日に梢センパイへの憧れは大きくなっていくばかりだ。

梢「花帆さん?」

花帆「え??」

梢「ボーっとして、どうしたのかしら?」

しまった。梢センパイとの想い出に浸っていたらボーっとしてしまっていた。

花帆「いえ、何でもないですよ。アハハ・・・」

そう言って誤魔化す。

5: こずかほ (ワッチョイ 8975-6880) 2023/11/29(水) 16:47:14 ID:m0K7.6Cs00
梢「そう。ならいいのだけれども・・・」

それでも少し心配そうな顔の梢センパイ。
梢センパイにそんな顔は似合わないですって。だから、

花帆「梢センパイの紅茶って世界一美味しいなーって思っていただけです」テヘ

と言ってみたら梢センパイはみるみるうちに顔を赤らめてそっぽを向いてしまった。
梢「流石にそれは大げさよ//」

う~ん。可愛いなあ。
もっともっとこの時間が続けばいいのにと思っていたけど、そろそろこの幸せな時間も終わりを迎えそうだ。

ガチャッ

「やっほ~。入るよ~」
「こずとかほ、もう来ていたんだ」

慈センパイと綴理センパイが部室に入ってきた。

6: こずかほ (ワッチョイ 8975-6880) 2023/11/29(水) 16:48:02 ID:m0K7.6Cs00
続けて、

「遅くなりましてすみません~」
「いやあ、先生の用事が多くてルリ疲れちゃったぜぇ~」
「瑠璃乃さん、これから練習ですよ。頑張りましょう」

さやかちゃんと瑠璃乃ちゃんが入室してくる。

部室は一気に賑やかになる。

梢「みんな揃ったようね。練習を始めましょうか」

一同「はーい」

勿論、スクールアイドルクラブのみんなと賑やかにおしゃべりしたり、切磋琢磨しながら頑張る時間は大好きだ。

でも、

花帆「梢センパイ、また、お茶淹れてくれますか?」

梢「ええ、勿論よ。いつでも言ってちょうだい」ニコッ

7: こずかほ (ワッチョイ 8975-6880) 2023/11/29(水) 16:49:04 ID:m0K7.6Cs00
梢センパイは優しいからきっと誰にでもお茶を入れたのだろう。早く部室に来たのがあたしじゃなくて他の人だったとしても。
そんな梢センパイの気遣いが出来るところ、優しいところが大好きなんだけど。

でも、
もっともっと二人きりで梢センパイのお茶を飲みたい。
梢センパイを独占したい。
梢センパイのそばに居続けたい。
梢センパイの一番になりたい。

だから、

花帆「楽しみにしていますね。今日もよろしくお願いします。」

もっと練習頑張って、梢センパイの追いついて、梢センパイの隣に居続けることが出来るように、あたし、練習頑張りますねっ。


おしまい

引用元: SS 花帆「梢センパイの一番になりたい」