1: 名無しで叶える物語(草)@\(^o^)/ 2016/07/11(月) 23:04:41.67 ID:hWhyYydW.net
絵里「えぇ、おばあさまがロシア人なの」
真姫「ふぅん、それは知ってたけど」
絵里「じゃあ、なんで聞いたのよ……」
真姫「絵里って、ロシア寄りの顔をしてるって思ったのよ」
絵里「そう? 自分じゃ分からないわ」
真姫「まぁ、そうかもね」
絵里「うん、でも日本人の血は1/4だしね。ロシア寄りの顔になるわよ」
真姫「……えっ?」
絵里「えっ?」
真姫「ふぅん、それは知ってたけど」
絵里「じゃあ、なんで聞いたのよ……」
真姫「絵里って、ロシア寄りの顔をしてるって思ったのよ」
絵里「そう? 自分じゃ分からないわ」
真姫「まぁ、そうかもね」
絵里「うん、でも日本人の血は1/4だしね。ロシア寄りの顔になるわよ」
真姫「……えっ?」
絵里「えっ?」
5: 名無しで叶える物語(草)@\(^o^)/ 2016/07/11(月) 23:11:32.72 ID:hWhyYydW.net
真姫「えっ? じゃないわよ。何? 絵里って3/4がロシアなの!?」
絵里「そうだけど」
真姫「そうなの!? 3の方だったの!?」
絵里「3の方よ」
真姫「分かりづらいわよ! おばあさまがロシア人って言ってたじゃない!」
絵里「えぇ。正確に言うと、おばあさまもロシアね」
真姫「何引っ掛けてるのよ!」
絵里「そうだけど」
真姫「そうなの!? 3の方だったの!?」
絵里「3の方よ」
真姫「分かりづらいわよ! おばあさまがロシア人って言ってたじゃない!」
絵里「えぇ。正確に言うと、おばあさまもロシアね」
真姫「何引っ掛けてるのよ!」
8: 名無しで叶える物語(草)@\(^o^)/ 2016/07/11(月) 23:15:41.08 ID:hWhyYydW.net
絵里「お、落ち着いて真姫」
真姫「ふぅ……そうね。ちょっと驚いちゃったわ」
絵里「誤解を招くようなこと言って、ごめんなさいね」
真姫「良いのよ。私が勝手に誤解しただけだから」
絵里「そうね」
真姫「そうねって……絵里の言い方が悪いんだからね?」
真姫「ふぅ……そうね。ちょっと驚いちゃったわ」
絵里「誤解を招くようなこと言って、ごめんなさいね」
真姫「良いのよ。私が勝手に誤解しただけだから」
絵里「そうね」
真姫「そうねって……絵里の言い方が悪いんだからね?」
10: 名無しで叶える物語(草)@\(^o^)/ 2016/07/11(月) 23:22:07.70 ID:hWhyYydW.net
絵里「反省してるわ」
真姫「別にいいけど」
絵里「……」
真姫「……」
絵里「えっと……何か話した方が良いのかしら」
真姫「何気を遣ってるのよ」
絵里「沈黙がちょっと……何か話したいことないの?」
真姫「そんなこと言われても……」
真姫「別にいいけど」
絵里「……」
真姫「……」
絵里「えっと……何か話した方が良いのかしら」
真姫「何気を遣ってるのよ」
絵里「沈黙がちょっと……何か話したいことないの?」
真姫「そんなこと言われても……」
12: 名無しで叶える物語(草)@\(^o^)/ 2016/07/11(月) 23:32:08.79 ID:hWhyYydW.net
真姫「絵里って身長162cmだっけ?」
絵里「よく覚えてるわね。さすが、私のことを好きなだけあるわ」
真姫「……意外と小さいわね」
絵里「そ、そう?」
真姫「前は威圧感あったし、もうちょっと大きいと思ってたわ」
絵里「今は威圧感なく、良い感じよね」
真姫「良い感じに緩いわね」
絵里「う~ん」
絵里「よく覚えてるわね。さすが、私のことを好きなだけあるわ」
真姫「……意外と小さいわね」
絵里「そ、そう?」
真姫「前は威圧感あったし、もうちょっと大きいと思ってたわ」
絵里「今は威圧感なく、良い感じよね」
真姫「良い感じに緩いわね」
絵里「う~ん」
17: 名無しで叶える物語(草)@\(^o^)/ 2016/07/11(月) 23:42:25.49 ID:hWhyYydW.net
真姫「ちょっと立って、背比べするから」
絵里「はいはい」
真姫「何でこっち向くのよ/// 背中合わせにするの!」
絵里「ふふっ、真姫は可愛いわね~」
真姫「あっ、やっぱり。絵里の身長伸びたのよ」
絵里「ふぅん」
真姫「165cmはあるんじゃない?」
絵里「前からそのくらいあったわよ。虚偽報告してたから」
真姫「えっ?」
絵里「うん」
絵里「はいはい」
真姫「何でこっち向くのよ/// 背中合わせにするの!」
絵里「ふふっ、真姫は可愛いわね~」
真姫「あっ、やっぱり。絵里の身長伸びたのよ」
絵里「ふぅん」
真姫「165cmはあるんじゃない?」
絵里「前からそのくらいあったわよ。虚偽報告してたから」
真姫「えっ?」
絵里「うん」
19: 名無しで叶える物語(草)@\(^o^)/ 2016/07/11(月) 23:47:56.63 ID:hWhyYydW.net
真姫「うん、じゃないわよ。何でそんなこと」
絵里「だって、あんまり女の子が大きいのは……」
真姫「そう? 私は良いと思うけど」
絵里「167cmなの」
真姫「一気に白状したわね。って、そんなに大きいの!?」
絵里「あんまり言わないでよ、気にしてるんだから」
真姫「ごめん……でも、そんなに気にしなくても大丈夫よ」
絵里「うぅん」
真姫「それにしても、なかなかのちょろまかしね」
絵里「だって、あんまり女の子が大きいのは……」
真姫「そう? 私は良いと思うけど」
絵里「167cmなの」
真姫「一気に白状したわね。って、そんなに大きいの!?」
絵里「あんまり言わないでよ、気にしてるんだから」
真姫「ごめん……でも、そんなに気にしなくても大丈夫よ」
絵里「うぅん」
真姫「それにしても、なかなかのちょろまかしね」
24: 名無しで叶える物語(草)@\(^o^)/ 2016/07/11(月) 23:56:37.41 ID:hWhyYydW.net
絵里「メンバーだって、体重は気にしても身長はあんまり見てないのよ」
真姫「そうね……見たとしても、最初だけかも」
絵里「だから大体で良いのよ、大体で」
真姫「まぁ、それくらいなら……あっ、もしかして他にも言ってないことあるんじゃない?」
絵里「言ってないこと? 何かしら……昨日亜里沙と一緒にボルシチを作ったこと?」
真姫「いや、そうじゃなくて隠し事とか……うまくできた?」
絵里「うんっ」
真姫「そっ」
真姫「そうね……見たとしても、最初だけかも」
絵里「だから大体で良いのよ、大体で」
真姫「まぁ、それくらいなら……あっ、もしかして他にも言ってないことあるんじゃない?」
絵里「言ってないこと? 何かしら……昨日亜里沙と一緒にボルシチを作ったこと?」
真姫「いや、そうじゃなくて隠し事とか……うまくできた?」
絵里「うんっ」
真姫「そっ」
29: 名無しで叶える物語(草)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 00:09:59.50 ID:v8CaEXzK.net
絵里「隠し事ねぇ……あっ、私が真姫のことを好きなこととか?」
真姫「いや、それは別に隠さなくても良いでしょ」
絵里「えっ? あぁ……恋愛対象としての話よ?」
真姫「あぁ、そういう……えっ?」
絵里「私、女の子なんだけど」
真姫「私のセリフとらないで! じゃなくて、絵里って……そういう?」
絵里「そういう、って?」
真姫「えっ? あっ、だから/// 女の子同士でも、その……キスしたりとか///」
絵里「」クスクス
真姫「エリ~~」
真姫「いや、それは別に隠さなくても良いでしょ」
絵里「えっ? あぁ……恋愛対象としての話よ?」
真姫「あぁ、そういう……えっ?」
絵里「私、女の子なんだけど」
真姫「私のセリフとらないで! じゃなくて、絵里って……そういう?」
絵里「そういう、って?」
真姫「えっ? あっ、だから/// 女の子同士でも、その……キスしたりとか///」
絵里「」クスクス
真姫「エリ~~」
30: 名無しで叶える物語(草)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 00:18:24.15 ID:v8CaEXzK.net
真姫「そういう冗談は感心しないわ」
絵里「ごめんごめん、ちょっと真姫を困らせたくなっちゃったの」
真姫「もう、変なこと言わないでよね」
絵里「善処するわ……でも真姫と一緒にいると、なぜか冗談を言いたくなったり、困らせたくなっちゃったりして」
真姫「何よそれ……困ったものね」
絵里「えぇ、本当に」
絵里「ごめんごめん、ちょっと真姫を困らせたくなっちゃったの」
真姫「もう、変なこと言わないでよね」
絵里「善処するわ……でも真姫と一緒にいると、なぜか冗談を言いたくなったり、困らせたくなっちゃったりして」
真姫「何よそれ……困ったものね」
絵里「えぇ、本当に」
32: 名無しで叶える物語(草)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 00:30:30.64 ID:v8CaEXzK.net
真姫「それにしても皆遅いわね……そろそろ帰ってきそうだけど」
絵里「そうね……ちょっと私、お手洗いに行ってくるわ」
真姫「行ってらっしゃい」
絵里「真姫、さっきから変なこと言ってごめんなさいね」
真姫「ほんとにね」
絵里「実はさっきの話、ほぼ全部冗談なのよ」
真姫「ふぅん……まぁ、薄々気付いてたけどね。微妙に背伸びしてるのも気付いたし」
絵里「あら、そうなの? もうちょっとだったわね……あっ、でも一個だけ本当のことを言ってたわ」
真姫「ボルシチ?」
絵里「あぁ、それも本当よ。考えてみて、後で答え合わせしましょう?」
絵里「そうね……ちょっと私、お手洗いに行ってくるわ」
真姫「行ってらっしゃい」
絵里「真姫、さっきから変なこと言ってごめんなさいね」
真姫「ほんとにね」
絵里「実はさっきの話、ほぼ全部冗談なのよ」
真姫「ふぅん……まぁ、薄々気付いてたけどね。微妙に背伸びしてるのも気付いたし」
絵里「あら、そうなの? もうちょっとだったわね……あっ、でも一個だけ本当のことを言ってたわ」
真姫「ボルシチ?」
絵里「あぁ、それも本当よ。考えてみて、後で答え合わせしましょう?」
34: 名無しで叶える物語(草)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 00:38:41.61 ID:v8CaEXzK.net
真姫「何よそれ……あと一つ、本当のことを言ってた?」
真姫「……まさか、ね」
真姫「いや……そんなワケ……うそでしょ///」
真姫「分かった! またこうやって困ってる私を見て笑ってるのね!?」
真姫「そこで聞いてるんでしょ? 絵里!? ……いない」
真姫「何なのよ、もう……エリーのバカ」
絵里「あれ? 何で真姫も廊下に出て……真姫もお手洗いに行くの?」
真姫「ちっ、違うわよ!」
真姫「……まさか、ね」
真姫「いや……そんなワケ……うそでしょ///」
真姫「分かった! またこうやって困ってる私を見て笑ってるのね!?」
真姫「そこで聞いてるんでしょ? 絵里!? ……いない」
真姫「何なのよ、もう……エリーのバカ」
絵里「あれ? 何で真姫も廊下に出て……真姫もお手洗いに行くの?」
真姫「ちっ、違うわよ!」
37: 名無しで叶える物語(草)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 00:51:51.59 ID:v8CaEXzK.net
絵里「ふふっ。答えが気になってウズウズしちゃったのね?」
真姫「まぁ……そんなところ」
絵里「じゃあ、真姫の答えを聞いてもいいかしら」
真姫「そっ、そうよね……まず、絵里は多分167cmもないと思うわ」
真姫「それに、日本人の血が1/4っていうのも、その場で考えた話って感じよね」
絵里「うん……つまり?」
真姫「つまり……絵里が、私のことを好きって。恋愛対象として好きって言ってくれたのが」
真姫「本当のことなんじゃないかしら///」
真姫「まぁ……そんなところ」
絵里「じゃあ、真姫の答えを聞いてもいいかしら」
真姫「そっ、そうよね……まず、絵里は多分167cmもないと思うわ」
真姫「それに、日本人の血が1/4っていうのも、その場で考えた話って感じよね」
絵里「うん……つまり?」
真姫「つまり……絵里が、私のことを好きって。恋愛対象として好きって言ってくれたのが」
真姫「本当のことなんじゃないかしら///」
39: 名無しで叶える物語(草)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 01:16:52.71 ID:v8CaEXzK.net
絵里「ふふっ」
真姫「笑ってないで、何か言ったらどうなの?」
絵里「それもそうね……じゃあ、真姫……後ろを向いて」
真姫「後ろ? はい、向いたわよ」
絵里「ありがとう、真姫……はぁ///」
真姫「絵里?」
絵里「何でもないわ……じゃあ、発表の時間よ」
真姫「絵里、近くないかしら……耳打ちするの?」
絵里「真姫、こっちを見ないで。目を閉じて聞くの」
真姫「うん……」
絵里「真姫のことが好きで……そう、恋愛対象として好きって言ったのはね……」
絵里「……本当のことよ」
完
真姫「笑ってないで、何か言ったらどうなの?」
絵里「それもそうね……じゃあ、真姫……後ろを向いて」
真姫「後ろ? はい、向いたわよ」
絵里「ありがとう、真姫……はぁ///」
真姫「絵里?」
絵里「何でもないわ……じゃあ、発表の時間よ」
真姫「絵里、近くないかしら……耳打ちするの?」
絵里「真姫、こっちを見ないで。目を閉じて聞くの」
真姫「うん……」
絵里「真姫のことが好きで……そう、恋愛対象として好きって言ったのはね……」
絵里「……本当のことよ」
完
引用元: ・真姫「絵里ってクォーターなのよね?」
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