1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 04:26:47.501 ID:VXO1qrWp0.net
みほ「えっと…お、おめでとう…ございます?」
まほ「ああ、ありがとう」
みほ「でも高校生で妊娠って…」
まほ「大変なのは分かっている。だが西住流として逃げるわけにはいかない」
みほ「そっか…」
まほ「ああ」
みほ「……あの」
まほ「ん?」
みほ「この事、お母さんには…」
まほ「いや、まだ話していない…みほに一番に伝えたくてな」
みほ(何で私になんだろう……?)
まほ「心配するな、元は同じ遺伝子なんだ。どちらに似てもきっと可愛い子になる」
みほ「……えっ?」
まほ「西住流に恥じない、立派な子にしよう」
みほ「」
まほ「ああ、ありがとう」
みほ「でも高校生で妊娠って…」
まほ「大変なのは分かっている。だが西住流として逃げるわけにはいかない」
みほ「そっか…」
まほ「ああ」
みほ「……あの」
まほ「ん?」
みほ「この事、お母さんには…」
まほ「いや、まだ話していない…みほに一番に伝えたくてな」
みほ(何で私になんだろう……?)
まほ「心配するな、元は同じ遺伝子なんだ。どちらに似てもきっと可愛い子になる」
みほ「……えっ?」
まほ「西住流に恥じない、立派な子にしよう」
みほ「」
2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 04:35:32.459 ID:VXO1qrWp0.net
みほ「ちょ、ちょっと待って! お姉ちゃん!!」
まほ「どうした? そんなに声を荒げて」
みほ「そりゃ荒げちゃうよ!! とてもじゃないけど聞き捨てならない台詞を聞いちゃったもん!」
まほ「……何か変な事を言ったか?」
みほ「言ったよ! いや、もしかしたら聞き間違いかもしれないし、むしろ聞き間違いであって欲しいんだけど」
みほ「お姉ちゃん、さっき何て言った?」
まほ「妊娠した」
みほ「うん、確かにさっき聞いたね…」
まほ「妊娠が……変なことなのか?」
みほ「妊娠が変なんじゃなくて、お姉ちゃんが変なんだよ!」
まほ「なんだ、体調を気遣ってくれてるのか。ふふ、大丈夫だ、何ともない」
みほ「ちゃうねん」
まほ「どうした? そんなに声を荒げて」
みほ「そりゃ荒げちゃうよ!! とてもじゃないけど聞き捨てならない台詞を聞いちゃったもん!」
まほ「……何か変な事を言ったか?」
みほ「言ったよ! いや、もしかしたら聞き間違いかもしれないし、むしろ聞き間違いであって欲しいんだけど」
みほ「お姉ちゃん、さっき何て言った?」
まほ「妊娠した」
みほ「うん、確かにさっき聞いたね…」
まほ「妊娠が……変なことなのか?」
みほ「妊娠が変なんじゃなくて、お姉ちゃんが変なんだよ!」
まほ「なんだ、体調を気遣ってくれてるのか。ふふ、大丈夫だ、何ともない」
みほ「ちゃうねん」
3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 04:41:16.111 ID:VXO1qrWp0.net
みほ「落ち着こう、一旦落ち着きましょう」
まほ「私は落ち着いているが?」
みほ「うん、ありがとう。じゃあゆっくり聞いていくね」
まほ「ああ」
みほ「お姉ちゃんは今、えっと…妊娠してるんだよね?」
まほ「ああ」
みほ「その、お相手は…?」
まほ「みほだが?」
みほ「お姉ちゃん、自分が今何言ってるか分かってますか?」
まほ「ああ、分かってるぞ」サスサス
みほ「そんな慈愛に満ちた顔でお腹をさすらないでください!」
まほ「みほは子供に厳しいタイプなんだな…少し意外だ」
みほ「少し黙っててください!!」
まほ「私は落ち着いているが?」
みほ「うん、ありがとう。じゃあゆっくり聞いていくね」
まほ「ああ」
みほ「お姉ちゃんは今、えっと…妊娠してるんだよね?」
まほ「ああ」
みほ「その、お相手は…?」
まほ「みほだが?」
みほ「お姉ちゃん、自分が今何言ってるか分かってますか?」
まほ「ああ、分かってるぞ」サスサス
みほ「そんな慈愛に満ちた顔でお腹をさすらないでください!」
まほ「みほは子供に厳しいタイプなんだな…少し意外だ」
みほ「少し黙っててください!!」
6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 04:50:34.073 ID:VXO1qrWp0.net
まほ(質問してきたのは、みほのほうなのに……)シュン
みほ「すーっ、はーっ」
まほ「……」
みほ「……」
みほ「お姉ちゃん、はっきり言いますけど…その子は私の子ではありません」
まほ「そんな!! 認知しないというのか!?」
みほ「覚えの無い子の認知をどうやってするって言うんですか!?」
まほ「あ、あんまりだ……そんなの、あんまりだぞ……みほ」
みほ「そんな絶望に満ちた顔で見られても困ります」
まほ「なんと言う事だ……みほが……認知しないなんて……」
みほ「そもそも女の子が認知する意味が分からないんですけど」
みほ「すーっ、はーっ」
まほ「……」
みほ「……」
みほ「お姉ちゃん、はっきり言いますけど…その子は私の子ではありません」
まほ「そんな!! 認知しないというのか!?」
みほ「覚えの無い子の認知をどうやってするって言うんですか!?」
まほ「あ、あんまりだ……そんなの、あんまりだぞ……みほ」
みほ「そんな絶望に満ちた顔で見られても困ります」
まほ「なんと言う事だ……みほが……認知しないなんて……」
みほ「そもそも女の子が認知する意味が分からないんですけど」
13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 05:03:06.331 ID:VXO1qrWp0.net
まほ「そんなぁ…みほ……みほぉ……」ポロポロ
みほ「ガチ泣きしないでください…」
まほ「あ! 蹴った!! 今、みほの子がお腹を蹴った!!」
まほ「みほに認知されたいって言ってる!!」
みほ「なにそれこわい」
まほ「みほぉ…捨てないでくれぇ……お腹の子に罪は無いんだ」
みほ「裾をつままないでください」
まほ「うぅ…みほ……みほぉ……」
みほ「あぁもう……優花里さん、助けてください!」
優花里「……うっ!」バタバタ
みほ「……」
みほ「ガチ泣きしないでください…」
まほ「あ! 蹴った!! 今、みほの子がお腹を蹴った!!」
まほ「みほに認知されたいって言ってる!!」
みほ「なにそれこわい」
まほ「みほぉ…捨てないでくれぇ……お腹の子に罪は無いんだ」
みほ「裾をつままないでください」
まほ「うぅ…みほ……みほぉ……」
みほ「あぁもう……優花里さん、助けてください!」
優花里「……うっ!」バタバタ
みほ「……」
15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 05:12:42.171 ID:VXO1qrWp0.net
ガチャ
優花里「…西住殿、私も妊娠してしまったであります」
みほ「」
優花里「急につわりが来て……これはもう間違いありません」
まほ「なんと……君もか」
優花里「はい! 子育ての経験はありませんが、戦車と同じよう我が子にも愛を注ぎたいと思います」
まほ「ふふ、いい心がけだ」
優花里「異母兄弟になりますが仲良くしてくださいね」
まほ「ああ、もちろんだ!」
みほ「……認知、しませんよ?」
まほ・優花里「!?」
優花里「…西住殿、私も妊娠してしまったであります」
みほ「」
優花里「急につわりが来て……これはもう間違いありません」
まほ「なんと……君もか」
優花里「はい! 子育ての経験はありませんが、戦車と同じよう我が子にも愛を注ぎたいと思います」
まほ「ふふ、いい心がけだ」
優花里「異母兄弟になりますが仲良くしてくださいね」
まほ「ああ、もちろんだ!」
みほ「……認知、しませんよ?」
まほ・優花里「!?」
17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 05:25:05.808 ID:VXO1qrWp0.net
まほ「それはおかしい! それはおかしいぞみほ!」
優花里「この子たちは間違いなく西住殿の子供なんです!」
みほ「違います」
優花里「それなのに認められないなんて、可哀想じゃないですか!!」
みほ「私の方が可哀想です」
まほ「確かに急な話ではあるが、出来てしまったものは仕方ない」
みほ「ちょっと助けを呼びますね」カチカチ
優花里「西住殿が認知してくれるまで、ここを動きません!」
まほ「おお、それはいい考えだ!」
みほ「黙れ」
優花里「ひっ!」
まほ「こ、これがDVというやつか…」ゴクリ
優花里「この子たちは間違いなく西住殿の子供なんです!」
みほ「違います」
優花里「それなのに認められないなんて、可哀想じゃないですか!!」
みほ「私の方が可哀想です」
まほ「確かに急な話ではあるが、出来てしまったものは仕方ない」
みほ「ちょっと助けを呼びますね」カチカチ
優花里「西住殿が認知してくれるまで、ここを動きません!」
まほ「おお、それはいい考えだ!」
みほ「黙れ」
優花里「ひっ!」
まほ「こ、これがDVというやつか…」ゴクリ
19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 05:33:39.011 ID:VXO1qrWp0.net
麻子「で、私たちが呼ばれたのか」
沙織「うわ~、ゆかりんもみぽりんのお姉さんもガチ泣きじゃん…」
優花里「ひっくっ……西住殿が……っく」ポロポロ
まほ「うぅ、みほぉ……そんな怖い顔で睨まないでくれぇ……ひくっ」ポロポロ
みほ「二人とも来てくれてありがとう」
沙織「うん…好奇心が勝っちゃったけど、今は後悔してるかなぁ」
麻子「そもそもなんでこの二人は泣いてるんだ?」
優花里「うぅ……西住殿のDVが酷くて……」
麻子「なんだのろけか、帰っていいか?」
みほ「待ってください!」
沙織「うわ~、ゆかりんもみぽりんのお姉さんもガチ泣きじゃん…」
優花里「ひっくっ……西住殿が……っく」ポロポロ
まほ「うぅ、みほぉ……そんな怖い顔で睨まないでくれぇ……ひくっ」ポロポロ
みほ「二人とも来てくれてありがとう」
沙織「うん…好奇心が勝っちゃったけど、今は後悔してるかなぁ」
麻子「そもそもなんでこの二人は泣いてるんだ?」
優花里「うぅ……西住殿のDVが酷くて……」
麻子「なんだのろけか、帰っていいか?」
みほ「待ってください!」
20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 05:42:19.252 ID:VXO1qrWp0.net
沙織「そうだよ麻子! 本当にみぽりんがDVしてるなら友達として止めなきゃでしょ~?」
沙織「あ、でもワイルドな男に惹かれるのは少し分かっちゃうなぁ」ヤダモー
みほ「DVなんて事実もありませんし、ワイルドな男でもないです聞いてください」
まほ「ああ、聞いてくれ……私と彼女……えっと」
優花里「優花里です。秋山優花里といいます!」
まほ「優花里は妊娠しているんだ」
麻子「なんと!?」
沙織「ええ!? ほ、ほんと!? みぽりんのお姉さんはともかくあのゆかりんも!?」
沙織「やだもー!? 抜け駆け? いつの間に!? てか妊娠ってことはあ、あの……やだもー!!!」パシッ
麻子「いたい」
みほ「あー、枝毛」クルクル
沙織「あ、でもワイルドな男に惹かれるのは少し分かっちゃうなぁ」ヤダモー
みほ「DVなんて事実もありませんし、ワイルドな男でもないです聞いてください」
まほ「ああ、聞いてくれ……私と彼女……えっと」
優花里「優花里です。秋山優花里といいます!」
まほ「優花里は妊娠しているんだ」
麻子「なんと!?」
沙織「ええ!? ほ、ほんと!? みぽりんのお姉さんはともかくあのゆかりんも!?」
沙織「やだもー!? 抜け駆け? いつの間に!? てか妊娠ってことはあ、あの……やだもー!!!」パシッ
麻子「いたい」
みほ「あー、枝毛」クルクル
23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 05:48:50.565 ID:VXO1qrWp0.net
まほ「でだ、その事実をみほに伝えて、認知してもらおうとしているのだが」
優花里「西住殿が認知してくれないんです」
沙織「はい?」
麻子「……」
みほ「あ、やっと私と同じリアクションをしてくれた!」
沙織「え? どういうこと?」
優花里「だから、このお腹の子たちは西住殿が父親なんです!」
沙織「え? そうなの?」
みほ「そんなわけないじゃないですか…」
沙織「え~。でも……」
まほ「ふふ、大丈夫、何だかんだ言ってもみほは認めてくれるさ」ナデナデ
優花里「あ! 今蹴られた気がします!!」
麻子「……」
優花里「西住殿が認知してくれないんです」
沙織「はい?」
麻子「……」
みほ「あ、やっと私と同じリアクションをしてくれた!」
沙織「え? どういうこと?」
優花里「だから、このお腹の子たちは西住殿が父親なんです!」
沙織「え? そうなの?」
みほ「そんなわけないじゃないですか…」
沙織「え~。でも……」
まほ「ふふ、大丈夫、何だかんだ言ってもみほは認めてくれるさ」ナデナデ
優花里「あ! 今蹴られた気がします!!」
麻子「……」
24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 06:01:41.717 ID:VXO1qrWp0.net
沙織「ちなみに、二人はどれくらい妊娠してるの?」
まほ「私は4ヶ月くらいか」
優花里「私は今さっきです!」
沙織「えぇ~…」
みほ「わかりました?」
沙織「当事者じゃなくて胸を撫で下ろしてるとこだよ」
麻子「……想像妊娠というやつだな」
沙織「想像…」
みほ「妊娠…ですか?」
麻子「ああ、原因は色々あると思うが、その、何だ…」
麻子「二人の西住さんに対する愛ゆえに、子供を授かったと思ってしまったんだろう」
みほ「えぇ~…」
まほ「私は4ヶ月くらいか」
優花里「私は今さっきです!」
沙織「えぇ~…」
みほ「わかりました?」
沙織「当事者じゃなくて胸を撫で下ろしてるとこだよ」
麻子「……想像妊娠というやつだな」
沙織「想像…」
みほ「妊娠…ですか?」
麻子「ああ、原因は色々あると思うが、その、何だ…」
麻子「二人の西住さんに対する愛ゆえに、子供を授かったと思ってしまったんだろう」
みほ「えぇ~…」
27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 06:13:11.985 ID:VXO1qrWp0.net
沙織「じゃあ、あの二人のお腹には子供はいないってこと?」
麻子「当たり前だろう、そもそも女同士で妊娠するはずがない」
みほ「ですよね!!」
沙織「で、どうするの?」
優花里「もう名前は考えているんですか?」
まほ「ああ、みほから一字、私から一字取ってつけようかと」
優花里「あ~、いいですねぇ! 受け継がれてる感がすごく伝わってきます」
優花里「流石西住流です!!」
沙織「名前は大事だよね~」
麻子(二人から一字って……どこを使うんだ……?)
みほ「……」
麻子「当たり前だろう、そもそも女同士で妊娠するはずがない」
みほ「ですよね!!」
沙織「で、どうするの?」
優花里「もう名前は考えているんですか?」
まほ「ああ、みほから一字、私から一字取ってつけようかと」
優花里「あ~、いいですねぇ! 受け継がれてる感がすごく伝わってきます」
優花里「流石西住流です!!」
沙織「名前は大事だよね~」
麻子(二人から一字って……どこを使うんだ……?)
みほ「……」
30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 06:24:07.617 ID:VXO1qrWp0.net
みほ「お姉ちゃん、優花里さん」
まほ「みほ!この子の名前はみほの”み”とまほの”ほ”をとってつけよう!」
みほ「お姉ちゃん!!」ガシ
まほ「ど、どうした? みほ…」
みほ「いないの」
まほ「え?」
みほ「お姉ちゃんのお腹にも、優花里さんのお腹にも、子供なんかいないんです!」
まほ「そ、そんなわけないだろう」
優花里「そ、そうですよ!」
みほ「いないんです」
まほ「みほ!この子の名前はみほの”み”とまほの”ほ”をとってつけよう!」
みほ「お姉ちゃん!!」ガシ
まほ「ど、どうした? みほ…」
みほ「いないの」
まほ「え?」
みほ「お姉ちゃんのお腹にも、優花里さんのお腹にも、子供なんかいないんです!」
まほ「そ、そんなわけないだろう」
優花里「そ、そうですよ!」
みほ「いないんです」
32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 06:32:51.039 ID:VXO1qrWp0.net
まほ「ま、まさか…」
優花里「お、お姉さん…?」
みほ「……」
まほ「お、おろせというのか…」
優花里「!!」
優花里「そんな! 西住殿!!?」
みほ「違います!」
まほ「じゃあ…」
みほ「二人とも妊娠なんてしていないんです!」
まほ「!」
優花里「!」
沙織「!」
麻子「いや、沙織は違うだろ」
優花里「お、お姉さん…?」
みほ「……」
まほ「お、おろせというのか…」
優花里「!!」
優花里「そんな! 西住殿!!?」
みほ「違います!」
まほ「じゃあ…」
みほ「二人とも妊娠なんてしていないんです!」
まほ「!」
優花里「!」
沙織「!」
麻子「いや、沙織は違うだろ」
33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 06:42:07.939 ID:VXO1qrWp0.net
まほ「う、うそだ」
みほ「嘘じゃありません」
優花里「西住殿……」
まほ「な、ならこのお腹の張りはどう説明するんだ」
みほ「……最近カレーを食べたのは?」
まほ「妊娠してから食欲が旺盛でな、昨日までに様々な地域のカレーを食べ歩いていた」
まほ「とくに今朝食べた、大洗特製あんこうカレーは絶品の一言で…」
みほ「原因はそれですね」
まほ「……」
沙織「うわぁ…」
まほ「つまり、子に栄養を与えるために…」
みほ「太ったんですよ」
まほ「……うそだ」
みほ「嘘じゃありません」
優花里「西住殿……」
まほ「な、ならこのお腹の張りはどう説明するんだ」
みほ「……最近カレーを食べたのは?」
まほ「妊娠してから食欲が旺盛でな、昨日までに様々な地域のカレーを食べ歩いていた」
まほ「とくに今朝食べた、大洗特製あんこうカレーは絶品の一言で…」
みほ「原因はそれですね」
まほ「……」
沙織「うわぁ…」
まほ「つまり、子に栄養を与えるために…」
みほ「太ったんですよ」
まほ「……うそだ」
35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 06:48:59.355 ID:VXO1qrWp0.net
みほ「嘘じゃありません」
優花里「じゃ、じゃあ私のさっきの吐き気は」
みほ「それこそ気のせいじゃないですか?」
優花里「そんな…でもお腹の子が蹴ってきたのは…」
みほ「妊娠したばかりの胎児がお腹を蹴る事なんて出来るはず無いじゃないですか」
優花里「でも……でも……」ジワ
みほ「いいですか、女の子同士で子供は出来ないんです」
まほ「うぅ……」ポロポロ
みほ「二人が私の事を想ってくれるのは嬉しいですけど」
みほ「常識の範囲内で思ってください」
優花里「うぇぇ」ポロポロ
優花里「じゃ、じゃあ私のさっきの吐き気は」
みほ「それこそ気のせいじゃないですか?」
優花里「そんな…でもお腹の子が蹴ってきたのは…」
みほ「妊娠したばかりの胎児がお腹を蹴る事なんて出来るはず無いじゃないですか」
優花里「でも……でも……」ジワ
みほ「いいですか、女の子同士で子供は出来ないんです」
まほ「うぅ……」ポロポロ
みほ「二人が私の事を想ってくれるのは嬉しいですけど」
みほ「常識の範囲内で思ってください」
優花里「うぇぇ」ポロポロ
37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 07:00:06.126 ID:VXO1qrWp0.net
沙織「……なんかしんみりしちゃったね」
麻子「……仕方あるまい」
みほ「ごめんね、二人とも」
沙織「ううん! 私たちは大丈夫だよ」
麻子「むしろ西住さんの方が大丈夫か?」
みほ「私は……うん、大丈夫」
みほ「妊娠とか認知とかは困るけど、二人とも私の大切な人だから」
まほ「みほぉ」ギュ
優花里「西住殿ぉ!!」ギュゥ
麻子「なんだ、結局惚気られるのか…ふぁあ、じゃあ私は帰って寝る」
沙織「後はみぽりんに任せるね! 私何もしてないけど」
みほ「うん! ありがとう、二人とも」
麻子「……仕方あるまい」
みほ「ごめんね、二人とも」
沙織「ううん! 私たちは大丈夫だよ」
麻子「むしろ西住さんの方が大丈夫か?」
みほ「私は……うん、大丈夫」
みほ「妊娠とか認知とかは困るけど、二人とも私の大切な人だから」
まほ「みほぉ」ギュ
優花里「西住殿ぉ!!」ギュゥ
麻子「なんだ、結局惚気られるのか…ふぁあ、じゃあ私は帰って寝る」
沙織「後はみぽりんに任せるね! 私何もしてないけど」
みほ「うん! ありがとう、二人とも」
38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 07:08:19.379 ID:VXO1qrWp0.net
みほ「ほら、お姉ちゃんも優花里さんも離れて」
まほ「うぅ…」
優花里「すみません……」
みほ「お姉ちゃん、お母さんに言う前で良かったね」
みほ「先にお母さんに言ってたらきっともっと酷い事になってたよ」
まほ「……あぁ」
みほ「それにこれからやらなくちゃいけない事もあるしね」
まほ「え?」
みほ「そのだらしなく出ちゃったお腹を引っ込めるためのダイエットですよ」
みほ「暫くはカレーを食べる事を禁止します」
まほ「そ、そんな!」
まほ「うぅ…」
優花里「すみません……」
みほ「お姉ちゃん、お母さんに言う前で良かったね」
みほ「先にお母さんに言ってたらきっともっと酷い事になってたよ」
まほ「……あぁ」
みほ「それにこれからやらなくちゃいけない事もあるしね」
まほ「え?」
みほ「そのだらしなく出ちゃったお腹を引っ込めるためのダイエットですよ」
みほ「暫くはカレーを食べる事を禁止します」
まほ「そ、そんな!」
39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 07:20:11.404 ID:VXO1qrWp0.net
みほ「それからしっかり運動してください、通学に戦車を使うのはダメです」
まほ「それだけは」
みほ「ダメです。どんなに遠くても徒歩で通ってください」
みほ「それを守れないなら絶縁します」
まほ「やる!」
みほ「では、許します」
優花里「あ、あの…」
みほ「優花里さんは……そうですね……えい!」コツン
優花里「ひゃ!?」
みほ「もうこんなことしないでくださいね!」
優花里「は、はい!!」ドキドキ
みほ「ふふ、じゃあ仲直りです」
まほ「それだけは」
みほ「ダメです。どんなに遠くても徒歩で通ってください」
みほ「それを守れないなら絶縁します」
まほ「やる!」
みほ「では、許します」
優花里「あ、あの…」
みほ「優花里さんは……そうですね……えい!」コツン
優花里「ひゃ!?」
みほ「もうこんなことしないでくださいね!」
優花里「は、はい!!」ドキドキ
みほ「ふふ、じゃあ仲直りです」
40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 07:30:39.847 ID:VXO1qrWp0.net
優花里「ああ! もうこんな時間!? 帰らないと!!」
優花里「西住殿、今日はご迷惑をおかけしました!」
みほ「うん、ホントにびっくりしちゃった」
優花里「今後はこう言う事がないようにします!」
みほ「うん、おねがいね」
優花里「はい! 西住殿に嫌われたくありませんから!」
優花里「それでは西住殿、お姉さん、お先に失礼いたします」
みほ「また学校でね」
優花里「はい!!」
優花里「西住殿、今日はご迷惑をおかけしました!」
みほ「うん、ホントにびっくりしちゃった」
優花里「今後はこう言う事がないようにします!」
みほ「うん、おねがいね」
優花里「はい! 西住殿に嫌われたくありませんから!」
優花里「それでは西住殿、お姉さん、お先に失礼いたします」
みほ「また学校でね」
優花里「はい!!」
41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 07:37:30.904 ID:VXO1qrWp0.net
みほ「ふぅ、お姉ちゃんはどうする? 今日は泊まっていく?」
まほ「いや、帰るよ……迎えを呼んでるしな」
みほ「そう…」
まほ「みほ……不快な思いをさせて悪かった」
みほ「ホントにね」
まほ「だが、私は……みほの子を諦めない!」
みほ「はい?」
まほ「次来る時は絶対に孕んでるからな!」
まほ「さらばだ!」バッ
みほ「あ! お姉ちゃん!! 待っ……行っちゃった」
みほ「……もういいや寝ちゃおう」
まほ「いや、帰るよ……迎えを呼んでるしな」
みほ「そう…」
まほ「みほ……不快な思いをさせて悪かった」
みほ「ホントにね」
まほ「だが、私は……みほの子を諦めない!」
みほ「はい?」
まほ「次来る時は絶対に孕んでるからな!」
まほ「さらばだ!」バッ
みほ「あ! お姉ちゃん!! 待っ……行っちゃった」
みほ「……もういいや寝ちゃおう」
42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 07:40:54.835 ID:VXO1qrWp0.net
―後日
ピンポーン
みほ「はーい…ってお姉ちゃん」ガチャ
まほ「みほ……エリカが私の子を妊娠したんだが」
まほ「やっぱり認知した方が…」
みほ「帰れ」バン
まほ「あ、みほ! 助けてくれ、みほー!!!」
おわり
ピンポーン
みほ「はーい…ってお姉ちゃん」ガチャ
まほ「みほ……エリカが私の子を妊娠したんだが」
まほ「やっぱり認知した方が…」
みほ「帰れ」バン
まほ「あ、みほ! 助けてくれ、みほー!!!」
おわり
44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/16(土) 07:48:30.864 ID:VXO1qrWp0.net
おまけ
桃「会長、会長の子を妊娠しまし……うぐぇ!?」ドゴ
杏「ん~? どうした河嶋ぁ」ヒュッ
桃「ひぐっ! か、会長…! や、やめて……うぐ、ださい!!」
桃「お腹は! お腹は会長の子が……!!」
杏「誰もいないから安心しろ」ゲシゲシ
桃「ああっ、会長ぅ~」ハァハァ
柚子(また桃ちゃん、会長に殴られて悦んでる……)
おわり
桃「会長、会長の子を妊娠しまし……うぐぇ!?」ドゴ
杏「ん~? どうした河嶋ぁ」ヒュッ
桃「ひぐっ! か、会長…! や、やめて……うぐ、ださい!!」
桃「お腹は! お腹は会長の子が……!!」
杏「誰もいないから安心しろ」ゲシゲシ
桃「ああっ、会長ぅ~」ハァハァ
柚子(また桃ちゃん、会長に殴られて悦んでる……)
おわり
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