1: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/07/19(火) 21:21:58.48 ID:j4kwziu1.net
雪穂「どう考えても、お姉ちゃんがどうにかできる問題じゃないよ」
穂乃果「…」フルフル
雪穂「う…な、泣いたってダメだからね!」
穂乃果「…泣かないもん」
雪穂「…よしよし」ナデナデ
穂乃果「雪穂ー!」ギュー
雪穂「っていうかさ…廃校になったら私は、いや誰も音ノ木坂に入れないんだし」
穂乃果「ならない!」
雪穂「そう思いたいのはわかるけど。受ける受けないの問題じゃなくて、選択肢がなくなる」
穂乃果「なくならない!」
雪穂「…」ハァ
穂乃果「…雪穂は、私と一緒の学校に行きたくないの?」
雪穂「そんなこと言ってないよ」
穂乃果「言わなくても、そう思ってるんだ…」
雪穂「思ってないから…あのさ、逆に考えればいいんじゃない?」
穂乃果「えっ…何を?」
雪穂「UTXなら今のところ廃校になる心配とかないでしょ。私がUTX受けて、お姉ちゃんもUTXに転校すれば一緒に行けるよ」
穂乃果「そ、そんなの…ダメだよ!」
雪穂「なんで?」
穂乃果「だって、音ノ木坂がいいんだもん…ことりちゃんも海未ちゃんも、ヒデコとフミコとミカだっているし…」
雪穂「みんなで転校しちゃえば?」
穂乃果「そんなこと…できるわけないよ」
雪穂「そう?…お姉ちゃんが音ノ木坂の廃校を何とかするより、ずっと簡単だと思うけど」
穂乃果「それは…とにかく、音ノ木坂がいいの!…みんなと過ごした思い出だってあるし…このままなくなっちゃうなんて、そんなのやだよ…」グス
雪穂(結局泣くんだ…何とかしてお姉ちゃんをUTXに転校させられないかなぁ)
穂乃果「…」フルフル
雪穂「う…な、泣いたってダメだからね!」
穂乃果「…泣かないもん」
雪穂「…よしよし」ナデナデ
穂乃果「雪穂ー!」ギュー
雪穂「っていうかさ…廃校になったら私は、いや誰も音ノ木坂に入れないんだし」
穂乃果「ならない!」
雪穂「そう思いたいのはわかるけど。受ける受けないの問題じゃなくて、選択肢がなくなる」
穂乃果「なくならない!」
雪穂「…」ハァ
穂乃果「…雪穂は、私と一緒の学校に行きたくないの?」
雪穂「そんなこと言ってないよ」
穂乃果「言わなくても、そう思ってるんだ…」
雪穂「思ってないから…あのさ、逆に考えればいいんじゃない?」
穂乃果「えっ…何を?」
雪穂「UTXなら今のところ廃校になる心配とかないでしょ。私がUTX受けて、お姉ちゃんもUTXに転校すれば一緒に行けるよ」
穂乃果「そ、そんなの…ダメだよ!」
雪穂「なんで?」
穂乃果「だって、音ノ木坂がいいんだもん…ことりちゃんも海未ちゃんも、ヒデコとフミコとミカだっているし…」
雪穂「みんなで転校しちゃえば?」
穂乃果「そんなこと…できるわけないよ」
雪穂「そう?…お姉ちゃんが音ノ木坂の廃校を何とかするより、ずっと簡単だと思うけど」
穂乃果「それは…とにかく、音ノ木坂がいいの!…みんなと過ごした思い出だってあるし…このままなくなっちゃうなんて、そんなのやだよ…」グス
雪穂(結局泣くんだ…何とかしてお姉ちゃんをUTXに転校させられないかなぁ)
2: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/07/19(火) 21:24:45.46 ID:j4kwziu1.net
『私は音ノ木坂受けるよ。もう決めてるの』
雪穂「知ってるよ。…亜里沙も意外と頑固だもんね」
『おでんに入ってる、おとうふを丸めて揚げたみたいなの』
雪穂「がんもどき?」
『雪穂は音ノ木坂受けないの?』
雪穂「うーん…いや、だって音ノ木坂、なくなるし」
『なくならないよ』
雪穂「亜里沙までそんなこと…」
『お姉ちゃんが、きっと何とかしてくれるわ』
雪穂(亜里沙のお姉さん…そういえば音ノ木坂の生徒会長だっけ)
雪穂「まあ、それはそれでいいんだけどさ。とにかく私は音ノ木坂受けないし、お姉ちゃんをUTXに入れる方法ないかなって」
『音ノ木坂は素敵なところよ。穂乃果さんも音ノ木坂が好き』
雪穂「わかってるよ。でも私がお姉ちゃんと同じ学校に通うなら、そうするのが一番いいってこと」
『…Это не так』
雪穂「え?」
『私は手伝えないわ』
雪穂「まあそうだよね…」
『…穂乃果さん可愛いし』
雪穂「ん?…なに?」
『なんでもない。…じゃあ、もう切るね』
雪穂「あ、うん。おやすみ亜里沙」
『Пока』
雪穂(…音ノ木坂が好きで入りたがってる亜里沙が、お姉ちゃんをUTXに転校させる方法なんて考えるわけないか)
雪穂(さて…どうしよう。今のところUTXに知り合いもいないし、あまりよく知らないでアピールするのも難しいな)
雪穂(UTXの魅力…お姉ちゃんが好きそうなこと…)ペラ
雪穂「…」Zzz
雪穂「知ってるよ。…亜里沙も意外と頑固だもんね」
『おでんに入ってる、おとうふを丸めて揚げたみたいなの』
雪穂「がんもどき?」
『雪穂は音ノ木坂受けないの?』
雪穂「うーん…いや、だって音ノ木坂、なくなるし」
『なくならないよ』
雪穂「亜里沙までそんなこと…」
『お姉ちゃんが、きっと何とかしてくれるわ』
雪穂(亜里沙のお姉さん…そういえば音ノ木坂の生徒会長だっけ)
雪穂「まあ、それはそれでいいんだけどさ。とにかく私は音ノ木坂受けないし、お姉ちゃんをUTXに入れる方法ないかなって」
『音ノ木坂は素敵なところよ。穂乃果さんも音ノ木坂が好き』
雪穂「わかってるよ。でも私がお姉ちゃんと同じ学校に通うなら、そうするのが一番いいってこと」
『…Это не так』
雪穂「え?」
『私は手伝えないわ』
雪穂「まあそうだよね…」
『…穂乃果さん可愛いし』
雪穂「ん?…なに?」
『なんでもない。…じゃあ、もう切るね』
雪穂「あ、うん。おやすみ亜里沙」
『Пока』
雪穂(…音ノ木坂が好きで入りたがってる亜里沙が、お姉ちゃんをUTXに転校させる方法なんて考えるわけないか)
雪穂(さて…どうしよう。今のところUTXに知り合いもいないし、あまりよく知らないでアピールするのも難しいな)
雪穂(UTXの魅力…お姉ちゃんが好きそうなこと…)ペラ
雪穂「…」Zzz
4: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/07/19(火) 21:29:38.94 ID:j4kwziu1.net
チュン(・8・)チュン
穂乃果「…」ソローリ
雪穂「ん…おねえ、ちゃん…」ムニャムニャ
穂乃果「!」ビクッ
雪穂「…」スー
穂乃果(…寝言かぁ…びっくりした)ホッ
穂乃果(UTXの…あった)スッ
バサッ
穂乃果「!?」
雪穂「ぅーん…」
穂乃果(あーあ、おふとん蹴飛ばしちゃって…風邪ひくよ)クス
雪穂「…」Zzz
穂乃果(…しょうがないなー)
穂乃果「これでよし…っと」ガバッ
穂乃果「わぁ!?」ムギュ
雪穂「うへへ…やらかーい…」ギュー
穂乃果「ちょ、ちょっと雪穂…///」ジタバタ
雪穂「ん…?」パチ
穂乃果「…お、おはよ」ドキドキ
雪穂「お姉ちゃん…なにしてんの?」
穂乃果「ゆ、雪穂がいきなり抱きついてきたんだよっ///」
雪穂「…そーだっけ?」ファー
穂乃果「じゃあ、私もう行くから…」
雪穂「ちょっと待って。…なんで私の部屋にいるのよ?」
穂乃果「これ、借りようと思っただけだよ。雪穂寝てたから…」
雪穂「!…お姉ちゃん、UTXに行く気になったの!?」
穂乃果「行くって言っても、今からちょっと見に行くだけ。転校なんてしないよ」
雪穂「今から?」
穂乃果「うん」
穂乃果「…」ソローリ
雪穂「ん…おねえ、ちゃん…」ムニャムニャ
穂乃果「!」ビクッ
雪穂「…」スー
穂乃果(…寝言かぁ…びっくりした)ホッ
穂乃果(UTXの…あった)スッ
バサッ
穂乃果「!?」
雪穂「ぅーん…」
穂乃果(あーあ、おふとん蹴飛ばしちゃって…風邪ひくよ)クス
雪穂「…」Zzz
穂乃果(…しょうがないなー)
穂乃果「これでよし…っと」ガバッ
穂乃果「わぁ!?」ムギュ
雪穂「うへへ…やらかーい…」ギュー
穂乃果「ちょ、ちょっと雪穂…///」ジタバタ
雪穂「ん…?」パチ
穂乃果「…お、おはよ」ドキドキ
雪穂「お姉ちゃん…なにしてんの?」
穂乃果「ゆ、雪穂がいきなり抱きついてきたんだよっ///」
雪穂「…そーだっけ?」ファー
穂乃果「じゃあ、私もう行くから…」
雪穂「ちょっと待って。…なんで私の部屋にいるのよ?」
穂乃果「これ、借りようと思っただけだよ。雪穂寝てたから…」
雪穂「!…お姉ちゃん、UTXに行く気になったの!?」
穂乃果「行くって言っても、今からちょっと見に行くだけ。転校なんてしないよ」
雪穂「今から?」
穂乃果「うん」
5: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/07/19(火) 21:32:05.97 ID:j4kwziu1.net
雪穂「…よし。行こう」バサ
穂乃果「え」
雪穂「すぐ着替えるから待ってて!」ヌギヌギ
穂乃果「えぇ!?」
ほのゆき「行ってきまーす!」
母「行ってらっしゃい」
穂乃果「ちょっと遅くなっちゃったじゃん!」タタタ
雪穂「まだ間に合うよ。いいじゃんお姉ちゃんは朝ごはん食べられたんだから…」
穂乃果「朝はパンだよ」
雪穂「そうじゃなくて…はぁ、もういいよ。早く行こ」ギュ
穂乃果「うん。…って、手つないで走るの?///」
母(…仲いいわねぇ。学校違うのに一緒に行くなんて)
【秋葉原・UTX前】
ほのゆき「うわぁ…」
穂乃果「す、すごい…このビルって学校だったんだ」
雪穂「たまにイベントとかやってるよね。一般公開の」
穂乃果「そんなことまでして人を集めてるなんて…」
雪穂「注目を集めればそのぶん興味をもつ人も増えるしね」
穂乃果「でも、なんか学校って感じがしないよ。私はやっぱり音ノ木坂がいいな」
雪穂「そんなもんかねぇ…ん、あれって」
『UTX高校へようこそ!』
穂乃果「何が始まるの!?」
雪穂「私に訊かれても…見てればわかるんじゃない?」
\キャナイドゥーアイテーキベービ♪/
「うぅ…見えないよぉ~」シクシク
穂乃果「大丈夫ですか?…こっち空いてますよ」
「あ、ありがとう…ございます…」パタパタ
雪穂(メガネかけた女の子…音ノ木坂の制服だ。お姉ちゃんたちの後輩だね)
「わぁ…!」キラキラ
雪穂(そんなに見たかったんだ…あのスクールアイドル?のファンなのかな)
穂乃果「え」
雪穂「すぐ着替えるから待ってて!」ヌギヌギ
穂乃果「えぇ!?」
ほのゆき「行ってきまーす!」
母「行ってらっしゃい」
穂乃果「ちょっと遅くなっちゃったじゃん!」タタタ
雪穂「まだ間に合うよ。いいじゃんお姉ちゃんは朝ごはん食べられたんだから…」
穂乃果「朝はパンだよ」
雪穂「そうじゃなくて…はぁ、もういいよ。早く行こ」ギュ
穂乃果「うん。…って、手つないで走るの?///」
母(…仲いいわねぇ。学校違うのに一緒に行くなんて)
【秋葉原・UTX前】
ほのゆき「うわぁ…」
穂乃果「す、すごい…このビルって学校だったんだ」
雪穂「たまにイベントとかやってるよね。一般公開の」
穂乃果「そんなことまでして人を集めてるなんて…」
雪穂「注目を集めればそのぶん興味をもつ人も増えるしね」
穂乃果「でも、なんか学校って感じがしないよ。私はやっぱり音ノ木坂がいいな」
雪穂「そんなもんかねぇ…ん、あれって」
『UTX高校へようこそ!』
穂乃果「何が始まるの!?」
雪穂「私に訊かれても…見てればわかるんじゃない?」
\キャナイドゥーアイテーキベービ♪/
「うぅ…見えないよぉ~」シクシク
穂乃果「大丈夫ですか?…こっち空いてますよ」
「あ、ありがとう…ございます…」パタパタ
雪穂(メガネかけた女の子…音ノ木坂の制服だ。お姉ちゃんたちの後輩だね)
「わぁ…!」キラキラ
雪穂(そんなに見たかったんだ…あのスクールアイドル?のファンなのかな)
6: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/07/19(火) 21:34:30.92 ID:j4kwziu1.net
「あれー? かよちーん!どこー?」キョロキョロ
「あ、凛ちゃん…こっちだよー!」
雪穂(あの人たちも二人で来てたんだ。…よく見るとUTXの生徒じゃないっぽい人もたくさんいるなぁ)
「はぁ!?…あんたそんなことも知らないの?」
雪穂(なんか怪しい人もいるし…あれ女の子、だよね。…お姉ちゃんと何か話してる)
カツーン
雪穂「ん?」
穂乃果「これだ…!」
雪穂「あーあ、落っことしたよ。お姉ちゃん」ヒョイ
穂乃果「見つけた!!」
雪穂「わかってるよ。はい、お姉ちゃん」
穂乃果「行くよ、雪穂!」ダッ
雪穂「え?…ちょ、もう行くの?」
ユウキト ジョーネツデッショー♪
穂乃果「アイドルだよ、アイドル!」
雪穂「さっきのスクールアイドル?…アライブ?とかいう…」
穂乃果「っていうか、スクールアイドルで廃校を阻止するの!」
雪穂「まだそんなこと言って…音ノ木坂にスクールアイドルなんていたっけ?」
穂乃果「いないよ。たぶん…だから私たちで作るんだよ!」
雪穂「えぇ…まさか、お姉ちゃんがアイドルになるとか言うんじゃ」
穂乃果「よし。行ってくる!」ダッ
雪穂(行っちゃった…大丈夫かな)
キーンコーンカーン…
雪穂(お姉ちゃんがスクールアイドルやるって言い出したとして…)
『アイドルは無しです!』
雪穂(…ま、海未ちゃんあたりが止めるよね。お姉ちゃん一人じゃ無理だし)
雪穂(私もお姉ちゃんをUTXに入れる方法、考えないとなー)
『そんなことない!ことりちゃんと海未ちゃんとで、なくならないように考えてるの!だからなくならない!』
雪穂(…あの調子じゃ、しばらくは廃校を阻止するとか言って悪あがきしそうだし)
「あ、凛ちゃん…こっちだよー!」
雪穂(あの人たちも二人で来てたんだ。…よく見るとUTXの生徒じゃないっぽい人もたくさんいるなぁ)
「はぁ!?…あんたそんなことも知らないの?」
雪穂(なんか怪しい人もいるし…あれ女の子、だよね。…お姉ちゃんと何か話してる)
カツーン
雪穂「ん?」
穂乃果「これだ…!」
雪穂「あーあ、落っことしたよ。お姉ちゃん」ヒョイ
穂乃果「見つけた!!」
雪穂「わかってるよ。はい、お姉ちゃん」
穂乃果「行くよ、雪穂!」ダッ
雪穂「え?…ちょ、もう行くの?」
ユウキト ジョーネツデッショー♪
穂乃果「アイドルだよ、アイドル!」
雪穂「さっきのスクールアイドル?…アライブ?とかいう…」
穂乃果「っていうか、スクールアイドルで廃校を阻止するの!」
雪穂「まだそんなこと言って…音ノ木坂にスクールアイドルなんていたっけ?」
穂乃果「いないよ。たぶん…だから私たちで作るんだよ!」
雪穂「えぇ…まさか、お姉ちゃんがアイドルになるとか言うんじゃ」
穂乃果「よし。行ってくる!」ダッ
雪穂(行っちゃった…大丈夫かな)
キーンコーンカーン…
雪穂(お姉ちゃんがスクールアイドルやるって言い出したとして…)
『アイドルは無しです!』
雪穂(…ま、海未ちゃんあたりが止めるよね。お姉ちゃん一人じゃ無理だし)
雪穂(私もお姉ちゃんをUTXに入れる方法、考えないとなー)
『そんなことない!ことりちゃんと海未ちゃんとで、なくならないように考えてるの!だからなくならない!』
雪穂(…あの調子じゃ、しばらくは廃校を阻止するとか言って悪あがきしそうだし)
8: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/07/19(火) 21:45:11.93 ID:j4kwziu1.net
『雪穂ちゃん。どうしたの?』
雪穂「ことりちゃん。お姉ちゃん、何か言ってなかった?」
『穂乃果ちゃん?…うん。スクールアイドルやりたいって…海未ちゃんにダメって言われちゃったけど』
雪穂「…やっぱり」
『でもね…私は、やってみてもいいかなって思ってるの♪』
雪穂「え」
『だって、穂乃果ちゃん可愛いし…もしアイドルになったら、いろんな衣装を着せられるでしょ?』
雪穂(そうだった…ことりちゃん昔から、お姉ちゃんを着せ替えするの好きだもんね)
『だから穂乃果ちゃんがスクールアイドルやるなら、私もやろうかな♪』
雪穂(ことりちゃんなら、お姉ちゃんほど音ノ木坂に執着ないと思ってたけど…お姉ちゃんに甘いからなぁ)
雪穂(音ノ木坂が本当に廃校にならないんだったら、それでもいいけど…)
『すすーめっ、とぅもーろー♪』
雪穂(…可愛くて歌が上手いだけでアイドルになれるんだったら、お姉ちゃんは今頃とっくにアイドルやってるよね)
ガララ
穂乃果「ただいま…」
雪穂「おかえり。…どうだった?」
穂乃果「ことりちゃんと海未ちゃんと三人でスクールアイドルやることにしたよ!」
雪穂「え…マジ?」
『海未ちゃんにダメって言われちゃったけど』
雪穂(あのあと結局押しきられたのかなぁ…なんだかんだ海未ちゃんも甘いよね。お姉ちゃんには)
雪穂「…その割には元気ないじゃん」
穂乃果「それがさぁ…アイドル部の申請に行ったら、意地悪な生徒会長がいて」
雪穂(音ノ木坂の生徒会長…亜里沙のお姉さんか)
穂乃果「認めるわけにはいかないわね。…だって」
雪穂「アハハ…まあ簡単に認められるくらいなら音ノ木坂にも今頃とっくにいるんじゃない?スクールアイドル、流行ってるし」
穂乃果「だよね…きっと今まで何人もいたけど、あの生徒会長が適当な理由つけてみんな潰しちゃったんだよ!」
雪穂「やっぱりさ、スクールアイドルやるんだったらUTXだよ。UTXなら誰にも邪魔されずに思う存分できるよ」
穂乃果「それじゃ意味ないよ!音ノ木坂を廃校にしないためにスクールアイドルやるの!」
雪穂「それだけのためにスクールアイドルやるの?…じゃあ、お姉ちゃんは別にアイドルやりたいわけじゃないんだ?」
穂乃果「それは…まあ、廃校になる心配がなかったらスクールアイドルやろうなんて思わなかったけど…」
雪穂「ことりちゃん。お姉ちゃん、何か言ってなかった?」
『穂乃果ちゃん?…うん。スクールアイドルやりたいって…海未ちゃんにダメって言われちゃったけど』
雪穂「…やっぱり」
『でもね…私は、やってみてもいいかなって思ってるの♪』
雪穂「え」
『だって、穂乃果ちゃん可愛いし…もしアイドルになったら、いろんな衣装を着せられるでしょ?』
雪穂(そうだった…ことりちゃん昔から、お姉ちゃんを着せ替えするの好きだもんね)
『だから穂乃果ちゃんがスクールアイドルやるなら、私もやろうかな♪』
雪穂(ことりちゃんなら、お姉ちゃんほど音ノ木坂に執着ないと思ってたけど…お姉ちゃんに甘いからなぁ)
雪穂(音ノ木坂が本当に廃校にならないんだったら、それでもいいけど…)
『すすーめっ、とぅもーろー♪』
雪穂(…可愛くて歌が上手いだけでアイドルになれるんだったら、お姉ちゃんは今頃とっくにアイドルやってるよね)
ガララ
穂乃果「ただいま…」
雪穂「おかえり。…どうだった?」
穂乃果「ことりちゃんと海未ちゃんと三人でスクールアイドルやることにしたよ!」
雪穂「え…マジ?」
『海未ちゃんにダメって言われちゃったけど』
雪穂(あのあと結局押しきられたのかなぁ…なんだかんだ海未ちゃんも甘いよね。お姉ちゃんには)
雪穂「…その割には元気ないじゃん」
穂乃果「それがさぁ…アイドル部の申請に行ったら、意地悪な生徒会長がいて」
雪穂(音ノ木坂の生徒会長…亜里沙のお姉さんか)
穂乃果「認めるわけにはいかないわね。…だって」
雪穂「アハハ…まあ簡単に認められるくらいなら音ノ木坂にも今頃とっくにいるんじゃない?スクールアイドル、流行ってるし」
穂乃果「だよね…きっと今まで何人もいたけど、あの生徒会長が適当な理由つけてみんな潰しちゃったんだよ!」
雪穂「やっぱりさ、スクールアイドルやるんだったらUTXだよ。UTXなら誰にも邪魔されずに思う存分できるよ」
穂乃果「それじゃ意味ないよ!音ノ木坂を廃校にしないためにスクールアイドルやるの!」
雪穂「それだけのためにスクールアイドルやるの?…じゃあ、お姉ちゃんは別にアイドルやりたいわけじゃないんだ?」
穂乃果「それは…まあ、廃校になる心配がなかったらスクールアイドルやろうなんて思わなかったけど…」
9: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/07/19(火) 21:51:09.71 ID:j4kwziu1.net
雪穂「ふーん…それでスクールアイドルやって、みんな応援してくれるかなぁ?」
穂乃果「え…なんで?」
雪穂「だってお姉ちゃんは廃校を阻止したいだけなんでしょ。それってアイドルである必要なくない?」
穂乃果「それは…まあ、そうかもしれないけど…」
雪穂「ほら。そんな中途半端じゃ、人の心を動かすようなアイドルになんてなれないと思うよ」
穂乃果「中途半端って…じゃあ雪穂は、絶対UTXに行きたいっていう理由とかあるの!?」
雪穂「…あるよ」
穂乃果「どんな理由?」
雪穂「それは…教えない」
穂乃果「なにそれ!?…本当はそんなのないんでしょ!」
雪穂「あるってば」
穂乃果「うそだー!」
雪穂「それより、本気でアイドルやって皆に認めてもらうためにもさ…UTXで専門的な勉強したほうがいいよ」
穂乃果「アイドルである必要ないって言ってたじゃん」
雪穂(…しまった、余計なこと言っちゃったなぁ)
『こんばんは。ちょっと待ってて、いま亜里沙を呼んでくるから』
雪穂「いえ、あの…今日は亜里沙じゃなくて」
『え?…私?』
雪穂「はい。絵里さんに訊きたいことがあって…いいですか?」
『構わないけど…何の話?』
雪穂「…というわけなんですけど」
『それは…できないわ』
雪穂「どうしてですか?」
『私も音ノ木坂を廃校にはしたくないの。…難しい事だとは思うけど』
雪穂(手段は別として、気持ち的にはお姉ちゃんと同じなのか…)
『そういう前例を作ってしまったら、あなたのお姉さんはともかく…もっと本気でスクールアイドルをやりたいと思う人が現れたとき、ただでさえ少ない生徒が続々と出て行ってしまう可能性がある』
雪穂(廃校の件が発表されてから、海外留学の準備を始めた生徒もいるらしい…すでに校内でも“音ノ木坂離れ”は始まってるんだ)
『…音ノ木坂の衰退の一因とも言うべきUTXに協力する理由もないから』
雪穂「でも、絵里さんが認めないことで結果的にその流れができる可能性もありますよね?」
『…それは』
穂乃果「え…なんで?」
雪穂「だってお姉ちゃんは廃校を阻止したいだけなんでしょ。それってアイドルである必要なくない?」
穂乃果「それは…まあ、そうかもしれないけど…」
雪穂「ほら。そんな中途半端じゃ、人の心を動かすようなアイドルになんてなれないと思うよ」
穂乃果「中途半端って…じゃあ雪穂は、絶対UTXに行きたいっていう理由とかあるの!?」
雪穂「…あるよ」
穂乃果「どんな理由?」
雪穂「それは…教えない」
穂乃果「なにそれ!?…本当はそんなのないんでしょ!」
雪穂「あるってば」
穂乃果「うそだー!」
雪穂「それより、本気でアイドルやって皆に認めてもらうためにもさ…UTXで専門的な勉強したほうがいいよ」
穂乃果「アイドルである必要ないって言ってたじゃん」
雪穂(…しまった、余計なこと言っちゃったなぁ)
『こんばんは。ちょっと待ってて、いま亜里沙を呼んでくるから』
雪穂「いえ、あの…今日は亜里沙じゃなくて」
『え?…私?』
雪穂「はい。絵里さんに訊きたいことがあって…いいですか?」
『構わないけど…何の話?』
雪穂「…というわけなんですけど」
『それは…できないわ』
雪穂「どうしてですか?」
『私も音ノ木坂を廃校にはしたくないの。…難しい事だとは思うけど』
雪穂(手段は別として、気持ち的にはお姉ちゃんと同じなのか…)
『そういう前例を作ってしまったら、あなたのお姉さんはともかく…もっと本気でスクールアイドルをやりたいと思う人が現れたとき、ただでさえ少ない生徒が続々と出て行ってしまう可能性がある』
雪穂(廃校の件が発表されてから、海外留学の準備を始めた生徒もいるらしい…すでに校内でも“音ノ木坂離れ”は始まってるんだ)
『…音ノ木坂の衰退の一因とも言うべきUTXに協力する理由もないから』
雪穂「でも、絵里さんが認めないことで結果的にその流れができる可能性もありますよね?」
『…それは』
10: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/07/19(火) 21:56:14.69 ID:j4kwziu1.net
雪穂「ありがとうございました。長話しちゃってすみません」
『いえ…これからも亜里沙のこと、よろしくね』
雪穂「はい。じゃあ、失礼します」
【絢瀬家】
亜里沙「…お姉ちゃん?」
絵里「え?…なあに、亜里沙」
亜里沙「おいしくなかった?」
絵里「そんなことないわよ。とっても美味しい♪」パク
亜里沙「えへへ。よかったぁ♪」
『結果的にその流れができる可能性もありますよね?』
絵里「…」モグモグ
【翌朝・音ノ木坂】
絵里「…いいわ。許可します」
のぞことほのうみ「え」
絵里「…何か?」
穂乃果「い、いえ…ありがとうございます」
絵里「それで…部員は集まっているの?」
穂乃果「えっ。…部員?」
『あと二人やね』
海未「五人になっても認めないと仰っていましたが…」
絵里「そうは言っても、規則は規則だから。…ただ、ひとつ問題があるの」
ことり「何ですか?」
絵里「似通った趣旨の部を乱立することは好ましくないから…希」
希「あ、うん。アイドル研究部っていうのがあるんやけど──」
ことり(アイドル研究部の部室と、部長の矢澤にこ先輩のことを教えてもらった)
絵里「再申請の前に、あなたたちとアイドル研究部で話をつけておいてくれる?」
海未「わかりました」
絵里「それから、ライブの方も…最善を尽くしてください。以上です」
穂乃果「は、はい!ありがとうございました!」
バタン
『いえ…これからも亜里沙のこと、よろしくね』
雪穂「はい。じゃあ、失礼します」
【絢瀬家】
亜里沙「…お姉ちゃん?」
絵里「え?…なあに、亜里沙」
亜里沙「おいしくなかった?」
絵里「そんなことないわよ。とっても美味しい♪」パク
亜里沙「えへへ。よかったぁ♪」
『結果的にその流れができる可能性もありますよね?』
絵里「…」モグモグ
【翌朝・音ノ木坂】
絵里「…いいわ。許可します」
のぞことほのうみ「え」
絵里「…何か?」
穂乃果「い、いえ…ありがとうございます」
絵里「それで…部員は集まっているの?」
穂乃果「えっ。…部員?」
『あと二人やね』
海未「五人になっても認めないと仰っていましたが…」
絵里「そうは言っても、規則は規則だから。…ただ、ひとつ問題があるの」
ことり「何ですか?」
絵里「似通った趣旨の部を乱立することは好ましくないから…希」
希「あ、うん。アイドル研究部っていうのがあるんやけど──」
ことり(アイドル研究部の部室と、部長の矢澤にこ先輩のことを教えてもらった)
絵里「再申請の前に、あなたたちとアイドル研究部で話をつけておいてくれる?」
海未「わかりました」
絵里「それから、ライブの方も…最善を尽くしてください。以上です」
穂乃果「は、はい!ありがとうございました!」
バタン
11: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/07/19(火) 22:02:39.80 ID:j4kwziu1.net
希「エリち…急にどうしたん?」
絵里「別に…私は、音ノ木坂を廃校にしたくないだけよ」
【アイドル研究部・部室前】
穂乃果「…開かない」ガチャガチャ
ことり「誰もいないのかなぁ…」
海未「部員が集まらなければ申請もできませんし…今はライブの準備に専念しましょう」
穂乃果「そうだよね…こっちは後回しでいいや」
にこ(フン、なにが後回しよ。…つーか、なんで来るのよ…さては希が余計なこと言ったわね)
ガララ
穂乃果「たっだいまーっ♪」
ことり「お邪魔します」
雪穂(ことりちゃんが来た…お姉ちゃんも元気そうだし、なんか進展あったのかな)
雪穂(…個人的には、絵里さんが邪魔し続けてくれたら可能性もあると思ったんだけど)
穂乃果「ゆーきほー。お茶ー!」
雪穂「はいはい…」
雪穂「ライブ!?」
穂乃果「うん。一ヶ月後の新入生歓迎会の日にやるんだ♪」
雪穂「やるんだ♪って…お姉ちゃんたち、まだ何も始めてないんじゃないの?」
穂乃果「明日の朝、早く起きて練習する予定だよ。三人で」
雪穂「初心者が一ヶ月でライブなんて…」
穂乃果「でも、生徒会長さんも許可してくれたんだよ。生徒会の皆も手伝ってくれるって♪」
雪穂(絵里さんも押しきられたのか…まあ、廃校を阻止したいみたいだったし時間の問題かもしれないけど)
雪穂(…やっぱり音ノ木坂じゃダメだ。お姉ちゃんをUTXに入れるためには、UTX側の協力がないと…)
雪穂「…アイドル研究部?」
穂乃果「うん。部員は一人しかいないんだけど、部長のヤザワ先輩?っていう人、すごいアイドルヲタクなんだって!」
雪穂「へー」
穂乃果「ほら、UTXのスクールアイドルいたでしょ?…えっと、あらじる?…とかいう」
雪穂「アレイズじゃなかったっけ?」
穂乃果「うん、たぶんそれ。そのポスターとか、いろんなグッズが部室にいっぱいあるんだって♪」
雪穂(UTXのスクールアイドル…か)
絵里「別に…私は、音ノ木坂を廃校にしたくないだけよ」
【アイドル研究部・部室前】
穂乃果「…開かない」ガチャガチャ
ことり「誰もいないのかなぁ…」
海未「部員が集まらなければ申請もできませんし…今はライブの準備に専念しましょう」
穂乃果「そうだよね…こっちは後回しでいいや」
にこ(フン、なにが後回しよ。…つーか、なんで来るのよ…さては希が余計なこと言ったわね)
ガララ
穂乃果「たっだいまーっ♪」
ことり「お邪魔します」
雪穂(ことりちゃんが来た…お姉ちゃんも元気そうだし、なんか進展あったのかな)
雪穂(…個人的には、絵里さんが邪魔し続けてくれたら可能性もあると思ったんだけど)
穂乃果「ゆーきほー。お茶ー!」
雪穂「はいはい…」
雪穂「ライブ!?」
穂乃果「うん。一ヶ月後の新入生歓迎会の日にやるんだ♪」
雪穂「やるんだ♪って…お姉ちゃんたち、まだ何も始めてないんじゃないの?」
穂乃果「明日の朝、早く起きて練習する予定だよ。三人で」
雪穂「初心者が一ヶ月でライブなんて…」
穂乃果「でも、生徒会長さんも許可してくれたんだよ。生徒会の皆も手伝ってくれるって♪」
雪穂(絵里さんも押しきられたのか…まあ、廃校を阻止したいみたいだったし時間の問題かもしれないけど)
雪穂(…やっぱり音ノ木坂じゃダメだ。お姉ちゃんをUTXに入れるためには、UTX側の協力がないと…)
雪穂「…アイドル研究部?」
穂乃果「うん。部員は一人しかいないんだけど、部長のヤザワ先輩?っていう人、すごいアイドルヲタクなんだって!」
雪穂「へー」
穂乃果「ほら、UTXのスクールアイドルいたでしょ?…えっと、あらじる?…とかいう」
雪穂「アレイズじゃなかったっけ?」
穂乃果「うん、たぶんそれ。そのポスターとか、いろんなグッズが部室にいっぱいあるんだって♪」
雪穂(UTXのスクールアイドル…か)
12: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/07/19(火) 22:07:20.07 ID:j4kwziu1.net
【音ノ木坂】
雪穂(思わず来ちゃったけど…お姉ちゃんたちも会えなかったっていうヤジマ先輩…だっけ?…顔も知らないしなぁ)
「あ」
雪穂「えっ」
「あの…この間、UTXで…」
雪穂「あ、あのときの…(メガネの女の子)」
「…アイドル研究部?」
雪穂「はい。部長の矢田さん…あれ、矢野さんだっけ…知りませんか?」
「ご、ごめんね…音ノ木坂のアイドル研究部って、私は聞いたことない…」
雪穂「そ、そうですか…(部長以前の問題だった)」ガクッ
「でも、アイドルのことだったら…」モジモジ
雪穂「はい?」
「わ、私も…好きだから…アイドル…」
雪穂(メガネさん改め、小泉花陽さん。この人も昔からアイドルが大好きなアイドルヲタクらしい)
花陽「会えるかどうか、わからないけど…行ってみる?」
雪穂「えっ。…UTXに?」
雪穂(というわけで…明日、花陽さんとUTXへ行ってみることにした)
ガララ
雪穂「ただいまー」
花陽「お、お邪魔します…」
穂乃果「おかえり雪穂…と、小泉さん」
花陽「は、はい。…こんにちは」
穂乃果「え!?…それって、デート?」
雪穂「別にそういうわけじゃ…ちょっと見学に行くだけだよ。私は合格したらUTXの生徒になるんだし」
穂乃果「ふーん…」ムスッ
雪穂「なによ。…あ、お姉ちゃんも行きたい?」
穂乃果「行かないよっ」プイッ
雪穂「あ、そう(…?)」
雪穂(思わず来ちゃったけど…お姉ちゃんたちも会えなかったっていうヤジマ先輩…だっけ?…顔も知らないしなぁ)
「あ」
雪穂「えっ」
「あの…この間、UTXで…」
雪穂「あ、あのときの…(メガネの女の子)」
「…アイドル研究部?」
雪穂「はい。部長の矢田さん…あれ、矢野さんだっけ…知りませんか?」
「ご、ごめんね…音ノ木坂のアイドル研究部って、私は聞いたことない…」
雪穂「そ、そうですか…(部長以前の問題だった)」ガクッ
「でも、アイドルのことだったら…」モジモジ
雪穂「はい?」
「わ、私も…好きだから…アイドル…」
雪穂(メガネさん改め、小泉花陽さん。この人も昔からアイドルが大好きなアイドルヲタクらしい)
花陽「会えるかどうか、わからないけど…行ってみる?」
雪穂「えっ。…UTXに?」
雪穂(というわけで…明日、花陽さんとUTXへ行ってみることにした)
ガララ
雪穂「ただいまー」
花陽「お、お邪魔します…」
穂乃果「おかえり雪穂…と、小泉さん」
花陽「は、はい。…こんにちは」
穂乃果「え!?…それって、デート?」
雪穂「別にそういうわけじゃ…ちょっと見学に行くだけだよ。私は合格したらUTXの生徒になるんだし」
穂乃果「ふーん…」ムスッ
雪穂「なによ。…あ、お姉ちゃんも行きたい?」
穂乃果「行かないよっ」プイッ
雪穂「あ、そう(…?)」
13: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/07/19(火) 22:10:41.32 ID:j4kwziu1.net
【秋葉原・UTX】
雪穂「あ、今日イベントあるんだ…」
花陽「うん。中に入れるみたい…行こう」
雪穂「あの…小泉さんは」
花陽「はい?」
雪穂「A-RISEのファンなんですよね?」
花陽「う、うん…特に、優木あんじゅ…///」
雪穂「UTXに入ろうと思わなかったんですか?」
花陽「…それは」
雪穂「?」
花陽「な、内緒なんだけど…」モジモジ
雪穂「何ですか?」
花陽「A-RISEより、もっと好きな人が…音ノ木坂にいるから…///」
雪穂「へー」
「あら、残念…それじゃ私たち、フられちゃったのね」
ゆきぱな「えっ」
「うふふ…ごきげんよう」
雪穂(…誰だ?)
花陽「あ…あ、あ、あr」
「しーっ。…あなたたち、一緒に来て」
雪穂(…どこかで見たと思ったら、この人がA-RISEの…優木あんじゅ)
キュキュ
あんじゅ「…はい、どうぞ」ニコッ
花陽「あ、ありがとうございます!一生の宝物にします…!」キラキラ
あんじゅ「うふふ。そんなに喜んでくれて私も嬉しいわ」
雪穂(オーラあるなぁ…花陽さんの話だとA-RISEは全国のスクールアイドルでも人気ナンバーワンらしい)
あんじゅ「あなたは?…私のファンって感じじゃないみたいだけど」
雪穂「あ…えっと、実はですね…」
あんじゅ「ふーん…音ノ木坂のスクールアイドルかぁ」
雪穂「まあ、そんなことで廃校を止められるとは思えないですけど…」
あんじゅ「あら、そうかしら?…私は可能性感じちゃうけど♪」
雪穂「あ、今日イベントあるんだ…」
花陽「うん。中に入れるみたい…行こう」
雪穂「あの…小泉さんは」
花陽「はい?」
雪穂「A-RISEのファンなんですよね?」
花陽「う、うん…特に、優木あんじゅ…///」
雪穂「UTXに入ろうと思わなかったんですか?」
花陽「…それは」
雪穂「?」
花陽「な、内緒なんだけど…」モジモジ
雪穂「何ですか?」
花陽「A-RISEより、もっと好きな人が…音ノ木坂にいるから…///」
雪穂「へー」
「あら、残念…それじゃ私たち、フられちゃったのね」
ゆきぱな「えっ」
「うふふ…ごきげんよう」
雪穂(…誰だ?)
花陽「あ…あ、あ、あr」
「しーっ。…あなたたち、一緒に来て」
雪穂(…どこかで見たと思ったら、この人がA-RISEの…優木あんじゅ)
キュキュ
あんじゅ「…はい、どうぞ」ニコッ
花陽「あ、ありがとうございます!一生の宝物にします…!」キラキラ
あんじゅ「うふふ。そんなに喜んでくれて私も嬉しいわ」
雪穂(オーラあるなぁ…花陽さんの話だとA-RISEは全国のスクールアイドルでも人気ナンバーワンらしい)
あんじゅ「あなたは?…私のファンって感じじゃないみたいだけど」
雪穂「あ…えっと、実はですね…」
あんじゅ「ふーん…音ノ木坂のスクールアイドルかぁ」
雪穂「まあ、そんなことで廃校を止められるとは思えないですけど…」
あんじゅ「あら、そうかしら?…私は可能性感じちゃうけど♪」
15: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/07/19(火) 22:12:27.48 ID:j4kwziu1.net
雪穂「いやいや、優木さんの想像以上に悲惨な状況ですよ。音ノ木坂」
花陽「うん…私の学年も1クラスしかないし…後輩もできないかも…」
あんじゅ「でも私は、アイドルにはそれくらいの影響力があると思うけどな。それにアイドルって、結構大変よ?」
雪穂「だから長続きしないんじゃないかなぁ…お姉ちゃんだし」
あんじゅ「そうね…だけど、そのいろいろ大変なことを乗り越えて、輝くことができたら…奇跡だって起こるかも?」
花陽「奇跡…」ゴクリ
あんじゅ「雪穂さんは、お姉さんのことが大好きなのよね?」
雪穂「えっ。…まあ、それなりに///」
あんじゅ「転校させてでも一緒に居たいくらい、素敵な女の子なんでしょ?」クス
『うんっ。頑張る♪』
花陽(…確かに、穂乃果先輩って可愛いかも…///)
あんじゅ「きっと、アイドルとしても成功するんじゃないかしら?」
雪穂「そうでしょうか…」
あんじゅ「うふふ。でもUTXに来てくれるなら、私も仲良くなれるかしら?…ホノカちゃんと♪」
雪穂「!?」
【高坂家】
雪穂「お姉ちゃん!」
穂乃果「おかえり。…小泉さんとのデート楽しかった?」ムスッ
雪穂「デートじゃないよ。それより!」ギュ
穂乃果「な、なに?」
雪穂「お姉ちゃん、スクールアイドルで廃校を阻止するって言ったよね!?」
穂乃果「う、うん。頑張ってるよ…練習きついけど」
雪穂「じゃあ絶対に阻止して!そしたら私も音ノ木坂行くから!」
穂乃果「え…ホントに!?」
雪穂(お姉ちゃんをUTXに入れるのは止めておこう…少なくとも、あの人が卒業するまでは)
『うふふ。いつでも待ってるわ♪』カミノケクルクル
おわり
花陽「うん…私の学年も1クラスしかないし…後輩もできないかも…」
あんじゅ「でも私は、アイドルにはそれくらいの影響力があると思うけどな。それにアイドルって、結構大変よ?」
雪穂「だから長続きしないんじゃないかなぁ…お姉ちゃんだし」
あんじゅ「そうね…だけど、そのいろいろ大変なことを乗り越えて、輝くことができたら…奇跡だって起こるかも?」
花陽「奇跡…」ゴクリ
あんじゅ「雪穂さんは、お姉さんのことが大好きなのよね?」
雪穂「えっ。…まあ、それなりに///」
あんじゅ「転校させてでも一緒に居たいくらい、素敵な女の子なんでしょ?」クス
『うんっ。頑張る♪』
花陽(…確かに、穂乃果先輩って可愛いかも…///)
あんじゅ「きっと、アイドルとしても成功するんじゃないかしら?」
雪穂「そうでしょうか…」
あんじゅ「うふふ。でもUTXに来てくれるなら、私も仲良くなれるかしら?…ホノカちゃんと♪」
雪穂「!?」
【高坂家】
雪穂「お姉ちゃん!」
穂乃果「おかえり。…小泉さんとのデート楽しかった?」ムスッ
雪穂「デートじゃないよ。それより!」ギュ
穂乃果「な、なに?」
雪穂「お姉ちゃん、スクールアイドルで廃校を阻止するって言ったよね!?」
穂乃果「う、うん。頑張ってるよ…練習きついけど」
雪穂「じゃあ絶対に阻止して!そしたら私も音ノ木坂行くから!」
穂乃果「え…ホントに!?」
雪穂(お姉ちゃんをUTXに入れるのは止めておこう…少なくとも、あの人が卒業するまでは)
『うふふ。いつでも待ってるわ♪』カミノケクルクル
おわり
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