2: 名無しで叶える物語 (アウアウ b6b5-e5e5) 2023/12/02(土) 19:32:34 ID:i9dHavI.Sa
栞子「いつも姉さんには困らせられていますからね。たまには良いでしょう」

ランジュ「ラ?」

栞子「赤ちゃんは見ない方がいいですよ」ナデナデ

ランジュ「おぎゃあ!」ニコニコ

しずく「どんな死に方にするんですか?」

栞子「私はツーリングに誘われるのにウンザリしていますからね。バイク事故とか」

しずく「いいですね!演劇部の血糊を貸しますよ」

侑「やめておいた方がいいんじゃ…」

歩夢「うん…」

3: 名無しで叶える物語 (アウアウ b6b5-e5e5) 2023/12/02(土) 19:33:13 ID:i9dHavI.Sa
栞子「止めないでください。これは姉のためでもあるんです」

栞子「本気でやります。皆さんも合わせてくださいね」

かすみ「うぅ~先生かわいそうです」

愛「えーちょっと面白そうじゃん!愛さんもエキストラしたい!」

栞子「『姉は取り乱しました』作戦施行です!」

4: 名無しで叶える物語 (アウアウ b6b5-e5e5) 2023/12/02(土) 19:34:00 ID:i9dHavI.Sa
三日後

生徒「先生さようなら!」

薫子「はい、さようなら。気をつけて帰るのよ」

生徒「三船先生って可愛いよね~」

生徒b「彼女にしたいよ!」

薫子「私もようやく馴染めてきたかしら!」

愛『三船先生が指定のポイントまできたよ!』

しずく『OKです!では…bomb!!』

ガシャァァァン!!!!

薫子「な、なんの音!?」

演劇部部長「大変です先生!校内で先生のバイクを無断で乗り回して事故をした生徒が!」

薫子「何ですって!?そこに案内して頂戴!」

部長「はい!」タッタ

5: 名無しで叶える物語 (アウアウ b6b5-e5e5) 2023/12/02(土) 19:35:05 ID:i9dHavI.Sa
栞子「ではこの辺で…」バタ

校舎三階

かすみ「うわ、リアルすぎません?あれ」

侑「まさか演劇部部長が協力するとは…」

歩夢「騙すために先生のバイクまで破壊するなんて」

事故現場

部長「あ、あれです…!せ、生徒が血まみれで倒れてる!」

薫子「はぁ…はぁ…」

薫子「あの髪飾りは…嘘でしょう」

薫子「栞子ぉおおお!!!」ダッダッ

6: 名無しで叶える物語 (アウアウ b6b5-e5e5) 2023/12/02(土) 19:35:38 ID:i9dHavI.Sa
薫子「あああああ!!!!!嘘だ嘘だ嘘だ!」

薫子の視線の先には血だらけで横たわる栞子の姿があった。
服はズタズタに破けており腹からは腸が飛び出ている。

薫子「栞子、お姉ちゃんよ!生きてる!?」

栞子「あ…が…」

栞子「ね…ざん」

薫子「すぐに救急車を呼ぶからね!」

演劇部部長「もう呼んでいます!」

7: 名無しで叶える物語 (アウアウ b6b5-e5e5) 2023/12/02(土) 19:36:11 ID:i9dHavI.Sa
栞子「ね…ざん。いまばで…ごべん…」

薫子「何言ってるの!」

栞子「わだじが…いなぐなっでも…げんき…で…」ガクッ

薫子「栞子…嘘でしょう?」

薫子「いやあああああああ!!!!!!」

栞子「幽体離脱~」スクッ

薫子「」

薫子「…あ”?」



侑「ヤバい…」

かすみ「かすみんちょっとトイレに」

歩夢「私も…」

14: 名無しで叶える物語 (ワッチョイ da79-e5e5) 2023/12/02(土) 20:02:03 ID:NDpPDKBQ00
薫子「栞子」

栞子「はい」

薫子「嘘だったの?」

栞子「はい」

薫子「…」

栞子「…」

薫子「っ!!」パァン

栞子「…」ヒリヒリ

薫子「最低ッ!やっていい事と悪い事も分からなかったの!?」

薫子「アンタもよ!!」パァン

部長「」ヒリヒリ

薫子「もう栞子なんて大っ嫌い!!」ダッ



部長「こういう役柄は初めてだね」ヒリヒリ

栞子「姉さん…涙が美しかったですよ」ヒリヒリ

16: 名無しで叶える物語 (ワッチョイ da79-e5e5) 2023/12/02(土) 20:09:48 ID:NDpPDKBQ00
次の日

栞子「あれから姉が口を聞いてくれません」

侑「だろうね」

栞子「なので姉をメロメロにさせて仲直りします」

果林「えぇ…どうやって?」

栞子「「姉は惚れました』作戦施行です」

17: 名無しで叶える物語 (ワッチョイ da79-e5e5) 2023/12/02(土) 20:10:26 ID:NDpPDKBQ00
三船家

薫子「…」

薫子「(栞子なんであんな事したんだろう…)」

ランジュ「おぎゃあ、おぎゃあ」

薫子「ランジュ来てたんだ。ヨシヨシ」

ランジュ「おぎゃぎゃ!」ニコニコ

薫子「ランジュはずっと赤ちゃんで可愛いわね~」ナデナデ

ガララ

栞子「…」

薫子「あ…」

薫子「ふんっ」プイ

栞子「薫子」イケボ

薫子「はぁ!?」

栞子「この前はごめんな…私はちょっとしたイタズラのつもりだったけど薫子の気持ち…考えてなかった」

18: 名無しで叶える物語 (ワッチョイ da79-e5e5) 2023/12/02(土) 20:12:33 ID:NDpPDKBQ00
薫子「ち、ちょっと。何なのその喋り方!」

栞子「けどな、私が死ぬかもしれないと悟った時の薫子…正直言って嬉しかった。あんなに私の事思ってくれてたんだなって」

薫子「///」

栞子「なぁ…もう仲直りしない?」グイ

薫子「ちょ、何顎掴んでんの!」

薫子「(顔近い!!)」

栞子「薫子…近くで見てもスッゲー綺麗だよな。彼女とかいんの?」

薫子「何言ってんのあんた!///」

22: 名無しで叶える物語 (ワッチョイ da79-e5e5) 2023/12/02(土) 20:20:24 ID:NDpPDKBQ00
栞子「いたら許さない…お前の彼女は私だけでしょう?」ズイ

栞子「私以外の人間と付き合うことを禁止する校則…可決」ズイ

薫子「(なんじゃそれ!てか近い近い!この子キスするつもり!?)」

ランジュ「おぎゃ?」

薫子「(!!)」

薫子「だ、ダメだって!赤ちゃんがいる前で何しようとしてんの!」バッ

栞子「…」

栞子「薫子…ごめんな」

ガララ

薫子「な、なんだったの…」ドキドキ

26: 名無しで叶える物語 (ワッチョイ da79-e5e5) 2023/12/02(土) 20:54:34 ID:NDpPDKBQ00
次の日

栞子「姉がチラチラ家で覗き見してきます」

果林「」

侑「もしかして昨日の作戦成功したの!?」

歩夢「案外ちょろいんだね先生」

ガララ

薫子「高咲さん!…あっ」

栞子「姉さん」

薫子「…///」プイ

薫子「これ前頼まれてた音楽の本!」ドン

侑「あ、ありがt」

ガララ!

果林「マジじゃない!」

エマ「ちょっと可愛かった」

栞子「けどもう一押し足りないんですよね」

侑「また何かする気?」

栞子「えぇまたあの2人に協力してもらいます」

29: 名無しで叶える物語 (ワッチョイ da79-e5e5) 2023/12/02(土) 21:37:45 ID:NDpPDKBQ00
次の日

薫子「学校のイベントで使う備品を選びに渋谷に来ています」

薫子「相変わらず人多いわね~」

愛「ふぅ~」プカ~

しずく「マリファナ美味ぇ~」

薫子「(怖そうな人がいるわね…離れて歩こう)」

愛「あ”?なんかめっちゃ可愛い女いるじゃん」

しずく「本当だ、お姉さん!私たちと遊びませんかぁ~」

薫子「(声かけられた…)あの、急いでるから」

30: 名無しで叶える物語 (ワッチョイ da79-e5e5) 2023/12/02(土) 21:38:18 ID:NDpPDKBQ00
遠くの壁

かすみ「2人とも変装上手ですね…怖いギャルにしか見えません」

璃奈「愛さんは善良なギャルから悪徳ギャルになってる…怖い」

32: 名無しで叶える物語 (ワッチョイ da79-e5e5) 2023/12/02(土) 22:47:41 ID:NDpPDKBQ00
愛「え”え”~!?ちょっとくらいいいじゃ~ん!!」

しずく「疲れてるっしょ?そこのホテルで休憩しようよ」

薫子「なっ…いいって言ってるでしょう」

しずく「いいなら良いよね~!」

薫子「いや、そっちの意味じゃ…」

愛「はい、決定!!一名様ご案内~www」

薫子「ちょっと、やめて!!」

遠くの壁

果林「なんか2人とも演技に見えないわね…」

エマ「まさか普段からやってるとか?」

歩夢「流石にそれは…」

かすみ「先生かわいそうです~!」

33: 名無しで叶える物語 (ワッチョイ da79-e5e5) 2023/12/02(土) 22:57:33 ID:NDpPDKBQ00
薫子「離して!」

しずく「お姉さん良い匂いするね~」

愛「力弱w恐怖で体に力入んない?」

しずく「優しくしますからね~」

薫子「誰か…」

栞子「あなた達、何やってるんですか」

薫子「え、栞子!?」

愛「なんだぁテメェ…」

35: 名無しで叶える物語 (ワッチョイ da79-e5e5) 2023/12/02(土) 23:04:06 ID:NDpPDKBQ00
栞子「私の女に何してるんですか」

しずく「今この瞬間から私たちの女になりました~残念ベロベロ~ww」

栞子「正拳突き!!」

しずく「うぐっ!」バタ

栞子「回し蹴り!!」

愛「ぐあ!!」バタ

栞子「薫子、行こう」

薫子「あ、はい…」

駅前

栞子「薫子、大丈夫?」

薫子「あ、ありがとう。栞子強かったのね」

栞子「薫子は可愛いんだから気をつけろよ」ポンポン

薫子「頭ポンポンしないで!///」

薫子「あの…栞子」

36: 名無しで叶える物語 (ワッチョイ da79-e5e5) 2023/12/02(土) 23:04:55 ID:NDpPDKBQ00
栞子「なに?」

薫子「この前はごめんね、ドッキリされたとはいえあれから何度も謝ってくれたのに無視したのは悪かったわ」

栞子「…」

薫子「それから…栞子の気持ち、分かったから」

栞子「(ん…?)」

薫子「チュッ」

栞子「」

薫子「これが前の答え///今はほっぺが限界だけどいずれは…///」

薫子「また家で!」ダッ

栞子「」


遠くの壁

かすみ「」

侑「」

歩夢「」

果林「やりやがった」

次の日

栞子「姉が婚約届にサインをねだってきます」

侑「もういいよ!!」

終わり

引用元: 栞子「姉さんに事故死ドッキリでもしますか」