リゼ「私はそんな最低な真似はしない！！」ﾋﾟﾎﾟﾊﾟ

リゼ「あ、すみません…人を轢いてしまって……至急来てください……！！」

ココア「……！！リゼちゃんのばか！もう知らないよ！」ﾌﾞﾛﾛﾛ

リゼ「おい……頑張れ…もうすぐ来てくれるから…」

俺「ｩ……」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

リゼ「人工呼吸はこ、こうか？」ﾁｭ

俺「ｩ………」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

リゼ（頼む……死なないでくれ……！）ﾌﾟｰ

俺「ﾊｩ……」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

救急車「ピーポーパーポー」

リゼ「あ、この子です！急いで病院へ…」

救急車「残念ですが、もう死んでおられます」

リゼ「………え？」

リゼ「………そんな」ｶﾞｸｯ

リゼ「助けられなかった……私は人を殺してしまった……」

リゼ「うっ……ううぅぅぅ………！！」

救急車「あと１５秒ほど早ければ助かったでしょう」

リゼ「……」

リゼ「ココアがさっさと救急車を呼んでいれば…こんなことには……」

リゼ「……」ｶﾞﾁｬ

ココア「あ、リゼちゃんおかえり～♪」

リゼ「…は？」

リゼ「何でお前は何事も無かったかのように平然としてんだ！！」ｸﾞｲｯ

ココア「わわっ、リゼちゃんこわいよ～！」

チノ「私がお答えします」

リゼ「チノ…？」

チノ「結論から言わせて頂きますと、ココアさんが轢いた彼は人ではありませんでした」

チノ「ですから一切の罪には問われず、それどころか害悪な生物を殺したとのことで賞賛されました」

リゼ「え？」

ココア「そういうわけだよ、びっくりしたよ～」

リゼ「……そ、そうなのか……」

チノ「ところで、あの生物は感染性のウィルスを持っているとのことです」

チノ「あれに触れたりしましたか？体液に触れたりでもすれば一発アウトです」

リゼ「……！！い、いや、何も……」

チノ「そうですか……それは良かったです」

ココア「よかったー！リゼちゃんの事だから助けようと心臓マッサージとか人工呼吸とかしたんじゃないかと！」

リゼ「そ、そんなわけないだろ…」

リゼ「ところで……もしもだが…そのウィルスにかかったらどうなるんだ……？」

チノ「それは…」

リゼ「！！！」ｶﾞﾊﾞｯ

ココア「あ、リゼちゃんおはよう」

リゼ「あれ……私寝てて……」

ココア「気持ち良さそうに寝てたからそのままにしといたよ～♪」

リゼ「そ、そうか………」

リゼ「！！ココア無免許運転はやめろ！！」

ココア「え？私免許持って……」

僕「あう～」ﾖﾁﾖﾁ

ココア「あ、危ないなぁ……避け」

リゼ「あああああ！！！！！！！敵だ殺せ！！！！！！」ｸﾞｯ

ココア「ちょ、リゼちゃんアクセル踏まなあああああああああああ！！！！！！！」ﾄﾞﾝ

僕「オギャアアアアアアアア！！！！！！！！」死