3: ◆6RLd267PvQ 23/12/24(日) 05:32:14 ID:zjU1
~雪の降る街中~

P「いいのか、今日はクリスマスイヴだろうに俺なんかにくっついてて…」

イヴ「サンタの本領は夜からですから~。それに、プロデューサーさんと一緒にいるの、私は好きですし♪」

P「そっか…何だか悪い気もしてしまうな、クリスマスにサンタを独り占めしてるみたいで」

イヴ「……この辺りの建物にはありませんね~、煙突」

P「北の方に行けばあるだろうが、日本で煙突がある家もそうそうはな……銭湯か工場くらいじゃないか」★

4: ◆6RLd267PvQ 23/12/24(日) 05:32:31 ID:zjU1
イヴ「むぅ…それだとブリッツェンが湿気ちゃいますね~」

P「はは、まぁ銭湯はそうなるのか?プレゼントを配るにも夜中じゃなあ」

イヴ「…私ね、プロデューサーさんにはとっても感謝してるんです。住む場所も、お仕事も、お洋服も、アイドルのみんなとも出逢わせてくれたから」

P「おいおい、改まって何言い出すんだ」

イヴ「だって、本当のことですもん~」☆

5: ◆6RLd267PvQ 23/12/24(日) 05:32:50 ID:zjU1
P「参ったな…俺は寒空に放り出された女の子を放っておけなかっただけで、何なら流れで仕事を押し付けた様なモンなんだぞ」

イヴ「そんなことありません!プロデューサーさんの目を見ていれば、私、わかるんです」

P「目?」

イヴ「はい~。私、プロデューサーさんに色んなものを貰いましたからっ。…例え出逢いが偶然だったとしても、プロデューサーさんは私にとっての大切なサンタクロースなんですよ?」

P「本物のサンタさんにそう言われると何だかくすぐったいな…」★

6: ◆6RLd267PvQ 23/12/24(日) 05:33:04 ID:zjU1
イヴ「だから、今夜は楽しみにしていてくださいね~」

P「今夜……今夜?」

イヴ「はい~。プレゼントを配り終わったら、プロデューサーさんのお家に押しかけちゃいますから♪良い子のプロデューサーさんには、プレゼントをあげなきゃですもんね~」

P「…こりゃ今夜は徹夜確定か…?」☆

7: ◆6RLd267PvQ 23/12/24(日) 05:33:20 ID:zjU1
イヴ「そんなにお待たせはしないですよ~、ブリッツェンのソリならあっという間ですからっ。一緒にクリスマスをお祝いしちゃいましょう~♪」

P「そうだな、あと、忙しいサンタさんの誕生日も…1日ズレちまうけど、改めてゆっくりお祝いさせてくれ」

イヴ「わぁっ、じゃあ、色々用意していかなくちゃ~♪ローストチキンに、クリスマスケーキに、プレゼント…それから……あっ、プロデューサーさんのお家って煙突はありましたっけ~?」

P「いや…そこは普通にドアフォン鳴らしてくれ……」

おわれ。☆

引用元: イヴ・サンタクロース「ありがとうのプレゼント」