2: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 19:35:57.74 ID:wWC8+lbT.net
『カツオ、隠れライバー』
【学校】
カツオ「おはよー!」
中島「それでさ…」
かおりちゃん「へー!すごいー!」
カツオ「ん?何の話をしてるの?」
中島「あ、磯野!聴いてくれよ!
今度の日曜、近くのショッピングモールにμ'sが来るんだって!」
カツオ「え、μ'sが!?」
花沢さん「あら。磯野君、μ'sを知ってるの?」
カツオ「え!あ、いや、知らないよ。何それ?」
中島「μ'sっていうのは、今1番人気のスクールアイドルなんだ!」
早川さん「そのμ'sが、イベントの為に、この町へ来るそうよ!」
カツオ「…へぇー。そうなんだ」
かおりちゃん「磯野君も一緒に観に行かない?」
カツオ「…僕は、遠慮しておくよ。そういうの、興味ないし」
中島「そっか。つまんねぇー野郎だな。
じゃあ僕たちだけで観に行こっか!」
かおりちゃん「うん!」
カツオ(μ'sが、この町に…!)
【学校】
カツオ「おはよー!」
中島「それでさ…」
かおりちゃん「へー!すごいー!」
カツオ「ん?何の話をしてるの?」
中島「あ、磯野!聴いてくれよ!
今度の日曜、近くのショッピングモールにμ'sが来るんだって!」
カツオ「え、μ'sが!?」
花沢さん「あら。磯野君、μ'sを知ってるの?」
カツオ「え!あ、いや、知らないよ。何それ?」
中島「μ'sっていうのは、今1番人気のスクールアイドルなんだ!」
早川さん「そのμ'sが、イベントの為に、この町へ来るそうよ!」
カツオ「…へぇー。そうなんだ」
かおりちゃん「磯野君も一緒に観に行かない?」
カツオ「…僕は、遠慮しておくよ。そういうの、興味ないし」
中島「そっか。つまんねぇー野郎だな。
じゃあ僕たちだけで観に行こっか!」
かおりちゃん「うん!」
カツオ(μ'sが、この町に…!)
4: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 19:36:51.30 ID:wWC8+lbT.net
【家】
ガラガラガラ
カツオ「ただいまぁー!」
サザエ「おかえり。カツオ、冷蔵庫にプリン置いてあるから」
カツオ「後で食べる!」
ダッダッダッダッ
サザエ「どうしたのかしら?
帰ってきたら一目散に部屋へ駆け込んで…。
何か、怪しい…」
ガラガラガラ
カツオ「ただいまぁー!」
サザエ「おかえり。カツオ、冷蔵庫にプリン置いてあるから」
カツオ「後で食べる!」
ダッダッダッダッ
サザエ「どうしたのかしら?
帰ってきたら一目散に部屋へ駆け込んで…。
何か、怪しい…」
5: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 19:37:35.90 ID:wWC8+lbT.net
カツオ「まさか、ライブ以外でμ'sに会えるなんて…!」
カツオ「こうしちゃいられない!
当日の為に、物販のお金を用意しないと…!」
サザエ「何を用意するって?」
カツオ「うわぁ!姐さん!」
サザエ「私に隠し事は通用しないわよ!
さ、白状しなさい!」
カツオ「隠し事って…。僕は何も隠してないよ」
サザエ「ウソおっしゃい!
今、お金を用意しなきゃとか言ってたでしょ」
カツオ「そ、それは…」
サザエ「…言わないと、プリンはなしよ?」
カツオ「そ、そんなぁー!ヒドイよ姐さん!」
サザエ「さ、そろそろ言う気になったかしら?」
カツオ「………わかったよ。全部話す」
カツオ「こうしちゃいられない!
当日の為に、物販のお金を用意しないと…!」
サザエ「何を用意するって?」
カツオ「うわぁ!姐さん!」
サザエ「私に隠し事は通用しないわよ!
さ、白状しなさい!」
カツオ「隠し事って…。僕は何も隠してないよ」
サザエ「ウソおっしゃい!
今、お金を用意しなきゃとか言ってたでしょ」
カツオ「そ、それは…」
サザエ「…言わないと、プリンはなしよ?」
カツオ「そ、そんなぁー!ヒドイよ姐さん!」
サザエ「さ、そろそろ言う気になったかしら?」
カツオ「………わかったよ。全部話す」
6: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 19:38:00.41 ID:wWC8+lbT.net
サザエ「μ's?」
カツオ「そう。今1番人気のスクールアイドルグループなんだ。
メンバーは9人。ちょうど野球ができる人数」
サザエ「ふーん。で、カツオはそのμ'sのファンなのね?」
カツオ「うん!
μ'sのCDは全部買い揃えてるし、
イベントやライブの情報も欠かさずチェックしてるんだ!」
サザエ「あー!最近テストで100点ばかりをとって、父さんから
おこずかいを貰ってると思ったら、そういうことだったのね!」
カツオ「μ'sの為なら、僕は200点だってとれるよ!」
カツオ「そう。今1番人気のスクールアイドルグループなんだ。
メンバーは9人。ちょうど野球ができる人数」
サザエ「ふーん。で、カツオはそのμ'sのファンなのね?」
カツオ「うん!
μ'sのCDは全部買い揃えてるし、
イベントやライブの情報も欠かさずチェックしてるんだ!」
サザエ「あー!最近テストで100点ばかりをとって、父さんから
おこずかいを貰ってると思ったら、そういうことだったのね!」
カツオ「μ'sの為なら、僕は200点だってとれるよ!」
7: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 19:38:36.84 ID:wWC8+lbT.net
カツオ「姐さん。お願いがあるんだけど」
サザエ「聞かなくてもわかるわよ。
どうせ、お金のことでしょ」
カツオ「さすが姐さん!
僕の予想では、イベント後に、
物品販売かサイン入りCDの即販会があると思うんだ。
だから、その分のお金を…!」
サザエ「はいはい。それで、いくらぐらい必要なの?」
カツオ「大体、1000円くらいかな…?」
サザエ「1000円!?そんなにするの?」
カツオ「本当は1000円でも足りないくらいなんだよ?
だけど僕は、それを抑えて、たったの1000円を要求してるんだ」
サザエ「…わかったわ。大事に使いなさいよ?」
カツオ「わーい!姐さんありがとー!」
サザエ「ほんと、調子いいんだから」
サザエ「聞かなくてもわかるわよ。
どうせ、お金のことでしょ」
カツオ「さすが姐さん!
僕の予想では、イベント後に、
物品販売かサイン入りCDの即販会があると思うんだ。
だから、その分のお金を…!」
サザエ「はいはい。それで、いくらぐらい必要なの?」
カツオ「大体、1000円くらいかな…?」
サザエ「1000円!?そんなにするの?」
カツオ「本当は1000円でも足りないくらいなんだよ?
だけど僕は、それを抑えて、たったの1000円を要求してるんだ」
サザエ「…わかったわ。大事に使いなさいよ?」
カツオ「わーい!姐さんありがとー!」
サザエ「ほんと、調子いいんだから」
8: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 19:39:24.32 ID:wWC8+lbT.net
【夜】
「いただきまーすっ!」
波平「知っておるか?
今度の日曜、近くのショッピングモールに有名人が来るらしいぞ」
カツオ(μ'sのことだ…!)
マスオ「あぁー!僕も聞きました!アイドルグループですよね?
確か名前は、み、みゅー…」
サザエ「μ'sでしょ」
マスオ「そうそう。μ'sだ!サザエ、知ってるのかい?」
サザエ「ええ。さっき、カツオが…」
カツオ(姐さん!)
サザエ(あ、ごめん…。ついうっかり…)
「いただきまーすっ!」
波平「知っておるか?
今度の日曜、近くのショッピングモールに有名人が来るらしいぞ」
カツオ(μ'sのことだ…!)
マスオ「あぁー!僕も聞きました!アイドルグループですよね?
確か名前は、み、みゅー…」
サザエ「μ'sでしょ」
マスオ「そうそう。μ'sだ!サザエ、知ってるのかい?」
サザエ「ええ。さっき、カツオが…」
カツオ(姐さん!)
サザエ(あ、ごめん…。ついうっかり…)
9: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 19:40:16.11 ID:wWC8+lbT.net
タラちゃん「カツオにいちゃんも、みゅーずを知ってるですか?」
カツオ「う、うん。今、うちのクラスで話題だからさ…」
ワカメ「私のクラスでも、その話題で持ちきりよ!」
波平「ほう。そんなに有名なのか。母さんは知っとるか?」
フネ「いえ、私も」
マスオ「僕たちの世代よりも、若い世代に人気なんですね!」
サザエ「ほんとねー?」
カツオ「う、うぅ…」
タマ「ミャアオー」
タラちゃん「タマも、みゅーずを知ってるみたいですぅ」
ワカメ「タマもμ'sのイベントに行きたいのかしら?」
タマ「ミャオアー?」
カツオ「う、うん。今、うちのクラスで話題だからさ…」
ワカメ「私のクラスでも、その話題で持ちきりよ!」
波平「ほう。そんなに有名なのか。母さんは知っとるか?」
フネ「いえ、私も」
マスオ「僕たちの世代よりも、若い世代に人気なんですね!」
サザエ「ほんとねー?」
カツオ「う、うぅ…」
タマ「ミャアオー」
タラちゃん「タマも、みゅーずを知ってるみたいですぅ」
ワカメ「タマもμ'sのイベントに行きたいのかしら?」
タマ「ミャオアー?」
10: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 19:41:24.69 ID:wWC8+lbT.net
【翌日、学校】
「おまえ、μ'sで誰推し?」
「俺はやっぱ、凛かな。おまえは?」
「俺は花陽推し~!」
「おまえ、花陽推しかよ!似合わね~!」
「おまえこそ、凛推しとかダサすぎ!」
「なんだとぉ!」
カツオ(ふん、にわかめ。
推しで争ってるような奴らは、みんなにわかだ)
カツオ(本物のファンなら、誰推しだろうと仲良くできるからね)
「おまえ、μ'sで誰推し?」
「俺はやっぱ、凛かな。おまえは?」
「俺は花陽推し~!」
「おまえ、花陽推しかよ!似合わね~!」
「おまえこそ、凛推しとかダサすぎ!」
「なんだとぉ!」
カツオ(ふん、にわかめ。
推しで争ってるような奴らは、みんなにわかだ)
カツオ(本物のファンなら、誰推しだろうと仲良くできるからね)
11: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 19:42:02.97 ID:wWC8+lbT.net
中島「ねえねえ!みんなはμ'sで誰推し?」
花沢さん「私はにこちゃんね。あの可愛らしさには敵わないわ!」
早川さん「私は海未ちゃんよ。
大和撫子って感じがして、かっこいいから!」
かおりちゃん「私は…、ことりちゃんかしら。
あの可愛らしい声に包まれたいわ!」
カツオ(かおりちゃんは、ことりちゃん推しか…。
確かに、あの掴み所のない愛らしさには惹かれるものがあるよね)
花沢さん「中島君は誰推しなの?」
中島「僕?僕はね~。そうだな~。みんな可愛いからな~!」
カツオ(早く言えよ!)
中島「うーん。やっぱり僕は、穂乃果ちゃんだね!」
カツオ(中島は穂乃果ちゃん推しなのか…)
カツオ(僕と、同じじゃないか…!)
花沢さん「私はにこちゃんね。あの可愛らしさには敵わないわ!」
早川さん「私は海未ちゃんよ。
大和撫子って感じがして、かっこいいから!」
かおりちゃん「私は…、ことりちゃんかしら。
あの可愛らしい声に包まれたいわ!」
カツオ(かおりちゃんは、ことりちゃん推しか…。
確かに、あの掴み所のない愛らしさには惹かれるものがあるよね)
花沢さん「中島君は誰推しなの?」
中島「僕?僕はね~。そうだな~。みんな可愛いからな~!」
カツオ(早く言えよ!)
中島「うーん。やっぱり僕は、穂乃果ちゃんだね!」
カツオ(中島は穂乃果ちゃん推しなのか…)
カツオ(僕と、同じじゃないか…!)
13: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 19:43:02.42 ID:wWC8+lbT.net
中島「磯野。おまえはμ'sで誰推しなんだ?」
カツオ「え、僕?」
花沢さん「昨日も言ってたじゃない。
磯野君はμ'sを知らないって」
カツオ「う、うん。全然知らないや」
中島「そっかー。磯野は希か絵里推しだと思ったんだけどなー」
カツオ「え?どうして?」
中島「だって、さ。………ぐふふ…」
カツオ(こ、こいつ!希ちゃんと絵里ちゃんのことを、
やらしい目で見てるのか…!)
カツオ(この ガッパめ…!)
カツオ「え、僕?」
花沢さん「昨日も言ってたじゃない。
磯野君はμ'sを知らないって」
カツオ「う、うん。全然知らないや」
中島「そっかー。磯野は希か絵里推しだと思ったんだけどなー」
カツオ「え?どうして?」
中島「だって、さ。………ぐふふ…」
カツオ(こ、こいつ!希ちゃんと絵里ちゃんのことを、
やらしい目で見てるのか…!)
カツオ(この ガッパめ…!)
14: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 19:44:02.11 ID:wWC8+lbT.net
【家】
ワカメ「どうしたの、お兄ちゃん?
帰ってきてから、ずっと不機嫌よ」
カツオ「あのクラスの連中は駄目だ。まるでわかってない!」
ワカメ「それ、何の話?」
カツオ「…趣味嗜好の話」
ワカメ「ふーん。私のクラスもね、最近は喧嘩ばっかりなの」
カツオ「喧嘩?なんでまた、そんなことが?」
ワカメ「私にはよくわからないんだけど、
ずっと、オシがどうとかって、言い合ってるの」
カツオ「ワカメのクラスもか!」
ワカメ「どうしたの、お兄ちゃん?
帰ってきてから、ずっと不機嫌よ」
カツオ「あのクラスの連中は駄目だ。まるでわかってない!」
ワカメ「それ、何の話?」
カツオ「…趣味嗜好の話」
ワカメ「ふーん。私のクラスもね、最近は喧嘩ばっかりなの」
カツオ「喧嘩?なんでまた、そんなことが?」
ワカメ「私にはよくわからないんだけど、
ずっと、オシがどうとかって、言い合ってるの」
カツオ「ワカメのクラスもか!」
15: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 19:45:37.26 ID:wWC8+lbT.net
ワカメ「オシって何かしら?
それは、喧嘩しなきゃいけないくらいに、大事な物なの?」
カツオ「………ワカメ。推しっていうのは簡単に言うと、
自分が好きなものを、はっきりと主張することだ」
ワカメ「好きなものを?
じゃあどうして、喧嘩になっちゃうの?」
カツオ「自分が好きなものと、相手が好きなものが違うとな…。
例えば、犬が好きな子と、猫が好きな子がいても、
お互いに話が合わないだろう?
推しも、それと同じなんだ」
ワカメ「それなら、その話をしなければいいじゃない」
カツオ「それが、そうもいかないんだ。
マグロのトロが好きな人と、赤身が好きな人がいたら、
二人が話しているのはマグロの話なのに、肝心な所が食い違う。
そんな風に、推しの話も、お互いに食い違って、
結局、喧嘩になっちゃうわけさ」
それは、喧嘩しなきゃいけないくらいに、大事な物なの?」
カツオ「………ワカメ。推しっていうのは簡単に言うと、
自分が好きなものを、はっきりと主張することだ」
ワカメ「好きなものを?
じゃあどうして、喧嘩になっちゃうの?」
カツオ「自分が好きなものと、相手が好きなものが違うとな…。
例えば、犬が好きな子と、猫が好きな子がいても、
お互いに話が合わないだろう?
推しも、それと同じなんだ」
ワカメ「それなら、その話をしなければいいじゃない」
カツオ「それが、そうもいかないんだ。
マグロのトロが好きな人と、赤身が好きな人がいたら、
二人が話しているのはマグロの話なのに、肝心な所が食い違う。
そんな風に、推しの話も、お互いに食い違って、
結局、喧嘩になっちゃうわけさ」
16: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 19:47:21.77 ID:wWC8+lbT.net
カツオ「でもな。本当のファンなら、
例え推しが違ったとしても、受け入れられるはずなんだ」
ワカメ「でも、みんな喧嘩ばっかり」
カツオ「自分と違う推しの人を受け入れられないのは、
ファンじゃないからだ。つまり、にわかなんだ。
にわかに、μ'sを語る資格はない!」
ワカメ「そっか!あの人たちは、にわかなんだ!」
カツオ「そう。だからもう気にすることはない」
ワカメ「あれ?今お兄ちゃん、μ'sって言わなかった?」
カツオ「せ、石けんの方だよ」
ワカメ「…変なお兄ちゃん」
例え推しが違ったとしても、受け入れられるはずなんだ」
ワカメ「でも、みんな喧嘩ばっかり」
カツオ「自分と違う推しの人を受け入れられないのは、
ファンじゃないからだ。つまり、にわかなんだ。
にわかに、μ'sを語る資格はない!」
ワカメ「そっか!あの人たちは、にわかなんだ!」
カツオ「そう。だからもう気にすることはない」
ワカメ「あれ?今お兄ちゃん、μ'sって言わなかった?」
カツオ「せ、石けんの方だよ」
ワカメ「…変なお兄ちゃん」
17: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 19:48:02.42 ID:wWC8+lbT.net
【夜】
「いただきまーすっ!」
波平「今度の日曜日、みんな予定は空いとるか?」
マスオ「はい。僕は大丈夫です」
ワカメ「私も空いてるわ」
タラちゃん「ぼくもひまです」
タマ「ミャアオー」
タラちゃん「タマもひまです」
サザエ「私も、特に予定は無いけど…」
カツオ「………」
波平「もしよければ、家族みんなで、
みゅーずとやらを観に行こうとおもってな」
カツオ「え…」
「いただきまーすっ!」
波平「今度の日曜日、みんな予定は空いとるか?」
マスオ「はい。僕は大丈夫です」
ワカメ「私も空いてるわ」
タラちゃん「ぼくもひまです」
タマ「ミャアオー」
タラちゃん「タマもひまです」
サザエ「私も、特に予定は無いけど…」
カツオ「………」
波平「もしよければ、家族みんなで、
みゅーずとやらを観に行こうとおもってな」
カツオ「え…」
18: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 19:49:01.99 ID:wWC8+lbT.net
サザエ「あら、いいじゃない!」
マスオ「いいですね!僕も、気になってはいたんです」
ワカメ「やったー!μ'sに会えるー!」
タラちゃん「わーいですぅ!」
フネ「久しぶりに家族揃ってのお出掛けですね」
マスオ「いいですね!僕も、気になってはいたんです」
ワカメ「やったー!μ'sに会えるー!」
タラちゃん「わーいですぅ!」
フネ「久しぶりに家族揃ってのお出掛けですね」
19: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 19:50:03.47 ID:wWC8+lbT.net
カツオ「………」
波平「どうした、カツオ?
あまり乗り気ではないか」
サザエ「どうしたのよ?こういう時、1番喜びそうなのに」
カツオ「そ、そんなわけないよ!」
マスオ「カツオ君は、アイドルはあまり好きじゃなかったかい?」
カツオ「そういうわけじゃないけど…。
そ、その日は、中島たちと、野球する予定だからさ!」
波平「そうか。残念だな」
ワカメ「えー!私、μ's観に行きたいー!」
タラちゃん「ぼくもみたいですぅ!」
サザエ「じゃあ、カツオ抜きで観に行きましょう」
フネ「それだと、折角の一家団欒が…」
カツオ「僕は姐さんの意見に賛成だよ!」
波平「カツオ。いいのか?」
カツオ「もともと、アイドルに興味があったわけでもないし…」
サザエ「カツオ…」
波平「どうした、カツオ?
あまり乗り気ではないか」
サザエ「どうしたのよ?こういう時、1番喜びそうなのに」
カツオ「そ、そんなわけないよ!」
マスオ「カツオ君は、アイドルはあまり好きじゃなかったかい?」
カツオ「そういうわけじゃないけど…。
そ、その日は、中島たちと、野球する予定だからさ!」
波平「そうか。残念だな」
ワカメ「えー!私、μ's観に行きたいー!」
タラちゃん「ぼくもみたいですぅ!」
サザエ「じゃあ、カツオ抜きで観に行きましょう」
フネ「それだと、折角の一家団欒が…」
カツオ「僕は姐さんの意見に賛成だよ!」
波平「カツオ。いいのか?」
カツオ「もともと、アイドルに興味があったわけでもないし…」
サザエ「カツオ…」
20: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 19:51:02.39 ID:wWC8+lbT.net
ワカメ「…」
カツオ「…」
ワカメ「お兄ちゃん。もう寝た?」
カツオ「…起きてるよ」
ワカメ「お兄ちゃん、本当にいいの?」
カツオ「何が?」
ワカメ「μ'sよ。本当に観にいかなくて、いいの?」
カツオ「いいんだよ。
………一人で観に行くから」
ワカメ「え?何か言った?」
カツオ「いいや、何も。おやすみ」
ワカメ「…おやすみ」
カツオ「…」
ワカメ「お兄ちゃん。もう寝た?」
カツオ「…起きてるよ」
ワカメ「お兄ちゃん、本当にいいの?」
カツオ「何が?」
ワカメ「μ'sよ。本当に観にいかなくて、いいの?」
カツオ「いいんだよ。
………一人で観に行くから」
ワカメ「え?何か言った?」
カツオ「いいや、何も。おやすみ」
ワカメ「…おやすみ」
24: >>1(茸)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 20:14:06.54 ID:6RZNB0Yk.net
【日曜日、イベント当日】
カツオ「それじゃあ、行ってきます!」
サザエ「あ、カツオ!」
カツオ「な、何さ!?」
サザエ「………精一杯、楽しんでらっしゃい」
カツオ「姐さん…」
カツオ(やっぱり、姐さんには全部、お見通しだな…!)
カツオ「それじゃあ、行ってきます!」
サザエ「あ、カツオ!」
カツオ「な、何さ!?」
サザエ「………精一杯、楽しんでらっしゃい」
カツオ「姐さん…」
カツオ(やっぱり、姐さんには全部、お見通しだな…!)
25: >>1(茸)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 20:16:03.57 ID:589JuN6t.net
カツオ(ふぅ…。一旦落ち着こう)
カツオ(イベントは12時から。まだ時間は2時間もある)
カツオ(…改めて、作戦を確認しておこう)
カツオ(まずは、サングラスとマスクと帽子の着用。
知り合いにバレたら、二度と学校に行けなくなるからね…)
カツオ(ショッピングモールの大広間に着いたら、
ステージの前列のポジションを確保しておく。
プロライバーなら、数時間前からのポジショニングは当たり前だ)
カツオ(それからは、イベントが始まるまで、ひたすら待つ!)
カツオ(イベントが始まっても、落ち着きを持って興奮すること。
決して暴れたり、目立つような動きはとらないこと。
もしかしたら、知り合いや家族にバレるかもしれないからね…)
カツオ(そして、イベント終了後。
速やかにCD物販ゾーンで商品を購入し、家へと帰る!
買ったものはすぐに、誰も見つけられない場所へ隠す!)
カツオ(ここまで脳内シミュレーションできたら問題ない!)
カツオ(要は、誰にもバレなければいいんだ)
カツオ(慎重に、慎重に………)
カツオ(イベントは12時から。まだ時間は2時間もある)
カツオ(…改めて、作戦を確認しておこう)
カツオ(まずは、サングラスとマスクと帽子の着用。
知り合いにバレたら、二度と学校に行けなくなるからね…)
カツオ(ショッピングモールの大広間に着いたら、
ステージの前列のポジションを確保しておく。
プロライバーなら、数時間前からのポジショニングは当たり前だ)
カツオ(それからは、イベントが始まるまで、ひたすら待つ!)
カツオ(イベントが始まっても、落ち着きを持って興奮すること。
決して暴れたり、目立つような動きはとらないこと。
もしかしたら、知り合いや家族にバレるかもしれないからね…)
カツオ(そして、イベント終了後。
速やかにCD物販ゾーンで商品を購入し、家へと帰る!
買ったものはすぐに、誰も見つけられない場所へ隠す!)
カツオ(ここまで脳内シミュレーションできたら問題ない!)
カツオ(要は、誰にもバレなければいいんだ)
カツオ(慎重に、慎重に………)
27: >>1(茸)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 20:16:49.84 ID:589JuN6t.net
「ね、ねえ。…そこの君」
カツオ「え?」
「この近くに、ショッピングモールってあるかな?」
カツオ「はい、ありますよ」
「そっか!よかったー。ありがとね!」
カツオ(変な人だな…。
サングラスにマスクに帽子をかぶって、いかにも怪しいよ)
カツオ(………って、僕も同じか…)
カツオ「え?」
「この近くに、ショッピングモールってあるかな?」
カツオ「はい、ありますよ」
「そっか!よかったー。ありがとね!」
カツオ(変な人だな…。
サングラスにマスクに帽子をかぶって、いかにも怪しいよ)
カツオ(………って、僕も同じか…)
28: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 20:17:32.15 ID:589JuN6t.net
怪しい人「…あれ?道、どっちだったっけ…?」
カツオ「………あの、ショッピングモールに行くんですよね?
よければ案内しましょうか?」
怪しい人「え、ほんとに!?いいの?」
カツオ「僕もちょうど、ショッピングモールに
向かうところだったので」
怪しい人「ありがとー!助かるよ!
これで、イベントに間に合うはず…!」
カツオ「え…?」
カツオ「………あの、ショッピングモールに行くんですよね?
よければ案内しましょうか?」
怪しい人「え、ほんとに!?いいの?」
カツオ「僕もちょうど、ショッピングモールに
向かうところだったので」
怪しい人「ありがとー!助かるよ!
これで、イベントに間に合うはず…!」
カツオ「え…?」
29: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 20:18:46.31 ID:589JuN6t.net
カツオ(今、この人、イベントって言った…?)
カツオ「あなたも、μ'sのイベントを観に行くんですか?」
怪しい人「え?………あー、うん。そうだよ。
今から、μ'sを観に行くの!」
カツオ「奇遇ですね。僕も、μ'sを観に行くところなんです!」
怪しい人「えー、ほんとにー?
そんな怪しい格好して?」
カツオ「あなたの格好も怪しいですよ」
怪しい人「…あ、そっか。私も変装してたんだった…。えへへ!」
カツオ(この人も、身内にバレたくないから変装してるのかな)
カツオ(…それにしても、どこかで見たことあるような………)
カツオ「あなたも、μ'sのイベントを観に行くんですか?」
怪しい人「え?………あー、うん。そうだよ。
今から、μ'sを観に行くの!」
カツオ「奇遇ですね。僕も、μ'sを観に行くところなんです!」
怪しい人「えー、ほんとにー?
そんな怪しい格好して?」
カツオ「あなたの格好も怪しいですよ」
怪しい人「…あ、そっか。私も変装してたんだった…。えへへ!」
カツオ(この人も、身内にバレたくないから変装してるのかな)
カツオ(…それにしても、どこかで見たことあるような………)
30: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 20:25:34.98 ID:589JuN6t.net
カツオ「この商店街を抜けると、近道になるんです」
怪しい人「へー、そうなんだ。
君は、この辺の人?」
カツオ「はい、そうです。
生まれた時からずっと、この町で暮らしてます」
怪しい人「…いい町だね」
カツオ「そうですか…?」
怪しい人「うん!絶対にいい町だよ!
私、そういうのわかるもん!」
怪しい人「へー、そうなんだ。
君は、この辺の人?」
カツオ「はい、そうです。
生まれた時からずっと、この町で暮らしてます」
怪しい人「…いい町だね」
カツオ「そうですか…?」
怪しい人「うん!絶対にいい町だよ!
私、そういうのわかるもん!」
31: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 20:26:12.81 ID:589JuN6t.net
カツオ(このお姉さん、可愛い声だなぁ…)
怪しい人「あ、信じてないなー?ほんとなんだからね!」
カツオ「え?あ、はい!」
カツオ(このお姉さん、きれいだな………)
怪しい人「あ、信じてないなー?ほんとなんだからね!」
カツオ「え?あ、はい!」
カツオ(このお姉さん、きれいだな………)
32: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 20:27:04.76 ID:589JuN6t.net
怪しい人「ねえねえ。変なこと聞くけど、君はμ'sで、誰が好き?」
カツオ「えっと、僕が誰推しなのかってことですか?」
怪しい人「あー、そうだね。推しだよ、推し」
カツオ「僕は、…穂乃果ちゃん推しです」
怪しい人「え、ほんと!?やった!」
カツオ「どうしてお姉さんが喜んでるの…?」
怪しい人「え?あ、あはは…。ついつい…」
カツオ「えっと、僕が誰推しなのかってことですか?」
怪しい人「あー、そうだね。推しだよ、推し」
カツオ「僕は、…穂乃果ちゃん推しです」
怪しい人「え、ほんと!?やった!」
カツオ「どうしてお姉さんが喜んでるの…?」
怪しい人「え?あ、あはは…。ついつい…」
33: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 20:27:47.50 ID:589JuN6t.net
カツオ「お姉さんは、誰推しなんですか?」
怪しい人「え、私?」
カツオ「はい。誰推しですか?」
怪しい人「そうだね。私は………。みんな、好きだよ」
カツオ「箱推し、ですね」
怪しい人「箱…、うん。たぶんそれ!」
カツオ(箱推しか…。平和案だな…)
怪しい人「え、私?」
カツオ「はい。誰推しですか?」
怪しい人「そうだね。私は………。みんな、好きだよ」
カツオ「箱推し、ですね」
怪しい人「箱…、うん。たぶんそれ!」
カツオ(箱推しか…。平和案だな…)
34: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 20:28:43.65 ID:589JuN6t.net
カツオ「着きましたよ。ここがショッピングモールです」
怪しい人「ああ、よかった。ちゃんと着いたー!
案内してくれてありがとう!それじゃ、私は行くね」
カツオ「え?イベント会場はこっちですよ?」
怪しい人「ごめんね。
…みんなが、呼んでるから」
「穂乃果ちゃん~!早く~!」
「遅いですよ!急いでください!」
「穂乃果ー!」
カツオ「………え?ホノカって…、ええ!?」
穂乃果「騙しててごめんね?
それじゃ、今日は楽しんでいってね!」
「ほら、急いで!」
「あー!待ってよ~!」
カツオ「今の人…、穂乃果ちゃん………!?」
怪しい人「ああ、よかった。ちゃんと着いたー!
案内してくれてありがとう!それじゃ、私は行くね」
カツオ「え?イベント会場はこっちですよ?」
怪しい人「ごめんね。
…みんなが、呼んでるから」
「穂乃果ちゃん~!早く~!」
「遅いですよ!急いでください!」
「穂乃果ー!」
カツオ「………え?ホノカって…、ええ!?」
穂乃果「騙しててごめんね?
それじゃ、今日は楽しんでいってね!」
「ほら、急いで!」
「あー!待ってよ~!」
カツオ「今の人…、穂乃果ちゃん………!?」
36: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 20:29:25.43 ID:589JuN6t.net
ワカメ「わー!人がいっぱい!」
マスオ「すごい混み合いですね!」
波平「ステージも何も見えないじゃないか!」
タラちゃん「ここに、みゅーずがいるですか?」
サザエ「ええ。12時になったら始まるわよ」
ワカメ「んー!見えないわー!」
波平「仕方ない。わしが肩車してやろう」
ワカメ「ありがとー、お父さん!」
波平「ふ、ふぐあああ!」
フネ「あなた!」
マスオ「すごい混み合いですね!」
波平「ステージも何も見えないじゃないか!」
タラちゃん「ここに、みゅーずがいるですか?」
サザエ「ええ。12時になったら始まるわよ」
ワカメ「んー!見えないわー!」
波平「仕方ない。わしが肩車してやろう」
ワカメ「ありがとー、お父さん!」
波平「ふ、ふぐあああ!」
フネ「あなた!」
37: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 20:30:41.30 ID:589JuN6t.net
「それでは、今大人気のスクールアイドル、μ'sの登場です!」
カツオ(………結局、あんまりいい場所につけなかった…)
穂乃果『みんなー!今日は私たちの為に集まってくれて、
ほんとうに、ありがとーーー!』
「うおおおおおおおお!!!」
カツオ(穂乃果ちゃんだ…!)
穂乃果『ん?』
カツオ(あ、こっち見た…)
穂乃果『ふふっ♪今日は一段と、盛り上がっていくよー!』
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
カツオ(………結局、あんまりいい場所につけなかった…)
穂乃果『みんなー!今日は私たちの為に集まってくれて、
ほんとうに、ありがとーーー!』
「うおおおおおおおお!!!」
カツオ(穂乃果ちゃんだ…!)
穂乃果『ん?』
カツオ(あ、こっち見た…)
穂乃果『ふふっ♪今日は一段と、盛り上がっていくよー!』
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
38: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 20:31:26.43 ID:589JuN6t.net
「今、俺穂乃果と目が合った!」
「はあ?俺のことを見てたに決まってんだろ!」
「なんだとぉ!」
『それぞれが好きなことで頑張れるなら~♪』
「はい!さい!はい!さい!」
カツオ「穂乃果ちゃん…!」
「はあ?俺のことを見てたに決まってんだろ!」
「なんだとぉ!」
『それぞれが好きなことで頑張れるなら~♪』
「はい!さい!はい!さい!」
カツオ「穂乃果ちゃん…!」
39: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 20:32:25.82 ID:589JuN6t.net
【家】
ワカメ「結局、全然見れなかったー」
タラちゃん「ぼくはみえたです!」
マスオ「僕が肩車してあげたからねぇ~!」
サザエ「何も見えなかったけど、楽しかったわー」
フネ「ええ。若いって、いいですね」
波平「…それより、カツオはどうしたんだ?」
サザエ「帰ってから、ずっと部屋に篭りっきりなのよ」
タラちゃん「しんぱいですぅ」
ワカメ「大丈夫よ。お腹が空いたら、部屋から出てくるわ」
サザエ「それもそうね」
ピンポーン
マスオ「こんな時間に、誰だろう?」
サザエ「はーい!今出まーす!」
ワカメ「結局、全然見れなかったー」
タラちゃん「ぼくはみえたです!」
マスオ「僕が肩車してあげたからねぇ~!」
サザエ「何も見えなかったけど、楽しかったわー」
フネ「ええ。若いって、いいですね」
波平「…それより、カツオはどうしたんだ?」
サザエ「帰ってから、ずっと部屋に篭りっきりなのよ」
タラちゃん「しんぱいですぅ」
ワカメ「大丈夫よ。お腹が空いたら、部屋から出てくるわ」
サザエ「それもそうね」
ピンポーン
マスオ「こんな時間に、誰だろう?」
サザエ「はーい!今出まーす!」
40: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 20:33:08.18 ID:589JuN6t.net
カツオ「………」
カツオ(あー!僕は何やってるんだ!)
カツオ(いい場所も取れなかったし、CD物販も買えなかったし…)
カツオ(…それに、まさかあのお姉さんが、
穂乃果ちゃんだなんて………)
カツオ(あー!僕のバカ!サインだけでも貰えばよかったー!)
カツオ(もう二度と、会う機会なんてないよな………)
カツオ(…今夜は、ライブの映像でも見よう)
カツオ(あー!僕は何やってるんだ!)
カツオ(いい場所も取れなかったし、CD物販も買えなかったし…)
カツオ(…それに、まさかあのお姉さんが、
穂乃果ちゃんだなんて………)
カツオ(あー!僕のバカ!サインだけでも貰えばよかったー!)
カツオ(もう二度と、会う機会なんてないよな………)
カツオ(…今夜は、ライブの映像でも見よう)
41: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 20:33:52.57 ID:589JuN6t.net
カツオ(…それより、お腹空いたな。ごはん食べよう)
「………それじゃあ、よろしく伝えておいてください!」
「ええ。わざわざ家まで来てもらって、ありがとうね」
「いえいえ!それでは、失礼します!」
「また、ライブしに来てね!」
ガラガラガラ
「………それじゃあ、よろしく伝えておいてください!」
「ええ。わざわざ家まで来てもらって、ありがとうね」
「いえいえ!それでは、失礼します!」
「また、ライブしに来てね!」
ガラガラガラ
42: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 20:35:27.24 ID:589JuN6t.net
カツオ「………誰か来てたの?」
タラちゃん「みゅーずのおねえちゃんですぅ!」
カツオ「え?μ'sの?」
タラちゃん「まんなかでおどってた人ですぅ!」
サザエ「穂乃果ちゃんが、わざわざ家まで出向いてくれたのよ」
カツオ「ええ!穂乃果ちゃんが!?それならそうと言ってよ!」
ワカメ「もう帰っちゃったけどね」
カツオ「なんで僕を呼んでくれなかったのさ!」
サザエ「だって、呼ばなくてもいいって言われたんだもの」
カツオ「………」
タラちゃん「これ、おねえちゃんからのプレゼントですぅ」
カツオ「え…?僕に?」
サザエ「あんた、道に迷ってる穂乃果ちゃんを助けたんだって?
偉いことするじゃない!
そのプレゼントは、お礼の品だそうよ」
カツオ「穂乃果ちゃんが、僕に…!」
ワカメ「お兄ちゃん。やっぱりμ'sのファンだったんだ」
サザエ「あの子も真剣なのよ。ほっといてあげましょ」
タラちゃん「みゅーずのおねえちゃんですぅ!」
カツオ「え?μ'sの?」
タラちゃん「まんなかでおどってた人ですぅ!」
サザエ「穂乃果ちゃんが、わざわざ家まで出向いてくれたのよ」
カツオ「ええ!穂乃果ちゃんが!?それならそうと言ってよ!」
ワカメ「もう帰っちゃったけどね」
カツオ「なんで僕を呼んでくれなかったのさ!」
サザエ「だって、呼ばなくてもいいって言われたんだもの」
カツオ「………」
タラちゃん「これ、おねえちゃんからのプレゼントですぅ」
カツオ「え…?僕に?」
サザエ「あんた、道に迷ってる穂乃果ちゃんを助けたんだって?
偉いことするじゃない!
そのプレゼントは、お礼の品だそうよ」
カツオ「穂乃果ちゃんが、僕に…!」
ワカメ「お兄ちゃん。やっぱりμ'sのファンだったんだ」
サザエ「あの子も真剣なのよ。ほっといてあげましょ」
43: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 20:36:10.12 ID:589JuN6t.net
カツオ(穂乃果ちゃんからのプレゼント!
何が入ってるのかな~?)
カツオ(あ、これは!今日買えなかったCD物販だ!
しかも、直筆サイン入り!)
カツオ(こ、これは、一生の宝物だよ…!)
カツオ(ん?まだ大きいのが入ってる。何だろう………)
何が入ってるのかな~?)
カツオ(あ、これは!今日買えなかったCD物販だ!
しかも、直筆サイン入り!)
カツオ(こ、これは、一生の宝物だよ…!)
カツオ(ん?まだ大きいのが入ってる。何だろう………)
44: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 20:42:01.58 ID:589JuN6t.net
【数日後】
波平「ほう。カツオが勉強しておるぞ」
サザエ「なんでも、穂乃果ちゃんと同じ学校に行きたいそうよ」
波平「それはいい。目標があれば、勉強に身が入る」
サザエ「ちょっと、お父さん!
穂乃果ちゃんが通ってる学校は、女子校よ!?」
波平「なにぃ!?」
カツオ「待っててね!穂乃果ちゃん~!」
サザエ「性転換しなければいいけど…」
波平「ほう。カツオが勉強しておるぞ」
サザエ「なんでも、穂乃果ちゃんと同じ学校に行きたいそうよ」
波平「それはいい。目標があれば、勉強に身が入る」
サザエ「ちょっと、お父さん!
穂乃果ちゃんが通ってる学校は、女子校よ!?」
波平「なにぃ!?」
カツオ「待っててね!穂乃果ちゃん~!」
サザエ「性転換しなければいいけど…」
46: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 20:44:28.17 ID:589JuN6t.net
「さーて、来週のサザライブ!はー?」
『ワカメ、生える』
『サザエの半コテ』
『マスオ、転売ヤーになる』
「の3本です」
「来週もまた見てくださいね~!ジャンケンポン!うふふふふ」
おわり
『ワカメ、生える』
『サザエの半コテ』
『マスオ、転売ヤーになる』
「の3本です」
「来週もまた見てくださいね~!ジャンケンポン!うふふふふ」
おわり
引用元: ・サザエ「ラブライブ?」
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