2: ◆.4onPpJ5Npto 2016/12/14(水) 19:53:46.95 ID:uVi1O4X+O
モバP(以下P)「お、おう…」

秋葉「なんだその反応は、興味がないか?」

P「いや、なんでも」

P「で、そいつはどんなもんなんだ?」

秋葉「ならば説明してやろう」

秋葉「まず、コピーしたいアイドルをこのカプセルに入らせる」

P「危険性はないのか?」

秋葉「アイドルが入っている間はスキャンしかしないからな、大丈夫だ。それに、スキャン方法も人体に問題がないことは証明済みだ」

3: ◆.4onPpJ5Npto 2016/12/14(水) 19:55:07.53 ID:uVi1O4X+O
P「ならいいのか?…で、その後は?」

秋葉「ここに必要な原料が表示されるから、それをこっち側から入れて待つ。1~2時間したら出来上がりだ」

P「なるほど、結構時間かかるのな。で、材料ってのは?」

秋葉「それなら」

一ノ瀬志木「にゃは~、ここに用意したよ~」

P「志木か、いつの間に」

秋葉「志木には開発の段階から協力して貰ったからな。材料の用意も彼女に頼んだ」

志木「中身は企業秘密だけどね~」

P「企業秘密って…」

10: ◆.4onPpJ5Npto 2016/12/14(水) 20:01:57.49 ID:uVi1O4X+O
 
秋葉「まあいい、試しにやってみよう。誰か、実験台になりたい奴はいるか?」

P「待て、作った後のクローンはどうする?そいつは自分と同じ存在と対面する訳だろう?正気を保てるのか?」

秋葉「無理だろうな。だから、そうなれば殺すしかないだろう」

P「おい!それは殺人じゃないのか?」

秋葉「そもそも人間のクローンを作る時点で法には触れているからな。それに、殺すと言ってもまた装置に入れて分解するだけだから、元のアイドルの精神への影響もあるまい」

秋葉「あくまで今回の実験は、この装置が成功か失敗か試すだけのものだ」

5: ◆.4onPpJ5Npto 2016/12/14(水) 19:57:22.27 ID:uVi1O4X+O
秋葉「というわけで、誰か、やってくれるか?」

緒方智恵理「わたしは…ちょっと怖いかな…凜ちゃんはどう?」

渋谷凜「私も怖くないわけじゃないけど…でも誰かやらなきゃ駄目なんでしょ?じゃあ私がやるよ」

秋葉「ありがとう。では、ここに入ってくれ。スキャンは2~3分で終わるし、酸素濃度も一定になるようにしてある」

凜「わかったよ。…入ってみると、意外と狭くないんだね。居心地は、悪くないかな」

秋葉「デザインに強いアイドルに協力して貰ったからな。まあそこまで長くいる空間ではないのだが」



秋葉「完了だ。あと1~2時間もすれば出来上がるだろう」

智恵理「凜ちゃんのクローンかあ…」

6: ◆.4onPpJ5Npto 2016/12/14(水) 19:58:12.38 ID:uVi1O4X+O
~1時間後~

秋葉「お、出来たみたいだな」

凜?「…」

凜「本当に私そっくりだ…こんにちは」

秋葉「まあな。クローンというものは、そういうものだ」

凜?「…!?」

凜?「!!!」

凜?「」

秋葉「どうやらパニックを起こしたみたいだが、言語の知識がないから喋れないようだ。早く捕まえて戻さなければ…あれ、Pは?」

智恵理「プロデューサーさんなら、なんか緊急連絡が来たとかで、行っちゃいました」

秋葉「そうか…志木!」

志木「はいは~い。必殺!チオペンタール~」

ブスッ

秋葉「そんなもの持っていたのか…ありがとう、志木」

(チオペンタール:短時間麻酔薬、現在入手困難)

7: ◆.4onPpJ5Npto 2016/12/14(水) 19:59:11.96 ID:uVi1O4X+O
志木「いいよいいよ~、それより、これどうする?」

秋葉「私たちじゃどうにもならんからな、とりあえずここに置いておこう」

凜「私が寝てる…変な感じ」

智恵理「あ、プロデューサーが帰って来ました」

バタン

P「おい、秋葉!それに凜、智恵理、志木!」

「「「「なんだ?(なに?)(なんですか?)(なになに~?)」」」」

8: ◆.4onPpJ5Npto 2016/12/14(水) 19:59:45.85 ID:uVi1O4X+O
P「晶葉、凛、智絵里、志希が交通事故に遭った!至急、代わりにBスタジオに行ってくれ!」

引用元: 池袋秋葉「出来たぞ!クローン作成装置だ!」