1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 00:31:00.952 ID:Vg9p7mcz0.net
同僚女「社会人のくせに実家通いはヤバイでしょー」
男「……すみません」
同僚女「だって、いい年してお母さんにご飯とか作ってもらってるんでしょ?」
男「はい……」
同僚女「悪いけど、あなたを一人前の男として見ることはできないなー」
男「そうですよね……」
男「……すみません」
同僚女「だって、いい年してお母さんにご飯とか作ってもらってるんでしょ?」
男「はい……」
同僚女「悪いけど、あなたを一人前の男として見ることはできないなー」
男「そうですよね……」
9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 00:34:09.952 ID:Vg9p7mcz0.net
同僚女「そこで、私から提案があるんだけど」
男「なんですか?」
同僚女「私のマンションで暮らさない?」
男「ど、どういうことですか?」ドキドキドキ
同僚女「やだ、そんなに身構えないでよ!」
同僚女「私も夜一人だと寂しいことがあるし、もう一人ルームメイトが欲しいなーぐらいの感覚よ」
男「そういうことですか……」
男「なんですか?」
同僚女「私のマンションで暮らさない?」
男「ど、どういうことですか?」ドキドキドキ
同僚女「やだ、そんなに身構えないでよ!」
同僚女「私も夜一人だと寂しいことがあるし、もう一人ルームメイトが欲しいなーぐらいの感覚よ」
男「そういうことですか……」
14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 00:37:05.015 ID:Vg9p7mcz0.net
同僚女「嫌になったら、すぐ出ていってくれればいいんだし」
同僚女「私もそこらへんはサバサバしてるから、全然気にしないし」
同僚女「ねえ、どう?」
男「そうですね……」
男「ぼくはいいんですけど、お父さんとお母さんが許してくれるかどうか……」
同僚女「そんなのいい大人なんだし、許してくれるに決まってるじゃない!」
男「でも……」
同僚女「私もそこらへんはサバサバしてるから、全然気にしないし」
同僚女「ねえ、どう?」
男「そうですね……」
男「ぼくはいいんですけど、お父さんとお母さんが許してくれるかどうか……」
同僚女「そんなのいい大人なんだし、許してくれるに決まってるじゃない!」
男「でも……」
17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 00:40:20.013 ID:Vg9p7mcz0.net
同僚女「あー、分かった分かった!」
同僚女「だったらこうしよう」
同僚女「私があなたのお父さんとお母さんを説得してあげる!」
同僚女「これでどう?」
男「いいんですか?」
同僚女「私から提案してるんだしね、それぐらいはやらなきゃ」
男「じゃあ今日はぼくの実家にご案内します!」
同僚女「よろしくね」
同僚女「あ、そうだ。リポビタンD飲んでおこっと」グビッ
同僚女「だったらこうしよう」
同僚女「私があなたのお父さんとお母さんを説得してあげる!」
同僚女「これでどう?」
男「いいんですか?」
同僚女「私から提案してるんだしね、それぐらいはやらなきゃ」
男「じゃあ今日はぼくの実家にご案内します!」
同僚女「よろしくね」
同僚女「あ、そうだ。リポビタンD飲んでおこっと」グビッ
21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 00:43:24.529 ID:Vg9p7mcz0.net
電車――
ガタンゴトン… ガタンゴトン…
同僚女「電車はどこまで乗るの?」
男「終点までです」
同僚女「へえ、結構遠いのね」
同僚女(こりゃ帰りは結構遅くなっちゃうかも……まあいいけど)
ガタンゴトン… ガタンゴトン…
同僚女「電車はどこまで乗るの?」
男「終点までです」
同僚女「へえ、結構遠いのね」
同僚女(こりゃ帰りは結構遅くなっちゃうかも……まあいいけど)
24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 00:46:34.109 ID:Vg9p7mcz0.net
終点――
同僚女「ここからはどうするの? バス? それとも自転車かなにか?」
男「いや……どっちでもないですよ」ピューイッ
魔女「ひっひっひ、呼んだかい?」ヒュオッ
男「今日もよろしく頼むよ」
同僚女「ホウキに乗った……魔女!?」
魔女「さあ、乗っておくれ。飛ばすからねえ」
ドヒュンッ!
同僚女「新幹線より、ずっと速い!」
同僚女「ここからはどうするの? バス? それとも自転車かなにか?」
男「いや……どっちでもないですよ」ピューイッ
魔女「ひっひっひ、呼んだかい?」ヒュオッ
男「今日もよろしく頼むよ」
同僚女「ホウキに乗った……魔女!?」
魔女「さあ、乗っておくれ。飛ばすからねえ」
ドヒュンッ!
同僚女「新幹線より、ずっと速い!」
31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 00:49:46.983 ID:Vg9p7mcz0.net
同僚女(ホウキに揺られること、およそ3時間……)
魔女「はい、到着だよ」
魔女「あたしの力で送れるのはここまでだ。どうか許しておくれ……」シクシク…
男「ありがとう。泣かないで、魔女のおばあちゃん」
男「さ、ここからは歩きましょう」
同僚女「うん」
同僚女(ホウキを降りた私の目の前には広大な密林が広がっていた――)
魔女「はい、到着だよ」
魔女「あたしの力で送れるのはここまでだ。どうか許しておくれ……」シクシク…
男「ありがとう。泣かないで、魔女のおばあちゃん」
男「さ、ここからは歩きましょう」
同僚女「うん」
同僚女(ホウキを降りた私の目の前には広大な密林が広がっていた――)
34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 00:52:15.378 ID:Vg9p7mcz0.net
同僚女「なんなの? この密林……」
男「ここを通らないと、ぼくの実家にはたどり着けないんです」
男「さ、入りますよ!」ガサガサ…
同僚女「ええっ、まだ心の準備が!」
男「密林の中では、無数の毒蛇や虎が襲ってきますから、なるべく気配を消して下さいね」
同僚女「消し方なんて分からないわよ!」
男「ここを通らないと、ぼくの実家にはたどり着けないんです」
男「さ、入りますよ!」ガサガサ…
同僚女「ええっ、まだ心の準備が!」
男「密林の中では、無数の毒蛇や虎が襲ってきますから、なるべく気配を消して下さいね」
同僚女「消し方なんて分からないわよ!」
42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 00:55:04.496 ID:Vg9p7mcz0.net
毒蛇「シャーッ!」
男「はっ!」ベシッ
毒蛇「シュルル……」ビクンビクン
虎「ガルルァッ!」
男「とうっ!」バシッ
虎「ガルゥ……」ドサッ
同僚女「殺しちゃったの……?」
男「いえ気絶させただけです」
同僚女(日頃頼りない彼が毒蛇や虎を手刀でやっつけていく姿は、まさに驚きであった)
男「はっ!」ベシッ
毒蛇「シュルル……」ビクンビクン
虎「ガルルァッ!」
男「とうっ!」バシッ
虎「ガルゥ……」ドサッ
同僚女「殺しちゃったの……?」
男「いえ気絶させただけです」
同僚女(日頃頼りない彼が毒蛇や虎を手刀でやっつけていく姿は、まさに驚きであった)
45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 00:58:40.701 ID:Vg9p7mcz0.net
ドドドドドドドドドド……!
同僚女「土石流みたいな川ね……」
男「時速300km以上で流れてますからね」
男「しかも、川の中には恐竜をも9.58秒で食い尽くすスーパーピラニアがいます」
同僚女「そんな……! どうやって渡ればいいのよ!?」
男「もちろん、こうします」ヒョイッ
男「あなたを肩車してぼくが渡れば、安心です」ザブザブ…
同僚女「でもピラニアが……!」
男「大丈夫、スーパーピラニアの牙といえど、ぼくの体には歯が立ちませんから」ザブザブ…
同僚女(彼のいうとおり、無数のスーパーピラニアが彼を食べようとしては、脱落していった)
同僚女「土石流みたいな川ね……」
男「時速300km以上で流れてますからね」
男「しかも、川の中には恐竜をも9.58秒で食い尽くすスーパーピラニアがいます」
同僚女「そんな……! どうやって渡ればいいのよ!?」
男「もちろん、こうします」ヒョイッ
男「あなたを肩車してぼくが渡れば、安心です」ザブザブ…
同僚女「でもピラニアが……!」
男「大丈夫、スーパーピラニアの牙といえど、ぼくの体には歯が立ちませんから」ザブザブ…
同僚女(彼のいうとおり、無数のスーパーピラニアが彼を食べようとしては、脱落していった)
53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 01:01:26.160 ID:Vg9p7mcz0.net
兵士A「おっ、人間が来たぞよ?」
兵士B「殺っちゃう? 殺っちゃう? ウーパールーパー?」
兵士C「久々の獲物だぜ!」
同僚女「やっと川を渡り切ったと思ったら、なんなのよあいつら!?」
男「心配いりません。ただの血に飢えた兵士ですよ」
男「ですが、装備はAK47やM16とあなどれません! 気をつけて下さい!」
兵士B「殺っちゃう? 殺っちゃう? ウーパールーパー?」
兵士C「久々の獲物だぜ!」
同僚女「やっと川を渡り切ったと思ったら、なんなのよあいつら!?」
男「心配いりません。ただの血に飢えた兵士ですよ」
男「ですが、装備はAK47やM16とあなどれません! 気をつけて下さい!」
56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 01:04:40.021 ID:Vg9p7mcz0.net
兵士A「撃て撃てぇぇぇぇぇっ!!!」
ガガガガガガガッ
男「ぼくが盾になります!」キキキキキキンッ
男「さあ、先を急ぎましょう!」キキキキキキンッ
男「ある程度攻撃したら、彼らは満足して巣に戻りますから!」キキキキキキンッ
同僚女「ひいいいっ!」
ガガガガガガガッ
男「ぼくが盾になります!」キキキキキキンッ
男「さあ、先を急ぎましょう!」キキキキキキンッ
男「ある程度攻撃したら、彼らは満足して巣に戻りますから!」キキキキキキンッ
同僚女「ひいいいっ!」
62: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 01:07:37.957 ID:Vg9p7mcz0.net
ギシギシ… ギシギシ…
同僚女「なんなの、この吊り橋……」
同僚女「手すりがないし、幅が10センチぐらいしかない上に、底が見えない……」
男「落ちると無限地獄へまっさかさまです」
同僚女「無限地獄ってなに?」
男「文字通り、永遠に無限大の苦痛を味わわされる地獄です」
男「なので、決して落ちないように」
同僚女「そんなこといわれても……きゃっ!」ズルッ
同僚女「なんなの、この吊り橋……」
同僚女「手すりがないし、幅が10センチぐらいしかない上に、底が見えない……」
男「落ちると無限地獄へまっさかさまです」
同僚女「無限地獄ってなに?」
男「文字通り、永遠に無限大の苦痛を味わわされる地獄です」
男「なので、決して落ちないように」
同僚女「そんなこといわれても……きゃっ!」ズルッ
63: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 01:10:10.793 ID:Vg9p7mcz0.net
男「おっと」ガシッ
同僚女「きゃあああ、落ちるぅぅぅぅぅぅっ!」
男「大丈夫です! ファイトーッ!」グイッ
同僚女「いっぱーつ!」
男「ね?」ニコッ
同僚女「リポビタンD飲んでおいてよかったわ……」
同僚女「きゃあああ、落ちるぅぅぅぅぅぅっ!」
男「大丈夫です! ファイトーッ!」グイッ
同僚女「いっぱーつ!」
男「ね?」ニコッ
同僚女「リポビタンD飲んでおいてよかったわ……」
70: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 01:13:33.319 ID:Vg9p7mcz0.net
ドラゴン「ギャオオオオオオンッ!」
同僚女「きゃああっ! ドラゴンだわ! 初めて見た!」パシャッパシャッ
男「ぼくらを通せんぼするつもりのようですね」
男「30秒待ってて下さい。すぐに決着をつけます!」
男「行くぞ!」
ドラゴン「ギャァァァァス!」
同僚女「きゃああっ! ドラゴンだわ! 初めて見た!」パシャッパシャッ
男「ぼくらを通せんぼするつもりのようですね」
男「30秒待ってて下さい。すぐに決着をつけます!」
男「行くぞ!」
ドラゴン「ギャァァァァス!」
73: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 01:17:02.947 ID:Vg9p7mcz0.net
ドラゴン「ジャブ! ジャブ! ジャブ!」シュッシュッシュッ
男「くっ!」
ドラゴン「火を吐く! ……と見せかけてジャブ!」シュッ
ドラゴン「ジャブ! ジャブ!」シュッシュッ
ドラゴン「尻尾を振りまわす! ……と思わせてジャブ!」シュッ
男「くっ……!」
同僚女(なんというジャブの連打! 男君が防戦一方だわ! アドバイスしないと!)
同僚女「男君、ボクサーは足への攻撃に弱いわ!」
男「なるほど! ローキック!」ベシッ
ドラゴン「いてっ! ギ、ギブアップ!」
男「くっ!」
ドラゴン「火を吐く! ……と見せかけてジャブ!」シュッ
ドラゴン「ジャブ! ジャブ!」シュッシュッ
ドラゴン「尻尾を振りまわす! ……と思わせてジャブ!」シュッ
男「くっ……!」
同僚女(なんというジャブの連打! 男君が防戦一方だわ! アドバイスしないと!)
同僚女「男君、ボクサーは足への攻撃に弱いわ!」
男「なるほど! ローキック!」ベシッ
ドラゴン「いてっ! ギ、ギブアップ!」
77: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 01:20:21.015 ID:Vg9p7mcz0.net
同僚女(ドラゴンを倒すと、炎も凍りそうな極寒の大地が私たちを待ち受けていた)
ビュオォォォォォ……!
同僚女「さ、寒い!」
男「なにしろ-150℃ですからね……」
男「ぼくが抱きしめてれば、寒いですが体温低下は防げます」ギュッ…
男「しばらく我慢して下さい」
同僚女「あ、あ、ありがと……」ガチガチ…
ビュオォォォォォ……!
同僚女「さ、寒い!」
男「なにしろ-150℃ですからね……」
男「ぼくが抱きしめてれば、寒いですが体温低下は防げます」ギュッ…
男「しばらく我慢して下さい」
同僚女「あ、あ、ありがと……」ガチガチ…
80: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 01:23:32.091 ID:Vg9p7mcz0.net
グツグツ…… ボコボコ……
同僚女「今度は暑いわ……」
男「ここは溶岩地帯です。あの溶岩に触れたら、骨はおろか魂まで溶けてしまいます」
男「絶対に触らないようにして下さいね」
同僚女「ノドが渇いちゃった……」
男「でしたら、ぼくの汗をなめて下さい」
同僚女「うん……あ、ポカリスエットの味がする!」ペロペロ…
男「ぼくは七種類の汗を出せますから」
同僚女「今度は暑いわ……」
男「ここは溶岩地帯です。あの溶岩に触れたら、骨はおろか魂まで溶けてしまいます」
男「絶対に触らないようにして下さいね」
同僚女「ノドが渇いちゃった……」
男「でしたら、ぼくの汗をなめて下さい」
同僚女「うん……あ、ポカリスエットの味がする!」ペロペロ…
男「ぼくは七種類の汗を出せますから」
84: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 01:26:25.376 ID:Vg9p7mcz0.net
クイズ魔神「ようこそ、クイズ空間へ!」テレッテー
同僚女「なんなのこいつ!?」
男「クイズ魔神です。彼のクイズを間違えると即死しますので、うかつに声を出さないように!」
同僚女「うん!」
クイズ魔神「問題」
クイズ魔神「ぼたもちは春はぼたもち、秋はおはぎと呼ぶが、夏と冬は?」
男「夜船と北窓!」
クイズ魔神「正解だ。通るがいい」
同僚女「なんなのこいつ!?」
男「クイズ魔神です。彼のクイズを間違えると即死しますので、うかつに声を出さないように!」
同僚女「うん!」
クイズ魔神「問題」
クイズ魔神「ぼたもちは春はぼたもち、秋はおはぎと呼ぶが、夏と冬は?」
男「夜船と北窓!」
クイズ魔神「正解だ。通るがいい」
89: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 01:29:29.710 ID:Vg9p7mcz0.net
パァァァァァァ…
同僚女「まぁ、光り輝いていてキレイな空間ね……まるで天国だわ」
天使A「コッチヘオイデ……」
天使B「イラッシャイ……」
同僚女「可愛らしい坊やたちだこと……」
男「ダメです! 天使の誘いに乗ってはいけません!」
同僚女「えっ!?」
男「誘いに乗ったら最後、一瞬で魂を抜き取られてしまいます!」
同僚女「危ないとこだったわ!」
同僚女「まぁ、光り輝いていてキレイな空間ね……まるで天国だわ」
天使A「コッチヘオイデ……」
天使B「イラッシャイ……」
同僚女「可愛らしい坊やたちだこと……」
男「ダメです! 天使の誘いに乗ってはいけません!」
同僚女「えっ!?」
男「誘いに乗ったら最後、一瞬で魂を抜き取られてしまいます!」
同僚女「危ないとこだったわ!」
91: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 01:33:09.589 ID:Vg9p7mcz0.net
男「さ、今日はここでキャンプしましょう」
同僚女「うん……」
同僚女「ところで、もう一週間ぐらい経過したけど、会社どうしよう……」
男「大丈夫ですよ、この地域は時間の進み方がとても早いんです」
男「なので、会社を出てからまだ二時間と経っていません」
同僚女「そうなんだ……」
同僚女「でも老けるのが早くなっちゃったりしない?」
男「その点はご心配なく!」
同僚女「うん……」
同僚女「ところで、もう一週間ぐらい経過したけど、会社どうしよう……」
男「大丈夫ですよ、この地域は時間の進み方がとても早いんです」
男「なので、会社を出てからまだ二時間と経っていません」
同僚女「そうなんだ……」
同僚女「でも老けるのが早くなっちゃったりしない?」
男「その点はご心配なく!」
92: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 01:35:08.226 ID:Vg9p7mcz0.net
同僚女(あれから幾つの難関をくぐり抜けただろうか)
同僚女(雷雲の谷、死神軍団、絶望の集落、ハイパーブラックホールなどを突破し、ようやく……)
男「さ、見えましたよ!」
男「あれがぼくの実家です!」
同僚女「わぁっ、大きい! まるでお城じゃない!」
男「お父さんはここら一帯の王なので……」
同僚女「へえ、そうなんだ」
男「どうぞ! 中にお入り下さい!」
同僚女(雷雲の谷、死神軍団、絶望の集落、ハイパーブラックホールなどを突破し、ようやく……)
男「さ、見えましたよ!」
男「あれがぼくの実家です!」
同僚女「わぁっ、大きい! まるでお城じゃない!」
男「お父さんはここら一帯の王なので……」
同僚女「へえ、そうなんだ」
男「どうぞ! 中にお入り下さい!」
93: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 01:38:54.086 ID:Vg9p7mcz0.net
同僚女「ところで、ご両親はどんな人なの?」
男「どんな人といわれても、普通の人ですよ。平凡な両親です」
同僚女「うーん……たとえば身長は?」
男「どちらも160ぐらいですね」
同僚女「へぇ~、男君は170はあるのに、二人とも小さいんだ」
男「どんな人といわれても、普通の人ですよ。平凡な両親です」
同僚女「うーん……たとえば身長は?」
男「どちらも160ぐらいですね」
同僚女「へぇ~、男君は170はあるのに、二人とも小さいんだ」
96: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 01:42:40.190 ID:Vg9p7mcz0.net
父(160m)「お帰り」
母(160mm)「お帰りなさい」
同僚女(やっぱりこういうことか……)
男「あのお父さんお母さん、今日はぼくから頼みがあるんだ」
父「なんだい?」
母「なにかしら?」
同僚女(あ、お母さんの方が声が大きいんだ)
母(160mm)「お帰りなさい」
同僚女(やっぱりこういうことか……)
男「あのお父さんお母さん、今日はぼくから頼みがあるんだ」
父「なんだい?」
母「なにかしら?」
同僚女(あ、お母さんの方が声が大きいんだ)
98: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 01:46:24.191 ID:Vg9p7mcz0.net
男「ぼく、同僚女さんと一緒に暮らしたいんだ!」
男「だから今日でこの家を出ていく!」
父「な、なんだと!?」
母「いけないわ、そんなこと!」
男「!」ビクッ
男「ど、どうして……?」
男「だから今日でこの家を出ていく!」
父「な、なんだと!?」
母「いけないわ、そんなこと!」
男「!」ビクッ
男「ど、どうして……?」
102: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 01:51:09.881 ID:Vg9p7mcz0.net
父「だって……なぁ?」
母「ええ、外の世界はあまりにも危険すぎるわ!」
男「ううっ……それはそうだけど……」
父「だろう?」
母「実家を出るのはもっと経験を積んでからになさい」
同僚女(ここは私が助け船を出さないと!)
同僚女「なにいってるんですか! 外の世界よりこの世界の方がよっぽど危険ですよ!」
父「うむむ……」
母「うぐぐ……」
母「ええ、外の世界はあまりにも危険すぎるわ!」
男「ううっ……それはそうだけど……」
父「だろう?」
母「実家を出るのはもっと経験を積んでからになさい」
同僚女(ここは私が助け船を出さないと!)
同僚女「なにいってるんですか! 外の世界よりこの世界の方がよっぽど危険ですよ!」
父「うむむ……」
母「うぐぐ……」
103: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 01:54:37.798 ID:Vg9p7mcz0.net
父「たしかに……いつまでも実家やこの世界でぬくぬくしていては自立心が養えぬ」
父「この娘のいうとおり、危険かもしれぬ」
母「おっしゃるとおりね、あなた」
同僚女(そういうことじゃないけどまあいいや)
父「しかしなぁ……」
母「そんな急にはねえ……」
男「お願いだよ、お父さんお母さん!」
父「うむむむ……わしは押しに弱いのだ……」
父「この娘のいうとおり、危険かもしれぬ」
母「おっしゃるとおりね、あなた」
同僚女(そういうことじゃないけどまあいいや)
父「しかしなぁ……」
母「そんな急にはねえ……」
男「お願いだよ、お父さんお母さん!」
父「うむむむ……わしは押しに弱いのだ……」
104: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 01:57:48.925 ID:Vg9p7mcz0.net
父「よかろう……許す!」
父「お嬢さん、息子をよろしくお願いします」
母「甘やかして育ててしまったから苦労するかもしれないけど、よろしくね」
同僚女「はいっ!」
同僚女「これで私たち、晴れて一緒に暮らせるわね!」
男「嬉しいです!」
父「お嬢さん、息子をよろしくお願いします」
母「甘やかして育ててしまったから苦労するかもしれないけど、よろしくね」
同僚女「はいっ!」
同僚女「これで私たち、晴れて一緒に暮らせるわね!」
男「嬉しいです!」
105: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 02:01:04.536 ID:Vg9p7mcz0.net
同僚女のマンション――
同僚女「ここが私のマンションよ」
男「広いですし、キレイな部屋ですね~」
男(それにいい匂いがする……)クンクン
同僚女「実はさ……」
同僚女「私、ホントはあなたにそんなに興味ってなくて」
同僚女「ちょっとの間、二人暮らしってのをやってみたかった、ぐらいのつもりだったんだよね」
同僚女「どうせあなたなら、手ぇ出してこないって分かってたし」
男「あ、そうなんですか……(やっぱり……)」
同僚女「だけど、私……あの実家への旅路であなたに本気で惚れちゃったみたい」
同僚女「あんなにたくましくて頼りがいがあるなんて、知らなかったから……」
男「え……!?」
同僚女「ここが私のマンションよ」
男「広いですし、キレイな部屋ですね~」
男(それにいい匂いがする……)クンクン
同僚女「実はさ……」
同僚女「私、ホントはあなたにそんなに興味ってなくて」
同僚女「ちょっとの間、二人暮らしってのをやってみたかった、ぐらいのつもりだったんだよね」
同僚女「どうせあなたなら、手ぇ出してこないって分かってたし」
男「あ、そうなんですか……(やっぱり……)」
同僚女「だけど、私……あの実家への旅路であなたに本気で惚れちゃったみたい」
同僚女「あんなにたくましくて頼りがいがあるなんて、知らなかったから……」
男「え……!?」
109: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/20(火) 02:04:21.984 ID:Vg9p7mcz0.net
同僚女「だから……」ヌギッ
男「え、え……!?」
男「あ、あのっ! ぼくそういうのしたことなくって……」ドキドキ…
同僚女「大丈夫、手取り足取り教えてあげるから……」
同僚女「今日は危険日だけど……いいよね?」スッ…
男「あ、あの……ぼくっ……あっ……!」ドサッ
男(お父さん、お母さん……外の世界はやっぱり危険な魅力でいっぱいです……!)
おわり
男「え、え……!?」
男「あ、あのっ! ぼくそういうのしたことなくって……」ドキドキ…
同僚女「大丈夫、手取り足取り教えてあげるから……」
同僚女「今日は危険日だけど……いいよね?」スッ…
男「あ、あの……ぼくっ……あっ……!」ドサッ
男(お父さん、お母さん……外の世界はやっぱり危険な魅力でいっぱいです……!)
おわり
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