次の日　朝

男「はぁーーー！よく寝た！」

男「やっぱ幼馴染とキスしながら寝ると快眠だな」ｷﾞｭｯ

幼馴染「………んん、あさぁ？」

男「幼馴染！おはよう」

幼馴染「おはよう…」

男「学校行かなきゃ！俺は家戻ってるな！」

男「幼馴染も早く学校行く準備しとけよ！」　

通学路

幼馴染「やっぱおかしい…何でボクが男とキスしなくちゃいけないんだ？」

幼馴染「ボクになんのメリットもないじゃないか」

男「俺を助けるつもりで　な？」

幼馴染「うーん…納得行かない…」

学校

女「幼馴染！」

幼馴染「どうしたの？」

女「今度アタシと幼馴染と女友三人でスキー行かない？」

女「たしか、幼馴染スノボ得意だったよね？」

幼馴染「行く！　スキーは得意なんだ！」

女「じゃあ明日から一泊二日楽しもー！」

女友「女の子三人で楽しもう！」

幼馴染「うん！」　

その夜

幼馴染「…それで、またボクとキスするの？」

男「あたりまえだろ？　寝れないんだから」

幼馴染「………」

男「よろしくな！」ﾄﾞｻｯ

幼馴染「ｳﾜｯ!」

幼馴染「急に押し倒すとか…反則だよ！」

男「電気消すな」ﾊﾟﾁｯ

幼馴染「あぅぅ…」

男「幼馴染…」ｷﾞｭｯ　

幼馴染「ん…」

ちゅっ…ちゅううううっ… 

男「んっ…にゅ、にゅう…」 

幼馴染「んはっ…はう、んっ…」 ｷﾞｭｯ





男「…ぷはっ…はぁ、はぁ」 

幼馴染「ん…はぁ、はぁ…」ｷﾞｭ-

男「…明日もよろしくな」

幼馴染「…明日はできない」

男「なんでだよ！」

幼馴染「スキーに行くから」

男「なに！？」　

男「なんだとおおおおお！」

男「俺もついてく！　ついてく！」

幼馴染「無理だよ！女の子の三人で行くんだから！」

幼馴染「一日ぐらい我慢してよ！」

男「俺は…終わりだ…」

男「明日は徹夜だな…」

スキー場

女「幼馴染ちゃんすごい！」

女友「スノボうますぎでしょ！」

幼馴染「そんなことないよ///」

スキー場　宿　夜

幼馴染「えぇー！ボクってそんなにモテてたの!?」

女友「けっこうすごいよ　クラスの男子の半分くらいには好かれてるんじゃないかしら？」

幼馴染「ボクは髪も短いし、胸もあんまりないのに…」

女「そ　こ　よ！ボーイッシュな子は案外需要あんのよ！」

女「ボーイッシュって、なりたくてもなれるモンじゃないのよ！」

女「顔も整ってなきゃいけないし！」

女友「要するに幼馴染はかなりかわいいってこと！」

女「あと幼馴染は好きな人いるでしょ？」

幼馴染「えぇ！？そんなことないよ！」

女「いや…あんた男くんのこと好きでしょ？」

幼馴染「違うよ！別に！好きじゃないもん！」

女「でもいっつも一緒にいるじゃん」

幼馴染「それはあいつと幼馴染なだけで…」


ﾜｲﾜｲ　ｶﾞﾔｶﾞﾔ…




女「そろそろねよっか」ｵﾔｽﾐｰ

女友「zzzzzz」

女「zzzzz」

幼馴染「……」

深夜3時

女「ｸﾞｵｰｸﾞｵｰ」

女友「ｸﾞｵｰｸﾞｵｰｸﾞｵｰｸﾞｵｰｸﾞｵｰｸﾞｵｰ」

幼馴染「……」

幼馴染（ボクってあいつのこと好きなのかなぁ…）

深夜4時

幼馴染（…ねれない！）

幼馴染（おかしい！　何でねれないんだ！」

幼馴染（レッドブルーでものんだかなぁ？）

幼馴染（なんか落ち着いてねれないよ！）

幼馴染（あいつの顔が浮かんできて寝れない！）

幼馴染（なんでだろ…）

幼馴染（………キス…）

幼馴染（キス…ボクもあれ無いとねれないのかなぁ…）

幼馴染（男としてるうちにボクもキスしないと寝れない体になっちゃったのかなぁ…）

幼馴染（ぜんぜん寝れない…）

その頃
男「今日は寝ないで（寝れないから）カラオケ大会だあああああ！！！！」

友「うおおおおおおお！！！深夜テンションマックスだぜええええええ！！！！」

友2「それでは聞いてください！NONA REEVESで【透明ガール】！」　　

男「いえええええええええええええい！」

幼馴染「ただいまー…」

幼馴染母「どうしたの？顔色悪いよ？」

幼馴染「ぜんぜん寝れなくて…」

幼馴染母「大丈夫？ゆっくり休みなさい」

幼馴染「うん」

幼馴染部屋

幼馴染（男とキスして早く寝たいかも…）

男部屋

男「一日くらいの徹夜なら案外行けるな！」

窓　ｶﾞﾗﾗｯ

男「幼馴染！」

幼馴染「キスして！」

男「え？　どういう風の吹き回しですか！？」

幼馴染「ボクもキスしないと寝れなくなっちゃったみたいで…」

男「マジか！」

幼馴染「うん…」

男「じゃあするか！」

幼馴染「うん…」ｷﾞｭｯ

ある日　学校

先生「…では明日から修学旅行なので忘れ物しないように！」

男（修学旅行か…部屋が別々だから三泊幼馴染とキスできないのは死に等しい…どうしたものか…）

男（…泊まるホテルは名古屋東急ホテルか…）

男「！」

当日　新幹線

男「名古屋いくぞおおおおおお！」

友「新曲」

友2「ダイナモ感覚ダイナモ感覚！YO!YO!YO!」

友「DJDJ……」

女「相変わらず男子うるさいね」

女友「ほんそれ」

幼馴染（男と三日間もキスできないなんて…どうしよう…昼間のうちにしても意味ないし…）

名古屋

男「ついたぞー！」

友「うおおおおおお！」

先生「じゃあ5時にホテルに戻ってきてくださーい！」

名古屋ボストン美術館

男「なぜ美術館なんだ…」

友2「ここがいいんだよ…」

友「友2の謎センスに困惑…」

ミッドナイトスクエア

男「映画見るぞ！」

友「何で修学旅行まで来て映画なんだよ…」

男「だってこの映画この映画館でしかやってないんだよ！」

友「俺等その『熾烈の線形独立』とかいう映画ぜんぜん見たくないんだけど…」

男「いいから！」



友「めっちゃ悲しい話だった」

友2「まさか恋愛ものだったとは…」

男「特に最後の『あなたとはあたしはもう線形独立…お互い別々なのよ』って言うシーンはマジ泣けたな」

ホテルロビー

幼馴染「凄いいいホテルだ！」

女「高級感凄いね」

男「疲れたー」

幼馴染「あ！男！」

男「ん？」

幼馴染「楽しかった？」

男「まあまあ」

友「まあまあ？　めちゃくちゃはしゃいでたぞコイツ」

友2「女子の前でだけクール振りやがって、殺すぞ？」

男「ええ…」

幼馴染「へぇー男もたのしかったんだね！」

男「まあな」

幼馴染「…あのさ、」

男「ん？」

幼馴染「…今日、どうしよう？」

男「何が？」

幼馴染「…アレだよ」

男「ああ！寝るときの？」

幼馴染「…//うん」

男「それなら対策がちゃんとあるから22時になったらロビーのソファに座っててくれ」

幼馴染「わかった！」

ホテル　部屋

友2「スゲーいい部屋じゃん！」

男「スゲーな…」

友「あ、そうだ！」

男「？」

友「覗きしたい！」

友2「あ^～いいっすね」

男「は？」

友「修学旅行なんだから当然だろ？」

友2「そうだよ（便乗）」

男「…で、誰の裸みたいんだよ？」

友「幼馴染さんと女は外せないな」

男（幼馴染の裸…）

男「……乗った」

友「話のわかるやつだ」

友2「でもここ調べたけど大浴場ないから各部屋で風呂に入るから覗けないぞ」

友「そんなことはない！」

友「換気ダクトの中を通るんだ！」

友「このホテルの設計図だ」

男「！　換気ダクトが全室の風呂に繋がってる！」

友2「確かに　これならバレるリスクも少ないな！」

友「ダクトはこの部屋の風呂場の天井から行けるぜ」

友2「心の友よ！」

男「いくぞおおおおお、！！！」

ホテル　女子部屋

女「はい！　ウノって言ってない！」

女友「またか！　幼馴染ちゃんも甘いよ」

幼馴染「ボクあんまりウノ強くないんだよね」

女「そろそろ幼馴染ちゃん風呂入ってきたら？」

幼馴染「そうする」

ダクト内部

男「…で、どこらへんまで来たんだ」ﾊｧﾊｧ

友「…この蓋を開ければそこは女子部屋の風呂場だ」

友2「おお！」

友「開けるぞ…」ガチｬ

男「なんも見えないぞ」

友「もう一枚奥に扉がある！」

友2「二重構造なのか」

友「俺じゃ手が届かない」

友「男！頼む、」

男「オッケー」ガチャガチャ

男「意外と扉が遠いな」ｽﾞﾙｯ

男「ヤベッ！」

風呂

幼馴染「シャワーきもちいい」ｼｬｰ

ｶﾞﾀｶﾞﾀ

幼馴染「？　天井から変な音が…」

ﾄﾞｼｰｰｰﾝ　ｶﾞｯﾁｬｰﾝ

友「男が落ちた！」

友2「やべぇよやべぇよ…」

友「男には悪いが退散！」

幼馴染「！？」

男「…いてててて」

幼馴染「男！？？？？」

男「幼馴染…」

男「裸じゃないか…」

幼馴染「………！！！！！！」

幼馴染「////何でボクが裸のところに来るんだよ！」

男（手でかろうじて隠してる幼馴染可愛いなぁ）

幼馴染「////////早く出てってよ！」

男「え？　ごめんごめん」ｶﾞﾁｬｯ

女「！」

女友「何でアンタがここに？」

男「いろいろありまして…」

女「とりあえず大富豪やらない？」


男「結局、幼馴染が、風呂上がるまで部屋に返してくれなかった…」

男（幼馴染の、裸眼福でした…）

男部屋

男「ただいまー」

友「おお！友よ無事だったか？」

男「何が友だ！見捨てやがって！」

友2「仕方ないだろ！あの状況じゃ逃げるしかないだろ！」

友「でも大丈夫だったのか？」

男「細かいこと気にしない人たちで助かったよ」

就寝時間

友「もちろん寝ないよな！」

友「どうするよ？」

男（もうすぐ22時か…）

男「俺は用事有るからじゃあな」

モブ「おい！お前ら！女子部屋でリア充太刀が　　してるらしいぞ！」

友「俺らもおこぼれに預かれるかもしれん」

友2「急げ！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

男（そろそろロビー行くか）

ロビー

幼馴染（まだかなぁ…）

幼馴染（あ！来た！）

幼馴染「男！」

男「ごめん待たせたな」

幼馴染「…でどうするの？」

男「これさ」ﾋﾟﾗｯ

幼馴染「これって…カードキー？」

男「実はこのホテルはエクゼクティブフロアってのがあってそのフロアは普通の客は入れないんだ」

幼馴染「でも私達も入れないよ？」

男「だから、俺はこの日にこのエクゼクティブルームを予約したんだ」

男「ここなら絶対に先生も来れない」

男「なぜなら、エクゼクティブフロアはエクゼクティブルームの宿泊者しか入れないから」

幼馴染「凄いね…ボクと抱き合ってキスするためにここまでするんだ…」

男「寝れないとか死活問題だからな」

男「お前も寝れないのはやだろ？」

幼馴染「うん…」

男「じゃあ行こっか！」

エグゼクティブルーム

男「広い…」

幼馴染「凄いね」

ボフッ

男「じゃあ寝ようぜ！」

幼馴染「まだ寝るには早いよ？」

男「じゃあ寝ながら話そう」

幼馴染「男ってさボクがほかの人と結婚したら寝るときどうするの？」ｷﾞｭｰ

男「ええ！？…考えてなかった！　どうしようか？」

男「うーん…」

男「!　幼馴染と、結婚すればすむ話だ！」

幼馴染「え！？…結婚するの？」

男「幼馴染以外脈ありそうなヤツもいないしな」

幼馴染（どうしよう////…男と、結婚…赤ちゃんとか…）ｷﾞｭｰ

男「ちょっ！　幼馴染、抱きしめるの強すぎ痛い痛い！」

幼馴染「////」ｷﾞｭｰ

男「そろそろ寝るか」ｷﾞｭｰ

幼馴染「…ん」

男「…はむっ」

幼馴染「んん、ん、」

男「おさなっ…はむっ」

幼馴染「……んんん、」

男「幼馴染…好きだよ」

幼馴染「んん…」ｷﾞｭｰ

幼馴染「…ボクも」

おわり

おまけ


朝

男「ハッ！今何時だ」

時計「8時半」

男（ヤベッ！早く起きてバレないように部屋に戻るの忘れてた！）

男「おい！幼馴染おきろ！」ﾕｻﾕｻ

幼馴染「…？　おとこぉ？おはよぅ？」

男「早く行くぞ！」

幼馴染「やだっ！」ｷﾞｭｰ

男「ちょっ！マジでヤバいから！停学モンだから！」

幼馴染「…やだっ！」ｷﾞｭｰ

男「寝ぼけてないで早く目を覚ませ！」

ロビー前　朝の集合場所

男「なんとか間に合った…」

友「あ！男！お前、昨日の夜どこ行ってたんだよ！」

友2「　　最高だったぜ！」

男「いや…ちょっとね私…　　捨ててましたーーーー！」

友「はああああああ！！？」

友2「ふざけんな！こっちはまだ　　　までだぞごらぁ！」

友「誰とだよ！」

男「いやぁ…幼馴染」

友ﾄﾞｻｯ「俺達の幼馴染が…」

友2「ふざけんなよ…」

友「死ぬ寸前まで痛めつけてやるからなぁ？」

友2「おじさん怒らせちゃったね！？」

男「…え？」　

男「ぎゃあああああああああ！！！！」

女「じゃあ、幼馴染の面倒は男がみるんだね！」

男「幼馴染！」ﾁｭｯ

男「一生幸せにするよ」

幼馴染「///////////！！！」

幼馴染「…///うん！」

　　　　　　　　　　　END

本当におまけ

２日目　東京観光

男「今日は東京か」

先生「じゃあ５時までに帝国ホテルに戻ってきてくださーい！」

友「男ーどこ行くよ？」

男「やっぱ東京といえば浅草っしょ？」

浅草　

やげん堀本舗

友「スゲー　ここの唐辛子や自分の好きなヤツ入れてくれるぞ！」

男「ここの粉山椒がさいこうなんだよな！」

男「唐揚げにかけるもよし！鰻にもよし！香り高いからなんにでも合う最高級の山椒なんだよ！」

友2「この七味一つくださーい」

男「人の話きいてた！？」

スカイツリータウン

女「すごい高いねスカイツリー…」

幼馴染「整理券の時間が15時だからそれまでスカイツリータウンで時間潰さなきゃね」

女友「このチョコレートカフェ行きたい」　　


満願堂

友「ここの芋金最高にうまいな」

男「ソフトクリームも絶品」

友2「お土産用に芋金12個くださーい」


マックスブレナー

女「ここのマシュマロピザめちゃくちゃおいしい！」

幼馴染「この、チョコレートドリンクは甘すぎるね…」

女友「けっこう値段がたかい…」

本当におわり