1: こずかほ (ワッチョイ f312-4a79) 2024/02/27(火) 11:04:17 ID:zpD1jJx.00
前回作でご要望がありました「適度な花帆虐」を書いてみました
[節分 -魅-] 乙宗梢の特訓ボイスを基にしています。

ライグラ終わって改めてゆっくり聞きましたがこの特訓ボイス凄いですね

2: こずかほ (ワッチョイ f312-4a79) 2024/02/27(火) 11:05:25 ID:zpD1jJx.00
放課後 部室

梢「それでは花帆、練習に行きましょうか」

花帆「はいっ!」

つい先日まで行っていたシャッフルユニット企画は無事成功で終わり、いつものユニットでの練習の日々に戻る。
シャッフルユニットはそれはとても楽しかったのだけれど、ただ花帆と触れ合う機会が非常に少なくなってしまってどこか寂しくもあった。
それゆえに再びこうして花帆と練習が出来る日常に戻ったのはどこかほっとする、というか…
いけないわ、今は練習中よ。私としたことが。

3: こずかほ (ワッチョイ f312-4a79) 2024/02/27(火) 11:06:08 ID:zpD1jJx.00
そんなことを考えていると

花帆「梢センパイ?」

と目の前で私のパートナーが首をちょこんとかしげて聞いてくる。
嗚呼、花帆あなたはとても可愛いわ。

梢「ごめんなさい。少し考え事をしていたの。さあ、練習を始めましょう」

花帆「はいっ」

本当に目をキラキラさせながら楽しそうに練習をする花帆を見ているととても愛おしく、甘やかしてあげたい気分になってしまう。

梢「…」

梢(花帆に鬼って、呼ばれてみたいわね…)

4: こずかほ (ワッチョイ f312-4a79) 2024/02/27(火) 11:07:44 ID:zpD1jJx.00
私自身何でそんな感情に至ったのかはわからない。
しかし、どうしても花帆に鬼と言われたいのだけれども…
そこに理由など存在しない。

花帆「梢センパイ??どうしたんですか?」

梢「ごめんなさい。何でもないのよ…」

花帆「さっきからセンパイ上の空ですよ。何かありました?」

梢「本当に何でもないの。練習を続けましょう」

まだ怪訝そうな顔をしている花帆を何とか誤魔化して、練習を続ける。
とてもじゃないけれど、あんな不純な感情、花帆に言えたものではないわ。

5: こずかほ (ワッチョイ f312-4a79) 2024/02/27(火) 11:09:11 ID:zpD1jJx.00
梢「………」

しかしこの感情は収まるばかりか練習すればするにつれて次第に大きくなっていく。

花帆「ふぅ。今日もたくさん練習しましたね!もうこんな時間ですよセンパイ。そろそろ部室に引き上げましょう」

梢「花帆。」

花帆「はい。何ですか?」

梢「まだよ。もう少し練習しましょう?」

花帆「え。でもそろそろ部室に行かないとみんな戻ってきちゃいますよ」

梢「大丈夫よ。さっきの休憩時間中に部室のホワイトボードに私たちは居残り練習する旨書いてきたわ。」ニコッ

花帆「さっき急にいなくなったのはそのためだったんですか!?」

6: こずかほ (ワッチョイ f312-4a79) 2024/02/27(火) 11:11:54 ID:zpD1jJx.00
梢「ふふっ」

花帆「でもあたし疲れちゃいましたよ~」

梢「大丈夫よ、花帆。私も疲れているわ。でも適度に疲れている時こそ体に変な力が入らずにいいパフォーマンスが出来るものよ。さ、始めましょう」

花帆「え~~~」

梢(花帆、鬼と言ってちょうだい)

花帆「分かりました!梢センパイがそこまで言うならやりましょう」

梢「」

花帆「あたし、梢センパイのこと信じてますから!」キラキラ

7: こずかほ (ワッチョイ f312-4a79) 2024/02/27(火) 11:14:27 ID:zpD1jJx.00
そんな目で見ないで頂戴。
私の不純な動機のために適当な理由をつけただけなのだけれど。
花帆のそんな目を見たら罪悪感が出てきてしまうわ。
しかしここは心を鬼にしなければならないわね。

~30分後~

花帆「はぁはぁはぁ~」

梢「花帆。素晴らしいわね。」

花帆「ありがとうございます…」

梢「じゃあ、次は筋トレよ」

花帆「え~まだやるんですか」

梢「ええ」

8: こずかほ (ワッチョイ f312-4a79) 2024/02/27(火) 11:19:11 ID:zpD1jJx.00
花帆「分かりました!」

まだ、鬼と言ってくれないのかしら。

梢「筋トレの後はランニングね」

花帆「ええ?!流石にそれはきついですって!」

梢「その後は…」

花帆「梢センパイの鬼っ!」

梢「」ゾワゾワ

9: こずかほ (ワッチョイ f312-4a79) 2024/02/27(火) 11:24:24 ID:zpD1jJx.00
梢「花帆、今何て言ったのかしら」

花帆「梢センパイの鬼、って言ったんです」プンスカ

梢「」ゾワゾワゾワゾワ

ああ、なんて快感なのかしら。
もっともっと言ってほしいのだけれど、流石にこれ以上は可哀そうだからやめておこうかしら。

16: こずかほ (ワッチョイ f312-4a79) 2024/02/27(火) 16:47:09 ID:zpD1jJx.00
梢「冗談よ。練習、終わりにしましょう」

花帆「ほんとですか」パアッ

梢「ええ。ああ言ってしまったのだけれど、オーバーワークも良くないわ」

花帆「梢センパイ、やっぱり、鬼じゃないです!」キラキラ

梢「………」

私ったら何で少しがっかりしてしまっているのかしら。
今日の私は自分でもおかしい。

17: こずかほ (ワッチョイ f312-4a79) 2024/02/27(火) 16:48:09 ID:zpD1jJx.00
可愛い後輩に鬼と言われる喜びを味わいたい、なんて誰にも言えないわ。
でも、もう1回だけ聞きたくて。

梢「明日は今日よりもっと練習量を増やそうかしらね」フフッ

花帆「やっぱり梢センパイは鬼ですっ!」ウルウル

梢「」ゾワゾワゾワゾワ

たまらないこの快感。
そして花帆の少し困ったような顔、何とも愛おしい。
本当にどうしちゃったのかしら私。

18: こずかほ (ワッチョイ f312-4a79) 2024/02/27(火) 16:50:01 ID:zpD1jJx.00
花帆「梢センパイ?やっぱり何か今日おかしいですよ?」

梢「そうかしら?普段通りだと思うのだけれど。」

そう言って誤魔化そうとしたのに。

花帆「いえ。おかしいです。あたしには分かります。だって、ずっと梢センパイの隣で一緒にいたんですもん。何かあったのなら話聞きますので、話してください」

この子は本当に優しい。
本当に私のことをよく見ていてくれる。
そんな花帆を己の身勝手な動機で試そうとしていたことに恥ずかしくなる。

梢「別に、何もないわ//ただ、そうね。あなたと久々の練習だったからつい気合いが入ってしまったのかもしれないわね」

そう。花帆との久々の2人での練習に嬉しくなったのは本心。

花帆「梢センパイ。あたしも、久々のスリーズブーケの練習、すっごく楽しいですよ!」

花帆「あたし、シャッフルユニットやって思ったんです。もちろん、慈センパイのこと大好きですし、かほめぐ♡じぇらーともすっごく楽しかったですよ。でも、あたしの隣はやっぱり梢センパイなんだなって思いました!」

20: こずかほ (ワッチョイ f312-4a79) 2024/02/27(火) 17:03:51 ID:zpD1jJx.00
梢「花帆…」

花帆「だから、これからもあたしの隣でずっといてくれたら嬉しいです」ニコッ

嗚呼、花帆がたまらなく可愛い。
さっきまでの感情とは逆に今度は思いっきり甘やかしたい。
そんなことをボーっと考えていると。

花帆「梢センパイ」ボソッ

耳元で囁いてくる花帆。

21: こずかほ (ワッチョイ f312-4a79) 2024/02/27(火) 17:05:48 ID:zpD1jJx.00
梢「な、何かしら」ゾワゾワ

花帆「またいつでも鬼って言ってあげますね」ボソッ

梢「!?な、何のことかしら???」

花帆「あはは、動揺しすぎですよ」

梢「花帆?」

花帆「そろそろ寮に帰りましょう、梢センパイ」

梢「花帆、さっきのは何?」

花帆「ん~何のことでしょうか?」フンフン

梢「………」

花帆「さっきも言いましたよね?あたしは梢センパイのことが分かるって」フンフン

梢「みんなには黙っててもらえるかしら?」

22: こずかほ (ワッチョイ f312-4a79) 2024/02/27(火) 17:11:43 ID:zpD1jJx.00
花帆「考えておきます」

梢「ちょ///」

花帆「嘘です。誰にも言いませんよ。だってあたしだけが知っている梢センパイの一面ですから。それになんだかんだ最後は甘やかしてくれますしね」

梢「私はあなたには勝てないかもしれないわね」

花帆「そうです。梢センパイは、花帆には勝てないのです」イェーイ

梢「ふふっ。」

23: こずかほ (ワッチョイ f312-4a79) 2024/02/27(火) 17:16:14 ID:zpD1jJx.00
梢「ふふっ。」

梢「ねえ、花帆」

花帆「はい、なんでしょう?」

梢「このあと、予定は空いているかしら?」

花帆「空いてますよ~」

梢「そう…」

花帆「………」

梢「………」

24: こずかほ (ワッチョイ f312-4a79) 2024/02/27(火) 17:17:13 ID:zpD1jJx.00
花帆「あ、梢センパイの部屋に遊びに行ってもいいですか?」

梢「え?」

花帆「梢センパイの紅茶、飲みたくなっちゃいました!」

梢「ふふっ。いいわよ。」

花帆「やった~。久々のスリーズブーケでのお茶会しましょうね」

梢「そうね」

花帆「じゃあ、一旦着替えて準備するので。また後で」

梢「ええ。また後でね」


花帆、この後いっぱいあなたを甘やかしてあげるわね。





おしまい

引用元: SS 梢「花帆に鬼と呼ばれたいのだけれど…」